JP4272514B2 - アルカリ過酸化物を用いる4段階のメカニカルパルプ化 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
(関連出願の参照)
本出願は、35U.S.C.119(e)に基づく米国特許出願第60/306974号の利益を請求するものである。
(発明の分野)
本発明は、アルカリ過酸化物を用いるメカニカルリファイニングによって、木材チップのようなリグノセルロース材料からパルプを製造する方法に関する。
(発明の背景)
リファイナーを用いるメカニカルパルプ化の一部としてアルカリ性過酸化物系化学薬剤を適用することは、1962年頃まで遡って行われており、それ以来、上記化学薬剤をリファイナーパルプ化の前または初期の段階に適用するために数多くの異なるプロセスが開発されてきている。近年において、リファイナーメカニカルパルプ化において異なる化学薬剤処理がパルプ特性の改良およびプロセス消費にどのような影響を与えるかについて広汎かつ系統的な研究が報告されてきている。硬質の木材の場合、アルカリ過酸化物を用いた予備処理は、亜硫酸アルカリ塩(alkaline sulfite)プロセスや冷苛性ソーダプロセス等の他の従来の化学的予備処理と比べると、一般に、より優れた光学特性とより優れた漂白特性を与え、また同等の強度特性を有しつつより高いパルプ収率を与えることが確認されている。過酸化物を用いる後漂白プロセスと比較すると、リファイニング前にアルカリ過酸化物を適用することは、北米産アスペン(ポプラ)等のある種の硬質の木材種の場合、所定の引っ張り強さにおいて、より高い嵩を与える傾向がある。
大変広い意味においては、アルカリ過酸化物を用いるリファイナーメカニカルパルプ化は、リファイナーにおける開繊(defiberization)およびフィブリル化(fibrillation)前またはそれらの間に種々の形態で過酸化水素とアルカリが、種々の量の過酸化物安定剤と共に、リグノセルロース材料に適用されるパルプ化プロセスの一種である。この種のパルプ化方法の開発初期の段階においては、2つの基本的なコンセプトがあった。一つは、チップ上にアルカリ過酸化物を適用して、リファイニング前に漂白反応を終了しまたは終了させることである。もう一つの基本的なコンセプトは、予備処理を行うことなく、またはリファイナーにおけるアルカリ過酸化物の適用前に、安定化剤や他のアルカリによる予備処理を行った上で、アルカリ過酸化物の全てをリファイナーで適用することである。
(発明の概要)
本発明は、本明細書においてP−RC(予備処理とこれに続くリファイナーによる化学処理)と呼ぶが、第1のリファイニング前にリグノセルロース材料にアルカリ過酸化物のような化学薬剤を適用して予備処理を行うというコンセプトと、第1のリファイナーにおいてアルカリ過酸化物のような化学薬剤を適用するというコンセプトとを結合したものである。
これは、好ましい具体例において、(i)原料を95℃未満、特に80℃未満に予備調整し、(ii)リファイナー中の反応において時間および/または温度を制限し、(iii)温度を例えば80℃未満に維持するために反応を急冷し、および(iv)その後高コンシステンシーに漂白する、という4段階からなるプロセスによって実現された。
本発明の一態様は、アルカリ過酸化物(および/または、リグノセルロース材料を漂白するため、またはリグノセルロース材料をパルプまたはパルプの前駆体にするために本技術分野において知られている、その他の化学薬剤)の一部を第1リファイナーにおいて適用することを、上流においてチップを化学的に含浸する単一ないし複数の工程と組み合せることであり、全ての化学薬剤をチップへの含浸においてまたはリファイナーにおいて適用することよりもエネルギーの減少と漂白の点においてより効率的な方法を得ることができる。
本発明の別の態様は、予備処理において化学薬剤および/または化学安定剤を導入することを、第1リファイナーにおいて化学薬剤および/または化学安定剤を添加することと組み合せて、リファイナー段階においてより多くの化学反応を生じさせることにより、より優れた効率を得ることである。
本発明の更に別の態様は、温度上昇による悪影響および/またはパルプの明度改良とHや他の化学薬剤の効率に影響を与えるように作用する、第1リファイニングの前または第1リファイニング中における、他の条件や要素による悪影響を減少しまたは除去する構成を採用することによって、パルプ化プロセス、工事、操作を改良しまたは簡素化することである。
本発明のより一層別の態様は、温度上昇による悪影響および/またはパルプの明度改良とHや他の化学薬剤の効率に影響を与えるように作用する、第1リファイナーケーシングからの排出中または排出後における、他の条件や要素による悪影響を減少しまたは除去する構成を採用することによって、パルプ化プロセス、工事、操作を改良しまたは簡素化することである。
(発明の詳細な説明)
