JP3856466B2 - 低結束繊維含量と低微細物質含量の易水切れ性の、嵩高のケミメカニカルパルプ - Google Patents

低結束繊維含量と低微細物質含量の易水切れ性の、嵩高のケミメカニカルパルプ Download PDF

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Description

1.まえがき
本発明は高収率(>88%)でリグノセルロース系繊維原料から製造されたそして低結束繊維(shive)含量、低微細物質含量および0.15%より少ない抽出物含量の長繊維の、易脱水性の、嵩高の、高収率ケミメカニカルパルプに関する。本発明はまたそのパルプの製造方法に関する。
ある紙製品においては製品の表面特性に対する高度な要求を満たしながら所定の強度で最高の嵩高性(低嵩高密度)を達成できることが好都合なことがある。このような製品の例は高液体吸収性が優先する特性であるティッシュ製品や高度な曲げ剛性が望まれる板紙材料またはいわゆる段ボール箱のためのライナーである。
高嵩高製はもちろん高液体吸収性を達成するために必要な因子である。高嵩高性はまた板紙およびライナー製品の捩り剛性または曲げ剛性に積極的に寄与する。高度な要求はまたこの種の製品の表面特性、すなわちティッシュ製品に滑らかさと軟らかさを与える特性および板紙およびライナーの表面に易印刷適応性を与える特性、に向けられるので、使用されるパルプの結束繊維含量は極めて低くなければならない。低結束繊維含量と所定の最低機械的強度の要求はこれまで最高の嵩高製品を提供する低微細物質含量の極めて長い繊維の殆どのケミメカニカルパルプの使用の可能性を制限してきた。これまでに知られた極めて長い繊維のケミメカニカルパルプの製造方法は弱すぎるまたはその粗大結束繊維含量が余りに高すぎるパルプを生ぜしめた。
高収率のメカニカルおよびケミメカニカルパルプ(>88%)はパルプ中の全長繊維〔例えばBauer McNett装置で分別する(fractionating)とき30メッシュ(タイラー標準)ワイヤー上に捕捉される画分として測定されたもの〕が高度な曲げ剛性を持つことによって特徴づけられ、それはまた非常に高度な嵩高性を持つ製品の製造のための必要条件である。その強度特性が例えばティッシュ、板紙またはライナー製品の製造に使用されるパルプとして十分良好なパルプを製造するために、これまではメカニカルおよびケミメカニカルパルプはまた非常に高割合の繊維フラグメントおよび微細物質を含むことが必要とされてきた、というのもこれらの物質は長い、剛い繊維間の結合材として機能するからである。Bauer McNett装置で分別するとき、通常200メッシュワイヤー(タイラー標準)を通過することのできる画分として特徴づけられる微細物質含量がティッシュ、板紙またはライナー製品に使用するための十分良好な強度特性を得ることを可能とするために、10%より多く、好ましくは12%より多く含まれることがこれまで必要であると考えられてきた。メカニカルまたはケミメカニカルパルプが12%以上の微細物質を含むことが必要とこれまで考えられてきた今一つの理由はその結束線維含量(Somervilleにより0.15mmメッシュ幅で測定された)を希望の表面特性を得るために十分低い(0.50%より少ない、好ましくは0.25%より少ない)水準まで減らすためにパルプを処理するときにそれにもかかわらず少なくともこの量の微細物質が形成されるからである。
SE−B−397851はチップをまず亜硫酸ナトリウムアルカリ溶液で含浸させそれから約10分間135−170℃に水蒸気で予熱するケミメカニカルパルプの製造方法を教示している。それに続くリファイニング処理は100℃をわずかに越える温度で開放リファイナー内で実行される。パルプは400ml CSFにリファイニングされ、非常に低い結束繊維含量が得られる。このように、この公知の方法を実施するときは比較的低温度、すなわちいわゆるリグニン軟化温度よりずっと低い温度がリファイニングのために選ばれる。そのときは、パルプ中の微細物質の高含有率をもたらす低結束繊維含量を得るためにリファイニング工程において比較的高エネルギー入力が必要とされる。低結束繊維含量は比較的低濾水度(freeness)においてのみ得られる。長時間の予熱時間はパルプの低白色度(brightness)を導き易く、特にこれらの予熱時間が最長の場合にそうである。
