JPS63503195A - 丸い梱の剥離および切断用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 丸い梱の剥離および切断用装置 本発明は梱、特に丸い梱を切断するための装置に関する。

従来より、丸い梱に包まれる干し草やその他の飼料は、剥離により外層が取り去 られ、使用に際して飼料を直接排出するというのが通例である。この形態の飼料 は、いかなる使用目的に対しても適当ではないような比較的長い茎から成ってい る。従来より、梱から取り出した後、飼料を回転式切断機に掛けることにより直 接細砕するべきだと提唱されてきた。しかしながら、梱から取り出した後、直接 に細砕を行なおうとする従来の試みは、切断機を駆動させるのに強大な力が必要 であるという点を満足するものではなかった。また、飼料が切断機に接触してい る時間が非常に長いので、飼料があまりにも細かく砕かれ過ぎるという傾向もあ った。

本発明によれば、以下の三つの手段から成る梱切断用装置が提供される。

一つ目は、回転式切断手段であり、大略水平方向の軸の回りに回転を行なうよう マウントされる。二つ目は、上記切断手段に隣接する梱下部で梱を支え、かつ、 梱を転がす、即ち回転させるための手段であり、この手段は、外層が梱から取り 去られ、また、上記切断手段によって細砕され、該切断手段の回転によって排出 されるよう梱が切断手段に送り込まれることを可能にする。三つ目は、上記切断 手段から梱を周期的に遠ざけるように動かすために働く手段である。

好ましくは、支持手段は大略水平方向の軸で丸い梱を支え、かつ、その軸の回り に梱を回転させるように適合させるのが良い。

さらに、本発明によれば、以下の三つの手段から成る丸い梱の切断用装置も提供 される。

一つ目は、回転式切断手段であり、回転軸の方向にある隔たりを持って存在する 複数個の切断要素を有する。二つ目は、梱を支持し、かつ、上記切断手段の軸に 大略平行な軸の回りに梱を回転させるための手段であり、これは梱から外層を分 離し、また、梱を切断手段に送り込むために梱を切断手段の方に寄せるためのも のである。上記切断手段は、回転する時、梱から取り去られる物質を細砕及びそ れに続く排出に対する切断手段の作動域に引き込むための空気流を引き起こす。

三つ目は、空気流を強度にするために切断手段から梱を遠ざけるよう周期的に動 かすための手段である。

以下に本発明の一実施例について添付の図面を参照して説明する。

図面中、第１図は、本発明の好ましい実施例に従う梱の剥離および切断装置の斜 視図； 第２図は、第１図中の矢印“Ａ”の方向から見た絡端面図；第３図は第１図の中 の線Ｂ−Ｂに対する略横断面図；第４図は、カッタードラムの絡端面図；第５Ａ 及び５Ｂ図は、ドラムに対する異なった刃の略平面図である。　図に示したよう に、丸い梱を剥離・切断するたぬの装置は、向かい合った側壁２と、それらの側 壁の間に広がり、一方の端から他方の向かい合った端にかけて下向きに傾斜する 梱支持面４から成る地面から浮かされた梱支持構造を有する。傾斜した梱支持面 は、棒状フライト８を有し、二つの側壁２の間に広がるコンベヤチェーン６から 成る継ぎ目のないコンベヤによって形成される。コンベヤチェーンは、駆動シャ フト１２上の駆動スプロケット１０及び遊びシャフト１６上のスプロケット！４ にかみ合って回転する。

コンベヤは下り方向の最下端に達した時点でコンベヤの幅に渡って広がるカッタ ードラム２０と対面する、カッタードラム２ｏは、駆動及び遊びシャフト１２． １６の軸に平行な水平軸の回りの回転を可能にするようマウントされ、ドラムの 長さ方向にある間隔を持って配置される複数個のからざお刃２２を備えている。

それぞれの刃は、ドラムの軸の回りに等間隔に配置される。図示したように、ド ラムは長さ方向にこのような四つの刃を有し、周方向に隣り合う刃は互いに９０ °だけ隔たれて配置される。第３図に示すように、それぞれの刃２２はドラムの シャフトに平行なシャフト２４に関してピボット旋回可能になるようにドラム上 にマウントされ、ドラムの回転は刃を外側向きに振り回すように作用する。

