JPS6112979Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6112979Y2
JPS6112979Y2 JP19729984U JP19729984U JPS6112979Y2 JP S6112979 Y2 JPS6112979 Y2 JP S6112979Y2 JP 19729984 U JP19729984 U JP 19729984U JP 19729984 U JP19729984 U JP 19729984U JP S6112979 Y2 JPS6112979 Y2 JP S6112979Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
guide light
laser
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19729984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60138509U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19729984U priority Critical patent/JPS60138509U/ja
Publication of JPS60138509U publication Critical patent/JPS60138509U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6112979Y2 publication Critical patent/JPS6112979Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は医用レーザー・メス装置に関するもの
である。 生体組織の破壊、除去あるいは切開等に用いら
れるレーザー・メスには、通常、水分子が大きい
吸収係数を持つ、2.5ミクロン以上の赤外波長域
のレーザー光が効果的に利用される。しかし、こ
の波長域のレーザー光は不可視光線であるため、
レーザー光を集光して術野の目的部位に照射する
時、それが肉眼下であれ、あるいは顕微鏡下であ
れ、術者の便宜のために可視光線によるガイド光
(案内光)が用いられる。術者はこのガイド光の
光点を術野の目的部位に導くように、レーザー・
メス装置のいわゆるマニピユレーターを操作して
レーザー光を発射すれば、その部位が破壊され除
去される。 こうするためには、ガイド光はレーザー光と同
軸上に来るようにされなければならず、その量も
効果的手段はマニピユレーターにレーザー光と共
に同軸で導光する手段である。 ガイド光源としてはヘリウム・ネオンレーザー
光(波長0.6328ミクロン)が、またレーザー・メ
スの主光源としては炭酸ガスレーザー光(波長
10.6ミクロン)がよく用いられる。炭酸ガスレー
ザー光は、ガイド光と共に、マニピユレーターの
長い導光路(通常1.5メートル〜2.0メートル)を
通つて術野に導かれ、マニピユレーター先端部に
設けられた集光レンズによつて集光され、照射さ
れる。集光レンズには両波長の光に対して透明な
材料であるセレン化亜鉛(ZnSe)等が用いられ
る。 しかしながらZnSeの屈折率は波長依存性が大
きく、両波長に対する焦点位置が異り、特に顕微
鏡下手術の場合、ワーキングジスタンス(作業距
離)を400ミリメートル〜500ミリメートルと長く
必要とし、長焦点距離の集光レンズが用いられる
ので、レーザー光ビームが集光する位置では、ガ
イド光ビームは焦点位置をはずれ光点が大きくな
り、目的部位の位置決が不正確となる欠点があつ
た。炭酸ガス・レーザー光とヘリウム・ネオン・
レーザー光に対してセレン化亜鉛を用いたレンズ
で集光した場合の焦点位置のズレ量は下記のごと
くである。
【表】 上記ズレ量を考慮せずにガイド光の焦点でレー
ザー光照射を行うと、ビームの拡りが大きいた
め、照射点でエネルギー密度が小さく、生体製織
の破壊が効果的に行われず、また組織は必要以上
の面積で熱的損傷を受ける。 本考案の目的は、レーザー・メスの安全性と操
作性を良好な状態に保持しつつ、上記ズレ量を解
消し、照射部位の正確な位置決めを可能にし、生
体組織の効果的破壊、除去を得ることができるレ
ーザー・メス装置を提供するものである。 以下、図面に基いて本考案の実施例の詳細を述
べる。第1図は本考案によるレーザー装置に接続
されたマニピユレーター(多関節型可撓性導光装
置)と、炭酸ガスレーザー光(以下作業光と呼
ぶ)と同軸に挿入されるガイド光装置を概念的に
示したものである。1は作業光を発生するレーザ
ー装置、2はガイド光を発生する例えばヘリウ
ム・ネオンガスレーザー装置、3はガイド光の焦
点位置調整用レンズ、4はガイド光挿入用ミラ
ー、6,7,8,9,10はマニピユレーターを
構成する45゜ミラー、11は入れ子式伸縮機構、
12は集光レンズ、13は作業光の焦点である。
マニピユレーターを構成するミラーは図示されて
いないミラーボツクスに収納され、ミラーボツク
ス間は直円筒で接続され、ミラーボツクスと直円
筒間は回転自在に機械的に結合されて可撓性が与
えられている。焦点レンズ12は第2図に詳細に
示すように照射管15の先端部に着脱自在の鏡胴
17内に装着され、更に鏡胴17の先端にはチツ
プ18が着脱自在に装着される。チツプ18は手
術目的により種々の型のものが用意されて交換し
て用いられる。14はミラーボツクスの光出口部
を示し、照射管15との間はボールベアリングを
介して相互に回転自在となつている。16は破壊
された組織片が集光レンズ12の表面を汚染する
のを防止するために設けられたエアーカーテン用
の窒素ガス導入口で、この窒素ガスは集光レンズ
12の前面をカーテン状に流れて複数個の排出口
16aから外に出る。入れ子式伸縮機構11は、
術者が術野の目的部位に作業光の焦点を正確に持
ち来すために役立てられるマニピユレーターの機
構の一部を形成している。通常の目的には伸縮量
は10センチメートル程度あれば充分である。 第3図は、集光レンズ12に平行光束で入射し
