JPH0328518A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
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- JPH0328518A JPH0328518A JP1161076A JP16107689A JPH0328518A JP H0328518 A JPH0328518 A JP H0328518A JP 1161076 A JP1161076 A JP 1161076A JP 16107689 A JP16107689 A JP 16107689A JP H0328518 A JPH0328518 A JP H0328518A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C39/00—Relieving load on bearings
- F16C39/06—Relieving load on bearings using magnetic means
- F16C39/063—Permanent magnets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
- F16C17/102—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
- F16C17/107—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C39/00—Relieving load on bearings
- F16C39/06—Relieving load on bearings using magnetic means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気ディスク３光磁気ディスク光ディスク等
の駆動装置に使用する動圧軸受装置に関する。
の駆動装置に使用する動圧軸受装置に関する。
（従来の技術）
従来のこの種の動圧軸受装置としては、例えば実開昭６
０−２６６７６号公報に記載されたものがある。この従
来技術は、第３図に示すように、基台１に長円柱状の固
定軸２を取付け、その軸外径面が円筒状のラジアル受面
３、軸頂部の面がスラスト受面４とされている。その固
定軸２に嵌合する円筒状のスリーブ５はラジアル受面３
に対向するラジアル軸受面６とスラスト受面４に対向す
るスラスト軸受面７とを有し、ラジアル受面３とラジア
ル軸受面６との少なくとも一方に、スパイラル状の動圧
発生用の溝８を備えている。このように構或された動圧
軸受装置において、前記スリーブ５の下部にロータ１０
が基台ｌに取付けたステータｌ１と対向して取付けられ
ている。スリーブ５の上部には例えば磁気ディスク１３
が取付けられる．そしてこれら全体が、ケース１２で覆
われている。
０−２６６７６号公報に記載されたものがある。この従
来技術は、第３図に示すように、基台１に長円柱状の固
定軸２を取付け、その軸外径面が円筒状のラジアル受面
３、軸頂部の面がスラスト受面４とされている。その固
定軸２に嵌合する円筒状のスリーブ５はラジアル受面３
に対向するラジアル軸受面６とスラスト受面４に対向す
るスラスト軸受面７とを有し、ラジアル受面３とラジア
ル軸受面６との少なくとも一方に、スパイラル状の動圧
発生用の溝８を備えている。このように構或された動圧
軸受装置において、前記スリーブ５の下部にロータ１０
が基台ｌに取付けたステータｌ１と対向して取付けられ
ている。スリーブ５の上部には例えば磁気ディスク１３
が取付けられる．そしてこれら全体が、ケース１２で覆
われている。
ステータ１１のコイルに通電すると、ロータ１０がスリ
ーブ５及び磁気ディスクｌ３と共に一体回転する。この
回転に伴う動圧発生用の溝８のボンビング作用で、軸受
すきま１４内の潤滑気体の圧力が高くなることによって
、スリーブ５は固定軸２と非接触を保って半径方向及び
垂直方向に支持される． 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来の動圧軸受装置にあっては、以下のような問題
