JPS6349095A - 抗ck−mモノクロ−ナル抗体及びその製造法 - Google Patents

抗ck−mモノクロ−ナル抗体及びその製造法

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JPS6349095A
JPS6349095A JP61191899A JP19189986A JPS6349095A JP S6349095 A JPS6349095 A JP S6349095A JP 61191899 A JP61191899 A JP 61191899A JP 19189986 A JP19189986 A JP 19189986A JP S6349095 A JPS6349095 A JP S6349095A
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JP
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monoclonal antibody
creatine kinase
kinase
antibody
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JP61191899A
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Tadao Suzuki
直生 鈴木
Mihoko Saiki
永来 美保子
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生体液中のクレアチンキナーゼ(Creat
ine Kinase EC2,7,3,2;以下CK
と略記する。)のMBアイソザイムの定量に用いること
ができ、CKと反応し、かつCK  Mサブユニット活
性を阻害するモノクローナル抗体(以下抗CKM活性阻
害モノクローナル抗体と略記する。)及びその製造法に
関するものである。
(従来の技術) CKは、(1)式の左右両方向の反応を触媒する酵素で
ある。
(略号は、CP:クレアチンリン酸、C:クレアチン、
ADP:アデノシンニリンIM、ATP:アデノシン三
リン酸である。) CKには、2つのサブユニットの組合せにより。
3つのアイソザイムが存在する。二とが知られておリ、
それらは各々CK  MM、CK  MB、CK−BB
であり、CK−MMは主に骨格筋や心筋などの筋肉に、
CK−MBは心筋に、CK−BBは王に脳及び腎などの
臓器に存在している。この中で、CK−MBは心筋に特
異的に存在するので。
その特異的測定は心筋梗塞の診断において特に有用なマ
ーカーであることが明らかにされている。
臨床検査の領域においてCK活性の測定は9筋疾居、、
神経性疾患、中枢神経系疾患、精神病、心疾6色などの
診断に日常的に測定されている重要な項目の1つで、従
来から種々のCK測定法が提案されてきた。その1つは
、左方向の活性を測定するという方法で、これらの中に
は、■CPの加水分解で生ずる無機リン酸を測定する方
法、■ADPをピルビン酸キナーゼ(以下PKと略記す
る。)と乳酸脱水素酵素の作用で還元型β−ニコチンア
ミドアデニンジヌクレオチド(以下NADHと略記する
。)に導き、吸収減少として測定する方法。
■ADPをPKでピルビン酸に導き1次いで2.4−ジ
ニトロフェニルヒドラジンとの反応で生成したヒドラゾ
ンを測定する方法などがある。
また、右方向の活性を測定する方法には、■生成したC
を色素と反応させて比色する。あるいは螢光を測定する
方法、■ルシフェラーゼを用いる方法(特開昭51−4
1597号公報、特開昭55−120796号公報、特
開昭56−26200号公報、特開昭57−10519
9号公報参照。)、■ホスホグリセリン酸キナーゼとグ
リセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼを用い
る方法(特公昭59−34119号公報、特開昭56−
155000号公報参照。)、■ヘキソキナーゼとグル
コース−6−リン酸脱水素酵素(以下G 6 P D 
Hと略記する。)を用いる方法。
■グルコキナーゼ(以下G 1 c Kと略記する。)
とG6 PDHを用いる方法などがある。
しかし、これらの方法は、3つのアイソザイムを区別し
て測定することができないので、心筋梗塞の有用なマー
