JP3032984B2 - Catvシステムの端末制御装置 - Google Patents

Catvシステムの端末制御装置

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JP3032984B2
JP3032984B2 JP2147729A JP14772990A JP3032984B2 JP 3032984 B2 JP3032984 B2 JP 3032984B2 JP 2147729 A JP2147729 A JP 2147729A JP 14772990 A JP14772990 A JP 14772990A JP 3032984 B2 JP3032984 B2 JP 3032984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、CATVシステムにおいて、組み合わせるテ
レビ受像機の内部改造を全く必要とせずに、音量調節操
作機能を含む任意の操作機能を実現することができるCA
TVシステムの端末制御装置に関する。
従来技術 ホテル、病院等の大規模施設内や、一定の地域内を対
象とするCATVシステムが普及しつつある。
かかるCATVシステムは、たとえば同軸ケーブルネット
ワークからなる伝送路の末端に端末装置を接続し、セン
タから伝送される各種のテレビ番組を視聴させるもので
あるが、このときの端末装置は、一般の市販品からなる
テレビ受像機と、端末制御装置とを組み合わせて使用す
るのが普通である。端末制御装置は、センタから伝送さ
れる無料チャンネルの放送と有料チャンネルの放送との
いずれを視聴しているかによって、センタに課金情報
(有料チャンネルの放送を視聴中の視聴者に対し、たと
えば視聴時間に応じて視聴料金を課金計算するための情
報をいう、以下同じ)を送出したり、センタからの各種
の問合せに応答し、双方向性のCATVシステムを実現した
りするために使用される。
一般に、視聴者は、かかるCATVシステムを介してテレ
ビ番組を視聴するに際し、テレビ受像機と端末制御装置
との双方を操作しなければならず、極めて厄介である。
そこで、最近のテレビ受像機は、その殆どのものが赤外
線を利用したりリモコン操作器(リモートコントローラ
形の操作器をいう、以下同じ)を介して操作することに
着目し、このリモコン操作器を端末制御装置の操作にも
共用使用すれば、全体としての操作性を大きく改善する
ことができる(たとえば特開平1−243682号公報、同1
−288084号公報)。すなわち、テレビ受像機に付属のリ
モコン操作器を操作するとき、リモコン操作器からの光
信号がテレビ受像機と端末制御装置との双方の光信号受
光部に入光し、たとえば無料チャンネルの放送と有料チ
ャンネルの放送とを切り換える際に、テレビ受像機のチ
ャンネル切換操作と端末制御装置内のコンバータの切換
操作とを一挙動で行なうことができる。
発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、テレビ受像機のリモコ
ン操作器からの光信号が端末制御装置の受光部にも同時
に入光するように、テレビ受像機と端末制御装置とを同
位置に配置しなければならないから、両者に対する機械
的・デザイン的な制約が大きく、端末制御装置の生産性
が極端に損われるという問題が避けられなかった。ま
た、リモコン操作器は、市販のテレビ受像機に付属のも
のを共用使用するから、その選択可能チャンネル数に制
限があり、多チャンネルのCATVシステムを実現すること
ができないという問題もあった。
なお、CATVシステムの端末装置は、組み合わせるテレ
ビ受像機のメーカや型式が不定であり、したがって、付
属のリモコン操作器の光信号仕様も不定であること、ま
た、端末制御装置と組み合わせるためにテレビ受像機に
何らかの内部改造を施すことは、メーカの性能保証が得
られなくなる上、改造費用が無視できないために極力避
けるべきであること等の特殊事情が存在する。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題と
業界の特殊事情とに鑑み、コンバータと、操作受付部、
記憶部、制御部とを備えることによって、テレビ受像機
の内部改造を全く必要とせず、任意のチャンネル数に対
応し得るとともに、視聴者によるすべての必要操作が一
挙動ででき、しかも、テレビ受像機と任意に分離して設
置することができるCATVシステム用の端末制御装置を提