カッタードラム２０は、ドラムの上部を取り囲む部分円筒状土壁３０及びコンベ ヤ４の下端部に隣接する直線状入口ランプ３４と合体する部分円筒状下壁３２か ら成るハウジングで囲まれている。ハウジングの前面はドラムの長さに渡って広 がり、上は部分円筒状上壁３０の下縁によって、また、下は入ロランブ３４によ って区画される入口３６を供給するよう開けられている。ハウジングの後面は下 部において開けられており、ドラムの長さに渡って広がり、入口３６と対面する 出口３８が形成されている。出口３８は可動な排出シュート４０に通じている。

断面図に示されたように、それぞれの刃２２はおよそ直角だけ隔たれて配置され る。この配置は、カッタードラムが回転している間、それぞれの刃がかなり強度 の大きな空気流を発生させるのを可能にする。第５Ａ及び５Ｂ図に示すように、 それぞれの刃２２は、先端部２２ａにおいて尖っており、また、側縁部２２ｂに 沿っても尖っている。好ましくは三角形の断面を有するのがよい固定されたアン ビル捧４２は、入口３６の下縁に沿ってハウジングにつながり、回転する刃２２ と共に作用し、ドラム２０に送り込まれた物質に対して剪断作用を施す。それぞ れの刃２２の長さ及びアンビル棒の高さは、回転中、刃の先端と棒の角部との間 の隙間が小さくなるように設定される。

本装置は、比較的細かな切片あるいはそれより粗い切片から種々な大きさの粒子 を生成するために設置されるものである。細かな切片に対しては、グリルがハウ ジングに対して入口３６にマウントされる。このグリルは、刃２２の各々の組の 間に置かれる一連のグリル棒４４より成り、この配置では、第５Ａ図に示された ような、より幅の狭い刃が用いられる。より粗い切片に対しては、グリルは取り 去られ、第５Ｂ図に示されたようなより幅の広い刃が用いられる。

柄支持部材５０は、梱の下側を支えるため、ハウジングの上に位置付けられる。

図示された実施鉤においては、柄支持部材はハウジングの長さに渡って広がり、 偏心軸の回りの回転を可能にするためにマウントされるローラーの形態をとる。

偏心軸を有するローラー５０はコンベヤ４と同期的に駆動される。

剥離されるべき梱は、その軸を水平方向に、かつ、コンベヤ４に対して横方向に して、また、梱の下端部を偏心軸を有する支持ローラー５０にもたせ掛けてコン ベヤ上に支持されるようにして本装置上に載せられる。梱から外層を剥ぎ、また 、剥がされた物質をカッターハウジングの入口３６の方に向けるためにコンベヤ ４が矢印で示された方向に動かされる。このコンベヤ４の動作はまた梱の回転を 生ずるものである。カッタードラム２０は示された方向に高速で回転し、剥がさ れた物質をハウジングの下部に引き込む強烈な空気流を生ずる。剥がされた物質 はハウジング下部において回転する刃２２及びアンビル棒４２の動作によって切 り刻まれる。刃の回りに巻き付くようになるどんな大きさの粒も刃の鋭い側縁部 ２２ｂによって切断されるだろう。切断された粒子は、回転する刃２２によって 付加される力と刃２２によって生じる空気流の相乗効果により出口３８から排出 される。空気流は粒子を排出シュート４０に沿って運び、大きな箱あるいはその 他の容器に排出する。

この動作の間、梱は偏心軸を有するローラー５０にもたせ掛けられている。この ローラー５０の偏心回転は梱がカッターハウジングに極く近いかあるいはカッタ ーハウジングにもたれ掛かつている位置から、または、カッターハウジングから 遠い位置から梱を反復的に動かす作用をする。梱のこの往復運動は、梱の下部と カッターハウジングの間の相当量の隙間を周期的に作り出すので、本装置の作動 にとっては重要である。これは、カッタードラムの回転によってハウジングの入 口３６に引き込まれる大量の空気の進入を容易にするものである。この往復連動 はまた、梱がハウジングから最も遠い位置にあるとき、カッタードラムに向かう 、剥がされた物質の流れを簡単に遮るか、あるいは少なくとも実質的に減少させ る役目を果たす。これらの二つの効果は、作動中、カッタードラムの詰まりを防 ぎ、また、細砕された物質の規則的で強力な排出を可能にする役目を果たす。偏 心軸を有するローラー５０はまた、後続する剥離に備えて梱の外層をほぐすとい う役目をも果たす。

コンベヤ４及び偏心軸を有するローラー５０の運動方向を逆にすることにより、 カッタードラムによる細砕を伴わずにコンベヤの上端から排出を行なうようにす ることができる。このように、この様式では本装置は、従来どおりの梱剥離機の ように作動する。

