JPS635263A

JPS635263A - 血液等の検査方法

Info

Publication number: JPS635263A
Application number: JP14929686A
Authority: JP
Inventors: Yasunobu Tsukioka; 康信月岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-24
Filing date: 1986-06-24
Publication date: 1988-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、抗体を表面にコーティングしたビーズを用い
て血液等の検査方法についての改良に関する。

ビーズを用いて行なう血液等の検査方法は１通常、各検
査項目に応じた抗体を表面にコーティングしたビーズ（
反応球）ａを、第１図に示している如くホルダー１に保
持せしめた試験管または滴定プレートに整列させて形設
した試験管・ホール等の反応容器ｂ・・・内に一つづつ
投入して、その反応容器ｂ・・・を第２図に示している
如く１分注へ。

ド２０に分注ノズル２１・・・と吸引ノズル２２・・・
とを具備せしめた分注装置２が装備しである検査装置Ａ
の載置台３にセットし、分注装置２により、各反応容器
す内に試薬と患者から採取した血液拳面線等の試料（検
体）を分注し反応させ、次いで、洗滌液を分注しながら
その洗滌液を吸引除去して反応容器すおよびど−ズａを
洗滌し、さらに、試薬の分注による反応と稀釈液嗜洗滌
液の分注・吸引による洗滌とを敬回繰返した後１反応ビ
ーズの表面の抗原を融解させて、その融解液を反応容器
ごと比色装置で測定して抗原濃度を検出することで行な
うようにしている。

ところで、このビーズを用いる血液等の検査方法には、
反応容器す内においてビーズａヒの抗体と検体および試
薬とを反応させた後に、不要な部分を洗い流すため、洗
滌水・ｆ４釈水を反応容器す内に分注してそれを吸引除
去することで洗滌作業を行なう際、ビーズａの下方にお
いて反応容器すの底に残る僅かの液が測定誤差を生ぜし
めて測定値を狂わせるようになる問題があり、このため
、この洗滌行程の際の残液をなくすよう種々の手段が開
発されているが完全なものは出来ていない。

そして、このことから、反応容器す内でのビーズａの洗
滌を終えた後に、その反応容器す内からビーズａを、第
３図に示しているよう吸引管Ｃによりそれの吸引口に吸
着させて取り出し、新しい容器に移し換えるようにする
手段が試みられている、しかし、この手段は、反応させ
たビーズａの表面が、吸引管Ｃの吸引圧および吸引管Ｃ
の吸引口にビーズａが吸着したときの圧接によって損傷
を受けるようになる問題と、ビーズａを吸引管Ｃで吸い
上げて新たな反応容器すに移し換えていく操作の途中で
そのビーズａが吸引管Ｃがら脱落する場合が出てくる問
題がある。

本発明は、このように従前手段に種々の問題が生じてく
ることからなされたものであって、反応容器内に投入し
て検体および試薬と反応させたビーズの洗滌が１反応容
器内に残液を生ぜしめることなく、かつ、ビーズの表面
に損傷を与えることなく、しかも、反応容器からのビー
ズの飛び川し・脱落のない状態で、迅速・適確に行なえ
るようにする新たな手段を提供することを目的とする。

そして１本発明においては、この目的を達成するための
手段として、抗体でコーティングしたビーズを、反応容
器内に対し挿脱し得る内筒状に形成した目の粗い電体の
内腔に落し込んで、その電体ごと反応容器内に投入し１
反応容器内に予めまたは後に分注する検体および試薬と
反応させ、次いで、洗滌水の反応容器内への注入とその
洗滌水の吸引除去により洗滌し、しかるのち、電体ごと
反応容器から引き上げてその反応容器内の洗滌を行ない
再びその反応容器内に戻すか、引き上げた電体ごと他の
反応容器に移し換えて抗原濃度を測定することを特徴と
する血液等の検査方法を提起するものである。

