JP3820912B2 - 液体のシェイキング装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、創薬スクリーニング分野、バイオテクノロジー、医学分野等で液体の分注に用いられる分注装置において、容器に収容された試験用の液体をシェイキングする液体のシェイキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物質の生化学的反応などの試験を系統的に行う際に用いられる装置として、分注装置が知られている。この分注装置は、試料収容用のマイクロタイタープレートに液体(薬液や試薬、検体等の試料を含んだ液体)を注入する分注操作を行うものである。マイクロタイタープレートには液体を収容するウェルが多数設けられており、このウェル内に分注ヘッドによって液体を吐出する分注操作を行うようになっている。
【0003】
この分注操作においては、ウェル内で加え合わされた液体を満遍なく混ぜ合わせる必要があるため、一般に分注装置には分注後のマイクロタイタープレートを揺動させることによりシェイク動作を行わせるシェイキング装置を備える場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の分注装置に備えられたシェイキング装置は、シェイク動作を行うテーブル上に人手によってマイクロタイタープレートをセットする方式となっており、テーブル上に載置する際のセット位置の再現性は確保されていなかった。このため、このようなシェイキング装置を用いた分注装置において、容器の搬送をロボットハンドなどを用いて自動化する場合には、シェイキング後のマイクロタイタプレートの位置再現性がないことに起因して、搬送ミスを誘発しやすいという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、容器の位置再現性に優れた試験用の液体のシェイキング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の液体のシェイキング装置は、容器に収容された試験用の液体をシェイキングする液体のシェイキング装置であって、前記容器を保持して任意位置間で移送可能な移載手段と、前記容器を保持して少なくとも水平方向に移動自在な移動テーブルと、この移動テーブルを駆動して保持された前記容器にシェイク動作を行わせるシェイク用モータから成る駆動手段と、シェイク用モータを制御して前記シェイク動作停止時の前記移動テーブルの位置を前記移手段による容器の保持位置に位置決めする位置決め制御手段とを備えた。
【0008】
請求項記載の液体のシェイキング装置は、請求項1記載の液体のシェイキング装置であって、前記シェイキング装置は試験用の容器に液体を分注することによりこの容器内で複数の液体を混合する分注ヘッドを有する分注装置に設けられ、前記移載手段は、複数の液体が混合された前記容器を前記移動テーブルへ移送する。
【0009】
本発明によれば、試験用の液体を収容する容器を保持して少なくとも水平方向に移動自在に保持する移動テーブルと、この移動テーブルを駆動して移動テーブルに保持された容器にシェイク動作を行わせるシェイク用モータを備えた駆動手段と、シェイク用モータを制御して前記シェイク動作停止時の前記移動テーブルの位置を移載手段による容器の保持位置に位置決めする位置決め制御手段とを備えることにより、容器の位置再現性を確保して、移載手段による容器の搬送ミスを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の創薬スクリーニング装置の斜視図、図2、図3は本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図、図4は本発明の一実施の形態の分注装置の第1のテーブルの平面図、図5は本発明の一実施の形態の分注装置の部分斜視図、図6、図7、図8は本発明の一実施の形態の分注装置のラックストック部の断面図、図9は本発明の一実施の形態の分注装置の蓋着脱部及びプレートシェイキング部の斜視図、図10は本発明の一実施の形態の分注装置の蓋着脱部の構成を示すブロック図、図11は本発明の一実施の形態の分注装置のプレートシェイキング部の構造図、図12は本発明の一実施の形態の分注装置のプレートシェイキング部の構成を示すブロック図、図13は本発明の一実施の形態の分注装置の液体供給部の正面図、図14は本発明の一実施の形態の分注装置の液体供給部の構成を示すブロック図、図15(a)は本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の部分断面図、図15(b)は本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の動作説明図、図16は本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の構成を示すブロック図、図17は本発明の一実施の形態の創薬スクリーニングにおける分注操作の説明図である。
【0011】
