JPH04323563A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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Publication number
JPH04323563A
JPH04323563A JP3090680A JP9068091A JPH04323563A JP H04323563 A JPH04323563 A JP H04323563A JP 3090680 A JP3090680 A JP 3090680A JP 9068091 A JP9068091 A JP 9068091A JP H04323563 A JPH04323563 A JP H04323563A
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JP
Japan
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sample
beaker
robot
partition wall
measuring
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Withdrawn
Application number
JP3090680A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Terada
誠二 寺田
Toshio Funakoshi
船越 俊夫
Shinji Yoshikawa
吉川 眞二
Masao Akimoto
秋本 昌尾
〆野 利昭
Toshiaki Shimeno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP3090680A priority Critical patent/JPH04323563A/ja
Publication of JPH04323563A publication Critical patent/JPH04323563A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析装置において
前処理操作より測定操作に到る工程を連続的且つ自動化
するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化学分析装置や各種実験装置は自
動化にむけて飛躍的に改良され、手間のかかる単位操作
や危険性を伴う手操作が次第に解消されつつある。例え
ば、図9で示したようなロボツト6では、本体6aより
各関節部6bを介して接続した各腕部6cの最先端に設
けた把持具6eによりピペツタ4の本体4aをつかんで
移動し、その下方に挿着するチツプ4c先端を試料容器
1内の試料中に浸漬した後、把持具6e上方の押え具6
fによってピペツタ4上部のプツシユボタン4bを押す
ことにより試料をピペツタ本体6a内に吸込み、次にこ
のピペツタ4を試料採取用ビーカ3上方域の所定位置に
移動させて、再びプツシユボタン4bを押すことにより
所要量の試料をビーカ3内に採取することができる。そ
して各試料を採取するごとに、前記プツシユボタン4b
操作により純水洗浄や共洗い洗浄をしながら順次試料を
採取し、全ての試料を採取後ピペツタ4を所定場所へ移
動し、プツシユボタン4bを一層深く押してその下端に
挿着するチツプ4cを脱離させ廃棄する。なお、本実施
例では多関節ロボツトを示したが多軸型ロボツトも作動
状態は同様である。
【0003】また、図10に示したものは、試薬等の添
加装置で、多検体の試料に対して各々所定量の試薬や純
水を順次添加するようになっている。ここで7はオート
チエンジヤで、磁気攪拌機(マグネチツクスターラー=
図示省略)を内蔵する本体の上方に、ビーカ3を載置す
る複数の上向き開口を形成したターンテーブル7aを搭
載している。そして8bは1組または複数組の分注装置
