JPS6350817Y2 - - Google Patents

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JPS6350817Y2
JPS6350817Y2 JP3822682U JP3822682U JPS6350817Y2 JP S6350817 Y2 JPS6350817 Y2 JP S6350817Y2 JP 3822682 U JP3822682 U JP 3822682U JP 3822682 U JP3822682 U JP 3822682U JP S6350817 Y2 JPS6350817 Y2 JP S6350817Y2
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levers
pair
magnetic
magnetic circuit
yoke
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁力の変化によつて可動素子を作動
させる磁力駆動装置に関するものである。
一般に、ソレノイドは、通電によつてプランジ
ヤが一方向へ進退するのみである。従つて、1つ
のソレノイドを利用して、2つの制御対象例えば
2つの回転体を静止状態から同時に回転可能な状
態にする場合、ソレノイドとは別にそのソレノイ
ドのプランジヤの作動に連動して2つの回転体の
状態を同時に制御する機構を設ける必要がある。
例えば、携帯用小型ビデオレコーダにおいて
は、不使用時一対のフライホイールを静止状態に
し、携帯時のテープのたるみを防止する一方、使
用時一対のフライホイールを回転可能状態へ切換
える機能が要求される。この場合、ソレノイドの
プランジヤが、直接一対のフライホイールを同時
に静止または回転可能状態にすることが不可能で
あるから、現在では第1図のように構成するもの
が多い。これは、一対のフライホイール1,2の
内側にアーム3,4を回動自在に支持し、このア
ーム3,4の間に、アーム3,4の先端に設けら
れたゴム等の押圧部材5,6が前記フライホイー
ル1,2の外周面を押圧する方向へ付勢するスプ
リング7を張設するとともに、アーム3,4の間
にソレノイド8のプランジヤ8Aに連結された連
結杆9を臨ませ、そのソレノイド8の作動によつ
て連結杆9を第1図中下方へ押し下げ、それによ
つてアーム3,4を互いに内方へ回動させ、フラ
イホイール1,2を静止状態から同時に回転可能
状態へ切換えるものである。
ところが、このような構成であると、アーム
3,4を取付けるスペースとは別に、ソレノイド
8の設置スペースを必要とするため、装置全体を
小型化する上で問題となる。そこで、アーム3,
4の位置つまり一対のフライホイール1,2間の
一方のスペースにおいて、フライホイール1,2
を静止状態から同時に回転可能状態へ切換えるこ
とのできる装置の開発が要請されている。
これには、磁力の変化によつて一対の可動素子
が相反する方向へ作動できるものがあれば、上記
要請に応えられるはずである。
本考案の目的は、磁気回路を構成する一対のレ
バーが磁力の変化によつて、同時に相反する方向
へ作動し得る磁力駆動装置を提供することにあ
る。
そのため、本考案では、互いに相反する方向へ
変位可能な磁性体からなる一対のレバーを含んで
途中に永久磁石を有する磁気回路を構成し、前記
一対のレバーを前記磁気回路に生じる磁力によつ
て吸着される方向とは反対方向へそれぞれ付勢す
るスプリングを設けるとともに、磁気回路の磁力
を増減させる少なくとも1以上のコイルを設け、
これによりコイルに通電しないとき永久磁石の磁
力により一対のレバーを互いに吸着した状態と
し、コイルへの通電により磁気回路の磁力が増減
されたとき一対のレバーを同時に相反する方向へ
回動させ、上記目的を達成しようとするものであ
る。
以下、本考案の一実施例を図面について説明す
る。
第2図は本実施例の磁力駆動装置を携帯用小型
ビデオレコーダのブレーキ機構に代用した例を示
している。同図において、一対のフライホイール
1,2の間に、磁力駆動装置11が取付けられて
いる。
前記磁力駆動装置11は、第3図にも示す如
く、基板12と、中間に永久磁石13を挾んだヨ
ーク14と、一対のレバー15,16と、スプリ
ング17と、内部に鉄心18を収納したコイル装
置19とから構成されている。ここで、前記永久
磁石13、ヨーク14、一対のレバー15,16
および鉄心18は、磁気回路20を構成してい
る。
前記基板12には、その後部に互いに平行な2
枚の保持板21,22が、前縁に案内板23がそ
れぞれ切起されているとともに、中央部の切欠孔
24の両側に矩形状の係止孔25,26が、両側
縁に取付孔27を有する取付部28,29がそれ
ぞれ設けられている。前記案内板23には、上部
両側にそれぞれ両側外方へ向つて延びる案内片3