まず図1を参照して創薬スクリーニング装置の構成を説明する。図1において、創薬スクリーニング装置1は、創作スクリーニング作業を自動的に行うものであり、分注装置2及びインキュベータ3を組み合わせた構成となっている。分注装置2は、検体や試薬、薬剤などの液体を試験用の容器であるマイクロタイタ−プレート11(以下、単に「プレート11」と略称する。)に分注する。分注後のプレート11は、インキュベータ3に送られ、所定の培養過程を経て再び分注装置2に戻され、ここで分注装置2の付随設備によって検体洗浄や計測などの処理が行われる。
【0012】
創作スクリーニングにおいては、検体や薬液などの液体を収容したプレート11はプレートストック部10にストックされており、これらのプレート11は基台4の上部に設けられた第1のテーブル部6に移送され、ここで第1のテーブル部6に配置された各部において各種の分注操作が行われる。そしてインキュベータ3から戻されたプレート11を対象として行われる検体洗浄や計測などの処理は、基台4の上部に配設された第2のテーブル部7において行われる。
【0013】
基台4の内部には、分注操作において使用される未使用の分注ティップが多数保持されたラックをストックし、第1のテーブル部6に対して供給するティップ供給部9(ティップ供給手段)が配設されている。ティップ供給部9は基台4の前面に開口しており(図2参照)、後述するようにこの開口から未使用の新たな分注ティップが投入できるようになっている。
【0014】
また基台4の前面には、分注装置2に用いられる試薬や洗浄液などの液体の排液や、これらの液体から発生する有害ガスを回収するための各種の配管を集中的に導いた集中配管パネル8が配設されている。集中配管パネル8は、分注装置2の各部から排出される排液や排ガスを排液回収回路や排ガス回収回路などの外部接続口に接続するために設けられており、装置外部から視認可能かつ外部より人手が届く範囲に配置されている。集中配管パネル8は前面に透明なカバー扉を備えており、カバー扉を開くことにより、容易に人手による作業が行えるようになっている。また分注装置2全体は、カバーケース5によって覆われ、有害ガスなどの外部排出を防止するようになっている。
【0015】
次に図2、図3、図4を参照して、分注装置2の各部の配置について説明する。図2に示すように、分注装置2は、第1のテーブル部6の一方の側方にプレート11をストックするプレートストック部10を、また他方の側方に第2のテーブル部7を配置した構成となっている。第2のテーブル部7は、図3に示すように分注装置2の外部に引き出し自在に配設され、試験目的に応じて計測装置25や検体洗浄装置26などの各種付帯設備を選択的に配置することが可能な予備テーブルとして用いられる。
【0016】
プレートストック部10について説明する。図2に示すようにプレートストック部10には、Z軸テーブル21によって昇降可能なストック棚22が配設されており、ストック棚22には複数のプレートマガジン23が装着されている。プレートマガジン23は多数のプレート11を収納し、Z軸テーブル21を駆動することによりプレートマガジン23内のプレート11を後述するロボットハンド37による把持高さに位置させる。
【0017】
図3に示すように、第1のテーブル部6の上方には、分注操作に使用される2種類の分注ヘッド32,34や、プレート11や薬液などの液体を収容するリザーバ12を移送する移載手段としてのロボットハンド37が配設されている。分注ヘッド32,34は、X軸テーブル30によってX方向に移動し、Y軸テーブル31,33によってそれぞれY方向に移動する。
【0018】
ロボットハンド37は、X軸テーブル35、Y軸テーブル36、昇降回転ユニット38および移載ヘッド39より成る。Y軸テーブル36はX軸テーブル35に一端を結合され、X軸テーブル35を駆動するとY軸テーブル36はX方向へ移動する。昇降回転ユニット38はY軸テーブル36に結合され、Y軸テーブル36によってY方向へ移動する。昇降回転ユニット38のアーム38aを上下に昇降させ、また水平回転させることによりアーム38aの下端部に装着された移載ヘッド39の高さ、向きを変更する。
【0019】
移載ヘッド39は、2つのチャックハンド39aによって、プレート11やリザーバ12を把持する。ロボットハンド37は、移載ヘッド39によってプレートストック部10からプレート11を取り出し、第1のテーブル部6に移送するとともに、第1のテーブル部6内でのプレート11やリザーバ12のハンドリングを行う。
【0020】
次に第1のテーブル部6における各部の配置について説明する。図2、図4に示すように、基台4の上面には、試験用の液体を収容する容器であるプレート11を複数載置するプレートステージ14(載置部)、分注ヘッド32、34に分注ティップを装着するティップ装着ステージ16、分注ヘッド32,34から分注ティップを取り外すティップ取り外しステージ15及び液体を収容した中間容器であるリザーバ12を複数載置するリザーバステージ17(中間容器載置部)が配置されている。
【0021】
プレートステージ14、ティップ装着ステージ16、ティップ取り外しステージ15、リザーバステージ17は、分注ヘッド32,34の移動範囲内に配置されており、分注ヘッド32,34は前述の各ステージ間を移動することにより、分注操作や分注ティップ着脱などの各種の動作を行う。分注操作においては、プレートステージ14に載置されたプレート11から分注ヘッド32,34によって液体を吸引し他のプレート11に吐出するほか、リザーバステージ17に載置されたリザーバ12から分注ヘッド32,34によって液体を吸引し、プレートステージ14のプレート11に吐出する。
