JPS6353149A

JPS6353149A - シヨルダスル−アンカ構造

Info

Publication number: JPS6353149A
Application number: JP61198686A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tabata; 宏田畠
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1986-08-25
Filing date: 1986-08-25
Publication date: 1988-03-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明はシートベルトのショルダスルーアンカ構造に関
し、特にシートベルトを装着した際の居住性及びシート
ベルトの拘束性能を改善するショルダスルーアンカ構造
に関する。

〈従来の技術〉従来から、車輌等の乗員の安全を確保するため、座席に
シートベルトが取付けられている。特に車輌前部座席等
には３点式シートベルトが用いられることが一般的であ
る。乗用車輌の３点式シートベルトの場合、車室側面下
部に設けられたりトラクタより延出したシートベルトは
、上部のショルダアンカに係着されたスルーリングを通
過し、その遊端が前記リトラクタ近傍のアンカボルトに
固着される。乗Ωが着座し、シートベルトに取付けられ
たタングプレー１〜を車室中央下部に設けられたバック
ルに係着することにより、シートベルトの肩ベルト部分
が乗員の肩部より腰部にかけて斜めに被着され、更に腰
ベルト部分が乗員の腰部回りに被着されることとなる。

一般に、衝突等の衝撃時に於けるシートベルトの乗員の
シートへの拘束性能は、乗員の身体の中央近く、即ち首
部の近傍から腰部にかＣブでシートベルトが被着されて
いる場合に最も高く、そのためには、ショルダスル−ア
ンカのスルーリング即ちシートベルトの肩ベルト部分の
上端部が、乗員に可及的に近接するように位置している
と良い。

しかしながら、その場合、肩ベルト部分の一部が乗員の
首に擦れ、シートベルトの装着感が阻害される不都合が
ある。

〈発明が解決しようとする問題点〉このような従来技術の欠点に鑑み、本発明の主な目的は
、シートベルトの乗員拘束性能を向上すると共にその装
着感を改善するようなシートベルトのショルダスルーア
ンカ構造を提供することにある。

く問題点を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、リトラクタより延
出するシートベルトの肩ベルト部分の−Ｌ端部をガイド
するスルーリングを有するショルダスルーアンカ構造で
あって、前記スルーリングが、乗員から離反する第１の
位置と、乗員に近接する第２の位置との間を可動にされ
、かつ制御御手段により常時前記第１の位置に向けて制
御されていると共に、前記ベルトに或る張力が作用した
時に前記スルーリングが前記制御御手段に抗して前記第
２の位置に向けて変位するようにしてなることを特徴と
するショルダスルーアンカ構造を提供することにより達
成される。

〈作用〉このようにスルーリングを乗員から離反する方向へ制御
し、衝撃特等シートベルトに或る程度の張力が加わった
ときにのみ乗員の方向へ移動するようにすれば、衝撃時
の拘束性能が改善され、かつ通常時の圧迫感が減少する
。本発明は、リトラクタが、衝撃時にシートベルトを積
極的に引込むような、ブリテンショナーと呼ばれる形式
のものである場合に特に有効である。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面を参照して詳細
に説明する。

第１図は、本発明に基づく第１の実施例を示す車輌前部
座席の斜視図でめり、リトラクタ２より繰り出されたシ
ートベルト１は、車体側面下部に設けられたベース３に
取付けられたショルダスルーアンカ４のスルーリング５
を通過し、その遊端が図示されないアンカボルトにより
車体側面下部に固着されている。またシートベルト１の
、スルーリング５と遊端との間の部分にはタンクプレー
ト７が滑動自在に装着されている。

リトラクタ２は、衝撃時に自動的にシートベルト１をロ
ックするロック機溝（図示せず）或いは衝撃時にシート
ベルト１を瞬時にリトラクタ２内へ巻込むことにより乗
員をシート６に拘束するようなベルトブリテンショナ（
図示せず）を内部に有している。

第２図は、第１図のショルダスルーアンカ４のみを拡大
して示しており、ベース３に螺着されたボルト１１には
カラー１０が嵌装され、更にこのカラー１０を挾持する
ように２枚のワラシト２０及び２１が環装されている。

カラー１０には下部にスルーリング５が一体的に固着さ
れたパネル１２が、上下方向が長孔となっている支持孔
１２ａをもって、ボルト１１の軸線方向に垂直な方向に
回動自在に、またボルト１１の軸線方向に揺動自在に遊
嵌されている。また、カラー１０のワッシャ２０とパネ
ル１２との間には圧縮コイルばね１３が嵌装されており
、パネル１２をワッシψ２１即ちベース３側へ付勢して
いる。尚、ボルト１１からパネル１２にかけては想像線
にて示されているカバー９により覆われている。

シートベルト１を装着するには、乗員が４座した後タン
グプレー１〜７をシー１へ６の下部脇に設けられたバッ
クル８に挿入し係着させ８ｏすると第１図の想像線に示
されているように乗員のＧ部より腰部にかけて、また腰
部回りにシートベルト１が被着されることなる。