供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、伝送
路を介して伝送される複数チャンネルの放送の1波を選
択し、特定チャンネルに変換してテレビ受像機に出力す
るコンバータと、複数の有料チャンネル選択スイッチを
有する専用リモコン操作器からの操作内容を受け付ける
操作受付部と、テレビ受像機に付属するリモコン操作器
によるテレビ受像機の少なくとも音量調節操作の光信号
仕様を記憶する記憶部と、制御部とを備えてなり、制御
部は、操作受付部を介して指令された操作内容が記憶部
に記憶されているか否かを判別し、判別結果に従い、記
憶部に記憶されている光信号仕様の光信号を外部発光部
からテレビ受像機の光信号受光部に対して発光させる
か、コンバータによるチャンネル選択動作を含む内部制
御動作を実行するかを選択することをその要旨とする。
なお、記憶部は、テレビ受像機の電源入切操作の光信
号仕様を併せて記憶してもよい。
作 用 かかる発明の構成によるときは、まず、準備作業とし
て、テレビ受像機に付属するリモコン操作器の操作内容
ごとに、その光信号仕様を記憶部に記憶させる。ただ
し、このとき記憶させる操作内容は、少なくとも音量調
節操作を含むものとする。
つづいて、テレビ受像機によって所定のテレビ番組を
視聴するときは、専用リモコン操作器を使用し、操作受
付部を介して所定の操作内容を指令する。ただし、操作
受付部は、専用リモコン操作器と受光部との組合せでよ
い。操作内容が記憶部に記憶されていないチャンネル切
換操作であれば、コンバータが指定のチャンネルの放送
の1波を選択し、特定チャンネルに変換してテレビ受像
機に出力するから、テレビ受像機のチャンネルを特定チ
ャンネルにあらかじめ固定しておけば、指定のチャンネ
ルのテレビ番組を視聴することができる。
操作受付部からの操作内容が記憶部に記憶されている
音量調節操作であれば、まず、記憶部から音量調節操作
の光信号仕様が読み出され、外部発光部を介し、その仕
様に合致した光信号を発光させることができる。そこ
で、この光信号がテレビ受像機の光信号受光部に入光す
ることにより、テレビ受像機に内蔵されている音量調節
機能を使用して音量調節操作を実行することができる。
なお、このようにして記憶部に記憶させる操作内容と
して少なくとも音量調節操作を含めるのは、一般に、テ
レビ受像機の音量調節機能は、その音量設定値が画面上
に設定変更の都度表示される等の複雑な動作を要するか
ら、テレビ受像機に内蔵の音量調節機構を使用せずにそ
の機能を実現することがコスト的に不利である点に基づ
く。音声選択操作や、一時的に音量を最低レベルに絞る
ミュート操作等も、一般に、記憶部に光信号仕様を記憶
し、テレビ受像機に内蔵する対応の機構を利用する方が
有利である。これに対し、たとえばチャンネル切換操作
やオフタイマ操作等のように、複雑な機構を要しない操
作内容は、記憶部に光信号仕様を記憶せず、内部制御動
作として処理することが好ましい。
記憶部が電源入切操作の光信号仕様を記憶していると
きは、同様にして、テレビ受像機の電源入切操作も、専
用リモコン操作器を使用し、操作受付部を介して行なう
ことが可能である。なお、このときは、操作受付部を介
してのみならず、センタ側から伝送される電源投入指令
によっても、テレビ受像機の電源投入のための光信号を
外部発光部から出力させることができるから、視聴者に
対し、緊急避難情報等の特定の情報を放送し、これを強
制的に視聴させる、いわゆる強制視聴機能をも簡単に実
現することができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
CATVシステムの端末制御装置10は、コンバータ11と、
専用リモコン操作器Sとともに操作受付部を形成する受
光部12と、記憶部14、制御部15とを備えてなる(第1
図)。
端末制御装置10は、市販のテレビ受像機TVと組み合わ
せて伝送路TRの末端に接続され、CATVシステムの端末装
置を形成する。伝送路TRは、同軸ケーブルネットワーク
であって、たとえば無料チャンネルの放送と有料チャン
ネルの放送とを含む多重チャンネルのテレビ放送番組が
図示しないセンタから伝送される。ここで、無料チャン
ネルの放送は、一般の公共テレビ放送の再送信番組が主
体であって、その視聴が無料であり、有料チャンネルの
放送は、そのCATVシステム独自の自主放送番組であっ