【0022】
リザーバステージ17から手前側に離れた位置には、液体供給部18が配置されており、液体供給部18は、後述する液体タンクに貯溜された各種の液体をリザーバ12内に吐出する。またプレートステージ14の手前側には、プレート位置決めステージ20、プレートシェイキング部19が配置されている。プレート位置決めステージ20は、蓋着脱時のプレート11の位置を矯正する。プレートシェイキング部19は、プレート11を保持して水平面内で揺動させることにより、プレート11に分注された複数種類の液体を均一に混合する。
【0023】
プレートシェイキング部19及びプレート位置決めステージ20の上方には、プレート11からの蓋11aの取り外し及び再装着を行う蓋着脱部24が配設されている。液体供給部18へのリザーバ12の移送、プレートシェイキング部19、プレート位置決めステージ20へのプレート11の移送や、蓋着脱時のプレート11のハンドリングは、ロボットハンド37によって行われる。
【0024】
図3に示すように、第2のテーブル部7は分注装置2の外部へ引き出し自在となっており、ベース部7aは引き出しレール7bに沿って手前側にスライドする。これにより、ベース部7a上に設置された計測装置25、検体洗浄装置26の操作・保守点検や、他種設備との交換などの作業を作業性よく行えるようになっている。
【0025】
以下、上記各部の構成・機能について各図を参照して説明する。まず図5〜図8を参照して、ティップ装着ステージ16及びティップ取り外しステージ15について説明する。図5に示すように、分注ヘッド32は格子状に配列された多数のノズル32aを備えており、ノズル32aの下端部に分注ティップ13aが装着される。なお分注ヘッド34には同様の分注ティップ13aが列状に装着されるようになっており、これらの2種類の分注ヘッド32,34を用途に応じて選択することにより、多様な分注操作を効率よく行えるようになっている。以下の説明では分注ヘッド32を用いる例についてのみ説明しているが、分注ヘッド34を用いる場合も同様である。
【0026】
分注ティップ13aはラック13に分注ヘッド32におけるノズル32aの配列と等しい配列で保持されており、ラック13は第1のテーブル部6上のティップ装着ステージ16において、ベースプレート6aに形成された開口部16bを介して下方から供給される。開口部16bは通常時にはカバー16aによって閉鎖されており、必要に応じて開放される。ティップ装着時には、開口部16bに位置決めされたラック13に分注ヘッド32を位置合わせして下降させる。これによりノズル32aの下端部が分注ティップ13a内に挿入され、各ノズル32aに分注ティップ13aが装着される。
【0027】
ティップ装着ステージ16に隣接して、ティップ取り外しステージ15が配設されている。ティップ取り外しステージ15は、使用後の分注ティップ13aを分注ヘッド32から取り外すためのステージであり、この取り外し操作を自動的に行う取り外し治具15bを備えている。取り外し治具15bの上面には取り外し孔15cが設けられており、分注ティップ13aを取り外し孔15c内に挿入して係止させた状態で分注ヘッド32を上昇させることにより、分注ティップ13aは分注ヘッド32から取り外される。そして取り外された分注ティップ13aは、ベースプレート6aの下方に配置された回収箱15d(図2参照)内に落下し回収される。
【0028】
次に図6を参照して、ティップ供給部9の構造について説明する。図6は基台4の部分断面を示しており、第1のテーブル部6のベースプレート6aの下方には、ティップ供給部9が配設されている。ティップ供給部9は搬送コンベア40及び昇降機構43を備えている。搬送コンベア40上には、基台4の前面に開口した投入口9b(図2も参照)を介して投入される段積み状態のラック13が載置される。
【0029】
搬送コンベア40はモータ41によってベルト42を介して駆動され、これにより図7(a)に示すように段積み状態のラック13は矢印方向へ移送される。搬送コンベア40の先端部にはセンサ45が配設されており、搬送コンベア40上を移送されたラック13はセンサ45によって検出される。センサ45による検出信号は制御部46に送られ、制御部46がこの検出信号に基づいてモータ41の駆動を制御することにより、ラック13が搬送コンベア40上の所定位置に到達したタイミングにおいて搬送コンベア40が停止する。
【0030】
搬送コンベア40上には複数列の段積み状態のラック13が載置可能となっており、搬送コンベア40は投入口9bより段積み状態で供給されたラック13を以下に説明する昇降機構43へ移送するラック搬送手段であるとともに、投入口9bから昇降機構43までの区間においてラック13をストックするラックストック部を兼ねるものとなっている。
【0031】
搬送コンベア40の搬送端部には、リフタ44を備えた昇降機構43が配置されている。リフタ44は昇降機構43によってティップ装着ステージ16の下方で昇降し、搬送コンベア40によって所定位置まで移送されたラック13は、ティップ装着ステージ16の下方においてリフタ44によって下方から支持され、ティップ装着ステージ16に向かって上昇する。
