JPS6348818Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348818Y2 JPS6348818Y2 JP1982070042U JP7004282U JPS6348818Y2 JP S6348818 Y2 JPS6348818 Y2 JP S6348818Y2 JP 1982070042 U JP1982070042 U JP 1982070042U JP 7004282 U JP7004282 U JP 7004282U JP S6348818 Y2 JPS6348818 Y2 JP S6348818Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- magnetic
- magnetic particles
- torque
- coupling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 claims description 25
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 14
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、デイスク状に形成されたロータを
有する磁性粒子式連結装置の改良に関するもので
ある。
有する磁性粒子式連結装置の改良に関するもので
ある。
従来の磁性粒子式連結装置は、主軸に支持され
たロータからなる第1の連結主体と、このロータ
に対して所定の空〓を介して対向する第2の連結
主体と、上記の空〓内に充填された磁性粒子と、
上記の空〓内を通る磁路に磁束を発生させるため
の励磁コイルとを具備している。励磁コイルが付
勢されると、空〓内を通る磁束により磁性粒子が
磁化され、これによつて空〓をはさんで対向する
ロータと第2の連結主体とが磁性粒子を介して連
結され、ここにトルクの伝達がなされる。一般に
この種の連結装置は、構造が簡単で、しかも小
形、安価であるため、簡単なサーボ機構や張力制
御機構に広く使用されているが、トルクの立上り
が遅く、またトルクの安定性が悪いという欠点が
あつた。
たロータからなる第1の連結主体と、このロータ
に対して所定の空〓を介して対向する第2の連結
主体と、上記の空〓内に充填された磁性粒子と、
上記の空〓内を通る磁路に磁束を発生させるため
の励磁コイルとを具備している。励磁コイルが付
勢されると、空〓内を通る磁束により磁性粒子が
磁化され、これによつて空〓をはさんで対向する
ロータと第2の連結主体とが磁性粒子を介して連
結され、ここにトルクの伝達がなされる。一般に
この種の連結装置は、構造が簡単で、しかも小
形、安価であるため、簡単なサーボ機構や張力制
御機構に広く使用されているが、トルクの立上り
が遅く、またトルクの安定性が悪いという欠点が
あつた。
この考案は、上記のような従来の欠点を除去す
るためになされたもので、ロータの側面と第2の
連結主体の連結面との間に形成される空〓の幅
を、ロータの外周側から回転中心側に向かつて順
次にせまくすることによつて、トルクの立上りが
速く、そしてトルクの安定な磁性粒子式連結装置
を提供することを目的としている。
るためになされたもので、ロータの側面と第2の
連結主体の連結面との間に形成される空〓の幅
を、ロータの外周側から回転中心側に向かつて順
次にせまくすることによつて、トルクの立上りが
速く、そしてトルクの安定な磁性粒子式連結装置
を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。図において、1は図示しない負荷側にトルク
を伝達するための主軸、2はこの主軸1に固着さ
れ、主軸1と共に第1の連結主体を構成するデイ
スク状のロータで、側面2a,2b及び縁面2c
を有している。3はロータ2の一方の側面2aに
空〓5を介して対向する連結面3aを有する第1
のステータ、4はロータ2の他方の側面2bに空
〓6を介して対向する連結面4aを有する第2の
ステータで、これらは第2の連結主体を構成して
いる。7,8は主軸1をステータ3,4に対して
回転自在に支承するベアリング、9はステータ
3,4に内蔵されたコイル、10はコイル10の
内周面に沿つて配置された磁気しや断用の非磁性
リング、11は空〓5,6内に充填された磁性粒
子である。12,13は主軸1とステータ3,4
との間にそれぞれ設けられたシール部材で、磁性
粒子11が外部に流出するのを防止している。そ
してロータ2に対向するステータ3,4の各連結
面3a,3bは、ロータ2の回転中心側の所定の
位置から外方に向かうにしたがつて順次にロータ
2から離れるように傾斜している。すなわち空〓
5については、ロータ2の回転中心側での幅g1
よりも外周側での幅g2の方が大きい。この関係
は空〓6についても同様である。