点があった。
ーブ５及び磁気ディスクｌ３と共に一体回転する。この
回転に伴う動圧発生用の溝８のボンビング作用で、軸受
すきま１４内の潤滑気体の圧力が高くなることによって
、スリーブ５は固定軸２と非接触を保って半径方向及び
垂直方向に支持される． 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来の動圧軸受装置にあっては、以下のような問題
点があった。
■ 十分な負荷容量が必要なので固定軸は軸方向に長い
。固定軸２の高さＨが直径Ｄの２．５倍を越えると、軸
頂部が半径方向に振れ易くなる。
。固定軸２の高さＨが直径Ｄの２．５倍を越えると、軸
頂部が半径方向に振れ易くなる。
そのためラジアル受け面３が振れて、スリーブ５の回転
精度低下する。
精度低下する。
■ 同じく固定軸２が長いため、装置が大型化する
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、ラジアル受面が
振れによる回転精度の低下がなく、且つコンパクトであ
り、又摩耗粉等による気体の汚染も防止できる動圧軸受
装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、ラジアル受面が
振れによる回転精度の低下がなく、且つコンパクトであ
り、又摩耗粉等による気体の汚染も防止できる動圧軸受
装置を提供することにある。
基台に取付けた固定軸は基台への取付部からの軸方向長
さを直径の２．５倍以下とされて円筒状のラジアル受面
とスラスト受面とを有する。また前記固定軸に嵌合する
スリーブは、ラジアル受面に対向するラジアル軸受面と
スラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有する。前
記ラジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも一方は
スパイラル状の溝を備えている。前記スリーブを覆うカ
バーを基台に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部
にスリーブの内外を連通ずる排気孔を有し、前記スリー
ブ内の気体はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取
付けたフィルタとを介してスリーブ外に排気する。前記
カバーとスリーブとの少なくとも一方に取付けた磁石に
よってスリーブが上方に吸引されて動圧軸受のアキシア
ル荷重が軽減される構威である。
さを直径の２．５倍以下とされて円筒状のラジアル受面
とスラスト受面とを有する。また前記固定軸に嵌合する
スリーブは、ラジアル受面に対向するラジアル軸受面と
スラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有する。前
記ラジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも一方は
スパイラル状の溝を備えている。前記スリーブを覆うカ
バーを基台に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部
にスリーブの内外を連通ずる排気孔を有し、前記スリー
ブ内の気体はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取
付けたフィルタとを介してスリーブ外に排気する。前記
カバーとスリーブとの少なくとも一方に取付けた磁石に
よってスリーブが上方に吸引されて動圧軸受のアキシア
ル荷重が軽減される構威である。
また他の発明は、基台に取付けた固定軸は基台への取付
部からの軸方向長さを直径の２．５倍以下とされて円筒
状のラジアル受面とスラスト受面とを有し、前記固定軸
に嵌合するスリーブはラジアル受面に対向するラジアル
軸受面とスラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有
し、前記ラジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも
一方はスパイラル状の溝を備え、前記スリーブを覆うカ
