JPS63501428A - ポリカ−ボネ−ト組成物 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト組成物

Info

Publication number
JPS63501428A
JPS63501428A JP61506178A JP50617886A JPS63501428A JP S63501428 A JPS63501428 A JP S63501428A JP 61506178 A JP61506178 A JP 61506178A JP 50617886 A JP50617886 A JP 50617886A JP S63501428 A JPS63501428 A JP S63501428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
composition
amount
group
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61506178A
Other languages
English (en)
Inventor
ボウトニ,オマー・モハメド
Original Assignee
ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ filed Critical ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
Publication of JPS63501428A publication Critical patent/JPS63501428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリカーボネート組成物 発明の背景 カーボネートポリマー、ならびに、イソフタル酸、テレフタル酸またはこれらの 混合物のような二官能性芳香族カルボン酸とシクロヘキサンジメタツールを含有 するジオール成分とから誘導された非晶質(アモルファス)ポリエステルとを含 有するポリカーボネート組成物は業界で公知である。これらの組成物は良好な光 学的透明性、加工性および衝撃特性を示す。しかしある種の用途においては、こ れらの組成物が示すよりも良好な衝撃特性をもつこのタイプの組成物に対するニ ーズが存在する。したがって本発明の目的は、ポリカーボネート樹脂と非晶質ポ リエステル樹脂とのブレンドを含有する組成物であって、現在入手できるこのタ イプの組成物がもっている衝撃特性よりも良好な衝撃特性を示す組成物を提供す ることである。
発明の概要 本発明は、イソフタル酸、テレフタル酸またはこれらの混合物の中から選択され た少なくとも1種の芳香族ジカルボン酸とシクロヘキサンジメタツールを含有す るジオール成分とから誘導された非晶質ポリエステル樹脂と、ポリカーボネート 樹脂とのブレンドであって、改良された加工性を示すブレンドに関する。より詳 細には本発明は、これらのブレンドの衝撃特性を改良するのに少なくとも有効な 量のオレフィンジェンターポリマーを含有するブレンドに関少なくとも1種のポ リカーボネート樹脂と少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂を含有するブレ ンドに少なくとも1種のオレフィンジェンターポリマーを添加すると、これらの ブレンドの衝撃特性を積極的に改良するのに有効であることが発見された。
したがって本発明は改良された衝撃特性を示すポリカーボネート/非晶質ポリエ ステル樹脂組成物に関する。この組成物は、 (i)(a)少なくとも1種の芳香族ポリカーボネート樹脂、および (b)1.4−シクロヘキサンジメタツールまたは1.4−シクロヘキサンジメ タツールとエチレングリコールの混合物の中から選択された少なくとも1種のポ リオール成分と、イソフタル酸、テレフタル酸、もしくはこれらの混合物、また はこれらのエステル形成性の反応性誘導体の中から選択された少なくとも1種の 芳香族ジカルボン酸成分と、の反応生成物を含有する少なくとも1種の非晶質ポ リエステル樹脂 を含有するブレンド、ならびに (ii )少なくとも、前記ブレンドの衝撃特性を改良するのに有効な量の、少 なくとも1種のオレフィンジェンターポリマー で構成される。
本発明で使用するポリカーボネート樹脂は業界でよく知られており、一般に市販 されている材料である。これらのポリカーボネートはその製造方法と共に、中で も米国特許第3.161.615号、第3.220.973号、第3゜312. 660号、第3.312,659号、第3.313.777号、第3.666. 614号および第3,939.672号(これらはすべて引用によって本明細書 中に併合する)に記載されている。これらのポリカーボネートは、中でも界面重 合、ピリジン法、エステル交換、および溶融重合を含めた従来よく知られている さまざまな方法によって製造しうる。これらのポリカーボネートを製造するのに 便利な方法は、少なくとも1種の二価フェノールとカーボネート前駆体との共反 応を含む界面重合法である。典型的には、使用する二価フェノールは次の一般式 で表わされうる。
