JPS63502744A - パレット、ベ−ス部材とこれに用いるチュ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パレット、ベース部材とこれに用いるチューブ本発明は、２つまたはそれ以上の ベース部材を備えているパレットに関する。これらベース部材は、上側の荷重を 支持する水平面から僅かに距離をおいて一連の穴を備えている。穴には横断部材 すなわちチューブが摩擦に加わった状態で挿入され、ベース部材を一体化してパ ンツ）ｔ［成するようになっている。チューブはベース部材に対し特に固定する 必要はなく、摩擦といわゆる”引出し効果”によりチューブは所定位置に保持さ れるが、この摩擦はパレットに荷重が加わるとかなり大きくなる。

しかしながら本発明に係るパレットのベース部材は、適当な材料のボード（合板 、ベニヤ板等）を例えば接着する等してベース部材の上側水平面に取シ付けて互 いに一体化することもできる。この場合、前述した穴は必要でなくまた使用され ない。このボードは荷重支持面を形成している。チューブを用いてベース部材を 一体化する場合、パレットの荷重支持部分はチューブの上側部分とベース部材の 上側表面とを組み合わせたものからできあがっている。運送される物品の寸法を 考慮してみてもし必要があれば、パレットはペース部材上に１枚のボードをまた はベース部材間に複数枚のボードを設置することもできる。こうしたボードは平 坦で連続する荷重支持面を形成している。

前述した形式のパレットは、参考例として本明細書中に引用されているｗｏ　、 ００．、、．１．（ＰＣＴ／Ｓ　Ｅ８５１００３４６）の主要事項である。

この特許の目的は、フォークを用いて四方の側面から取シ扱うことのできるパレ ットを得ることにある。

パレットは少なくとも２つのベース部材を備えていて、またベース部材の上側荷 重支持表面の付近には穴が設けられ、従来の７オークリフト・トラックのフォー クを受け入れるようになった開口を下部に備えている。

このパレットは非常に重量が軽く、安価であり、様々な用途に柔軟に適用するこ とができ、しかも分離した部品の形にして株督しておけるため保管時にかさばら ない利点がある。必要とあらば、このパレットは使用後に燃やして廃棄すること ができ、また燃やす際に毒性のガスやその他の汚染ガスが発生することはない。

このパレットはフォークリフト・トラックを用いて四方の側面から取り扱いそし て運搬することができる。

フォークは２つの側面からチューブの下側に挿入することができ、また残りの２ つの側面からベース部材に設けである凹所を通じて挿入することができ、物品の 合理的な取り扱い並びに保管を行なうことができる。

本発明に係るパレットのベース部材は、大量に作る場合に非常に安くできる前述 した周知のものとは異なり、充分な荷重支持能力を備えている割には非常に軽量 で、しかも現在必要とされているすべての条件を満足させることができる。

従って、本発明はベース部材と好ましくはこのベース部材に直交するチューブと を有するパレット、とりわけ使い捨て可能なパレットに関係している。このパレ ットは、接着剤が被覆されていて好ましくはベース部材の長さに幅がほぼ等しい ウェブ材料を好ましくは矩形の断面を備えた第１のスピンドルの廻りに巻き付け ることによって作られたベース部材を有していて、前記第１のスぎンドルの丈は チューブの直径または丈に相当し、またその幅がベース部材にとって必要な幅に 一致しており、所定回数の巻き付けによυ必要とされる構造上の安定性を第１の ボビンの成形体に与えるようになっていて、またこれに後続して第２のスピンド ルは第１のボビンの下側で当該第１のボビンの下側表面に接触した状態に配置さ れて用いられ、当該第２のスピンドルの寸法はこの第２のスピンドルが前記第１ のボビンを伴った状態でベース部材の所望の内側寸法にほぼ一致するように決め られており、また接着剤の表面被覆を持つウェブ材料はこの第１のボビンと第２ のスピンドルが形作る構造体の廻シに必要とする構造安定性の得られる回数にわ たって巻き付けられ、この第１のボビンを取り囲む第２のボビンを形成し、その 後にウェブを切断してスピンドルを取り外し、またフォークリフト・トラックの フォーク用の開口を前記第２のボビンに形成し、そして前記チューブ用の穴が第 １のボビンと第２のボビンの向かい合っている２つの垂直な壁を通して形成され ることを特徴としている。