図1は、本発明のP−RCアルカリ過酸化物メカニカルパルプ化(APMP)プロセスの一具体例におけるプロセスフローの簡略図である。P−RCプロセスにおいては、通常アルカリ過酸化物薬剤が、チップの予備処理/チップ含浸処理工程/段階1,2において適用され、そして材料が第1リファイナー3に供給されるときにも適用される。以下により詳細に説明するように、本発明は、好ましい具体例において、(i)原料を95℃未満、特に80℃未満に予備調整し、(ii)リファイナー中の反応において時間および/または温度を制限し、(iii)温度を例えば80℃未満に維持するために反応を急冷し、および(iv)その後高コンシステンシーに漂白するという4段階から構成される。
予備処理工程(i)は、図1の1および2において実施されるが、好ましくは1台または2台の大気圧圧縮装置、例えばスクリュープレスを含む。チップ材料は入口より供給され、少なくとも1箇所の圧縮領域と少なくとも1箇所の膨張領域を通過して排出される。化学活性溶液(予備処理溶液)は、チップ材料への溶液の浸透を促進するために、圧縮されていないとき、または排出時若しくは排出直前において圧縮を解かれたときに通常加えられる。
工程(ii)を実施するためのリファイナー3は、化学メカニカルパルプ化において知られている、通常のサイズ、構造、運転条件を有する第1リファイナーであるが、アルカリ過酸化物を過度の温度あるいは温度−時間の組み合せに晒させないように運転において留意する必要がある。リファイナーで加えられる化学薬剤をリファイナー溶液と呼ぶ。
第1リファイニングに続いて、工程(iii)および工程(iv)が実施されるが、工程(iii)および工程(iv)においては、リファイニング後に用いる化学薬剤の活性の早期の分解を避けるために温度を制御することによって、第1リファイナーから持ち越された比較的に高レベルの化学薬剤が存在している。
図1Aから図1Fは、これに制限されるものではないが、種々のP−RCプロセスの具体例を示している。例えば、図1Aと図1Bは、1および/または2において材料が予備処理された後、溶液がリグノセルロース材料に加えられるが、その場所は、特にスクリュープレス下流であって、リファイナー3近傍のクロスコンベアー10において、またはリファイナー自体、例えば、リボンフィーダー12、リファイナーディスク14の入口の眼(inlet eye)において、および/またはリファイナーディスク16上のプレートの入口領域においてであることを示している。
本明細書において用いられるように、“材料がリファイナーに供給されるときに”化学薬剤を添加することは、10、12、14および16の場所において行われる。リファイナーは大気圧のケーシング3Aあるいは加圧ケーシング3Bを有するが、リファイナーへの入口は通常大気圧である。第1パルプの加圧ケーシング20aからの排出はブローバルブまたはこれに類似する装置を用いて行われるが、大気圧ケーシング20からの排出は重力落下等により行われる。リファイナーからの排出物は、直接であれ間接であれ、いずれの場合も、本技術分野で公知のタイプの高コンシステンシー塔(但し、温度制御は行われる)へ送られる。
予備処理およびリファイナー溶液は、リグノセルロース材料が第1パルプへリファイニングされるときに、化学的に作用する。プロセスを最適化し、および/または望ましくない化学的効果や分解を減少させあるいは排除するために、リグノセルロース材料とプロセス装置に依存して、リグノセルロース材料と化学薬剤との化学履歴を変更することは有益である。そのような化学履歴の変更は、プロセス全体における一連の化学薬剤の添加によって達成することができ、あるいは、温度、濃度、圧力、時間等の、望ましい効果をさらに向上させるための他の種々の変動条件との組み合せにより達成することができる。
P−RCプロセスによりプロセス処理されたリグノセルロース材料は、測定可能なフリーネスを有する第1次パルプとして、第1リファイナーケーシングから(大気圧の排出20あるいは加圧排出20aを経て)4に排出され、これはハンドシートを形成可能なパルプと呼ばれる。図1Cと図1Dに示されるように、リファイナーからの大気圧での排出物は、搬送スクリューのような搬送装置22を介して塔24へ送られ、あるいは、シュート等を介してより直接的に28へ送られる。図1Eと図1Fに示されるように、加圧ケーシングによってリファイニングされたパルプは、ブローバルブを介して排出され、直接または間接に高コンシステンシー塔へ通常送られる。あるいは、図1Cと図1Eに示されるように、高コンシステンシー塔から排出された漂白パルプは、例えば第2リファイナーでさらに処理することもできる。高コンシステンシー保持塔24により、チップの予備処理とリファイニングより持ち越された化学漂白反応を継続することができる。
第1リファイナー中に十分な量のアルカリ過酸化物が存在することにより(例えば、化学反応の大部分をリファイナー化学処理段階へ移すことにより)、効率を改善することができる。これは、木材チップと繊維の自然界における不均一性(heterogeneity)に加えて、チップの形状と品質の変動が、時としてチップ予備処理/含浸段階における良好な化学薬剤分布の達成を不可能でないとしても困難にしているからである