バーを基台に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部
にスリーブの内外を連通ずる排気孔を有し、前記スリー
ブ内の気体はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取
付けたフィルタとを介してスリーブ外に排気する。前記
基台に取付けたステータとスリーブに取付けたロータと
の間に働く吸引力によってスリーブが上方に吸引されて
動圧軸受のアキシアル荷重が軽減される構戒である。
部からの軸方向長さを直径の２．５倍以下とされて円筒
状のラジアル受面とスラスト受面とを有し、前記固定軸
に嵌合するスリーブはラジアル受面に対向するラジアル
軸受面とスラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有
し、前記ラジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも
一方はスパイラル状の溝を備え、前記スリーブを覆うカ
バーを基台に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部
にスリーブの内外を連通ずる排気孔を有し、前記スリー
ブ内の気体はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取
付けたフィルタとを介してスリーブ外に排気する。前記
基台に取付けたステータとスリーブに取付けたロータと
の間に働く吸引力によってスリーブが上方に吸引されて
動圧軸受のアキシアル荷重が軽減される構戒である。
カバーとスリーブとの少なくとも一方に取付けた磁石に
よってスリーブが上方に吸引されるので動圧軸受のアキ
シアル荷重が軽減し、固定軸の軸方向長さを短くできる
。
よってスリーブが上方に吸引されるので動圧軸受のアキ
シアル荷重が軽減し、固定軸の軸方向長さを短くできる
。
また、基台に取付けたステータとスリーブに取付けたロ
ータとの間に働く吸引力によってスリーブが上方に吸引
されるので動圧軸受のアキシアル荷重が軽減し、固定軸
の軸方向長さを短くできる．さらに、固定軸の下部は基
台に支えられており、半径方向に播れにくい。その固定
軸の軸方向長さを直径の２．５倍以下と短くしたため、
軸頂部の振れが小さく、したがってラジアル受面の振れ
回りが少ない． 又、固定軸を短くしたため、そのふん軸受装置全体が低
くコンパクトになる． 起動・停止時に軸受面に発生することがある摩耗粉等は
フィルタで除去されるから、気体が汚染されることもな
い。
ータとの間に働く吸引力によってスリーブが上方に吸引
されるので動圧軸受のアキシアル荷重が軽減し、固定軸
の軸方向長さを短くできる．さらに、固定軸の下部は基
台に支えられており、半径方向に播れにくい。その固定
軸の軸方向長さを直径の２．５倍以下と短くしたため、
軸頂部の振れが小さく、したがってラジアル受面の振れ
回りが少ない． 又、固定軸を短くしたため、そのふん軸受装置全体が低
くコンパクトになる． 起動・停止時に軸受面に発生することがある摩耗粉等は
フィルタで除去されるから、気体が汚染されることもな
い。
〔実施例］
第１図は本発明の第１実施例の縦断面図である．この実
施例は、本発明の動圧軸受装置を磁気ディスク駆動装置
（ＨＤＤ）に適用したものである．基台２０に、基台へ
の取付部１９から上方への軸方向長さを直径の２．５倍
以下とされた短円柱状の固定軸２１を取付け、その軸外
径面が円筒状のラジアル受面２２、軸頂部の球面がスラ
スト受面２４とされている．その固定軸２ｌに嵌合する
円筒状のスリーブ２５はラジアル受面２２に対向するラ
ジアル軸受面２６とスラスト受面２４に対向するスラス
ト軸受面２７とを有し、ラジアル受面２２とラジアル軸
受面２６との少なくとも一方（この実施例ではラジアル
受面２２）に動圧発生用の溝２８を備えている．この場
合の動圧発生用の溝２８は、スパイラル状の動圧発生用
の溝２８Ａとへリングボーン状の動圧発生用の溝２８Ｂ
とが並列に設けたものを示したが、ヘリングボーン状の
勤圧発生用の溝２８Ｂは省略してもよい。
施例は、本発明の動圧軸受装置を磁気ディスク駆動装置
