JPS6353296A - 電気泳動法による絶縁粉末層の形成方法 - Google Patents

電気泳動法による絶縁粉末層の形成方法

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JPS6353296A
JPS6353296A JP61197322A JP19732286A JPS6353296A JP S6353296 A JPS6353296 A JP S6353296A JP 61197322 A JP61197322 A JP 61197322A JP 19732286 A JP19732286 A JP 19732286A JP S6353296 A JPS6353296 A JP S6353296A
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JP
Japan
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binder
insulating powder
solvent
layer
electrophoresis
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Application number
JP61197322A
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English (en)
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Yukihiro Kato
幸宏 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気泳動法による絶縁粉末層の形成方法に係り
、とりわけ、そうして形成される絶縁粉末層の厚みを均
一化し、絶縁層の耐電圧の低下を防ぐ方法に係る。
〔従来の技術〕
絶縁粉末を電解液中に溶解または分散した洛中に浸漬し
た電極間に電流を流して電流泳動法で絶縁粉末を基材の
表面に付着させて絶縁層を形成する方法が知られている
0例えば、特開昭59−115512号公報は、セラミ
ック電子部品の外部に露出した電極の全部または一部に
、電気泳動法により、絶縁粉末層を形成し、焼付は処理
によりセラミック電子部品を絶縁する方法を開示してい
る。
この方法は微細な電極間の絶縁に優れた方法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この電気泳動法で形成する絶縁粉末層は
厚みが不均一になり易く、その結果絶縁層の耐電圧が低
下するという問題が発生する。この原因としては電気泳
動浴の状形、が変化していると考えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明は、電気泳動法に
より基材表面の一部または全部に絶縁粉末層を形成する
方法において、電気泳動浴が溶媒中に絶縁粉末とバイン
ダーを含み、かつ溶媒がバインダー溶解性成分と共にバ
インダー難溶性成分を含むことを特徴とする。
本発明により、電気泳動浴の溶媒にバインダー溶解性溶
媒成分と共にバインダー雅溶性溶媒成分が混合して存在
すると、電極上に析出した絶縁粉末の粒子表面にバイン
ダーが付着しており、絶縁粉末の電極上へのけ着が安定
化することが顕微鏡観察で認められた。この絶縁粉末の
粒子へのバインダーの1寸着は溶媒へのバインダー難溶
性成分の添加によるものであった。電気泳動浴は、典型
的には、溶媒、絶縁粉末、バインダー、酸を混合したス
ラリーからなり、溶媒80〜98重量%、絶縁粉末2〜
20重量%、バインダー0.05〜2重量%、酸0.0
5〜1重量%である。
バインダーとしてはポリビニルブチラール、ポリビニル
ピロリドン、アクリル系樹脂などがある。
溶媒としてはトリクレン(トリクロールエチレン)、エ
タノール、ヘキソルアルコールなどのバインダー溶解性
溶媒とともに水などのバインダー難溶性溶媒を混合した
ものを用いる。このとき、バインダー溶解性溶媒とバイ
ンダー難溶性溶媒の混合比率は重量比60 : 40〜
98:2の範囲である。
バインダー難溶性溶媒が40重量%を越えるとバインダ
ーが固化し溶媒から分離するので好ましくない。また、
バインダー難溶性溶媒が2重量%未満では本発明の絶縁
効果が十分に期待できない。
絶縁粉末は、特に限定されず、アルミナ、ジルコニア、
シリカ、無機系ガラスなどを使用できる。
酸は絶縁粉末を帯電させるために添加し、例えばヨウ素
、ステアリン酸、酢酸などが用いられる。
電気泳動浴にはその細分散剤としてトリオレインなどが
必要に応じて添加される。
電気泳動法により電極上に付着した絶縁粉末層はその後
焼付処理して絶縁層にすることができる。
〔実施例〕
ル暫匠 通常行なわれている方法によって、第1図に示ず如く、
圧電材料1と内部電極2とが交互に積層され、内部型8
i!2が一層おきにそれぞれ接続する2つの外部環ei
4Bを形成した積層コンデンサ型構造の圧電積層体を作
製した。第1図において、圧電材料1はチタン酸ジルコ
ン酸鉛を主体とする成分からなり、内部電極2は白金、
外部電極3は銀−パラジウム系合金を用いた。
この圧電積層体の内部型!露出端部を一層おきに絶縁し
、第2図の構造の積層体を作製する方法として電気泳動
法を用いることは前記のように特開昭59−11551
2号公報に記載されている。
次に、電気泳動方法について述べる。第3図に示す様な
装置を用いて第1図に示した圧電積層体9を固定し、ス
ラリー5の入った槽6の中に入れて、直流電圧11を印
加し、絶縁層の形成を行なった。電気泳動法用スラリー
の組成は次に示すものを用い、これらの構成成分をホモ
