JP2003522846A - メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの漂白方法 - Google Patents

メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの漂白方法

Info

Publication number
JP2003522846A
JP2003522846A JP2001558530A JP2001558530A JP2003522846A JP 2003522846 A JP2003522846 A JP 2003522846A JP 2001558530 A JP2001558530 A JP 2001558530A JP 2001558530 A JP2001558530 A JP 2001558530A JP 2003522846 A JP2003522846 A JP 2003522846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
bleaching
peroxide
bleach
borohydride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001558530A
Other languages
English (en)
Inventor
ツァング、イジング
ニ,ヨンハオ
ワン,シューユー
Original Assignee
ホルメン、アクティエボラーグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホルメン、アクティエボラーグ filed Critical ホルメン、アクティエボラーグ
Publication of JP2003522846A publication Critical patent/JP2003522846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/16Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds
    • D21C9/163Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds with peroxides

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、繊維が遊離された後に得られる前進するパルプ懸濁液が繊維が遊離された直後の位置において該パルプ懸濁液へ還元性漂白剤を添加することによって前漂白され、そして該漂白は前記添加位置およびその直ぐ下流に関して高い温度および最小化された酸素アクセスの形において与えられた条件下で実施されることを含むメカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプを漂白する方法であって、記載した態様で前漂白されたパルプが、水素化ホウ素化合物で補強された酸化性漂白剤、好ましくは過酸化物漂白剤でパルプが漂白されることを含む少なくとも一つの更なる漂白処理にかけられることを特徴とする方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)を漂白
する方法に関する。メカニカルパルプのグループには、パルプの二つの支配的タ
イプ、すなわち砕木パルプ(SGW)とサーモメカニカルパルプ(TMP)があ
る。砕木パルプの製造においては、丸太は通常約1mの長さに切断され、水を添
加する間に回転するグラインドストーンへ押し付けられる。サーモメカニカルパ
ルプの製造においては、丸太は通常チップと呼ばれる小さい木材片の多量に細断
され、そして繊維の遊離(解繊)は一または二以上のリファイナーによって実施
される。ケミサーモメカニカルパルプの製造プロセスの大部分はサーモメカニカ
ルパルプ製造プロセスに類似している。主要な相違点は、前段階においてリグノ
セルロース材料、平常木材チップをある温度においてある時間亜硫酸ナトリウム
溶液で処理することである。従ってパルプ収率はサーモメカニカルパルプの場合
よりも通常1または数パーセント低い。
【0002】 どのようなリグノセルロース材料も前述したパルプの出発原料として使用する