【0032】
そしてこの上昇動作により最上段のラック13は第1のテーブル部6に設けられた開口部16bを介して、ティップ装着ステージ16に位置する。開口部16bの下方には、シリンダ47によって駆動されるクランプ部材48が配置されており、シリンダ47を駆動してクランプ部材48を開閉することにより、最上段のラック13を位置決め・保持する。シリンダ47及びクランプ部材48は、最上段のラック13をクランプするクランプ手段となっている。
【0033】
図7(a)に示すようにクランプ部材48の下方には、ラック検出用の透過式の光学センサ49a,49bが配設されている。光学センサ49a,49bの検出線Lは、ベースプレート6aの下面から所定高さHだけ下方に位置しており、図7(b)に示すようにリフタ44によって押し上げられて上昇するラック13のうちの最上段のラック13の上端部が検出線Lに到達したときに光学センサ49a,49bはラック13を検出する。したがって光学センサ49a,49bはティップ装着ステージ16から所定高さだけ隔てた位置において昇降機構43によって上昇する最上段のラック13を検出するラック高さ検出手段となっている。
【0034】
光学センサ49a,49bはこの検出信号を制御部46に発信し、制御部46がこの検出信号に基づいて昇降機構43を制御することにより、図8に示すようにリフタ44によって上昇する最上段のラック13は、ティップ装着ステージ16において所定の高さ位置で位置決めされる。そしてシリンダ47の動作を制御部46によって制御することにより、図6に示すようにティップ装着ステージ16の開口部16b内に位置決めされた最上段のラック13は、クランプ部材48によってクランプされる。
【0035】
この状態で分注ヘッド32をラック13に対して下降させることにより(図5参照)、分注ノズル32aに分注ティップ13aが装着される。そして分注ティップ13aが取り出された後の空ラック13はロボットハンド37によって移送され、回収箱54(図3)内に投棄される。
【0036】
このように本実施の形態においては、未使用の分注ティップ13aを供給するティップ供給部9を分注操作が行われる第1のテーブル部6の下方に配置している。これにより、ベースプレート6aの分注ヘッド32,34のアクセスが容易な位置に開口部16bを設け、この開口部16bを介して分注ティップ13aを供給することが可能となっており、分注ティップ13aの交換作業の効率化が実現される。
【0037】
また新たなラック13を基台4の前面に設けられた投入口9bを介して供給することができるため、ラック13の補給を作業性よく行うことができるとともに、投入口9bから昇降機構43までの区間をラックストック部として活用することにより、十分なストック量が確保できるようになっている。
【0038】
次に図9、図10を参照して、蓋着脱部24について説明する。ベースプレート6a上のプレートシェイキング部19及びプレート位置決めステージ20の上方には、門型のフレーム24aが立設されており、フレーム24aの下面には複数の蓋吸着部50が設けられている。図10に示すように、蓋吸着部50はプレート11の蓋11aを真空吸着して保持する吸着パッド50aを備えており、蓋吸着部50は吸引管51によって、バルブ53、フィルタ52を介して真空ポンプ57と接続されている。真空ポンプ57を駆動して蓋吸着部50を真空吸引することにより、吸着パッド50aの下面に蓋11aを保持することができる。
【0039】
各蓋吸着部50の吸引管51はバルブ55を介して圧空源58に接続されており、制御部46によってバルブ53を閉じバルブ55を開にした状態で、圧空源58から蓋吸着部50内に圧空を供給することにより、蓋吸着部50内の真空が破壊され、吸着パッド50aに保持された蓋11aは吸着パッド50aから離脱する。
【0040】
プレート11からの蓋11aの取り外し・再装着は、ロボットハンド37によってプレート11をハンドリングすることによって行われる。すなわち蓋11aを取り外す際には、図9においてロボットハンド37に保持されたプレート11をプレート位置決めステージ20上に載置し、位置決めピン20aによってプレート11の位置合わせを行う。これにより、プレート11の蓋吸着部50に対する相対位置が正しく位置合わせされる。次いで位置合わせされた状態のプレート11をロボットハンド37によってハンドリングし、蓋11aを蓋吸着部50に対して接近させる。そしてこの状態で真空ポンプ57を駆動することにより、蓋11aは吸着パッド50aの下面に真空吸引される。
【0041】
また蓋11aの再装着に際しては、蓋11aが取り外された状態のプレート11を同様にロボットハンド37によってハンドリングして、蓋11aを保持した状態の蓋吸着部50に対して下方から接近させる。そしてプレート11が蓋11aの直下に位置したならば、蓋吸着部50から蓋11aを離脱させ、プレート11上に落下移動させる。
【0042】
蓋11aを真空吸着する際には、蓋11aの上面に付着した液滴を吸着パッド50aによって吸引する場合が発生するが、上記蓋吸着部50においては、吸引管51として内部の視認が可能な透明チューブを用いて吸引状態が観察できるようにしているほか、吸引管51にフィルタ52を設けて液滴吸引による真空吸引系のトラブル発生を防止するようにしている。