WO−A1−91/12367は極めて低エネルギー入力でリグノセルロース系原料から88%を越える木材収率で、70%を越える好ましくは75%を越える長繊維含量で、10%より低い微細物質含量で、かつ3%より低い結束繊維含量で製造される吸収ケミメカニカルパルプについて記述している。パルプは木材を離解するに先立って、高温度、高圧力で短時間に渡って一つの同一容器内でチップを予熱し含浸させることによって製造される。ケミメカニカルパルプをWO−A1−91/12367に記載の方法で、>70%の長繊維含量でかつエネルギー入力をリファイニング工程において極めて低水準に維持させて製造したときは、しばしば高機械的強度が要求される紙製品に有利に使用されるパルプとしては結束繊維含量が高すぎかつその強度が低すぎる(<10kNm/kg)パルプが得られる。
“エネルギー入力”は以下繊維材料をリファイニングするときの電気エネルギーの入力を意味する(もし別記されないならば、字句エネルギー入力は単一リファイニング段階または全リファイニング段階における全エネルギー入力を示す)。字句“リファイニング処理またはリファイニングする”は繊維の粗分離(離解)および繊維の処理(その本来の意味のリファイニング処理)の両者を示す。“収率”は例えば剥皮木材のような繊維出発原料に基づいて計算されたパルプ収率を意味する。
2.発明の説明
さて、驚くべきことに88%より高い収率でかつ0.15%より少ない抽出物含量の嵩高の(好適には400kg/m3より低い、より好ましくは325kg/m3より低い、更に好ましくは275kg/m3より低い密度の)ケミメカニカルパルプを製造する可能性が見出された、そこではその発明的パルプは良好な強度特性(10kNm/kgを越える、より好ましくは15kNm/kgを越える、そして特に20kNm/kgを越える引っ張り指数の)を与え、かつ低微細物質含量(BMN<200メッシュ(タイラー標準)において多くとも14%、より好ましくは多くとも10%の)と高長繊維含量(BMN>30メッシュにおいて60から75%の間、より好ましくは62から72%の間、更に好ましくは63から70%の間の)と高濾水度(少なくとも600ml CSF、より好ましくは少なくとも650ml CSF、更に好ましくは少なくとも700ml CSFそして特に少なくとも720ml CSFの)を有し非常に低い結束繊維含量(0.5%より少ない、より好ましくは0.25%より少ない、更に好ましくは0.10%より少ない)を与える。また、このパルプはティッシュ、板紙またはライナーに有利に使用することができ、かつ同時に良好な表面特性に対する要求を満たすことを可能としながら希望の高嵩高さまたは十分な剛性強度の製品を製造することが見出された。
以下本発明によって製造されたケミメカニカルパルプは“HT−CTMP”(高温度ケミサーモメカニカルパルプ)として示される。標準ケミメカニカルパルプは標準CTMPとして示される。
本発明によってケミメカニカルパルプが製造される繊維出発原料は如何なるリグノセルロース系原料も、例えば草(セスバニア Sesbaniaのような)や木材を含むことができる。好適にはえぞまつ(spruce)のような針葉樹が使用される。
本発明によれば価値ある特性の好適な組合せが、
a)リグノセルロース系原料から製造されたチップを亜硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸塩、例えば亜ジチオン酸ナトリウム、またはアルカリ過酸化物のような一つまたはそれ以上のリグニン軟化薬品で含浸させ、
b)該チップを予熱し、
c)該チップを製紙用パルプを製造するためにリファイニングし、
d)スクリーン室において過剰の粗繊維原料を適当に抽出し、該原料を更なる処理のために返還させる、
ことにより得られ、その際
該チップは多くとも4分間、特に多くとも3分間、そしてより好ましくは多くとも2分間の全時間に渡って含浸かつ予熱され、かつその際、
a)少なくとも130℃、好適には少なくとも150℃の温度でかつ好ましくは本質的に予熱温度と同じ温度を持つ熱含浸液が用いられ、
b)該含浸チップはリグニン軟化温度を越える温度(繊維出発原料が針葉樹であるときは、好適には150−190℃、より好ましくは160−175℃の温度)に予熱され、そしてその際、
c)リファイニング工程は一つまたはそれ以上の段階で実行され、その第一、または唯一の段階は予熱段階と本質的に同じ圧力および同じ温度でかつチップを135℃の温度に予熱して同じ形成の機械装置で同じ結束繊維含量を達成するときに必要とされるエネルギ入力の少なくとも50%そして多くとも90%、特に60−80%のエネルギー入力で実行される。
チップの含浸と予熱は1分またはそれ以下、特に0.5分またはそれ以下の全時間に渡って都合よく実行することができる。含浸と予熱工程は好適には一つの同じ容器中で実行される。
