JPS63286769A

JPS63286769A - ラックを用いる連続自動分析装置及びラック移送装置

Info

Publication number: JPS63286769A
Application number: JP62123241A
Authority: JP
Inventors: Norimasa Nishida; 憲正西田
Original assignee: Kyoto Daiichi Kagaku KK
Current assignee: Arkray Inc
Priority date: 1987-05-20
Filing date: 1987-05-20
Publication date: 1988-11-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】イａ）産業上の利用分野、本発明は、ラックを用いる連続自動分析装胃及び該ラ
ックの移送装置に関するものである。

（ｂ）　　従来の技術例えば、血液や尿等の自動化学分析の分野において、試
料容器（試験管様のもの）中の試料を採取したり試料に
試験片を浸漬する場合には、試料容器をサンプリングノ
ズルやディッピング装置のある一定の位置に位置させる
ことが必要である。

この方法は、検査技師等が試料容器をその場所に載置す
ることが最も容易であるが、これでは手間がかかり連続
分析とはいえない。よって、多試料分析には不向きであ
る。

これを解消するために、一度に１０〜５０の試料容器を
分析装置の試料載置台に置き、順次試料のサンプリング
を行なう装置も開発されている。これを用いると、数十
の試料を自動連続的に分析できる。この試料載置台には
、スネークチェーンタイプやターンテーブルタイプのも
のが多く用いられている。

（Ｃ１発明が解決しようとする問題点上記のスネークチェーンタイプ等の場合、大量の試料の
サンプリングを行なうには、そのチェーンやテーブルに
載置できる試料容器量を多くし、その交換作業そのもの
を少なくする必要がある。

その場合でも、容量以上の試料をサンプリングする場合
には、やはり人手による交換作業によってサンプリング
を中断せざるを得ない。また、容量を多（した上記チＪ
−ン等では、試料が少量の場合、試料が来るたびにチェ
ーンやテーブル等に載置するのであれば、手間が少なく
なったことにはならないし、試料が溜ってからサンプリ
ングを開始するのでは時間がかかり非能率的である。

最近では検査所や大病院等では、１日における検査試料
数は非常に多く上記のような方法では手間がかかり検査
が遅れることとなり、連続的な自動分析を可能とした装
置が要望されていた。

また、最近大病院では採血室や尿ヰ★査受付口で集めら
れた試料をコンベア等のベルトラインシステムに載せて
、次々と分析項目に従った分析装置に導いて分析し、そ
のデータをコンピュータにインプットする方法が要望さ
れている。この方法では、従来のターンテーブルタイプ
等ではバッチ式であるため採用できない。よって、この
連続分析にも使用できるような真の連続自動分析を可能
にするような試料容器の移動装置が必要となる。

＋ｄ＋　　問題点を解決するための手段以上のような現
状に鑑み、本発明者は本発明装置を完成させたものであ
り、その特徴とするところは、分析装置に、サンプリン
グ用の試料容器を複数個保持するラックを移送させるも
のであって、該ラックを該分析装置内に搬送する導入コ
ンベアと、該導入コンベアの端部に設けられ該ラックに
保持された試料容器を適宜サンプリング部に位置させる
サンプリング用移送装置と、該サンプリング用移送装置
の該導入コンベアと反対側の端部に設けられサンプリン
グが終了したラックを該分析装置外に送り出す排出コン
ベアとから構成されるラック搬送体を配することにより
連続自動分析を行わしめるよう構成した点にある。

そしてさらには、分析装置のサンプリング部分における
ラックの移送機構として、本体底部に穴部を設けたラッ
クを使用し、該ラックの穴部に挿入するよう回転駆動さ
れる移送ビンを往復移動せしめると共にサンプリングが
終了した後該ラックを外部に送り出す押出レバーを該移
送ピンと同一方向に回動させることを特徴とするラック
移送装置を開発するに至った。