で、図中点線内に概略を示すごとく駆動装置Mに接続す
る計量式送液具と三方切換弁との組合わせにより、所定
量の試薬や純水を試薬容器または純水容器2から配管8
aを通じてターンテーブル7a上のビーカ3内へ供給す
るようになっている。すなわち、ターンテーブル7a上
には試料を入れた必要数のビーカ3が載置され、図示し
た例では反時計回りに各ビーカ間の1間隔分ずつ回動、
停止し、例えば或るビーカ3が配管8a終端の吐出口の
直下に位置したとき、分注装置8bが作動してビーカ3
内に試薬が供給され、こうしてターンテーブル7aが1
回分ずつ回動するうちに順次ビーカ3内の試料に試薬が
添加されていく。さらに他の試薬を添加する際は、別の
試薬容器2より配管8aを通じて分注装置を経てターン
テーブル7a上の必要位置に吐出口を設け、順次時間差
を開けて複数の試薬添加を行なう。
【0004】次に、図11に示したものは、前記のごと
くオートチエンジヤ7上で処理された試料より手操作に
よって移動したビーカ3内の試料中の成分を自動的且つ
連続的に分離し、もしくは時間、場所等をもって現わす
帯域ごとに、各成分を自動的に分別し測定する装置であ
り、その一例として、容量法による方法、電気的方法、
光学的方法等があげられ、市販された種々の装置がある
。なお、本従来例では、この分離装置9として液体クロ
マトグラフイによるものを例示して説明する。すなわち
図中、展開液容器9a中の展開液は試料移送流路にある
装液装置10hの駆動により、配管10a、多方向切換
弁9b、配管10dを通じてカラム9d内を通過させる
。カラム9d内での展開液の流動が安定した状態で、配
管10fの管路内にある装液装置10iを起動させると
、オートチエンジヤ7上より移動されたビーカ3内の試
料が吸上げられ、配管10b、多方向切換弁9bを経て
配管10cにある試料溜9cに流入して所定量計量され
る。このとき試料溜9cを通過した余分の試料は、多方
向切換弁9bに戻り配管10fを経て廃棄物槽12の流
入口12aより廃棄される。前記試料溜9cへ試料が計
量され、次に多方向切換弁9bを切換えると、展開液容
器9a中の展開液は配管10cを通じて試料溜9c中に
浸入し、配管を10cを通じてカラム9d方向へ押し流
す。このときカラム9d内では、試料中の異なった成分
が時間的帯域ごとに分別され測定装置11に送り出され
る。試料中の目的の含有成分が移動してきたとき、測定
装置11では例えば滴定、吸光度測定等含有成分の示す
固有の特性値が自動的に測定される。なお、測定装置1
1は自動式の滴定装置や吸光度計、その他市販されてい
る各種の自動測定装置を適用することができる。測定さ
れた結果は電気信号或いは光信号等に変換され、同機内
に内蔵されている測定装置制御部11aに伝送し、測定
装置制御部11aではその信号に基づいて試料の特性値
を算出し配線11cを通じてさらに演算装置13に伝送
する。演算装置13では予め設定されたプログラムに従
って演算し試料の含有成分量等として表示する。なお、
測定済みの試料は配管10eを通じて廃棄物槽12の流
入口12aに流入させ排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 (1)ロボツトを作動させてピペツタへの試料の吸引、
吐出及びチツプの廃棄を行なうことが可能であるものの
、ピペツタ下端へチツプを挿着する際は依然手操作を必
要とし、ロボツト自らチツプを交換することができない
ため、同一チツプによって多検体試料を採取することに
なり、その場合チツプの洗浄操作工程を加える等の必要
があって、ロボツトの動作を一層複雑なものとする。 (2)従ってターンテーブル上へのビーカの配置を手操
作で行なう他、ターンテーブル上のビーカ内の試料を測
定装置に供給する際も、手操作を介在させる必要がある
。 (3)ロボツト、オートチエンジヤ、測定装置を構成す
る各部の全てが同一環境下に置かれるため、試料、試薬
が有害物質、放射性物質である場合、特に電子部品を多
く取り入れた制御部材が損傷し易く、保守が非常に厄介