0,31が、上部中央に切欠部32がそれぞれ設
けられている。
前記ヨーク14は、前記永久磁石13を挾持し
た状態で前記基板12の保持板21,22間に保
持される磁性体からなる2枚のヨーク部材33,
34から構成されている。2枚のヨーク部材3
3,34の相反する端部35,36は、前記永久
磁石13の両側面を挾む方向へやや屈曲された
後、両側へ向つて突出されている。各端部35,
36の先端には、矩形状の係合突起37,38が
形成されている。
前記各レバー15,16は、磁性体により先端
側がやや内方へ向つて屈曲された帯板39,40
の後端に前記スプリング17の端部を係止する突
起部41,42が、それよりやや前方に前記ヨー
ク部材33,34の係合突起37,38に係合さ
れる矩形状の係合孔43,44が、先端部に前記
基板12の案内片30,31に挿通される挿通孔
45,46がそれぞれ形成されているとともに、
先端部外面に前記フライホイール1,2の外周面
を押圧するゴム等からなる押圧部材47,48が
取付けられている。前記係合孔43,44は、高
さ方向の寸法が前記係合突起37,38の高さと
略同寸法に、幅方向の寸法が係合突起37,38
の厚みに対して僅か大きい寸法に形成されてい
る。従つて、係合孔43,44の幅方向の寸法と
係合突起37,38の厚み方向の寸法とのクリア
ランスにより、レバー15,16は、係合突起3
7,38を支点として所定角度だけ回動できるよ
うになつている。
前記コイル装置19は、ボビン49と、そのボ
ビン49の外周に巻回されたコイル50とから構
成されている。ボビン49は、内部に前記鉄心1
8を収納しかつ外周に前記コイル50を巻回する
角筒51の両端に鍔52が一体に成形され、この
鍔52の底面に前記基板12の係止孔25,26
に嵌合される突起片53が形成されている。ま
た、コイル50には、電源の切換によつて逆方向
の電流が通電されるようになつている。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、磁力駆動装置11の組立方法は、外周に
コイル50を巻回したボビン49内に鉄心18を
収納し、そのボビン49の突起片53を基板12
の係止孔25,26へ挿入し、固定する。また、
2枚のヨーク部材33,34の間に永久磁石13
を挾み、それを基板12の保持板21,22の間
に収納する。この段階では、2枚のヨーク部材3
3,34は、保持板21,22の間に挾まれただ
けであるから、横方向つまり鉄心18の長手方向
および上下方向へ移動でき、かつ保持板21,2
2と平行な状態で回動できる状態にある。続い
て、ヨーク部材33,34の係合突起37,38
にレバー15,16の係合孔43,44を係合
し、そのレバー15,16の挿通孔45,46を
基板12の案内片30,31へ挿通する。
ここで、一対のレバー15,16を鉄心18の
端面へ向つて押し付け、その鉄心18の端面にレ
バー15,16を密着させる。この状態のレバー
15,16の係合孔43,44にヨーク部材3
3,34の係合突起37,38が正しく係合する
ように、ヨーク部材33,34の横方向に位置、
上下方向の位置および回動角度を調整する。例え
ば、鉄心18の長さが規定寸法と異なつている場
合には、各レバー15,16の横方向の位置がず
れているため、各ヨーク部材33,34を横方向
へスライドさせて調整する。また、鉄心18の端
面に対してレバー15,16の当る位置が上下方
向へずれている場合には、各ヨーク部材33,3
4を上下方向へスライドさせて調整する。更に、
鉄心18の端面がその長手方向に対して直角でな
い場合には、各ヨーク部材33,34の横方向の
位置および回動角度で調整する。即ち、第4図に
示すように鉄心18の端面が前後方向へ傾いてい
る場合には、ヨーク部材33,34を横方向へス
ライドさせるだけでよく、第5図に示すように上
下方向へ傾いている場合には、ヨーク部材33,
34を回動させるだけでよい。前後方向および上
下方向以外の傾きの場合には、両者の操作を共に
行う。
この調整後、2枚のヨーク部材33,34と永
久磁石13を一体にし、基板12の保持板21,
22に一体的に固定する。ちなみに、固定手段と
しては、接着、ロー付、ねじ止め等適宜な手段を
用いることができる。この後、一対のレバー1
5,16の突起部41,42の間にスプリング1
7を張設し、その一対のレバー15,16の先端
部が互いに離れる方向へ付勢する。ここで、スプ
リング17の引張力によつて一対のレバー15,
16の先端が互いに離れる方向へ付勢されるモー
メントをM1、一対のレバー15,16が鉄心1
8に吸着された状態において、コイル50に通電
していないときに一対のレバー15,16が鉄心
18に吸着される方向へ受けるモーメントをM2
一対のレバー15,16が鉄心18に吸着された
状態において、コイル50に磁気回路20の磁力
