JPS63502175A - パレタイズド積荷を特に高速移送する荷物移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パレタイズド積荷を特に高速移送する荷物移送装置本発明は、荷物の移送、つま り積み換えすること、特に道路車両で輸送されるパレタイズド積荷を高速移送す ることに関する。

パレタイズド積荷、つまり一般には木で作られ“パレット”と呼ばれているトレ イの上に積み上げられた荷物を移送する必要性はますます増大している。すなわ ち、荷積み、荷下ろし作業はますます短い時間で行わなければならず、一方移送 するその荷物は大きくなっている（例えば、１５〜２０トン）。さらに、そのよ うな作業に要する時間を短縮するとともにパレット上の高度に集積された荷物を 高速で扱うことに伴う危険を回避するために、荷積みおよび荷下ろし作業のうち の可能な限り大きな部分を自動的に行うことのできる荷物移送装置を開発するこ とが望まれている。

そのような性能がよいものとして開発された従来の装置は一般には荷扱い用プラ ントフオームに設置された長い上部構造から成り、この上部構造は、全体的な移 送方向に伸びており、そして組み込まれた走行機構によって歯が荷物を高速で移 送できるように、上記上部構造に対してその歯を引き上げたりあるいは引き下げ たりするリフト機構とともに、その方向に実質上平行な複数の歯をもった移動性 アセンブリを支持している。

そのような装置の適切な例は、ヨーロッパ特許出願筒０１０３９９９号またはフ ランス特許第２２１９０９４号に示されている。

一般に、その上をあるいはそれから荷物が移送される床面には案内設備が設けら れている。例えば、上記ヨーロッパ特許出願にあっても車両の床面には移動性ア センブリの歯がスライドする長手方向に伸びた軌道が設けられている。

一方、上記フランス特許ではコンテナの底部に同様の機構が設けられており、断 面が鋸歯状の床面が突起部を構成している。

このような装置では、移送作業を行う場合、より具体的に言えば積み換えにおけ る荷積みを行う場合、車両あるいはコンテナにパレタイズド積荷を案内すること がまだ必要である。実際に、車両が移送装置に対し完全に整列した位置に来るこ とはなく、したがって、移送距離は増大し続けており　（例えば、１５メートル まで）、わずかな角度でも整列位置から外れると、荷積みに重大な結果をもたら すことがあり、そのようなリスクは移送作業を自動化しようとする場合許容でき ない。

そのような案内設備が存在すると当然ながらいくつかの欠点がある。つまり、そ のような設備は車両の各タイプに適するものでなければならないか、あるいはそ うでなければそのような設備は車両の製造の段階で設けなければならないため、 特別仕様でない車両あるいはコンテナ、すなわち、通常の平らな底部をもった車 両あるいはコンテナを利用することは困難であるかあるいはほとんど不可能とな る。

米国特許第３７２７７７７号には、移動性上部構造の上を移動する走行アセンブ リから成り、その上部構造はそのコーナに設置されている四つのホイールによっ て二つの横方向レール上に支持されている荷物移送装置が記述されている。

二つの電気クラッチによって二対のホイールの一方あるいは他方を動かすことが でき、それによって上部構造は車両に対しわずかな程度だが中心にくるようにす ることができる。しかしながら、力の長手方向の成分はホイール軸に直接かかる ため、上述のようなシステムの実用上の利益はがなり低減される。

荷物捕捉作業を促進するために他のシステムも提案されているが、それらは可撓 性ビームを構成する構造を利用しており、走行要素と気体圧利用リフト機構とを 結合させている。このようなタイプの装置は、例えば、フランス特許第２　（１ ４３ｓｔｓ号に開示されている。しかし、横方向の位置決めおよび整列の精確度 が十分でなく、かかるタイプの装置は比較的重量のあるパレタイズド積荷を高速 で移送するには不適当である。

フランス特許第２１２８２８１号には貯蔵棚の出し入れを自動化するシステムが 記述されている。組み合わされた床面と協動する信号エミッタが運搬用プレート を正しく位置決めする働きをしている。この特許は荷物移送作業を自動化するた めの自動位置決めの興味ある例を示しているが、荷扱い用プラントフオームに設 置され、歯を設けた移動性アセンブリを支持する長い上部構造を用いていかに高 速で荷物を移送するかについては何ら教えることがない。

