JPS6351699B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6351699B2 JPS6351699B2 JP57070064A JP7006482A JPS6351699B2 JP S6351699 B2 JPS6351699 B2 JP S6351699B2 JP 57070064 A JP57070064 A JP 57070064A JP 7006482 A JP7006482 A JP 7006482A JP S6351699 B2 JPS6351699 B2 JP S6351699B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical fiber
- output end
- working
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 78
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 9
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 8
- 229910052732 germanium Inorganic materials 0.000 description 4
- GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N germanium atom Chemical compound [Ge] GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- SBIBMFFZSBJNJF-UHFFFAOYSA-N selenium;zinc Chemical compound [Se]=[Zn] SBIBMFFZSBJNJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002679 ablation Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 150000004820 halides Chemical class 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 125000005395 methacrylic acid group Chemical group 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- PGAPATLGJSQQBU-UHFFFAOYSA-M thallium(i) bromide Chemical compound [Tl]Br PGAPATLGJSQQBU-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Laser Surgery Devices (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人体の治療や工場における物の加工等
に利用されるレーザー加工装置に関するものであ
る。
に利用されるレーザー加工装置に関するものであ
る。
近年、生体組織の蒸散や切開にはCO2レーザー
等の赤外レーザー光を利用したレーザーメス装置
が実用化されている。
等の赤外レーザー光を利用したレーザーメス装置
が実用化されている。
しかしながら従来はこのような装置の赤外レー
ザー光を通す適当な光フアイバーが開発されてい
なかつたため、複数個の鏡から構成されたミラー
関節型の導光路装置を用い、この導光路装置によ
り前記赤外レーザー光を手術部位に導びくように
していた。しかしこのミラー関節型の導光路装置
は操作性や保守性等の問題を有していたため、赤
外レーザー用光フアイバーの積極的開発が試みら
れていた。その結果、近年になりたとえばKRS
―5等のハロゲン化物を材料とした光フアイバー
により赤外レーザー光を導くことが徐々に実用化
されつつあることも事実である。
ザー光を通す適当な光フアイバーが開発されてい
なかつたため、複数個の鏡から構成されたミラー
関節型の導光路装置を用い、この導光路装置によ
り前記赤外レーザー光を手術部位に導びくように
していた。しかしこのミラー関節型の導光路装置
は操作性や保守性等の問題を有していたため、赤
外レーザー用光フアイバーの積極的開発が試みら
れていた。その結果、近年になりたとえばKRS
―5等のハロゲン化物を材料とした光フアイバー
により赤外レーザー光を導くことが徐々に実用化
されつつあることも事実である。
さて前述したような一般的に使用されているミ
ラー関節型の導光路装置により導びかれた赤外レ
ーザー光は、出射端で集光レンズにより絞られた