を打消すまたは減ずる方向の電流を流したときに
一対のレバー15,16が鉄心18に吸着される
方向へ受けるモーメントをM0、一対のレバー1
5,16が鉄心18から離れた状態において、コ
イル50に磁気回路20の磁力を増す方向の電流
を流したときに一対のレバー15,16が鉄心1
8に吸着される方向へ受けるモーメントをM3
したとき、 M0<M1<M3<M2 の条件を満たすように、予めスプリング17の引
張力が設定されている。
さて、このようにして組立てられた磁力駆動装
置11は、コイル50に電流が流されていないと
き、磁気回路20の永久磁石13の磁力によつて
一対のレバー15,16が鉄心18の端面に吸着
された状態に保持されている。この状態におい
て、コイル50に磁気回路20の磁力を打消すま
たは減ずる方向の電流を通電すると、磁気回路2
0の磁力が打消されまたは減じられる結果、一対
のレバー15,16は、スプリング17の引張力
により互いに離れる方向へ回動される。そのた
め、各レバー15,16の押圧部材47,48が
フライホイール1,2の外周面を押圧し、そのフ
ライホイール1,2を静止させる。このとき、一
対のレバー15,16と鉄心18との間には磁気
ギヤツプが生じているから、コイル50の電流を
切つても、永久磁石13のみの磁力によつて一対
のレバー15,16が鉄心18へ吸着されること
はない。従つて、一対のレバー15,16が互い
に離れた状態に保持されているため、フライホイ
ール1,2は静止状態に保たれる。
そこで、フライホイール1,2の静止状態を解
除したい場合には、コイル50に磁気回路20の
磁力を増す方向の電流を通電する。すると、磁気
回路の磁力が増し、その増加した磁力によつて一
対のレバー15,16を吸着する方向へ付勢する
モーメントの方がスプリング17によつて一対の
レバー15,16を互いに離れる方向へ付勢する
モーメントに打ち勝つため、一対のレバー15,
16は鉄心18へ向つて吸着される。そのため、
各レバー15,16の押圧部材47,48がフラ
イホイール1,2の外周面から離れ、フライホイ
ール1,2は回転可能な状態となる。このとき、
コイル50の電流を切つても、一対のレバー1
5,16は永久磁石13の磁力によつて鉄心18
に吸着されている状態にあるから、フライホイー
ル1,2は回転可能な状態に保たれる。
従つて、本実施例によれば、フライホイール
1,2の間に固定された基板12に、永久磁石1
3を挾んだヨーク部材34,35を保持し、この
ヨーク部材34,35の端部にスプリング17に
よつて互いに離れる方向へ付勢された一対のレバ
ー15,16を回動自在に支持し、この一対のレ
バー15,16の間にコイル50を巻回した鉄心
18を配置したので、コイル50に電流を流さな
い状態においては永久磁石13の磁力によつて一
対のレバー15,16が鉄心18に吸着された状
態に保持され、またコイル50に磁気回路20の
磁力を打消すまたは減ずる方向の電流を通電する
と、スプリング17の引張力によつて一対のレバ
ー15,16が互いに離れる方向へ回動され、更
にコイル50に磁気回路20の磁力を増す方向の
電流を通電すると、互いに離れる方向へ回動され
た状態にある一対のレバー15,16がスプリン
グ17の引張力に抗して互いに鉄心18へ吸着さ
れるため、一対のレバー15,16を相反する方
向へ同時に動作させることができる。従つて、一
つの励磁駆動装置11のみによつて、2つのフラ
イホイール1,2を同時に静止状態または回転可
能状態に保持させることができるため、従来のソ
レノイドを用いたビデオレコーダに比べ小型化が
はかれる。しかも、コイル50に一時的に通電す
ると、一対のレバー15,16が相反する方向へ
回動された後、スプリング17または永久磁石1
3によつてその状態に保持されるため、省電力化
がはかれる。
また、基板12の保持板21,22の間に、永
久磁石13を挾んだヨーク部材33,34を横方
向つまり鉄心18の長手方向および上下方向へ移
動自在に、かつ保持板21,22と平行な状態で
回動自在に保持し、一対のレバー15,16を鉄
心18の端面に密着させた状態において、一対の
レバー15,16の係合孔43,44にヨーク部
材33,34の係合突起37,38が正しく係合
するように、ヨーク部材33,34の横方向、上
下方向および回動角度を調整した後、そのヨーク
部材33,34および永久磁石13を保持板2
1,22の間に一体的に固定するようにしたの
で、一対のレバー15,16が鉄心18へ吸着さ
れたとき、鉄心18の端面に一対のレバー15,
16が密着されるため、一対のレバー15,16
が鉄心18に吸着されたときのホールド力を向上
させることができる。特に、鉄心18の長さや端
面の直角度、その他の部品精度にバラツキがあつ
ても、上述の調整によつて鉄心18の端面へ一対
のレバー15,16を密着させることができる。