ここで、Rはそれぞれ独立に一価の炭化水素基、−価の炭化水素オキシ基および ハロゲン基の中から選択され R/はそれぞれ独立に一価の炭化水素、−価の炭 化水素オキシおよびハロゲン基の中から選択され、Wは二価の炭化水素基、−5 −1−S−S−1−〇−1−C−1−8−および−8−の中から選択され、bは 0か1であり、nとn′はそれぞれ独立に0から4までの値を存する整数の中か ら選択される。
RとR′で表わされる一価の炭化水素基にはアルキル基、シクロアルキル基、ア リール基、アルアルキル基およびアルカリール基が含まれる。好ましいアルキル 基は炭素原子を1〜約12個含有するものであり、好ましいシクロアルキル基は 環炭素原子を4〜約8個含有するものである。好ましいアリール基は環炭素原子 を6〜12個含有するもの、すなわちフェニル、ナフチルおよびビフェニルであ る。好ましいアルアルキル基とアルカリール基は炭素原子を7〜14個含有する ものである。
一価の炭化水素オキシ基は一般式−OR’で表わしうる。
ここでR1は上記したタイプの一価の炭化水素基である。
好ましい一価の炭化水素オキシ基はアルコキシ基とアリールオキシ基である。
Wで表わされる二価の炭化水素基にはアルキレン基、アルキリデン基、シクロア ルキレン基およびシクロアルキリデン基が含まれる。好ましいシクロアルキレン 基およびシクロアルキリデン基は環炭素原子を6〜約16個含有するものである 。好ましいアルキレン基は炭素原子を2〜約30個含有するものである。好まし いアルキリデン基は炭素原子を1〜約30個含有するものである。
式Iの二価フェノールの代表的な非限定例のいくつかとしては、2,2−ビス( 4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−A)、ビス(4−ヒドロ キシフェニル)メタン、2.2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ ニル)プロパン、2.2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル) プロパン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカン、1.1−ビス(4 −ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、1.5−ビス(4−ヒドロキシフェニ ル)ペンタン、4.4’ −チオジフェノール、1.1−ビス(4−ヒドロキシ フェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテルおよび4 .4′−ジヒドロキシジフェニルが含まれる。
その他の二価フェノールも入手可能であり、特に米国特許第2,999.835 号、第3,028,365号および第3.334.154号(これらはすべて引 用によって本明細書中に併合する)に開示されている。
もちろん、本発明のカーボネートポリマーの製造の際に個々の二価フェノールの 他に2種以上の二価フェノールの混合物を用いることが可能である。
使用するカーボネート前駆体はハロゲン化カルボニル、カーボネートエステルま たはビスハロホルメートでよい。
ハロゲン化カルボニルは臭化カルボニル、塩化カルボニルおよびこれらの混合物 である。カーボネートエステルの典型例は、ジフェニルカーボネート、ジ(クロ ロフェニル)カーボネート、ジ(ブロモフェニル)カーボネートおよびジ(トリ クロロフェニル)カーボネートのようなジ(ハロフェニル)カーボネート、ジ( トリル)カーボネートのようなジ(アルキルフェニル)カーボネート、ジ(ナフ チル)カーボネート、ジ(ハロナフチル)カーボネート、フェニルトリルカーボ ネート、クロロフェニルクロロナフチルカーボネート、ならびにこれらの混合物 である。
ビスハロホルメートにはビスフェノール−Aやヒドロキノンのような二価フェノ ールのビスハロホルメート、エチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよ びポリエチレングリコールのようなグリコールのビスハロホルメート、などが含 まれる。その他のカーボネート前駆体も当業者には思い起こされようがホスゲン ともいわれる塩化カルボニルが好ましいカーボネート前駆体である。
本発明のポリカーボネートは少なくとも次の繰返し構造単位を含有する。
ここで、R% R’ 、Ws b、nおよびn′は上で定義したとおりである。
これらのポリカーボネートは一般に25℃のメチレンク、ロライド中で測定した 固有粘度が少な(とも約0. 38dl/gaであり、約0.4〜約1.0dl /giであるのが好ましい。
上述した、二価フェノールとカーボネート前駆体とから誘導されたポリカーボネ ートに加えて本発明には、熱可塑性のランダムに分枝したポリカーボネートも包 含される。
これらの分枝したポリカーボネートは前記の二価フェノール、カーボネート前駆 体、および少量の分枝化剤の反応で得ることができる。一般に分枝化剤は少なく とも3個の官能基を含有する多官能性の芳香族化合物であり、この官能基はヒド ロキシル、カルボキシル、カルボン酸無水物、I\ロホルミル、およびこれらの 組合せでよい。これらの多官能性芳香族化合物は業界でよく知られており、中で も米国特許第3.525.712号、第3,541,049号、第3.544. 514号、第3.635,895号、第3゜816、 313号、第4.001 ,184号および第4゜204.047号(これらはすべて引用によって本明細 書中に併合する)に記載されている。これらの多官能性化合物のいくつかの代表 的非限定例には、トリメリド酸無水物、トリメリド酸、トリメリチルトリクロラ イド、4−クロロホルミルフタル酸無水物、ピロメリト酸無水物およびトリメシ ン酸が含まれる。これらの化合物の使用量は二価フェノールの使用量に対して約 0.05〜約2モル%の範囲である。