た作業光の焦点F1に対して、平行光束で入射し
たガイド光の焦点F2を示している。そのズレ量
は前述したごとく集光レンズ12の焦点距離の大
きさによつて変る。一般的に、長焦点レンズは顕
微鏡下の微細手術用に、短焦点レンズは手操作に
よる通常の手術用に使用されるが、例えば婦人科
領域などでは、手操作による手術にも、ワーキン
グジスタンスの関係で長焦点レンズが用いられる
場合がある。これらの集光レンズ12は手術目的
によつて、また一つの手術の進行中にも選択、交
換して用いられる。レンズ3は、この集光レンズ
の焦点距離の変更に対応して常に焦点F2を焦点
F1に合致させるよう、その焦点距離が選択され
る。 第4図は、レンズ3を自動交換すると交換機構
の実施例を示すもので、円板状レンズホルダー1
9にセツトされたレンズ群の中から、集光レンズ
の焦点距離に対応した一つのレンズが、ステツプ
モーター20の回転によつて選択され、ヘリウ
ム・ネオンレーザー光の光軸上に持ち来たされ
る。レンズ3から集光レンズまでの距離lと集光
レンズの焦点距離によつて、レンズ3は凸レンズ
が選択されたり凹レンズが選択されたりするが、
例えばl=1500ミリメートルの時、集光レンズの
焦点距離f1が50ミリメートルの場合にはレンズ3
の焦点距離f2は凸レンズで1152.5ミリメートル、
f1が200ミリメートルの場合にはf2は凸レンズで
122ミリメートル、f1が300ミリメートルの場合に
はf2は凹レンズで581ミリメートル、f1が500ミリ
メートルの場合にはf2は凹レンズで1974ミリメー
トル等となる。 これ等の交換は、集光レンズ鏡胴の交換に応じ
てレーザー・メス装置の前面パネルのレンズ交換
用押ボタンスイツチを介して電気パルスがステツ
プモーター20に送られ、レンズホルダー19が
回転して行われるが、これらの電気制御は既に公
知の技術であるので、その詳細は省略してある。
あるいはまた、鏡胴の交換に速応してレンズ3が
自動的に交換される電気的制御系を導入すること
も通常の技術で可能である。 第4図において、21はその一部にラツク機構
を持つ移動台で、この移動台21にはステツプモ
ーター20、レンズホルダー19が固定されてい
る。上記ラツクと制御モーター23に結合された
ピニオン22によつて、移動台21はヘリウム・
ネオンレーザー光に沿つて前後に移動するように
なされている。術者の手の移動に伴つてマニピユ
レーターの各構成部分が動き、術者はレーザービ
ームを目的の部位に自在に照射することができる
が、この時、入れ子式伸縮機構11も伸縮してマ
ニピユレーターの動きを滑かにする。この伸縮の
ためにガイド光の焦点F2は作業光の焦点F1から
ずれるので、この補正が必要である。 第5図は入れ子式伸縮機構11の詳細図を示
す。24はミラー8を含むミラーボツクスにボー
ルベアリングを介して結合された外円筒、25は
ミラー9を含むミラーボツクスにボールベアリン
グを介して結合された内円筒、26,27は内外
円筒間の滑かな摺動と光軸の保持のためのベアリ
ング、30は内円筒25とワイヤ28および滑車
29を介して結合されたカウンターバランスであ
る。第6図は滑車29に結合した外円筒に取付け
られたポテンシヨメーター31を示している。第
7図は、入れ子式伸縮機構11の伸縮量に応じて
レンズ3を光軸上で前後させて、ガイド光の焦点
F2を常に作業光の焦点F1に合致させるための電
気機械制御系を示している。 第7図において、32は制御用増巾器で、ブリ
ツジ33からの不平衡電圧を増巾して制御モータ
ー23(第4図参照)を駆動する。ブリツジ33
は入れ子式伸縮機構11に結合したポテンシヨメ
ーター31とピニオン22(第4図参照)に結合
したポテンシヨメーター31とで構成され、入れ
子式伸縮機構11の伸縮量に応じた移動台21
(第4図参照)の移動量が得られるまで不平衡電
圧を発生し制御モーター23を駆動する。従つて
入れ子式伸縮機構11の伸縮に移動台21の移動
が常に追従して、焦点F2とF1の合致が得られ
る。 第1図に示すガイド光挿入用ミラー4は、例え
ばZnSeで作られ、レーザー装置1からのレーザ
ー光を透過しその裏面反射でもつてガイド光を同
一光軸上に挿入するように設けられているが、作
業光が生体組織上に照射されている時はガイド光
の必要性はないので、作業光照射時はミラーアツ
プされ、ガイド光照射の時は光路に来るようにす
れば、通常の表面鏡を使用することができ、かつ
作業光、ガイド光両方の損失を防止することがで
きる。 マニピユレーターを簡便化するために入れ子式
伸縮機構を除くこともできる。この場合には補正
レンズの調整は更に簡単となる。作業光の波長と
ガイド光の波長が大きく隔たつていない場合には
補正レンズの焦点距離を変更することなく、その
光軸上の位置を変更して作業光とガイド光の焦点
を合せることもできる。 以上詳述したように、本考案は、術者の集光レ
ンズの選択に応じて、また術者の手の動きに応じ
て、常に作業光はガイド光の焦点に集束されるの
で、術者は正確に作業光を目的の部位に照射する
ことができ、効果的に精細かつ安全な手術を遂行
することが可能となる。本考案は照射管15およ
び鏡胴17を手術用顕微鏡に接続して行う微細手
術の場合にもその効果は変らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるレーザー・メス装置の光
学系の経路図。第2図はマニピユレーター先端に
取付けられる照射管と焦光レンズ鏡胴とチツプの
断面図。第3図は平行入射時のガイド光と作業光
の焦点の説明図。第4図は焦点位置補正レンズの
交換装置と位置制御機構の説明図。第5図は入れ
子式伸縮機構の断面図。第6図は入れ子式伸縮機
構に結合された制御用ポテンシヨメーターの拡大
図。第7図はブリツジ式位置制御電気回路図。 1……作業光を発生するレーザー装置、2……
ガイド光を発生するレーザー装置、3……ガイド
光の焦点位置調整用レンズ、4……ガイド光挿入
用ミラー、6,7,8,9,10……45゜ミラ
ー、11……入れ子式伸縮機構、12……集光レ