本発明の主目的は、輸送用構造物（道路車両、コンテナ、ｅｔｃ、）の床面に案 内設備を何ら設ける必要なく、そのため特別仕様でないいずれの構造物について も使用可能な移送装置を提供することである。

本発明の別の目的は、荷積み、荷下ろし作業の所要時間に関し、さらに移送する 荷物の重量上限に関し性能がすぐれている装置を提供することである。

本発明の別の目的は、多段調整が可能で、運転者が長時間かけて運転操作をきち んとするのを要求するなどして移送作業に要する時間を無駄にすることなく、そ していつでもそのような運転操作をきちんとする期間中一定の精確度を要求する だけで本発明を非常に広い範囲のタイプの車両に適用可能とする機構を提供する ことである。

本発明の別の目的は、自動制御に容易に適合できる装置を提供することである。

本発明は、より詳細には荷物移送装置、特に道路車両で輸送されるパレタイズド 積荷を移送するための装置であって、荷扱い用プラントフオームに配置された長 い上部構造から成り、該上部構造は荷物移送の全体的方向に伸びていて、その方 向に実質上平行な複数の歯を持った移動性アセンブリを支持しており、該歯は組 み込まれた走行機構によって荷物の急速移送を行うものであって、その装置の特 徴とする点は、車両に対する前記上部構造の整列状態を確認するための、前記上 部構造に支持された照準機構、荷扱い用プラントフオームに対する横方向の移動 によって前記上部構造の整列状態を修正するための、該上部構造の各端の近傍に 配置された調整機構、およびピボットおよび組み込まれた横方向案内要素から成 る上記上部構造と荷扱い用プラントフオームとの間の接続機構を包含し、該接続 機構によって前記上部構造がその平面内を横方向に移動できおよび／または回転 でき、前記の照準、調整、そして接続の各機構によって、車両の床に設けられる べき案内設備を何ら必要とせずに、移送荷物の正確な位置決めが確保されること である。

好ましくは、前記照準機構は、光線の照射を行う少なくとも一つの要素、好まし くはレーザ要素を、光線の軌跡が車両の向こう端まで位置付けられるようにする 組合わされた前方、後方の照準口とともに備えている。特に、本発明にかかる装 置は、上部構造の各端に取り付けられ、そして二つの基準点を与えるためにそれ らの頂部アングルの゛近傍に照準機構を備えている前面、後面のゲイトフレーム を備えていてもよい。二つのサイドロールはフロントゲイトのフレームと同じ高 さであり、必要により、前記ゲイトフレームを通過するパレタイズド積荷を再び 中心に持ち来すに適する距離だけ離れていてもよい。

簡明で信頼性のおける配置例によれば、上部構造の整列を正す調整機構は上部構 造その一方の側にあってそれぞれの端の近傍に配置された二つのサイドジャフキ によって本質的に構成されている。特に各ジヤツキの本体は、荷扱い用プラント フオームに固定されたソールプレートにヒンジ止めされており、ヒンジ軸は本質 的に垂直であって該ジヤツキのロッドは上部構造に接続すれている。

好ましくは、ピボットは上部構造の下側（あるいは荷扱いプラントフオーム）の 中間部分に取り付けられており、該ピボットは前記プラントフオーム（あるいは 場合によっては前記上部構造の下側）に固定された横方向スロ７）内を移動でき 、このため該ピボットは長手方向には停止作用を及ぼし、横方向の移動および垂 直方向にはある程度の自由度を許容している。その変更例にあっては、前記ピボ ットは入れ子穴になっており木質的に垂直の方向に配備可能作業の適合性および 正確性をさらに改善するためには、本発明にかかる装置は、さらに、車両床に対 する前記上部構造の高さを調節するために該上部構造の周縁部と実質上同じ高さ に配置された調節機構を、ｈく伸びた上部構造の下側に配置された所望の中間荷 重支持上部構造とともに備えていて、荷扱い用プラットフォームに対して本質的 に垂直方向に上部構造を移動させ、そして高さ調節機構の通用点をその長さに沿 って適宜設けており、好ましくはこの高さ調節機構は入れ子穴の流体圧ジヤツキ あるいは電気制御式ねしジヤツキである。

適切な案内に組み込まれた良好な干渉（ｃｏｈｅｒｅｎｃｅ）を各端を連結でき るようにし、特にこれらのロック機構は多関節フックであり、好ましくは流体圧 駆動装置によって制御され、そしてそれらのフックは上部構造に本質的に平行な 面内を移動でき、また対になった歯をロックする作用を行う。

