JPH0440091A - Ｃａｔｖシステムの端末制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ＣＡＴＶシステムにおいて、組み合わせる
テレビ受像機の内部改造を全く必要とせずに、音量調節
機能を含む任意の操作機能を実現することができるＣＡ
ＴＶシステムの端末制御装置に関する。

従来技術 ホテル、病院等の大規模施設内や、一定の地域内を対象
とするＣＡＴＶシステムが普及しつつある。

かかるＣＡＴＶシステムは、たとえば同軸ケーブルネッ
トワークからなる伝送路の末端に端末装置を接続し、セ
ンタから伝送される各種のテレビ番組を視聴させるもの
であるが、このときの端末装置としては、一般の市販品
からなるテレビ受像機と、端末制御装置との組合せを使
用するのが普通である。端末制御装置は、センタから伝
送される無料チャンネルの放送と有料チャンネルの放送
とのいずれを視聴しているかによって、センタに課金情
報（有料チャンネルの放送を視聴中の視聴者に対し、た
とえば視聴時間に応じて視聴料金を課金計算するための
情報をいう、以下同じ）を送出したり、センタからの各
種の間合せに応答し、双方向性のＣＡＴＶシステムを実
現したりするために必要になるものである。

視聴者は、かかるＣＡＴＶシステムを介してテレビ番組
を視聴するに際しては、一般に、テレビ受像機と端末制
御装置との双方を操作しなければならないので、極めて
厄介である。そこで、最近のテレビ受像機は、その殆ど
のものが、赤外線を利用したリモートコントローラ形の
操作器を介して操作するようになっていることに着目し
、この操作器を端末制御装置の操作にも共用使用するよ
うにすれば、その操作性を大きく改善することができる
（たとえば、特開平１−２４３６８２号公報、同１−２
８８０８４号公報）。すなわち、テレビ受像機に付属の
リモートコントローラ形操作器を操作するとき、操作器
からの光信号が、テレビ受像機と端末制御装置との双方
の光信号受光部に入光するようにし、たとえば、無料チ
ャンネルの放送と有料チャンネルの放送との切換えの際
には、テレビ受像機のチャンネル切換操作と、端末制御
装置内のコンバータの切換操作とを一挙動で行なうよう
にするものである。

発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、テレビ受像機のリモート
コントローラ形操作器からの光信号か端末制御装置の受
光部にも同時に入光するように、テレビ受像機と端末制
御装置とを同位置に配置しなければならないから、両者
に対する機械的・デザイン的な制約が大きく、したがっ
て、端末制御装置の生産性が極端に損なわれるという問
題が避けられなかった。また、操作器は、市販のテレビ
受像機に付属のものを共用使用するから、その選択可能
チャンネル数に制限があり、多チャンネルのＣＡＴＶシ
ステムを実現することができないという問題もあった。

なお、かかるＣＡＴＶシステムの端末装置としては、組
み合わせるテレビ受像機は、そのメーカや型式が不定で
あり、したがって、付属の操作器の光信号仕様も不定で
あること、また、端末制御装置と組み合わせるために何
らかの内部改造を施すことは、メーカの性能保証が得ら
れなくなる上、改造費用が無視できないために、極力避
けるべきであること等の特殊事情が存在する。

そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題と業
界の特殊事情とに鑑み、コンバータと、操作受付部と、
記憶部と、外部発光部とを備えることによって、テレビ
受像機の内部改造を全く必要とせずに、任意のチャンネ
ル数に対応できるとともに、視聴者によるすへての必要
操作が一挙動ででき、しかも、テレビ受像機と任意に分
離して設置することかできるＣＡＴＶシステム用の端末
制御装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、伝送路
を介して伝送される複数チャンネルの放送の１波を選択
し、特定チャンネルに変換してテレビ受像機に出力する
コンバータと、コンバータとテレビ受像機とに対する操
作内容を受け付ける操作受付部と、テレビ受像機に付属
するリモートコントローラ形操作器によるテレビ受像機
の操作内容のうち、少なくとも音量調節機能の光信号仕
様を記憶する記憶部と、操作受付部を介し、記憶部に記
憶された操作内容が指令されたとき、テレビ受像機の光
信号受光部に対し、記憶部に記憶されている光信号仕様
の光信号を発光する外部発光部とを備えることをその要
旨とする。