後、手術部位に照射される。しかし赤外レーザー
光は不可視光なので手術者は集光点を直接見るこ
とができないため、その集光点を見ることができ
るように集光点の位置を他の可視光、たとえば
He―Neレーザー等により表示する必要がある。
そしてミラー関節型導光路装置においては赤外レ
ーザー光等の作業に用いられるレーザー光(以
下、作業光と称する)と、その作業光をガイドし
て作業光の集光点を示す可視光(以下、ガイド光
と称する)とを一致させることは構造上比較的容
易に行なうことができる。
ラー関節型の導光路装置により導びかれた赤外レ
ーザー光は、出射端で集光レンズにより絞られた
後、手術部位に照射される。しかし赤外レーザー
光は不可視光なので手術者は集光点を直接見るこ
とができないため、その集光点を見ることができ
るように集光点の位置を他の可視光、たとえば
He―Neレーザー等により表示する必要がある。
そしてミラー関節型導光路装置においては赤外レ
ーザー光等の作業に用いられるレーザー光(以
下、作業光と称する)と、その作業光をガイドし
て作業光の集光点を示す可視光(以下、ガイド光
と称する)とを一致させることは構造上比較的容
易に行なうことができる。
しかし前述したような光フアイバーを用いた導
光路の場合はCO2ガスレーザー等の作業光とHe
―Neレーザー等のガイド光を同時に通すことが
できる材料はまだ開発されていない。そのため作
業光を導びく光フアイバーとは別に可視光を導び
く光フアイバーを設ける必要があるが、その際に
は以下に述べる2点の問題がある。
光路の場合はCO2ガスレーザー等の作業光とHe
―Neレーザー等のガイド光を同時に通すことが
できる材料はまだ開発されていない。そのため作
業光を導びく光フアイバーとは別に可視光を導び
く光フアイバーを設ける必要があるが、その際に
は以下に述べる2点の問題がある。
第1点として例えばCO2ガスレーザー光の波長
は10.6μmであるのに対し、He―Neレーザー光の
波長は0.6μmであり1桁も波長が短いためにレン
ズの屈折率が異なり、焦点距離が異なる。従つて
もし作業光とガイド光のフアイバー出射端を揃
え、両光を単レンズで集光するように構成する
と、ガイド光の集光結像点が赤外光の集光結像点
よりもレンズ側寄りに位置してしまう。そこでこ
の欠点を防止するためにはガイド光用光フアイバ
ーの出射端を赤外光用光フアイバーの出射端より
も突出させ構成すればよいわけだが、このような
構成にすると作業用光フアイバー出射端から送出
れた赤外光によりガイド用光フアイバーの出射端
が焼損してしまうという欠点を有する。
は10.6μmであるのに対し、He―Neレーザー光の
波長は0.6μmであり1桁も波長が短いためにレン
ズの屈折率が異なり、焦点距離が異なる。従つて
もし作業光とガイド光のフアイバー出射端を揃
え、両光を単レンズで集光するように構成する
と、ガイド光の集光結像点が赤外光の集光結像点
よりもレンズ側寄りに位置してしまう。そこでこ
の欠点を防止するためにはガイド光用光フアイバ
ーの出射端を赤外光用光フアイバーの出射端より
も突出させ構成すればよいわけだが、このような
構成にすると作業用光フアイバー出射端から送出
れた赤外光によりガイド用光フアイバーの出射端
が焼損してしまうという欠点を有する。
また第2点として作業光とガイド光の光フアイ
バー出射端を単に並設したのでは、出射位置が同
一でないためにレンズの結像位置が互いに離れて
しまい、正確に焦光点すなわち作業点を表示する
ことができない。
バー出射端を単に並設したのでは、出射位置が同
一でないためにレンズの結像位置が互いに離れて
しまい、正確に焦光点すなわち作業点を表示する
ことができない。
本発明は上記欠点に鑑み、複数のガイド光用光
フアイバーを作業光用光フアイバーの外周にコー
テイングするとともに、第1、第2の凸レンズを
介して作業光の焦点を正確に一致させることがで
きるレーザー加工装置を提供するものである。
フアイバーを作業光用光フアイバーの外周にコー
テイングするとともに、第1、第2の凸レンズを
介して作業光の焦点を正確に一致させることがで
きるレーザー加工装置を提供するものである。
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるレーザー加
工装置の外観斜視図である。同図において、1は
たとえばCO2レーザー光線とHe―Neレーザー光
線との照射制御を行なうレーザー装置本体、2は
支柱3に支持され後述するCO2ガスレーザー光線
及びHe―Neレーザー光線を発生する発振管が組
み込まれているハウジング部、4はレーザー装置
本体1からの制御命令をハウジング部2に伝送す
る命令伝送路である。5は作業光用光フアイバー
の外周にガイド光用フアイバーをコーテイングし
てさらにその外周を保護用可撓管により被覆して
ある光フアイバーケーブルで、フアイバーコネク