ことができる。そのような材料の例は、竹、わら、バガス、ケナフおよび木材で
ある。木材が好ましい出発原料であり、そして硬木および軟木の両方を別々にま
たは組合せて有利に使用することができる。
【0003】
【背景技術】
メカニカルパルプおよびCTMPを漂白する時、リグニン保存漂白が使用され
る。リグニン保存漂白に使用できる漂白剤のうちには、還元性漂白剤と酸化性漂
白剤がある。前者のグループの中で、亜ジチオン酸塩、通常ハイドロサルファイ
トとも呼ばれる亜ジチオン酸ナトリウムが商業的見地から最も普通である。後者
のグループの中で、過酸化水素が商業的見地から最も普通である。
【0004】 記載した中で絶対的に普通の漂白剤は過酸化水素のようである。過酸化水素の
大きな利益は、この漂白剤は非常に効果的な、すなわち強力に白くする漂白剤で
あることである。しかしながら、原則として過酸化水素による漂白は別の漂白塔
および他の漂白設備を使用しなければならないことを要求し、これは過酸化水素
漂白における固定費用を高くすることへ導く。
【0005】 亜ジチオン酸塩、通常亜ジチオン酸ナトリウムはしばしば過酸化水素ほど漂白
の見地から有効ではないが、しかし漂白塔の使用のほかに、例えば貯蔵塔におい
て、またはパルプ製造プロセスの初期において、例えば繊維遊離の直後に、漂白
塔および他の漂白設備の使用なしにパルプ懸濁液へ直接添加することができると
いう利益を有する。このことは固定費の減少を意味する。還元性漂白剤、例えば
亜ジチオン酸ナトリウムを繊維の遊離直後前進するパルプ懸濁液へ直接添加する
ことはスウェーデン特許出願9900816−1から既知である。
【0006】 遷移金属、特に鉄およびマンガンは、例えば過酸化水素および亜ジチオン酸塩
によるメカニカルパルプおよびCTMPの漂白に対して有害である。有意量のマ
ンガンイオンの存在はそのようなパルプを過酸化水素で漂白する時に特に重大で
ある。マンガンイオンの増加量は過酸化水素の添加量の増加した分解へ導き、こ
のことは分解される過酸化水素の部分はパルプの白色化に使用されないことを意
味する。さらに分解産物はパルプに発色団基を生成せしめ、達成しようとする目
的すなわちパルプの白色化と反対に作用するのでそれ自体有害である。そのよう
なパルプを亜ジチオン酸塩で漂白する時、鉄イオンの存在は特に危険である。こ
れら遷移金属は通常錯化剤、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)お
よび/またはジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)の形の錯化剤で錯塩
結合することによってパルプおよびパルプ懸濁液から除去または中和される。例
えばナトリウムハイドロサルファイトまたは亜硫酸ナトリウムのような還元剤を
錯化剤に追加してパルプ懸濁液へ加えることも提案されている。成功は錯化剤単
独または前記薬品の両方で出発原料、通常木材チップを処理することによって達
成された。
【0007】 例えば高収率パルプ漂白のため還元性漂白剤水素化ホウ素化合物、通常水素化
ホウ素ナトリウムの使用も提案されている。米国特許3,100,732明細書
において、同じ段階において水素化ホウ素アルカリ金属と過酸化物漂白剤の使用
が教えられている。そのようなパルプの漂白を実施する二つの方法が記載されて
いる。一方の方法によれば、普通の漂白剤溶液が調製され、すなわち水素化ホウ
素ナトリウムが水ガラス(ケイ酸ナトリウム)、硫酸マグネシウムおよび水酸化
ナトリウムを含むことができる過酸化物溶液に溶かされ、それがパルプへ加えら
れる。他の方法によれば、残存過酸化物を漂白段階の終りにおいて効果的に使用
するため、水素化ホウ素ナトリウム溶液が過酸化物漂白段階の終りにおいてパル
プへ添加される。両方の方法に従えば、漂白剤として過酸化物だけを使用した場
合と比較して白色度の増加が得られた。水素化ホウ素化合物の欠点はそれらの高
い価格である。
【0008】
【本発明の開示】 【技術的課題】
例えば新しいスカンジナビア産トウヒ木材からのTMPのような漂白したメカ
ニカルパルプの製造においては、今日では80%ISOおよび多分これより1も
しくは2%上の白色度を得るのが普通である。これより高い白色度、例えば85
%ISOの白色度を持つパルプを得ることは既知の技術では不可能である。
【0009】
【解決方法】