なお、テレビ受像機の電源入切状態を検出する電流検出
部を設け、記憶部は、テレビ受像機の電源入切操作機能
の光信号仕様を併せて記憶するようにしてもよい。

作用 かかる構成によるときは、まず、準備作業として、テレ
ビ受像機に付属するリモートコントローラ形操作器（以
下、リモコン操作器という）の操作内容ごとに、その光
信号仕様を記憶部に記憶させるが、その手順は、たとえ
ば、適当な表示部と受光部とを設け、表示部に表示され
た操作内容に応じてリモコン操作器を操作し、受光部を
介して、そのときのリモコン操作器からの光信号を読み
取り、信号内容をデフードして記憶部に記憶して行けば
よい。

つづいて、テレビ受像機によって所定のテレビ番組を視
聴するときは、操作受付部を介して、所定の操作内容を
指令する。操作受付部としては、専用のリモートコント
ローラ形の操作器と受光部との組合せでもよく、あるい
は、直接操作形のスイッチ群であってもよい。操作内容
がチャンネル切換操作であれば、コンバータが、指定の
チャンネルの放送の１波を選択し、特定チャンネルに変
換してテレビ受像機に出力するから、テレビ受像機のチ
ャンネルを特定チャンネルにあらかじめ固定しておけば
、視聴者は、指定のチャンネルのテレビ番組を視聴する
ことができる。

操作受付部からの操作内容が音量調節であれば、まず、
記憶部から、音量調節機能の光信号仕様が読み出され、
外部発光部は、その仕様に合致した光信号を発光するこ
とができるから、この光信号がテレビ受像機の光信号受
光部に入光し、以下、テレビ受像機に内蔵されている音
量調節機能を使用して、音量調節を実行することができ
る。

記憶部が電源入切操作機能の光信号仕様を記憶している
ときは、同様にして、テレビ受像機の電源入切操作も、
操作受付部を介して行なうことが可能である。なお、こ
のときは、操作受付部を介してのみならず、センタ側か
ら伝送される電源投入指令によっても、テレビ受像機の
電源投入のための光信号を出力することができるから、
視聴者に対し、緊急避難情報等の特定の情報を放送し、
これを強制的に視聴させる、いわゆる強制視聴機能をも
簡単に実現することができる。

実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

ＣＡＴＶシステムの端末制御装置１０は、コンバータ１
１と、専用のリモートコントローラ形操作器（以下、専
用リモコン操作器という）Ｓとともに操作受付部を形成
する受光部１２と、テレビ受像機ＴＶの光信号受光部Ｌ
Ｒの前面に装着する外部発光部１３と、記憶部１４とを
備えてなる（第１図）。

端末制御装置１０は、市販のテレビ受像機ＴＶと組み合
わせて伝送路ＴＲの末端に接続され、ＣＡＴＶシステム
の端末装置を形成するものである。伝送路ＴＲは、同軸
ケーブルネットワークであって、図示しないセンタから
は、たとえば、無料チャンネルの放送と有料チャンネル
の放送とを含む多重チャンネルのテレビ放送番組が伝送
されるものとする。ここで、無料チャンネルの放送は、
一般の公共テレビ放送の再送信番組が主体であって、そ
の視聴は無料であり、有料チャンネルの放送は、そのＣ
ＡＴＶシステム独自の自主放送番組であって、その視聴
に際し、たとえば視聴時間に応じて視聴料を課金される
ものとする。

伝送路ＴＲは、端末制御装置１０内に導入されると、分
波混合器１１ａ１コンバータ１１を経て、端末制御装置
１０の出力として、テレビ受像機ＴＶの高周波入力端子
ＲＦに接続されている。分波混合器１１ａは、モデムｌ
ｌｂを介して制御部１５と双方向に接続され、また、コ
ンバータ１１は、制御部１５の別の出力に接続されてい
る。