次に実施の一例を図面に従い詳述する。

まず、極く細い耐蝕性の材料を用いて、第４図に示して
いる如く、抗体をコーティングしたビーズａを内部に収
容して保゛持し得る電体ｄを、試験管等の反応容器すの
内腔に対し抜き挿し自在の内筒状に嵌挿し得る形状に形
成しておく。

そして、検査項目に応じた抗体が表面にコーティングし
であるビーズａは、この電体ｄ内に落し込んでおいて、
その電体ｄを第５図の如く反応容器す内に嵌挿していく
ことで、その電体ｄごと反応容器す内に投入する。

このビーズａと反応させる検体は、電体ｄごとビーズａ
を反応容器す内に投入する際に、同時にまたは、その投
入作動を終えた後に、反応容器す内に試薬と共に分注す
るか、その電体ｄの反応容器す内への投入に先立ち予め
試薬と共に分注しておくようにする。この検体の分注お
よび試薬の分注は１反応容器すを、第２図に示している
如き、分注装置２を具備する検査装置Ａにセットして。

それの分注装置２を用いて通常の如く行なってよい。

次に、この検体とビーズ表面の抗体との反応が終えたと
ころで、第７図の如く、分注ノズル２１から洗滌水を分
注しながら吸引ノズル２２によりその洗滌水を吸引除去
することにより、ビーズａおよび反応容器すの内壁面の
洗滌を行なう、この洗滌も、反応容器すを前述の検査装
置Ａにセットして、それの分注装置２を利用して行なっ
てよいこの洗滌水を供給しながら排除して行なう洗滌行
程が、−定時間の経過、または−定量の洗滌水を供給し
終えたときに、洗滌水の供給を停めて、反応容器す内に
残留している洗滌水を排除するが、この際、電体ｄを第
８図の如く反応容器すから引き上げ、それにより、洗滌
液だけが内部に残った状態となった反応容器すに対し、
第９図の如く吸引ノズル２２を挿し込んで、洗滌水の残
液を吸引除去する作業を行ない、その残液の吸引排除を
終えたところで、その反応容器す内に前述の引き上げた
電体ｄを再び嵌挿していく、このとき１反応容器すから
引き上げた電体ｄは、別に用意しておく洗滌済みの反応
容器す内に嵌挿していき、洗滌水の残液が入っている反
応゛容器すを残液ごと検査行程の流れから外すようにし
てもよい。

洗滌を終えて前述の作動行程により第５図の状態に戻っ
たビーズａは、さらに反応容器す内に試薬を分注して反
応を定着させ、次いで、前記第７図の状態の如く再び洗
滌水を供給しながらそれを吸引排除する洗滌行程を行な
い、その行程を終えたところで、前記第８図の如く電体
ｄを引き上げ、その引き上げた電体ｄを、別に用意して
おく反応容器すに嵌挿するか、または、電体ｄを抜き上
げたあとの反応容器すの残液の吸引排除が終えたところ
で、その反応容器す内に戻し、再び前述の第５図の状態
とする。

次に、この第５図の状態のところに、試薬および稀釈液
を分注し、ビーズ８表面に定着させた抗原を剥離融解さ
せ、その溶液の発色状態を比色計により測定して抗原ｉ
ｒｋ度を検出するようにする。

次に、：１Ｉｊ１０図は本発明の実施に用いる電体ｄの
変形例を示す、この電体ｄは、前述した反応容器ｂ・・
・が縦・横に整列して２０個または２５個を−組みとす
る滴定プレートＢとして形成されている場合に良く適応
するようにしたもので、各電体ｄ・・・は滴定プレート
Ｂに整列している各反応容器ｂ・・・と対応するよう配
列されてつなぎ部材ｅにより一体に連結保持されている
。