て、その視聴に際し、たとえば視聴時間に応じて視聴料
を課金されるものとする。
伝送路TRは、端末制御装置10内に導入されると、分波
混合器11a、コンバータ11を経て、端末制御装置10の出
力としてテレビ受像機TVの高周波入力端子RFに接続され
ている。分波混合器11aは、モデム11bを介して制御部15
と双方向に接続されており、コンバータ11は、制御部15
の別の出力に接続されている。
受光部12の出力は、制御部15に接続され、制御部15の
他の出力は、出力部13aを介して外部発光部13に接続さ
れている。記憶部14は、制御部15と双方向に接続され、
さらに、制御部15には、表示部16、記憶スイッチSWの
他、電流検出部17を介して電流変成器CTの出力が接続さ
れている。ただし、電流変成器CTは、電源コンセントC
N、リセプタクルRC、テレビ受像機TVのコンセントCNtを
介してテレビ受像機TVに電源を供給する電源ラインACに
介装されており、テレビ受像機TVの内部には、手動の電
源スイッチPSが組み込まれている。
外部発光部13は、端末制御装置10の一部を形成する
が、リード線13dを介して端末制御装置10から長く引き
出され、テレビ受像機TVの光信号受光部LRの前面に対
し、これを覆うようにして装着される(第2図)。すな
わち、外部発光部13は、基板13b2に搭載する発光素子13
cをケース13b1内に組み込んで構成され、発光素子13c
は、光信号受光部LRに対向して、光信号受光部LRと光学
的に結合されている。また、発光素子13cは、リード線1
3dを介して端末制御装置10の出力部13aに接続されてい
る(第1図)。
テレビ受像機TVには、リモコン操作器Stが付属してお
り、外部発光部13を光信号受光部LRから取り外すと、リ
モコン操作器Stを操作することにより、テレビ受像機TV
の電源入切操作、チャンネル切換操作、音量調節操作等
ができるものとする。すなわち、リモコン操作器Stを操
作すると、その操作内容により特定の光信号仕様の光信
号が出力され、これが光信号受光部LRに入光すると、テ
レビ受像機TVに内蔵されている電源入切機構、チャンネ
ル切換機構、音量調節機構等が作動し、所定の操作機能
を実現することができる。なお、電源入切機構は、一般
に、手動の電源スイッチPSと別のスイッチ機構であっ
て、電源スイッチPSが投入されていることを条件にし
て、テレビ受像機TVの電源入切機能を実現することがで
きる。
コンバータ11は、分波混合器11aを介して伝送路TRか
ら伝送される複数チャンネルの放送の1波を選択し、特
定チャンネルに変換してテレビ受像機TVに出力する。そ
こで、テレビ受像機TVのチャンネル切換機構は、この特
定チャンネルに固定しておき、制御部15を介してコンバ
ータ11を切換え制御すれば、視聴者は、テレビ受像機TV
により、伝送される放送の任意の1波を選択し、そのテ
レビ番組を視聴することができる。
専用リモコン操作器Sは、受光部12に対して所定の光
信号仕様の光信号を出力することができる独立電源のユ
ニットである(第3図)。専用リモコン操作器Sには、
発光素子Sdの他、有料確認スイッチS1、電源入切スイッ
チS2、複数の有料チャンネル選択スイッチS3、S3…、音
声選択スイッチS4、音量調節スイッチS5a、S5b、チャン
ネル切換スイッチS6a、S6b、応答スイッチS7、オフタイ
マスイッチS8が組み込まれている。そこで、これらの操
作スイッチSi(i=1、2…8)を操作すると、それぞ
れの操作内容に応じて、特定の光信号仕様の光信号が発
光素子Sdから出力されるものとする。ただし、専用リモ
コン操作器Sの光信号仕様は、テレビ受像機TVのリモコ
ン操作器Stの対応する操作スイッチを操作したときの光
信号仕様と合致している必要はない。なお、音声選択と
は、音声多重放送を視聴するに際し、音声の主チャンネ
ル、副チャンネルの選択機能をいうものとする。
かかるCATVシステムの端末制御装置10の作動は、次の
とおりである。
まず、準備作業として、テレビ受像機TVに付属のリモ
コン操作器Stの操作内容のうち、専用リモコン操作器S
を介してテレビ受像機TVを操作する項目について、その
光信号仕様を記憶部14に記憶させる。すなわち、端末制
御装置10の記憶スイッチSWを投入すると、端末制御装置
10は記憶モードとなり、制御部15において第4図のプロ
グラムがスタートする。
プログラムは、まず、インデックスi=1とした上