受光部１２の出力は制御部１５に接続され、また、外部
発光部１３は、出力部１３ａを介して、制御部１５の他
の出力に接続されている。記憶部１４は、制御部１５と
双方向に接続され、さらに、制御部１５には、表示部１
６、記憶スイッチＳＷの他、電流検出部１７を介して電
流変成器ＣＴの出力が接続されている。ただし、電流変
成器ＣＴは、電源コンセントＣＮ、リセプタクルＲＣ、
テレビ受像機ＴＶのコンセントＣＮｔを介してテレビ受
像機ＴＶに電源を供給する電源ラインＡＣに介装されて
おり、テレビ受像機ＴＶの内部には、手動の電源スィッ
チＰＳが組み込まれている。

外部発光部１３は、端末制御装置１０の一部を形成する
が、リード線１３ｄを介して端末制御装置１０から長く
引き出され、テレビ受像機ＴＶの光信号受光部ＬＲの前
面に、これを覆うようにして装着される（第２図）。す
なわち、外部発光部１３は、ケース１３ｂ１内に、基板
１３ｂ２に搭載した発光素子１３Ｃを組み込んでなり、
発光素子１３ｃは、光信号受光部ＬＲに対句して、光信
号受光部ＬＲと光学的に結合されているものとする。ま
た、発光素子１３ｃは、リード線１３ｄを介して、端末
制御装置１０に接続されている。

テレビ受像機ＴＶには、リモコン操作器Ｓｔが付属しく
第１図）、外部発光部１３を光信号受光部ＬＲから取り
外すときは、リモコン操作器Ｓｔを操作することにより
、テレビ受像機ＴＶの電源入切操作、チャンネル切換操
作、音量調節操作等ができるものとする。すなわち、リ
モコン操作器Ｓｔを操作すると、その操作内容により、
特定の光信号仕様の光信号が出力され、これが光信号受
光部ＬＲに入光すると、テレビ受像機ＴＶに内蔵されて
いる電源入切機構、チャンネル切換機構、音量調節機構
等が作動し、所定の操作機能を実現することができる。

なお、電源入切機構は、一般に、手動の電源スィッチＰ
Ｓとは別のスイッチ機構であって、電源スィッチＰＳが
投入されていることを条件に、テレビ受像機ＴＶの電源
入切機能を実現するようになっている。

コンバータ１１は、分波混合器１１ａを介して伝送路Ｔ
Ｒから伝送される複数チャンネルの放送の１波を選択し
、特定チャンネルに変換して、テレビ受像機ＴＶに出力
する。そこで、テレビ受像機ＴＶのチャンネル切換機構
は、この特定チャンネルに固定しておき、制御部１５を
介してコンノ＼−タ１１を切換え制御すれば、視聴者は
、テレビ受像機ＴＶにより、伝送される放送の任意の１
波を選択し、そのテレビ番組を視聴することができる。

専用リモコン操作器Ｓは、受光部１２に対して所定の光
信号仕様の光信号を出力することができる独立電源のユ
ニットである（第３図）、専用リモコン操作器Ｓには、
発光素子Ｓｄが組み込まれ、さらに、有料確認スイッチ
Ｓ１、電源入切スイ・ノチＳ２、複数の有料チャンネル
選択スイッチＳ３、Ｓ３・・・、音声選択スイッチＳ４
、音量調節スイッチ５５ａＳＳ５ｂｓチヤンネル切換ス
イツチＳ６ａ。