このような状況において、本発明による第1リファイナーでの混合作用は化学薬剤の分配を著しく促進し、そのため、化学効率が改善される。過酸化物等の漂白薬品を発色成分の存在する場所に速く分散させることが、漂白効率に関係する。この効率は、プロセス中に存在する不均一環境に長期に晒すことなく、目的とする過酸化物反応が、目的とする反応箇所において迅速に行われることによって達成される。通常、第1リファイナーは、そのプレート間に、発色成分の除去反応およびへミセルロースのアルカリ反応を早めて、pHを早く低下させてしまう入口を有する。本発明において、化学ミキサーとリファイナーの組み合わせとしての第1リファイナーを使用することにより、リファイナー中に存在し得る高められた温度に対して望ましくは匹敵し、またかなりの程度までに対抗し得る程に化学薬剤を迅速に分配させることができる。この好ましい分配は、部分的には上流のスクリュープレスにおけるチップの調整によりもたらされる。
排出された第1パルプは、望ましい化学反応が継続する状態に保持されるべきである。ここで保持条件には、これらに制限されるものではないが、温度、圧力、pH、化学薬剤の濃度、固体の濃度、および時間が含まれ、これらの条件によってパルプの漂白が継続され、パルプの漂白に関係しない反応による漂白剤の分解が防止される。そのような関係しない反応は、パルプの漂白に対し非生産的・非効率的で、および/または有害である。条件の一部または全部を制御することは、例えばプロセス中で用いられるリグノセルロース材料の種類と状態、装置そのものの種類、サイズ、運転環境によって必要とされたりされなかったりする。例えば、温度条件はプロセスを通じて水、加圧ガスや他の加熱または冷却方法を加えることによって変えることができる。温度変更手段は、パルプが混合され高コンシステンシー塔へ搬送される間、水を加えながら、混合スクリューを用いることによって、第1パルプ22の搬送中に用いることができる。第1パルプの温度も、第1パルプが直接高コンシステンシー塔28へ本技術分野における公知手段により排出される場合には、高コンシステンシー塔内で熱的に調整される。例えば、パルプは液体や気体の導入、および/または管や塔ジャケット等の熱移動手段を用いることによって熱的に調整される。加圧リファイナーケーシングからのブローイング20aによる、または大気圧ケーシング20からの重力排出による排出方法は第1パルプの温度を維持し調整するために用いられる。
ここで用いられる“制御”という用語は、能動的な技術手法と受動的な技術手法の両者を含むと解すべきである。従って、制御は、静的なハードウェア構造により、または1以上のプロセスパラメーターを連続的に測定し、1以上のプロセス変数を制御することにより行われる。
本発明のプロセスの何れの箇所における化学的条件は、関係のない分解を防止するための添加剤によって変更される。この変更は、実施例によれば、予備処理工程1および/または2において、クロスコンベアー10、リボンフィーダー12、リファイナーディスク14の入口の眼(inlet eye)、リファイナーディスク16のプレートで行われる。安定化剤の例として、キレート剤がある。キレート剤とは、リグノセルロース材料中の金属と第1パルプとでキレートと呼ばれる錯体を形成し得る化合物を意味する。このような金属には、一価金属である、ナトリウム、カリウム、二価のアルカリ土類金属であるカルシウム、マグネシウム、バリウム、および重金属である鉄、銅、マンガン等が含まれる。プロセス処理されている材料中に保持されている金属イオンは酸素化合物(過酸化水素等)による漂白を非効率化し、過度の化学薬剤の消費や、本技術分野で周知の他の問題を引き起こす。プロセス上でこれ等の金属イオンの影響を減少させまたは除去するために、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA),エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリル三酢酸(NTA)等のキレート剤が用いられる。上記および本技術分野で知られる他のキレート剤は、プロセス条件に応じて必要に応じてまたは所望により単独で、または組み合わせて用いられる。さらに、珪酸塩と硫酸塩が、安定化剤としてまたは本技術分野で周知の他の機能を発揮させるために有益に用いられる。
本発明の態様および概念は、以下の実施例と記述により明らかとなる。
(実施例)
実施例A
3つのシリーズのパイロットプラントプロセスが以下の実施例に示されている。
下記の実施例において、材料と条件は特記しない限り次のとおりである。
木材:ポプラ50%とシナノキ50%の混合物が本研究に用いられた。ポプラは中心部が腐っていたため、一般に予期されるよりも漂白がより困難であった。木材は全て米国のウィスコンシン産で、後記のプロセス前に表皮を剥がされ、チップ化され、篩いにかけられた。
化学含浸:チップは最初に10分間、予備水蒸気処理され、その後アルカリ過酸化物化学液で含浸される前にアンドリッツ(Andritz)社製 560GS インプレサファイナー(Impressafiner)を用いて4:1の圧縮比でプレスされた。プレスからの排出時に化学液が導入され、リファイニング前に30分間保持された。
リファイニング:1200rpmの通常速度を有するアンドリッツ社製 92 cm (36インチ) 401型 ダブルディスク大気圧リファイナーが、全てのリファイニングプロセスに用いられた。第1リファイニングプロセスおよび第2リファイニングプロセスの間は、15分間以上の保持時間であり、第1リファイニングプロセス後と第2リファイニングプロセス前においては一切希釈されなかった。リファイニングコンシステンシーは第1リファイニングプロセスおよび第2リファイニングプロセスの何れにおいても20%であった。
