JPH04256857A - 分析装置等における自動滴定装置 - Google Patents

分析装置等における自動滴定装置

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JPH04256857A
JPH04256857A JP1788791A JP1788791A JPH04256857A JP H04256857 A JPH04256857 A JP H04256857A JP 1788791 A JP1788791 A JP 1788791A JP 1788791 A JP1788791 A JP 1788791A JP H04256857 A JPH04256857 A JP H04256857A
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JP
Japan
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titration
container
sample
beaker
partition wall
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Withdrawn
Application number
JP1788791A
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English (en)
Inventor
Seiji Terada
誠二 寺田
Toshio Funakoshi
船越 俊夫
Masao Akimoto
秋本 昌尾
〆野 利昭
Toshiaki Shimeno
Shinji Yoshikawa
吉川 眞二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析や各種実験装
置において、前処理操作より滴定操作に到る全ての操作
を連続的に、且つ自動的に行うことのできる分析装置等
における自動滴定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化学分析装置や各種実験装置が自
動化に向けて飛躍的に改善され、手間のかかる単位操作
や危険性を伴う手作業が次第に減少している。従来の装
置の一例を述べると、図8に示したものはロボツト21
を用いた自動採取装置であって、図9に示したピペツタ
4によって試料1等を精度良く、手作業を介することな
く採取するようになっている。このピペツタ4には種々
の型式のものが知られているが、図示のものはピペツタ
本体4a上部の目盛を見ながら容量設定を兼用するプツ
シユボタン4bを回して容量設定を行い、試料1等の吸
引、吐出および使用済みチツプの廃棄等の操作を全てノ
ツク式で行い得るものである。
【0003】すなわち、ビーカトレイ6t上のビーカ6
内に試料1を採取する際は、ロボツト本体21aの延出
端にある把持具21fで、既にチツプ5を下端に装着し
ているピペツタ4をつかんだ後、試料容器1a上に移動
して試料容器1a内の試料1の中に前記チツプ5を挿入
し、前記把持具21fとは別にその上方へロボツト腕部
21eより分岐して形成されている押え具21gにより
ピペツタ4上部のプツシユボタン4bを押して試料1を
ピペツタ4内に吸引し、次にロボツト21によってこの
ピペツタ4をビーカトレイ6t上の採取しようとするビ
ーカ6上方に移動させ、前記と同様にして押え具21g
によりプツシユボタン4bを押すことによってビーカ6
内に所定量の試料を吐出する。
【0004】なおロボツト21は図示した多軸ロボツト
以外に多関節ロボツト等もあるが、操作性や設置場所を
考慮して適宜選択することができる。次に、図10に示
したものは試薬3等の添加装置であって、多検体試料に
所定量の試薬3や純水2を連続的に添加するようになっ
ている。7はオートチエンジヤを示し上方に駆動軸7b
を介して回動自在に接続し上面にビーカ6を載置する複
数の開口を形成するターンテーブル7cを積載している
。また2bおよび3bは分注器で、図中点線内に概略を
示すように駆動装置Mを接続する計量ビユレツトと三方