本発明のポリカーボネート/非晶質ポリエステルブレンドの第二の成分を形成す る非晶質ポリエステル樹脂またはコポリエステルコポリマーは、限定するわけで はないが、(a)1.4−シクロヘキサンジメタツールからなるグリコール部分 とテレフタル酸、イソフタル酸またはこれらの混合物からなる酸部分との反応生 成物、あるいは(b)1゜4−シクロヘキサンジメタツールおよびエチレングリ コールからなるグリコール部分(ただし、このグリコール部分中の1.4−シク ロヘキサンジメタツール対エチレングリコールのモル比は約4=1から1:4ま でである)とテレフタル酸、イソフタル酸またはこれらの混合物からなる酸部分 との反応生成物からなることができるポリエステルである。
このコポリエステルは、米国特許第2.901.466号(ここで引用したこと によつて本明細書に併合する)に実質的に示されかつ記載されている縮合反応の ような業界でよく知られた手順によって製造できる。さらに詳細には、酸または 複数種の酸もしくは1種以上の芳香族ジカルボン酸の複数種のアルキルエステル (たとえばジメチルテレフタレート)の混合物を二価アルコール類と共にフラス コに入れ、コポリマーの縮合を始めさせるのに充分な温度、たとえば175”〜 225℃に加熱する。その後温度をおよそ250”〜300℃に上げ、減圧にし 、縮合反応がほぼ完了するまでその反応を進行させる。
触媒を使用してこの縮合反応を容易にすることができ、その際触媒の選択は反応 体の種類によって決定する。ここで使用する各種の触媒は業界で非常によく知ら れており、多すぎて個々に挙げることはできない。しかし一般に、ジカルボン酸 化合物のアルキルエステルを用いるときにはn−ブタノール中のN a HT  i(OC4Hta ) Bのようなエステル交換タイプの触媒が好ましい。遊離 の酸を遊離のグリコールと反応させる場合は通常は初期縮合が始まるまで触媒を 加えない。
一般にこの反応は過剰のグリう−ルの存在下で開始し、最初は初期縮合が生起す るのに充分な温度に加熱する必要があり、その後過剰のグリコールを蒸発させる 。反応中は不活性雰囲気下で攪拌を続ける。直ぐ減圧にするかまたはしないで有 利に温度を上昇させることができる。温度がさらに上昇するにつれて有利には圧 力を大幅に減じることができ、所望の重合度が達成されるまで縮合を進行させる 。
この段階で生成物ができあがったと考えることができる。
あるいは、この生成物をよく知られた技術に従い固相でさらに重合させることも できる。すなわち、モノマー性の高い縮合生成物を冷却して粉砕し、この粉末を 溶融重合の最終段階の間に使用した温度より多少低い温度に加熱して固体粒子の 凝集を避ける。この固相重合は所望の重合度が達成されるまで行なう。この固相 重合では高めの重合度が達成されるが、所望の重合度を達成するほどに充分高い 温度で溶融重合の最終段階を続けるとしばしば生起する分解を伴うことはない。
この固相法は、大気圧か非常に低い圧力の不活性雰囲気を用いて攪拌しながら行 なうと有利である。
これらのコポリエステルは、固有粘度が60/40フエノール/テトラクロロエ タンまたは他の類似の溶媒中およそ25℃で測定して少なくとも約0. 4dl /gnであり、熱変形温度がおよそ60℃〜およそ70℃である。この範囲内の 適切な熱変形温度とその他の適切な性質をもったポリエステルコポリマーを得る ためにコポリエステル(b)のグリコール部分中の1.4−シクロヘキサンジメ タツールとエチレングリコールの相対量を変えることができる。ただし、1,4 −シクロヘキサンジメタツール対エチレングリコールのモル比は1:4〜4:1 とする。
非晶質ポリエステル成分(ii )として使用するのに極めて有用なあるタイプ のポリエステルは、グリコール部分中エチレングリコールが1.4−シクロヘキ サンジメタツールより優勢であり、たとえば50150より多く、特に好ましく はエチレングリコールが約70モル対1.4−シクロヘキサンジメタツールが3 0モルであり、酸部分がテレフタル酸である、上述のコポリエステルである。こ のタイプの好ましいポリエステルはイーストマン・ケミカル社(Eastman  CherAical Co、)がコダール(KODAR) P E T G  6763という商標で市販している。好ましいポリエステルは、グリコール部分 として1.4−シクロヘキサンジメタツールを、酸部分としてイソフタル酸とテ レフタル酸の混合物を用いて誘導されたものである。このタイプのポリエステル はイーストマン・ケミカル社(Eastman Chemical’ Co、) からコダール(KODAR) A 150という商標で入手できる。
本発明の非晶質コポリエステルの製造に際し、酸成分は上記に挙げた酸でもよい し、たとえば酸ジハロゲン化物のようなエステル形成性の反応性誘導体でもよい と理解されたい。すなわち、イソフタル酸、テレフタル酸またはこれることが可 能である。