本発明はこの課題に対する解決法を提供し、そして繊維が遊離された後に得ら
れる前進するパルプ懸濁液が繊維が遊離された直後の位置において該パルプ懸濁
液へ還元性漂白剤を添加することによって前漂白され、そして該漂白は前記添加
位置およびその直ぐ下流に関して高い温度および最小化された酸素アクセスの形
で与えられた条件下で実施されることを含むメカニカルパルプおよびケミサーモ
メカニカルパルプを漂白する方法であって、記載した態様で前漂白されたパルプ
が、水素化ホウ素化合物で補強された酸化性漂白剤、好ましくは過酸化物漂白剤
でパルプが漂白されることを特徴とする方法に関する。
【0010】 上に述べたパルプの中でも量的見地からTMPが支配的パルプタイプである。
このパルプの製造においては繊維を遊離にするためのプロセスすなわち解繊は1
基または2基のリファイナー中で通常実施される。これらリファイナーの後には
水蒸気セパレーター、通常ある種のサイクロンが位置し、得られたパルプはそれ
を通って送られる。パルプ懸濁液はその後通常スラッシャー(しかしながらこれ
は絶対に必要なものではない)へ例えばスクリューコンベアによって輸送され、
さらに貯蔵タンク(潜在的チェスト)へ、そしてそこからスクリーニング部へ、
そしてそこから漂白処理へ輸送される。いくつかのTMP工場ではスラッシャー
があり、そしてパルプ懸濁液はスラッシャーの直後に位置するポンプによって導
管を通って貯蔵タンクへ送られる。
【0011】 通常水溶液の形の還元性漂白剤を前進するパルプ懸濁液へ添加するためには多
数の代替位置が存在する。漂白剤は、例えば先に述べたスクリューコンベア中で
パルプ懸濁液へ添加することができる。他の一つのそして好ましい位置は先に述
べたポンプである。このポンプに漂白剤を添加する結果、パルプ懸濁液中にすぐ
れた漂白剤分布を得ることができる。通常白水がスラッシャーへ放出され、そし
て漂白剤はこの白水へ導入することができ、そしてその後パルプ懸濁液へ導入さ
れる。漂白剤を直接スラッシャーへ導入することも可能である。漂白剤の仕込み
を分割し、そして漂白剤を例えば2以上の前述した位置においてパルプ懸濁液へ
加えることも勿論可能である。
【0012】 上記および特許請求の範囲において使用される語句「前進するパルプ懸濁液」
には広い意味が与えられる。この語句はパルプ懸濁液が導管もしくはパイプ中を
前方へ流れる時を意味するだけでなく、パルプ懸濁液が例えばスラッシャーおよ
び貯蔵タンクの形のタンクおよび容器に留まる時をも意味する。何故ならば、こ
のような場合においてさえもパルプ懸濁液はタンクへ一つの位置において供給さ
れ、そして他の位置から出る意味において、パルプ懸濁液はなお前方へ動くから
である。
【0013】 どんな既知の還元性漂白剤も使用することができる。そのような漂白剤の例は
亜ジチオン酸塩(これはしばしばハイドロサルファイトと呼ばれ、そして好まし
い)、水素化ホウ素化合物、ヒドラジンおよびホルムアミジン硫酸である。亜ジ
チオン酸塩は主に亜ジチオン酸ナトリウム、すなわちNa2 2 4 として商業
的に入手される。関係する漂白剤はパルプ懸濁液へ主として水溶液の形で加えら
れ、その濃度は好適には20〜120g/Lの範囲内にあるであろう、添加され
る漂白剤の量は、中でも問題のパルプの漂白の難易度、および全体としてのパル
プ白色度の増加に比較して前漂白において望まれるパルプ白色度の増加率に依存
する。
【0014】 温度、時間、パルプ濃度、pH等のようなパルプ漂白パラメータは、記載した
場合のようにサーモメカニカルパルプ(TMP)を製造する時自然に行われる条
件によって主に決定される。漂白剤が添加される前述の位置においては、温度は
勿論非常に高く、例えば80〜95℃であり、パルプの濃度は通常低く、例えば
2〜4%であろう。漂白時間は中でもこの非常に高い温度の結果短く、多分数秒
から数分の範囲であろう。漂白時間は多分、漂白剤が添加される位置におけるパ
ルプ懸濁液の流速にも部分的に依存するであろう。pH値は自然に通常4〜7の
範囲内にあるであろう。ある場合には、酸もしくはアルカリを関心ある位置にお
いてパルプ懸濁液へ加えることによってpH値を調節することが適当である。亜
ジチオン酸塩を漂白剤として使用する時、最適の漂白結果を得るためにはpH値
は4.5以上でなければならない。漂白目的のため8.5もの高いpH値を使用