好ましくは、ホイールは上部構造の下側（または荷扱い用プラントフオーム上） に取り付けられ、これらのホイールは前記プラントフオーム（または場合によっ ては前記上部構造の下側）に設けられた剛性ある横方向通路に沿って走行する。

本発明の装置が車両の床への乗換貫通路（ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎｇａｎｇｗａｙ ）を設けるべく上部構造の前面にピボット状に取り付けられたゲイトを包含する こともまた利益的である。

本発明の他の特徴および利点は、特定の態様に関する以下の説明および添付の図 面からも、また図面を参照することによっても一層明らかであると思われる。

第１図は、パレタイズド積荷を略式で示す道路車両に積み込む用意の出来た本発 明にかかる移送装置の立面図：第２図は、第１図の装置を使った積み込み作業を 示す、背後から見た斜視図； 第３図は、第１図の装置の平面図； 第４図および第５図は、同装置のそれぞれ後ろおよび前の部分の拡大立面図： 第、６ａ図、第６ｂ図、および第６ｃ図は、中心ビボントのそれぞれ異なる態様 を示し、第６ｃ図はその高さを調節するジヤツキを組み込んだ中間荷重支持上部 構造を示す説明図； 第７図および第８図は、流体圧制御の多関節リフト機構を備えた歯の移動性アセ ンブリのそれぞれ部分立面図および部分平面図；および 第９図および第１１図は、前記リフト機構が膨らませ式である別懇様の歯の断面 図である。

第１図および第２図は、道路車両によって輸送されるパレタイズド積荷を速やか に積み換え移送するのに特に有用な、本発明にかかる荷物移送装置の全体的構造 を示す。なお、本明細書において陸上輸送は例として挙げただけであり、本発明 は、コンテナの内部に荷を積み込むのにも等しく適用され、さらには、例えば鉄 道、海上または航空輸送など他の形態の輸送における荷の積み込みにも同様に適 用可能である。

本発明にかかる移送装置１は、荷積み込み用あるいは荷扱い用プラントフオーム と呼ぶプラントフオーム３の上に配置された長く伸びた上部構造４から構成され る。この長い上部構造は全体的な移送方向に伸びており、この移送方を支持して いる。以下に詳述するリフト機構は前記上部横めに設けられているが、それによ ってそれに連動した走行機構によって荷物を速やかに移送するのに使用できる。

本発明の本質的な特徴によれば、移送装置１には、荷扱い用プラントフオーム近 傍ににその背後が持ち来される車両６に対し前記上部構造４が整列しているかど うかを監視する照準機構が上記上部構造４に支持されて設けられている。本発明 にかかる装置は、また上部構造とプラントフオームとの間の接続機構とともに上 部構造４の各端に近接して配置された調整機構を備えており、上部構造４を荷扱 い用プラントフオームの横方向に寄せることにより該上部構造の整列を正すので ある。この接続機構が設けられているため上部構造はその平面内で横方向に動く こともおよび／または所望により回転することもできるのである。

これらの照準機構、調節機構および接続機構については後で詳述するが、すでに 全く明らかなように、これらの各種機構は移送される荷物を正確に位置決めする のに使用することができ、車両の床にどのような案内装置をも設ける必要がない 、つまり、いずれの形式のどの移送構造をも利用できるのであって、特に荷物を 載せる床面が慣用のように平らな道路車両を使用することができる。

ここで、照準機構、調整機構および真ん中の接続機構を拡大して説明する第３図 ないし第５図さらには第６ａ図を参照してそれらについてさらに詳述する。

れ、それは好ましくはレーザ要素である。二つのゲートフレーム７．８が、特に 照準機構を支持するために、上部構造４の前面および後ろにそれぞれ取り付けら れている。各位置決めレーザ装置９はこのように各コーナの近傍にあって背後の ゲートフレーム８の頂部に設けられており、そして前面および背後の照準口１０ ．１１は車両１３の向こうの端にまで光線１２の軌跡を位置付けるために用いら れる。このような構成により二つの基準点が得られ、それによって荷物輸送装置 を車両の長手方向に沿って正確に整列できる。当然ながら他の形式の照準機構を 使用することも可能であるが、その正確さおよび使用の容易さの点から位置決め レーザを使用することが好ましい。

