JPS6351362A - N−アルキル−N′−フエニル−p−フエニレンジアミンの製造法 - Google Patents

N−アルキル−N′−フエニル−p−フエニレンジアミンの製造法

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JPS6351362A
JPS6351362A JP61195157A JP19515786A JPS6351362A JP S6351362 A JPS6351362 A JP S6351362A JP 61195157 A JP61195157 A JP 61195157A JP 19515786 A JP19515786 A JP 19515786A JP S6351362 A JPS6351362 A JP S6351362A
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JP
Japan
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catalyst
platinum
diphenylamine
nitroso
nitro
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Application number
JP61195157A
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English (en)
Inventor
Satoru Yoshigaki
吉垣 哲
Seiichi Ando
安藤 清一
Tsutomu Otsuki
大槻 勉
Tsuneo Kawasaki
川崎 恒夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ouchi Shinko Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Ouchi Shinko Chemical Industrial Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はN−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレ
ンジアミンの製造法に関するもので必る。
更に詳しくは、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェ
ニルアミンとケトン及び水素を用いて還元アルキル化反
応によってN−アルキル−N′−フエニル−P−フェニ
レンジアミンを製造する方法に関するものである。
(従来の技術) N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレンジアミ
ンは現在、ゴム工業界において天然ゴム及び合成ゴムの
オゾン劣化防止剤又は合成ゴムの安定剤として広く用い
られている有用な化合物である。
このN−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレンジ
アミンの製造法は、現在p−アミノジフェニルアミンあ
るいはp−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミ
ンをケトンと水素とを用いて還元アルキル化する方法に
よって行われており、p−アミノジフェニルアミンを用
いる方法がより一般的である。しかし、p−アミノジフ
ェニルアミンは通常、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)
ジフェニルアミンを還元して製造されるため、出発原料
、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミンか
らp−アミノジフェニルアミンを経由して目的物で必る
N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレンジアミ
ンを製造する際には、■p−ニトロ(又はp−ニトロソ
)ジフェニルアミンを還元してp−アミノジフェニルア
ミンを製造する反応、及び■p−アミノジフェニルアミ
ンを還元アルキル化反応でN−アルキル−N′−フエニ
ル−P−フェニレンジアミンを製造する反応の2段から
なる長時間の反応等が必要となり、不経済きわまりない
一方、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミ
ンとケトン及び水素との還元アルキル化反応によって、
p−ニトロ(又はp−ニトロソ〉ジフェニルアミンから
直接、N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレン
ジアミンを製造する方法も従来性われてあり、この方法
における触媒系として次のものが発表されている。
特開昭53−23937号公報には、炭素等に担持した
白金属金属硫化物を触媒として用いた例が記載されてい
るが、目的物の収率が低いという欠点がおる。
特開昭57−165349号公報には、イオウ化合物の
存在下活性炭、ケイソウ士等に担持した白金又はパラジ
ウムを触媒として用いる方法が記載されているが、反応
時間が8時間と長時間必要で経済的には不利である。
また、特開昭60−94947号公報には、重合物結合
アントラニル1−Pd錯体及びスルホン酸樹脂からなる
触媒系を用いた例が記載されているが、その触媒の調製
及び処理に難点がある。
したがって、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニ
ルアミンとケトン及び水素との還元アルキル化反応によ
って、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミ
ンから直接、N−アルキルN r −フエニル−P−フ
ェニレンジアミンを裂造する際に使用する白金触媒又は
パラジウム触媒の活性及び選択性を容易に向上させるこ
とにより、低温度・低圧力下で目的物を高純度・高収率
で経済的に製造する方法は、未だ見出されていない。
このような製造法は、当業界において切望されている。
(発明が解決しようとする問題点) p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミンの還
元アルキル化反応によってN−アルキル−N’ −フエ
ニル−P−フェニレンジアミンを製造する際、目的物の
純度及び収率に悪影響を及ぼさない安価なものを容易に
用いて白金触媒又はパラジウム触媒の活性及び選択性を
向上させることにより、低温度・低圧力下で目的物を高
純度・高収率で経済的に製造することは困難であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような状況を克服するため鋭意研究
した結果、N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニ
レンジアミンを製造する際の、p−二トロ(又はp−ニ
トロソ)ジフェニルアミンとケトン及び水素との還元ア
ルキル化反応において、 (イ)予め脂肪族カルボン酸で処理した白金触媒又はパ
ラジウム触媒を用いる([(1)−(イ)法])と、あ
るいは (ロ)脂肪族カルボン酸存在下白金触媒又はパラジウム
触媒を用いる([(1)−(ロ)法])と、 驚くことに低温度・低圧力下で白金触媒又はパラジウム
触媒の活性及び選択性が向上し、目的物を高純度・高収
率で1qられることを見出した。
本還元アルキル化反応は、ケトンがp−ニトロ(又はp
−ニトロソ)ジフェニルアミンに対して1.0〜10.
