JPS6351366A - ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法 - Google Patents

ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法

Info

Publication number
JPS6351366A
JPS6351366A JP19610986A JP19610986A JPS6351366A JP S6351366 A JPS6351366 A JP S6351366A JP 19610986 A JP19610986 A JP 19610986A JP 19610986 A JP19610986 A JP 19610986A JP S6351366 A JPS6351366 A JP S6351366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diazomethane
ether
gas
ether solution
flask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19610986A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamaguchi
正人 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP19610986A priority Critical patent/JPS6351366A/ja
Publication of JPS6351366A publication Critical patent/JPS6351366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はジアゾメタンのエーテル溶液の製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般的なメチルエステル化剤として古くから用いられて
いるジアゾメタンは、黄色の非常に有毒な爆発性のガス
体であり、一般に保存が無理とされている。
第3図は例えば実験化学講座続9のガスクロマトグラフ
ィーP、340(丸首(株)1965年)に記載された
従来のジアゾメタンの製造方法を示す系統図である。従
来はフラスコエにN2ガス精製用のエーテル1を入れて
、N2ガスを5〜6 m12/minで流して精製を行
い、フラスコ■にエタノール、水、水酸化カリウム、お
よびρ−トルエンスルホニルーN−メチル−N−ニトロ
ソアミドからなる反応液2を入れて反応させ、生成する
ジアゾメタンをN2ガスでフラスコ■に送り、ここでメ
チルエステル化を行う試料3としての脂肪酸のエーテル
溶液にジアゾメタンを溶解させるとともに、ただちに試
料3と反応させてメチルエステル化を行う。
〔発明が解決しようする問題点〕
従来はこのようにその都度ジアゾメタンを発生させ、た
だちに試料と反応させるようなやり方をしていたため、
試料が多くなると試料ごとにフラスコ■を交換洗浄する
必要があり、操作が煩雑であるとともに、フラスコ■か
らエタノールが気化し、ジアゾメタンに不純物としてエ
タノールが混入するなどの問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためのもので、一般に
保存が無理とされているジアゾメタンを純度の高いエー
テル溶液として冷暗所に保存し、長期にわたりその効果
を持続させることができるとともに、多数の試料に対し
ても迅速にメチルエステル化できるジアゾメタンのエー
テル溶液の製造方法を提案することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、P−トルエンスルホニル−N−メチル−N
−ニトロソアミドとアルコールとをアルカリ性下で反応
させて得られるジアゾメタンガスをエーテルと接触させ
て精製したのち、別のエーテルに溶解することを特徴と
するジアゾメタンのエーテル溶液の製造方法である。
アルコールとしてはメタノール、エタノール。
プロパノール1.カルビトールなど、P−トルエンスル
ホニル−N−メチル−N−ニトロソアミドと反応可能な
アルコールが使用できる。アルカリとしては水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどが使用で
きる。エーテルとしてはジメチルエーテル、エチルメチ
ルエーテル、ジエチルエーテルなど、ジアゾメタンを溶
解できるものが使用できる。これらいずれも高純度のも
の(特級試薬)を用いるのが好ましい。
上記により得られたジアゾメタンのエーテル溶液は、純
度が高く、冷暗所に保存すれば長期にわたってメチルエ
ステル化剤として使用可能である。