上部構造の位置決めが正しくないことが、上述の照準機構によって、検知される と、荷積みあるいは荷下ろし作業を進める前に必要な修正をできることが必要で ある。

このためには、前記プラットフォームに横断方向に設けられている剛性で一体化 したスラスト軌道１５を走行する車輪１４を介してプラットフォーム３の上に置 かれている上部構造４は横方向の移動に関してはある程度の自由度をもっている のが望ましい。当然ながら、それらのホイールはプラントフオーム３に置かれて もよく、また剛性スラスト軌道はポール・プレートタイプの取り付けによって上 部構造４に取り付けられてもよい。

しかし、プラットフォーム３に対する上部構造４の自由度は、上部構造の下側に 取り付けられている中心ピボット１６によってこの場合には構成されている接続 部および接続機構が存在するため制限される。前記ピボットはプラットフォーム に固定されている横方向のスロット１７内を移動でき、これにより上部構造が長 手方向に移動するのを阻止するが、横方向の移動、その平面内の回転さらには垂 直方向の立ち上がりの自由度は認められている。ここでもまた、第６ｂ図に示す ように、プラントフオームにピボットを取り付けることによりおよび上部構造の 下側に案内スロットを固定することにより逆の配置が行われてもよい。第６ａ図 は他の図面に表わされた態様を示す。別の可能な態様によれば、ピボットを上部 構造の前面に設け、それに組み合わせたハウジングに受け入れてこの上部構造を 横方向に動かすことなくその平面内で回転できるようにしてもよい。

前記調整機構は、第３図から最も良（分かるように、車両に対する上部構造の整 列を正す作用をする。この図示例にあっては、上部構造の同じ側にあってそれぞ れの端の近傍に配置された二つのサイドジヤツキ１８によってそれらは本質的に 構成されている。好ましくは、各ジヤツキの本体１９は荷扱い用プラットフォー ムに固定されたソールプレート２１にヒンジ止めされており、そのヒンジ軸は実 質上垂直であり、前記ジヤツキのロッド２０はその底部の一点（図示せず）で上 部構造に接続されている。

前述の照準機構の助けによって、上部構造の整列状態が調整されると、加えられ た力の長手方向の成分は中央ピボット１６によって受け止められ、そのため中央 ピボットは横方向スロット１７の二つの面の一方あるいは他方に当接する。

このことは上部構造のあらゆる位置で起こり、そのため位置決めを行う二つのサ イドジヤツキ１８を制御するだけで整列状態の特に精確な調節が可能となる。照 準機構を使って監視されるこのような横方向調整の可能性は実用上優れた利益を もたらす６すなわち、車両の運転者は平均的な正確さで車両を後退させるだけで よく、必要な整列は車両に対する上部構造の相対的位置を修正することにより回 復される。このような整列は、積載あるいは荷下ろし作業が適切に行われるため の当然ながら必要条件である。

荷物を移送する場合にあって、歯をもった移動性アセンブリを使用するという考 えは比較的慣用的であるので、その各要素については極く簡単にのべるだけとす る。移送用の歯５はフォーク状に配置されており、リアドライブ式のキャリジ２ ２は上部構造４に組込まれた軌道に沿って走行でき、そしてそれに組み込まれた チェイン２３によって、好ましくは共通の横軸に取り付けられることによって駆 動される。歯５はその長さ全体にわたって設けられており、走行機構によってそ れらは荷物移送方向に平行な方向に容易に移動させられる。これらの走行機構は 全体がリフト機構に組み込まれており、後で第７図ないし第１０図を参照しなか 引き下げされたりできる。

さらに、移動性アセンブリの少なくともい（つかの歯の先端の近傍にはそれらの 歯の二つの隣接端を連結するために、ロック機構が設けられるのがよい。このロ ック機構はアッセンブリの適度な干渉（ｃｏｈｅｒｅｎｃｅ）および歯の適切な 前方真向を確実にするものであり、それらはこの場合複動流体圧駆動機構２５に よって制御されるのが好ましい多関節フック２４によって構成される。これらの フックは歯の下側に設けられており、上部構造に本質的に平行な面内を移動でき 、これによってこれらも部材が移送作業中に上部構造の一部に接触する危険を回 避するのである。好ましくは電気接触器をもうけることにより、歯が確かにロッ クされたことを中央コンソール４６（第２図参照）に表示するようにする。