ここで、「サンプリング」とは、ノズルによる試料の吸
入採取や試験片の浸漬等試料容器内の試料を取り込む動
作をいう。

「試料」とはその中に含まれる特定物質の濃度を分析す
べき体液をいい、通常は血液や尿等である。

「試料容器」とは、試料が入れられた小容器であって、
試料はこの容器に入った状態で測定装置に導入されるも
のである。形状的には試験管やサンプルカップ様のもの
が多い。

「ラック」とは、試料容器を複数個保持するものであっ
て、これはそのまま分析装置外部から内部へ送り込まれ
、サンプリング用移送装置上でサンプリングされ、その
後装置外へ排出されるものである。

「導入コンベア」とは、試料容器を保持したラックをベ
ルトライン等から分析装置内に送り込み、試料のサンプ
リングを行なうサンプリング用移送装置に接続したもの
をいう。コンベアの構造としてはベルトコンベアやロー
ラーコンベア等どのようなものでもよく、特に限定する
ものではない。

「サンプリング用移送装置」とは、導入コンベアから送
り込まれたラック本体の試料容器をサンプリングノズル
や試験片のディッピング装置等に夫々位置させるべく移
送させるものをいう。その移送機構としてはラックをレ
ール上に載置して別途設けた駆動体により移送させるも
のが好ましいが、ベルトコンベア等ラックを載置して移
送する構造のものも含むものとする。また、ラックに保
持された試料容器をサンプリング部分に位置させるには
、ラックに凹凸部を設けてこれを検知したり、試料容器
自体或いは移送ピン等往復移動する部分等を検知するこ
とにより行なう。この他、検知することなくサンプリン
グ用移送装置に予めサンプリング位置を設定しておき、
逐次その位置で停止させるようにしたものでもよい。

「排出コンベア」とは、サンプリング用移送装置に続く
ものであって、このコンベアによってサンプリングを終
了したラックを装置外に排出させるものをいう。

「移送ピン」とは、モーターにより回動駆動されるもの
であって、試料容器用のラックの底部に設けられた穴に
挿入するものをいう。すなわち、ラックに保持された試
料容器を適宜サンプリング位置に移送せしめるためにラ
ックを支持するためのものである。ピンの移送はタイミ
ングベルト等により行なう。また、ラックに保持された
試料容器をサンプリング部分に位置させるには、ラック
に凹凸部を設けてこれを検知したり、試料容器自体或い
は移送ピン等往復移動する部分等を検知す２ることによ
り行なう。この他、予めサンプリング位置を設定してお
き、タイミングベルト等を駆動するモーター等を制御し
て逐次その位置で停止させるようにしたものでもよい。

「押出レバー」とは、モーターにより回動駆動されラッ
クを押し出すものであって、移送ピンと同一方向に回動
させることにより押出時に該移送ピンと干渉しないよう
にしたものをいう。

次に本発明の詳細な説明する。

本発明に係る連続自動分析装置は、分析装置に、導入コ
ンベア、サンプリング用移送装置及び排出コンベアを配
することにより、試料容器を複数個保持したラック（試
験前立て様のもの）をベルトライン等から連続的に供給
するよう構成したことを要旨とするものである。

また、ラック移送装置としては、ラックの底部に設けら
れた穴部に移送ピンを挿入して支持し、この移送ピンを
タイミングベルトで往復移動させることによってラック
に保持した試料容器をサンプリング位置に適宜位置させ
ると共にサンプリングが終了したラックを移送ピンと同
一方向に回動する押出レバーで外部に排出させる構造を
要旨としたものである。

（ｅ）　　実施例以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係るラックを用いる連続自動分析装置
（以下ラック用分析装置（１）という）の一実施例を示
す斜視図である。これは、試料の吸入採取を行なうサン
プリングノズル（９）及び試料に試験片（ＩＩ）を浸漬
するハンドリングアーム（１２）を備えた分析装置（Ｉ
５）に、導入コンベア（４）、サンプリングコンベア（
７）及び排出コンベア（１３）から成るラック搬送体を
配したものである。

本ラック用分析装置（１１において、試料容器（８）を
保持したラック（３）は、導入コンベア（４）からす゛
／プリングコンベア（７）そしてさらに排出コンベア（
１３）へと移送される。