Ｓ６ｂ、応答スイッチＳ７、オフタイマスイッチＳ８が
組み込まれている。そこで、これらの操作スイッチ５ｉ
（ｉ＝１．２・・・８）を操作すると、発光素子Ｓｄか
らは、それぞれの操作内容に応じて、特定の光信号仕様
の光信号が出力されるものとする。ただし、専用リモコ
ン操作器Ｓの光信号仕様は、テレビ受像機ＴＶのリモコ
ン操作器Ｓｔの対応する操作スイッチを操作したときの
光信号仕様と合致している必要はない。なお、音声選択
とは、音声多重放送を視聴するに際し、音声の主チャン
ネルと副チャンネルとの選択機能をいうものとする。

かかる構成のＣＡＴＶシステムの端末制御装置１０の作
動は、次のとおりである。

まず、準備作業として、テレビ受像機ＴＶに付属のリモ
コン操作器Ｓｔの操作内容のうち、リモコン操作器Ｓを
介してテレビ受像機ＴＶを操作する項目について、その
光信号仕様を記憶部１４に記憶させる。すなわち、端末
制御装置１０の記憶スイッチＳＷを投入すると、端末制
御装置１ｏは記憶モードとなり、制御部１５ては、第４
図のブログラムがスタートする。

プログラムは、まず、インデックスｉ＝１とした上（同
図のステップ（１）、以下、単に（１）のように記す）
、表示部１６にメツセージｉを表示しく２）、受光部１
２に光信号が入光するのを待つ（３）。そこで、メツセ
ージｉに従ってリモコン操作器Ｓｔの特定の操作スイッ
チを操作して、受光部１２に光信号を入光させると、プ
ログラムは、この光信号の光信号仕様を読み取って、記
憶部１４に記憶する（４）。

このようにして、記憶部１４に光信号仕様を記憶させた
場合、そのときの操作内容は、メツセージｉに対応する
ものである。そこで、プログラムは、記憶させた操作内
容を別の記憶領域に記憶した上（５）、所定のすべての
操作内容について、同様の手順を繰り返して終了する（
（６）、（７）、（２）・・・（６））。

このようにして、記憶部１４に光信号仕様を記憶させる
操作内容は、一般に、任意に決めることができるが、こ
こでは、テレビ受像機ＴＶの電源大切操作と、音量調節
操作と、音声選択操作とをとり上げるものとする。

つづいて、記憶スイッチＳＷを開放すると、端末制御装
置１０は、定常使用モードとなる。定常使用モードでは
、専用リモコン操作器Ｓを使用してすべての操作を実現
し、リモコン操作器Ｓｔは使用しない。すなわち、定常
使用モードにおいて、専用リモコン操作器Ｓの操作スイ
ッチ５ｉ（ｉｌ、２・・・８）を操作して、発光素子Ｓ
ｄから発光する光信号を受光部１２に入光させると、制
御部１５では、第５図のプログラムがスタートする。

プログラムは、まず、入光した光信号の光信号仕様を認
識して、操作された操作スイッチＳｉを特定しく同図の
ステップ（１）、以下、単に（１）のように記す）、次
いで、その操作スイッチＳｉに相当する操作内容の光信
号仕様が、記憶部１４に記憶されているか否かをチエツ
クする（２）。

プログラムは、操作された操作スイッチＳｉに相当する
操作内容が、記憶させた操作内容に含まれないときは、
指示された操作内容に従って所定の制御を実行する（５
）。たとえば、操作した操作スイッチＳｉがチャンネル
切換スイッチＳ　６ａ。

Ｓ６ｂであったときは、プログラムは、コンバータ１１
に対して順次切換制御信号を送出し、したがって、コン
バータ１１は、伝送される無料チャンネルの放送の１波
を順次選択して、特定チャンネルに変換した上、テレビ
受像機ＴＶに出力する。

よって、視聴者は、テレビ受像機ＴＶにより、任意の無
料チャンネルの放送を視聴することができる。

また、操作スイッチＳｉが、有料チャンネル選択スイッ
チＳ３、Ｓ３・・・の１個であったときの制御内容は、
第６図に示すとおりである。すなわち、プログラムは、
まず、現在視聴中の無料チャンネルを記憶しく同図のス
テップ（５１）、以下、単に（５１）のように記す）、
コンバータ１１に切換制御信号を送出して、指定の有料
チャンネルの放送を選択する（５２）。ただし、有料チ
ャンネルの放送は、有料チャンネル選択スイッチＳ３、
Ｓ３・・・ごとに、あらかじめ固定的に対応付けられて
いるものとする。これにより、視聴者は、テレビ受像機
ＴＶを介して、指定の有料チャンネルの放送の視聴を開
始することができる。