切換弁とを組合わせ所定量の試薬等の吸入、吐出を行う
ものである。
【0005】ターンテーブル7c上には試料を入れた必
要数のビーカ6が載置され、図示の例では反時計回りに
各ビーカ6間の1間隔分づつ回動停止するようになって
いる。そして最初のビーカ6が分注器2bと連絡する液
体移送配管L(純水容器2a中の純水2または試薬容器
3a中の試薬3の移送用)直下のターンテーブル7c開
口位置に来たとき、分注器2bまたは3bが作動してビ
ーカ6内の試料に対して試薬3等が添加される。
【0006】このようにしてターンテーブル7cが1間
隔づつ間欠的に回動する中、各ビーカ6内の試料に試薬
等が順次添加されていくのである。この場合に別の試薬
3′を添加するにはターンテーブル7c上の前記と異な
る他のビーカ6′の到来位置に新たな液体移送配管L′
の出口を設け、例えば1つのビーカ6へ試薬3を投入す
る間に他のビーカ6′へは他の試薬3′を添加すること
ができる。
【0007】また、図11に示したものは自動滴定装置
であって、中和滴定、酸化還元滴定等の操作をプログラ
ムにしたがい自動的に行なうもので、分析結果をプリン
トアウトするようになっている。図示のものは試料等を
入れたビーカ6をターンテーブル7c上に載置するだけ
で、それ以降の操作は全て自動化されているものである
。すなわち、試料を入れたビーカ6をターンテーブル7
c上に載置して図8で述べたようにして試薬3等を添加
し、自動滴定装置8付近にまでターンテーブル7cを回
動させれば、ターンテーブル7c上のビーカ6内の試料
中に試料供給配管L1 の先端が浸漬し自動滴定装置本
体8a内の計量ビユレツト(図示しない)を経由して所
定量の試料等が滴定容器8c内に移送される。
【0008】移送が終ると接液部昇降装置8dが作動し
て本体8aに付設されている接液部8bが滴定容器8c
内の試料等の液中に降下し浸漬する。接液部8bは滴定
容器8c中の試料等の性状(pH、温度等)を検知し電
気信号に代えて演算制御部へ送信する。演算制御部では
この信号をもとに演算し、その結果、既に設定値に達し
ている場合は試薬による滴定を中止し、分析結果(滴定
量0)として装置内の表示部により表示すると同時に必
要に応じて装置外へ出力し次の試料に対する滴定を開始
させる。また接液部8bより受けた信号をもとに演算制
御部により演算しその結果設定値に達していない場合は
、オートビユーレツトを起動させ試薬を滴定容器8cに
移送して滴定を開始する。その間、接液部8bは試料等
の性状を常時検知してそれにもとづく信号を演算制御部
へ送信し、演算制御部はその性状値が設定値に達するま
で滴定を続けさせ、設定値に達したところで演算制御部
は滴定を終了させると共に、オートビユーレツトで示さ
れる滴定量をもとに演算し、分析結果を装置内の表示部
に表示すると同時に必要に応じて装置外へ出力する。
【0009】なお図示した液体移送配管Lは複数の配管
群で、本体内の切換弁や各種ビユーレットを通じて純水
容器、試薬容器、廃液槽等(何れも図示しない)に接続
され、滴定槽の洗浄や希釈液の供給の他、廃液の移送も
行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記した図8ないし図
11に示す従来の装置には次のような問題点があった。 すなわち、ピペツタ本体の自動操作は可能であるがその
下端へチツプを装着する際に手作業を必要とするだけで
なく、試料採取後にビーカトレイ上より所要場所にビー
カを移送する際、あるいはターンテーブル上のビーカを
取り除く際、さらにはターンテーブル上のビーカ内の分
取後の残液の廃棄等もそれぞれ手作業で行なうしかなく
、各単位操作は自動化されているもののそれらを連係さ
せ一連の分析操作を自動的に行うものは確立されていな
い。従って、手作業介在時に相当の手間を要するばかり
でなく、試料や試薬が有毒である場合や放射性を帯びて
いる場合、またはそれが悪性病源菌で汚染されているよ
うな場合の作業は甚だ危険性を伴うおそれがあった。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であって、その目的とするところは一連の分析操作工程