なものとなる。 (4)以上のごとく、単位操作については自動化された
部分もあるが、それらの操作を有機的に結びつけた連続
操作が自動化されておらず、手操作を随所に介在させな
ければならないため人体に対して危険性があり、またこ
の方法に沿った装置が確率されていないため各々の単位
操作装置の保守が非常に厄介なものとなっている。
【0006】本発明は、従来技術で必要とした手操作の
部分を全廃し、全操作を自動化した保守の容易な自動分
析装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】分析装置を隔壁で内外部
に区画し、同隔壁内部に、試料容器もしくは試薬容器と
、ピペツタ及びチツプと、ビーカを連続的に搬送するタ
ーンテーブルと、ビーカ内試料に試薬を添加する試薬供
給路と、ビーカ内試料に試料移送流路を通じて連絡する
分離装置と、同分離装置より配管を通じて連絡する測定
装置の測定部と、同測定装置の測定部より配管を通じて
連絡する廃棄物槽とを配設する。
【0008】また、前記隔壁内の適所に、試料容器もし
くは試薬容器、ピペツタ及びチツプ、ビーカ、さらにタ
ーンテーブル及び廃棄物槽の上方で何れにも延伸可能な
腕部を有するロボツトを配設する。また隔壁外には、測
定装置の前記隔壁内の測定部と配線接続し同測定部を制
御する測定装置制御部、前記ロボツトを制御するロボツ
ト制御部、前記ターンテーブルを制御するターンテーブ
ル制御部、前記分離装置を制御する分離装置制御部とを
それぞれ配設し、さらにこれ等の各制御部と配線接続し
予め設定されたプログラムに従って指示信号を発生する
とともに、前記測定装置制御部より得られた試料の測定
値をもとに演算し、分析結果として表示する演算装置を
設置する。
【0009】
【作用】分析装置において、隔壁で形成された区画領域
内に試料容器、必要に応じて試薬容器、ピペツタ及びチ
ツプの各々をトレイ上載せて保持し予め準備しておく。 そして隔壁外の演算装置より予め設定されたプログラム
に従って指示信号を発すると、各々制御部を介して隔壁
内のロボツト、オートチエンジヤ、測定装置及びそれ等
を結ぶ送液関係機器類が駆動し、分析操作が行なわれる
【0010】すなわち、隔壁内において先ずロボツトが
移動し、ピペツタをつかんでチツプトレイ上のチツプの
真上に到達したとき、ピペツタを降下させてその下端部
にチツプを挿着する。次いでそのピペツタを試料容器上
へ移動させてそのチツプの下端を試料容器中に浸漬し、
ピペツタ上部のプツシユボタンを押すことによってピペ
ツタ内に試料が吸引される。次にこのピペツタを試料採
取用ビーカ上方に移動させて再びプツシユボタンを押す
ことによりビーカ内に試料が吐出される。そして1つの
ビーカ内に試料が採取されるとピペツタを廃棄物槽上に
移動させ、プツシユボタンを押す(前記より若干深く押
す)ことによってピペツタ下端部のチツプが本体より離
脱し廃棄物槽中に廃棄される。なお、ピペツタの把持と
プツシユボタン操作はロボツトの腕部先端に形成された
把持具と押え具によって行なわれる。その後ロボツトは
チツプトレイ上に移動し前記のようにピペツタ下端に他
のチツプを挿着し、同様にして他の試料も順次ビーカト
レイ上のビーカ中に採取する。全ての試料の採取が終了
すると、ロボツトはピペツタをピペツタトレイ等に置き
、前記隔壁内の所定位置に配列させる。このとき必要に
応じて純水を満たしたビーカも1つ準備し、後述の測定
用液体流路の洗浄用に具える。なおビーカを移動する際
はロボツトの腕部先端の転回部材を略々180°回転し
た状態で前記ピペツタ操作時とは逆に押え具が把持具の
下方へ来るようにし、押え具が把持具に共働してビーカ
の底面を支えるようにして安定移送をする。このように
するとビーカの破損と試料の飛散を未然に防止すること
ができる。
【0011】オートチエンジヤ上に全てのビーカが載置
された後もしくはロボツトによりビーカを順次載置させ
ながら、ターンテーブルを回動させ試薬を供給しようと