パルプ試験:フリーネスを除き全てのパルプ試験にTappi標準が用いられ、フリーネスはカナダ標準フリーネス(CFS)試験方法が用いられた。
比較された3つのプロセスの第1のプロセスにおいて、チップの含浸(予備調整または予備処理)段階(1段階のチップ含浸のみ)において、全てのアルカリ化学薬剤が適用され(全アルカリ度(TA) 3.3%で, H2O2 2.4%, DTPA 0.2%, MgSO40.07%,Na2SiO3 3%)、その後大気圧でリファイニングされた。その為、本シリーズは“チップ”と名付けられた。
第2のシリーズは、チップの含浸段階において、全アルカリ過酸化物化学薬剤の約2/3(すなわちTA 2.4%, H2O2 1.6%, DTPA 0.08%, MgSO4 0.04%,Na2SiO3 2.4% )を用い、および第1リファイナーの眼の部分で全化学薬剤の約1/3(TA 1.0%, H2O2 1.0%, DTPA 0.19%, MgSO4 0.05%,Na2SiO3 0.9% )を用いた。このシリーズは“チップ+リファイナー”と名付けられ、本発明に対応する。
第3のシリーズは“リファイナー”と名付けられ、上記2つのシリーズと同じチッププレスでチップが先ずプレスされ、その後全てのアルカリ過酸化物化学薬剤(TA 4.2%, H2O2 3.3%, DTPA 0.36%, MgSO4 0.11%,Na2SiO3 4.3% )が、第1リファイナーの眼の部分で適用された。
全てのシリーズにおいて、第1リファイニングから得られたパルプは、第2段階のリファイニング前に、蓋をされたドラム中に15分間保持された(これにより80−90℃の温度になった)。各段階間において洗浄は全く行われなかった。
図2は、各シリーズのプロセス条件と結果のいくつかをまとめたものである。パルプは全て第2段階のリファイニングにより得られたものである。メカニカルパルプの過酸化物漂白において、アルカリ黒色化反応の可能性を防止しあるい低減するために、より高温下においては、TA/H2O2の比をより低くすることが一般に好ましい。この理由により、図2に示されるように、最も低い TA/H2O2の比1.27が、“リファイナー”シリーズに用いられ、2番目に低い1.31は“チップ+リファイナー”シリーズに用いられ、最も高い1.37は“チップ”シリーズに用いられた。“リファイナー”シリーズにおいて、TAの供給量が大きい(4.2%)のは、リファイニング中にリファイニングエネルギーにより発生する高温と熱によってpHが余りにも早く、余りにも低く低下するのを防ぐためである。適度な残存過酸化物量とpHが図2のシリーズのそれぞれにおいて維持された。
化学的には、“チップ”シリーズと“チップ+リファイナー”シリーズ間で最も相違する点は、後者がより多くのアルカリ過酸化物化学薬剤をリファイナー化学処理段階へより積極的に投入している点である。
研究に付された異なるプロセス後における第2リファイニング後のパルプから得られたデータが、図3から図8に図示される。図3は、特定エネルギー消費(SEC)との関係におけるパルプフリーネスの改良に対する異なった化学薬剤の添加効果を示すものであり、SECにはチップの予備処理段階で消費されたエネルギーも含まれる。“チップ+リファイナー”シリーズは“チップ”シリーズよりもSECが僅かに少ないが、両シリーズは、リファイナーで漂白するシリーズである“リファイナー”シリーズよりも平均してほぼ200kwh/odmt低いSECを用いた。但し、後者のシリーズは前2者のシリーズよりも多量の苛性化学薬剤が適用され、“チップ+リファイナー”シリーズと同一の残留pH8.2であった。このことから、高温下においてリファイナーの眼にアルカリ化学薬剤を加えることにより、アルカリがパルプ特性の改良にほとんど貢献しない非生産的反応ないし副反応に消費されることが明らかである。
商業運転においては、SECは、硬質木材の化学メカニカルパルプ化のラボ実権で測定されるよりも一般に低いことは指摘されるべきである。図3のSEC値は、それ故、絶対値よりも比較目的で使用されるのが好ましい。
多くのパルプ特性、特に強度特性は、ハンドシート密度に依存するため、この特性もSECのもとで分析され、結果が図4に示される。この場合、より苛酷なリファイナー化学処理であるP−RC APMPシリーズ、すなわち“チップ+リファイナー”シリーズは、ハンドシート密度の改良に最も効果的であり、次いで“チップ”シリーズと“リファイナー”シリーズが続く。これらの結果は化学メカニカルパルプ化において、プロセスエネルギー効率は化学薬剤の量のみに依存するのだけではなく、どのように化学薬剤が用いられるかにも依存することを実証している。
しかしながら、パルプの固有特性の改良に関しては、図5および図6に示すように、3つのシリーズでほとんど差異がなく、これは、リファイニング前に化学薬剤が加えられる限り繊維強度特性の改良に関するメカニズムは同じであることを示唆している。