る。図において、1は図示しない負荷側にトルク
を伝達するための主軸、2はこの主軸1に固着さ
れ、主軸1と共に第1の連結主体を構成するデイ
スク状のロータで、側面2a,2b及び縁面2c
を有している。3はロータ2の一方の側面2aに
空〓5を介して対向する連結面3aを有する第1
のステータ、4はロータ2の他方の側面2bに空
〓6を介して対向する連結面4aを有する第2の
ステータで、これらは第2の連結主体を構成して
いる。7,8は主軸1をステータ3,4に対して
回転自在に支承するベアリング、9はステータ
3,4に内蔵されたコイル、10はコイル10の
内周面に沿つて配置された磁気しや断用の非磁性
リング、11は空〓5,6内に充填された磁性粒
子である。12,13は主軸1とステータ3,4
との間にそれぞれ設けられたシール部材で、磁性
粒子11が外部に流出するのを防止している。そ
してロータ2に対向するステータ3,4の各連結
面3a,3bは、ロータ2の回転中心側の所定の
位置から外方に向かうにしたがつて順次にロータ
2から離れるように傾斜している。すなわち空〓
5については、ロータ2の回転中心側での幅g1
よりも外周側での幅g2の方が大きい。この関係
は空〓6についても同様である。
つぎに動作について説明する。コイル9が付勢
されると、ロータ2およびステータ3,4内に図
に破線で示す磁束(φ)が発生し、この磁束
(φ)により、空〓5,6内に充填されている磁
性粒子11が磁化される。これによつて磁性粒子
相互間のせん断抵抗と、磁性粒子11に接するロ
ータ2およびステータ3,4の接触面における摩
擦力とによつてロータ2に制動力が作用し、この
ロータ2から主軸1を介して負荷側に制動トルク
が伝達される。
されると、ロータ2およびステータ3,4内に図
に破線で示す磁束(φ)が発生し、この磁束
(φ)により、空〓5,6内に充填されている磁
性粒子11が磁化される。これによつて磁性粒子
相互間のせん断抵抗と、磁性粒子11に接するロ
ータ2およびステータ3,4の接触面における摩
擦力とによつてロータ2に制動力が作用し、この
ロータ2から主軸1を介して負荷側に制動トルク
が伝達される。
この励磁状態において、磁性粒子11が充填さ
れている空〓5,6の幅は、ロータ2の回転中心
に向かうにしたがつてせまくなつているので、こ
の空〓5,6内における磁束密度は、外周側では
低く、中心に向かうにしたがつて順次に高くなる
ように分布する。したがつてコイル9が付勢され
た直後に、磁性粒子11を磁束密度の低い方から
高い方に移動させる強制力が働き、ロータ2の遠
心力によつて磁性粒子11が空〓5,6内の外周
側に集められていたとしても、中心側に急速に移
動して連結面に均一に分布し、トルクの急速な立
上りを可能にするとともに、トルクの安定性を向
上させる。
れている空〓5,6の幅は、ロータ2の回転中心
に向かうにしたがつてせまくなつているので、こ
の空〓5,6内における磁束密度は、外周側では
低く、中心に向かうにしたがつて順次に高くなる
ように分布する。したがつてコイル9が付勢され
た直後に、磁性粒子11を磁束密度の低い方から
高い方に移動させる強制力が働き、ロータ2の遠
心力によつて磁性粒子11が空〓5,6内の外周
側に集められていたとしても、中心側に急速に移
動して連結面に均一に分布し、トルクの急速な立
上りを可能にするとともに、トルクの安定性を向
上させる。
もし空〓5,6の幅が従来の装置におけるよう
に中心部でも外周部でも同じであつた場合には、
空〓内に発生する磁束は半径方向に関して均一と
なるので、コイルの消勢時に重力方向の下部に堆
積していた磁性粒子が中心部に移動することはな
い。とくにステータが回転するように構成された
連結装置の場合には、磁性粒子は遠心力の影響で
外周側に偏在することになり、これがトルクの立
上りが遅く、またトルク値が変動する原因となつ
ている。ところがこの考案によれば、コイル9の
付勢時に、外周部に偏在していた磁性粒子11は
速やかに中心方向に移動するので、このような不
都合は生じない。
に中心部でも外周部でも同じであつた場合には、
空〓内に発生する磁束は半径方向に関して均一と
なるので、コイルの消勢時に重力方向の下部に堆
積していた磁性粒子が中心部に移動することはな
い。とくにステータが回転するように構成された
連結装置の場合には、磁性粒子は遠心力の影響で
外周側に偏在することになり、これがトルクの立
上りが遅く、またトルク値が変動する原因となつ
ている。ところがこの考案によれば、コイル9の
付勢時に、外周部に偏在していた磁性粒子11は
速やかに中心方向に移動するので、このような不
都合は生じない。
以上のようにこの考案によれば、デイスク状の
ロータを有する磁性粒子式連結装置において、ロ
ータの側面およびこれと対向する連結面との間に
形成された空〓の幅を、外周側から中心側に向か
うにしたがつて順次にせまくなるようにしたの
で、コイルの付勢時に連結面に磁性粒子が均一に