を全自動化することにより、危険を伴う分析試料を環境
から隔壁によって遮断隔離された状態での分析操作を可
能にする自動滴定装置を提供しようとする点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自動滴定装置は、環境を遮断する隔壁1
1によって隔離された室内に、試料容器1aとチツプ5
を含むピペツタ4等からなる試料注入具と1個または複
数個の滴定容器(ビーカ6等)からなる試験器具とをそ
れぞれ保持して配置し、その近傍に駆動部とそれと連動
する回転盤(ターンテーブル7c等)とを有する滴定容
器回動装置(オートチエンジヤ7等)と接液部8bを有
する滴定装置8と、滴定装置8より配管によって接続す
る廃棄物槽10a(10b)とをそれぞれ設置すると共
に、前記隔壁11内の領域適所には前記試料容器1a、
各試験器具、滴定容器回動装置及び廃棄物槽の各々の何
れの上方へも延伸可能な腕部21eを有する移送装置(
ロボツト21)とをそれぞれ配置し、また前記隔壁11
外には、管路上に設置した分注器2bを経由して隔壁内
の滴定容器回動装置の上方へ延出し、もしくは滴定装置
8へ延出する液体移送配管Lと連絡した1個または複数
個の液体貯蔵容器2aと、管路上に設置した滴定用計量
器(オートビユーレツト3b等)を経由して前記隔壁内
の滴定装置8に延出する1個または複数個の液体移送配
管と連絡した滴定用試薬容器3aとを配置し、さらに前
記滴定装置8、分注器2bおよび滴定用計量器3bと配
線接続する滴定装置制御部24と、滴定装置制御部もし
くは前記隔壁内の滴定容器回動装置7と配線接続する滴
定容器回動装置制御23と、前記隔壁内の移送装置(ロ
ボツト21等)と配線接続する移送装置制御部(ロボツ
トドライブユニツト22等)と、それらの各制御部と配
線接続し予め設定されたプログラムに従って各制御部を
通じ前記隔壁内外の各装置に作業指示するコンピユータ
25を配備したものである。
【0013】
【作用】本発明の自動滴定装置は、前記のような構成を
有するから、隔壁11によって形成された室内に、試料
容器と試料注入具と滴定容器(ビーカ等)を配置し、コ
ンピユータ25に入力すると、コンピユータは予め設定
されたプログラムに従って各制御部を介して指令に対応
して各装置が作動を開始する。
【0014】先ず、移送装置(ロボツト21等)の腕部
21eが延出して試料注入具を保持し、試料容器1a上
に移動し試料容器1a内の試料を採取する。試料を採取
した試料注入具は滴定容器(ビーカ6等)上に移動し滴
定容器内に試料を吐出する。試料を吐出した試料注入具
は廃棄物槽の上方に移動し、試料注入具のチツプ5を廃
棄する。
【0015】次いで移送装置は試料採取済の滴定容器を
順次滴定容器回動装置の回転盤の上に載置する。滴定容
器が載置された後、滴定容器回動装置は回動し、注入し
ようとしている滴定容器が液体移送配管Lの下方に到達
した時に停止する。この状態で分注器2bを起動させ所
定量の純水もしくは試薬を滴定容器内に注入する。注入
後、回転盤を回動させ滴定しようとする滴定容器を滴定
位置まで移動させ、滴定装置8を作動させ、接液部8b
を滴定容器内の液中に浸漬させて滴定操作が行われる。 測定結果は滴定装置制御部24を通じて演算した後、必
要に応じて装置内の表示部により表示すると同時に装置
外へ出力する。滴定終了後、滴定装置8の接液部8bは
純水により洗浄し、引続き前記と同様にして滴定操作を
行う。
【0016】滴定操作が終了すると、移送装置が再び作
動して回転盤上に移動し、適宜所望位置の滴定容器を保
持して廃棄物槽の上方へ移動し、滴定容器の内容物を廃
棄するのである。
【0017】
【実施例】次に本発明の自動滴定装置を図1ないし図7
に示す一実施例により説明する。図1および図2に示す
ように、試料は試料容器1aに入れられて分析室に搬送
され、試料容器トレイ1tに収められる。試料等の希釈
と装置な器具の洗浄に使用される純水は純水容器2aに
貯蔵され、必要時に分注器2b、ポンプ2pにより移送
される。前処理または滴定の際に使用する各種の試薬は
試薬容器3aに貯蔵される。これらの中、前処理試薬は
分注器2bにより所定量を、また滴定用試薬はオートビ