本発明のブレンド中のポリカーボネート成分対ポリエステル成分の比は広い範囲 で変えることができ、たとえばポリカーボネートが約1〜約99重量%でコポリ エステルが約99〜約1重量%であるが、好ましいブレンドはポリカーボネート を約20〜約80重二%、コポリエステルを約80〜約20重量%含有するもの であり、ポリカーボネートが約30〜約70重量26でコポリエステルが約70 〜約30重量%である方が好ましく、ポリカーボネートが約40〜約60重量% でコポリエステルが約60〜約40重量%であると最も好ましい。
ポリカーボネート/ポリエステルブレンドの衝撃特性を改良するために使用する オレフィンジェンターポリマーは業界でよく知られており、広く市販されている か、あるいは公知の常用方法で容易に製造できる。これらは少なくとも1種のオ レフィンとジエンの反応に夷って製造できる。
これらのターポリマーの製造に使用するオレフィンはよく知られているオレフィ ンであり、エチレン、プロピレン、ブチレンなどのような低級オレフィンが含ま れる。好ましいオレフィンは炭素原子を2〜約4個含有するものである。
ジエンにはブタジェン、ペンタジェン、イソプレン、シクロへキサジエン、シク ロペンタジェンのようなよく知られているジエン類と、エチリデンノルボルネン のようなノルボルネン類とが含まれる。好ましいジエンは炭素原子を4〜約10 個含有する線状ジエン類および環炭素原子を5〜約10個含有する環式ジエン類 である。特に好ましいジエンはノルボルネン類である。
好ましいオレフィンジェンターポリマーはEPDM類に属するもの、すなわちエ チレン、プロピレンおよびノルボルネンやエチリデンノルボルネンのようなジエ ンから誘導されたものである。
本発明の組成物中に存在するオレフィンジェンターポリマーの量はポリカーボネ ート/ポリエステルブレンドの衝撃特性、たとえば衝撃強さを積極的に向上する のに有効な量である。これらの組成物の特定目的に対して望ましい性質が実質的 に保持される限りこれらの量より多くを使用してもよい。すなわち、本発明の組 成物中に存在するオレフィンジェンターポリマーの量はポリカーボネート/コポ リエステルブレンドの衝撃特性を改良するのに少なくとも有効ではあるがこのブ レンドの有益な性質のほぼほとんどに実質的に有害な影響を及ぼすには不十分で ある量である。
一般にこのブレンドの衝撃特性の改良が観察されるのには最低約1重量%の前記 オレフィンジェンターポリマーで充分である。オレフィンジェンターポリマーの 最小量は約2重量%であるのが好ましく、最低約3重量%であるのがさらに好ま しい。一般に、前記のオレフィンジェンターポリマーのレベル(量)は約25重 量%、好ましくは約20重量%、さらに好ましくは約15重量%を超えるべきで ない。このオレフィンジェンターポリマーの重量%は、このオレフィンジェンタ ーポリマーと前記のポリカーボネート/コポリエステルブレンドとの合計中の前 記オレフィンジェンターポリマーの量として測定する。
したがって本発明の組成物は一般に、前記オレフィンジェンターポリマーを約1 〜約25重量%、好ましくは約2〜約20重量%、さらに好ましくは約3〜約1 5重量%含有する。
本発明の組成物は、任意に、たとえば帯電防止剤、酸化防止剤、不活性充填材、 ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類およびシアノアクリレート類のような 紫外線安定剤、米国特許第3,489,716号、第3.138.379号およ び第3,839,247号(これらはすべて引用によって本明細書中に併合する )に開示されているエポキシド類のような加水分解安定剤、米国特許第3.30 5゜520号および第4,118,370号(これらは両者ともに引用によって 本明細書中に併合する)に開示されているオルガノホスファイト類のような色安 定剤、ならびに難燃剤といったような通常知られていて使用されている添加剤を 含有していてもよい。
特に有用ないくつかの難燃剤はスルホン酸のアルカリ金属塩とアルカリ土類金属 塩である。これらのタイプの難燃剤は、中でも、米国特許第3,933,734 号、第3゜948.851号、第3.926,908号、第3,919.167 号、第3.909,490号、第3,953゜396号、第3.931.100 号、第3.978.024号、第3.953,399号、第3.917.559 号、第3.951.910号および第3.940.366号(これらはすべて引 用によって本明細書中に併合する)に開示されている。これらの添加剤は本発明 の組成物中にこの組成物を難燃性にするのに有効な量、すなわち難燃量で存在す る。さらに、テトラブロモビスフェノール−へカーボネート、デカブロモジフェ ニルオキサイド、テトラクロロシフタルイミドなどのようなハロゲン化された化 合物、用いることができる。一般に、これらの量は存在する前記難燃性添加剤お よびポリカーボネート/ポリエステルブレンドとオレフィンジェンターポリマー の合計を基準にして約0.1〜約10重量%の範囲である。
好ましい具体例の説明 本発明をいかに実施したらよいか当業者がさらによく理解できるように限定のた めではなく例示のために以下に実施例を挙げる。実施例中地に特定しない限り部 とパーセントはすべて重量基準である。