図面に示した特殊な実施例に基づいて以下に本発明の詳細な説明する。

第１図は、３つのベース部材と７つのチューブからなる本発明に係るパレットヲ 示す斜視図である。

第２図は、本発明に係る仕上がっているベース部材の端面図である。

第６図は、フォークリフト・トラックのフォークに用いる開口を形成する以前の 、すでに巷き上がっているベース部材を示す斜視図である。

第４図は、第３図のベース部材に開口を形成するためのＨ形の切込みを入れた状 態を示す斜視図である。

第５図は、左側にあるフォーク用の開口を設ける位置で、第４図に示した切込み が形成する接着用の切片を折り凹げつつある状態を示す斜視図である。

第６図は、フォーク用の開口のできあがったベース部材を見た断面図にして、第 ６図に示した接着用の切片の位置にはベース部材の下側の接着用切片下部にベー ス部材の全長に沿って延びる強靭な引っ張りに対し抵抗力のある帯を示している 。

第７ａ図と第７ｂ図は、それぞれ円形断面および矩形断面のスぎンドルに巻き付 けて作られたチューブ全端面から見た斜視図である。

第８図は、ベース部材の変更例を示す斜視図にして、この例では折回げ用の切片 を残さないで開口用に矩形の穴が開けられている。

本発明に係るパレットヲ構成するためのベース部材と、好ましくはチューブとは 、ウェブ材料、例えばカートンやペーパー等の好ましくは繊維質材料から作られ ている。

好ましいウェブ材料は約０．２から１．０ミリの範囲の厚み、とシわけ約０．３ から０．５　ミＩＪの厚みを備えているポリエチレン被覆カートン、折重ねカー トンまたはこれらに類似する材料であるが必ずしもこうした材料に限定されるも のではない。他のウェブ材料はこの分野の専門家にとって明らかである。そうし た材料は折り凹げた９接着することができなくてはならない。また少なくともあ る程度の湿りに対する抵抗力を備えている必要がある。

本発明に係るパレット用のベース部材は、以下に詳細に説明する方法によシ製作 される。ウェブ材料はそれ自体周知の方法によりスぎンドルの廻シに巻き付られ る。好ましくはベース部材の長さに等しい幅を持つウェブ材料は、少なくとも一 方の側に接着剤が被覆され、（図面には示されていない）好ましくは矩形の断面 をした第１のスピンドルの廻りに巻き付けられ、スぎンドルの断面と同じ矩形の 断面形をしたチューブ状の第１のボビン９（嬉２図参照）を形成するようになっ ている。ボビ／９の内側の高さすなわち第１のスピンドルの丈は、ベース部材１ ，２および３を互いに連結するチューブ４の外径すなわち丈に等しいのが好まし い。ボビン９の外側の幅は必要とされるベース部材の内側の幅に等しくされてい る。ボビン９に巻き付られる巻き回数は、ベース部材にめられるまたはベース部 材にとって望ましい構造上の剛性に応じて設定される。

次いで（図面には示されていない）第２のスピンドルが、第２図から明らかなよ うに、完成された第１のボビン９の下側表面に接触した状態に設置される。第２ のスピンドルの寸法は、第１のがビン９を伴ってベース部材の内側の断面寸法を 事実上形作るように決められている。次いで第２のボビン１０が、第２のスピン ドルと第１のボビン９とで構成された構造体の廻シにウェブ材料を巻き付けて形 成されていく。第２のボビン１０の巻き付は回数は、ベース部材に必要とされる またはベース部材にとって望ましい構造上の剛性に合せて決められている。

第１のボビン９とこの第１のボビンの３つの表面に接してこれを緊密に取り囲ん でいる第２のボビン１０とは、お互いに非常に強力な一体化されたラミネート構 造体を構成していることが明らかである。

入される開口６が前記第２のボビン１０に形成される。

さらにチューブ４に用いられる穴８が、ボビン９と１０の向かい合った縦壁部分 の両者を通じて開けられる。

第１のボビン９は通常２から４ミリの範囲内の壁厚となる回数でウェブ材料を巻 き付けであるのに対し、第２のボビン１０は壁厚が６から５ミリとなる回数でウ ェブ材料が巻き付けられている。大きな荷重を負担するにはこれよりも厚くする 必要がある。

前述した好ましいウェブ材料を使用する場合には、第１のだビン９は４から８巻 きからなシ、第２のボビン１０は６から１２巻きとなっている。

好ましい実施例によれば、フォークリフト・トラックのフォークに用いられる開 口６が開口を予定されている位置にほぼＨ形の切込み１１（第４図）ｔ−入れる ことによシ形成される。そして各月の接着用の切片１２ａと１２ｂ、１３ａと１ ３ｂ（第４図および第５図）を内向きに折り曲げ互いに接着するようになってい る。こうしてフォーク用の２つの矩形の開口６（第１図）がベース部材１，２お よび３に形成される。この開口６内にある上側の対の接着用の切片１２ａと１２ ｂはベース部材を通り抜ける開口６の”屋根″を形成している。また第２の下側 の対の接着用の切片１３ａと１３ｂは、ベース部材の下側表面とほぼ同じレベル に帯状梁７（第６図）を形成している。この梁７は開口の底の面となっている。