ユーレツト3bにより必要量をそれぞれ移送する。試料
を所定量計量して採取するピペツタ4には本体4aの上
端に容量設定ダイヤルを兼ねて試料の吸入、吐出および
使用済みのチツプ5を離脱するためのプツシユボタン4
bが取り付けられている(図4参照)。
【0018】なお、4tは前記ピペツタ4を直立させて
おくピペツタトレイ、5tは新しいチツプ5を直立させ
ておくチツプトレイである。また、6はビーカで、6t
はビーカを定置させておくビーカトレイである。7はビ
ーカ6を載置して回動するオートチエンジヤで、図7に
示すように下部の本体7aとその上面中央部より上方に
突出した駆動軸7bおよびその軸体に連結しビーカ6を
載置する開口を設けたターンテーブル7cとよりなり、
ビーカ6の停止位置直下の本体7a内には磁気攪拌装置
(マグネチツクスターラ、図示しない)が内蔵されてい
る。この場合、磁気攪拌装置は化学的雰囲気下あるいは
放射性雰囲気下などを考慮して、これらを形成する材質
を選定することは勿論、オートチエンジヤ本体7a内の
構成を駆動系のみとして、損傷を来たし易い電子部品を
含む制御部は後述のように適切な環境下に移設してそれ
らを配線接続する。
【0019】次に、8は自動滴定装置であって、プログ
ラムに従って自動的に滴定するものであるが、オートチ
エンジヤ7上のターンテーブル7c上で滴定するために
、自動滴定装置本体8aのターンテーブル7c側の適所
に接液部8bを移動させる接液部移動装置8dと接液部
8bの洗浄ならびに接液部8b不使用時に同部を湿潤さ
せておく接液部浸漬装置8cを設ける。この自動滴定装
置8は前記したオートチエンジヤ7の場合と同様の理由
から本体8a内の制御部を取り外し、適切な環境下に移
設してそれらを配線接続する。
【0020】図1および図2において、9は前記各トレ
イ1t、4t、5t、6t、オートチエンジヤ7、自動
滴定装置8などを配置し、適当高さとするための架台、
10はこの架台9に近設する廃棄物槽で、廃液を受け入
れると共に攪拌用の磁気回転子を回収する廃液槽10a
、使用済みのチツプ5を受け入れる廃チツプ槽、使用済
みのビーカ6を受け入れる廃ビーカ槽10cをそれぞれ
配設してある。また、11は分析操作上有害な環境とな
る領域を隔てて遮断する隔壁で、搬出入口や配管線接続
個所および換気口などが適所に設けられる。
【0021】21は隔壁11内にあって、ピペツタ4、
チツプ5、ビーカ6などの各種器具を操作、移動するロ
ボツトで、本実施例では多関節型のものを図示したが、
多軸型であってもよく、またそれらを組合わせたもので
もよい。図3に示すように、ロボツトの本体21aの下
方に駆動軸21bを介して回動自在に連結した走行装置
21cを有し、本体21aの延出側には各関節部21d
によって接続した複数の腕部21eを有し、その腕部2
1eの最先には水平方向に揺動する1対の把持具21f
と垂直方向に揺動する1片の押え具21gを具備してい
る。
【0022】図1において、22はこのロボツト21に
動作指示、停止などの制御信号を送るロボツトドライブ
ユニツトである。23は前述のようにして、オートチエ
ンジヤ7より移設され、駆動部に作動、停止などの制御
信号を送るオートチエンジヤ制御部である。また24は
予め設定されている滴定手順のプログラムに従って操作
切換え、作動、停止などの制御信号を送信する滴定装置
制御部である。25はコンピユータで、以上の各装置の
全ての制御を総括し、予め設定されたプログラムに従っ
て分析操作に必要な情報を入力すると共に、各装置に指
示信号を送り、さらに滴定装置制御部24から送信され
た測定値をもとに演算し分析結果として表示すると同時
に装置外へ出力する。
【0023】以上のように、本実施例は各装置よりなり
、試料搬入後、有害かつ環境を汚染するおそれのある試
料や試料容器1a、ピペツタ3、チツプ5、ビーカ6お
よび各種トレイ、オートチエンジヤの本体駆動部などを
隔壁11内に配置し、その他の各種制御装置とコンピユ
ータおよび補給器具類などは隔壁11外に配置したもの
である。
【0024】図に示す本発明の一実施例の操作手順を説
明するに、図1および図2において先ず隔壁11の室内
に搬入された試料容器1a、ピペツタ4、チツプ5、予
