JPH04323562A - 光学的自動分析装置 - Google Patents

光学的自動分析装置

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Publication number
JPH04323562A
JPH04323562A JP3090679A JP9067991A JPH04323562A JP H04323562 A JPH04323562 A JP H04323562A JP 3090679 A JP3090679 A JP 3090679A JP 9067991 A JP9067991 A JP 9067991A JP H04323562 A JPH04323562 A JP H04323562A
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JP
Japan
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beaker
cell
photometer
partition wall
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Application number
JP3090679A
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English (en)
Inventor
Toshio Funakoshi
船越 俊夫
Seiji Terada
誠二 寺田
Shinji Yoshikawa
吉川 眞二
Masao Akimoto
秋本 昌尾
〆野 利昭
Toshiaki Shimeno
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析装置において
前段操作より測定操作に到る工程を連続的且つ自動化す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化学分析装置や各種実験装置は自
動化に向けて飛躍的に改良され、手間のかかる単位操作
や危険性を伴う手操作が次第に解消されつつある。例え
ば、図9で示したようなロボット6では、本体6aより
各関節部6bを介して接続する各腕部6cの最先端に具
備する把持具6dによりピペッタ4の本体4aをつかん
で移動し、その下方に挿着するチップ4c先端を試料容
器1内の試料中に浸漬した後、把持具6d上方の押え具
6eによってピペッタ4上部のプッシュボタン4bを押
すことにより、試料をピペッタ4の本体4a内に吸込み
、次にこのピペッタ4を試料採取用ビーカ3上方域の所
定位置に移動させて再びプッシュボタン4bを押すこと
により、所要量の試料をビーカ3内に採取することがで
きる。そして各試料を採取するごとに前記プッシュボタ
ン4bを操作することにより純水洗浄や共洗い洗浄をし
ながら順次試料を採取し、全ての試料を採取後、ピペッ
タ4を所定場所へ移動し、プッシュボタン4bを一層深
く押してその下端に挿着するチップ4cを脱離させ廃棄
する。なお本従来例では多関節型ロボットを示したが、
多軸型ロボットも作動状態は同様である。
【0003】また、図10に示したものは、試薬等の添
加装置で、多検体の試料に対して各々所定量の試薬や純
水を順次添加するようになっている。ここで7はオート
チェンジャで、磁気攪拌機(マグネチックスターラ=図
示省略)を内蔵する本体の上方に駆動軸7bを介して、
ビーカ3を載置する複数の上向き開口を形成したターン
テーブル7aを搭載している。8bは1組または複数組
の分注装置で、図中点線内に概略を示すごとく、駆動装
置Mに接続する計量式送液具と三方切換弁との組合せに
より、所定量の試薬や純水を試薬容器2または純水容器
から配管8aを通じてターンテーブル7a上のビーカ3
内へ供給するようになっている。すなわち、ターンテー
ブル7a上には試料を入れた必要数のビーカ3が載置さ
れ、図示した例では反時計回りに各ビーカ間の1間隔分
ずつ回動、停止し、例えば或るビーカ3が配管8a終端
の吐出口8cの直下に位置したとき、分注装置8bが作
動してビーカ3内に試薬が供給され、こうしてターンテ