【0043】
次に図11、図12を参照して、プレートシェイキング部19について説明する。図11において、第1のテーブル部6のベースプレート6a上に配設されたプレートシェイキング部19は移動テーブル60を備えており、移動テーブル60上には格子状に設けられたウェル11b内に複数種類の液体が分注された状態のプレート11が載置される。プレート11の移動テーブル60への移送は、ロボットハンド37によって行われる。
【0044】
移動テーブル60の下面にはシリンダー63が固定されており、シリンダー63のロッド63aにはクランプ部材62が結合されている。プレート11が移動テーブル60上に載置された状態でシリンダー63を駆動することにより、プレート11はクランプ部材62によって移動テーブル60の一方側に設けられた固定ストッパ61に押しつけられる。これによりプレート11は、移動テーブル60上で保持される。
【0045】
移動テーブル60の下面にはX方向(図11(b)において紙面垂直方向)のガイドレール64が固定されており、ガイドレール64はスライダ65に対してX方向にスライド自在となっている。またスライダ65はベースプレート6aにY方向に固定されたガイドレール66に対してY方向にスライド自在となっている。したがって、移動テーブル60はベースプレート6aに対して水平面内でX方向、Y方向に移動自在となっている。
【0046】
移動テーブル60の駆動手段について説明する。ベースプレート6aの下面には、シェイク用モーター72及び軸受けブロック70が固定されており、軸受けブロック70には回転軸71が垂直姿勢で軸支されている。回転軸71はベルト73を介してシェイク用モーター72によって回転駆動される。回転軸71の上端部には回転板69が結合されており、回転板69の上面に中心から偏心した位置に立設された偏心軸67は、移動テーブル60の下面に固定された軸受け部68に嵌合している。
【0047】
したがってシェイク用モーター72を駆動して回転軸71を回転させることにより、移動テーブル60には偏心軸67を介して偏心回転運動が伝達される。これにより、プレート11にはウェル11b内の液体をシェイキングするシェイク動作が伝達される。すなわち、シェイク用モーター72、ベルト73、回転軸71、回転板69及び偏心軸67は、移動テーブル60を駆動してプレート11にシェイク動作を行わせる駆動手段となっている。
【0048】
この駆動手段において、シェイク用モーター72の回転軸72aには、図11(c)に示すようにスリット74aが設けられた回転ドグ74が結合されており、回転ドグ74の円周を検出位置として原点検出センサー75が配設されている。図12に示すように、原点検出センサー75は制御部46に接続されており、シェイク用モーター72、クランプ用のシリンダー63及びロボットハンド37は制御部46によって制御される。
【0049】
シェイク用モーター72を駆動してシェイク動作を行っているときには回転軸72aの回転によってスリット74aの位置は回転周方向に移動する。このときのスリット74aの位置を原点検出センサー75によって検出することにより、移動テーブル60の回転軸71による偏心回転運動の位相を検出することができる。そして原点検出センサー75の検出信号に基づいてシェイク用モーター72を制御部46によって制御することにより、移動テーブル60のシェイク動作停止時の位置を常にロボットハンド37のチャックハンド39aによる保持位置に位置決めすることができる。これにより、プレート11の移送をロボットハンド37によって自動化する際に、プレート11の位置再現性が確保されることから、チャック時の位置ずれに起因する搬送ミスを防止することが可能となっている。
【0050】
上記構成において、シェイク用モーター72、ガイドレール64、スライダ65、ガイドレール66は、ロボットハンド37の保持位置にプレート11が位置するように移動テーブル60を位置決めするテーブルアライメント機構となっている。そして制御部46及び原点検出センサー75は、シェイク用モーター72を制御して移動テーブル60を所定の位置に位置決めする位置決め制御手段となっている。
【0051】
次に図13、図14を参照して、液体供給部18について説明する。図13において、ベースプレート6a上には門型のフレーム18aが立設されており、フレーム18aに固定された垂直の保持プレート80には、液体供給ユニット81が配設されている。液体供給ユニット81の下方のベースプレート6aは、1つのリザーバ12を載置してこのリザーバ12に液体を供給する液体供給ステージとなっている。
【0052】
液体供給ユニット81について説明する。保持プレート80にはノズルブロック81aが上下にスライド自在に保持されており、ノズルブロック81aはシリンダ82のロッド82aに結合されている。ノズルブロック81aは下方に突出した複数の吐出ノズル83を備えており、シリンダ82のロッド82aを突没させることにより、吐出ノズル83はベースプレート6a上に載置されたリザーバ12に対して昇降する。各吐出ノズル83はピンチバルブ85を備えたチューブ84に接続されており、チューブ84を介して後述する液体貯溜部から各種の液体が各吐出ノズル83に送給される。