ター6を介してハウジング部2に接続されてい
る。7は光フアイバーケーブル5を介してハウジ
ング部2より送出されたCO2ガスレーザー光線及
びHe―Neレーザー光線とを集光するレンズがそ
れぞれ後述するように設けられている。ハンドピ
ース部で、作業者が手に持つて作業を行なう。
工装置の外観斜視図である。同図において、1は
たとえばCO2レーザー光線とHe―Neレーザー光
線との照射制御を行なうレーザー装置本体、2は
支柱3に支持され後述するCO2ガスレーザー光線
及びHe―Neレーザー光線を発生する発振管が組
み込まれているハウジング部、4はレーザー装置
本体1からの制御命令をハウジング部2に伝送す
る命令伝送路である。5は作業光用光フアイバー
の外周にガイド光用フアイバーをコーテイングし
てさらにその外周を保護用可撓管により被覆して
ある光フアイバーケーブルで、フアイバーコネク
ター6を介してハウジング部2に接続されてい
る。7は光フアイバーケーブル5を介してハウジ
ング部2より送出されたCO2ガスレーザー光線及
びHe―Neレーザー光線とを集光するレンズがそ
れぞれ後述するように設けられている。ハンドピ
ース部で、作業者が手に持つて作業を行なう。
以下、第2図を用いハウジング部2、フアイバ
ーケーブル5、フアイバーコネクター6及びハン
ドピース部7の関係をさらに詳細に説明する。
ーケーブル5、フアイバーコネクター6及びハン
ドピース部7の関係をさらに詳細に説明する。
同図において、2aはハウジング部2内部に設
けられたCO2ガスレーザー光線の発振管、2bは
同様にハウジング部2内部に設けられたHe―Ne
レーザー光線の発振管、2c及び2dはハウジン
グ部2内部に設けられたZnSeを材料とする凸レ
ンズ、2eはハウジング部2内部に設けられた
鏡、2eは凸レンズ2cを介して発振管2aから
送出されるCO2ガスレーザー光線と凸レンズ2d
及び鏡2eを介して発振管2bから送出される
He―Neレーザー光線とを同軸上に混合して送出
するゲルマニウムミラーである。
けられたCO2ガスレーザー光線の発振管、2bは
同様にハウジング部2内部に設けられたHe―Ne
レーザー光線の発振管、2c及び2dはハウジン
グ部2内部に設けられたZnSeを材料とする凸レ
ンズ、2eはハウジング部2内部に設けられた
鏡、2eは凸レンズ2cを介して発振管2aから
送出されるCO2ガスレーザー光線と凸レンズ2d
及び鏡2eを介して発振管2bから送出される
He―Neレーザー光線とを同軸上に混合して送出
するゲルマニウムミラーである。
5aはKRS―5を材料とする作業光用光フア
イバーで、光フアイバーケーブル5内部に設けら
れている。5bはメタクリル、ポリカーボネイド
等のプラスチツクを材料とするガイド光用光フア
イバーで、第3図の断面図に示すように作業光用
光フアイバー5aの外周上にコーテイングされ構
成されている。なお作業光用光フアイバー5a及
びガイド光用光フアイバー5bの出射端は第4図
に示すように作業光用光フアイバー5aの出射端
の方がガイド光用光フアイバー5bの出射端より
も突出して設けられている。7aはハンドピース
部7に設けられた集光用凸レンズ、7bは同様に
ハンドピース部7に設けられた補正用凸レンズで
ある。
イバーで、光フアイバーケーブル5内部に設けら
れている。5bはメタクリル、ポリカーボネイド
等のプラスチツクを材料とするガイド光用光フア
イバーで、第3図の断面図に示すように作業光用
光フアイバー5aの外周上にコーテイングされ構
成されている。なお作業光用光フアイバー5a及
びガイド光用光フアイバー5bの出射端は第4図
に示すように作業光用光フアイバー5aの出射端
の方がガイド光用光フアイバー5bの出射端より
も突出して設けられている。7aはハンドピース
部7に設けられた集光用凸レンズ、7bは同様に
ハンドピース部7に設けられた補正用凸レンズで
ある。
上記のように構成された装置の動作について、
以下説明する。
以下説明する。
まず作業者はレーザー装置本体1を操作し、ハ
ウジング部2を動作状態にする。するとハウジン
グ部2内部の発振管2a,2bにより波長
10.6μmのCO2ガスレーザー線及び波長0.63μmの
He―Neレーザー光線が出射される。発振管2a
より出射されたCO2ガスレーザー光線は凸レンズ
2cにより一旦絞られてからゲルマニウムミラー
2eを介し作業光用光フアイバー5aの入射端に
入射され、作業光用光フアイバー5aを介して、
作業光用光フアイバー5aの出射端から一定の拡
がり角をもつて出射される。そして作業光用光フ
アイバー5aの出射端から出射されたCO2ガスレ
ーザー光線は補正用凸レンズを介して集光用凸レ
ンズ7aにより焦点Pに結像される。
ウジング部2を動作状態にする。するとハウジン
グ部2内部の発振管2a,2bにより波長
10.6μmのCO2ガスレーザー線及び波長0.63μmの