このラック（３）の移動状態を順を追って説明する、と
、ラック（３）は、まず装置外コンベア（２）に載置さ
れてラック用分析装置（１１近傍に搬送される。そして
、このラック（３）を第２図に示すように往復運動を行
わしめた移送具（５）によって導入コンベア（４）に移
す。移送具（５）には−刃側にのみ折曲可能にバネで付
勢したアーム（６）が設けられている。アーム（６）が
移送開始位置に戻る時、装置外コンベア（２）によって
搬送されてきたラック（３）と接触した場合にはアーム
（６）が折れ曲がるので、ラック（３）を押すことはな
い。また逆に、移送具（５）が導入コンヘア（４）方向
に動く場合であって、ラック（３）が搬送開始位置に存
在すると、アーム（６）は折れ曲がらないため、ラック
（３）を押して導入コンベア（４）上に送り込む。

移送具（５）は別体の駆動装置（図示せず）でベルト（
１４）によって往復運動しているが、勿論、ラック取り
入れ方式は、この他レバーを回動させて、その前に存在
するラック（３）を装置内に押し入れる等、どのような
ものでもよく本例アーム方式に限定するものではない。

次に、導入コンベア（４）で搬送されてきたラック（３
）は、サンプリングコンベア（７）に送り込まれ、ラッ
ク（３）に保持された試料容器（８）からサンプリング
ノズル（９）で試料（ｌのを採取したり、試験片（１１
）を浸漬する位置の設定を行なう。そして、さらにラッ
ク（３）を移動させることにより、試料容器（８）を試
験片自動操作機構であるハンドリングアーム（１２）ｆ
方に位置させ、試験片（１１）の浸漬を行なう。

試料容器（８）中の試料（１０）のサンプリングを行な
う方法は、通常サンプリングノズル（９）で液面を検知
した後、ハンドリングアーム（１２）で試Ｍ片（ｌ＋）
を浸漬し、さらにこの後サンプリングノズル（９）によ
り試料（１０）の吸引を行なう。つまり、ラック（３）
に保持した試料容器（８）をサンプリングノズル（９）
からハンドリングアーム（１２）さらにサンプリングノ
ズル（９）へと往復移動させる必要があり、本発明にお
いては、これらの移動をサンプリングコンベア（７）で
行なうようにしている。

勿論、本実施例中に示したサンプリング方法に限定する
ものではなく、試料（１のの液面検知から試験片（１１
）の浸漬のみで終了する場合には、サン２プリングコン
ベア（７）を一方向にのみ断続移動させるようにしたも
のでもよい。

このようにして、サンプリングコンベア（７）上におけ
るサンプリングが終了した後はミさらにラック（３）を
排出コンベア（１３）そして装置外コンベア（２）へと
アーム方式等で移すことにより装置外へ排出することと
なる。

さらに、サンプリング用の移送装置として、第３図にラ
ック移送装置（２１）を示す。このラック移送装置（２
１）は、ラックを支持載置するレール（２２）・移送ピ
ン（１６）及び押出レバー（１７）を備え、移送ピンと
押出レバーを別体の駆動装置（図示せず）によりタイミ
ングベルト（１８）で往復移動するよう構成している。

つまり、第４図に示すように移送ピン（１６）をモータ
ー（Ｉ９）で上方向に回動させることにより、ラック（
３）を支持載置するレール（２２）の支持面より突出さ
せ、ラック（３）の底部に設けた穴部（２０）に挿入し
てこれを支持するようにしたものである。穴部（２０）
は図示のように陥凹部とせず、貫通した孔としてもよい
。そして、タイミングベル１−（１８）で移送ピン（１
６）を移動させ、順次ラック（３）に保持した試料容器
（８）をサンプリング位置に位置させる。サンプリング
が終了したラック（３）は、モーター（１９）で押出レ
バー（１７）を回動させて、外部に排出される。ここで
、移送ピン（１６）と押出レバー（１７）は同一軸上に
設けられラック（３）を押出レバー（１７）で押し出す
ときに、同時に移送ピン（１６）が回動し、穴部（２の
から移送ピン（１６）が外れるようにしている。勿論、
移送ピン（１Ｇ）と押出レバー（１７）は夫々別に駆動
（例えば押出レバー（１７）をラック排出部分に個別に
設けるようにする。）してもよく、この場合にも移送ピ
ン（１のと押出レバー（１７）は夫々はぼ同時に同一方
向に回動するようにすればよい。