本装置は様々な場所で作動させることができ、例えば納屋の中で枠にマウントさ れてもよい。この形態では本装置はカッタードラム、コンベヤベルト及び偏心軸 を有する支持ローラーに対して適当な伝達装置を伴った電気駆動モーターを備え ていることもある。

しかしながら、図示したような好ましい実施例においては、本装置はトラクター の後で牽引される車輪の付いた車台６０の上にマウントされ、この場合、本装置 は排出が排出シュートを経て一方の側になされるように車台に対して横置きされ る。好ましくは車台６０は、梱リフターをもマウントしているのがよく、このリ フターは梱を拾い上げて剥離あるいは剥離及び細砕を可能とするために、梱が本 装置に載せられるように車台の後方へ伸びている。あるいは、本装置は、梱ハン ドラーに対する付属品としてマウントされることもできる。梱ハンドラーについ てはオーストラリアの特許出願４０３０８／８５において記述されており、詳細 な説明が必要な場合にはこれを参照すべきである。

本実施例においては、本装置はトラクターのＰＴＯによって動力を得る。カッタ ードラム２０は好ましくは、例えば２００　Ｏｒ、ｐ、ａ＋まで上げられ一定の 速度で回転するように、機械的駆動伝達装置によって直接に駆動されるのがよい 。コンベヤ４及び偏心軸を有する支持ローラー５０は、水力原動機により同期的 に駆動される。この原動機はそれらの駆動速度の変化及び前に述べたようにそれ らの駆動方向の反転をも容易にする。排出シュート４０は、本装置の公道上の輸 送に備えて直立位置（第２図においては一点鎖線４０ａで示されている）にまで 動かすことができる。直立位置においては、出口３８はハウジングごと外部に現 れ、本装置が細砕された物質を出口からほぼ水平に排出し、寝わらのための層を 形成するよう本装置を作動させることができる。必要ならば、シュート４０は適 当な伸長部品７０にしてもよい。

保持ローラー７２（第２図）は、コンベヤ４の上端より上にある適当な支持体に 付属品としてマウントされてもよく、このローラーは本装置が急坂な使用環境で 作動される場合にも梱を適当な位置に保持するのを可能にする。

ここに記述された装置は梱から剥離され、細砕された干し草やその他の飼料を大 量に能率的に排出するよう作動する。飼料は／％Ｏジングの底部を掠る回転運動 の間、その回転の比較的小さな割合の角度でのみ（典型的には約６０°分の弧に おいて）カッタードラムと接触する。これは全体に必要とされる駆動力を低下さ せるという効果を持ち、また、価値の無い程の極めて小さな粒子を生成する細砕 をもなくす。

本発明の実施例はただ一つのみ述べられただけであるが、本発明の範囲内での変 更は可能である。例えば、ドラムの軸方向に隣接するそれぞれのからざお刃２２ の組の間に簡単な長方形の刃をさらに一装置いてもよい。もう一つ別の変更様式 としては、出口３８の内部に金網を張り、ボルトで固定するものも考えられる。

金網は壁３０．３２と同一の湾曲形状を示し、また、これらに精密に接触し、物 質が金網を通り抜けるのに充分な程度に小さくなるまでその物質を刃の移動経路 内に捕らえておくことができる。

Ｆ／Ｇ、４゜ 国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡｎＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰＯ ＲＴ　０ＮＡＵ　７７９１３／７５　ＤＥ　２５３５２０４　ＦＲ２２８７１８ ２