カーであるCK−MBを特異的に測定する方法がいくつ
か提案されている。まず。
■CK−M活性を特異的に阻害する抗体を加えて。
CK−B活性のみを■〜■の方法で測定する方法(特公
昭56−19239号公報、特公昭58−20274号
公報参照。)がある。この場合、CK−BBとの区別が
つかないが1通常血清中のCK−BI3の量は無視でき
る。また、■イオン交換樹脂でCK−MBアイソザイム
を分離して、  CK−MB活性を■〜■の方法で測定
する方法(特開昭54−65096号公報、特開昭54
−163886号公報参照、)、さらに、■酵素活性で
はなく、免疫測定法でタンパク質量として測定する方法
〔クリニカルケミストリー(C1inical che
n−istry)、 Vol、 29 、 1232頁
(1983)参照〕などが報告されている。これらの方
法の中で5掻作が筒便なこと、総CK活性との比較が容
易である点で、■の免疫阻害法が最も有用である。この
方法では、抗体はMMアイソザイムを抗原として免疫し
て得られる抗血清から分離したポリクローナル抗体が用
いられている。
一方、1975年にケーラー(KOhler)とミルシ
ュタイン(Milstein)は、免疫されたマウスの
肺細胞のリンパ球と骨髄腫細胞(ミエローマ)を融合さ
せることによって得られる融合細胞(ハイブリドーマ)
を用いて、単一、均質な抗体(モノクローナル抗体)を
製造しうろことを示した〔ネイチャー(Nature)
、  256巻、495頁(1975))。
この報告以来2種々のハイブリドーマ及びモノクローナ
ル抗体について報告がされてきた〔例えば。
コブロースキー(Koprowski) 、プロシーデ
ィングオブ ナショナル アカデミツク サイエンスニ
ーニスニー(Proc、 Natl、 Acad、 S
ci、 USA) 75巻、3938頁(1978) 
 ;ガルフル(Galfre)ら。
ネイチャー(Nature)、  266巻、550頁
(1977);ケーラー(Kahler)ら、ヨーロピ
アン ジャーナル オプ イムノロジー([Eur、J
、1mmuno!、)。
6巻、511頁(1976) )が、抗CK−M阻害モ
ノクローナル抗体については、全く何も記載されていな
いし、また、その創製に成功したとの報告もなされてい
ない。
(発明が解決しようとする問題点) 前記したポリクローナル抗体を得るためには。
抗原を高度に精製する必要があるが、MM抗原は高度な
精製が困難で、そのため、エタノール沈殿で得られた粗
酵素はDEAEセファセル、CM−セルロース、フェニ
ルセファロース、ブルーセファロースの各クロマトグラ
フィーを要する。特に免疫阻害法においては、アイソザ
イムの相互分離が重要であり1分離が不完全であると1
例えば。
MM抗原の中にMB抗原が混入した抗原を用いて免疫し
た抗体は、Bサブユニットを阻害する抗体も生成してい
ると考えられ、このような抗体を阻害剤として使用すれ
ば、MBアイソザイムのBサブユニットも阻害し、異常
に低い測定値を与え。
正しい測定ができない。
さらに、ポリクローナル抗体を得るためには。
その高度に精製されたMM抗原が常に多量に必要であり
、また、被免疫動物の個体差によるロフトのバラツキも
大きい。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような問題点を解決すべく鋭意研究
を重ねた結果、CK−MM又はCK−MBを抗原として
動物を免疫し、その動物のリンパ球と骨髄腫細胞(ミエ
ローマ)とを融合させることにより得られたハイブリド
ーマ細胞株が、大量の抗CK−M活性阻害モノクローナ
ル抗体を生産し、しかも、この抗体を用いて免疫阻害法
でCK−MBアイソザイムを簡便で感度よく測定できる
ことを見い出し1本発明を完成した。
すなわち1本発明は、抗CK−M活性■害モノクローナ
ル抗体及び抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体産生
能を有するハイブリドーマ細胞株を培養し、培養物から
抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体を採取すること
を特徴とする抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体の