【0053】
またリザーバ12の上方には、液面検出センサー86が昇降部87に保持されて配設されており、昇降部87に結合されたナット88aには送りねじ88bが螺合している。送りねじ88bをモータ89によって回転駆動することにより、液面検出センサー86はリザーバ12に対して昇降する。そして液面検出センサー86が下降した状態において、リザーバ12内の液面の高さを検出する。液面検出結果は制御部46に伝達される。
【0054】
液体貯溜部について説明する。基台4の内部には図14に示す液体貯溜部90が配設されており、液体貯溜部90内には複数の液体タンク92が収容されている。液体貯溜部90は温度調節手段90aを備えており、液体タンク92内に貯溜された各種の種類の異なる液体93a,93b,93c,93dを所定温度に保持した状態で保管できるようになっている。
【0055】
図14に示すように、吐出ノズル83に接続されたチューブ84の他端は、密閉された液体タンク92の底面まで挿入されている。チューブ84の中間に設けられたピンチバルブ85は制御部46によって開閉する。液体タンク92には液面より上方の内部空間に一端が開口したチューブ91が挿入されており、チューブ91は3方弁94に接続され、3方弁94はさらに開閉弁96を介して圧空源95に接続されている。
【0056】
3方弁94、開閉弁96は制御部46によって制御され、3方弁94、開閉弁96を開放した状態で圧空源95から空気を供給することにより、液体タンク92内は加圧される。そしてこの状態でピンチバルブ85を開放することにより、それぞれの液体タンク92内に貯溜された液体93a,93b,93c,93dが、吐出ノズル83からリザーバ12内に吐出される。圧空源95、チューブ91、3方弁94は、液体タンク92内に圧縮気体を導入する圧縮気体導入部となっている。
【0057】
このとき、ピンチバルブ85を制御することにより、複数の吐出ノズル83のうちいずれか1つのみから液体を吐出させることができることから、同一の液体供給ステージで複数種類の液体を供給することが可能となっている。すなわち第1のテーブル部6上に配設される液体供給部18の液体供給ステージは、1つのリザーバ12分のスペースを備えるだけでよく、多種類の液体を供給する必要がある場合にあっても、液体供給ステージのスペースを最小限に抑えて、コンパクトな配置が実現できる。
【0058】
またこの吐出時に、液面検出センサー86によってリザーバ12内の液面を検出し、この検出信号にしたがって制御部46がピンチバルブ85を制御することにより、リザーバ12内に吐出される液体の液位を任意に調節することができるようになっている。
【0059】
また3方弁94は集中配管パネル8(図1参照)に設けられた接続ポート98にフィルタ97を介して接続されており、制御部46によって3方弁94を切り換えることにより、液体タンク92内の空間は接続ポート98(外部接続手段)と連通する。これにより、液体タンク92内の気体を、接続ポート98を介して外部へ排出することが可能となる。このとき接続ポート98を機外に設けられた排ガス回収回路99(外部接続口)に接続することにより、液体タンク92内の気体は作業環境を汚染することなく排ガス回収回路99に回収される。
【0060】
次に図15、図16を参照して、検体洗浄装置26について説明する。図15(a)に示すように、検体洗浄装置26のベース部100上には洗浄チャンバ100aが配設されており、ベース部100上にはプレートホルダ101が水平方向に移動自在に配設されている。プレートホルダ101には、ウェル11b内に洗浄対象となる検体が収容されたプレート11が保持される。
【0061】
洗浄チャンバ100a内には、2つの洗浄ヘッド102A,102Bが昇降自在に配設されている。洗浄ヘッド102A,102Bはそれぞれ下面に洗浄液吐出用の吐出ノズル102a、洗浄液吸引用の吸引ノズル102bを備えている。検体洗浄作業は、プレート11を保持したプレートホルダ101を洗浄ヘッド102A,102Bの下方に順次位置させた状態で、洗浄ヘッド102A,102Bをそれぞれプレート11に対して下降させることにより行われる。
【0062】
すなわち図15(b)に示すように先ず吐出ノズル102aをウェル11b内に挿入して洗浄液103を吐出し、次いでプレート11を移動させて吸引ノズル102bによってウェル11b内の洗浄液103を吸引する。これによりウェル11b内に収容された検体が洗浄される。洗浄チャンバ100aの下方には、排液パン104が配設されており、洗浄操作によってプレート11から溢出した洗浄液103は排液パン104によって受けられ、排液チューブ105(排液用管路)を介して回収される。
【0063】
次に図16を参照して配管系について説明する。先ず洗浄液吐出用の液体吐出機構の配管系について説明する。洗浄ヘッド102Aには吐出チューブ107(吐出用管路)が接続されており、吐出チューブ107の他端部は洗浄液103を貯留し密閉された液体タンク112(第1のタンク)の底面まで挿入されている。液体タンク112には液面よりも上方の内部空間に一端が開口した排気チューブ113(第1の排気用管路)が挿入されており、排気チューブ113は3方弁115に接続されている。3方弁115はさらに開閉弁116を介して圧空源117に接続されている。