め磁気回転子を入れたビーカ6を載せた各トレイを図示
のように配置し、コンピユータ25に操作開始の指示を
与えると、コンピユータ25は予め作成されたプログラ
ムに従ってロボツトドライブユニツト22を介してロボ
ツト21は作動を開始する。ロボツト21はピペツタ操
作位置まで走行した後、図3に示すように、最適方向に
回動しながら各関節部21dを介して各腕部21eが伸
縮し、その延出端にある把持具21fと押え具21gが
ピペツタトレイ4t上に接近降下し、図4に示すように
して把持具21fによりピペツタ本体4aを保持する。 ピペツタ本体4aを保持した把持具21fはチツプトレ
イ5t上に移動し、装着しようとするチツプ5の上端開
口と前記ピペツタ4の下端筒が直向したとき、前記把持
具21fが降下してピペツタ4の下端筒をチツプ5の上
端部開口内に挿入して一体化させ、ピペツタ4にチツプ
5を装着する。
【0025】次にチツプ5を装着したピペツタ4を保持
した把持具21fは試料容器トレイ1t上に移動し、採
取しようとする試料容器1aの上端開口上にチツプ5の
下端開口が到達したとき、把持具21fが降下し試料容
器1a内の試料中にチツプ5の下部が浸漬し、ここで把
持具21f上方の押え具21gを上下に1回揺動させ、
ピペツタ4上部のプツシュボタン4bを押し、ピペツタ
4内に所定量の試料を吸入する。
【0026】次いで試料吸入後のピペツタ4を保持した
把持具21fはビーカトレイ6a上に移動し、試料を注
入しようとするビーカ6開口上にチツプ5の下端開口が
到達したとき、前記把持具21fが適当高さまで降下し
、押え具21gによって再びプツシユボタン4bを押し
ピペツタ4内の試料をビーカ6内に吐出する。これらの
操作の後、ピペツタ4を保持した把持具21fは廃チツ
プ槽10bに移動し、適当な高さに保持したまま押え具
21gによってさらにプツシユボタン4bを押すと使用
済みのチツプ5は脱落し廃チツプ槽10b内に廃棄され
る。チツプ5を離脱後のピペツト4を保持したロボツト
21の把持具21などはチツプトレイ5t上に移動し、
以下同様にチツプ5を装着し、ビーカトレイ6t上のビ
ーカ6に必要検体数の試料を採取する。
【0027】ビーカトレイ6t上のビーカ6に必要分の
試料が準備されて最後の使用済みチツプが廃棄された後
、ロボツト21の把持具21fなどはピペツタトレイ4
t上面開口の真上に移動して降下し、ピペツタ4をピペ
ツタトレイ4tに収納して再使用に備える。ピペツタ4
を放したロボツト21の把持具21fは、前記の試料1
を採取後の各ビーカ6を載置したビーカトレイ6t上に
移動し降下した後、図5および図6に示すようにして把
持具21fにより試料入りビーカ6を保持する。ビーカ
6を保持した把持具21fはオートチエンジヤ7のター
ンテーブル7c上面開口のうちビーカ6を載置しようと
する開口の真上に移動し載置する。
【0028】これらの操作の後、ロボツト21は待機状
態となる一方、コンピユータ25はプログラムに従って
オートチエンジヤ制御部23および滴定装置制御部24
に指示信号を送る。オートチエンジヤ制御部23と滴定
装置制御部24は予め設定された順序によってオートチ
エンジヤ7と自動滴定装置8を作動させる。すなわち、
オートチエンジヤ7では本体7aに内蔵する駆動装置が
起動して駆動軸7bを通じてターンテーブル7cを回動
させ、最初に希釈する試料を入れたビーカ6が隔壁11
外の分注器2bと連絡する希釈水供給配管L2 の直下
に来たところで停止する。ここで分注器21bが起動し
てビーカ中に純水が注入されると共に、オートチエンジ
ヤ本体7aの磁気攪拌機が回転してビーカ6内の液体が
均一に混合される。なおこのとき、滴定用以外の試薬を
添加するのであれば別の分注器2b′を用意して同様に
配管接続すればよく、例えば逆滴定の際にはこのような
手段をとればよい。このようにして他の試料についても
同様の操作により希釈する。
【0029】全ての試料の希釈が済んだ後、ターンテー
ブル7cを回動させ、最初に滴定するビーカ6が自動滴
定装置本体8c近傍の所望位置に来たところで停止する
。次に、自動滴定装置本体8cの接液部移動装置8dに
より、接液部浸漬容器8c中に浸漬されていた接液部8
