JPS6349968Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はホテル、旅館等で用いられる館内放送
方式の端末装置に関する。

ホテル、旅館等においてテレビジヨン放送の空
チヤンネルを利用してビデオテープレコーダによ
りビデオ信号を自主的に放送して各部屋のテレビ
ジヨン受像機にて選局ボタンによる選局で視聴し
得るようにし、かつフロントのフロントマシンで
選局ボタンからの選局情報によりその視聴料を各
部屋毎に計算する方式が考えられている。しかし
この方式では単位時間当りの視聴料が各部屋とも
同じであるので、各部屋の種類、テレビジヨン受
像機の種類によつて視聴料を設定することができ
なかつた。

本考案は上記のような欠点を改善し、視聴料を
任意に設定することができる館内放送方式の端末
装置を提供することを目的とする。

以下図面を参照しながら本考案について実施例
をあげて説明する。

第１図は館内放送方式を含む館内管理方式の一
例を示す。ホテル、旅館等において各部屋１，２
…には冷蔵庫１１、照明器具１２、テレビジヨン
受像機１３、冷暖房器具１４、端末装置１５が設
置されている。ビデオテープレコーダよりなる放
送装置１６〜１８は運転装置１９により運転され
て空チヤンネルＡ，Ｂ，Ｃを利用するビデオ信号
を自主的に放送し、アンテナ２０で受信された一
般テレビジヨン放送信号と放送装置１６〜１８か
らの自主放送信号とが混合器２１で混合されて共
聴線２２へ送られる。端末装置１５は選局ボタン
で選局された放送信号を共聴線２２からテレビジ
ヨン受像機１３に与えると共にその選局情報に対
応する視聴料情報、照明器具１２及び冷暖房器具
１４の各作動信号、冷蔵庫１１の冷蔵品取出し情
報をフロントマシン２３に送り、かつ料金表示を
行う。ここに冷蔵庫１１は内部にセツトされてい
る多数の冷蔵品の有無を各々検出器で検出する様
になつており、これらの検出器の出力信号が冷蔵
品取出し情報として端末装置１５を介してフロン
トマシン２３へ送られる。フロントマシン２３、
操作盤２４、会計器２５は中央管理部を構成し、
フロントに設置されている。フロントマシン２３
は操作盤２４からの操作信号により各部屋１，２
…毎に顧客のチエツクインからチエツクアウトま
での期間に各部屋の機器１１〜１４に関する料金
を刻々と計算し、その結果をチエツクアウト時に
会計器２５で出力して顧客から徴収させる。この
場合フロントマシン２３は端末装置１５から送ら
れてきた冷蔵品取出し情報により冷蔵庫１１から
取出された冷蔵品の代金を計算し、照明器具１２
及び冷暖房器具１４の作動信号によりそれらの使
用料を計算し、視聴料情報により視聴料を計算
し、これらの合計を端末装置１５に刻々と表示さ
せる。

第２図は本考案の一実施例を示す。選局ボタン
２６〜２９はＡチヤンネル、Ｂチヤンネル、Ｃチ
ヤンネル、一般放送チヤンネルを選択する選局手
段である。セレクト回路３０は選局ボタン２６〜
２９が押される毎に選局情報が入力されてその最
新のものを保持し、駆動回路３１はセレクト回路
３０からの選局情報を表示器３２に表示させる。
コンバータ３３は共聴線２２からの放送信号をＡ
チヤンネル、Ｂチヤンネル、Ｃチヤンネルの各ビ
デオ信号、一般テレビジヨン放送信号に分波して
セレクト回路３０からの選局情報に対応するもの
をテレビジヨン受像機１３へ送る。また出力回路
３４はセレクト回路３０からの選局情報及び金額
設定回路３９からの金額設定信号を視聴料情報と
してフロントマシン２３へ送り、フロントマシン
２３は選局情報及びその選局時間、金額設定信号
により視聴料を計算し、例えば一般テレビジヨン
放送の視聴料を無料としてＡ〜Ｃチヤンネルの各
自主放送の視聴料をその選局情報、選局時間、金
額設定信号の積で求める。切換スイツチ４０は金
額設定信号を変更する操作スイツチであり、視聴
者が操作できない個所、例えば端末装置１５の内
部に設置される。金額設定回路３９は選局ボタン
２６〜２９からの選局信号が切換スイツチ４０で
単位時間当りの基本的な金額設定信号に変換され
て入力され、切換スイツチ４０の各操作状態に応
じた金額設定信号を出力する。フロントマシン２
３は各部屋毎に機器１１〜１４に関する料金を計
算してそのデータ及びクロツクパルスを対応する
部屋の端末装置へ送り、端末装置ではそのデータ
及びクロツクパルスが入力回路３５を介して直並
列変換回路３６に入力される。直並列変換回路３
６は入力データを並列なデータに変換してその最
新のものを保持し、このデータが駆動回路３７に
より金額表示器３８で表示される。

以上のように本考案によれば館内放送方式の端
末装置において視聴料を変更する手段を設けたの
で、視聴料を部屋の種類、受像機の種類に応じて
任意に設定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は館内管理方式の一例を示すブロツク
図、第２図は本考案の一実施例を示すブロツク図
である。 ３９…金額設定回路、４０…切換スイツチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 共聴線と、この共聴線に一般テレビジヨン放送
   信号及び自主放送信号を送る手段と、前記共聴線
   から一般テレビジヨン放送信号及び自主放送信号
   が選択的に入力される複数の受像機と、この複数
   の受像機の各視聴料を計算する中央管理部とを有
   する館内放送方式において前記複数の受像機に対
   応して複数設けられて対応する受像機に選局手段
   で選局された放送信号を入力すると共に前記選局
   手段からの選局情報に応じて視聴料情報を前記中
   央管理部へ送る端末装置であつて、前記視聴料情
   報を変更する手段とを備えたことを特徴とする館
   内放送方式の端末装置。