また、上部構造の実質上周縁部に配置した調節機構を設けることによりさらに上 部構造の位置調節を行ってもよい。

これは車両床に対して前記上部構造の高さを調節するのであって、荷扱い用のプ ラットフォームに対し木質的に垂直な方向の移動を利用する。大質量のものを引 き上げる必要がある場合を考えると、電気的に制御されたねじジヤツキよりもむ ：しろ入れ子穴の流体圧ジヤツキを使用するのが好ましい、実際、中間荷重支持 上部構造４°は長く伸びた上部構造４の下側に設けられており、第６Ｃ図から分 かるように、それに沿って適宜設けられている高さ調節機構２６の適用点を備え ている。第６Ｃ図にはまた中央ピボット１６′　の可能な別の変更例も示されて おり、その中央ピボット１６゛は入れ子穴になっていてもよく、本質的に垂直方 向に引き伸ばし可能であり、そして横方向スロット１７°内を自由に移動する作 動端を備えているようにしてもよい（これにより横方向の移行および垂直方向の 立ち上がりの運動が可能となる）。二つの前面のジヤツキと二つの背後のジヤツ キを設けてこれらのジヤツキは対になって同期して制御できるようにし、それに よって上部構造の長手方向の傾斜を、必要な角度の範囲を数度として、容易に調 整可能としてもよい。

上部構造を越えて歯５の上をゆくパレタイズド積荷の移動は対になった歯のいず れかの側に配置されたチェイン２７を使用して全〈従来通りに行われる。チェイ ン２７はそれらの全てについて共通な軸に作用する制御モータ２８によって駆動 される。このように第３図は６個の運搬用チェイン２７および歯に組み込まれた ３個のキャリジ駆動チェイン２３を示す。第３図だけから工程終端（ｅｎｄ−ｏ ｆ−ｓｔｒｏｋｅ）の接触器５０が各歯の前端に配置されているのが分かる。こ れらの接触器によって歯の前進を直ちに停止させることができ、そのため過って 積載中に車両床に作業員がいるような場合にもさらに安全性は確保される。

歯５のそれぞれは、有利には、その長さにそって適宜分散されたリフト機構から 構成され、その振幅が低位置のときは両端耳部の間にあってパレットの下側を歯 が自由に通過でき、一方その高位置のときにはそれに組み込まれた駆動チェイン ２７の上方に移送のためにパレットは引き上げられる。

第７図および第８図は、歯５に取り付けられる第一のタイプのリフト機構を示す （このタイプのリフト機構は第２図の斜視図から部分的に見えるものに対応する ）。

一連のリフトアセンブリ３１はこのように歯の外側構造を構成するメインパー３ ２の内側に配置されている。各アセンブリ３１は支持プレート３４を備えた一対 のホイール３３がら構成され、この支持プレート３４はそれ自身メインパー３２ に（軸３６を中心に）直接あるいは間接的にヒンジ止めされたシャーシ３５上を 揺動するように搭載されている。好ましくは流体圧制御方式のジヤツキ３７が前 記シャーシに（軸３９を中心に）　ヒンジ止めされているロッド３８によってシ ャーシ３５の傾きを制御する。面内部のジヤツキ３７本体の位置は調整機構４０ によって調節可能であり、そのためホイール支持プレートの高位置、低位置の間 の揺動運動の振幅は正確に調整できる。ジヤツキに組み込まれたダクトはパーの 内側に沿ってしけられており、例えば対応する駆動キャリジに固定されていても よい。パワーポイント（ｐｏｗｅｒ　ｐｏｉｎｔ）は例えば上部構造の中間地点 （図示せず）に設けてもよし）。

より単純な変更例は第９図および第１０図に示す。この場でいる。膨張性チュー ブ状要素４３は例えばゴム引き布から作られ、歯の上昇あるいは下降を制御する 。メインパーに取り付けられたアバツトメント４４は引き上げ動作の最大伸長幅 を制限する。

歯のそれぞれに組み込まれているこれらの引き上げおよび走行機構は、本発明に よる積み荷移送装置に取り付けられた設備を構成するだけでもよい。そして当然 ながら、その代わりにその他の既存の技術を使ってもよい。特に、上述のリフト 機構を利用することなく、一定の高さの歯を設けることができ、その場合ホイー ルは歯に沿って長手方向に分散して設けられていてもよく、カム機構によって、 高位置または低位置をとるようにしてもよい。