(同図のステップ(1)、以下、単に(1)のように記
す)、表示部16にメッセージiを表示し(2)、受光部
12に光信号が入光するのを待つ(3)。そこで、メッセ
ージiに従ってリモコン操作器Stの特定の操作スイッチ
を操作して受光部12に光信号を入光させると、プログラ
ムは、この光信号の光信号仕様を読み取って記憶部14に
記憶する(4)。
このようにして記憶部14に光信号仕様を記憶させる
と、そのときの操作内容は、メッセージiに対応してい
る。そこで、プログラムは、記憶させた操作内容を別の
記憶領域に記憶した上(5)、所定のすべての操作内容
について、同様の手順を繰り返して終了する((6)、
(7)、(2)…(6))。
一般に、このようにして記憶部14に光信号仕様を記憶
させる操作内容は、任意に決めることができるが、ここ
では、テレビ受像機TVの電源入切操作と、音量調節操作
と、音声選択操作とをとり上げる。
つづいて、記憶スイッチSWを開放すると、端末制御装
置10は定常使用モードとなる。定常使用モードでは、専
用リモコン操作器Sを使用してすべての操作を実現し、
リモコン操作器Stは使用しない。すなわち、定常使用モ
ードにおいて、専用リモコン操作器Sの操作スイッチSi
(i=1、2…8)を操作して発光素子Sdから発光する
光信号を受光部12に入光させると、制御部15において第
5図のプログラムがスタートする。
プログラムは、まず、入光した光信号の光信号仕様を
認識して、操作された操作スイッチSiを特定し(同図の
スイッチ(1)、以下、単に(1)のように記す)、次
いで、その操作スイッチSiに相当する操作内容の光信号
仕様が記憶部14に記憶されているか否かを判別する
(2)。
プログラムは、操作された操作スイッチSiに相当する
操作内容が記憶部14に記憶させた操作内容に含まれない
ときは、指示された操作内容に従って所定の内部制御動
作を実行する(5)。たとえば、操作した操作スイッチ
Siがチャンネル切換スイッチS6a、S6bであると、プログ
ラムは、コンバータ11に対して順次切換制御信号を送出
し、したがって、コンバータ11は、伝送される無料チャ
ンネルの放送の1波を順次選択して特定チャンネルに変
換した上、テレビ受像機TVに出力する。よって、視聴者
は、テレビ受像機TVにより任意の無料チャンネルの放送
を視聴することができる。
また、操作スイッチSiが有料チャンネル選択スイッチ
S3、S3…の1個であったときの制御動作内容は、第6図
に示すとおりである。すなわち、プログラムは、まず、
現在視聴中の無料チャンネルを記憶し(同図のステップ
(51)、以下、単に(51)のように記す)、コンバータ
11に切換制御信号を送出して指定の有料チャンネルの放
送を選択する(52)。ただし、有料チャンネルの放送
は、有料チャンネル選択スイッチS3、S3…ごとに、あら
かじめ固定的に対応付けられているものとする。これに
より、視聴者は、テレビ受像機TVを介して指定の有料チ
ャンネルの放送の視聴を開始することができる。
プログラムは、つづいて、プレビュータイムの経過を
チェックする(53)。プレビュータイムは、図示しない
ソフトウェア的なタイマによってステップ(52)の実行
後の時間経過を計測し、その許容時間長を定めるもので
ある。そこで、プログラムは、あらかじめ定めたプレビ
ュータイムの経過により、再びコンバータ11を切換制御
して視聴中の有料チャンネルの放送をテロップチャンネ
ルに切り換える(54)。ただし、テロップチャンネルと
は、センタから伝送される多重チャンネルの放送の1波
を使用し、または、端末制御装置10の内部において創出
して、視聴者に対し、有料チャンネルの放送に対する課
金料金や、その支払い方法、その後の専用リモコン操作
器Sの操作方法等の情報を提供するチャンネルである。
視聴者は、テレビ受像機TVの画面によりテロップチャ
ンネルの情報を読み取ると、その有料チャンネルの放送
の視聴を続行するか否かを意思決定し、続行する場合
は、テロップチャンネルの情報に従って有料確認スイッ
チS1を操作する。プログラムは、それを認識すると(5
5)、モデム11b、分波混合器11a、伝送路TRを介してセ
ンタ側に課金情報を送出するから(56)、センタでは、
この課金情報に基づいて課金計算を開始することができ
る。また、プログラムは、同時に、コンバータ11に対し
て切換制御信号を送出し、視聴中のテロップチャンネル
をステップ(52)で選択した有料チャンネルの放送に再