0モルであり、反応温度が20〜200 ℃、反応時の
水素の圧力が1〜100Ky/cmである条件を含むも
のである。
しかし、上記の還元アルキル化反応に一般的な白金触媒
又はパラジウム触媒をそのまま用いると、通常これらの
触媒は活性及び選択性が低いことから、高温度・高圧力
で反応を行う必要があるため、タール状副生成物が多量
に生成し、目的物の収率が極めて低いことが知られてい
る。
したがって、上記の[(1)−(イ)法]及び[(1)
−(ロ)法]による還元アルキル化反応は、安価な脂肪
族カルボン酸で容易に白金触媒又はパラジウム触媒の活
性及び選択性を向上させ、低温度・低圧力下で目的物(
N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレンジアミ
ン)を高純度・高収率で得られることから、p−ニトロ
(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミンよりp−7ミノ
ジフエニルアミンを経由する2段反応を1段反応への縮
減に伴う反応時間の短縮及び操作の簡略化及びタール状
D1生成物の生成がほとんどないためその除去操作の必
要がないという特徴を含めて全体的に極めて経済的であ
る。
これらのことから、本還元アルキル化反応の方法は、先
に述べた埋在の産業上障害となっている問題を解決する
ことができ、本発明を完成するに至った。
本発明に係るケトン類は次に列挙するが、これらに限定
されるものではない。
すなわち、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノ
ン、エチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘ
プタノン、4−ヘプタノン、イソアミルメチルケトン、
メチルイソブチルケトン、2−メチル−3−ヘキサノン
、3−メチル−2−ヘキサノン、2.5−ジメチル−3
−ヘキサノン、2−メチル−3−ヘプタノン、2−メチ
ル−4−ヘプタノン、5−メチル−3−ヘプタノン、6
−メチル−2−ペプタノン、2−オクタノン、3−オク
タノン、2,6−シメチルー4−ヘプタノン、5−メチ
ル−2−オクタノン、2−ノナノン、3−ノナノン、4
−ノナノン、5−ノナノン、2−デカノン、3−デカノ
ン、4−デカノン、2−ウンデカノン、3−ウンデカノ
ン、4−ウンデカノン、5−ウンデカノン、6−ウンデ
カノン、2−ドデカノン、3−ドデカノン、4−ドデカ
ノン、5−ドデカノン、2−メチル−4−ウンデカノン
、2−トリデカノン、3−トリデカノン、7−トリデカ
ノン等でおり、これらのものは市販の工業薬品をそのま
ま用いることができる。
本発明に係る脂肪族カルボン酸は、エタン酸(酢酸)、
プロパン酸(プロピオン酸)、ブタン酸(醋酸)、ペン
タン酸(吉草酸)でおり、これらの脂肪族カルボン酸の
市販工業薬品をそのまま使用することができ、しかも本
発明における「脂肪族カルボン酸」なる用語は、上記の
各種脂肪族カルボン酸を1種ないし2種以上使用する場
合をも意味するものである。
本発明に係る白金触媒又はパラジウム触媒は、炭素、ア
ルミナ、シリカ−アルミナ、ゼオライト等に対して0.
5〜10.0重量%、好ましくは1.0〜5.0重量%
の範囲で白金又はパラジウムを担持したもので、該触媒
に対して0〜200重量%の水を含む粉末あるいは含水
物である。該触媒の白金又はパラジウムの担持量が0.