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．大略水平な軸の回りに回転を可能にするようマウントされる回転式切断手段 と、 上記切断手段に隣接する梱下部で該梱を支持し、かつ、該梱から外層が取り去ら れるように、また、上記切断手段による細砕及び該切断手段の回転による排出を 可能にするために上記外層が該切断手段に送り込まれるように上記梱を転がす、 即ち回転させるための手段と、 上記切断手段から上記梱を周期的に遠ざけるよう動かす操作手段とを含むことを 特徴とする、梱切断装置。
2. ２．前記支持手段が丸い梱をその大略水平な軸で支え、かつ、該梱を該軸の回り に回転させるよう適合された、特許請求の範囲第１項記載の梱切断装置。
3. ３．前記梱支持・回転手段が、前記梱を載せる継ぎ目のないコンベヤから成る、 特許請求の範囲第１又は２項記載の梱切断装置。
4. ４．前記梱を周期的に動かすための手段が、該梱の往復運動を生ずるよう回転で きる偏心軸を有するローラーから成る、特許請求の範囲第１項ないし第３項のい ずれかに記載の梱切断装置。
5. ５．前記梱支持・回転手段が、該梱を載せる継ぎ目のないコンベヤから成り、さ らに、前記ローラーと該コンベヤを周期的に駆動するための手段を含む、特許請 求の範囲第４項記載の梱切断装置。
6. ６．前記コンベヤの運動方向を逆にするための手段を含む、特許請求の範囲第５ 項記載の梱切断装置。
7. ７．前記切断手段が、ハウジング内にあり、該ハウジングが前記梱から取り去ら れた物質を受け取るために位置付けられた入口と、前記切断手段により細砕され た物質が排出されるための出口を有し、また、該切断手段が、前記物質を入口端 部に引き込み、かつ、細砕された物質を上足出口から排出する空気流を生じるた めの手段を備える、特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の梱切 断装置。
8. ８．前記梱支持・回転手段が、該梱を載せる継ぎ目のないコンベヤから成り、前 記入口が、該コンベヤの排出端部に位置し、かつ、該コンベヤの福に渡って広が り、また、前記回転式切断手段が、前記入口の広がりを覆い、かつ、該切断手段 の軸の方向にある隔たりを持って存在するピボット旋回可能な刃を有し、該刃が 前記空気流を生ずる形状をしている、特許請求の範囲第７項記載の梱切断装置。
9. ９．回転軸の方向にある隔たりを持って存在する切断要素を有する切断手段と、 梱から外層を分離させ、かつ、該梱を上記切断手段に送り込むために、該梱を該 切断手段の方に寄せることを可能にする、該梱を支持し、また、上記切断手段の 軸に大略平行な軸の回りに該梱を回転させるための手段と、 空気流を強化するために上記梱を上記切断手段から遠ざけるよう該梱を周期的に 動かすための手段とを備え、上記切断手段が回転中、細砕及びそれに続く排出を 可能にするため、上記切断手段から取り去られた物質を該切断手段の動作域に引 き込む上記空気流を引き起こすことを特徴とする、梱切断装置。
10. １０．前記梱支持・回転手段が、下向きに傾斜した継ぎ目のないコンベヤから成 り、 前記切断手段が該コンベヤの下端部に隣接する大略水平な軸の回りの回転を可能 にするためにマウントされ、かつ、該切断手段が大略上記コンベヤの幅に渡って 広がる、特許請求の範囲第９項記載の梱切断装置。
11. １１．前記梱から分離された物質を細砕を伴わずに前記コンベヤの上端において 排出するために、前記切断手段から該物質を遠ざけるように該コンベヤの連動方 向を逆にするための手段を含む、特許請求の範囲第１０項記載の梱切断装置。
12. １２．前記切断手段が、前記コンベヤの下り方向端部に隣接する入口と、該入口 に対面する出口を有する、特許請求の範囲第１０又は１１項記載の梱切断装置。
13. １３．前記出口が排出シュートに通じ、直接排出を行なうために、該シュートが 該出口を外部に現すように動かすことができる、特許請求の範囲第１２項記載の 梱切断装置。
14. １４．前記ハウジングの入口が、隣り合う切断要素の間のグリル樺から成るグリ ルを含む、特許請求の範囲第１１項記載の梱切断装置。
15. １５．前記切断要素が前足空気流を生ずるための形状をした刃から成る、特許請 求の範囲第９項ないし第１４項のいずれかに記載の梱切断装置。
16. １６．前記刃が、前記切断手段の回転軸に平行な軸の回りにピボット旋回可能で あり、該切断手段が回転する間、固定されたアンビルと相伴って機能する、特許 請求の範囲第１５項記載の梱切断装置。
17. １７．前記刃のそれぞれが、尖った先端と前記切断手段の回転軸に対して横方向 に伸びる尖った側縁部を有する、特許請求の範囲第１６項記載の梱切断装置。
18. １８．前記梱を周期的に動かすための手段が、該梱の周面を支えるよう適合され るローラーと、該梱のそのような動きを生じさせるために該ローラーを変位させ るための手段とから成る、特許請求の範囲第９項ないし第１７項のいずれかに記 載の梱切断装置。
19. １９．前記ローラーの回転が、前記梱の周期的連動を生じさせるよう、該ローラ ーが偏心回転可能になるようにマウントされる、特許請求の範囲第１８項記載の 梱切断装置。