ンズ、13……作業光の焦点、14……ミラーボ
ツクスの光出口部、15……照射管、16……窒
素ガス導入口、16a……排出口、17……鏡
胴、18……チツプ、19……レンズホルダー、
20……ステツプモーター、21……移動台、2
2……ピニオン、23……制御モーター、24…
…外円筒、25……内円筒、26,27……ベア
リング、28……ワイヤ、29……滑車、30…
…カウンターバランス、31,34……ポテンシ
ヨメーター、32……制御用増巾器、33……ブ
リツジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業光を発生するレーザー装置と、ガイド光を
    発生するレーザー装置と、作業光の光軸とガイド
    光の光軸を同軸上に導くための反射手段と、上記
    作業光とガイド光の同軸上に配置され入れ子式伸
    縮機構を備えたマニピユレータと、該マニピユレ
    ータの先端に設けられ上記ガイド光と作業光とを
    生体組織上に集光させる集光レンズとから成るレ
    ーザーメス装置において、上記ガイド光の光軸上
    にあつてガイド光の焦点位置を調整するためのレ
    ンズを交換するための機構と、上記入れ子式伸縮
    機構の伸縮量に応じて上記ガイド光の集点位置調
    整用レンズを光軸上で前後させてガイド光の集点
    を常に作業光の焦点に合致させるための電気機械
    制御系とを備えたことを特徴とするレーザー・メ
    ス装置。
JP19729984U 1984-12-29 1984-12-29 レ−ザ−・メス装置 Granted JPS60138509U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19729984U JPS60138509U (ja) 1984-12-29 1984-12-29 レ−ザ−・メス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19729984U JPS60138509U (ja) 1984-12-29 1984-12-29 レ−ザ−・メス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60138509U JPS60138509U (ja) 1985-09-13
JPS6112979Y2 true JPS6112979Y2 (ja) 1986-04-22

Family

ID=30755512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19729984U Granted JPS60138509U (ja) 1984-12-29 1984-12-29 レ−ザ−・メス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60138509U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60138509U (ja) 1985-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5364390A (en) Handpiece and related apparatus for laser surgery and dentistry
JP6127090B2 (ja) 走査装置
US5733277A (en) Optical fibre and laser for removal of arterial or vascular obstructions
US6383177B1 (en) Apparatus for tissue treatment
US3769963A (en) Instrument for performing laser micro-surgery and diagnostic transillumination of living human tissue
US3703176A (en) Slit lamp photocoagulator
US5125922A (en) Method for laser surgery
US4473074A (en) Microsurgical laser device
Jako Laser surgery of the vocal cords an experimental study with carbon dioxide lasers on dogs
EP0145770B1 (en) Laser surgery
US5643249A (en) Optical ophthalmic treatment apparatus
US4164222A (en) Laser ophthalmological unit
TWI569770B (zh) 雷射掃描器
JPH0595970A (ja) 光治療装置
CA2104785A1 (en) Decoupled dual-beam control system
WO1989011260A1 (en) Handpiece and related apparatus for laser surgery and dentistry
GB2290411A (en) Laser and adapter for mounting it on a surgical microscope
JPS6112979Y2 (ja)
JP5427406B2 (ja) 眼科用レーザ治療装置
Shapshay et al. New microspot micromanipulator for CO2 laser application in otolaryngology—head and neck surgery
JP4436903B2 (ja) 角膜手術装置
JPS6058970B2 (ja) レ−ザ−・メス装置
JP2635972B2 (ja) 手持ち式の鼓膜切開術用器具
US20220331042A1 (en) Slit projector arrangement
JPS6353819B2 (ja)