次の実施例は本発明の範囲から外れる組成物を例示する。
この実施例は比較の目的で挙げるだけである。
実施例1 この実施例はポリカーボネート樹脂とコポリエステル樹脂のブレンドを例示する 。この例はオレフィンジェンターポリマーを含有しない。
実験室用ブレンダー内で各成分をブレンドすることによって、ビスフェノール− Aとホスゲンから誘導されたポリカーボネート樹脂[ゼネラル・エシクトリック 社(GeneraI Electric Company)製レキサン(LEX AN■)105樹脂]を50重量%と、非晶質コポリエステル樹脂[イーストマ ン・ケミカル社(Easlan Chemical Co、)製コダール(KO DARo) A 150]を50重量96含有する組成物を調製した。
得られた混合物をエクストルーダーに供給し、押出物を細かく粉砕してベレット にし、このペレットを射出成形して63.5mmX 12.7wX3.2mm  (厚さ)と63.5mmX 12. 7mmX 6. 4mm (厚さ)の寸法 の試験片にした。
この試片をASTM D256試験法に従ってノツチ付きアイゾツト衝撃試験に かけた。その結果を表1に示す。
次の実施例は本発明の組成物を例示する。
実施例2 実施例1の50150ポリ力−ボネート/非晶質コポリエステルブレンド100 重量部に、ブレンド100重量部に付き2部のE P D Mターポリマー[エ キソン(Exxon)製EPDM V3708]を加える。実験室用ブレンダー 内で成分を一緒にブレンドした。得られた混合物をエクストルーダーに供給し、 押出物を細かく粉砕してベレットとし、このペレットを射出成形して実施例1に 記載したような試験片とした。これらの試験片をノツチ付きアイゾツト試験にか けた。その結果を表1に示す。
実施例3 はぼ実施例2の手順を繰返すが、ブレンド100部に付き実施例2のEPDMタ ーポリマーを4部用いる。はぼ実施例2の手順に従って試験片を製造した。これ らの試片をノツチ付アイゾツト試験にかけた。その結果を表1に示す。
表 1 ノツチ付アイゾツト 実施例 (kgcIIl/Ω) No、 3. 2+l1m 6. 4m112 87”” 31.2 3 84.3”0 2g、3 チ付半径がちょうど脆性/延性遷移点にあるという事実のために8.2〜87で 変化する。
■上付数字は破壊モードの延性の割合(%)を示す。上付数字がないものは脆性 破壊であることを示す。
表1のデータで示されているように、本発明の組成物(実施例2〜3)は実施例 1の未改質のポリカーボネート/非晶質コポリエステルブレンドと比べて改良さ れた衝撃強さを示す。薄い断面部では本発明の試験片が100%延性を示すのに 対し、実施例1の従来技術の試験片は脆性である。
本発明の組成物は、ガラス繊維のようなガラス充填材、上述のもの以外のオレフ ィンポリマー、たとえばオレフィンアクリレートまたはメタクリレートコポリマ ーおよび線状低密度ポリエチレンのようなオレフィンポリマーまたはコポリマー 、ならびに米国特許第4,481.331号に記載されているような、ビニル芳 香族化合物とオレフィン性エラストマーの選択的に水素化された線状、シーケン シャルまたはラジアルテレブロックコポリマーを含まない。
本発明の組成物は成形品、金型成型品などの製造に有用である。
明らかに、上記の教示に照らして本発明の他の修正と変形が可能である。したが って、添付の請求の範囲で定義される本発明の充分に意図された範囲内において 上述の本発明の特定具体例に変更を為してもよいと理解されたい。
国際調査報告

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)改良された衝撃強さを示し、物理的混合物として、(i)(a)少なくと も1種の芳香族カーボネートポリマー、および (b)少なくとも1種の非晶質コポリエステル樹脂を含有するブレンド、ならび に (ii)前記ブレンドの衝撃強さを改良するのに少なくとも有効な量の少なくと も1種のオレフィンジエンターポリマから本質的に成る樹脂状組成物。
  2. (2)前記オレフィンジエンターポリマーの前記量が存在する(i)と(ii) の全量を基準にして約1〜約25重量%であることを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の組成物。
  3. (3)前記量が約2〜約20重量%であることを特徴とする請求の範囲第2項に 記載の組成物。
  4. (4)前記量が約3〜約15重量%であることを特徴とする請求の範囲第3項に 記載の組成物。
  5. (5)前記オレフィンジエンターポリマーがエチレンプロピレンジエンターポリ マーであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  6. (6)前記ジエンがノルボルネン類であることを特徴とする請求の範囲第5項に 記載の組成物。
  7. (7)前記ノルボルネン類がノルボルネンであることを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の組成物。
  8. (8)前記ノルボルネン類がエチリデンノルボルネンであることを特徴とする請 求の範囲第6項に記載の組成物。