【0064】
3方弁115、開閉弁116は制御部46によって制御され、3方弁115、開閉弁116を開放した状態で圧空源117から空気を供給することにより、液体タンク112内は加圧される。これにより、液体タンク112内の洗浄液103は洗浄ヘッド102Aの吐出ノズル102aから吐出される。圧空源117、排気チューブ113、3方弁115は、液体タンク112に圧縮気体を導入する圧縮気体導入部となっている。
【0065】
また3方弁115はフィルタ114を介して集中配管パネル8(図1参照)に設けられた接続ポート120(第1の外部接続手段)に接続されており、制御部46によって3方弁115を切り換えることにより、液体タンク112内の空間は接続ポート120と連通する。これにより、液体タンク112内の残留気体は、同様に接続ポート120を介して外部へ排出することが可能となる。接続ポート120を機外の排ガス回収回路99(外部接続口)に接続することにより、洗浄液103から発生する有害ガスは漏出することなく排ガス回収回路99へ排出される。
【0066】
次に液体排出機構の配管系について説明する。この液体排出機構は、分注装置においてプレート11に分注された液体を排液として排出する機構であり、ここでは分注装置に備えられた検体洗浄装置26の液体排出機構を例にとって説明する。洗浄ヘッド102Bには吸引用のチューブ106、また排液パン104には排液チューブ105が接続されており、チューブ105,106は回収部108に接続されている。
【0067】
回収部108に接続されたチューブ109の下端部は密閉された排液回収タンク110(第2のタンク)に挿入されている。制御部46によって回収部108を制御することにより、排液回収タンク110には洗浄ヘッド102Bによって吸引された洗浄液や、排液パン104から回収された洗浄液などの使用後の洗浄液103’が収容される。
【0068】
排液回収タンク110には液面よりも上方の内部空間に一端が開口した排気チューブ111(第2の排気用管路)が挿入されており、排気チューブ111の他端は集中配管パネル8に設けられた液体トラップ118の下側ポート118aに接続されている。液体トラップ118の上側ポート118bは排気用ポンプ121の吸気ポートに接続され、排気用ポンプ121の排気ポートは集中配管パネル8の接続ポート119(第2の外部接続手段)に接続されている。
【0069】
排液回収タンク110内に使用後の洗浄液103’が回収された状態で、排気用ポンプ121を駆動することにより、排液回収タンク110内に残留した気体は排気チューブ111によって液体トラップ118を介して接続ポート119から、同様に排ガス回収回路99(外部接続口)に排出される。
【0070】
この創薬スクリーニング装置は上記のように構成され、以下創薬スクリーニングにおいて行われる分注操作の1例について、図17を参照して説明する。まずプレートストック部10からロボットハンド37によってプレート11A,11Bを取り出し、プレートステージ14に載置する。ここでプレート11Aには、図17(a)に示すようにウェル11b内に予め抗体130が培養されており、プレート11Bには抗原131を含んだ液体が収容されている。
【0071】
この後、分注ヘッド32によってプレート11Aを対象として第1の分注操作を行う。すなわち図17(b)に示すように、プレート11Bから抗原131を含んだ液体を吸引し、プレート11Aのウェル11bに吐出する。この分注操作後のプレート11Aはロボットハンド37によって把持され、プレートシェイキング部19(図11)の移動テーブル60上に載置され、ここでシェイキングが行われる。これによりウェル11b内の液体は均一に混合する。
【0072】
この後プレート11Aは再びロボットハンド37によって把持され、インキュベータ3に移送されてここで所定時間の培養が行われる。培養後のプレート11Aは検体洗浄装置26(図15)に送られ、検体洗浄が行われる。すなわち培養によって抗体抗原反応が進行した後のウェル11b内に洗浄液を注入し、その後洗浄液を排出することにより浮遊状態の抗原が除去される。
【0073】
次に第2の分注操作が行われる。すなわち図17(c)に示すように、液体供給部18において新たな抗体130を含む液体132がリザーバ12Aに供給され、その後リザーバステージ17に載置されたリザーバ12Aから分注ヘッド32によって液体132を吸引し、プレートステージ14に載置されたプレート11Aに吐出することにより行われる。この後、前述と同様に分注操作後のプレート11Aに対してシェイキングが行われ、更にインキュベータ3にて培養が行われる。
【0074】
この後、プレート11Aは再び検体洗浄装置26に送られて検体洗浄処理が行われる。次いで、検体洗浄後のプレート11Aには図17(d)に示すようにリザーバ12Bから発色要素を含んだ液体133が分注され、検体の可視化処理が行われる。そして抗原抗体反応後の抗原131や抗体130が可視化された後のプレート11Aは計測装置25に送られ、ここで可視化された検体を対象とした計測が行われる。計測が完了した後のプレート11Aは、再びロボットハンド37によってプレートストック部10に戻される。これにより、創薬スクリーニングの一連の処理が完了する。
【0075】