するビーカが試薬供給流路の吐出口直下に到達したとき
試薬容器より配管を通じてそのビーカ内の試料に対して
試薬が添加される。また複数の試薬を添加しよとする場
合は、同様にターンテーブル上に吊設する他の試薬供給
流路より試薬添加が行なわれる。なお試薬を添加してい
るとき、オートチエンジヤ本体に内蔵する各磁気攪拌機
(マグネチツクスターラ)によってビーカ内に予め投入
されている磁気回転子を回転させ試料と試薬を攪拌混合
する。
【0012】こうして全てのビーカに試薬を添加後もし
くは他のビーカに試薬を添加しながら、試薬添加ずみの
ビーカが昇降装置によって吊設された試料移送流路配管
の吸込口の直下にきたとき、同吸込口が駆動装置によっ
て下降してビーカ内の試料中に浸漬し、次いで同配管内
の管路にある送液装置が作動して分離装置へ試料が移送
される。ここで試料は、その中に含有する目的とする分
析成分以外の成分が取り除かれ、もしくは時間、場所等
をもって表わす帯域ごとに各成分が分別される。試料中
の目的成分が分別された後、前記配管にある他の送液装
置もしくは他の流体移動等を利用して試料を測定装置の
測定部へ移送する。なお試料の計量は前記分離装置の前
後に行なわれるが、何れの時点にするかは各分析法(前
処理法)に定められた方法に基づき決められる。こうし
て測定装置の測定部に導入された所定量の試料によって
、容量法、光学的方法、電気的方法等、各種の方法によ
り目的成分の示す固有の特性値が測定され電気信号、光
信号等として計測される。計測された値は電気配線や光
ケーブルを通じて隔壁外にある測定装置の制御部に伝送
される。同制御部ではその信号をもとに例えば吸光度等
の計測値を算出し、表示するかもしくは配線を通じてさ
らに演算装置へ伝送する。演算装置では予め設定された
プログラムを基に演算し試料の含有成分量として表示す
る。測定済みの試料は配管を通じて適宜送液装置を作動
させ廃棄物槽中に廃棄する。そしてオートチエンジヤ上
にある他のビーカ内の試料も前記と同様にして順次分析
操作を行なう。また、オートチエンジヤ上に並ぶ測定済
み試料の入ったビーカは、前記ロボツトにより把持して
廃棄物槽(固形物受入口)へ順次投棄する。なお、この
とき同時に投入される試料を含む廃液は網体等を通過し
て下方に流れ、攪拌用磁気回転子は磁性体等で捕獲回収
する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図8について説明
する。図2は本発明に適用するロボツト6を示す。ロボ
ツト本体6aの下方に、走行装置、回動装置等を適宜具
備し、ロボツト本体6aに関節部6bを介して腕部6c
が1組もしくは複数組回動自在に接続される。これ等腕
部6cのうち最先位置の腕部6cの先端付近に、さらに
関節部6bを介して回動自在に、且つ転回部材6dを介
して捩じれ方向へ転回自在に把持具6e及び押え具6f
が取付けられる。把持具6eは水平方向に開閉する1対
の鋏状部材であり、押え具6fは上下方向へ揺動自在に
回動する指状部材である。
【0014】次に、図3及び図4は、図2で述べたロボ
ツト6によってピペツタ4を操作する一例を示す。この
ピペツタ4は上部に鍔状の張出し部分を有するとともに
上端にプツシユボタン4bを設けて形成された本体4a
に、試料等を計量する際その本体4aの下端にチツプ4
cを挿着するようになっており、従来技術で述べたと同
様のものであって市販のものを適用しうる。また4tは
チツプトレイでチツプ4cを垂直に保持し、必要に応じ
て架台40等に載せ好適な高さとする。そこでピペツタ
4により試料を採取する際は、適宜設けたピペツタトレ
イ(図示省略)へロボツト6(把持具6e、押え具6f
の部分)を移動させピペツタ4を取り出してつかみ、図
3で示すようにしてチツプトレイ4t上へ移動させ、図
4で示すようにロボツト6の押え具6fによってピペツ
タ4上端のプツシユボタン4bを押すことにより、ビー
カ3内への試料の採取、使用済みチツプの廃棄等、従来
技術図9と同様にして操作する。なお、本実施例では各