することができるが、この高さのpHは他の理由により好ましくない。
【0015】 パルプ懸濁液中の酸素は、漂白剤の添加位置において可能な限り低いこと、好
ましくはゼロであることが好ましい。パルプ懸濁液は繊維遊離化位置からそして
パルプ処理の連鎖のある長さの前方において空気接触および空気分散から保護さ
れる。この区域においてパルプ懸濁液の温度が非常に高いことに加え、このこと
もパルプの効率的な漂白に貢献する。
【0016】 CTMPの製造は上に記載したサーモメカニカルパルプの製造に非常に似てお
り、そしてCTMPの前漂白において漂白剤を添加するための位置は高程度にお
いて前記した位置と一致する。
【0017】 砕木パルプを製造する時には、パルプ懸濁液は繊維を遊離させた後グラインダ
ーピットに収集され、そこからパルプ懸濁液は前方へ輸送される。漂白剤添加の
ための適切な位置はグラインダーピットおよびそのすぐ後である。問題の漂白は
水蒸気で与圧されたシステム内、すなわち与圧麿砕で行われるのが特に適当であ
る。
【0018】 パルプの前漂白は我々のスウエーデン特許出願No.9900816−1に詳
細に記載されている。この特許出願にはリジェクトパルプ流をどのように処理す
るかおよび好ましくはリジェクトパルプをメインのパルプ流と混合する前に漂白
することも記載されている。
【0019】 スクリーニングの後(通常)および多分バッファー(クッション)容器および
/または貯蔵塔を通過した後、パルプは少なくとも一つの更なる漂白処理へかけ
られる。
【0020】 直接またはその間にある漂白段階の後、パルプは水素化ホウ素化合物で補強し
た酸化性漂白剤、好ましくは過酸化物漂白剤で漂白される。
【0021】 水素化ホウ素化合物で補強とは、パルプが水素化ホウ素化合物で前処理段階す
なわち真の過酸化物漂白段階の前で処理されることばかりでなく、水素化ホウ素
化合物が過酸化物漂白剤と一緒にパルプ懸濁液へ添加されること、および水素化
ホウ素化合物が過酸化物漂白段階の終期にパルプ懸濁液へ添加されることを含む
、水素化ホウ素化合物が真の過酸化物漂白段階の間のどこかの時点で添加される
ことを意味する。
【0022】 過酸化物漂白段階自体は慣用どおりでよく(水素化ホウ素化合物の添加を除い
て)、そしてどのような既知の過酸化物漂白剤も使用することができる。それら
の例は過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酢酸、過ギ酸およびペルオキソ硫酸(
カロー酸)である。過酸化水素が好ましい過酸化物漂白剤である。漂白時間は少
なくとも30分、好ましくは少なくとも60分であり、そして例えば2時間すな
わち120分に達することができる。他のパラメータは、過酸化水素に換算した
過酸化物仕込量=絶乾パルプの0.5〜5%,温度=50〜90℃,パルプ濃度
5〜38%,過酸化水素の場合出発pH=少なくとも10である。
【0023】 上に記載した水素化ホウ素化合物で補強する方法のうち、パルプの前処理の使
用が絶対に好ましい。
【0024】 どんな既知の水素化ホウ素化合物もパルプへ添加することができる。最も普通
なのは水素化ホウ素ナトリウムである。これはそのままパルプへ添加することが
できる。実際には水素化ホウ素ナトリウム12%と水酸化ナトリウム40%を含
有する商品Borolが最も多く使用される。前処理段階の間1種以上の完結薬
品を使用するのが有利である。水素化ホウ素化合物源として商品Borolを使
用する場合、この商品は相当量の水酸化ナトリウムを含有しているので、アルカ
リ例えば水酸化ナトリウムを必ず添加する必要はない。しかしながら通常アルカ
リの可変量がパルプへ例えば商品Borolと一緒に添加される。水素化ホウ素
ナトリウム自体をパルプへ添加する場合は、アルカリ例えば水酸化ナトリウムの
添加が必要である。さらなる好適は完結薬品は水ガラス(ケイ酸ナトリウム)お
よび硫酸マグネシウムのようなマグネシウム化合物である。少なくとも水素化ホ
ウ素化合物でのパルプの前処理は短時間、例えば少なくとも15秒そして最長5
00秒行われる。最適の結果は60ないし180秒の間で得られる。問題の時間
は水素化ホウ素化合物がパルプへ添加される時間から後続の過酸化物漂白段階に
おいて過酸化物漂白剤がパルプへ添加される時までを計時される。水素化ホウ素
化合物は水素化ホウ素ナトリウムに換算して絶乾パルプに対して0.05〜0.