5重量%未満では触媒の活性が劣り、しかもその担持量
が10.0重量%を越えると選択性が悪くなる。
本発明に係る[(1)−(イ)法]の脂肪族カルボン酸
で処理した白金触媒又はパラジウム触媒とは、上記の該
触媒の粉末あるいは含水物を、上記の脂肪族カルボン酸
で処理することにより、そのpHが5.0〜7.0に調
製されたもので、しかも該触媒に対して0〜200重量
%の水を含む粉末あるいは含水物である。
上記の脂肪族カルボン酸で処理した該触媒のpH範囲の
うち、5.5〜6.5が好結果を得る。
このpHが5.0未満では触媒の選択性が悪く、しかも
7.0を越えると触媒の活性が劣る。
この脂肪族カルボン酸による白金触媒又はパラジウム触
媒の処理法の一例を次に述べるが、本発明の脂肪族カル
ボン酸による白金触媒又はパラジウム触媒の処理法はこ
の方法に限定されるものではなく、本発明の目的に符合
するあらゆる一般的な方法をも包含するものである。
すなわち、5.0重量%の白金を担持した白金−カーボ
ン触媒粉末100qを1%酢酸水溶液1000m!!に
加え、20〜25°Cにて1時間撹拌し濾過後、水洗す
ることにより、該触媒に対して含水率51.8重量%、
pH6,3のものを約1519得た。
本発明に係る[(1)−(イ)法]の脂肪族カルボン酸
で処理した白金触媒又はパラジウム触媒の添加量は、p
−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミンに対し
て0.1〜10.0重量%、好ましくは0.5〜5.0
重量%の範囲で使用することができる。その添加量が0
.1重量%未満では触媒作用が小さく、しかも10.0
重口%を越えると不経済である。
本発明に係る[(1)−(ロ)法]の脂肪族カルボン酸
の添加量は、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニ
ルアミンに対して0.0001〜10゜0モルの範囲で
ある。その添加量が0.0001モル未満では触媒の活
性が劣り、しかも10.0モルを越えると触媒の選択性
が悪くなる。
本発明に係る[(1)−(ロ)法]の白金触媒又はパラ
ジウム触媒の添加量は、p−ニトロ(又はp−ニトロソ
)ジフェニルアミンに対して0.1〜10.0重量%、
好ましくは0.5〜5.0重量%の範囲で使用すること
ができる。その添加量が0.1重量%未満では触媒作用
が小さく、しかも10.0重量%を越えると不経済であ
る。
本発明に係る[(1)−(イ)法]及び[(1)−(口
〉法]は、触媒を回収してそのまま使用しても、新しい
触媒を使用した場合と全く同様に使用できることをも包
含するものである。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の、N−アルキル−N’ 
−フエニル−P−フェニレンジアミンを製造する際のp
−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジフェニルアミンとケト
ン及び水素との還元アルキル化反応において、 (イ)予め脂肪族カルボン酸で処理した白金触媒又はパ
ラジウム触媒を用いる([(1)−(イ)法])と、あ
るいは (ロ)脂肪族カルボン酸存在下白金触媒又はパラジウム
触媒を用いる([(1)−(ロ)法])と、 白金触媒又はパラジウム触媒の活性及び選択性が向上し
、低温度・低圧力下で目的物(N−アルキル−N′−フ
エニル−P−フェニレンジアミン)を高純度・高収率で
得られることから、p−ニトロ(又はp−ニトロソ)ジ
フェニルアミンよりp−アミノジフェニルアミンを経由
する2段反応を1段反応への縮減に伴う反応時間の短縮
及び操作の簡略化、及びタール状副生成物の生成がほと
んどないためその除去の必要がないこと、更に安価な脂
肪族カルボン酸で容易に白金触媒又はパラジウム触媒の
活性及び選択性を向上させ得るので、本発明の製造法は
極めて経汎的である。したがって、これらのことから本
発明の製造法は工業化可能なものである。
以下、本発明の効果を実施例に説明するが、本発明の範
囲は実施例の記載の態様に限定されるものではない。