第３図は、第２のボビン１０にＨ形の切込みを入れる以前のベース部材、すなわ ち巻き上がった状態にあって内側の下側表面に帯状梁１４が取り付けられている ベース部材を示している。第４図にはＨ形の切込み１１が実線で示されているの に対し、接着用の切片１２ｂと１３ｂのだめの折目線は点線が示している。

第５図は、当該第５図の左側の開口６の位置で接着用の切片１２ｂと１３ｂを折 シ日げつつある状態を示している。

第１図、第２図および第６図は、それぞれでき上がったベース部材の斜視図と断 面図である。

ベース部材を連結するチューブ４は、同じウェブ材料を用いベース部材と同一の 方法により巻き付けて作ることができる。必要な強度を得る上から、ウェブ材料 を５から１０回あるいはそれ以上の回数巻き付けることができる。チューブは円 形または矩形の断面にすることができる。

もちろんのこと、ベース部材を互いに連結するのに様々な従来形式のチューブや これに類似する任意の断面を持つ手段、その他の形式の材料を用いることもでき る。

ボビン９と１０を作るのに用いたスピンドル（およびチューブを作るのに用いた スピンドル）は、巻き付は作業を終えた後に当該スピンドルを取り外し易くする だめに簡単に引き延ばせるものが適している。

チューブ４のための穴とＨ形の切込みは、例えばプレスしたり、切断したりある いは丸鋸を用いる様々な方法で開けることができる。また非常に高圧のジェット 水を用いて切込みを形成することもできる。

他の実施例によれば、前述したＨ形の切込みは形成されず、接着用の切片を作ら ないで第８図に示すように第２のボビン１０の壁に開口６が作られる。この実施 例のものは、主に軽量用のパレットに適している。

この実施例のものは前の実施例のものよシも幾分安価であることがはっきりして いる。

ただしこの第２の実施例によれば、省略された接着用の切片１２ａ、１２ｂ、１ ３＆および１３ｂの役割を補い補強するために巻き回数が増やされる。

ベース部材１，２．３ｅさらに強化するために、ベース部材の長さを当該ベース 部材の完成品に必要な長さよりも幾分長くしておき、第１図に示すようにベース 部材の端部の空間内に折り込まれる折回げ用切片５を切シ出すこともできる。

ベース部材１，２．３の強度を高めるために、ベース部材に用いたものと同じ材 料かまだは類似する材料からできている好ましくは強靭な引つ張シに対し抵抗力 のある帯１４を、第２図と第６図に示すように第２のボビン１０の内側の水平な 下部表面の沿いベース部材の全長にわたって接着することができる。この帯１４ の幅は、ベース部材の内側の幅にほぼ等しくするのがよい。

第２図のベース部材にＨ形の切込みを入れる場合、接着用の切片１３ａと１３ｂ ’を内向きに折り曲げて好ましくは帯１４と共に互いに接着し、第６図に示した 構造の梁７を得ることができる。

本発明によるパレットは、寸法を広範囲に変えることができる。商業上の理由に よυペース部材の長さは通常では現行の規格、すなわち１．２メートルに合わせ られ、またチューブも（欧州規格）０．８メートルに合うようにされる。これら 寸法は変えることができる。

現行の規格によると、開口の高さは床から上方に約９センチ必要とされる。ベー ス部材の幅は必要とされる荷重支持能力に合わせて広範囲に変えることができる 。

ただしこの櫂は通常５から１０センチの範囲内にある。

横断部材すなわちチューブは、好ましくは約４０から５０　ミＩＪの外径を備え ている。この寸法範囲は、与えられた材料量に対し最大の強度を発揮することが 判明している。

急運な接着を行なえる様々な接着剤が市販されている。熱可塑性接着剤には、例 えばキレート生成物質によシ適当に効果を高められるエマルジョン状のもの、あ るいはホントメルト形式のものを使用することができる。

床まだは地面に当たるベース部材の下側表面には、必要に応じて摩耗に対し抵抗 力のある表面被覆材を取シ付けることができる。そうした破覆には、ベース部材 に用いたラミネート層の残シものや加熱溶融法またはこれに類似する方法で下側 表面に貼り付られた厚いポリエチレン層のように様々な材料を用いて作ルコトが できる。