ーブル7aが1回分ずつ回動するうちに順次ビーカ3内
の試料に試薬が添加されていく。さらに他の試薬を添加
する際は、別の試薬容器2より配管8aを通じ分注装置
8bを経てターンテーブル7a上の必要位置に吐出口8
cを設け、順次時間差を開けて複数の試薬添加を行う。
【0004】次に、図11に示したものは自動式の光度
計であり、ビーカ3内の試料を光度計9のセル9bに導
いて吸光度等を測定した後、その測定ずみ試料を排出す
るまでの全操作を自動化したものである。すなわち、ビ
ーカ3内に準備した試料を吸込口10bから配管10a
を経て導入側の送液装置10cによりセル9b内に導き
、セル9bに滞留させた試料の吸光度等を測定した後、
この測定ずみ試料をセル9bから配管10aを経て排出
側の送液装置10cにより吐出口10dから廃棄物槽1
1に排出する。なお、吸光度等の測定は光度計9内の光
源部9aより発する特定波長の光線をセル9bの一方側
に照射し、セル9bの他方側に透過した光線を検知部9
cが受けて、その照射量と透過量により求められ、制御
部9eでは光源を調整するとともに、吸光度等を表示も
しくは演算装置12に信号を送り、演算装置12では予
め入力された検量線をもとにその吸光度等に相応する含
有成分量等を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 (1)ロボットを作動させて、ピペッタへの試料の吸引
、吐出及びチップの廃棄を行うことが可能であるものの
、ピペッタ下端へチップを挿入する際は依然手操作を必
要とし、ロボット自らチップを交換することができない
ため、同一チップによって多検体試料を採取することに
なり、その場合チップの洗浄操作工程を加える等の必要
があるため、ロボットの動作を一層複雑なものとする。 (2)ロボットによる操作の種類は近似操作に限られ、
例えばピペッタを強固につかんでプッシュボタン操作を
した後、破損し易いビーカを柔軟につかんで移送するこ
とは甚だ困難であり、ターンテーブル上へのビーカの配
置等も依然手操作を介在させているのが実状である。 (3)ロボット、オートチェンジャ、光度計を構成する
各部の全てが同一環境下に置かれるため、試料、試薬が
有害物質、放射性物質である場合、特に電子部品を多く
取り入れた制御部材が損傷し易く、保守が非常に厄介な
ものとなる。 (4)単位操作については自動化されている部分もある
が、それらの操作を有機的に結びつけ、例えば吸光光度
法等をみても一連の自動操作としては確立されていない
。従って手操作を随所に介在させなければならないため
人体へ危険性があるうえ、この方向に沿った装置が確立
されていないため保守が非常に困難なものとなっている
【0006】本発明は、上記従来技術における問題点を
排除し、手操作の部分を全廃し、全操作を自動化した保
守の容易な光学的自動分析装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】分析装置において、隔壁
にて内外部に区画し、同隔壁内部に、試料容器もしくは
試薬容器、ピペッタ及びチップ、ビーカと、ターンテー
ブルを有するオートチェンジャと、ターンテーブル上の
試料容器に測定用液体流路を通じて連絡するセルと、そ
の両側に配置された投受光部を有する光度計内部ユニッ
トと、セル排出側の廃棄物槽を設ける。また隔壁内部に
、試料容器もしくは試薬容器、ピペッタ及びチップ、ビ
ーカ、さらにオートチェンジャのターンテーブル及び廃
棄物槽の各々の何れにも延伸可能な腕部を有するロボッ
トを設置する。隔壁外部には、光源部、受光部を有し光
ケーブルを通じて光度計内部ユニットに接続する光度計
外部ユニットと、各種の制御装置と、演算装置とを設置
する。
【0008】
【作用】隔壁で形成された区画領域内に試料容器、必要
に応じて試薬容器、ピペッタ及びチップの各々をトレイ
上に載せて保持し予め準備しておく。そして隔壁外部の
演算装置より予め設定されたプログラムに従って指示信
号を発すると、各々制御部を介して隔壁内部のロボット
、オートチェンジャ、光度計及びそれ等を結ぶ配管関係
機器類が駆動し、分析操作が行われる。
【0009】すなわち、隔壁内部において先ずロボット
が移動し、ピペッタをつかんでチップトレイ上のチップ