試料ごとに新たなチツプ4cに交換して使用するのでチ
ツプ洗浄に伴う別途の操作は不要である。
【0015】また、図5乃至図8は、前記と同じロボツ
ト6によってビーカ3を移送する際の状態を示す。図中
3tはビーカ3を準備しておくビーカトレイで、必要に
応じて架台等に載せ、後述のごとくロボツト6によって
ビーカ3をつかみ取る際に好適な高さとする。また7は
駆動装置を内蔵する本体上方に駆動軸を介して設けた回
動自在のターンテーブル7aを有するオートチエンジヤ
で、ビーカトレイ3tと同様、架台等によって好適な高
さとし、その各部は、従来技術(図9)と同一符号で示
している。そこで試料を採取したビーカ3をビーカトレ
イ3tよりオートチエンジヤ7のターンテーブル7a上
へ移送する際は、図5で示すように、前記ロボツト6の
把持具6e及び押え具6fが、腕部6cの先端部に接続
する転回部材6dを介してピペツタ4をつかむときは逆
に、押え具6fが把持具6eの下方へくるように回転し
、押え具6fを真下方向に下げた状態でビーカトレイ3
t上のいま取り出そうとしているビーカ3の側方より接
近し、把持具6eによりビーカ3を取り上げて移動する
。そしてロボツト6がビーカ3を取り上げて移動する際
は、図6及び図7で示すように押え具6fを略々水平に
起こした状態でビーカ3の底面から支えることにより、
移動中の振動等不測によるビーカ3の破損、ビーカ3内
の試料の飛散等の防止に具える。すなわち、ビーカ3を
持ち上げる際にビーカ3胴部を強力につかめば破損の惧
れがあるため、把持具6eにてごく緩くビーカ3を挟む
ことになるが、この場合試料を含むビーカ3が自重によ
って下がりビーカ3上方の拡開部分を把持具6eが支え
ているにすぎず特に移動中は無理な力が加わって破損し
たりビーカ3が揺動して試料が飛散する可能性があるた
め、こうした事態を未然に防止しようとするものである
。このようにしてロボツト6がビーカ3をオートチエン
ジヤ7上部のターンテーブル7a上にビーカ3を載置す
る際は、図8で示すように、前述のビーカトレイ3tよ
りビーカ3を取り出したときと同様にして、ロボツト6
の押え具6fを真下方向に下げた後、ターンテーブル7
a上の、いまビーカ3を載置しようとする開口の真上よ
りビーカ3を徐々に降下させてターンテーブル7a上に
載置する。
【0016】図1は、こうしてターンテーブル7a上に
載置され調整された試料を、分離装置9によって成分ご
とに分離し、さらに測定装置により試料中のその含有量
等を測定する際の装置説明図である。なお、本実施例で
は前記分離装置9の説明を一層明瞭なものとするために
、図1に示すごとく液体クロマトグラフイによるものを
一例として述べる。また図1において次に記載する装置
のうち(  )内の符号のものは図示を省略した。そこ
で分析操作の過程で試料、試薬が人体、装置に対して有
害性、危険性を及ぼす場合は、図示したように隔壁5を
設置しそれらの物質を隔壁5内にて処理をする。すなわ
ち本実施例では、試料容器(1)〔必要ある場合は試薬
容器(2)を含む〕、ビーカ3を載せたビーカトレイ(
3t)、ピペツタ(4)を保持したピペツタトレイ、チ
ツプ(4c)を保持するチツプトレイ(4t)、ロボツ
ト(6)の駆動部の他、オートチエンジヤ7の駆動部、
分離装置9の駆動部、測定装置(11)の測定部11a
、廃棄物槽12、及びそれらを結ぶ各流路、各配線類の
それぞれを隔壁5内に配置し、他方ロボツト6の制御部
6g、オートチエンジヤ7制御部7b、分離装置9の制
御部9d、測定装置(11)の測定部11a及び演算装
置13のそれぞれを隔壁5外に配置する。
【0017】オートチエンジヤ7のターンテーブル7a
上に試料を入れて載置されたビーカ3が、ターンテーブ
ル7aの回動によって試薬供給流路の配管8a終端の吐
出口直下に到達すると(図10参照)、オートチエンジ
ヤ7本体内蔵の磁気攪拌機によってビーカ3内に予め投
入されている回転子が回転して試料が攪拌され、このと
き従来技術の項(図10)で述べたようにして分注装置