ここで、シートベルト１が積極的に車室側面方向へ付勢
されていることにより乗員の肩部にかかるシートベルト
１の肩ベルトの部分は従来よりも首部から離れた位置に
装着されることとなる。

衝突等による衝撃か発生した場合、前）小のベルトブリ
テンショナの作用によりシートベルト１がリトラクタ２
内へ引込まれる。そこで、シートベルト１は、バックル
８とリトラクタ２との間でショルダスルーアンカ４を介
して緊張することとなり、その張力により第３図に想像
線にて示されているようにショルダスルーアンカング５及びパネル１２がばね１３の付勢力に抗して乗員
側、即ち矢印Ａの方向へ移動する。そのため、シートベ
ルト１の上部が乗員の首部寄りに移動し、シート６へ東
口をより効果的に拘束することができる。

第４図は、本発明に基づく第２の実施例を示す第２図に
対応した図であり、第１の実施例に対応する部分には同
一の符号を付し、或いは図示せず、その詳細な説明を省
略し相違する部分についてのみ詳細に説明する。

ショルダスルーアンカ１４に於いて、ボルト１６はベー
ス（図示ぜず）にカラー１９を介して螺着されており、
ベースとの間に空隙を有している。

２枚のパネルからなるパネル１５は、カラー１９よりも
小径の図示されない第２のカラーを介してボルト１６に
、軸線方向に垂直な方向にのみ回動自在に嵌装されてい
る。パネル１５の下部保持孔１５ａにはスルーリング１
７が車輌進行方向に垂直な方向に回動自在に軸支されて
いる。このスルーリング１７はストッパ１７ａにより、
その回動範囲が規定されている。また、パネル１５の下
部保持孔１５ｂにはばねワイヤ１８が挿通固定されてお
り、このばねワイヤ１８がスルーリング１７を乗員から
離れるような向ぎへ付勢している。

衝突等の衝撃時にリトラクタ２内のベルトブリテンショ
ナによりシートベルト１が強く引張られると、シートベ
ルト１の上部が乗員方向へ移動するようにスルーリング
１７がばねワイヤ１８を変形させ回動する。ここでパネ
ル１５がカラー１９により空隙を有してベースに螺着さ
れているため、スルーリング１７の撮れ幅を大きくとれ
、衝撃時に第１の実施例よりも一層乗ｄの身体の中心に
近い位置で乗ｄを拘束することが可能となる。

尚、本実施例に於いては、シートベルト上部が乗ｄから
離れる方向への制御はコイルばね或いはばねワイヤのよ
うなばね部材を用いたが塑性変形をするものを利用して
も良いことは云うまでもない。

〈発明の効果〉このように、本発明によれば、普段はショルダスルーア
ンカ内のスルーリングを車室側面方向へ制御し、衝突等
の衝撃時には乗員側へ移動し１７るようにするのみの簡
単な構造でシートベルト装希時の居住性が改善され、ま
た衝撃時に於（）る乗員のシートへの拘束性能もより向
上されるため、その効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す車輌前部座席の斜
視図である。第２図は第１図の要部を一部拡大して示す斜視図である
。第３図は本発明に基づくショルダスルーアンカの動作を
示す第２図を■−■線より児た側面図である。第４図は本発明に基づく第２の実施例を示す第２図に対
応する斜視図である。１・・・シートベルト　　２・・・リトラクタ３・・・
ベース　　　　　４・・・ショルダスルーアンカ５・・
・スルーリング　　６・・・シート７・・・タンクプレ
ート　８・・・バックル９・・・カバー　　　　　１０
・・・カラー１１・・・ボルト　　　　１２・・・パネ
ル１２ａ・・・支持孔　　　１３・・・圧縮コイルばね
１４・・・ショルダスルーアンカ１５・・・パネル　　　　１５ａ、１５ｂ・・・保持孔
１６・・・ボルト　　　　１７・・・スルーリング１８
・・・ばねワイヤ　　１９・・・カラー２０、２１・・
・ワッシャ第１図一？第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リトラクタより延出するシートベルトの肩ベルト
部分の上端部をガイドするスルーリングを有するショル
ダスルーアンカ構造であって、前記スルーリングが、乗
員から離反する第１の位置と、乗員に近接する第２の位
置との間を可動にされ、かつ制御手段により常時前記第
１の位置に向けて制御されていると共に、前記ベルトに
或る張力が作用した時に前記スルーリングが前記制御御
手段に抗して前記第２の位置に向けて変位するようにし
てなることを特徴とするショルダスルーアンカ構造。
（２）前記制御手段が付勢手段であることを特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載のショルダスルーアンカ構
造。
（３）前記リトラクタが、衝撃時に前記シートベルトを
積極的に引込む手段を有することを特徴とする特許請求
の範囲第１項若しくは第２項に記載のショルダスルーア
ンカ構造。