He―Neレーザー光線が出射される。発振管2a
より出射されたCO2ガスレーザー光線は凸レンズ
2cにより一旦絞られてからゲルマニウムミラー
2eを介し作業光用光フアイバー5aの入射端に
入射され、作業光用光フアイバー5aを介して、
作業光用光フアイバー5aの出射端から一定の拡
がり角をもつて出射される。そして作業光用光フ
アイバー5aの出射端から出射されたCO2ガスレ
ーザー光線は補正用凸レンズを介して集光用凸レ
ンズ7aにより焦点Pに結像される。
一方発振管2bより出射されたHe―Neガスレ
ーザー光線は凸レンズ2により一旦絞られてから
鏡2d、ゲルマニウムミラー25を介しガイド光
用光フアイバー5bの入射端に入射され、ガイド
光用光フアイバー5bを介して、ガイド光用光フ
アイバー5bの出射端から一定の拡がり角をもつ
て出射される。そして作業光用光フアイバー5b
の出射端から出射されたHe―Neガスレーザー光
線は補正用凸レンズ7bにより一旦集光用レンズ
7aの光軸上にある焦点Qに結像された後、集光
用レンズ7aを介して再びCO2ガスレーザー光線
が集光した焦点Pに結像される。また前述したよ
うにガイド光用光フアイバーbは作業光用光フア
イバー5aと同軸となるように設けられているこ
とにより、光軸と直角方向の結像位置も一致す
る。さらにガイド光用光フアイバー5bの出射端
外径は作業光用光フアイバー5aの出射端よりも
大きいが、ガイド光の結像倍率を作業光の結像倍
率を小さく設定しておくことにより焦点Pにおけ
る集光像を作業光の集光像に一致させることがで
きる。
ーザー光線は凸レンズ2により一旦絞られてから
鏡2d、ゲルマニウムミラー25を介しガイド光
用光フアイバー5bの入射端に入射され、ガイド
光用光フアイバー5bを介して、ガイド光用光フ
アイバー5bの出射端から一定の拡がり角をもつ
て出射される。そして作業光用光フアイバー5b
の出射端から出射されたHe―Neガスレーザー光
線は補正用凸レンズ7bにより一旦集光用レンズ
7aの光軸上にある焦点Qに結像された後、集光
用レンズ7aを介して再びCO2ガスレーザー光線
が集光した焦点Pに結像される。また前述したよ
うにガイド光用光フアイバーbは作業光用光フア
イバー5aと同軸となるように設けられているこ
とにより、光軸と直角方向の結像位置も一致す
る。さらにガイド光用光フアイバー5bの出射端
外径は作業光用光フアイバー5aの出射端よりも
大きいが、ガイド光の結像倍率を作業光の結像倍
率を小さく設定しておくことにより焦点Pにおけ
る集光像を作業光の集光像に一致させることがで
きる。
次に第5図を用いて、凸レンズ7a,7bと光
フアイバー5a,5bの出射端との位置関係につ
いて説明する。第5図において、5a′は作業光用
光フアイバー5aの出射端、5b′はガイド光用光
フアイバー5bの出射端、7aはハンドピース部
7に設けられた集光用凸レンズ、7bは同様にハ
ンドピース部7に設けられた補正用凸レンズであ
る。
フアイバー5a,5bの出射端との位置関係につ
いて説明する。第5図において、5a′は作業光用
光フアイバー5aの出射端、5b′はガイド光用光
フアイバー5bの出射端、7aはハンドピース部
7に設けられた集光用凸レンズ、7bは同様にハ
ンドピース部7に設けられた補正用凸レンズであ
る。
まず集光用凸レンズ7a及び補正用凸レンズ7
bの材料をZnSeとし波長10.6μmのCO2ガスレー
ザー光(作業光)に対する各レンズ7a,7bの
焦点距離をそれぞれ1,2とすれば、波長0.6μm
のHe―Neレーザー光(ガイド光)に対する各レ
ンズ7a,7bの焦点距離は約0.881,0.882と
なり、焦点距離はやや短かくなる。また補正用凸
レンズ7bのCO2ガスレーザー光に対する前焦点
位置をF11、後焦点位置をF12とすれば、He―Ne
ガスレーザー光の前焦点位置及び後焦点位置はそ
れぞれF11′,F12′の点となる。また同様に集光用
凸レンズ7aのCO2ガスレーザー光に対する前焦
点位置をF21、後焦点位置をF22とすれば、He―
Neガスレーザー光の前焦点位置及び後焦点位置
はそれぞれF21′,F22′の点となる。
bの材料をZnSeとし波長10.6μmのCO2ガスレー
ザー光(作業光)に対する各レンズ7a,7bの
焦点距離をそれぞれ1,2とすれば、波長0.6μm
のHe―Neレーザー光(ガイド光)に対する各レ
ンズ7a,7bの焦点距離は約0.881,0.882と
なり、焦点距離はやや短かくなる。また補正用凸
レンズ7bのCO2ガスレーザー光に対する前焦点
位置をF11、後焦点位置をF12とすれば、He―Ne
ガスレーザー光の前焦点位置及び後焦点位置はそ
れぞれF11′,F12′の点となる。また同様に集光用
凸レンズ7aのCO2ガスレーザー光に対する前焦
点位置をF21、後焦点位置をF22とすれば、He―