  9. (9)前記非晶質コポリエステル樹脂が、(A)1,4−シクロヘキサンジメタ ノールまたは1,4−シクロヘキサンジメタノールとエチレングリコールの混合 物の中から選択された少なくとも1種のポリオール、ならびに (B)イソフタル酸、テレフタル酸またはこれらの混合物の中から選択された少 なくとも1種の芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性の反応性誘導体の 反応生成物を含有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  10. (10)前記ポリオールが1,4−シクロヘキサンジメタノールとエチレングリ コールの混合物の中から選択されることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の 組成物。
  11. (11)前記の1,4−シクロヘキサンジメタノール対エチレングリコールのモ ル比が4:1〜約1:4であることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の組 成物。
  12. (12)前記芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性の反応性誘導体がイ ソフタル酸とテレフタル酸の混合物の中から選択されることを特徴とする請求の 範囲第11項に記載の組成物。
  13. (13)前記芳香族カーボネート樹脂が少なくとも次の繰返し構造単位 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、Rはそれぞれ独立に一価の炭化水素基、一価の炭化水素オキシ基およ びハロゲン基の中から選択され、R′はそれぞれ独立に一価の炭化水素基、一価 の炭化水素オキシ基およびハロゲン基の中から選択され、Wは二価の炭化水素基 、−O−、−S−、−S−S−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、 化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼の中から選 択され、bは0か1であり、 nとn′はそれぞれ独立に0〜4の値を有する整数の中から選択される]を含有 することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  14. (14)bが1であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  15. (15)Wで表わされる前記二価の炭化水素基がアルキレン基、アルキリデン基 、シクロアルキレン基またはシクロアルキリデン基の中から選択されることを特 徴とする請求の範囲第14項に記載の組成物。
  16. (16)Wがアルキリデン基の中から選択されることを特徴とする請求の範囲第 15項に記載の組成物。
  17. (17)前記アルキリデン基が2,2−プロピリデンであることを特徴とする請 求の範囲第16項に記載の組成物。
  18. (18)nとn′が0であることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の組成 物。
  19. (19)難燃量の少なくとも1種の難燃性添加剤を含有することを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の組成物。
  20. (20)前記難燃性添加剤が有機スルホン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土 類金属塩の中から選択されることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の組成 物。
JP61506178A 1985-11-14 1986-11-14 ポリカ−ボネ−ト組成物 Pending JPS63501428A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/797,999 US4628074A (en) 1985-11-14 1985-11-14 Polycarbonate compositions
US797999 1985-11-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63501428A true JPS63501428A (ja) 1988-06-02

Family

ID=25172291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61506178A Pending JPS63501428A (ja) 1985-11-14 1986-11-14 ポリカ−ボネ−ト組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4628074A (ja)
EP (1) EP0246305A4 (ja)
JP (1) JPS63501428A (ja)