（ＨＤＤ）に適用したものである．基台２０に、基台へ
の取付部１９から上方への軸方向長さを直径の２．５倍
以下とされた短円柱状の固定軸２１を取付け、その軸外
径面が円筒状のラジアル受面２２、軸頂部の球面がスラ
スト受面２４とされている．その固定軸２ｌに嵌合する
円筒状のスリーブ２５はラジアル受面２２に対向するラ
ジアル軸受面２６とスラスト受面２４に対向するスラス
ト軸受面２７とを有し、ラジアル受面２２とラジアル軸
受面２６との少なくとも一方（この実施例ではラジアル
受面２２）に動圧発生用の溝２８を備えている．この場
合の動圧発生用の溝２８は、スパイラル状の動圧発生用
の溝２８Ａとへリングボーン状の動圧発生用の溝２８Ｂ
とが並列に設けたものを示したが、ヘリングボーン状の
勤圧発生用の溝２８Ｂは省略してもよい。
ラジアル受面２２とこれに対向するラジアル軸受面２６
との間にはラジアル軸受すきま２９が形成され、スラス
ト受面２４の外周部とこれに対向するスラスト軸受面２
７の外周部との間には圧力室３０が形威されている． 又、前記スリーブ２５には、半径方向の中央部すなわち
回転中心の位置に、スリーブの内外を連通ずる徘気孔３
３が設けられ、この排気孔３３にフィルタ３４を配設し
て取付けている．このようにｆＩ戒された動圧軸受装置
のスリーブ５の下面にロータ３５が取付けられている．
一方、これに平面対向させて、基台２０にステータ３６
が取付けられている．スリーブ２５の上部には、取付け
部材３７を介して磁気ディスクｌ３が装着されている． スリーブ２５を覆うカバー４０を基台２０にシール部材
４ｌを介して取付け、全体が密閉されて外気と遮断され
る．カバー４０の上面には、中心部を囲む周溝４２を設
けて、この周溝４２内に環状の磁石４３を配設して取付
けてある．これに対して、スリーブ２５の上面には、回
転中心を囲み前記周溝４２に対応させて周溝４４を設け
て、この周溝４４内に環状の他方の磁石４５を配設して
取付けてある．これら一方の磁石４３と他方の磁石４５
とは互いに他を吸引するから、スリーブ２５，ロータ３
５．１気ディスク１３等からなる回転部材の重量が軽減
され、動圧軸受のアキシアル荷重が軽減されることにな
る。なお、この実施例にあっては、固定軸２ｌとスリー
ブ２５とは、いずれもアルミニウム合金製である。
との間にはラジアル軸受すきま２９が形成され、スラス
ト受面２４の外周部とこれに対向するスラスト軸受面２
７の外周部との間には圧力室３０が形威されている． 又、前記スリーブ２５には、半径方向の中央部すなわち
回転中心の位置に、スリーブの内外を連通ずる徘気孔３
３が設けられ、この排気孔３３にフィルタ３４を配設し
て取付けている．このようにｆＩ戒された動圧軸受装置
のスリーブ５の下面にロータ３５が取付けられている．
一方、これに平面対向させて、基台２０にステータ３６
が取付けられている．スリーブ２５の上部には、取付け
部材３７を介して磁気ディスクｌ３が装着されている． スリーブ２５を覆うカバー４０を基台２０にシール部材
４ｌを介して取付け、全体が密閉されて外気と遮断され
る．カバー４０の上面には、中心部を囲む周溝４２を設
けて、この周溝４２内に環状の磁石４３を配設して取付
けてある．これに対して、スリーブ２５の上面には、回
転中心を囲み前記周溝４２に対応させて周溝４４を設け
て、この周溝４４内に環状の他方の磁石４５を配設して
取付けてある．これら一方の磁石４３と他方の磁石４５
とは互いに他を吸引するから、スリーブ２５，ロータ３
５．１気ディスク１３等からなる回転部材の重量が軽減
され、動圧軸受のアキシアル荷重が軽減されることにな
る。なお、この実施例にあっては、固定軸２ｌとスリー
ブ２５とは、いずれもアルミニウム合金製である。
カバー４０とスリーブ２５とのいずれか一方、もしくは
双方を鉄等の強磁性体で形威した場合は、一方の磁石４
３と他方の磁石４５とのうちのどちらかを省略すること
も可能である． 磁石は一般に機械的強度が弱いから、破損して粉体が周
囲に飛散し易い．しかし、スリーブ２５の上面に取付け
る方の磁石４５を省略した場合は、たとえカバー４０の
外面側に取付けた方の磁石４３が破損しても、その破損
で生じた粉体は密閉されたカバー４０内には侵入しない