3%の量でパルプへ添加されるのが好適である。パルプ濃度は直接重要ではない
が、しかし中濃度から高濃度まで、すなわち6%ないし38%が好ましい。商品
Borolの添加を通じてまたは直接の添加またはこれら両方を通じて、パルプ
の前処理中アルカリが常に存在するので、前処理はアルカリ性条件、例えばpH
9〜13の範囲内で実施されるであろう。
【0025】 パルプの後続の過酸化物漂白において、ある場合には完結薬品の添加が好まし
く、かつある場合には必要である。漂白剤として過酸化水素を使用する好ましい
ケースにおいて、もし前処理段階で過剰なアルカリが添加されずまたは添加量が
少な過ぎれば、過酸化物漂白段階においてアルカリ、例えば水酸化ナトリウムの
添加が必要である。もし前処理段階でパルプへアルカリが添加されなかったりま
たはその量が少な過ぎれば、水ガラスおよびある種のマグネシウム化合物を添加
しても良い。
【0026】 上に記載したパイプの前処理、すなわち漂白のこの特別な技術は、本出願と平
行して同日に提出された出願に詳細に記載されている。このスウェーデン特許出
願の番号は0000425−9である。
【0027】 以前に記載した過酸化物漂白段階に対応してパルプ懸濁液の漂白処理へ導くパ
ルプ懸濁液へ添加される1種類の漂白液を形成する一つの同じ水溶液中で、水素
化ホウ素化合物と過酸化物漂白剤と完結薬品とを混合することも(前に述べたよ
うに)可能である。
【0028】 さらに、例えば過酸化物漂白を100〜120分続けている時に慣用の過酸化
物漂白段階の終期に水素化ホウ素化合物および完結薬品をパルプ懸濁液へ添加す
ることも可能である。
【0029】 これら二つの場合において水素化ホウ素ナトリウムに換算した水素化ホウ素化
合物の仕込量は絶乾パルプに対して0.05〜0.3%の範囲内にある。
【0030】 以前述べたように、水素化ホウ素化合物で補強した過酸化物漂白剤で漂白する
直前のパルプ懸濁液は、一つ以上の段階において他の態様で漂白することができ
る。本発明の好ましい一具体例によれば、前に記載した態様で前漂白されたパル
プは中濃度で過酸化物漂白剤で漂白され、その後の水素化ホウ素化合物で補強さ
れた過酸化物漂白段階は高いパルプ濃度で実施され、そしてさらに残存過酸化水
素のような残存過酸化物を含んでいる高パルプ濃度漂白段階からの使用済漂白液
はパルプリファイニングプロセスへ戻って放出され、そして例えば過酸化水素に
よる中濃度漂白段階を開始する直前のパルプと混合される。
【0031】
【利益】
記載した態様で、すなわち本発明に従ってメカニカルパルプおよびCTMPを
漂白することにより、85%ISOまでのパルプ白色度を得ることが可能である
。しかしながら通常3種類の漂白剤の使用は、通常1段階の1種類の漂白剤の慣
用の使用に比較して、全体で見て漂白プロセスのコストの増加へ導く。しかし市
場は記載した種類のパルプの増加した白色度、従ってそのようなパルプから製造
した紙の増加した白色度を常に求めていることを思い起こすべきである。この要
求は当然の結果として要求したものに対する実質的な費用を払う用意がある。
【0032】 漂白剤の実質的なコスト増加を招く本発明に従った方法においてたとえ3種類
の異なる漂白剤が使用されても、この漂白プロセスは中でも本発明の異なる段階
は低い固定費に関連している理由で全体で見て最もコスト効果的である。
【0033】
【最良の実施形態】
本発明を既に詳細に、そしてここで引用した他の二つの特許文献を参照して非
常に詳細に記載したので、一つだけの実施例が提供される。
【0034】 実施例1 再び参照するスウェーデン特許出願No.9900816−1の図1の概略図
に示されている態様でサーモメカニカルパルプが製造された。パルプ製造のため
の出発原料は新しい剥皮したスカンジナビア産トウヒ丸太であった。スラッシャ
ー直後の位置14そしてもっと正確にはポンプ(図示せず)に、60g/L濃度
の亜ジチオン酸ナトリウムを含む水溶液が、絶乾パルプトンあたり6kgの漂白
剤仕込みとなるように流れへ添加された。この位置におけるパルプ懸濁液の温度
は88℃であり、そのpH値は4.6であり、そしてそのパルプ濃度は3%であ
った。このような態様で前漂白されたパルプはスクリーニング部19でスクリー
ニングされ、アクセプトパルプ流およびリジェクトパルプ流が得られた。リジェ
クトパルプ流は上述の特許出願の図1に従って処理され、そして60g/Lの濃
度で亜ジチオン酸ナトリウムを含んでいる水溶液が、リジェクトパルプ流へスラ
ッシャー31直後に位置するポンプ(図示せず)中で、漂白剤仕込みが該位置に
おいて絶乾パルプトンあたり6kgであるように流れへ加えられた。該位置にお
いてパルプ懸濁液の温度は85℃,pH値は5.1およびパルプ濃度は3%であ
った。
【0035】 ディスクフィルター21上で、研究室へ送るためパルプが採取された。その位
置においてパルプ、すなわち前漂白されたパルプは71%ISOの白色度と、標
準的分析方法に従って測定し、マンガン(Mn)12.1ppm(mg/kg絶
乾パルプ)、鉄(Fe)11.2ppmおよび銅(Cu)3.8ppmの金属含
量を有していた。研究室へ到着したパルプはパルプ濃度35%へプレスされ、そ
の後冷貯蔵室に貯蔵された。
【0036】 このパルプについて研究室で4試験、一つは参照試験、三つは本発明に従った
方法をシミュレートする試験が実施された。
【0037】 試験の作業においてパルプは冷貯蔵室から取られ、試験毎に絶乾パルプとして
20gの仕込みに分割された。
【0038】 参照試験においては、パルプ20gが毛羽立つように手で細かくされた状態で
慣用の過酸化水素漂白へかけられた。その後パルプはプラスチック袋に入れられ
た。このプラスチック袋へ、絶乾パルプの4%の仕込みの過酸化水素と、絶乾パ
ルプの3.5%の仕込みの水酸化ナトリウムと、絶乾パルプの3.12%の仕込
みの水ガラス(ケイ酸ナトリウム)を含んでいる水溶液の一定量が添加された。