プログラムは、つづいて、プレビュータイムの経過をチ
エツクする（５３）。プレビュータイムは、図示しない
ソフトウェア的なタイマによって、ステ、プ（５２）の
実行後の時間経過を計測して、その許容時間長を定める
ものであり、したかって、プログラムは、あらかじめ定
めたプレビュータイムの経過により、再びコンバータ１
１を切換制御して、視聴中の有料チャンネルの放送をテ
ロップチャンネルに切り換えることができる（５４）。

ただし、テロップチャンネルとは、センタから伝送され
る多重チャンネルの放送の１波を使用し、または、端末
制御装置１０の内部において創出して、視聴者に対し、
有料チャンネルの放送に対する課金料金や、その支払い
方法、その後の専用リモコン操作器Ｓの操作方法等の情
報を提供するチャンネルである。

視聴者は、テレビ受像機ＴＶの画面により、テロップチ
ャン不ルの情報を読み取ると、その有料チャンネルの放
送の視聴を続行するか否かを意思決定し、続行する場合
は、テロップチャンネルの情報に従って、有料確認スイ
ッチＳ１を操作する。

プログラムは、それを認識すると（５５）、モデムｌｌ
ｂ、分波混合器１］−ａ、伝送路ＴＲを介してセンタ側
に課金情報を送出するから（５６）、センタでは、この
課金情報に基づき、視聴者に対する課金計算を開始する
ことができる。また、プログラムは、同時に、コンバー
タ１１に対して切換制御信号を送出し、視聴中のテロッ
プチャンネルを、ステップ（５２）で選択した有料チャ
ンネルの放送に再切換するから（５６）、以後、視聴者
は、その有料チャンネルの放送を有料視聴することがで
きる。

プレビュータイムは、視聴者に対し、一定時間の間に限
り、有料チャンネルの放送の無料視聴を許容する（５３
）。そこで、視聴者は、プレビュータイムの経過前であ
っても、有料確認スイッチＳ１を操作することにより（
５３ａ）、いつでも、プログラムを有料視聴状態に移行
させることかできる（５６）。ただし、プレビュータイ
ムは、有料チャンネルの放送の１−波ごとにタイマが設
けられ、その経過は、別に記憶されるものとする。

なお、テロップチャンネルに切り換えた後（５４）、一
定時間内に有料確認スイッチＳ１が操作されないときは
（（５５）、（５５ａ））、先きに視聴中の無料チャン
ネルの放送に自動的に復帰する（５７）。

次ぎに、操作スイッチＳｉとして、音量調節スイッチＳ
５ａ、　Ｓ５ｂを操作したときを考えると、これに相当
する音量調節操作については、先きの準備作業において
、リモコン操作器Ｓｔの光信号仕様が記憶部１４に記憶
されている。そこで、プログラムは、記憶部１４に記憶
されている音量調節操作に相当の光信号仕様を読み出し
た上（第５図のステップ（３））、それに合致する光信
号を出力部１３ａ、外部発光部１３を介して発光出力さ
せる（４）。これにより、テレビ受像機ＴＶの光信号受
光部ＬＲには、リモコン操作器Ｓｔから出力されたと同
一仕様の光信号が入光するから、テレビ受像機ＴＶは、
内蔵する音量調節機構を駆動し、所定の音量調節機能を
実現することかできる。