から、カバ−４０内の清浄度は確保できる． 次に作用を述べる。
双方を鉄等の強磁性体で形威した場合は、一方の磁石４
３と他方の磁石４５とのうちのどちらかを省略すること
も可能である． 磁石は一般に機械的強度が弱いから、破損して粉体が周
囲に飛散し易い．しかし、スリーブ２５の上面に取付け
る方の磁石４５を省略した場合は、たとえカバー４０の
外面側に取付けた方の磁石４３が破損しても、その破損
で生じた粉体は密閉されたカバー４０内には侵入しない
から、カバ−４０内の清浄度は確保できる． 次に作用を述べる。
静止時には、スリーブ２５が重力により下がって固定軸
２１と接する．ステータ３６のコイルに通電すると、ロ
ータ３５がスリーブ２５と共に一体同転する。この回転
に伴う動圧発生用の溝２８のボンビング作用で、ラジア
ル軸受すきま２９内の空気等の気体は圧力室３０に流入
してスリーブ２５を軸方向に浮上させる．スリーブ２５
が浮上すると、圧力室３０内の気体は排気孔３３からフ
ィルタ３４を経てカバー４０内部に排出され、圧力室３
０の気体圧力はスリーブ２５の浮上量の変化によって調
整されてほぼ一定する．これにより、スリーブ２５は固
定軸２ｌと非接触を保って半径方向及び垂直方向に支持
され、回転する．排気孔３３より排気された気体は、鎖
線で示すように磁気ディスクｌ３の外側からロータ３５
とステータ３６との間のすきまを通ってラジアル軸受す
きま２９へと還流し、フィルタ３４でろ過されつつ循環
する。それゆえ、スリーブ２５の起動・停止時にスラス
ト軸受面２７に摩耗粉等が発生することがあっても、フ
ィルタ３４で除去されるから、気体や磁気ディスクｌ３
が汚染されることがない． この場合のスリーブ２５の内径は大径であり、軸受有効
径が大きい．したがって気体軸受であるにもかかわらず
、十分なラジアル負荷容量が得られている。しかも、ス
リーブ２５が大径ではあるが、磁石４３．４５の磁気吸
引力で重量が軽減されるから、回転所要動力は節減され
る．また固定軸２ｌの基台への取付部ｌ９からの軸方向
長さを直径の２．５倍以下と短くしたため、軸頂部の振
れが小さく、したがってラジアル受面２２の振れ回りが
少ないので、磁気ディスク１３の安定した回転精度が得
られる。又、固定軸２ｌが短いため、装置全体が低くコ
ンパクトになっている． 磁気ディスク１３が取付けられるスリーブ２５の外径面
と、ラジアル軸受を構威するスリーブ２５の内径面との
同軸度は高い精度で確保する必要があるが、スリーブ２
５の内外面であるから容易に精度良く加工することがで
き、回転数成分の振れを小さくすることができるととも
に、傾きも小さく抑えることができる。
２１と接する．ステータ３６のコイルに通電すると、ロ
ータ３５がスリーブ２５と共に一体同転する。この回転
に伴う動圧発生用の溝２８のボンビング作用で、ラジア
ル軸受すきま２９内の空気等の気体は圧力室３０に流入
してスリーブ２５を軸方向に浮上させる．スリーブ２５
が浮上すると、圧力室３０内の気体は排気孔３３からフ
ィルタ３４を経てカバー４０内部に排出され、圧力室３
０の気体圧力はスリーブ２５の浮上量の変化によって調
整されてほぼ一定する．これにより、スリーブ２５は固
定軸２ｌと非接触を保って半径方向及び垂直方向に支持
され、回転する．排気孔３３より排気された気体は、鎖
線で示すように磁気ディスクｌ３の外側からロータ３５
とステータ３６との間のすきまを通ってラジアル軸受す
きま２９へと還流し、フィルタ３４でろ過されつつ循環
する。それゆえ、スリーブ２５の起動・停止時にスラス
ト軸受面２７に摩耗粉等が発生することがあっても、フ
ィルタ３４で除去されるから、気体や磁気ディスクｌ３
が汚染されることがない． この場合のスリーブ２５の内径は大径であり、軸受有効
径が大きい．したがって気体軸受であるにもかかわらず
、十分なラジアル負荷容量が得られている。しかも、ス
リーブ２５が大径ではあるが、磁石４３．４５の磁気吸
引力で重量が軽減されるから、回転所要動力は節減され
る．また固定軸２ｌの基台への取付部ｌ９からの軸方向
長さを直径の２．５倍以下と短くしたため、軸頂部の振
れが小さく、したがってラジアル受面２２の振れ回りが
少ないので、磁気ディスク１３の安定した回転精度が得