この水溶液の添加の後、プラスチック袋の中味すなわちパルプサンプルは、述べ
た量のパルプ中に薬品が均等に分布するように手でこねまぜされた。パルプへ薬
品を混合後のパルプ濃度は30%であった。その後プラスチック袋は中味と共に
75℃の温度の水浴中に90分間漬けられた。
【0039】 漂白はプラスチック袋を水浴から引上げることによって中断され、その中味は
ガラス容器へ移され、その中でパルプサンプルは脱イオン水でパルプ濃度0.6
%へ希釈された。硫酸水溶液も添加され、パルプ懸濁液のpH値を5へ低下させ
た。パルプサンプルの希釈の間および硫酸添加の前に、使用済漂白液の標本が採
取され、最終pHおよび残存過酸化水素の量が慣用の分析技術に従って決定され
た。SCAN−CM11:75に従って人手によりパルプのシートが作成され、
白色度がSCAN−P3.93の分析方法に従って決定された。この実施例中に
述べる白色度値のすべてはこの方法によって測定される。
【0040】 本発明に従った三つの漂白試験も絶乾パルプ20gについて行われた。
【0041】 Prと命名されたこれらの試験の一つにおいては、水素化ホウ素ナトリウムに
関し絶乾パルプの0.1%の量の商品Borolの形の水素化ホウ素ナトリウム
および水酸化ナトリウムと、絶乾パルプの1.55%の量の水酸化ナトリウムの
追加量と、絶乾パルプの3.12%の量の水ガラスを含んでいる水溶液がプラス
チック袋中のパルプサンプルへ添加された。人手のこねまぜによる薬品の完全な
分散の後、シールしたプラスチック袋は75℃に保持した前に述べた水浴中に入
れられた。2分後プラスチック袋を水浴から引上げて開き、絶乾パルプの4%の
量の過酸化水素と、絶乾パルプの1.55%の量の水酸化ナトリウムを含んでい
る水溶液が加えられた。プラスチック袋をシールし、再び前述した水浴へ入れ、
そこで90分間保持した。この試験においてもパルプサンプルの取扱いは前に記
載した態様で継続された。この試験の特徴的な事柄は、明らかにパルプの真の過
酸化水素漂白の前に水素化ホウ素ナトリウムが前処理段階においてパルプへ添加
されたことである。
【0042】 Psと命名された本発明に従った2番目の試験においては、参照試験で述べた
薬品のほかに、パルプへ水素化ホウ素ナトリウムの仕込みが絶乾パルプの0.1
%であるように商品Borolが供給された重要な違いをもって参照試験に従っ
て処理された。さらに水酸化ナトリウムの直接の仕込みは絶乾パルプの3.1%
へ減らされた。この試験の特徴的な事柄は、明らかに水素化ホウ素ナトリウムと
過酸化水素が同時にパルプへ添加されたことである。
【0043】 Peと命名された本発明に従った3番目の試験においては、パルプの過酸化水
素漂白の80分後プラスチック袋を水浴から引上げ、開いた重要な違いをもって
参照試験に従って処理された。この袋へ絶乾パルプの0.1%の量の水素化ホウ
素ナトリウムであるように商品Borolが添加され、さらにパルプ濃度を5%
へ減らすように脱イオン水が加えられた。パルプ懸濁液のpHを6.5〜7.0
の間へ減らすように硫酸も添加された。プラスチック袋はシールされ、薬品は人
手のこねまぜによってパルプサンプル中に均等化された。その後プラスチック袋
は水浴中に10分間再び入れられた。この試験においても水酸化ナトリウムの直
接仕込みは絶乾パルプの3.1%へ減らされた。この試験の特徴的な事柄は、水
素化ホウ素ナトリウムが過酸化水素漂白の終期に丁度添加されたことであった。
【0044】 試験パラメータおよび得られた結果は以下の表1から明瞭である。
【0045】 ──────────┬──────────────────────── パラメータおよび結果│ 試 験 ├─────┬─────┬─────┬────── │ 参照 │ Pr │ Ps │ Pe ──────────┼─────┼─────┼─────┼────── NaBH4 ,% │ 0 │ 0.1 │ 0.1 │ 0.1 Na2 SiO3 ,% │ 3.12│ 3.12│ 3.12│ 3.12 NaOH,% │ 3.5 │ 3.1 │ 3.1 │ 3.1 H2 2 ,% │ 4.0 │ 4.0 │ 4.0 │ 4.0 パルプ濃度,% │ 30 │ 30 │ 30 │ 30.5 温度,℃ │ 75 │ 75 │ 75 │ 75 時間,分 │ 90 │ 90 │ 90 │80+10 最終pH │ 9.16│ 9.17│ 9.37│ ─── H2 2 残存,% │ 0.56│ 1.00│ 0.60│ 1.12 白色度,%ISO │ 81.6│ 83.6│ 82.4│ 82.2 ──────────┴─────┴─────┴─────┴──────
【0046】 示すように、本発明に従って漂白されたパルプサンプルのすべては参照パルプ
より高い白色度を持っている。水素化ホウ素化合物によるパルプの独立した前処
理が使用された試験において、白色度の増加が特に著しく、正確には2%ISO
の増加である。
【0047】 さらに前漂白されたパルプがTMP工場から採取され、研究室へ運ばれた時、
第2のリファイナー段階直後の当初パルプの白色度は通常低く、これは他の状況
下でそうであるよりも低いパルプの最終白色度へ導くことが後で検証された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワン,シューユー カナダ国E3B 2Y1、ニューブランズ ウィック、フレーダリクトン、モンゴメリ ーストリート780、アパートメント208 Fターム(参考) 4L055 AA02 AC02 AC03 AD09 AD10 AD11 AD17 AD20 BB20 BB21 BB22 BB30 FA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が遊離された後に得られる前進するパルプ懸濁液が繊維が遊離された直後