本発明による積荷移送用装置に取り付けられる設備は上部構造４の前面にピボッ ト式ゲイト２５を設けることにより完成させてもよく、このゲイトの運動は駆動 装置４５によって制御される。このゲイトはあらゆる移送期間中車両４に対する 乗換貫通路として作用する。木質的に垂直な軸を備ザに沿って設けられている。

ロール３ｏの間の間隙は次のようにして選ばれる。すなわち、必要により、中心 を外れたパレタイズド積荷はそれらがフロントゲイトのフレーム７を通過する際 に再び中心に戻すようにするのである。第３図および第５図にあって、光電池４ ８はフロントゲイトのフレーム７の底部に配置されている。そして、この光電池 は光４９が遮られるとパレタイズド積荷がそれ以上進むことを阻止する作用をす る。

本発明にかかる荷物移送装置を使用することにより各種の荷積みあるいは荷下ろ し作業を容易に自動制御化することができる。制御コンソール４６によって運転 者は、荷物が急いで移送されつつある場所を離れていても作業が適切に行われて いることを確かめることができる。

荷物の積み込みあるいは積み下ろしを必要とする車両が所定の位置に来ると、照 準機構を使って上部構造４の整列状態が調べられ、必要によりサイドジヤツキ１ ８を使って修正されるが、このような調整はジヤツキ２６のような手段が設けら れている場合には上部構造の高さを調節することによって行ってもよい。対にな った歯はまた組み込まれたフックを使って一緒にロックされるが、このことはパ レタイズド積荷を引き上げたりあるいは引き下げたりする作業と同時に行うのが 有利である。そのため、同じ流体圧制御が使用できる。

荷物を積む場合、荷物４７は上部構造の上に連続して持ち来され、それに組み込 んだチェインによってフロントゲイトのフレーム７に向かって駆動され、その前 進は光電池４８への光４９が遮られると自動的に停止される。すべての歯はその とき同時に引き上げられ同時にロックされる。そのだな荷物の積み込みを一回の 通過で行わせる。歯は、引き下げされロックが解放されてから後方向に戻される からである。荷下ろしは反対の順序で行われ、初めは、まず確認してから必要に より上部構造の横方向および垂直方向の位置を調節し、その後に歯をパレットの 下を前進させて荷下ろしを行い、次いで上昇させロックし、荷下ろしを一回の通 過で行う。

ここで例を挙げれば、本発明による荷物移送装置によれば、３分以内にそれぞれ １　トンの重量の２４個のパレットをあるいはそれぞれ５００ｋｇの３０個のパ レットを自動的に移送できる。このような移送は従来の移送装置の場合に常に必 要とされた案内設備を備えていない車両の場合にあっても、全く安全に行われる 。作業者は各種点検箇所の指示盤を備えた中央制御コンソールによって移送作業 を監視していればよく、どの時点においても移送作業が適切に行われていること を確認できる。

本発明は以上の具体的態様になんら制限されず、その均等物を含めて請求の範囲 に限定された本質的特徴を利用するいずれの変更例をも包含するものである。

特に、接続機構あるいはリンク機構について前述のビボまた、その機構を上部構 造の中間地点に配置することは必ずしも必要ではない０例えば、上部構造の一端 あるいは他端に向かっである程度は偏って設けてることもできる。同様に、調節 機構もサイドジヤツキの異なった構造あるいは均等要素をも包含するものであっ てもよい。

＾人 国際調査報告 ＡＪＪＮＥＸ　Ｔｏ　、ＨＥ　ＩＮＴＥＦＪ：ＡＴＥＯＮＡＬ　ＳＥ、”＋ＲＣ ＨＲＥＰＯＲＴ　０ＮＩＮＴＥＦＬＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰｒＪＣＡＴ＋ＯＮ 　Ｎｏ、　ＰＣＴ／Ｅ’Ｒ８７１０００１０（ＳＡ　１５８１３）ＵＳ−Ａ−３ ７２７７７７１７１０４／７３　Ｎｏｎｅ