製造法を要旨とするものである。
本発明の抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体の理化
学的性質の一例を示す。
(13作用 CKに作用して抗原抗体反応が生じ、  CK−Mサブ
ユニット酵素活性を阻害する。
(2)抗原抗体反応特異性 CKサブユニットと反応する。
(3)  至適p H 6〜9 (4)安定pH範囲 3〜11 (5)力価の測定方法 イムノアッセイによって検出されうる希釈倍率により測
定する。
(6)作用適温の範囲 20〜40°C (7)失活の条件 100℃、10分の加熱で失活する。
(8)分子量 140.000〜180,000 本発明のモノクローナル抗体を得るには、まず。
抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体産生能を有する
ハイブリドーマ細胞株を得る。このハイブリドーマ細胞
株としては3例えば1次の細胞学的性質を示す細胞株が
あシブられる。
(1)由来 抗CK−M抗体産生リンパ球とミエローマ細胞との融合
により創製した融合細胞である。
(2)形態 ミエローマ細胞とほぼ同様の形態を示す。
例えば、大きさは10〜20μmである。
(3)機能 単一の抗原決定基を認識する抗CK−M活性阻害モノク
ローナル抗体を定常的に生産する。
(4)増殖性 ミエローマ細胞とほぼ同様の増殖性を示す。
すなわち、72時間で約10倍に増殖する。
(5)保存性 一120℃以下で極めて容易に長期間保存可能である。
(6)最適増殖条件 温度37°c、pH7,2 (7)増殖範囲 温度32〜42℃、pH6,5〜7.8で増殖可能であ
る。
この細胞株を得るには9例えば3次のごとき方法を採用
すればよい。
すなわち、まず、抗原のCK−M〜1又はMBを採取す
るには1例えば、クリニカ キミ力 アクタ(C1in
ica Chimica Acta) 123巻、59
〜71頁(1982)記載の方法に従ってDEAEセフ
ァセルでCK −M MとMBを分離した後、  CK
  MMはCM−セルロース、フェニルセファロース、
ブルーセファロースの各クロマトグラフィーを行うこと
により、抗原として使用可能な精製CK−MMを得るこ
とができる。
また、CK−MBは、DEAEセファセルで分離した後
、フェニルセファロースによるクロマトグラフィーで抗
原として使用可能な精製CK−MBを得ることができる
抗原としては、全てのCK  MM又はMBを使用する
ことができるが、臨床化学的には従来の抗血清がヒトの
CKと交差する哺乳動物3例えば。
ヒト、サル、ブタ、ウシ等の由来で、かつ被免疫動物と
は異なる動物が好ましい。これらの抗原で。
哺乳動物、好ましくはマウス又はラットに免疫すればよ
い。抗原の使用量、投与部位、アジュバントの使用等、
免疫の方法は従来の抗血清を得る方法に準ずればよい。
例えば、マウスを用いる場合。
マウス1匹あたり1回につき0.001〜10++v、
好ましくは0.01〜1■のCK−MM又はMBを。
初回はアジュバント(例えば、フロイントの完全アジュ
バント)とよく混合して、皮下、 l]1腔内等に投与
し、3週間以上経過後、再びアジュバント(例えば、フ
ロイントの不完全アジュバント)をよく混合して、皮下
、腹腔内等に投与する。さらに、2週間以上経過後、C
K−MM又はMBのみを静脈内、皮下、腹腔内等に投与
して、十分免疫する。このようにして免疫された動物を
、好ましくは最終免疫から2〜4日後に殺し、リンパ球
を採取する。リンパ球調製には、肺臓、リンパ節。
末梢血等が用いられる。このリンパ球を培養液に懸濁状
態にほぐしておく。
一方、骨髄腫細胞(ミエローマ)を用意する。
このミエローマは、被免疫動物と同じ種由来のものを使
用することが好ましい。さらに、そのミエローマは薬剤
抵抗性の変異株であることが好ましく、未融合のミエロ
ーマがハイブリドーマ選択培地で生育しないものが好ま
しい。最も一般には8−アザグアニン抵抗性の細胞ライ
ンが用いられる。
これは、ヒポキサンチン−グアニン−ホスホリボシルト
ランスフェラーゼ(Hypoxantine guan
inepho’5phoribosyl transf
erase)が欠損しており。
M tR培地の一種ヒポキサンチンーアミノプテリン−
)ミジン(HAT)培地に生育できない。また。
使用するミエローマ自身が抗体を分泌しないものが望ま