切換し(56)、以後、視聴者は、その有料チャンネルの
放送を有料視聴することができる。
プレビュータイムは、視聴者に対し、一定時間の間に
限り有料チャンネルの放送の無料視聴を許容する(5
3)。そこで、視聴者は、プレビュータイムの経過前で
あっても、有料確認ステップS1を操作することにより
(53a)、いつでもプログラムを有料視聴状態に移行さ
せることができる(56)。ただし、プレビュータイム
は、有料チャンネルの放送の1波ごとにタイマが設けら
れ、その経過が個別に記憶されるものとする。
なお、テロップチャンネルに切り換えた後(54)、一
定時間内に有料確認スイッチS1が操作されないときは
((55)、(55a))、先きに視聴中の無料チャンネル
の放送に自動的に復帰する(57)。
次ぎに、操作スイッチSiとして、音量調節スイッチS5
a、S5bを操作したときを考えると、これに相当する音量
調節操作については、先きの準備作業においてリモコン
操作器Stの光信号仕様が記憶部14に記憶されている。そ
こで、プログラムは、記憶部14に記憶されている音量調
節操作に相当の光信号仕様を読み出した上(第5図のス
テップ(3))、それに合致する光信号を出力部13a、
外部発光部13を介して発光出力させる(4)。これによ
り、テレビ受像機TVの光信号受光部LRには、リモコン操
作器Stから出力されたと同一仕様の光信号が入光するか
ら、テレビ受像機TVは、内蔵する音量調節機構を駆動し
て所定の音量調節機能を実現することができる。記憶部
14に記憶済みの他の操作内容に相当する操作スイッチSi
を操作したときも、全く同様である。
専用リモコン操作器Sの応答スイッチS7は、たとえば
次ぎのように使用することができる。すなわち、センタ
から、有料または無料チャンネルの放送に重畳して、ま
たは単独のチャンネルを介して視聴者の応答を求める情
報を放送し、これに対して視聴者が応答スイッチS7を操
作すると、制御部15は、モデム11b、分波混合器11aを介
して伝送路TRに応答信号を送出し、センタにおいて、そ
れを認識することができる。そこで、テレビ受像機TVを
介してするテレビショッピングや、食事メニューの選
択、モーニングコールに対する応答等の双方向性機能を
簡単に実現することができる。
オフタイマスイッチS8を操作すると、その操作後、所
定時間の経過後にテレビ受像機TVの電源を自動的に切る
ことができる。すなわち、制御部15は、オフタイマスイ
ッチS8が操作されると、図示しないタイマをスタートさ
せ、所定時間の経過後に、出力部13a、外部発光部13を
介して電源切操作に相当する光信号をテレビ受像機TVに
発光出力すればよい。このとき、電源切操作に対応する
光信号仕様は、記憶部14に記憶されているものを使用す
ることができ、テレビ受像機TVの電源が遮断されたこと
は、電流変成器CT、電流検出部17を介して確認すること
ができる。
端末制御装置10は、さらに、視聴者に対する緊急放送
等の強制視聴機能を有する。いま、センタから、特定の
チャンネルを使用して館内火災発生等の緊急情報を放送
し、同時に強制視聴信号を伝送すると、後者は、分波混
合器11a、モデム11bを介して制御部15に到達し、制御部
15は、その特定のチャンネルにコンバータ11を切り換え
る。同時に、制御部15は、電流検出部17を介してテレビ
受像機TVが通電中か否かをチェックし、通電中でなけれ
ば、出力部13a、外部発光部13を介してテレビ受像機TV
の電源を投入する。これによって、視聴者は、特定のチ
ャンネルを介して放送される緊急情報を強制的に視聴す
ることができる。なお、このときの制御部15は、さら
に、外部発光部13を介してテレビ受像機TVに音量調節用
の光信号を出力してもよい。テレビ受像機TVの音量を強
制的に大きくし、視聴者の注意を一層強く惹き付けるこ
とができる。
また、このシステムは、センタから電源切断用の制御
信号を伝送することにより、テレビ受像機TVの電源を強
制的に切ることも可能である。チェックアウト後の客室
のテレビ受像機TVが電源切忘れのまま放置されることを
防止することができる。
以上の説明において、専用リモコン操作器S、受光部
12は、端末制御装置10の操作受付部を形成し、専用リモ
コン操作器Sを受光部12に向けて操作することによりす
べての操作内容を実現することができる。したがって、
端末制御装置10とテレビ受像機TVとを必ずしも同位置に
設置する必要はない。なお、操作受付部は、端末制御装