パルプの光学特性の改良に関しては、メカニカルパルプ化においては、パルプの明度はしばしばフリーネスに依存する。図7は、各シリーズの異なるフリーネスにおける明度を示している。興味深いことに、“チップ+リファイナー”シリーズと“リファイナー”シリーズは、化学漂白剤の使用量が前者H2O2 2.6% /TA 3.4% に対して後者がH2O2 3.3% /TA 4.2%と前者の化学漂白剤の使用量が後者よりも少ないにも拘わらず、“チップ+リファイナー”シリーズは“リファイナー”シリーズと同等の明度を有する。全ての化学薬剤を含浸段階で加える“チップ”シリーズもまた漂白効率が小さく、“チップ+リファイナー”シリーズよりも2ポイント以上低いことを示している。このことは、P−RC APMPプロセスにおけるチップ含浸とリファイニングとの間で化学薬剤がどのように分配されるかにより漂白効率が変動しやすいことを示唆している。この場合、全ての化学薬剤をチップ含浸において加えることと全ての化学薬剤をリファイナーの眼において加えることとを折衷させることが、漂白および過酸化物消費に最も効率的であると思われる。
図8は研究された全てのシリーズにおいて光散乱特性の改良に差異がないことを示すものであり、このことは、パルプ表面の改良メカニズムも化学薬剤がリファイニング前に加えられる限り同一であることを示唆している。
実施例B
下記の実施例は、第1リファイナーがその入口において無視し得る程度のゲージ圧に、ケーシングにおいて低圧(約140kPa)に維持される異なったリファイニング構成を示す。
本リファイニング構成の利点は、以下の項目を含む。
1)特に高処理量のリファイナー(300t/d以上)の場合に、リファイナーからの排出時における蒸気の取扱い易さがより優れていること。
2)リファイナーから段階間の高コンシステンシー塔(HC)への搬送が容易であること。
3)第1リファイニングから発生する蒸気の一部を利用し得ること(サイクロンを用いてスチームとパルプ繊維とを分離することにより)。
4)現存するTMPシステムをP−RC APMPプロセスへ転換することが容易であること。
これらの実施例は、ケーシング中を低圧(140kPa)に、入口を大気圧にして第1リファイナーを運転することが、入口とケーシングの両方を大気圧にして運転した場合と同等の漂白効率を与えることを示すものである。第1リファイナーの入口における温度とプレート間の温度は、発色成分の除去反応およびヘミセルロースのアルカリ加水分解反応を加速させて、パルプがリファイナープレートからケーシングに到達する前にpHがかなり低下することがある。
第1リファイナーからサイクロン排出部におけるパルプは、以下の実施例においてpH9.3−9.7と測定されたが、このpHにおいて過酸化物は測定された高温(80−90℃)においても安定化が容易であった。
以下の実施例における材料と条件は、下記の通りである。
木材:カナダ東部のパルプ工場より得られたポプラとシラカバのチップが本研究に用いられた。

チップの含浸:通常のパイロットチップ含浸システムが本研究に用いられた。研究された全てのP−RC APMP運転において、DTPAのみがチップ含浸の第1段階に用いられた。その後、チップは第2段階においてアルカリ過酸化物(AP)化学薬剤に含浸された。AP処理されたチップは、その後リファイニング前に30〜45分間 (蒸気処理されることなく)保持された。

大気圧リファイニングシステム:アンドリッツ社製36インチ(92cm)径ダブルディスク401システムが通常のP−RC APMPプロセス研究に用いられた。このシステムは、覆いのない測定用ベルトと、傾きを有する一対のスクリューフィーダーと、リファイナーと、覆いのない排出用ベルトから構成されている。このシステムは第1リファイニングおよびリファイニングの後段階の両者において用いられた。第1リファイニングに用いられた時は、排出されたパルプはドラム中に集められ、蓋をして一定期間高温(80−90℃)に維持された。

加圧リファイニングシステム:アンドリッツ社製36インチ(92cm)径のシングルディスク加圧システムが、大気圧の入口/加圧ケーシングのために本研究において改造され使用された。改造前のリファイナーシステムは、通常のTMPシステムにおける標準的な構成を全て有するものである。システムを、入口において大気圧で運転するために、垂直な蒸気管の頂部にバルブが設けられ、リファイニング中は開放状態を維持された。実験中、化学薬剤で含浸されたチップが圧縮されないように、プラグ式スクリューフィーダー(PSF)が50rpmで運転された(TMPにおける通常の速度は10〜20rpmである)。APで含浸されたチップはチップ容器に保管され、チップ容器からチップブロワーへ排出された。その後チップはサイクロンへ吹き飛ばされ、PSFを備えるコンベアーへ排出された。リファイナーへの供給前に、チップが垂直蒸気管中に投入された。リファイニング中、第1リファイナーは入口においてゼロ圧力に、ケーシングにおいて140kPaに制御された。第1パルプはケーシングからサイクロンに吹き飛ばされ、排出され、ドラム中に集められた後、大気圧リファイニング運転と同様に処理された。

パルプ試験:明度試験にはTAPPI標準が用いられた。過酸化物残量は標準ヨード滴定を用いて測定された。