の真上に到達したとき、ピペッタを降下させてその下端
部にチップを挿着する。次いでそのピペッタを試料容器
上へ移動させて、そのチップの下端を試料中に浸漬し、
ピペッタ上部のプッシュボタンを押すことによって、ピ
ペッタ(チップ)中に所定量の採取し、再びピペッタを
ビーカトレイ上のビーカ上に移動させてプッシュボタン
を押すことによって、ビーカ内に試料が吐出される。そ
して1つのビーカ内に試料が採取されるとピペッタを廃
棄物槽上に移動させ、プッシュボタンを押す(前記より
若干深く押す)ことによって、ピペッタ下端部のチップ
が本体より脱離、廃棄物槽中に廃棄される。なお、ピペ
ッタの把持とプッシュボタン操作は、ロボットの腕部先
端に形成された把持具と押え具によって行われる。その
後、ロボットはチップトレイ上に移動し、前記のように
ピペッタ下端に他のチップを挿着し、同様にして他の試
料も順次ビーカトレイ上のビーカ中に採取する。全ての
試料の採取を終了すると、ロボットはピペッタを例えば
ピペッタトレイ等に置き、ビーカトレイ上のビーカを順
次つかんでオートチェンジャ上に移動し、ターンテーブ
ル上の所定位置に配列させる。このとき必要に応じて純
水を満したビーカを準備し、後述する測定用液体流路の
洗浄用に具える。なおビーカを移動する際は、ロボット
の腕部先端の転回部材を略々180度転回した状態で、
前記ピペッタ操作時とは逆に、押え具が把持具の下方へ
くるようにし、押え具が把持具に共働してビーカの底面
を支えるようにして安定移送をする。このようにすると
、ビーカの破損とビーカ内の試料の飛散を未然に防止す
ることができる。
【0010】オートチェンジャ上に全てのビーカが載置
された後、もしくはロボットによりビーカを順次載置さ
せながらターンテーブルを回動させ、試薬を供給しよう
とするビーカが試薬供給流路の吐出口直下に到達したと
き、試薬容器より配管を通じてそのビーカ内の試料に対
して試薬が添加される。また複数の試薬を添加しようと
する場合は、同様にターンテーブル上に吊設する他の試
薬供給流路より行われる。なお試薬を添加しているとき
、オートチェンジャ本体に内蔵する各磁気攪拌機(マグ
ネチックスターラ)によってビーカ内に予め投入されて
いる磁気回転子を回転させ、試料と試薬を攪拌混合する
【0011】こうして全てのビーカに試薬を添加後、も
しくは他のビーカに試薬を添加しながら、試薬添加ずみ
のビーカが測定用液体流路の導入側吸込口の直下にきた
とき、同吸込口が駆動装置によって下降し、ビーカ内の
試料中に浸漬する。そして配管の管路中にある導入側の
送液装置が作動して光度計のセル内に試料を満たす。こ
の光度計はセルを含む投受光部のみ隔壁内部にあり、隔
壁外の光源部より光ケーブルを通じて特定波長の光線を
セルに投光し、透過した光線を光ケーブルを通じて隔壁
外部の検知部に送光し、電気信号に変換して制御部へ伝
送する。制御部はこの投受光の割合より吸光度等として
算出し、さらにこの特性値を演算装置に伝送し、予め設
定された検量線をもとに演算することにより、含有成分
量等分析結果として表示する。前記セル内の測定ずみ試
料は、配管の管路中にある排出側の送液装置を作動させ
、廃棄物槽中に廃棄する。オートチェンジャ上にあるビ
ーカ内の他の試料も同様にして順次測定操作を行う。 そしてオートチェンジャ上に並ぶ測定ずみの試料の入っ
たビーカは、前記ロボットにより把持して廃棄物槽(固
形物受入口)へ順次投棄する。なお、このとき同時に投
入される試料等液体は網体等を通過して下方に流れ、磁
気回転子は磁性体等で捕獲回収する。
【0012】
【実施例】図1乃至図8について本発明の実施例を説明
する。先ず、本発明で使用するロボット6を図2に示す
。ロボット6は回動装置等を適宜具備する本体6aに関
節部6bを介して腕部6cが1組もしくは複数組回動自
在に接続される。これら腕部6cのうち最先の腕部6c
の先端付近には、さらに関節部6b及び転回部材6dを
介して把持具6e及び押え具6fが取付けられる。把持
具6eは水平方向に開閉する1対の鋏状部材であり、押
え具6fは上下方向に回動する指状部材である。
【0013】次に、図3及び図4は、図1で述べたロボ
ット6によって、ピペッタを操作する一例を示す。図中