bが引き上げられて移動し滴定をするビーカ6の試料中
に浸漬する。接液部8bは希釈された試料の性状(pH
、温度など)を検知し電気信号に代えて滴定装置制御部
24へ送信する。滴定装置制御部24ではこの信号をも
とに演算し、その結果、既に設定値に達している場合は
試薬による滴定を中止し分析結果(滴定量0)として必
要に応じて装置内の表示部により表示すると同時に装置
外へ出力し、次の試料の滴定を開始させる。また接液部
8bより受けた信号をもとに滴定装置制御部24で演算
し、その結果設定値に達していない場合は、オートビユ
レツト3bを起動させ、試薬供給配管L4 を通じて試
薬を前記操作中のビーカ6 に移送し滴定を開始する。
【0030】この間接液部8bは試料の性状を常時検知
してそれにもとづく信号を滴定装置制御部24へ送信し
、滴定装置制御部24はその性状が設定値に達するまで
滴定を続けさせ、設定値に達したところで滴定装置制御
部24は滴定を終了させること共に、オートビユレツト
3bで示される滴定量をもとに演算し、分散結果として
必要に応じて装置内の表示部に表示すると同時に装置外
へ出力する。
【0031】このようにして滴定操作が終了するとビー
カ6の液中に浸漬されている接液部8bを接液部移送装
置8dによって引き上げ、自動滴定装置本体8aの接液
部浸漬容器8c上に移動させた後、接液部浸漬容器8c
内に降下させ、ここで隔壁11外の純水容器2aと連絡
する接液部洗浄配管L3 を通じてその管路にあるポン
プ(図示しない)を起動させ接液部浸漬容器8c内に純
水を導入して接液部8bを洗浄する。洗浄廃液は接液部
浸漬容器8cより接液部洗浄配管L3 ′を通じて廃液
槽10aに廃棄する(必要に応じてポンプを付設する)
。なお、接液部8bは次の試料の滴定操作に移るまで接
液部浸漬容器8c中に貯留させた純水中に浸漬させてお
き、長時間経過後に再使用する際は使用前に同様にして
洗浄する。
【0032】このようにして1つの試料について一連の
操作が終了すると次の試料の滴定操作を行う。すなわち
、コンピユータ25からの操作指示によりオートチエン
ジヤ制御部23を通じてターンテーブル7cを回動させ
て次に滴定する試料を滴定位置に移動させ、滴定装置制
御部24を通じ自動滴定装置8を作動させて次の試料を
滴定する。他の試料についても順次同様に操作し、ター
ンテーブル7c上にビーカ6内の全試料についての分析
を終了する。
【0033】上述のようにして全分析操作を終了した後
、コンピユータ25からロボツトドライユニツト22に
再び操作開始の指示信号を送信することによって、待機
していたロボツト21が作動し、腕部21eを介して把
持具21fがターンテーブル7c上に載置された測定済
み試料の入ったビーカ6に接近し、把持具21fによっ
てビーカ6を保持して持ち上げ廃液槽10a上に移動し
て適当高さにまで降下し、ここで把持具21fはビーカ
6を保持したまま回転し、ビーカ6の内容物である測定
済み廃液および磁気回転子が流れ落ちて廃液槽10aに
入る。廃液槽10aでは落下した磁気回転子が網状板あ
るいは磁性体によって受け止められて回収されると共に
廃液は廃液槽10aの下部へ流入して貯留する。
【0034】なお貯留した廃液は適量留ったときに系外
に導き処理される。さらにビーカ6を保持したロボツト
21の把持具21fは廃ビーカ槽10c上に移動し適当
高さから把持具21fを解放してビーカ6を落下させ廃
棄する。ターンテーブル7c上に載置されている測定済
み廃液の入った他のビーカ6も必要に応じてオートチエ
ンジヤ制御部23を通じて作動指示を受けターンテーブ
ル7cを回動・停止させながら、ロボツト21の把持具
21fによりビーカ6を保持し、廃液槽10a、廃ビー
カ槽10cへ移動してそれぞれの廃棄操作を行う。
【0035】なおビーカ6の廃棄に際しては、廃液槽1
0a上方でロボツト21がビーカ6を保持している間に
、純水容器2aより廃棄物洗浄配管L5 を通じて純水
を供給して洗浄し、廃棄物に付着した有害物質を取り除
いておくこともできる。
【0036】
【発明の効果】本発明の自動滴定装置は前記のような構
成を有するため、各単位操作間の受け渡しを自動化する