ポプラとシラカバの市販木材チップのP−RC APMPパルプ化において、加圧されたケーシングと大気圧の入口を有する第1リファイナー運転が、通常の大気圧リファイニングと比較された。その結果、両リファイニング構成は、同等の漂白効率を与えることが示された。幾つかの装置においては、加圧ケーシングを使用することにより、P−RC APMPプロセスにおけるプロセス、工事、運転をかなり簡略化することができる。
図9は、ポプラのP−RC APMPパルプ化に用いられた化学条件と、第1リファイナーを用いる大気圧運転および加圧運転で得られる明度の結果とを示している。両者において、同様のAP化学処理が適用され、同様の化学薬剤消費量(全アルカリ度TA5.2〜5.4%、H3.7〜3.9%)であると、大気圧運転時とケーシングの加圧運転時において、それぞれISO84.2%とISO84.7%と同等の明度を示した。
両者において残存pH(8.8−9.0)は、理想値(約7.0−8.5)よりも僅かに高く、H残存量(パルプo.d.で1.5〜2.0%)も通常(0.5〜1.0%)よりも高く、このことは、両者において化学処理が最適化されれば、パルプ特性をさらに改良することができることを示唆している。
図9に示した漂白効率(ISO 84.2〜84.7%へ到達するためにH 3.7〜3.9%、TA 5.2〜5.4%の消費)は、ポプラから得られたTMPまたはCTMPパルプのH漂白において通常観察される漂白効率と同等またはそれ以上である。
図10は、シラカバのP−RC APMPパルプ化の条件と結果を示す。この特定のシラカバチップはポプラよりも僅かに漂白することが困難であった。同様のAP化学処理を用いたところ、大気圧および加圧のケーシングにおいて、ISO 82.4〜82.6%の明度に到達するためにTA 3.1−3.2%、H 3.4−3.6%という同様の漂白効率を与えた。この場合、化学薬剤残存量(TA 0.1−0.2%、H 0.5−0.6%、pH8)は理想的なH漂白条件の範囲内にあった。
本発明は、以下の図面を参照することにより、より良く理解することができる。これらの図面において:
図1は本発明の具体例に対応するブロック図であり、一般的なP−RC APMPプロセスを示す。 図1Aは本発明の具体例に対応するブロック図であり、リグノセルロース材料を、ケーシングが大気圧のリファイナーに搬送し、大気圧で排出する工程を示す。 図1Bは本発明の具体例に対応するブロック図であり、リグノセルロース材料を加圧したケーシングを有するリファイナーに搬送し、加圧下で排出する工程を示す。 図1Cは本発明の具体例に対応するブロック図であり、大気圧のケーシングを有するリファイナーで製造された第1パルプを、搬送手段を介して高コンシステンシー塔へ搬送する工程を示す。 図1Dは本発明の具体例に対応するブロック図であり、大気圧のケーシングを有するリファイナーで製造された第1パルプを直接高コンシステンシー塔へ搬送する工程を示す。 図1Eは本発明の具体例に対応するブロック図であり、加圧されたケーシングを有するリファイナーで製造された第1パルプを、搬送手段を介して高コンシステンシー塔へ搬送する工程を示す。 図1Fは本発明の具体例に対応するブロック図であり、加圧されたケーシングを有するリファイナーで製造された第1パルプをブローイングにより直接高コンシステンシー塔へ搬送する工程を示す。 図2は、本発明を2つの従来技術のプロセスと比較した表である。 図3は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおける、エネルギー消費に対するフリーネスのグラフである。 図4は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおける、エネルギー消費に対する密度のグラフである。 図5は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおける引張強さ増加による引張強さを示すグラフである。 図6は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおける破裂強さの増加を示すグラフである。 図7は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおける明度の増加を示すグラフである。 図8は、本発明と2つの従来技術のプロセスにおけるフリーネスの関数としての光散乱係数を示すグラフである。 図9は、本発明によるポプラ木材チップの大気圧ケーシングプロセス対加圧ケーシングプロセスの比較表である。 図10は、本発明によるシラカバ木材チップの大気圧ケーシングプロセス対加圧ケーシングプロセスの比較表である。

Claims (25)

  1. アルカリ性過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法において、次の諸工程:
    リグノセルロース材料を第1プレスに供給し;
    リグノセルロース材料をプレスし;
    第1プレスからリグノセルロース材料を排出させ;
    第1プレスから排出されたリグノセルロース材料を第1アルカリ性過酸化物予備処理溶液に含浸させ、第1反応時間の間、含浸状態を維持し;
    第1予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料を、ケーシング内に入口と回転ディスクを有するリファイナーに供給し;