また、第１１図は、ビーズａの表面の抗体を検体の抗原
と結合させる反応、およびビーズａ表面の抗体に結合し
た抗原を定着させる反応を確実にするために行なう攪拌
作動を、電体ｄを振動さすことで効率的に行なうように
した手段を示している。即ち、電体ｄを保持してそれを
反応容器すに対し昇降させるよう前述の検査装置Ａの分
注装置２の近傍位置に装設する昇降装置Ｃには、電体ｄ
を吊下保持して上下に動く昇降杆４０に取付けられるホ
ルダー４１を、その昇降杆４０に対して上下にスライド
するように組付けておき、それに、前記昇降杆４０に別
に組付けておくモーターＭにより作動するカム機構４２
を連繋して、そのカム機構４２の作動により電体ｄを振
動させることで攪拌が行なわれるようにしである。

以上説明したように本発明による血液等の検査方法は、
抗体でコーティングしたビーズを、反応容器内に対し挿
脱し得る内筒状に形成した目の粗い電体の内腔に落し込
んで、その電体ごと反応容器内に投入し１反応容器内に
予めまたは後に分注する検体および試薬と反応させ、次
いで、洗滌水の反応容器内への注入とその洗滌水の吸引
除去により洗滌し、しかるのち、電体ごと反応容器から
引き上げてその反応容器内の洗滌を行ない再びその反応
容器内に戻すか、引き上げた電体ごと他の反応容器に移
し換えて抗原濃度を測定する構成としであるのだから１
反応容器内に投入して検体および試薬と反応させたビー
ズの洗滌が、反応容器内に残液を生ぜしめることなく、
かつ、ビーズの表面に損傷を与えることなく、しかも、
反応容器　゛からのビーズの飛び出し・脱落のない状態
で、迅速争適確に行なえるようになり、また、従来、反
応容器を主体として行なっていた検査が、篭に保持せし
めたビーズ主体に行なえるようになって。

反応容器を試薬の分注ごとに次々交換できるようになる
ので、検査行程を効率的に進行させ得るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はビーズを投入した反応容器の斜視図、：Ｊｔ、
２図は反応容器およびビーズをセットした検査装置の一
部破断した側面図、第３図は反応容器の底からビーズを
取り出す吸引管の説明図、第４図は本発明法の実施に用
いる篭の反応容器から抜き上げた状態の斜視図、第５図
は同上の篭を反１５容器内に嵌挿した状態の説明図、第
６図は同上の状態に検体ならびに試薬を分注していく行
程の説明図、第７図は洗滌行程の説明図、第８図は洗滌
行程を終えたときの作動の説明図、第９図は洗滌水の残
液を吸引排除する作動の説明図、第１０図は本発明法の
実施に用いる篭の変形例の斜視図、第１１図は本発明法
の実施に用いる篭を利用した攪拌装置の一部縦断した側
面図である。図面符号の説明Ａ・・・検査装置　　　　　　Ｂ・・・滴定プレートＣ
・・・昇降装置　　　　　　Ｍ・・・モーターａ・・・
ビーズ　　　　　　　ｂ・・・反応容器Ｃ・・・吸引管
　　　　　　　ｄ・・・電体１・・・ホルダー　　　　
　　２・・・分注装置２０・・・分注ヘッド　　　　２
１・・・分注ノズル２２・・・吸引ノズル　　　　３・
・・載置台４０・・・昇降杆　　　　　　４１・・・ホ
ルダー４２・・・カム機構＄１１！１ｂ第　３ｒＭ！ｓ　５　図第７国第　６　図

Claims

【特許請求の範囲】

抗体でコーティングしたビーズを、反応容器内に対し挿
脱し得る内筒状に形成した目の粗い篭体の内腔に落し込
んで、その篭体ごと反応容器内に投入し、反応容器内に
予めまたは後に分注する検体および試薬と反応させ、次
いで、洗滌水の反応容器内への注入とその洗滌水の吸引
除去により洗滌し、しかるのち、篭体ごと反応容器から
引き上げてその反応容器内の洗滌を行ない再びその反応
容器内に戻すか、引き上げた篭体ごと他の反応容器に移
し換えて抗原濃度を測定することを特徴とする血液等の
検査方法。