以下、本発明を図面により説明する。第1図は実施例の
製造方法を示す系統図である。製造方法はフラスコ■に
p−トルエンスルホニル−N−メチル−N−ニトロソア
ミド、アルコール、アルカリおよび水からなる反応液4
を入れ、N2ガスを流しながら反応させ、ジアゾメタン
を生成させる。このときの反応は次の(I)式によって
表わされる。
CH3−〇−8○2−0−R+ CH2N、 + N2
0・・・CI)生成するジアゾメタンガスはN2ガスと
ともにフラスコ■に送られ、ここで精製用のエーテル5
と接触して精製され、N2ガスに含まれる不純物、ジア
ゾメタンガスに含まれる副生物等の不純物、およびフラ
スコIで気化するアルコールなどの不純物がエーテル5
に溶解して除去される。ここでN2ガス中の不純物が除
去されるため、従来のフラスコIにおけるエーテル1に
よるN2ガスの精製は省略することができる。フラスコ
■ではジアゾメタンも溶解するが5分圧以上のジアゾメ
タンガスはN2ガスとともに次工程に送られる。
フラスコ■から出るガス中には不純物を含むエーテルの
液滴が混入する場合があるので、ろ紙、綿などを充填し
たトラップ6においてエーテルの液滴を除去してからフ
ラスコ■に送るのが好ましい、フラスコ■は冷却槽7に
おいて氷などの冷却材8により冷却しながら、中に入れ
た溶解用のエーテル9にジアゾメタンを溶解し、ジアゾ
メタンのエーテル溶液を製造する。冷却によりジアゾメ
タンの回収率が高まるとともに、安定性も高まる。
上記の製造に使用するフラスコ■〜■は三角フラスコが
好ましい、また表面は滑らかなものが望ましく、表面が
粗いとジアゾメタンの爆発を誘起するおそれがある。
ジアゾメタンのエーテル溶液中のジアゾメタンの濃度は
1〜5重量%程度で外観的には淡いレモン色を呈する程
度が好ましく、これより濃度が高くて黄色または濃い黄
色を呈する場合はジアゾメタンが重合してポリマー状の
不純物が生成するので好ましくない。
こうして製造したジアゾメタンのエーテル溶液は試薬ビ
ンに分取し、冷暗所に保管すると、1ヵ月以上の長期に
わたってメチルエステル化としての効力が接続する。使
用に際しては、試料としての脂肪酸含有液にジアゾメタ
ンのエーテル溶液を添加することにより、迅速にメチル
エステル化を行うことができる。
RCOOCH3+ N、↑   ・・直■)〔発明の効
果〕 本発明によれば、ジアゾメタンをエーテルで精製したの
ち、別のエーテルに溶解するようにしたので、高純度の
ジアゾメタンのエーテル溶液が得られ、このためこれを
冷暗所に保存することにより、長期にわたってメチルエ
ステル化剤としての効力を持続し、試料が多い場合でも
簡単な操作により迅速にメチルエステル化を行うことが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。第1図におい
て、フラスコ■(三角フラスコ)に約80重量%のエタ
ノール水溶液、水酸化ナトリウムおよびp−トルエンス
ルホニル−N−メチル−N−ニトロ°ソアミドからなる
反応液4を入れ、フッ素樹脂(テトロン)製の攪拌子を
用いてゆっくり攪拌する。フラスコ■、■にエーテル5
,9を入れ、フラスコ■は氷で冷す、そしてトラップ6
にはろ紙等を入れ、フラスコ■のジエチルエーテルの液
滴がフラスコ■に混入しないようにする。3つのフラス
コI〜■に栓(フラスコ■はなくても良い)をしてN2
ガスをゆっくり流し、フラスコ■のエーテル9が淡いレ
モン色になったとき(ジアゾメタン濃度5重量%)にな
った時点でN2ガスを止め、かっ色ビンに移して冷暗所
に保管する。
こうして得られた淡いレモン色のエーテル溶液のガスク
ロマトグラムを第2図(A)に示す。また同様にして製
造した黄色のエーテル溶液(ジアゾメタン濃度9重量%
)のクロマトグラムを第2図(B)に、濃い黄色のエー
テル溶液(ジアゾメタン濃度13重量%)のクロマトグ
ラムを第2図(C)に、また第3図の方法で製造したエ
ーテル溶液のクロマトグラムを第2図(D)に示す。
第2図から明らかなように、(A)ではエーテルのピー
クがシャープに表われているのに対し、(B)、(C)
では↓で示すジアゾメタンのポリマー状不純物が認めら
れ、また(D)ではアルコールに起因してピークがブロ
ードとなっていることがわかる。いずれの場合もジアゾ
メタンは分解されるため、ピークは表われない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の製造方法を示す系統図、第2図(A)
〜(D)は実施例の結果を示すクロマトグラム、第3図
は従来の製造方法を示す系統図である。 各図中、同一符号は同一部分を示し、■〜■はフラスコ
、1,5.9はエーテル、2,4は反応液、3は試料、
6はトラップ、7は冷却槽、8は冷却材である。 代理人 弁理士 柳 原   成 区 Cq 公