4はピペッタで、上部に鍔状の張出部分を有するととも
に、上端にプッシュボタン4bを設けて形成される。試
料等を計量する際は、ピペッタ4の本体4aの下端にチ
ップ4cを挿着するようになっており、これらは市販の
ものを適用し得る。また4tはチップトレイでチップを
垂直に保持し、必要に応じて置台等に載せ所要高さにす
る。そこでピペッタ4により試料等を採取する際は、適
宜設けられたピペッタトレイ(図示省略)へロボット6
(把持具6e、押え具6fの部分)を移動させ、ピペッ
タ本体4aを取り出してつかみ、図3に示すようにして
、チップトレイ4t上へ移動させ、ピペッタ4下端へい
ま挿着しようとするチップ4cの真上からピペッタ本体
4aを降下させ、その下端にチップ4cを挿着する。 チップ4cを挿着したピペッタ4は、後述する試料容器
1側へ移動させ、図4で示すように、ロボット6の押え
具6fによってピペッタ4上端のプッシュボタン4bを
押すことにより、ビーカ3内への試料の採取、使用ずみ
チップの廃棄等、従来技術の項(図9)で述べたと同様
にして操作する。なお、本実施例では各試料ごとに新た
なチップ4cに交換して使用するので別途の洗浄操作は
不要となる。
【0014】また図5乃至図8は、前記と同じロボット
6によってビーカ3を移送する際の状態を示す。図中3
tはビーカ3を準備しておくビーカトレイで、必要に応
じて置台等に載せ、後述のごとくロボット6によってビ
ーカ3をつかみ取る際に好適な高さとする。また7は駆
動装置を内蔵する本体上方に従来技術の項述べたと同等
の駆動軸7bを介して設けた回動自在のターンテーブル
7aを有するオートチェンジャで、ビーカトレイ3tと
同様置台等によって好適な高さとし、その各部は従来技
術の項(図10)で述べたと同一符号で示している。そ
こで試料を採取したビーカ3をビーカトレイ3tよりオ
ートチェンジャ7のターンテーブル7a上へ移送する際
は、図5で示すように、ロボット6の把持具6e及び押
え具6fが、腕部6c最先に接続する転回部材6dを介
してピペッタ4をつかむときとは逆に、押え具6fが把
持具6eの下方へくるように転回し、押え具6fを真下
方向に下げた状態で、ビーカトレイ3t上のいま取り出
そうとしているビーカ3の側方より接近し、把持具6e
によりビーカ3を挟んで取り上げる。そしてロボット6
がビーカ3を取り上げて移動する際は、図6及び図7で
示すように押え具6fを略々水平に起した状態でビーカ
3の底面から支えることにより、移動中の振動等不側に
よるビーカ3の破損、ビーカ3内の試料の飛散等の防止
に具える。すなわち、ビーカ3を持ち上げる際にビーカ
3胴部を強力につかめば破損の虞れがあるため、把持具
6eによってごく緩くビーカ3を挟むことになるが、こ
の場合試料を含むビーカ3が自重によって下がり、ビー
カ3上方の拡開部分を把持具6eが支えているにすぎず
、特に移動中はビーカ3に無理な力が加わって破損した
りビーカ3が揺動、傾斜して試料が飛散する可能性があ
るため、こうした事態を未然に防止しようとするもので
ある。このようにしてロボット6がビーカ3をオートチ
ェンジャ7上部のターンテーブル7a上にビーカ3を載
置する際は、図8で示すように、前述のビーカトレイ3
t上よりビーカ3を取り出したときと同様にして、ロボ
ット6の押え具6fを直下方向に下げた後、ターンテー
ブル7a上の、いまビーカ3を載置しようとする開口の
真上にビーカ3を移動させ、ビーカ3を徐々に降下させ
てターンテーブル7a上に載置する。またターンテーブ
ル7a上には前記と同様にして試料を入れた複数のビー
カ3を順次載置する。
【0015】図1はこうしてターンテーブル7a上に載
置されたビーカ3内の試料を光電計により吸光度等を測
定する装置である。ここで試料、試薬等が人体、装置に
対して有害性、危険性を及ぼす場合は、図示したように
隔壁5を設置しそれらの物質を隔壁5内にて処理をする
。すなわち本実施例では前記した一連の構成品である試
料容器1(必要の際は試薬容器2を含む)、ビーカ3を
載せたビーカトレイ3t、ピペッタ4を保持するピペッ
タトレイ、チップ4cを保持するチップトレイ4t、ロ
ボット6の駆動部の他、図1で示すオートチェンジャ7
の駆動部、光度計9のセル周辺部、廃棄物槽11及びそ