分布し、トルクの立上りを速くするとともに、ト
ルクを安定にする効果が得られる。また連結面を
有効に使用できるので、トルク値が大きくなると
いう効果もある。
ロータを有する磁性粒子式連結装置において、ロ
ータの側面およびこれと対向する連結面との間に
形成された空〓の幅を、外周側から中心側に向か
うにしたがつて順次にせまくなるようにしたの
で、コイルの付勢時に連結面に磁性粒子が均一に
分布し、トルクの立上りを速くするとともに、ト
ルクを安定にする効果が得られる。また連結面を
有効に使用できるので、トルク値が大きくなると
いう効果もある。
図はこの考案の一実施例による磁性粒子式連結
装置の縦断面図である。 1は主軸(第1の連結主体)、2はロータ(第
1の連結主体)、2a,2bは側面、3,4はス
テータ(第2の連結主体)、3a,4aは連結面、
5,6は空〓、9はコイル、11は磁性粒子であ
る。
装置の縦断面図である。 1は主軸(第1の連結主体)、2はロータ(第
1の連結主体)、2a,2bは側面、3,4はス
テータ(第2の連結主体)、3a,4aは連結面、
5,6は空〓、9はコイル、11は磁性粒子であ
る。
Claims (1)
- デイスク状のロータを固着した主軸を有する第
1の連結主体と、上記ロータに対して所定の空〓
を介して対向する連結面を有する第2の連結主体
と、上記空〓内に充填された磁性粒子と、この磁
性粒子を磁化することによつて上記第1および第
2の連結主体間の連結状態を制御する磁束を発生
させるためのコイルとを備えた磁性粒子式連結装
置において、上記ロータの側面と上記連結面とで
形成される上記空〓の幅を、上記ロータの外周側
から回転中心側に向かつて順次せまくしたことを
特徴とする磁性粒子式連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004282U JPS58170433U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 磁性粒子式連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004282U JPS58170433U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 磁性粒子式連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58170433U JPS58170433U (ja) | 1983-11-14 |
JPS6348818Y2 true JPS6348818Y2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=30079736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7004282U Granted JPS58170433U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | 磁性粒子式連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58170433U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017040307A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社デンソー | 回転伝達装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235455B2 (ja) * | 1974-01-30 | 1977-09-09 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235455U (ja) * | 1975-09-04 | 1977-03-12 |
-
1982
- 1982-05-11 JP JP7004282U patent/JPS58170433U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235455B2 (ja) * | 1974-01-30 | 1977-09-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017040307A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社デンソー | 回転伝達装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58170433U (ja) | 1983-11-14 |
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