本発明はここまで特殊な実施例に基づいて説明してきたが、発明の原理から逸脱 しないで前述のベース部材を修正できることが明らかである。そうした修正は、 先の教示事項並びに説明および添付図面に基づけば当業者には明らかである。

従って本発明は前述した特定の実施例に限定されることはなく、請求の範囲内に おいて様々に変更することができる。

国際調査報告 ＋ｎ＋ｅｎｖｂａｅ＋、ＡＨ１１１ｅｌ＋１゜１、。ＰＣ丁／ＳＥ８７１０００ ２１

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ベース部材（１−３）とこのベース部材に直交する横断部材すなわちチュー ブ（４）とを有するパレツト、とりわけ使い捨て可能なパレツトにおいて、当該 パレツトは、接着剤の表面被覆を持ち幅が好ましくはベース部材の長さにほぼ等 しいウエブ材料を好ましくは矩形の断面を備えた第１のスピンドルの廻りに巻き 付けることによつて作られたベース部材（１−３）を有していて、前記第１のス ピンドルの丈はチユーブ（４）の直径または丈に相当し、またその幅がベース部 材にとつて必要な幅に一致しており、前記巻き付け作業は必要とされる構造強度 に見合う回数にわたり行なわれて第１のボビン（９）を形成するもので、またこ れに後続して第２のスピンドルは第１のボビン（９）の下側表面に接触した状態 に配置されて用いられ、当該第２のスピンドルの寸法はこの第２のスピンドルが 前記第１のボビン（９）を伴つた状態でベース部材の内側断面寸法にほぼ一致す るように決められており、また接着剤の表面被覆を持つウエブ材料はこの第１の ボビン（９）と第２のスピンドルが形作る構造体の廻りに必要とする構造強度の 得られる回数にわたつて巻き付けられ、この第１のボビン（９）を取り囲む第２ のボビン（１０）を形成し、その後にウエブを切断してスピンドルを取り外し、 また必要に応じてフオークリフト・トラツクのフオーク用の開口（６）を前記第 ２のボビン（１０）に形成し、そして前記横断部材すなわちチユーブ（４）用の 穴（８）が一体化された第１のボビン（９）と第２のボビン（１０）の向かい合 つている２つの垂直な共通する壁を通して形成されることを特徴とするパレツト 。
2. ２．前記開口（６）は、フオークリフト・トラツクのフオークに使われる開口の 予定される位置にほぼＨ形をした対の切込み（１１）を入れ、次いででき上つた 接着用の切片（１２ａ，ｂおよび１３ａ，ｂ）の組を内向きに折り曲げて互いに 接着することにより形成されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のパレ ツト。
3. ３．ベース部材（１，２，３）は内側の下側表面に強靱な引つ張りに対し抵抗力 がある材料からできていて当該下側表面に接着された帯状梁（１４）を備えてお り、この帯状梁はベース部材の全長にわたり接着用の切片（１３ａ，１３ｂ）の 下側に延びていて、この帯の幅が好ましくはベース部材の内側の幅に等しいこと を特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載のパレツト。
4. ４．パレツトが０．２から１．０ミリ、とりわけ０．３から０．５ミリの範囲内 の厚みを備えたウエブ材料から作られていることを特徴とする請求の範囲第１項 、第２項または第３項に記載のパレツト。
5. ５．ウエブ材料が、ポリエチレン被覆カートン、折重ねカートン、ペーパーまた は類似の繊維質材料からできていることを特徴とする請求の範囲第１項から第４ 項のいずれか一つの項に記載のパレツト。
6. ６．ウェブ材料の表面に塗布されまた切片（１２ａと１２ｂ，１３ａと１３ｂ） を接着するのに使用した接着剤が、必要に応じてキレート生成物質により作用が 促進されるエマルジョン接着剤のような熱可塑性接着剤であることを特徴とする 請求の範囲第１項から第５項のいずれか一つの項に記載のパレツト。
7. ７．前記第１のボビン（９）は０．３から０．５ミリの範囲の厚みのあるカート ンを４から８巻き備えており、また第２のボビン（１０）は６から１２巻きでで きていることを特徴とする請求の範囲第１項から第６項のいずれか一つの項に記 載のパレツト。
8. ８．前記ウエブ材料をスピンドルの廻りに巻き付けて作られた横断部材すなわち チユーブ（４）を有していることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項のい ずれか一つの項に記載のパレツト。
9. ９．請求の範囲第１項から第６項のいずれか一つの項に特定されているようにし て作られたベース部材。