その他の記憶済みの操作内容に相当する操作スイッチＳ
ｉを操作したときも、全く同様である。

専用リモコン操作器Ｓの応答スイッチＳ７は、たとえば
、次ぎのように使用することができる。

すなわち、センタから、有料または無料チャンネルの放
送に重畳して、または、単独のチャンネルを介して、視
聴者の応答を求める情報を放送し、これに対して、視聴
者が応答スイッチＳ７を操作すると、制御部１５は、モ
デム１１ｂ１分波混合器１１ａを介して伝送路ＴＲに応
答信号を送出することかできるから、センタでは、これ
を認識することかできる。テレビ受像機ＴＶを介しての
テレビショッピングや、食事メニューの選択、モーニン
グフールに対する応答等の双方向性機能を簡単に実現す
ることかできる。

オフタイマスイッチＳ８を操作すると、その操作後、所
定時間の経過後にテレビ受像機ＴＶの電源を自動的に切
ることかできる。すなわち、制御部１５は、オフタイマ
スイッチＳ８が操作されると、図示しないタイマをスタ
ートさせ、所定時間の経過後に、出力部１３ａ、外部発
光部１３を介して、電源切操作に相当する光信号をテレ
ビ受像機ＴＶに発光出力すればよい。このとき、電源切
操作に対応する光信号仕様は、記憶部１４に記憶されて
いるものを使用することができ、テレビ受像機ＴＶの電
源か遮断されたことは、電流変成器ＣＴ、電流検出部１
７を介して確認することができる。

この端末制御装置１０は、さらに、視聴者に対し、緊急
放送等の強制視聴機能を有する。いま、センタから、特
定のチャンネルを使用して館内火災発生等の緊急情報を
放送し、同時に、強制視聴信号を伝送すると、後者は、
分波混合器１１ａ、モデムｌｌｂを介して制御部１５に
到達し、制御部］−５は、コンバータ１１を、その特定
のチャンネルに切り換える。同時に、制御部１５は、電
流検出部１７を介してテレビ受像機ＴＶが通電中か否か
をチエツクし、通電中でなければ、出力部１３ａ、外部
発光部１３を介してテレビ受像機ＴＶの電源を投入する
。これによって、視聴者は、特定のチャンネルを介して
放送される緊急情報を強制的に視聴することかできる。

なお、このとき、制御部１５は、さらに、外部発光部１
３を介して、テレビ受像機ＴＶに音量調節用の光信号を
出力してもよい。テレビ受像機ＴＶの音量を強制的に大
きくして、視聴者の注意を一層強く惹き付けることがで
きる。

また、このシステムは、センタから電源切断用の制御信
号を伝送することにより、テレビ受像機ＴＶの電源を強
制的に切ることも可能である。チエツクアウト後の客室
のテレビ受像機ＴＶが、電源切忘れのまま放置されるこ
とを防止することができる。

以上の説明において、専用リモコン操作器Ｓと受光部１
２とは、端末制御装置１０の操作受付部を形成するから
、専用リモコン操作器Ｓを受光部１２に向けて操作する
ことにより、すべての操作内容を実現することができる
。したがって、端末制御装置１０とテレビ受像機ＴＶと
は、必らずしも同位置に設置する必要はない。なお、操
作受付部は、端末制御装置１０に組み込んだ操作スイッ
チ群であってもよい。すなわち、専用リモコン操作器Ｓ
の操作スイッチＳｉを端末制御装置１０の操作パネル面
に設け、これを直接制御部１５に接続することにより、
視聴者は、これらの操作スイッチＳｉを操作するように
してもよい。

また、外部発光部１３のみならず、受光部１２、表示器
１６も、テレビ受像機ＴＶの前面に付設することができ
る（第７図）。外部発光部１３、受光部１２、表示器１
６を操作ユニッ）Ｓｕとして一体にまとめ、端末制御装
置１０との間を多心ケーブルによって接続すれば、端末
制御装置１０は、テレビ受像機ＴＶと分離して任意に設
置することができる。なお、この場合において、表示器
１６は、必らずしもテレビ受像機ＴＶの前面に取り付け
る必要はない。