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．荷扱い用プラットフォームに配置された長い上部構造から成り、該上部構造 は荷物移送の全体的方向に伸びていて、その方向に実質上平行な複数の歯を持っ た移動性アセンブリを支持しており、該歯は組み込まれた走行機構によって荷物 の急速移送を行うものである荷物移送装置であって、車両に対する前記上部構造 の整列状態を確認するための、前記上部構造に支持された照準機構、荷扱い用プ ラットフォームに対する横方向の移動によって前記上部構造の整列状態を修正す るための、該上部構造の各端の近傍に配置された調整機構、およびピボットおよ び組み込まれた横方向案内要素から成る上記上部構造と荷扱い用プラットフォー ムとの間の接続機構をさらに包含し、該接続機構によって前記上部構造がその平 面内を横方向に移動できおよび／または回転線き、前記の照準、調整、そして接 続の各機構によって、車両の床に設けられるべき案内設備を何ら必要とせずに、 移送荷物の正確な位置決めが確保される、道路車両で輸送されるパレタイズド積 荷を特に高速移送するための荷物移送装置。
2. ２．前記照準機構が、光線の照射を行う少なくとも一つの要素、好ましくはレー ザ要素を、光線の軌跡が車両の向こう端まで位置付けられるようにする組合わさ れた前方、後方の照準口とともに備えている、請求の範囲第１項記載の装置。
3. ３．前記上部構造の各端に取り付けられ、そして二つの基準点を与えるためにそ れらの頂部アングルの近傍に照準機構を設けた前面、後面のゲイトフレームを備 えている、請求の範囲第２項記載の装置。
4. ４．前面のゲイトフレームが、本質的に垂直な軸を有する二つのサイドロールを 包含し、その間の間隙が、必要な場合、前記ゲイトフレームを通過するパレタイ ズド積荷を再び中心に持ち来すに適するものである、請求の範囲第３項記載の装 置。
5. ５．上部構造の整列を修正する前記調整機構が、上部構造のその一方の側にあっ てそれぞれの端の近傍に配置された二つのサイドジャッキによって本質的に構成 されている、請求の範囲第１項記載の装置。
6. ６．各ジャフキの本体が、荷扱い用プラットフォームに固定されたソールプレー トにヒンジ止めされており、そのヒンジ軸が本質的に垂直であって該ジヤッキの ロッドが上部構造に接続されている、請求の範囲第５項記載の装置。
7. ７．前記ピボットが上部構造の下側の中間部分に取り付けられており、該ピボッ トは前記プラットフォームに固定された横方向スロット内を移動でき、このため 該ピボットは長手方向には停止作用を及ぼし、横方向への移行および垂直方向の 立ち上がりにはある程度の自由度を許容している、請求の範囲第１項記載の装置 。
8. ８．前記ピボットが入れ子式になっており本質的に垂直の方向に配備可能である 、請求の範囲第７項記載の装置。
9. ９．車両床に対する前記上部構造の高さを調整するために該上部構造の周縁部に 実質上同じ高さに配置された調整機構をさらに備え、荷扱い用プラットフォーム に対して本質的に垂直方向に上部構造を移動させる、請求の範囲第１項ないし第 ８項のいずれか一つに記載された装置。
10. １０．長く伸びた上部構造の下側に配置された中間荷重支持上部構造を備え、そ して高さ調節機構の適用点をその長さに沿って適宜設けている、請求の範囲第９ 項記載の装置。
11. １１．前記高さ調節機構は入れ子式の流体圧ジャッキあるいは電気制御式ねじジ ャッキである請求の範囲第９項または第１０項記載の装置。
12. １２．移動性アセンブリの少なくともいくつかの歯の前端の近傍にロック機構を 設け、それにより二つの隣接する端を連結できるようにした、請求の範囲第１項 ないし第１１項のいずれか一つに記載の装置。
13. １３．前記ロック機構は多関節フックであり、好ましくは流体圧駆動装置によっ て制御される、請求の範囲第１２項記載の装置。
14. １４．前記フックは上部構造に本質的に平行な面内を移動でき、また対の歯をロ ックする作用を行う、請求の範囲第１２項および第１３項記載の装置。
15. １５．ホイールが上部構造の下側に取り付けられ、これらのホイールが前記プラ ットフォームに設けられた剛性ある横方向通路に沿って走行する、請求の範囲第 １項ないし第１４項のいずれか一つに記載の装置。
16. １６．車両の床への乗換貫通路を設けるべく前記上部構造の前面にピボット状に 取り付けられたゲイトを包含する、請求の範囲第１項ないし第１５項のいずれか 一つに記載の装置。
17. １７．実質上本文において添付図面を参照して説明されまた添付図面に示された 荷物移送装置。