しかも、ヨーク部材33,34を調整した場合で
も、そのヨーク部材33,34と永久磁石13と
は常に密着された状態にあるため、その間に磁気
ギヤツプが生じることもない。
また、ヨーク部材33,34と一対のレバー1
5,16との連結は、ヨーク部材33,34に矩
形状に係合突起37,38を形成し、一対のレバ
ー15,16に矩形状の係合孔43,44を形成
した構造なので、例えばピン等を利用して両者を
回動自在に連結するものに比べ、容易に加工する
ことができる。しかも、係合突起37,38と係
合孔43,44との間のクリアランスによつて一
対のレバー15,16を所定角度だけ回動自在と
したので、一対のレバー15,16がスプリング
17の引張力によつて互いに離れる方向へ回動さ
れたとき、その回動角度がクリアランスによつて
規定されるから、特にその方向において一対のレ
バー15,16の回動角度を規制するストツパ等
を設ける必要がない。
ところで、上記実施例では、次のような現象が
起ることが考えられる。いま、磁気回路20の磁
束の方向がヨーク部材33、レバー15、鉄心1
8、レバー16、ヨーク部材34、永久磁石13
の方向であつたとすると、鉄心18に対してヨー
ク部材34が接近しているため、鉄心18からレ
バー16を通らずにヨーク部材34へ磁束がもれ
ることが考えられる。すると、レバー15側では
強い吸着力があつても、レバー16側では磁束が
減少するため、全体として吸着力が低下する。
そこで、この点の対策としては、鉄心18側に
近い磁路の磁気抵抗を下げればよい。具体的に
は、ヨーク部材34およびレバー16に、レバー
15およびヨーク部材33よりも磁気抵抗の低い
材料を用いるか、例えば第6図のようにレバー1
6およびヨーク部材34に補助ヨーク60を設
け、レバー15およびヨーク部材33に対する断
面積比を1以上にする。なお、第6図の場合で
も、もれ磁束があるが、補助ヨーク60を通る磁
束が増すため、全体として吸着力が増加する。そ
の他、組立性の問題が残るが、ヨーク部材33,
34および永久磁石13を90度回転させて同一磁
路とすれば、上記問題も解決できる。
なお、実施に当つて、磁気回路20としては、
上記実施例で述べたもののほか、例えば第7図か
ら第10図に示すものでもよい。第7図に示すも
のは、1枚のヨーク14Aの途中に永久磁石13
Aを一体的に介在させたものである。また、第8
図に示すものは、永久磁石13Bを鉄心18Aの
途中に一体的に介在させたものである。また、第
9図に示すものは、永久磁石13C,13Dを、
鉄心18の両端面または鉄心18の両端面に対向
する一対のレバー15,16に一体的に取付けた
ものである。更に、第10図に示すものは、一対
のレバー15,16が接離する位置に永久磁石1
3Eを配置し、その永久磁石13Eの外周にコイ
ル50を設けたものである。
また、コイル装置19としては、上記実施例で
述べたもののほか、例えば第11図から第13図
に示すものでもよい。第11図に示すものは、コ
イル50Aを2層巻きにし、そのコイル50Aの
途中から中間タツプを引き出し、その中間タツプ
を共通端子として逆方向の電流を通電できるよう
にしたものである。従つて、この場合には、電源
の切換えが容易となる利点がある。また、第12
図に示すものは、ボビン49の中央に仕切鍔52
Aを設け、この仕切鍔52Aと一方の鍔52との
間および仕切鍔52Aと他方の鍔52との間に、
コイル50B,50Cをそれぞれ同方向へ巻き付
け、そのコイル50B,50Cに電流を異なる方
向へ通電するようにしたものである。従つて、こ
の場合には、電源の切換が容易であるが、コイル
がボビンの全長に対して略半分となる難点があ
る。更に、第13図に示すものは、2本のコイル
50E,50Dを互いに逆方向へかつ2層にして
巻き付け、そのコイル50E,50Dに電流を同
方向へ通電するようにしたものである。従つて、
この場合には、第12図の欠点が解消される利点
がある。
更に、ヨーク部材33,34と各レバー15,
16との連結部は、通常のヒンジによつて各レバ
ー15,16を回動自在に支持する構造でもよ
い。その際、各レバー15,16が互いに離れる
方向へ回動されたとき、その各レバー15,16
を規制するストツパを基板12に設けてもよい。
なお、本考案の磁力駆動装置の適用例として
は、上記実施例で述べたビデオテープレコーダに
限られるものではない。
以上の通り、本考案によれば、磁気回路を構成
する一対のレバーが、同時に相反する方向へ作動
する磁力駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のビデオテープレコーダのブレー
キ機構を示す平面図、第2図は本考案の磁力駆動
装置の一実施例をビデオテープレコーダのブレー
キ機構に適用した状態の平面図、第3図はその磁
力駆動装置の分解斜視図、第4図は各部品組立調