繊維出発原料が針葉樹であるときは、リファイニング工程の全エネルギー入力は好適には少なくとも300kWh/トン、より好ましくは少なくとも500kWh/トンそして特に少なくとも600kWh/トンであろう。その上、リファイニング工程の全エネルギー入力は好適には多くとも1200kWh/トン、より好ましくは多くとも1100kWh/トンそして特に多くとも1000kWh/トンであろう。
エネルギー入力は希望のパルプ指標を得るために各場合毎に決定される。
第一段階のチップの予熱とリファイニングの両者はリグニン軟化温度を越える温度で実行される。予熱温度は好適には少なくとも140℃である。出発原料が針葉樹であるときの従来のリファイナーにおける関連作業において出現頻度の多いリグニン軟化温度は130−140℃(参考文献1−8)の範囲にある。パルプの更なるリファイニングは好適には第一段階で用いられる温度より低い温度で実行される。
リグニン軟化温度は種々の良く知られた方法(参考文献1−5)によって質量分光分析(mechanical spectroscopy)により決定することができる。リグニン軟化温度は本発明に最も関連するケミメカニカル法の場合における如く各種軟化薬品(参考文献6−8)、例えば亜硫酸ナトリウムのような亜硫酸塩、亜ジチオン酸ナトリウムのような亜ジチオン酸塩、アルカリ過酸化物または他のある種のリグニン軟化薬品で含浸させた後に下方に調整することができる。
しかしながら、ケミメカニカルパルプにかかる高収率(88%より高い)で希望の特性の組合せを与えるためには、その長繊維を同時に高い含有率の微細物質を形成させることなく適当な高柔軟性の付与処理を行うことが必要である。繊維柔軟性は好ましくはまず最初に剛性の強すぎる繊維を完全にまたは部分的に製造工程中につぶすことによって達成される。本発明によってパルフを製造するとき、これは好適なエネルギー入力といわゆるリグニンの軟化温度(参考文献1−8)を越える温度の第一段階で軟化したチップを適当にリファイニングすることによって達成される。
Bauer McNett装置により分別されるときに30メッシュワイヤー上に捕捉されかつ前記の条件で製造された長い完全繊維(long,whole fibers)のつぶれ度が電子顕微鏡で測定された。乾燥繊維のつぶれ度は図1によるパルプ繊維の細胞内腔(lumen)の変化として検出された。結果は表1に与えられており、HT−CTMPの乾燥繊維は標準CTMPの対応繊維よりより大きくつぶれたことが示されている。このことはパルプの加工性の逆尺度と考えられている濾水度が標準パルプの方が本発明により製造されたパルプより低いという事実にもかかわらず真実なのである。
Figure 0003856466
3.図面の説明および好適実施例
図5−15および表3−5においてHT−CTMPパルプと現在ティッシュや板紙材料の製造に使用されている各種市販ケミメカニカルCTMP系パルプ間の比較が行われている。種々のHT−CTMPパルプはエネルギー入力とリファイニング工程におけるリファイニングディスク模様を変えることによって得られた。スカンジナビアンと表示されたパルプは全て145℃より低い温度でえぞまつチップを予熱した後、機械供給者Sunds Defibratorから供給されたシングルディスクリファイナーで第一リファイニング段階を実行したプラントで製造された(参考文献9−11)。オストランドと表示されたパルプは140℃より低い温度でチップを予熱した後、Sunds Defibratorから供給されたRSB1300型のツインディスクリファイナーで第一リファイニング段階を実行した市販のCTMPプラント(図4)で製造された。予熱時間は約3分であった(参考文献9)。カナディアンと表示されたパルプは全てカナディアンえぞまつチップからシングルディスクリファイナーで製造された。これらのパルプはまた145℃以下の温度で予熱された(参考文献11)。
図1は繊維の断面スケッチで繊維の細胞内腔を示す。
図2は本発明によるパルプ製造工程の一例を示す工程図である。この場合、パルプは全体で三段階でリファイニングされ、二段階は高濃度(high consistency)で一段階は低濃度(Conflo)である。
図3は発明的パルプ製造工程の他の例を示す工程図である。この場合、パルプは全体で二段階でリファイニングされ、一段階は高濃度で一段階は低濃度(Conflo)である。
図4は従来のCTMP系ケミメカニカルパルプの製造のためのプラント機械を示し、これらのパルプは図1−15においてオストランドと表示されている。この場合、パルプは全体で二段階でリファイニングされ、一段階は高濃度でかつ二つの並列連結されたリファイナーで実行され、一段階は低濃度(Conflo)である。