    リファイナー供給時にリグノセルロース材料にアルカリ性過酸化物リファイナー溶液を加え;
    リファイナー溶液とリグノセルロース材料とをリファイナーで混合して第1次パルプにリファイニングし;
    第1次パルプをリファイナーケーシングから高コンシステンシー塔に搬送し;および
    第1次パルプを前記塔内に保持して漂白された第1次パルプを製造する;
    諸工程を含むことを特徴とするメカニカルパルプ化方法。
  2. 請求項1に記載のアルカリ性過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、さらに、
    第1反応時間の間、第1予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料を第2プレスに供給し;
    前記リグノセルロース材料をプレスし、第2プレスから排出させ;
    第2プレスから排出されたリグノセルロース材料を第2アルカリ性過酸化物予備処理溶液に含浸させ、第2反応時間の間、第2含浸状態を維持する;
    諸工程を含むことを含む、メカニカルパルプ化方法。
  3. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1予備処理溶液での含浸が、0〜90℃の温度下、5〜45分間の第1反応時間の間、維持される、メカニカルパルプ化方法。
  4. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、
    第1予備処理溶液が、乾燥物質重量基準で、0.5%までのキレート剤、乾燥物質重量基準で、4%までのNaOH、乾燥物質重量基準で、4%までのH;および
    乾燥重量物質基準で、0〜4%のナトリウム珪酸塩;および
    乾燥重量物質基準で、0〜2%のMgSO
    を含む、メカニカルパルプ化方法。
  5. 請求項2に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第2予備処理溶液の含浸が、10℃〜80℃の温度下、5〜60分間の第2反応時間の間、維持される、メカニカルパルプ化方法。
  6. 請求項2に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第2予備処理溶液が;
    乾燥物質重量基準で、0.5%までのキレート剤、乾燥物質重量基準で、0.5%〜6%のNaOH、乾燥物質重量基準で、0.5%〜6%のH;および
    乾燥物質重量基準で、0〜4%のナトリウム珪酸塩;および
    乾燥物質重量基準で、0〜2%のMgSO
    を含む、メカニカルパルプ化方法。
  7. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リファイナー溶液が;
    乾燥物質重量基準で、0.5%までのキレート剤、乾燥物質重量基準で、4%までのNaOH、乾燥物質重量基準で、4%までのH;および
    乾燥物質重量基準で0〜4%のナトリウム珪酸塩;および
    乾燥物質重量基準で0〜2%のMgSO
    を含む、メカニカルパルプ化方法。
  8. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リファイナーが入口とケーシングにおいて大気圧である、メカニカルパルプ化方法。
  9. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リファイナーの入口が大気圧に維持され、ケーシングが大気圧を超える圧力に維持される、メカニカルパルプ化方法。
  10. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リファイナーケーシングが少なくとも0.5バールのゲージ圧力に維持される、メカニカルパルプ化方法。
  11. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1次パルプをリファイナーケーシングから高コンシステンシー塔に搬送する工程が、さらに第1次パルプの搬送時に第1次パルプを水で冷却することを含む、メカニカルパルプ化方法。
  12. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1次パルプをリファイナーケーシングから高コンシステンシー塔に搬送する工程が、ブローバルブを介するものである、メカニカルパルプ化方法。
  13. 請求項12に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、さらに、第1次パルプをブローバルブから撹拌スクリューに搬送し、第1次パルプをスクリューで撹拌し、第1次パルプの撹拌時に第1次パルプに水を供給する工程を含む、メカニカルパルプ化方法。
  14. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リファイナーが、入口において大気圧を超える圧力であり、ケーシングにおいて大気圧を超える圧力である、メカニカルパルプ化方法。
  15. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、前記材料が高コンシステンシー塔で15分間の保持時間維持される、メカニカルパルプ化方法。