しい。以上の点から5例えば、市販のマウスミエローマ
P3・X63・Ag8・6・5・3(X63・6・5・
3)、P3・X63・Ag8・Ul(P2O3)、  
ラフトミエローマ210・RCY3・Agl・2・3等
を用いるのが好ましい。
このミエローマを血清、好ましくは牛胎児血清を含有す
るイーグル最少培地(MEM)、RPM11640培地
(RPM11640)等の培地中で培養する。
次に、MEM、RPMr1640等の培地に上記で得た
リンパ球及びミエローマをおのおの懸濁し、混合する。
このときの混合比は任意に選択できるが、好ましくはリ
ンパ球:ミエローマが細胞数でl:l〜20:1.好ま
しくは5:1〜10:1の比率を用いればよい。混合し
た細胞は、融合促進剤を用いて融合を行う。融合方法と
しては。
例えば、イムノロジカルメソッズ 2巻、285頁(I
mmunological MeLhods Vol、
 It 、 1981. Aca−demic Pre
ss)に従って行えばよい。融合促進剤としては1種々
の高分子物質やウィルス等を用いることができるが、好
ましくはポリエチレングリコール(PEG)、センダイ
ウィルスを用いればよい。PEGは、平均分子量400
〜20,000のものが使用できるが、好ましくは1,
000〜7,5°OOのものを用いればよい。その使用
濃度は、40〜60シof、%が好ましい。
融合させた細胞は、洗浄で融合促進剤を除去し、。
5〜15 vol、%の血清を含むM IE M又はR
P〜l11640培地に!懸濁し、96穴培養皿等に0
.5〜5X10b/穴の割合で分注する。さらに、各穴
に選択培地(例えば、HAT培地)を加え、適宜選択培
地を交換すれば、10〜14日後には未融合のミエロー
マは死滅し、ハイブリドーマのみ生育する。因に、リン
パ球は長時間生体外(in vitro)では生育でき
ず、やはり10〜14日後には死滅する。
抗体を産生じているハイブリドーマの検索方法としては
、培養上澄液の阻害活性を知ることによって行うことが
できる。例えば、その上澄液をCK活性測定用試薬系(
実施例1)の第1試薬に添加して、一定量のCK−MM
活性を測定する。対照の上澄液無添加時の活性に比較し
て、低い値を示した上澄液の穴の株を選択すればよい。
以上の方法により、抗CK −M活性阻害モノクローナ
ル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞株を創製すること
ができる。
この方法に従って予めCK−MMで免疫したマウスの肺
臓リンパ球とマウスのミエローマ細胞を融合して創製し
たハイブリドーマ細胞株の1種を。
ハイブリドーマCKI(−1と命名した。この株を。
昭和61年1月23日に財団法人発酵研究所に寄託の手
続を行い、IFO−50088として受は入れられた。
このCK H−1は、−120°C以下でほぼ永久的に
凍結保存が可能であって、たえず頒布可能な状態に置か
れている。
次に、このハイブリドーマCK H−1を用いて培養す
るが、その際2通常用いられる培地で培養することがで
きる。例えば、牛胎児血清を5〜20%含有するRPM
’l 1640又はMEMを培地として用い、37℃、
炭酸ガス濃度5vo1.%含有空気下でよく増殖する。
また、ミエローマの造腫瘍性をも有しているので、生体
内(例えば、同系の動物、ヌードマウスなど)で増殖し
、抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体を産生ずるこ
とができる。
すなわち、このハイブリドーマ細胞株を培養することに
より、抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体を大量に
採取することができる。このモノクローナル抗体の採取
方法には、大きく分けて2通りの方法がある。1つは、
培地を用い、フラスコ等の培養容器で培養し、その上澄
液から抗体を採取する方法である。例えば、5〜10v
o1.%の血清を含むM E M又はRPM11640
培地に。
0.5〜5X10’個のハイブリドーマ細胞株を植える
と、2〜4日で10〜20倍に生育し、その培養後の上
澄液から抗体を採取する方法である。
もう1つの方法は、このようにして培養容器で培養した
ハイブリドーマ細胞株を、同系の動物に接種する方法で
ある。すなわち、ハイプリドーマ細胞株lOS〜107