(実施例) 実施例1゜ 触媒の処理例 5.0重量%の白金を担持した白金−カーボン触媒粉末
100gを1%酢駿水溶液1100(に添加し、20〜
25°Cにて1時間「を拌後濾過し、水洗を行って該触
媒に対して含水率51.8重量%、1)l−16,3の
ものを約151yiffだ。
反応例 p−ニトロソジフェニルアミン99.17(0,5モル
)、メチルイソブチルケトン100゜1y(1,0モル
)と上記の白金触媒含水物(含水率:51.8重量%、
pt−1: 6.3>2yを500d容量の攪拌機付き
オートクレーブに仕込み、100℃、水素圧50に3/
cmで還元アルキル化反応を約120分間行った後、理
論所要量の水素が吸収されたことを確認し、次いでオー
トクレーブを冷却し、内容物を外部へ取り出した。その
後その内容物から触媒を濾過除去し、除去した触媒をメ
チルイソブチルケトンで洗浄した。その濾液とメチルイ
ソブチルケトンの洗浄液とを混合し、減圧(20sHΩ
)下で濃縮して純度98%(ガスクロマトグラフィー分
析による)のN−(1゜3−ジメチルブチル)−N′−
フエニル−P−フェニレンジアミン1339(理論収率
:99%)を得た。
実施例2゜ 実施例1.の触媒の処理例のうち、5.0重量%の白金
を担持した白金−カーボン触媒粉末を5.0重量%のパ
ラジウムを担持したパラジウム−カーボン触媒粉末に、
また実施例1.の反応例のうち、白金触媒含水物をパラ
ジウム触媒含水物に変更する以外、実施例1.と同様の
方法で操作を行って、純度98%(ガスクロマトグラフ
ィー分析による)のN−(1,3−ジメチルブチル)−
N’ −フエニル−P−フェニレンジアミン133y(
理論収率:99%)を得た。
実施例3゜ p〜ニトロジフェニルアミン107.13(0,5モル
)、アセトン87.19 (1,5モル)と実施例1.
の反応例で用いた白金触媒含水物と同一のもの37を5
0C)m1容■の1骨拌機付きオートクレーブに仕込み
、100℃、水素圧50Kg/ctitで還元アルキル
化反応を約150分行った後、理論所要量の水素が吸収
されたことを確認し、次いでオートクレーブを冷却し、
内容物を外部へ取り出した。その後その内容物から触媒
を濾過除去し、除去した触媒をアセトンで洗浄した。そ
の濾液とアセトンの洗浄液とを混合し、減圧(50#H
g)下で濃縮して純度97%(ガスクロマトグラフィー
分析による)のN−イソプロピル−N′−フエニル−P
−フェニレンジアミン1129(理論収率:99%)を
得た。
実施例4゜ 実施例3.にて得た回収触媒約3g、p−二[へロッジ
フェニルアミン99.l (0,5モル)とアセトン8
7.19 (1,5モル)を用いること、及び還元アル
キル化反応時間を約180分とする以外、実施例3.と
同様の操作を行って純度97%(ガスクロマドグラフィ
ー分析による)のN−イソプロピル−N′−フエニル−
P−フエニレンジアミン112g(理論カマ率:99%
)を1qた。
実施例5゜ p−ニトロソジフェニルアミン99.1!7(0,5モ
ル)、2−トリデカノン212.39(1,0モル)、
5.0重量%の白金を担持した白金−カーボン触媒粉末
3y(但し、実施例1゜の反応例の「酢酸で処理した白
金−カーボン触媒含水物」を使用せず。)と酢酸29と
を用いること、及び減圧濃縮時の減圧を(30mHg)
とすること以外、実施例1.の反応例と同様の操作を行
って、純度98%(ガスクロマトグラフィー分析による
)のN−(1−メチルドデシル)−N′−フエニル−P
−フェニレンジアミン186.4g(理論収率:98%
)を得た。
実施例6゜ 実施例5.のうち、酢酸39をペンタン酸(古草M>3
.49に変更する以外、実施例5.と同様の操作を行っ
て、純度98%(ガスクロマトグラフィー分析による)
のN−(1−メチルドデシル)−N′−フエニル−P−
フェニレンジアミン186.4y (理論収率:98%
)を得た。
なお、実施例1.〜6.においてタール状0j生成物の
生成が全く確認できなかった。
比較例 p−ニトロソジフェニルアミン99.1J(0,5モル
)、アセトン87.1s (1,5モル)と5.0重量
%の白金を担持した白金−カーボン触媒粉末3gを50