ジナイザーで十分均一分散して電気泳動法用のスラリー
とした。
以下余白 表1 スラリー5を入れた槽はスター9−12を用いて均一に
なる様に撹拌し、交互する内部電極間に100Vの直流
を3分間印加した。その結果マイナス極に接続した内部
電極露出部に第2図の4のような絶縁粉末層が形成した
。なお、第3図において、7はマイナス極端子、8はプ
ラス極端子、9は絶縁粉末を被着すべきv1層型圧電素
子、1oは支持枠、11は直流電源、12は撹拌翼であ
る。
上記の絶縁粉末層を顕微鏡を用いて観察すると第4図に
示すように、所々にくぼみ13が見られた。非接触の膜
厚計を用いて絶縁粉末層の厚みを測定すると、くぼみ以
外の場所では、膜厚が40〜60μmの範囲内であるの
に対し、くぼみ箇所では5〜10μ瞳であった。
この絶縁粉末層形成後の圧電積層体は700 ’Cにて
30分保持し、絶縁層を焼付けた。焼付けな絶縁層の耐
電圧を通常の方法にて調べたところ80V〜100V程
度であり、絶−縁破壊を起こした箇所は、前述のくぼみ
箇所に相当することがわかった。
火1匠上 比較例と同様の圧電積層体を準備し、同様の手順にて電
気泳動法により、内部電極露出端部を一層おきに絶縁粉
末層形成を行なった。ただし水沫においては、泳動浴ス
ラリーは表2に示すように、バインダー難溶性溶媒をバ
インダー溶解性溶媒とともに用いた。
表2 水沫で得られた絶縁粉末層は比較例にみられるようなく
ぼみは観察されなかった(第5図参照)。
層の膜厚は35〜55μ哨の範囲内だあった。焼付けた
絶縁層の耐電圧は200■以上であった。
そこで本債層体の内部電極露出端部と一層おきに絶縁粉
末層を形成焼f1けた面と対向する面の内部電極露出端
部を前出とは異なるように、−層おきに絶縁粉末層を形
成焼f寸け、クシ型端部を切り落とし第6の図構造の積
層体を作製した。第6図の14は絶縁層である。この構
造の素子の絶縁層14を形成した面上に外部電極として
銀ペースト15を塗布焼付け、リード線16形成し、第
7図の素子を得た。第7図の素子はリード線16に直流
電圧を印加することにより圧電積層体として機能した。
この積層体は所定の電圧である150■まで印加しても
絶縁部が絶縁破壊することはなかった。
去遊印り亀 比較例と同様の圧電積層体を準備し、同様の手順にて電
気泳動法により絶縁粉末層の形成を行なった0本法にお
いて用いた泳動浴スラリーは表3に示す。
水沫で得られた絶縁粉末層は比較例にみちれるようなく
ぼみは観察されなかった。層の膜厚は30〜40μ−の
範囲内であった焼付けた絶縁層の耐電圧は200■以上
であった。
ここにおいて、二側の実施例を示したが、本発明はこれ
らの例だけに限定されることなく電気泳動時のスラリー
にバインダー溶解性溶媒とともにバインダー難溶性溶媒
を用いたことに特徴をもつものである。その理由として
、比較例におけるスラリー中の絶縁粉末粒子は電着後に
容易に脱落することがあるのに対し、実施例においては
、電着粉末の脱落が起きにくいことが認められた。顕微
鏡で観察すると、本発明の粉末粒子は、粉末粒子にバイ
ンダーと思われる粘性物が付着しており、そのために析
出層が安定すると考えられる。このバインダー成分が粉
末粒子に付着する要因として、バインダー難溶性溶媒を
用いたことが主原因と考えられた。
〔発明の効果〕
本発明は、電気泳動浴の溶媒として、バインダー溶解性
溶媒に加えて、バインダー難溶性溶媒を用いたことを特
徴としており、洛中の絶縁粉末粒子を盟微鏡で観察する
と、粉末粒子表面にバインダーと思われる粘性物が付着
している。そのため電気泳動現象で所定の電極上へ移動
した粉末の付着が安定されると考えられる。そのため、
従来の電気泳動法により形成した絶縁粉末層にみられた
粉末の脱落と思えるくぼみが発生しない。その結果、こ
れまで、層の平均厚みをいくら厚くしてもくぼみの層の
厚みにより耐電圧が決められていたため、耐電圧の向上
がはかれなかった問題を解決し、絶縁層の耐電圧は大き
く改善されるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は電層型圧電素子の模式断面図、第2図は第1図
の積層型圧電素子に選択的に絶縁層を形成した様子を表
わす模式断面図、第3図は電気泳動法による絶縁粉末層
の形成を説明する模式断面図、第4図は従来法による絶
縁層の模式平面図、第5図は本発明の方法による絶縁層
の模式平面図、第6図は積層型圧電素子に絶縁層を形成
した様子を表わす斜視図、第7図は第6図の積層型圧電
素子に外部電極とリード線を取r=t<すな様子を表わ
す斜視図である。 1・・・圧電材料、   2・・・内部電極、3・・・
外部電極、   4・・・絶縁粉末層、5・・・スラリ
ー、   6・・・槽、7・・・マイナス極端子、 8・・・プラス様端子、 9・・・積層型圧電素子、 10・・・支持枠、   11・・・直流電源、12・
・・スターラー、  13・・・くぼみ、14・・・絶
縁層、    15・・・外部電極、16リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電気泳動法により基材表面の一部または全部に絶縁
    粉末層を形成する方法において、電気泳動浴が溶媒中に
    絶縁粉末とバインダーを含み、かつ溶媒がバインダー溶
    解性成分と共にバインダー難溶性成分を含むことを特徴
    とする電気泳動法による絶縁粉末層の形成方法。
JP61197322A 1986-08-25 1986-08-25 電気泳動法による絶縁粉末層の形成方法 Pending JPS6353296A (ja)

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