図5は多数のケミメカニカルCTMP系パルプについて濾水度の関数としての結束繊維含量を示す図表である。図は本発明方法を実施したとき高収率で極めて低い結束繊維含量の高水切れ性(high drainability)(高濾水度(CSF))パルプを製造することができることを示している。
図6は多数のCTMP系ケミメカニカルパルプについて微細物質含量の関数としての結束繊維含量を示す図表である。図は本発明により製造したパルプの極めて低い結束繊維含量が多量の微細物質の形成なしに達成されることを示している。BMN<200メッシュによる微細物質含量は14%より低く、好ましくは10%より低く保つことができる。
図7はSomervilleによる結束繊維含量を長繊維含量の関数として示す図表である。本発明により製造されたパルプの長繊維含量は、希望の高嵩高水準を持つパルプの製造のための必要条件であるパルプの結束繊維含量が極めて低いにもかかわらず高く保つことができる。
図8は微細物質含量の関数としての引っ張り指数を示す。本発明により製造されたパルプでは多量の微細物質なしに十分高い機械的強度(引っ張り指数>10kNm/kg、好ましくは>15kNm/kg)が達成できる。これは本発明のパルプの長い完全繊維が十分高い柔軟性を与えたことを示す。CTMP系ケミメカニカルパルプの製造のための現在の技術で達成することのできるのと同じ強度水準を達成しながら、同時にBauer McNettによる微細物質の含有率を14%より低く、好ましくは10%より低く保つことができる。しかしながら、従来の技術を適用するときは、微細物質の含有率は有意的に高い。
図9は微細物質含量の関数としての密度を示す。最高嵩高水準(275kg/m3より低い密度)はパルプが本発明の新規な技術で際立って見える低微細物質含量を有するまでは達成できない。
図10は微細物質含量の関数としてのScott Bond値を示す。Scott Blond値は板紙製造を意図するパルプの製造に関して非常に重要である。成層板紙構造において高結合強度を得るためには十分高いScott Bond値を得ることが必要である。図は本発明技術を実施するときは微細物質の含有率が高くなくても十分良好な値が達成できることを示す。BMN<200メッシュによる微細物質含量は14%より低く、好ましくは10%より低く保つことができる。
図11は密度の関数としての結束繊維含量を示す。非常に高い嵩高水準(275kg/m3より低い密度)が本発明により製造されたパルプの極めて低い結束繊維含量(Somervilleスクリーンでの分析によると、0.3%より少ない、好ましくは0.10%より少ない)で達成でき、かかる低い結束繊維含量は製品の純度または表面平滑性に高い要求が置かれる製品にそのパルプを使用することを可能とするために必要である。現在の技術を用いてCTMP系メカニカルパルプを製造するときは、最高の嵩高水準(最低の密度)と十分低い結束繊維含量水準を一時にそして同時に得ることは不可能である。
図12はエネルギー消費の関数としての濾水度を示す。本発明を実施するときはエネルギー入力が比較的高いときでさえも微細物質の低含量で濾水度の高水準を維持することが可能である。
図13はエネルギー消費の関数としての結束繊維含量を示す。本発明の方法を実施するときは低エネルギー入力で低結束繊維含量が達成できる。
図14はエ不ルギー消費の関数としての密度を示す。本発明の方法を実施するときは低エネルギー入力で低密度が達成できる。
図15はエネルギー消費の関数としての引っ張り指数を示す。本発明の方法を実施するときは低エネルギー入力で高機械的強度が達成できる。
図5−11に示された本発明のパルプは種々のエネルギー消費または入力で製造された。図5−7および図11に不されたより低い結束繊維含量はそれぞれ同じ濾水度、微細物質含量、長繊維含量および密度の値において高エネルギー入力(同じ形式の精製区分での)対応する。図8−10においては、より高い引っ張り指数、密度およびScott Bond値はそれぞれ同じ微細物質含量におけるより高いエネルギー入力(同じ形式の精製区分での)に対応する。
図12−15はパルプ特性が所定の設計のリファイニング区分での各種リファイニング段階におけるエネルギー入力により制御できることを示す。本発明によりパルプを製造するとき(HT−CTMP)に希望の特性を得るのに消費されたエネルギーはリファイニング区分が適当に設計されまたは構成されるときは現在の技術を用いて通常のCTMPケミメカニカルパルプを製造するときよりもずっと低い。それにもかかわらず、エネルギー比較はリファイニング処理が1500rpmの速度で操作される52″ツインディスクリファイナーで実行された従来のCTMP製造のための最もエネルギーの少ない技術で行われた。シングルディスクリファイナーを用いるプラントでの従来のまたは標準のCTMPを製造するときもエネルギー消費はなお高かった。かかるプラントで製造されたCTMPの特性は図5−15から明らかである。