本ラック移送装置（２Ｉ）の使用状態を第５図に示すと
、コンベア（２３）によりレール上まで送られてきたラ
ック（３）を移送ピン（１６）を回動させることにより
ラック（３）の穴部（２）に挿入する。ラック（３）の
コンベア（２３）からレール（２２）への移し換えは、
前述したアーム方式と移送ピンを併用するようにし、で
もよい。そしてタイミングベルト（！８）でラック（３
）に保持した試料容器（８）をサンプリング位置に位置
させ、サンプリングが終了したラック（３）を押出レバ
ー（１７）でコンベア（２４）に押し出した後、待機位
置に復帰する。

（ｅｌ　　発明の効果以上のように本発明に係るラックを用いる連続自動分析
装置は、試料容器の連続自動移送が可能となり、試料容
器からのサンプリングが連続的に行なえるため１分析装
置の本当の意味での連続運転が可能となる。

また、既設のラック搬送用コンベアの中間部に設置して
特定の分析装置内に取り入れることが７き、かつ、連続
測定する項目を簡単に増加することができるという極め
て有益な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る分析装置の一実施例を示す斜視
図、第２図はラックの取り入れ箇所の部分拡大斜視図、
第３図はラック移送装置の一実施例を示す斜視図、第４
図はラック移送ピン及び押出レバーの作動状態を示す側
面図、そして第５図はラック移送装置の使用状態の一例
を示す平面図である。 ■・・・分析装置　　　　　　　２・・・装置外コンベ
ア３・・・ラック　　　　　　　　　４・・・導入コン
ベア５・・・移送具　　　　　　　　６・・・アーム７
・・・サンプリングコンベア　８・・・試料容器９・・
・サンプリングノズル　　１０・・・試料１１・・・試
験片　　　　　　　　１２・・・ハンドリングアーム１
３・・・排出コンベア　　　　　１４・・−ベルト１５
・・・分析装置　　　　　　　１６・・・移送ピン１７
・・・押出レバー　　　　　　１８・・・タイミングベ
ルト１９・・・モーター　　　　　　　２０・・・穴部
２１・・・ラック移送装置　　　　２２・・・レール２
３・２４・・・コンベア叢１回

Claims

【特許請求の範囲】１、分析装置に、サンプリング用の試料容器を複数個保
持するラックを移送させるものであって、該ラックを該
分析装置内に搬送する導入コンベアと、該導入コンベア
の端部に設けられ該ラックに保持された試料容器を適宜
サンプリング部に位置させるサンプリング用移送装置と
、該サンプリング用移送装置の該導入コンベアと反対側
の端部に設けられサンプリングが終了したラックを該分
析装置外に送り出す排出コンベアとから構成されるラッ
ク搬送体を配したことを特徴とするラックを用いる連続
自動分析装置。２、導入コンベア、サンプリング用移送装置及び排出コ
ンベアは、コの字状に配されたものである特許請求の範
囲第１項記載のラックを用いる連続自動分析装置。３、ラックに保持された試料容器を該分析装置のサンプ
リング位置に移送させるものであって、該ラックを支持
載置するレールの支持面より突出することにより、ラッ
ク本体の底部に設けられた穴部に挿入するよう回転駆動
される移送ピンをレール方向に移動せしめることによっ
てラックを移送すると共にサンプリングが終了した後該
ラックを外部に送り出す押出レバーを該移送ピンと同一
方向に回動させることを特徴とするラック移送装置。４、移送ピンと押出レバーは、同一軸上に設けられたも
のである特許請求の範囲第３項記載のラック移送装置。