個を同系の動物の皮下又は腹腔内等に投与し、7〜20
日後ハイプリドーマ細胞株が増殖し、腫瘍が大きくなっ
たときに、血清及び腹水を採取する方法である。腹腔内
に投与する場合には、事前(3〜7日前)に2.6,1
0゜14−テトラメチルペンタデカン等の鉱物油を投与
すると、より多量の腹水が得られる。
このようにして得られた抗体は、必要に応じ精製して使
用することができる。すなわち、硫安分画、イオン交換
体、CK−Mを固定化したアフイニティクロマトグラフ
イーなどの2通常タンパク質に適用されうる手段を用い
て精製することができる。
(実施例) 次に1本発明を実施例により具体的に説明する。
参考例1 クリニカ キミカ アクタ(C1inica Chim
icaActa)  123巻、59〜71頁(198
2)記載の方法に従って、まず、ブタの心臓をミンチに
し、ホモゲナイズ30.OOOXgの遠心分離、70%
のエタノール沈殿により粗酵素を得た。
次に、粗酵素を溶解、透析後、DEAR−セファセルカ
ラム(pl(7,5)により素通りするCK−MMと吸
着するCK−MBとに分離し、CK−MB画分は食塩濃
度を上げて溶出した。各両分は20%硫安を含むトリス
バッファーに透析し、フェニルセファロースカラムに吸
着させて硫安イ農度を下げて溶出した。以上の操作によ
り、精製された抗原のCK−MM及びMBを得た。
参考例2 8遇令のマウスBa1b/c(日本タレアより人手。)
に、参考例1で得た50μgのブタCK−MMを完全フ
ロインドアジュバント(牛丼化学より入手。)と1:1
に混合乳化し、 11I腔内に投与し、3週間後に50
μgのブタCKMMを静注して追加免疫し、3日後に肺
臓を取り出し2M[EM培地(牛丼化学より入手。)に
ほぐして懸濁。
洗浄した。一方、マウスのミエローマX63・6・5・
3 (京都大学より入手。)を2日前から培養し、対数
増511朋にある細胞を遠心分離で集めた。
肺細胞10”個をミエローマX63・6・5・3107
と混合し、遠心によりペレットした後、37°Cの水浴
中で50%のPEG4000−RPM11640 (ギ
ブコ社より入手。)1mgを徐々に1分間で加え5・さ
らに、1分間緩やかにPA拌後。
9mff1のRPM11640培地を徐々に加えて。
PEG4000を希釈した。遠心分離によりPEG溶液
を除去し、ペレットに10%牛脂児血清を含むHA T
培地10m1を加えて、96穴培養皿(ヌンク社より入
手。)の各穴に0.1 m lずつ分注した。4,8.
11日口の計3回にわたり半分量の培養液を捨て、新し
いHA T培地を加えた。
140後には、96穴中56穴でハイブリドーマの生育
が見られたので、その上澄液をCK活性測定用試薬系(
実施例1)の第1試薬に添加して。
一定量のCK−MM活性を測定した。対照の上澄液無添
加時の活性に比較して、低い値を示した上澄液の穴の株
を選択し、限界希釈法にてクローニングを行い、モノク
ローンのハイブリドーマCK■]−1を得た。このCK
H−1は、前記した細胞学的性質によく一致した。
参考例3 8週令のマウスBa1b/c(日本タレアより人手。)
に、参考例1で得た50μgのブタCK−MBを完全フ
ロインドアジュバント(牛丼化学より入手。)と1:1
に混合乳化し、BN腔内に投与し、3週間後に50μg
のブタCK−MBを静注して追加免疫し、3日後に肺臓
を取り出し1MEM培地(牛丼化学より入手。)にほぐ
して懸濁。
洗浄した。以下、参考例2と同様にしてハイブリドーマ
を作製してスクリーニングし、さらにクローニングして
、モノクローンのハイブリドーマCKH−2を得た。こ
のCK H−2は、前記した細胞学的性質によ(−敗し
た。
実施例1 参考例2で得たハイブリドーマCKH−1を。
lO%牛脂児血清を含むRPM11640培地で培養し
、細胞濃度2X106個/ m 1となった培養物30
0m!を遠心分離で上澄液を集め、50%飽和硫安分画
により粗抗体画分を分離し、透析後。
プロティンAセファロース(p148.0)に吸着させ
、pH4,oのクエン酸緩衝液で溶出して抗CK−M活
性阻害モノクローナル抗体3.2■を得た。
この抗体をCKA−1と称し、以下に示すCK活性測定
用試薬系に添加してCK−MM活性に対する阻害度を測
定した。
まず、バチルス・ステアロサーモフィルス由来のGlc
K(生化学工業より市販。)1.4ユニツト/ m !