本発明により製造されティッシュの製造を意図したこれらのパルプの特性はまた表2に掲載されたデータで示される。本発明による(同一結束繊維含量を持つ)パルプの特性は従来のケミメカニカル技術により製造されたパルプの対応する特性と共に表中で比較されている。例えばティッシュまたは板紙製品での使用を意図したこの種のパルプはしばしば所定の最高結束繊維含量を持つことが要求される。本発明により製造されたパルプ(HTティッシュ)は所定の結束繊維含量ではずっと低い割合の微細物質を含むであろうし、またより嵩高であり(より低い密度を持ち)、より高い水切れ性を持ち(より高い濾水度を持ち)、そして従来の方式で製造された対応するCTMP系ケミメカニカルパルプよりずっと低いエネルギー入力で製造することができる。
Figure 0003856466
表から明らかであるように、従来の技術を実施するときは本発明のパルプに対しては最も重要な範囲である濾水度400mlを越える範囲での結束繊維含量0.10%またはそれ以下を得ることは極めて困難である。
実施例1
図2に関して述べたプラントでパルプは製造された。えぞまつチップが大気圧下でスチーミングされ、プレススクリュー中で圧搾され、それから170−175℃の温度で3−5%の亜硫酸ナトリウムで含浸された。チップはその含浸液中で約1分間保持された。含浸後、チップは同じ容器中で水蒸気雰囲気中で170−175℃の温度で約1分間予熱された。ついでRGP242型のシングルディスクリファイナー中で高濃度(約30%)で予熱工程で適用されたのと同じ圧力および同じ温度で第一段階のリファイニングが実行された。これらの試験のためにリファイナーは二つの異なる形式のリファイニングディスク(Sunds Defibrator供給者からの11979型または11980型)を備えていた。この最初のリファイニング段階の後、パルプは大気圧下、言い換えれば非加圧下、のRSB1300型のツインディスクリファイナーに放出され、そこでパルプはこれまた高濃度(約30%)で第二段階のリファイニングが実行された。第三リファイニング段階はSunds Defibrator(機械供給者)から入手したConflo型の低濃度リファイナー中で低濃度(4−5%)で実行された。多数のパルプが製造され、これらのパルプは各リファイニング段階でエネルギー入力を変えることによって個々に特定された特性を与えられた。各リファイニング区分はエネルギー消費とパルプ特性間の種々の関連性を与えた(図12−15参照)。エネルギー入力値を増加すると密度と引っ張り指数値は増加するが、濾水度値と結束繊維含量は減少することが見出された。表3は本発明により製造された種々のパルプのデータを示し、それは従来のCTMP技術(標準CTMP)により図4に示されたプラントで製造されたパルプと表中で比較されている。
参照パルプは本発明により実行された試験で用いられたのと同じ種類のえぞまつチップから製造された。チップは大気圧下の含浸段階で2−5%の亜硫酸ナトリウムで含浸され、それから135℃の温度、すなわちリグニン軟化温度に予熱された。パルプは予熱温度と同じ温度でRSB1300型ツインディスクリファイナー中で高パルプ濃度(30%)で第一加圧段階のリファイニングが行われた。パルプはそれからHT−CTMP製造時に適用されたのと同じ条件下にConflo型低濃度リファイナー中で第二段階のリファイニングが行われた。
実施例2
また、第二高濃度リファイニング段階が除外されたことを除いては実施例1に報告されたのと同じ条件下で本発明によりパルプが製造された。その代りに、パルプは第一リファイニング段階から直接Conflo型低濃度リファイナーでのリファイニングのためにパルプが稀釈される容器中に放出された。製造されたパルプの特性は表4に示されている。結果は本発明のパルプはまたこの方法によっても製造できることを示している。
実施例3
第三低濃度リファイニング段階が除外されたことを除いては実施例1に報告されたのと同じ条件下で本発明によりパルプが製造された。製造されたパルプの特性は表5に示されている。結果は本発明によるパルプはまたこの方法によっても製造できることを示している。
Figure 0003856466
Figure 0003856466
Figure 0003856466
文献
リグニン軟化温度:
Figure 0003856466
化学軟化後のリグニン軟化温度:
Figure 0003856466