さらに、記憶モードにおいて記憶部１４に記憶させる操
作内容は、少なくとも、音量調節機能に相当するものを
含めれば足るものとする。一般に、音量調節機能は、そ
の音量設定値が、テレビ受像機ＴＶの画面上に設定変更
の都度表示される等の複雑な機能を有するから、テレビ
受像機ＴＶに内蔵の音量調節機構を使用せずに、その機
能を実現することはコスト的に困難であるが、その他の
機能は、たとえばチャンネル切換機能やオフタイマ機能
等のように、端末制御装置１０側において、比較的簡単
に実現することができるからである。

音声選択機能や、−時的に音量を最低レベルに絞るミュ
ート機能等も、一般に、記憶部１４に光信号仕様を記憶
し、テレビ受像機ＴＶに内蔵する対応の機構を利用する
のが有利である。

また、この発明は、伝送路を介して伝送される多重チャ
ンネルの放送に有料チャンネルの放送が含まれず、無料
チャンネルの放送のみからなる場合にも、そのまま適用
し得るものである。ただし、その場合は、専用リモコン
操作器Ｓには、有料チャンネル選択スイッチＳ３、Ｓ３
・・・や、有料確認スイッチＳ１は必要でなく、制御部
１５は、第６図のフローチャートに相当する動作を削除
することができる。また、有料チャンネルの放送を含む
場合であっても、第６図の選択操作手順は一例であり、
したがって、テロップチャンネルやプレビュータイムを
設けないようにした他の手順を採用してもよいことは勿
論である。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、コンバータと、
操作受付部と、記憶部と、外部発光部とを設け、少なく
とも音量調節機能については、あらかじめ記憶部に記憶
させた光信号仕様に基づいて、外部発光部からの光信号
を介し、テレビ受像機に内蔵する対応の機構をそのまま
利用してテレビ受像機を操作することによって、記憶部
に記憶させる操作内容に関しては、テレビ受像機に付属
するリモコン操作器の光信号仕様に適合する光信号を使
うから、テレビ受像機は、その内部改造を全く必要とし
ないばかりでなく、その他の操作内容は、テレビ受像機
と独立に機能するから、必要操作は、操作受付部を介し
てすべて一挙動で簡便に行なうことが可能であり、テレ
ビ受像機に付属のリモコン操作器を使用しないから、選
択可能チャンネル数に制限がなく、しかも、テレビ受像
機と任意に分離して設置することも自在であるという極
めて優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は実施例を示し、第１図は全体系統
説明図、第２図は要部拡大断面図、第３図は専用のリモ
ートコントローラ形操作器の構成図、第４図ないし第６
図はプログラムフローチャートである。 第７図は他の実施例を示す構成説明図である。 ＴＲ・・・伝送路 ＴＶ・・・テレビ受像機 ＬＲ・・・光信号受光部 Ｓｔ・・・リモートコントローラ形操作器１０・・・端
末制御装置 １１・・・コンバータ １３・・・外部発光部 １４・・・記憶部 １７・・・電流検出部 特許出願人　　株式会社　ホクリョーリード代理人　弁
理士　　　　　　　　松　１）忠　秋第３Ｌ 第４図 第６図 第 図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）伝送路を介して伝送される複数チャンネルの放送の
   １波を選択し、特定チャンネルに変換してテレビ受像機
   に出力するコンバータと、該コンバータとテレビ受像機
   とに対する操作内容を受け付ける操作受付部と、テレビ
   受像機に付属するリモートコントローラ形操作器による
   テレビ受像機の操作内容のうち、少なくとも音量調節機
   能の光信号仕様を記憶する記憶部と、前記操作受付部を
   介し、前記記憶部に記憶された操作内容が指令されたと
   き、テレビ受像機の光信号受光部に対し、前記記憶部に
   記憶されている光信号仕様の光信号を発光する外部発光
   部とを備えてなるＣＡＴＶシステムの端末制御装置。 ２）前記記憶部は、テレビ受像機の電源入切操作機能の
   光信号仕様を記憶することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のＣＡＴＶシステムの端末制御装置。