(8b)が作動してビーカ3内に試薬を添加し混合する
。さらに、他の試薬を添加する場合も前記と同様にして
順次行なう。こうしてターンテーブル7a上のビーカ3
内に入っている試料は一定時間経過して混合終了し、タ
ーンテーブル7aの回動によってそのビーカ3が試料移
送流路10を形成する配管10b始端の吸入口直下に到
達する。なお、この配管10bは従来技術の項(図11
)で述べたと同等のものであるが、本実施例では前記配
管10b始端の吸入口に昇降装置10gを付設したもの
とし、分離装置9へ試料を送液する際には同吸入口を下
降させ試料中に浸漬し得るものとする。こうして試料を
調整し測定操作を行なうに際し、配管10aの管路にあ
る送液装置10hを起動させ展開液容器9a中の展開液
を同配管10aより多方向切換弁9b、カラム9d、配
管10d、測定装置11の測定部11a、配管10e、
を経て廃棄物槽12へ向けて分析が終了するまで通液す
る。そして前記オートチエンジヤ7上の吸引口直下のビ
ーカ3内へ昇降装置10gが作動することによってビー
カ3内の試料中に配管10bの吸引口が下降し浸漬する
。次いで試料移送流路10の配管10f管路にある送液
装置10iが作動し、試料は多方向切換弁9bを経て配
管10cの管路にある試料溜9cに満たされて計量され
、ここで余剰となった試料は配管10f、送液装置10
iを経て廃棄物槽12の流入口12aより廃棄する。送
液装置10iは、本実施例の場合、駆動装置と接続する
シリンダ式送液具と三方切換弁への組合せによって形成
されているが、従来技術の項(図10)で述べた分注装
置のような精度の高いものである必要はなく、前記試料
溜9cの容量に見合った容量のものであれば一般に使用
されているような小型のポンプでもよい。次に、多方向
切換弁9bを切換えると、前記展開液は配管10cを通
じて試料溜9cに流入し、試料溜9cにて計量された試
料は、配管10dを通じカラム9dに向かって押し出さ
れ移動する。カラム9dでは試料中の含有成分を或る特
有の時間帯ごとに区分し、測定装置11の測定部11a
には順次異なった成分を含む液体が導入される。 測定装置11では、導入される液体中に目的とする成分
が含まれる時間帯となったとき、容量法による方法、光
学的方法、電気的方法等各種の方法で分析操作が行なわ
れる。すなわち試料中の目的成分の示す固有の特性が測
定されて電気信号、光信号等に変換され、その信号は電
線、光ケーブル等の配線11cを通じて隔壁5外にある
測定装置11の制御部11bに伝送される。同制御部1
1bでは、その信号をもとに、例えば吸光度等の計測値
を算出して表示するか、もしくはさらに配線11dを通
じて演算装置13へ伝送する。演算装置13では予め設
定されたプログラムに従って演算し、試料の含有成分量
等として表示する。なお演算装置13は、これらの演算
と分析結果の表示を分担するとともに、ロボツト制御部
6g、オートチエンジヤ制御部7b、分離装置制御部9
eと配線接続し、予め設定されたプログラムに従って、
これ等各制御部を介し全装置に指示を与える。
【0018】測定ずみの試料は配管10eを通じて廃棄
物槽12の流入口12aより廃棄する。そしてオートチ
エンジヤ7上にある他のビーカ3内の試料も前記と同様
にして順次分析操作を行なう。またオートチエンジヤ7
上にある測定済み試料の入ったビーカは、前記ロボツト
6により把持して前記廃棄物槽12(固形物注入口12
b)へ順次投棄する。なお、このとき同時に投入される
試料を含む廃液は網体等を通過して下方に流れ、攪拌用
磁気回転子は磁性対等で捕獲回収する。
【0019】
【発明の効果】本発明による自動分析装置は、毒性物質
、放射性物質等と遮蔽する隔壁の内部に、試料容器の供
給機構と、前記試料容器へ試薬を添加する機構と、多方
向切換弁、試料溜及びカラムを内蔵した分離装置と、前
記試料容器から試料を吸上げ分離装置に供給する機構と
、展開液を前記分離装置に供給する機構と、前記分離装
置から試料及び展開液の供給を受け試料中の成分を測定