! 、  ロイコノストック メセンテロイデス由来の
G6PDH(オリエンタル酵母工業社より購入。)1.
2ユニツト/ml、ADP1.2mM、NADPo、7
5mM、 グルコース25mM、AMP6.25mM、
Ap5A12.5μM、N−アセチルシスティン12.
5mM、酢酸マグネウシム12.5mM、 アジ化ナト
リウム10 m M、  E D T A2.5m M
 、イミダゾール−酢酸緩衝液(pH6,7)150m
Mよりなる第1試薬を調製し2次いで。
CPloomM、アジ化ナトリウム10mM、)リス−
酢酸緩衝液(p H8,5) 25 mMよりなる第2
試薬を調製した。
上記の第1試薬に抗CK−M活性阻害モノクローナル抗
体CKA−10,5mgを添加し、その0.5mj!に
CK−MM、Mn2又はBI3を加えて光路長1印のセ
ルに入れ、15分間インキュベートし9次いで、第2試
薬0.125mj!を加えて、セル室を同じく30℃の
恒温に保った分光光度計にて、340nmの吸光度変化
より残存CK活性を測定した。対照として、抗体を含ま
ない第1試薬に同量のCK −M M 、 M B又は
BBを加えて、以下同様に測定した。
その結果を表1に示す。
表I  CKA−1の阻害活性 表1に示したように、CKA−1はCK−Mサブユニッ
トをよく阻害するが、Bサブユニットはほとんど阻害せ
ず、前記した理化学的性質によく一致した抗体であった
実施例2 参考例3で得たハイブリドーマ細胞株CK H−2を実
施例1と同様に培養し、その上澄液500m1から抗C
K  M活性阻害モノクローナル抗体7.8mgを得た
。この抗体をCKA−2と称し、参考例2と同様にCK
活性測定用試薬系に添加して。
各CK活性に対する阻害率を測定した。
その結果を表2に示す。
表2  CKA−2の阻害活性 (注)値は各々3検体の平均値 表2に示したように、CK/l−2はCK−Mサブユニ
ットをよく阻害する・が、Bサブユニットはほとんど阻
害せず、前記した理化学的性質によく一致した抗体であ
った。
(発明の効果) 本発明の抗CK−M活性阻害モノクローナル抗体は、大
量に、しかも容易に、かつ安価に得ろことができるので
、免疫阻害法でCK−MBアイソザイムを簡便で感度よ
く測定することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クレアチンキナーゼと反応し、クレアチンキナー
    ゼMサブユニット活性を阻害するモノクローナル抗体。
  2. (2)クレアチンキナーゼにより免疫された動物より調
    製したリンパ球と融合することにより得られ、クレアチ
    ンキナーゼと反応し、クレアチンキナーゼMサブユニッ
    ト活性を阻害するモノクローナル抗体産生能を有するハ
    イブリドーマ細胞株を培養し、培養物からクレアチンキ
    ナーゼと反応し、クレアチンキナーゼMサブユニット活
    性を阻害するモノクローナル抗体を採取することを特徴
    とするクレアチンキナーゼと反応し、クレアチンキナー
    ゼMサブユニット活性を阻害するモノクローナル抗体の
    製造法。
JP61191899A 1986-08-15 1986-08-15 抗ck−mモノクロ−ナル抗体及びその製造法 Pending JPS6349095A (ja)

Priority Applications (2)

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