Neガスレーザー光の前焦点位置及び後焦点位置
はそれぞれF21′,F22′の点となる。
そこでガイド光用光フアイバー5bの出射端5
b′の実像は補正用凸レンズ7bによりQ点に形成
される。このQ点を前焦点位置F21′よりも補正用
凸レンズ7b側になるようにすると、Q点の実像
は集光用凸レンズ7aにより実像Pとして再度形
成される。すなわちガイド光用光フアイバー5b
の出射端5b′から出射されたガイド光はP点に集
光結像されることとなる。これらの位置関係を第
5図に記した長さa1,a1′b1,b1′,a2′,b2を用い
て示すと、 1/a1′+1/b1′=1/1′ ……(1) 1/a2′+1/b2=1/2′ ……(2) となるような関係を有している。
b′の実像は補正用凸レンズ7bによりQ点に形成
される。このQ点を前焦点位置F21′よりも補正用
凸レンズ7b側になるようにすると、Q点の実像
は集光用凸レンズ7aにより実像Pとして再度形
成される。すなわちガイド光用光フアイバー5b
の出射端5b′から出射されたガイド光はP点に集
光結像されることとなる。これらの位置関係を第
5図に記した長さa1,a1′b1,b1′,a2′,b2を用い
て示すと、 1/a1′+1/b1′=1/1′ ……(1) 1/a2′+1/b2=1/2′ ……(2) となるような関係を有している。
また作業光用光フアイバー5aの出射端5a′は
F11の点よりも補正用凸レンズ7b側に配置され
ているため、補正用凸レンズ7bにより虚像が
Q′点に形成される。この虚像を集光用レンズ7
aにより実像としてP点に一致させるために 1/(b1+b1′+a2′)+1/b2=1/2 ……(3) 1/a1−1/b1=1/1 ……(4) を満足させるような位置に作業光用光フアイバー
5aの出射端5a′を設けている。すなわち先ず第
1,2式よりa1′,b1′,a2′,b2を決定し、第3式
よりb1を決め、第4式よりa1を決めればよい。
F11の点よりも補正用凸レンズ7b側に配置され
ているため、補正用凸レンズ7bにより虚像が
Q′点に形成される。この虚像を集光用レンズ7
aにより実像としてP点に一致させるために 1/(b1+b1′+a2′)+1/b2=1/2 ……(3) 1/a1−1/b1=1/1 ……(4) を満足させるような位置に作業光用光フアイバー
5aの出射端5a′を設けている。すなわち先ず第
1,2式よりa1′,b1′,a2′,b2を決定し、第3式
よりb1を決め、第4式よりa1を決めればよい。
またガイド光の倍率(b1′/a1′)×(b2/a2′)
と、作業光の倍率(b1/a1)×〔b2/(b1+b1′+
a2′)〕とにそれぞれのフアイバーの出射端の外径
を掛算し、お互いの値が等しくなるようにパラメ
ータを定めることにより、ガイド光及び作業光の
像の大きさを等しくすることができる。
と、作業光の倍率(b1/a1)×〔b2/(b1+b1′+
a2′)〕とにそれぞれのフアイバーの出射端の外径
を掛算し、お互いの値が等しくなるようにパラメ
ータを定めることにより、ガイド光及び作業光の
像の大きさを等しくすることができる。
以上のように本実施例によれば、作業光用光フ
アイバー5aの外周にガイド光用フアイバー5b
をコーテイングするとともに、各光フアイバーの
出射端5a′,5b′を補正用レンズ7bの位置に対
して考慮して設置することにより、ガイド光及び
作業光の最終集光結像の点Pに一致させ、またガ
イド光及び作業光の像の大きさを一致させること
ができ、さらに作業光用光フアイバー及びガイド
光用光フアイバーを一体的に形成していることに
より、フアイバーの取り扱いが容易となり製造組
立工程において大きな効果を有する。
アイバー5aの外周にガイド光用フアイバー5b
をコーテイングするとともに、各光フアイバーの
出射端5a′,5b′を補正用レンズ7bの位置に対
して考慮して設置することにより、ガイド光及び
作業光の最終集光結像の点Pに一致させ、またガ
イド光及び作業光の像の大きさを一致させること
ができ、さらに作業光用光フアイバー及びガイド
光用光フアイバーを一体的に形成していることに
より、フアイバーの取り扱いが容易となり製造組
立工程において大きな効果を有する。
なお第4図に示すように、作業光用光フアイバ
ー5aの出射端5a′はガイド光用光フアイバー5
bの出射端5b′よりも突出させたが、作業光用光
フアイバー5aの出射端5a′は第5図に示すF11
点とF11′点との間に位置させても作業光及びガイ
ド光の結像点を一致させることができることによ
り、両光フアイバーの出射端5a′,5b′の端面を
一致させてF11点とF11′点との間に位置させても
よい。
ー5aの出射端5a′はガイド光用光フアイバー5
bの出射端5b′よりも突出させたが、作業光用光
フアイバー5aの出射端5a′は第5図に示すF11
点とF11′点との間に位置させても作業光及びガイ