    の位置において該パルプ懸濁液へ還元性漂白剤を添加することによって前漂白さ
    れ、そして該漂白は前記添加位置およびその直ぐ下流に関して高い温度および最
    小化された酸素アクセスの形において与えられた条件下で実施されることを含む
    メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプを漂白する方法であって、記載し
    た態様で前漂白されたパルプが、水素化ホウ素化合物で補強された酸化性漂白剤
    、好ましくは過酸化物漂白剤でパルプが漂白されることを含む少なくとも一つの
    更なる漂白処理にかけられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 水素ホウ素化合物がパルプへ添加され、そしてパルプが酸化性漂白剤で漂白さ
    れる前に前処理の形で短時間パルプと反応することが許容されることを特徴とす
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 水素化ホウ素化合物は過酸化物漂白処理の始めにパルプへ添加されることを特
    徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 水素化ホウ素化合物は過酸化物漂白処理の終りにパルプへ添加されることを特
    徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前漂白されたパルプは過酸化物漂白剤で、そしてその後水素化ホウ素化合物で
    補強された過酸化物漂白剤で漂白されることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかの方法。
  6. 【請求項6】 第1の過酸化物漂白段階は中程度パルプ濃度で実施され、第2の過酸化物漂白
    段階は高パルプ濃度において実施され、そして第2の漂白段階からの残存過酸化
    物を含んでいる使用済溶液は第1の漂白段階の前またはそれに関連して返還され
    、パルプ中に混合されることを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 水素化ホウ素化合物の完結として、パルプへアルカリ薬品、水ガラス(ケイ酸
    ナトリウム)およびマグネシウム化合物の少なくとも一つが放出されることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 過酸化物漂白剤の完結として、パルプへアルカリ薬品、水ガラス(ケイ酸ナト
    リウム)およびマグネシウム化合物の少なくとも一つが放出されることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 還元性漂白剤は亜ジチオン酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1の方
    法。
  10. 【請求項10】 水素化ホウ素化合物は水素化ホウ素ナトリウム、好ましくは商品Borolで
    あることを特徴とする請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 過酸化物漂白剤は過酸化水素であることを特徴とする請求項1ないし10のい
    ずれかの方法。
JP2001558530A 2000-02-11 2001-02-08 メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの漂白方法 Pending JP2003522846A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0000431-7 2000-02-11
SE0000431A SE515708C2 (sv) 2000-02-11 2000-02-11 Blekning av förblekt mekanisk massa med oxiderande blekmedel förstärkt med borhydrid
PCT/SE2001/000260 WO2001059205A1 (en) 2000-02-11 2001-02-08 Method for bleaching mechanical and chemithermomechanical pulp

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003522846A true JP2003522846A (ja) 2003-07-29

Family

ID=20278409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001558530A Pending JP2003522846A (ja) 2000-02-11 2001-02-08 メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの漂白方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20030121625A1 (ja)
EP (1) EP1266074B1 (ja)
JP (1) JP2003522846A (ja)
AT (1) ATE343674T1 (ja)
CA (1) CA2395824A1 (ja)
DE (1) DE60124081T2 (ja)
ES (1) ES2269348T3 (ja)
SE (1) SE515708C2 (ja)
WO (1) WO2001059205A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI121311B (fi) * 2005-05-03 2010-09-30 M Real Oyj Menetelmä paperin- ja kartonginvalmistukseen soveltuvan mekaanisen massan valmistamiseksi