れらを結ぶ各流路を隔壁5内に配置し、ロボット6の制
御部、オートチェンジャ7の制御部、光度計9の受発光
部、及び演算装置12を隔壁5外に配置する。
【0016】オートチェンジャ7のターンテーブル7a
上に試料を入れて載置されたビーカ3がターンテーブル
7aの回動によって試薬供給流路8の配管8aの吐出口
8cの直下に到達すると、オートチェンジャ7本体内蔵
の磁気攪拌機によって、ビーカ3内に予め投入されてい
る回転子が回転して子が攪拌され、このとき従来技術の
項(図10)で述べたようにして、分注装置8bが作動
してビーカ3内に試薬を添加して混合する。さらに他の
試薬を添加する場合は、他の配管8a、分注装置8b等
を通じてターンテーブル7a上の適宜位置に延伸する吐
出口8cより注入する。そして他の試料に対して試薬を
添加する場合も、前記と同様にして順次行う。こうして
ターンテーブル7a上のビーカ3内に入っている試料は
一定時間経過して反応完結(特定の色調に発色)し、タ
ーンテーブル7aの回動によってビーカ3内に入ったま
ま測定用液体流路10を形成する配管10a始端の吸込
口10b直下に到達する。この測定用液体流路10は従
来技術の項(図10)で述べたと同等のものであるが、
そのうち吸込口10bについて本実施例によるものは駆
動装置に接続する昇降装置(図示省略)に付設したもの
とし、光度計9のセル9bへ試料を送液する際に、吸込
口10bを下降させ試料の中に浸漬し得るものとする。 試料中に吸込口10bが浸漬すると、導入側の送液装置
10cが作動して配管10aを通じセル9b内に測定用
の試料が導入される。そしてセル9b内に一定時間滞留
させて吸光度等を測定する。なお吸光度等の測定原理は
従来技術の項で概略述べたと同様であるが、その手段は
後述のとおりである。測定が終了と排出側の送液装置1
0cが作動し、セル9bから配管10a、吐出口10d
を通じ廃棄物槽11の流入口11aに測定ずみ試料を排
出する。なお送液装置10cは、本実施例の場合駆動装
置と接続するシリンダ式送液具と三方切換弁との組合せ
によって形成されているが、従来技術の項(図10)で
述べた分注装置8bのような計量精度の高いものである
必要はなく、光度計9のセル9bの大きさに見合った適
当容量のものを選定すれば少容量の試料を供給するだけ
ですみ、同一試料を再度測定必要のある場合に有効であ
ることは勿論である。ただし、送液装置10cはかかる
構成に限るものではなく、例えば市販の小型ポンプを使
用することによりON−OFFのみで操作でき作動を単
純化し得ることも考えられる。前記のようにして測定ず
み試料を排出後、試料等の通過した測定用液体流路10
、光度計9のセル9bを純水洗浄もしくは次に測定しよ
うとする試料による共洗い洗浄等を行う。純水洗浄する
場合はターンテーブル7a上に純水専用のビーカ3を載
置し測定用試料と同一経路で通液すればよい。また吸光
度等を測定する際のセル9bは、このように連続的に通
液する場合フロー型のものが適している。また本実施例
の場合の廃棄物槽11は、この流入口11a以外に固形
物受入口11bを設けてロボット6により、前述した試
料採取後のチップ4cの廃棄、吸光度等測定後の使用ず
みビーカ3の廃棄を行い、或いはそのビーカ3内にあっ
た磁気回転子の回収を行う。なお固形物受入口10bに
は網体によってその固形物を捕捉するとともに磁性体に
よって磁気回転子を回収する等工夫する。
【0017】前記吸光度を測定する際は、隔壁5内部に
設けた光度計内部ユニット91の遮光用箱内に設置され
たセル9b中に試料を満たし、隔壁5外部に設けた光度
計外部ユニット90の光源部9aより発する特定波長の
光源を、隔壁5内へ延伸する送光側の光ケーブル9dを
通じて投光部9fよりセル9bの片側に当て、セル9b
及びその中の試料を透過しセル9bの他側に出た光線を
受光部9fで受け、更に他方に出た光線は、隔壁5外へ
延伸する受光側の光ケーブル9dを通じて光度計外部ユ
ニットに設置した光電管等の検知部9cが受光して電気
信号に変換し、制御部9eへ送る。制御部9eはこの受
発光した光量に基づき吸光等として表示するか、もしく
はその結果を電気信号により演算装置12に伝送する。 演算装置12は予め入力された検量線をもとにその光学