ことができ、試料の採取にみられる試料注入操作から滴
定操作および測定済み試料や器具の廃棄に到るまでの各
操作中に手作業を介入することなく全自動化を可能とす
る。また、全自動化を可能にしたために、有毒な化学物
質や放射性物質ならびに悪性病源菌を含む物質などを分
析するに際し、これらの試料や試験器具などを環境を遮
断する隔壁によって隔離された限られた領域での自動分
析を可能にし、これらによる人体への危険性を解消する
ことができる。
【0037】さらに、滴定容器回動装置、自動滴定装置
、移送装置は何れもその作動部を隔壁により隔離された
室内に設置し、破損し易い各装置の制御部を隔壁外に設
置したために、制御部は有害な雰囲気を避けて長期の使
用に耐えられるばかりでなく保守点検が用意となる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動滴定装置の全体配置
図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動滴定装置の隔壁内部
の斜視図である。
【図3】本発明で説明する移送装置(ロボツト)の1例
を示す側面図である。
【図4】ロボツトにより試料注入具(ピペツタ)を保持
する状態説明図である。
【図5】ロボツトにより滴定容器(ビーカ)を保持する
状態を示す側面図である。
【図6】ロボツトにより滴定容器(ビーカ)を保持する
状態を示す平面図である。
【図7】本発明で説明する自動滴定装置とその操作時の
態様を示す側面図である。
【図8】従来の試料採取装置を示す側面図である。
【図9】従来の試料注入具(ピペツタ)の側面図である
【図10】従来の試薬注入装置とオートチエンジヤを示
す模式図である。
【図11】従来の滴定装置と操作時の態様を示す側面図
である。
【符号の説明】
1a  試料容器 2a  液体貯蔵容器 2b  分注器 3a  滴定用試薬容器 3b  滴定用計量器 6    滴定容器(ピーカ) 7    滴定容器回動装置(オートチエンジヤ)8 
   滴定装置 10a   廃棄物槽 10b   廃棄物槽 11    隔壁 21    移送装置(ロボツト) 21e   移送装置(ロボツト)の腕部22    
移送装置(ロボツト)制御部23    滴定容器回動
装置(オートチエンジヤ)制御部24    滴定装置
制御部 25    コンピユータ L    液体移送配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  環境を遮断する隔壁によって隔離され
    た室内に、試料容器と試料注入具と1個または複数個の
    滴定容器からなる試験器具とをそれぞれ保持して配置し
    、その近傍に駆動部とそれと連動する回転盤とを有する
    滴定容器回動装置と、接液部を有する滴定装置と、該滴
    定装置より配管によって接続する廃棄物槽とをそれぞれ
    設置すると共に、前記隔壁内の領域適所には前記試料容
    器、各試験器具、滴定容器回動装置及び廃棄物槽の各々
    の何れの上方へも延伸可能な腕部を有する移送装置とを
    それぞれ配置し、また前記隔壁外には管路上に設置した
    分注器を経由して隔壁内の滴定容器回動装置の上方へ延
    出しもしくは滴定装置へ延出する液体移送配管と連絡し
    た1個または複数個の液体貯蔵容器と、管路上に設置し
    た滴定用計量器を経由して前記隔壁内の滴定装置に延出
    する1または複数の液体移送配管と連絡した滴定用試薬
    容器とを配置し、さらに前記滴定装置、分注器及び滴定
    用計量器と配線接続する滴定装置制御部と、該滴定装置
    制御部もしくは前記隔壁内の滴定容器回動装置と配線接
    続する滴定容器回動装置制御部と、前記隔壁内の移送装
    置と配線接続する移送装置制御部と、それらの各制御部
    と配線接続し予め設定されたプログラムに従って各制御
    部を通じ前記隔壁内外の各装置に作動指示するコンピユ
    ータとを配備したことを特徴とする分析装置等における
    自動滴定装置。
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