置10に組み込んだ操作スイッチ群であってもよい。すな
わち、専用リモコン操作器Sの操作スイッチSiを端末制
御装置10の操作パネル面に設けて制御部15に直接接続
し、視聴者は、これらの操作スイッチSiを操作してもよ
い。
また、外部発光部13のみならず、受光部12、表示器16
も、テレビ受像機TVの前面に付設することができる(第
7図)。外部発光部13、受光部12、表示器16を操作ユニ
ットSuとして一体にまとめ、端末制御装置10との間を多
心ケーブルによって接続すれば、端末制御装置10をテレ
ビ受像機TVと分離して任意の場所に設置することができ
る。なお、この場合において、表示器16は、必ずしもテ
レビ受像機TVの前面に取り付ける必要はない。
この発明は、伝送路TRを介して伝送される多重チャン
ネルの放送に有料チャンネルの放送が含まれず、無料チ
ャンネルの放送のみからなる場合であっても、そのまま
適用し得る。ただし、その場合、専用リモコン操作器S
には、有料チャンネル選択スイッチS3、S3…や、有料確
認スイッチS1は必要でなく、制御部15は、第6図のフロ
ーチャートに相当する動作を削除することができる。ま
た、有料チャンネルの放送を含む場合であっても、第6
図の選択操作手順は、単なる一例であって、テロップチ
ャンネルやプレビュータイムを設けないような他の手順
を採用してもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、コンバータ
と、操作受付部、記憶部、制御部とを設け、少なくとも
音量調節操作の光信号仕様を記憶部に記憶させ、外部発
光部から光信号を発光させることによって、記憶部に記
憶させる操作内容は、テレビ受像機に付属するリモコン
操作器の光信号仕様に適合する光信号を使うから、テレ
ビ受像機の内部改造を全く必要としないばかりでなく、
その他の操作内容はテレビ受像機と独立な内部制御動作
として処理することができるから、専用リモコン操作器
を使用し、操作受付部を介して必要操作のすべてを一挙
動で簡便に行なうことができる上、テレビ受像機に付属
のリモコン操作器を使用しないから、選択可能チャンネ
ル数に制限がなく、しかも、テレビ受像機から任意に分
離して設置することも可能であるという極めて優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は実施例を示し、第1図は全体系統
説明図、第2図は要部拡大断面図、第3図は専用リモコ
ン操作器の構成図、第4図ないし第6図はプログラムフ
ローチャートである。 第7図は他の実施例を示す構成説明図である。 TR……伝送路 TV……テレビ受像機 LR……光信号受光部 S……専用リモコン操作器 St……リモコン操作器 S3……有料チャンネル選択スイッチ 10……端末制御装置 11……コンバータ 13……外部発光部 14……記憶部 15……制御部 17……電流検出部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を介して伝送される複数チャンネル
    の放送の1波を選択し、特定チャンネルに変換してテレ
    ビ受像機に出力するコンバータと、複数の有料チャンネ
    ル選択スイッチを有する専用リモコン操作器からの操作
    内容を受け付ける操作受付部と、テレビ受像機に付属す
    るリモコン操作器によるテレビ受像機の少なくとも音量
    調節操作の光信号仕様を記憶する記憶部と、制御部とを
    備えてなり、該制御部は、前記操作受付部を介して指令
    された操作内容が前記記憶部に記憶されているか否かを
    判別し、判別結果に従い、前記記憶部に記憶されている
    光信号仕様の光信号を外部発光部からテレビ受像機の光
    信号受光部に対して発光させるか、前記コンバータによ
    るチャンネル選択動作を含む内部制御動作を実行するか
    を選択することを特徴とするCATVシステムの端末制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記記憶部は、テレビ受像機の電源入切操
    作の光信号仕様を記憶することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のCATVシステムの端末制御装置。
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