JPS63502760A - 機械パルプの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 械バルブの１造　゛ 本発明は、軽量のコーテッドペーパー、所謂ＩＪＣ紙（軽量塗工紙）、雑誌用紙 又は同様の品質の紙を製造するために、リグノセルロース含有原料から機械パル プを製造する方法に係る。

この種の紙は１紙の緊度が高く、ざらつき度が低く、有孔度が低く且つ強度が高 くなければならないので、この種の紙用のパルプの特性値は非常に高度の要件を 満たさなければならない。これらの紙は均買な表面ｉ造を有していることが特に 重要である。

この種の紙は一般に化学及び機械パルプの両方を含んでいる。従来の機械パルプ 成分は砕木パルプであった。これに代わる原料として、最近では熱機械パルプ（ ＴＭＰ）が使用されているが、その成果は限られている。　ＴＭＰをＲ械パルプ 成分として使用すると、ろ水度値（ｆｒｅｅｎｅｓｓ　ｖａｌｕｅｓ）が低くて も紙の表面構造に不均一が生じるということが数件の実例から立証されている。

この結果、コーティングが不良になり、印刷適性が許容できなくなる。これらの 問題は、製紙業者が然機械バルブの長繊維フラクションの負の効果を修正又は除 去するための特殊な工程を採用する場合にしか避けることができない。この長繊 維フラクションは紙の表面構造に負の効果を及ぼす長く硬い未加工繊維をきんで いる。

最近、化学的に修正されたＴＭＰ（ＣＴＭＰ）はＩＪｃ紙及び同様の品質の紙の 機械パルプ成分としてＴＭＰに代わる興味ある原料となった。ＣＴＭＰは強度及 び結合特性を改良するばかりでなく、長繊維フラクションに伴う問題も緩和でき ることを意味する。これは、緩やかな化学的前処理により木材原料の離解能力及 びパルプの長繊維フラクション中の繊維の膨潤傾向が実質的に改善されるためで ある。これらの変化の結果、ＣＴＭＰはＴＭＰに比較して結束繊維の含有量が低 下し、長繊維の可撓性及び延性が向上する。

ＬＷＣ紙等で使用されるＴＭＰ及びＣＴＭＰは一般に１又は数段階のりファイニ ングとこれに続く選別及び漂白により製造されている。エネルギー消費は比較的 高く、脱水及び洗浄用としてかなりの規模の設備が必要である。

本発明によると、設備を簡単にすることができ、エネルギー消費を軽減できると 同時にパルプ品質を維持するかあるいは改良しさえすることが可能である。

本発明によると、リファイニングは原則として中間漂白工程を挟む２段階で実施 される。木材チップ形態の原料を含浸及び予熱後、ダブルディスクリファイナ− 即ち２つの逆方向に回転するソファイニングディスクがら成るリファイナーでソ ファイニングを実施する。その後、高濃度でパルプの漂白を実施する。漂白後、 シングルディスク型即ち１つの固定ディスクと１つの回転ディスクとを有する型 のディスクリファイナ−で高濃度で第２のリファイニングを実施する。その後に 初めてパルプを選別する０本発明によると、第１のリファイニング工程で光散乱 係数を最大にすることができる。一般にダブルディスクリファイナ−はシングル ディスクリファイナ−よりも高い光散乱係数をもたらすことが知られている。漂 白工程を加えるのでパルプは脱水し易くなり、従って漂白に必要な高パルプ濃度 を簡単な脱水設備で得ることができる。更に、既に漂白したパルプに対して第２ 段階のリファイニングを実施するので、エネルギー消費も軽減できる。最終リフ ァイニングにシングルディスクリファイナ−を使用することにより、パルプの結 束繊維含有！を最小にすることができる。

以下、具体例に関して本発明を説明する。

木材チップの形態の原料を従来通りに洗浄、化学物質の含浸及び予熱により前処 理する。含浸用化学物質としては、６〜１２のｐ１１範囲を有する１Ｊａ２ｓＯ ３又はＮａ２５Ｏｚ　＋　ＮａＨＳＯ３を使用すると好適である。１０５〜１４ ５℃に余熱することにより原料の温度を上げる。

こうして前処理した原料をダブルディスクリファイナ−で加圧リファイニングす る。この第１段階のりファイニングにより、ＣＳＦによるろ水度値が１５０〜３ ００のパルプが得られる。こうしてパルプは比較的簡単に脱水される。従って、 パルプをポンプで漂白工程に送ることができ、この工程で３０〜４５％の所望の 濃度に脱水する。こうして脱水設備を簡単にすることができ、従って投資費用が 低下する。この後、漂白に必要な化学物質を加える。漂白は好ましくは過酸化物 又は次亜硫酸塩を使用してＩＳＯ白色度が〉７０に達するまで実施する。

漂白後、パルプを洗浄し、その後、ＣＳＦによるろ水度値が５０〜１５０に達す るまで２５〜４５％の高濃度で第２のリファイニングを実施する。

リファイニングを漂白後に実施するので、リファイニングのエネルギー消費が軽 減する。こうして漂白により、パルプを所望の品質まで処理することが容易にな った。第２のリファイニングは好ましくは正確なギャップ調整及びギャップ制御 用装置を備えるシングルディスクリファイナ−で過圧下に実施するので、バルブ の結束繊維含有量を最小にすることができると同時に、一定の限度内であれば、 所望のエネルギー消費で繊維長をバルブの所望の平均繊維長まで短縮することが 可能である。

第２のソファイニング段落後、バルブをＬＷＣ紙又は同様の品譬の紙を製造する ためにペーパーミルに送る用意をする以前に、従来方法に従ってバルブを選別及 び清浄化する。

本発明は当然のことながら上記具体例に限定されるものではなく、本発明の思想 の範囲内で変更可能である。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．軽量塗工紙（ＬＷＣ）、雑誌用紙等の製造用としてリグノセルロース含有原 料から機械バルブを製造する方法であって、 ａ）材料の含浸及び予熱、 ｂ）２つの逆方向に回転する叩解ディスクを有するディスクリファイナー（ダブ ルディスクリファイナー）における第１の加圧リファイニング、 ｃ）漂白化学物質の混和及び高濃度漂白、ｄ）１つの固定ディスクと１つの回転 ディスクとを備えるディスクリファイナー（シングルディスクリファイナー）に おける第２の加圧リファイニング、 ｅ）パルプの選別 の工程を組み合わせて実施することを特徴とする方法。
2. ２．ＣＳＦによるろ水度値が１５０〜３００に達するまで第１のリファイニング を実施し、５０〜１５０に達するまで第２のリファイニングを実施することを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
3. ３．過酸化物又は次亜硫酸塩を使用してＩＳＯ白色度が７０を越えるまで漂白を 実施することを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の方法。