WO (1) WO1987002997A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11189708A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd カード用樹脂組成物
JP2003020392A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物、光ディスク基板および光ディスク

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0272425B1 (en) * 1986-12-23 1993-01-27 General Electric Company Resin blends exhibiting improved impact properties
GB8630819D0 (en) * 1986-12-23 1987-02-04 Exxon Chemical Patents Inc Polycarbonate compositions
US4816527A (en) * 1987-08-20 1989-03-28 General Electric Company Polycarbonate-siloxane polyetherimide copolymer blends
US4812514A (en) * 1987-12-21 1989-03-14 The Dow Chemical Company Polymer blends
US4897448A (en) * 1988-04-01 1990-01-30 Eastman Kodak Company Polyester/polycarbonate blends
KR890017296A (ko) * 1988-05-18 1989-12-15 나가이 아쯔시 성형용 올레핀계 수지 복합조성물과 그 성형품, 성형품인 슬라이드부재 및 테이프 가이드와 이를 조립한 카트리지 및 자기테이프 카트리지
US4880554A (en) * 1988-08-22 1989-11-14 The Dow Chemical Company Thermoplastic blend of polycarbonate, polymethylmethacrylate and AES
US5082897A (en) * 1989-12-15 1992-01-21 Monsanto Company Polymer blends of polycarbonate, pctg and abs
US5104934A (en) * 1989-12-15 1992-04-14 Monsanto Company Polymer blends of polycarbonate, PETG and ABS
US5187230A (en) * 1989-12-15 1993-02-16 Monsanto Company Rubber-modified polymer blends of polycarbonate and PETG
JPH04214759A (ja) * 1990-02-15 1992-08-05 Monsanto Co ポリカ−ボネ−トとpetgのゴム改質ポリマ−ブレンド
US5210122A (en) * 1991-04-24 1993-05-11 General Electric Company Near-infrared stabilized copolyestercarbonate compositions
DE4229642A1 (de) * 1992-09-04 1994-03-10 Bayer Ag Pulvermischungen für matte Polycarbonat-Formmassen
US6448334B1 (en) * 2000-12-19 2002-09-10 General Electric Company Translucent polycarbonate composition, method for preparation thereof, and articles derived therefrom

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4263201A (en) * 1978-12-07 1981-04-21 General Electric Company Flame retardant polycarbonate composition
DE3118697A1 (de) * 1981-05-12 1982-12-02 Bayer Ag, 5090 Leverkusen "thermoplastische formmassen auf basis von polycarbonat, polyalkylenterephthalat und gegebenenfalls einem oder mehreren polymerisaten"
EP0105244A1 (en) * 1982-09-27 1984-04-11 General Electric Company Modified thermoplastic polyester molding compositions and articles molded therefrom