整時の平面図、第5図は各部品組立調整時の一部
を示す断面図、第6図は磁気回路のもれ磁束を解
消するための一例を示す説明図、第7図から第1
0図はそれぞれ磁気回路の変形例を示す説明図、
第11図から第13図はそれぞれコイル装置の変
形例を示す断面図である。 13,13A,13B,13C,13D,13
E……永久磁石、14,14A,14B……ヨー
ク、15,16……レバー、17……スプリン
グ、18,18A……鉄心、20……磁気回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに相反する方向へ変位可能な磁性体から
    なる一対のレバーと、この一対のレバーを含ん
    で構成されかつ途中に永久磁石を有する磁気回
    路と、前記一対のレバーを前記磁気回路に生じ
    る磁力によつて吸着される方向とは反対方向へ
    それぞれ付勢するスプリングと、前記磁気回路
    の磁力を増減させる少なくとも1以上のコイル
    とを具備したことを特徴とする磁力駆動装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記磁気回路は、途中に永久磁石を有するヨーク
    と、このヨークの両端にそれぞれ基端部が回動
    自在に連結された一対のレバーと、この一対の
    レバーの先端部間に配置されその一対のレバー
    を吸着する鉄心とからなることを特徴とする磁
    力駆動装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記磁気回路は、ヨークと、このヨークの両端に
    それぞれ基端部が回動自在に連結された一対の
    レバーと、この一対のレバーの先端部間に配置
    されその一対のレバーを吸着するとともに途中
    に永久磁石を有する鉄心とからなることを特徴
    とする磁力駆動装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記磁気回路は、ヨークと、このヨークの両端に
    それぞれ基端部が回動自在に連結された一対の
    レバーと、この一対のレバーの先端部にそれぞ
    れ設けられた永久磁石と、前記一対のレバーの
    先端部間に配置され前記永久磁石を吸着する鉄
    心とからなることを特徴とする磁力駆動装置。 (5) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記磁気回路は、ヨークと、このヨークの両端に
    それぞれ基端部が回動自在に連結された一対の
    レバーと、この一対のレバーの先端部間に配置
    されその一対のレバーを吸着する永久磁石とか
    らなることを特徴とする磁力駆動装置。 (6) 実用新案登録請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれかにおいて、前記コイルは、前記磁気
    回路の一部に巻回され通電方向が切換えられる
    1のコイルからなることを特徴とする磁力駆動
    装置。 (7) 実用新案登録請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれかにおいて、前記コイルは、前記磁気
    回路の一部に巻回されその磁気回路の磁力を打
    消す方向へ通電される第1のコイルと、前記磁
    気回路の一部に巻回されその磁気回路の磁力を
    増す方向へ通電される第2のコイルとからなる
    ことを特徴とする磁力駆動装置。
JP3822682U 1982-03-18 1982-03-18 磁力駆動装置 Granted JPS58140609U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3822682U JPS58140609U (ja) 1982-03-18 1982-03-18 磁力駆動装置

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JP3822682U JPS58140609U (ja) 1982-03-18 1982-03-18 磁力駆動装置

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JPS58140609U JPS58140609U (ja) 1983-09-21
JPS6350817Y2 true JPS6350817Y2 (ja) 1988-12-27

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ID=30049581

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