ド光の結像点を一致させることができることによ
り、両光フアイバーの出射端5a′,5b′の端面を
一致させてF11点とF11′点との間に位置させても
よい。
以上のように本発明はガイド光用光フアイバー
を前記作業光用光フアイバーの出射端と同軸にな
るように前記作業光用光フアイバーの外周にコー
テイングするとともに、各光発生源から送出され
た作業光及びガイド光とを同軸上に混合して送出
する送出手段を設け、前記作業光用光フアイバー
の出射端を第1の凸レンズの前焦点位置後方とな
るように配置し、前記第1の凸レンズにより形成
される前記作業光用光フアイバーの出射端の虚像
を第2の凸レンズにより実像として結像させ、ま
たガイド光用光フアイバーの出射端を第1の凸レ
ンズの前焦点位置前方となるように配置し、前記
第1の凸レンズにより形成される前記ガイド光用
光フアイバーの出射端の実像を第2の凸レンズに
より前記作業光用光フアイバーの出射端の結像と
一致させるように構成することにより、作業光と
ガイド光との集光点を正確に一致させることがで
き、その工業的価値は大なるものがある。
を前記作業光用光フアイバーの出射端と同軸にな
るように前記作業光用光フアイバーの外周にコー
テイングするとともに、各光発生源から送出され
た作業光及びガイド光とを同軸上に混合して送出
する送出手段を設け、前記作業光用光フアイバー
の出射端を第1の凸レンズの前焦点位置後方とな
るように配置し、前記第1の凸レンズにより形成
される前記作業光用光フアイバーの出射端の虚像
を第2の凸レンズにより実像として結像させ、ま
たガイド光用光フアイバーの出射端を第1の凸レ
ンズの前焦点位置前方となるように配置し、前記
第1の凸レンズにより形成される前記ガイド光用
光フアイバーの出射端の実像を第2の凸レンズに
より前記作業光用光フアイバーの出射端の結像と
一致させるように構成することにより、作業光と
ガイド光との集光点を正確に一致させることがで
き、その工業的価値は大なるものがある。
第1図は本発明の一実施例におけるレーザー加
工装置の外観斜視図、第2図は同要部断面図、第
3図は光フアイバーの断面図、第4図はハンドピ
ース部における光フアイバーの拡大図、第5図は
光学系の位置関係を説明するための図である。 2a……CO2ガスレーザー光線の発振管、2b
……He―Neガスレーザー光線の発振管、2f…
…ゲルマニウムミラー、5a……作業光用光フア
イバー、5b……ガイド光用光フアイバー、7a
……集光用凸レンズ、7b……補正用凸レンズ。
工装置の外観斜視図、第2図は同要部断面図、第
3図は光フアイバーの断面図、第4図はハンドピ
ース部における光フアイバーの拡大図、第5図は
光学系の位置関係を説明するための図である。 2a……CO2ガスレーザー光線の発振管、2b
……He―Neガスレーザー光線の発振管、2f…
…ゲルマニウムミラー、5a……作業光用光フア
イバー、5b……ガイド光用光フアイバー、7a
……集光用凸レンズ、7b……補正用凸レンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 作業を行なうための作業光を発生する作業光
発生源と、前記作業光の作業点を確認するための
ガイド光を発生するガイド光発生源と、前記作業
光と前記ガイド光とを同軸上に混合して送出する
送出手段と、前記送出手段から送出される前記作
業光を導く作業光用光フアイバーと、前記送出手
段から送出される前記ガイド光を導くとともに、
前記作業光用光フアイバーの外周にコーテイング
されているガイド光用光フアイバーと、前記作業
光用光フアイバーの出射端が前焦点位置後方とな
るように、また前記ガイド光用光フアイバーの出
射端が前焦点位置前方となる位置に設置された第
1の凸レンズと、前記第1の凸レンズを介して形
成される前記作業光用光フアイバーの出射端の虚
像が実像として結像するとともに、また前記第1
の凸レンズを介して形成される前記ガイド光用光
フアイバーの出射端の実像が前記作業光用光フア
イバーの出射端の結像点と一致するように設置さ
れた第2の凸レンズとを具備するレーザー加工装
置。 2 作業光用光フアイバーの出射端をガイド光用
光フアイバーの出射端よりも突出されていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のレーザ
ー加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57070064A JPS58185145A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | レ−ザ−加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57070064A JPS58185145A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | レ−ザ−加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185145A JPS58185145A (ja) | 1983-10-28 |