上記説明したように、本実施の形態の創薬スクリーニング装置1においては、分注装置2とインキュベータ3とをコンパクトに結合し、同一のロボットハンド37によってプレート11の移送を行うようにしているため、効率のよいスクリーニング作業が可能となっている。さらに分注装置2に分注操作やティップ着脱動作を行う第1のテーブル部6と、検体洗浄や計測処理などの付帯設備用の予備テーブルとして利用可能でかつ外部に引き出し可能な第2のテーブル部7を備えていることにより、コンパクトでメンテナンス性に優れ、試験内容に応じたフレキシブルな使用が可能な分注装置2が実現される。
【0076】
また本実施の形態に示す分注装置2においては、組み込まれた検体洗浄装置26において使用される洗浄液を含めて、分注に使用される各種液体を収容する液体タンク内に残留する気体を外部に排出する排気用管路を備え、この排気用管路を排ガス回収回路99などの外部接続口に連通させる集中配管パネル8に接続した構成となっている。これにより、有害ガスを発生する種類の液体を使用する場合においても、有害ガスを分注装置2内や装置周辺に漏出させることなく所定の排ガス回収回路99に回収することができ、作業環境を良好に保全することができる。
【0077】
本発明の分注装置の実施の形態の一つとして、創薬スクリーニングを目的とした場合を例に説明したが、本発明は創薬スクリーニング以外の目的で使用される分注装置にも適用できる。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、試験用の液体を収容する容器を保持して少なくとも水平方向に移動自在に保持する移動テーブルと、この移動テーブルを駆動して移動テーブルに保持された容器にシェイク動作を行わせるシェイク用モータを備えた駆動手段と、シェイク用モータを制御して前記シェイク動作停止時の前記移動テーブルの位置を移載手段による容器の保持位置に位置決めする位置決め制御手段とを備えたので、容器の位置再現性を確保して、移載手段による容器の搬送ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の創薬スクリーニング装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図
【図4】本発明の一実施の形態の分注装置の第1のテーブルの平面図
【図5】本発明の一実施の形態の分注装置の部分斜視図
【図6】本発明の一実施の形態の分注装置のラックストック部の断面図
【図7】本発明の一実施の形態の分注装置のラックストック部の断面図
【図8】本発明の一実施の形態の分注装置のラックストック部の断面図
【図9】本発明の一実施の形態の分注装置の蓋着脱部及びプレートシェイキング部の斜視図
【図10】本発明の一実施の形態の分注装置の蓋着脱部の構成を示すブロック図
【図11】本発明の一実施の形態の分注装置のプレートシェイキング部の構造図
【図12】本発明の一実施の形態の分注装置のプレートシェイキング部の構成を示すブロック図
【図13】本発明の一実施の形態の分注装置の液体供給部の正面図
【図14】本発明の一実施の形態の分注装置の液体供給部の構成を示すブロック図
【図15】(a)本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の部分断面図
(b)本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の動作説明図
【図16】本発明の一実施の形態の検体洗浄装置の構成を示すブロック図
【図17】本発明の一実施の形態の創薬スクリーニングにおける分注操作の説明図
【符号の説明】
2 分注装置
4 基台
6 第1のテーブル部
7 第2のテーブル部
8 集中配管パネル
9 ティップ供給部
10 プレートストック部
11 プレート
12 リザーバ
13 ラック
13a 分注ティップ
14 プレートステージ
15 ティップ取り外しステージ
16 ティップ装着ステージ
17 リザーバステージ
18 液体供給部
19 プレートシェイキング部
25 計測装置
26 検体洗浄装置
32,34 分注ヘッド
37 ロボットハンド
40 搬送コンベア
43 昇降機構
46 制御部
60 移動テーブル
81 液体供給ユニット
90 液体貯溜部

Claims (2)

  1. 容器に収容された試験用の液体をシェイキングする液体のシェイキング装置であって、前記容器を保持して任意位置間で移送可能な移載手段と、前記容器を保持して少なくとも水平方向に移動自在な移動テーブルと、この移動テーブルを駆動して保持された前記容器にシェイク動作を行わせるシェイク用モータから成る駆動手段と、シェイク用モータを制御して前記シェイク動作停止時の前記移動テーブルの位置を前記移手段による容器の保持位置に位置決めする位置決め制御手段とを備えたことを特徴とする液体のシェイキング装置。
  2. 前記シェイキング装置は試験用の容器に液体を分注することによりこの容器内で複数の液体を混合する分注ヘッドを有する分注装置に設けられ、前記移載手段は、複数の液体が混合された前記容器を前記移動テーブルへ移送することを特徴とする請求項1記載の液体のシェイキング装置。
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