する測定装置の測定部と、廃棄物槽と、ビーカ、ピペツ
タ等を取扱うロボツトとを設置し、前記隔壁の外部に、
前記隔壁の内部に設置した部材の制御部と、演算装置と
を設けたことにより、次の効果を有する。 (1)ロボツトを作動させてピペツタへの試料の吸入、
吐出及びチツプを廃棄することは勿論、ピペツタ下端へ
のチツプの挿着が容易となるため、試料ごとに新たなチ
ツプと自動的に交換することができ、洗浄操作が不要と
なりロボツトの動作を単純化することができる。 (2)オートチエンジヤへのビーカの載置、測定用試料
の光度計セルへの移送を自動化し、それによって一連の
分析操作を終始無人化することができる。 (3)ロボツト、オートチエンジヤ、分離装置、測定装
置を構成する各々の制御部を同一環境下でなく、有害な
領域から隔離して設けたことにより、例えば放射能等か
らち電子部品を保護する等、装置の故障を防止するとと
もに保守がきわめて容易となる。 (4)上記各項によって、手操作を介在することなく、
人体への有害性、危険性を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体構成図である。
【図2】本発明で使用するロボツトの側面図である。
【図3】ロボツトによりピペツタを操作する作業の第1
段階の側面図である。
【図4】ロボツトによりピペツタを操作する作業の第2
段階の側面図である。
【図5】ロボツトによりビーカを把持する作業の第1段
階の側面図である。
【図6】ロボツトによりビーカを把持する作業の第2段
階の側面図である。
【図7】押え具の図示を省略した図6の平面図である。
【図8】ロボツトによりビーカをターンテーブル上に載
置した状態を示す側面図である。
【図9】従来のロボツトにより試料をビーカに注入する
状態を示す側面図である。
【図10】ターンテーブル上のビーカに試薬を添加する
状態の説明図である。
【図11】従来の半自動分析装置の全体構成図である。
【符号の説明】
3      ビーカ 5      隔壁 6g    ロボツト制御部 7      オートチエンジヤ 7a    ターンテーブル 7b    オートチエンジヤ制御部 9      分離装置 9a    展開液容器 9b    多方向切換弁 9c    試料溜 9d    カラム 9e    分離装置制御部 10h  送液装置 10i  送液装置 11a  測定装置測定部 11b  測定装置制御部 12    廃棄物槽 13    演算装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  毒性物質、放射性物質等を遮蔽する隔
    壁の内部に、試料容器の供給機構と、前記試料容器へ試
    薬を添加する機構と、多方向切換弁、試料溜及びカラム
    を内蔵した分離装置と、前記試料容器から試料を吸上げ
    分離装置に供給する機構と、展開液を前記分離装置に供
    給する機構と、前記分離装置から試料及び展開液の供給
    を受け試料中の成分を測定する測定装置の測定部と、廃
    棄物槽と、ビーカ、ピペツタ等を取扱うロボツトとを設
    置し、前記隔壁の外部に、前記隔壁の内部に設置した部
    材の制御部と、演算装置とを設けたことを特徴とする自
    動分析装置。
JP3090680A 1991-04-22 1991-04-22 自動分析装置 Withdrawn JPH04323563A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016035733A1 (ja) * 2014-09-01 2016-03-10 株式会社柴崎製作所 放射性核種自動分離測定システム
CN107462436A (zh) * 2017-08-17 2017-12-12 宁夏软件工程院有限公司 一种溶液离子浓度检测机器用取样机械手

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