  16. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リグノセルロース材料のリファイナーへの供給時に、リグノセルロース材料にリファイナー溶液を加える工程が、第1プレスとリファイナーの間にあるクロスコンベアーで行われる、メカニカルパルプ化方法。
  17. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リグノセルロース材料のリファイナーへの供給時に、リグノセルロース材料にリファイナー溶液を加える工程が、リファイナーの入口にあるリボンフィーダーで行われる、メカニカルパルプ化方法。
  18. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、リグノセルロース材料のリファイナーへの供給時に、リグノセルロース材料にリファイナー溶液を加える工程が、リファイナープレートの入口で行われる、メカニカルパルプ化方法。
  19. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料をプレスする工程が、少なくとも圧縮比1.5:1の第1プレスで行われる、メカニカルパルプ化方法。
  20. 請求項2に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第2予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料をプレスする工程が、少なくとも圧縮比1.5:1以上の第2プレスで行われる、メカニカルパルプ化方法。
  21. 請求項1に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1含浸溶液による第1含浸時の前記材料が、15%〜50%のコンシステンシー(リグノセルロース材料の重量の全スラリー溶液の重量に対する割合)を有する木材チップである、メカニカルパルプ化方法。
  22. 請求項2に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、前記材料が木材チップであり、第2含浸溶液による第2含浸時の木材チップが20%〜50%のコンシステンシー(リグノセルロース材料の重量の全スラリー溶液の重量に対する割合)を有する、メカニカルパルプ化方法。
  23. 請求項2に記載のアルカリ過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法であって、第1含浸溶液による第1含浸時の前記材料が、15%〜50%のコンシステンシー(リグノセルロース材料の重量の全スラリー溶液の重量に対する割合)を有する木材チップであり、第2含浸溶液による第2含浸時の木材チップが、2〜50%のコンシステンシ−(リグノセルロース材料の重量の全スラリー溶液の重量に対する割合)を有する、メカニカルパルプ化方法。
  24. アルカリ性過酸化物を用いるメカニカルパルプ化方法において、次の諸工程:
    リグノセルロース材料を第1プレスに供給し;
    リグノセルロース材料をプレスし;
    第1プレスからリグノセルロース材料を排出させ;
    第1プレスから排出されたリグノセルロース材料を第1アルカリ性過酸化物予備処理溶液に含浸させ、第1反応時間の間、含浸状態を維持し;
    第1予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料を、ケーシング内に入口と回転ディスクを有するリファイナーに供給し;
    リファイナーのリグノセルロース材料にアルカリ性過酸化物リファイナー溶液を加え;
    リファイナー溶液とリグノセルロース材料とをリファイナーで混合してリグノセルロース材料にリファイニングし;および
    リグノセルロース材料をケーシングから排出し、排出したリグノセルロース材料を、第1次パルプの過酸化物による漂白が継続する条件下に維持する;
    諸工程を含むことを特徴とするメカニカルパルプ化方法。
  25. 化学メカニカルパルプ化方法において、次の諸工程:
    リグノセルロース材料を第1大気圧プレスに供給し;
    リグノセルロース材料をプレスし;
    第1プレスからリグノセルロース材料を排出させ;
    第1プレスから排出されたリグノセルロース材料を第1化学漂白予備処理溶液に含浸させ、第1反応時間の間、含浸状態を維持し;
    第1予備処理溶液に含浸されたリグノセルロース材料を、ケーシング内に入口と回転ディスクを有するリファイナーに供給し;
    リファイナーのリグノセルロース材料に化学リファイナー漂白溶液を加え;
    リファイナー溶液とリグノセルロース材料とをリファイナーで混合して第1次パルプにリファイニングし;
    第1次パルプをケーシングから高コンシステンシー塔に排出し;および
    排出された第1次パルプを維持する;
    諸工程を含むことを特徴とする化学メカニカルパルプ化方法。
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