EP0111810A3 (en) * 1982-12-20 1986-10-22 General Electric Company High strength, reduced heat distortion temperature thermoplastic composition
DE3337295A1 (de) * 1983-07-28 1985-02-07 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Thermoplastische formmassen
US4559388A (en) * 1984-12-19 1985-12-17 General Electric Company Copolyester-carbonate composition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11189708A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd カード用樹脂組成物
JP2003020392A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Teijin Chem Ltd 熱可塑性樹脂組成物、光ディスク基板および光ディスク

Also Published As

Publication number Publication date
US4628074A (en) 1986-12-09
EP0246305A4 (en) 1989-03-23
EP0246305A1 (en) 1987-11-25
WO1987002997A1 (en) 1987-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3488941B2 (ja) 低い複屈折を示す組成物
JPS63213554A (ja) 改良された色特性を示すポリカーボネート樹脂とポリエステル樹脂のブレンド
US4786692A (en) High strength, reduced heat distortion temperature thermoplastic composition
JP3345824B2 (ja) 透明なポリカーボネートポリエステルブレンド物
US5034458A (en) Polycarbonates of substituted cyclohexylindenebisphenols
US4767810A (en) Blends of copolyester-carbonate and polyester resins exhibiting improved color properties
EP0940443A2 (en) Polyester molding composition
JPS63501428A (ja) ポリカ−ボネ−ト組成物
EP0153470B1 (en) Polycarbonate composition
EP0111810A2 (en) High strength, reduced heat distortion temperature thermoplastic composition
JPS61159445A (ja) コポリエステル‐カーボネート組成物
EP0265791A2 (en) Polycarbonate and copolyester carbonate resin compositions exhibiting a high flexural modulus
JPS61162502A (ja) ヒドロキシル基グラフト変性ポリオレフイン
JPH0526826B2 (ja)
JPS60127323A (ja) スピロニ価フエノ−ルのポリカ−ボネ−ト
JPH02242851A (ja) 低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド
CA2074961A1 (en) Solvent-resistant polycarbonate-polyester blends with improved impact properties
US5055531A (en) Process for the preparation of polyester/polycarbonate copolymers
EP0272425B1 (en) Resin blends exhibiting improved impact properties
JPH11279389A (ja) ポリエステル成形組成物
US5045610A (en) Blend of copolyestercarbonate polymer derived from diaryl dicarboxylic acid
US5302690A (en) Process for preparing polyester resin and the polyester resin thereby prepared
EP0496876A1 (en) Filled thermoplastic molding compositions
JP2982212B2 (ja) 難燃性組成物
JPH07188541A (ja) 透明なポリカーボネート/pbt配合物