特性に相応する試料中の成分含有量等を算出し表示する
。なお演算装置12はこうした分析結果の処理の他、ロ
ボット制御部、オートチェンジャ制御部、光度計、弁類
等各種配管付帯設備等と配線接続し、予め設定されたプ
ログラムに従ってそれらに指示信号を送り、操作手順に
基づき各装置を駆動させる。
【0018】
【発明の効果】本発明による光学的自動分析装置は、毒
性物質、放射性物質等を遮蔽する隔壁の内部に、試料容
器の供給機構と、試料を滞留させるセル及び同セルの両
側に配置された投光部と受光部を内蔵した光度計内部ユ
ニットと、前記試料容器から試料を吸上げ光度計内部ユ
ニットのセルに供給する機構と、廃棄物槽と、ビーカ、
ピペッタ等を取扱うロボットとを設置し、前記隔壁の外
部に、前記隔壁の内部に設置した部材の制御部と、前記
光度計内部ユニットに光ケーブルを介して接続された光
度計外部ユニットと、演算装置とを設けたことにより、
次の効果を有する 。(1)ロボットを作動させてピペッタへの試料の吸入
吐出及びチップを廃棄することは勿論、ピペッタ下端へ
のチップの挿着が容易となるため、試料ごとに新たなチ
ップと自動的に交換することができ、洗浄操作が不要と
なりロボットの動作を単純化することができる。 (2)ロボットによるビーカの把持状態を安定なものと
し、ビーカの破損と内容物である試料等の飛散を未然に
防止することができる。 (3)オートチェンジャへのビーカへの載置、測定用試
料の光度計セルへの移送を自動化し、それによって一連
の分析操作を終始無人化することができる。 (4)ロボット、オートチェンジャ、光度計等を構成す
る各々の制御部を同一環境下でなく、有害な領域から隔
離して設けたことにより、例えば放射能等から電子部品
を保護する等、装置の故障を防止するとともに保守がき
わめて容易となる。(5)前記によって手操作を介在す
ることなく、人体への有害性、危険性を排除することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体構成図である。
【図2】本発明で使用するロボットの側面図である。
【図3】ロボットによりピペッタを操作する作業の第1
段階の側面図である。
【図4】ロボットによりピペッタを操作する作業の第2
段階の側面図である。
【図5】ロボットによりビーカを把持する作業の第1段
階の側面図である。
【図6】ロボットによりビーカを把持する作業の第2段
階の側面図である。
【図7】抑え具の図示を省略した図6の平面図である。
【図8】ロボットによりビーカをターンテーブル上に載
置した状態を示す側面図である。
【図9】従来のロボットにより試料をビーカに注入する
状態を示す側面図である。
【図10】従来のオートチェンジャによる試薬添加の状
態を示す概略図である。
【図11】従来の光電計により自動測定に行う装置の構
成図である。
【符号の説明】
3      ビーカ 5      隔壁 7      オートチェンジャ 7a    ターンテーブル 9      光度計 9b    セル 90    光度計外部ユニット 91    光度計内部ユニット 10c  送液装置 11    廃棄物槽 12    演算装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  毒性物質、放射性物質等を遮蔽する隔
    壁の内部に、試料容器の供給機構と、試料を滞留させる
    セル及び同セルの両側に配置された投光部と受光部を内
    蔵した光度計内部ユニットと、前記試料容器から試料を
    吸上げ光度計内部ユニットのセルに供給する機構と、廃
    棄物槽と、ビーカ、ピペッタ等を取扱うロボットとを設
    置し、前記隔壁の外部に、前記隔壁の内部に設置した部
    材の制御部と、前記光度計内部ユニットに光ケーブルを
    介して接続された光度計外部ユニットと、演算装置とを
    設けたことを特徴とする光学的自動分析装置。
JP3090679A 1991-04-22 1991-04-22 光学的自動分析装置 Withdrawn JPH04323562A (ja)

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