JPS6351699B2 true JPS6351699B2 (ja) | 1988-10-14 |
Family
ID=13420729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57070064A Granted JPS58185145A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | レ−ザ−加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58185145A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120545A (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-29 | 松下電器産業株式会社 | レ−ザ−照射装置 |
JPS61234877A (ja) * | 1985-04-11 | 1986-10-20 | 松下電器産業株式会社 | 半導体レ−ザ医療装置 |
JPS61287184A (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Co↓2レ−ザ−加工装置 |
JPH0636838Y2 (ja) * | 1988-10-07 | 1994-09-28 | 沖電気工業株式会社 | 半導体レーザ治療装置 |
-
1982
- 1982-04-26 JP JP57070064A patent/JPS58185145A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58185145A (ja) | 1983-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6475138B1 (en) | Apparatus and method as preparation for performing a myringotomy in a child's ear without the need for anaesthesia | |
US6533776B2 (en) | Apparatus for tissue treatment | |
JPH0243502B2 (ja) | ||
JPH11514246A (ja) | ハンドヘルドレーザースキャナ | |
CA2104785A1 (en) | Decoupled dual-beam control system | |
JP2003001465A (ja) | 複合型光ファイバを用いたレーザ加工システム | |
US20150265463A1 (en) | Ophthalmic device for treating tissue in the anterior of an eye | |
JPS6351699B2 (ja) | ||
JPS6351700B2 (ja) | ||
SU1073914A1 (ru) | Способ разреза биологических тканей и устройство дл его осуществлени | |
JPS5892284A (ja) | レ−ザ−装置 | |
EP0948290B1 (en) | An apparatus for cosmetic tissue treatment | |
JPH01236050A (ja) | 医用レーザ装置3 | |
JPS628748A (ja) | 光フアイバ−ケ−ブル | |
Rontal et al. | Flexible nontoxic fiberoptic delivery system for the carbon dioxide laser | |
JPS6226780B2 (ja) | ||
JPS6120545A (ja) | レ−ザ−照射装置 | |
JPH0549293B2 (ja) | ||
JP3813760B2 (ja) | 医療用又は歯科用の光照射チップ及びレーザ照射装置 | |
JP2796313B2 (ja) | レーザ処置装置 | |
JPS5944251A (ja) | レ−ザ−加工装置 | |
JPS58116349A (ja) | レ−ザメス用内視鏡 | |
JPS5997785A (ja) | レ−ザ−加工装置 | |
JPS6111033A (ja) | レ−ザ−照射装置 | |
JPS63287804A (ja) | 光ファイバケ−ブル |