US20100224333A1 (en) * 2009-03-09 2010-09-09 Prasad Duggirala Method and chemical composition to improve efficiency of mechanical pulp
US9932709B2 (en) 2013-03-15 2018-04-03 Ecolab Usa Inc. Processes and compositions for brightness improvement in paper production

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3100732A (en) * 1959-10-05 1963-08-13 Du Pont Process of bleaching wood pulp by combined treatment with peroxide and an alkali metal borohydride
CA1249402A (en) * 1984-12-21 1989-01-31 Pulp And Paper Research Institute Of Canada Multistage brightening of high yield and ultra high- yield wood pulps
JPH0197291A (ja) * 1987-10-05 1989-04-14 Fmc Corp 機械パルプの漂白方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2395824A1 (en) 2001-08-16
SE0000431L (sv) 2001-08-12
ATE343674T1 (de) 2006-11-15
EP1266074B1 (en) 2006-10-25
SE515708C2 (sv) 2001-10-01
EP1266074A1 (en) 2002-12-18
ES2269348T3 (es) 2007-04-01
WO2001059205A1 (en) 2001-08-16
DE60124081T2 (de) 2007-06-06
US20030121625A1 (en) 2003-07-03
DE60124081D1 (de) 2006-12-07
SE0000431D0 (sv) 2000-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6743332B2 (en) High temperature peroxide bleaching of mechanical pulps
FI63607C (fi) Foerfarande foer framstaellning av cellulosamassor i utbytesomraodet 65-95 %
US4599138A (en) Process for pretreating particulate lignocellulosic material to remove heavy metals
US8216423B2 (en) Multi-stage AP mechanical pulping with refiner blow line treatment
US6881299B2 (en) Refiner bleaching with magnesium oxide and hydrogen peroxide
US4160693A (en) Process for the bleaching of cellulose pulp
RU2530386C2 (ru) Способ и химическая композиция для повышения эффективности получения механической волокнистой массы
US4838995A (en) Process for bleaching cellulose pulp, a plant for preforming said process, and a screw press for use with said process and plant
US20100186910A1 (en) Four stage alkaline peroxide mechanical pulpings
US4689117A (en) Thermomechanical digestion process for enhancing the brightness of cellulose pulp using bleachants
JP4465572B2 (ja) 漂白したメカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの製造方法
JP2003522846A (ja) メカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの漂白方法
JP4580343B2 (ja) リファイナーブローライン処理を伴うアルカリ過酸化物を用いた多段階メカニカルパルプ化方法
JPH0114357B2 (ja)
JPH0114358B2 (ja)
JPH08260370A (ja) リグノセルロース物質の漂白方法
Karlsson et al. Strategies to reduce heat-induced darkening for enhanced bleachability of mechanical pulps
EP2438235A1 (en) Process for producing mechanical pulp