0d容量の攪拌機付きオートクレーブに仕込み、100
°C1水素圧50に’j/ crA 1’還元アルキル
化反応を約240分行った後、理論所要量の水素が吸収
されたことを確認し、次いでオートクレーブを冷却し内
容物を外部へ取り出した。その後その内容物から触媒を
濾過除去し、除去した触媒をアセトンで洗浄した。その
濾液とアセトンの洗浄液を混合し、減圧(50mHCl
)下で濃縮し、純度92%(ガスクロマトグラフィー分
析による)のN−イソプロピル−N′−フエニル−P−
フェニレンジアミン108g(理論収率:95%)を得
た。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−アルキル−N′−フエニル−P−フェニレン
    ジアミンを製造する際の、P−ニトロ(又はP−ニトロ
    ソ)ジフェニルアミンとケトン及び水素との還元アルキ
    ル化反応において、 (イ)予め脂肪族カルボン酸で処理した白金触媒又はパ
    ラジウム触媒を用いること(以下、「[(1)−(イ)
    法]」と略す。)、 あるいは (ロ)脂肪族カルボン酸存在下白金触媒又はパラジウム
    触媒を用いること(以下、「[(1)−(ロ)法]」と
    略す。) を特徴とするN−アルキル−N′−フエニル−P−フェ
    ニレンジアミンの製造法。
  2. (2)ケトンがP−ニトロ(又はP−ニトロソ)ジフェ
    ニルアミンに対して1.0〜10.0モルであり、反応
    温度が20〜200℃、反応時の水素の圧力が1〜10
    0kg/cm^2である特許請求の範囲第(1)項記載
    の製造法。
  3. (3)ケトンが炭素原子1〜13個のジアルキルケトン
    である特許請求の範囲第(1)項ないし第(2)項記載
    の製造法。
  4. (4)脂肪族カルボン酸が炭素原子2〜5個の脂肪族カ
    ルボン酸から選択された1種ないし2種以上からなるも
    のである特許請求の範囲第(1)項ないし第(2)項記
    載の製造法。
  5. (5)白金触媒又はパラジウム触媒は、炭素、アルミナ
    、シリカ−アルミナ及びゼオライト等に対して0.5〜
    10.0重量%の白金又はパラジウムを担持したもので
    、しかも該触媒に対して0〜200重量%の水を含む粉
    末あるいは含水物である特許請求の範囲第(1)項ない
    し第(2)項記載の製造法。
  6. (6)[(1)−(イ)法]における脂肪族カルボン酸
    で処理した白金触媒又はパラジウム触媒とは、特許請求
    の範囲第(5)項に記した該触媒の粉末あるいは含水物
    を脂肪族カルボン酸で処理することにより、そのpHが
    5.0〜7.0に調製されたもので、しかも該触媒に対
    して0〜200重量%の水を含む粉末あるいは含水物で
    あり、その添加量はP−ニトロ(又はP−ニトロソ)ジ
    フェニルアミンに対して0.1〜10.0重量%である
    特許請求の範囲第(1)項、第(2)項ないし第(4)
    項記載の製造法。
  7. (7)[(1)−(ロ)法]における脂肪族カルボン酸
    の添加量は、P−ニトロ(又はP−ニトロソ)ジフェニ
    ルアミンに対して0.0001〜10.0モルである特
    許請求の範囲第(1)項、第(2)項ないし第(4)項
    記載の製造法。
  8. (8)[(1)−(ロ)法]における白金触媒又はパラ
    ジウム触媒の添加量は、P−ニトロ(又はP−ニトロソ
    )ジフェニルアミンに対して特許請求の範囲第(5)項
    に記した該触媒の粉末あるいは含水物を0.1〜10.
    0重量%の範囲である特許請求の範囲第(1)項、第(
    2)項ないし第(7)項記載の製造法。
JP61195157A 1986-08-22 1986-08-22 N−アルキル−N′−フエニル−p−フエニレンジアミンの製造法 Pending JPS6351362A (ja)

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