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p−トルエンスルホニル−N−メチル−N−ニト
    ロソアミドとアルコールとをアルカリ性下で反応させて
    得られるジアゾメタンガスをエーテルと接触させて精製
    したのち、別のエーテルに溶解することを特徴とするジ
    アゾメタンのエーテル溶液の製造方法。
  2. (2)アルコールはメタノール、エタノール、プロパノ
    ール、およびカルビトールから選ばれるものである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)精製用のエーテルと接触後のジアゾメタンガスを
    トラップを通過させて不純物を除去し、次いで溶解用の
    エーテルに溶解するものである特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の方法。
  4. (4)ジアゾメタンのエーテル溶液は冷却しながら製造
    するものである特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の方法。
JP19610986A 1986-08-21 1986-08-21 ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法 Pending JPS6351366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19610986A JPS6351366A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19610986A JPS6351366A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6351366A true JPS6351366A (ja) 1988-03-04

Family

ID=16352385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19610986A Pending JPS6351366A (ja) 1986-08-21 1986-08-21 ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6351366A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5459243A (en) * 1994-03-10 1995-10-17 Isis Pharmaceuticals, Inc. Apparatus and processes for the large scale generation and transfer of diazomethane
US5854405A (en) * 1997-11-13 1998-12-29 Aerojet-General Corporation Continuous process for diazomethane from an n-methyl-n-nitrosoamine and from methylurea through n-methyl-n-nitrosourea
EP0916649A1 (en) * 1997-11-13 1999-05-19 Aerojet-General Corporation Large scale batch process for diazomethane
WO2001047869A1 (en) * 1999-12-23 2001-07-05 Phoenix Chemicals Limited Process for the preparation of diazomethane

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5459243A (en) * 1994-03-10 1995-10-17 Isis Pharmaceuticals, Inc. Apparatus and processes for the large scale generation and transfer of diazomethane
US5854405A (en) * 1997-11-13 1998-12-29 Aerojet-General Corporation Continuous process for diazomethane from an n-methyl-n-nitrosoamine and from methylurea through n-methyl-n-nitrosourea
EP0916649A1 (en) * 1997-11-13 1999-05-19 Aerojet-General Corporation Large scale batch process for diazomethane
WO2001047869A1 (en) * 1999-12-23 2001-07-05 Phoenix Chemicals Limited Process for the preparation of diazomethane
JP2003519116A (ja) * 1999-12-23 2003-06-17 フェニックス・ケミカルズ・リミテッド ジアゾメタンの製造法
JP4881527B2 (ja) * 1999-12-23 2012-02-22 フェニックス・ケミカルズ・リミテッド ジアゾメタンの製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5472679A (en) Method of making hydroxyamine and products therefrom
EP0208948B1 (en) A method for optical resolution of phenylacetic acid derivative
Taylor et al. A convenient preparation of pyridine-borane
Goto et al. Acceleration effect of anionic surfactants on extraction rate of copper with liquid surfactant membrane containing LIX65N and nonionic surfactant
JPS6351366A (ja) ジアゾメタンのエ−テル溶液の製造方法
CN1044228C (zh) 用于纯化全氟化合物组合物的连续法
US2463015A (en) Method of treating animal and vegetable oils
RU2169725C1 (ru) Способ очистки фторметил-1,1,1,3,3,3-гексафторизопропилового эфира
JPWO2006093101A1 (ja) 含フッ素アルコールの回収方法
Kharasch et al. Derivatives of Sulfenic Acids. XVII. The Hydrolysis of 2, 4-Dinitrobenzenesulfenyl Chloride
JPH06172280A (ja) 脂肪酸アミドの精製方法
JPH05213817A (ja) ガス又は液体プロセスストリームからアルデヒド及び/又はビニルエステルを除去する方法
EP0594489B1 (fr) Procédé de conversion continue d'un sel d'hydroxylamine en un autre sel d'hydroxilamine
JPS6256446A (ja) 2,2,2−トリフルオロエタノ−ルの精製方法
JPS5916844A (ja) 新規な光学活性化合物
WO1997015642A1 (en) New organic gellation agents
JPS61176552A (ja) 脂肪酸の抽出法
WO1991010640A1 (en) Nitrate ester preparation
SU1191090A1 (ru) Способ очистки водных растворов нитратов щелочных металлов
CN103221369A (zh) 金刚烷多元醇的制造方法
JPH0328335A (ja) クラウンエーテルを用いる溶媒抽出法
JPH0834767A (ja) 不飽和アルコール硫酸エステル塩の製造法
JPS6365053B2 (ja)
JP2987948B2 (ja) 塩化ビニルに混在する酢酸ビニルの除去方法
CN114315753A (zh) 一种化合物、其合成方法与应用