参考ミルおよびシステム説明
Figure 0003856466
試験方法
Figure 0003856466

Claims (13)

  1. 高嵩高が望まれる紙または板紙製品の製造に使用するための高水切り性のケミメカニカルパルプであって、該パルプが88%を越える収率でリグノセルロース系原料から製造され、かつジクロロメタン樹脂抽出可能物として計算して0.15%より低い抽出物含量、高長繊維含量、低微細物質含量および低結束繊維含量を持つものにおいて、Bauer McNettによって分別するときに長繊維含量が60と75%の間にある(30メッシュワイヤー布上に保持される繊維)こと;Bauer McNettによって分別するときに微細物質含量が多くとも14%である(200メッシュワイヤー布を通過する繊維の含有率)こと;該パルプが最低でも600ml CSFの濾水度までリファイニングされていること;結束繊維含量が0.5%、好ましくは0.25%より低いこと;該パルプの密度が200−400kg/m3であることおよび該パルプの引っ張り指数が少なくとも10kNm/kgであることを特徴とするパルプ。
  2. 長繊維含量が62と72%の間、好ましくは63と70%の間にあることを特徴とする請求の範囲1に記載のパルプ。
  3. 微細物質含量が多くとも11%、好ましくは多くとも9%であることを特徴とする請求の範囲1または2に記載のパルプ。
  4. 結束繊維含量が多くとも0.15%、好ましくは多くとも0.10%であることを特徴とする請求の範囲1〜3のいずれか一つに記載のパルプ。
  5. 長繊維含量が少なくとも65%であること;微細物質含量が多くとも10%であること;パルプが最低でも650ml CSFの濾水度までリファイニングされること;および結束繊維含量が多くとも0.10%であることを特徴とする請求の範囲1に記載のパルプ。
  6. a)リグノセルロース系原料のチップを亜硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸塩、例えば亜ジチオン酸ナトリウム、またはアルカリ過酸化物のようなリグニン軟化薬品で含浸させ;
    b)該チップを予熱し;
    c)該チップを紙パルプにリファイニングする;
    ことによって請求の範囲1に記載のケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)を製造する方法において、
    チップ含浸および予熱工程を多くとも4分、好ましくは多くとも2分、そしてより好ましくは多くとも1分の全時間に渡って実行し;
    a)少なくとも130℃、好適には少なくとも150℃の温度を持ちかつ好ましくは本質的に予熱温度水準と同じ温度水準を持つ熱含浸液を使用し;
    b)該チップを150−190℃の温度でかつリグニン軟化温度を越える温度に予熱し;
    c)該チップを一段階または数段階で連続してリファイニングし、その第一または唯一の段階のそれぞれは本質的に予熱工程と同じ圧力および同じ温度で実行されることを特徴とする方法。
  7. 第一リファイニング段階を160−175℃の温度で実行し、繊維出発原料が針葉樹であることを特徴とする請求の範囲6に記載の方法。
  8. 繊維出発原料として針葉樹を使用しリファイニング工程を少なくとも300kWh/トン、好ましくは少なくとも500kWh/トン、それから特に少なくとも600kWh/トンの全エネルギー入力で実行することを特徴とする請求の範囲6または7に記載の方法。
  9. 繊維出発原料として針葉樹を使用しリファイニング工程を多くとも1200kWh/トン、好ましくは多くとも1100kWh/トン、それから特に多くとも1000kWh/トンの全エネルギー入力で実行することを特徴とする請求の範囲8に記載の方法。
  10. リファイニング工程を少なくとも三段階で連続して実行することを特徴とする請求の範囲6−9のいずれか一つに記載の方法。
  11. パルプを第一段階で25%より高い、好ましくは約30%のパルプ濃度でリファイニングすることを特徴とする請求の範囲6−10のいずれか一つに記載の方法。
  12. パルプを第二リファイニング段階で大気圧下、25%より高い、好ましくは約30%のパルプ濃度でリファイニングすることを特徴とする請求の範囲6−11のいずれか一つに記載の方法。
  13. パルプを最終リファイニング段階で8%より低い、好ましくは4%と6%の間のパルプ濃度でリファイニングすることを特徴とする請求の範囲6−12のいずれか一つに記載の方法。
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