られる。又、固定軸２ｌが短いため、装置全体が低くコ
ンパクトになっている． 磁気ディスク１３が取付けられるスリーブ２５の外径面
と、ラジアル軸受を構威するスリーブ２５の内径面との
同軸度は高い精度で確保する必要があるが、スリーブ２
５の内外面であるから容易に精度良く加工することがで
き、回転数成分の振れを小さくすることができるととも
に、傾きも小さく抑えることができる。
第２図には本発明の第２実施例を示す。
この実施例のスラスト受面２４は、排気孔３３に対応す
る中央部のみを凸球面５０とし、他の大部分は平面とし
てある．そのため静止時におけるスラスト軸受面２７の
スラスト受面２４への接触部は起動・停止時の周速が小
さくなり、摩耗の発生及び起動トルクが低減される利点
がある．又、１コータ３５とステータ３６とを周対面に
配設するとともに、ステータ３６がロータ３５より上方
になるように配設している。そのため、ステータ３６と
ロータ３５とは互いに他を吸引し合って、その結果スリ
ーブ２５の重量が軽減され、動圧軸受のアキシアル荷重
が軽減される。従って、第１実施例の磁石４３．４５は
設けられていない．この場合のカバー４０の側部には、
外部フィルタ５１が取付けられており、カバー４０の内
部はこの外部フィルタ５１を介して外気に連通している
． その他の構成と作用、効果の点は上記第ｌ実施例と同様
である． なお、上記各実施例において、ラジアル軸受の動圧発生
用のへリングボーン状の満２８Ｂの溝パターンは、くの
字形としたが、その他、ハの字形等の溝パターンでもよ
い． 又、上記動圧発生用の溝２８は、ラジアル軸受面２６と
ラジアル受面２２とのどちらに設けてもよく、或いは双
方に設けてもよい。
る中央部のみを凸球面５０とし、他の大部分は平面とし
てある．そのため静止時におけるスラスト軸受面２７の
スラスト受面２４への接触部は起動・停止時の周速が小
さくなり、摩耗の発生及び起動トルクが低減される利点
がある．又、１コータ３５とステータ３６とを周対面に
配設するとともに、ステータ３６がロータ３５より上方
になるように配設している。そのため、ステータ３６と
ロータ３５とは互いに他を吸引し合って、その結果スリ
ーブ２５の重量が軽減され、動圧軸受のアキシアル荷重
が軽減される。従って、第１実施例の磁石４３．４５は
設けられていない．この場合のカバー４０の側部には、
外部フィルタ５１が取付けられており、カバー４０の内
部はこの外部フィルタ５１を介して外気に連通している
． その他の構成と作用、効果の点は上記第ｌ実施例と同様
である． なお、上記各実施例において、ラジアル軸受の動圧発生
用のへリングボーン状の満２８Ｂの溝パターンは、くの
字形としたが、その他、ハの字形等の溝パターンでもよ
い． 又、上記動圧発生用の溝２８は、ラジアル軸受面２６と
ラジアル受面２２とのどちらに設けてもよく、或いは双
方に設けてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、カバーとスリー
ブとの少なくとも一方に取付けあ磁石によってスリーブ
が上方に吸引されるので動圧軸受のアキシアル荷重が軽
減し、固定軸の軸方向長さを短くできる。また、基台に
取付けたステータとスリーブに取付けたロータとの間に
働く吸引力によってスリーブが上方に吸引されるので動
圧軸受のアキシアル荷重が軽減し、固定軸の軸方向長さ
を短くできる．さらに、固定軸は基台への取付部からの
軸方向長さが直径の２．５倍以下なので固定軸の振れが
なく、ひいてはスリーブの回転も安定して高精度が得ら
れる．又、装置全体がコンパクトにできる．更に、摩耗
粉等による汚染もない動圧軸受装置を提供することがで
きる。
ブとの少なくとも一方に取付けあ磁石によってスリーブ
が上方に吸引されるので動圧軸受のアキシアル荷重が軽
減し、固定軸の軸方向長さを短くできる。また、基台に
取付けたステータとスリーブに取付けたロータとの間に
働く吸引力によってスリーブが上方に吸引されるので動
圧軸受のアキシアル荷重が軽減し、固定軸の軸方向長さ
を短くできる．さらに、固定軸は基台への取付部からの
軸方向長さが直径の２．５倍以下なので固定軸の振れが
なく、ひいてはスリーブの回転も安定して高精度が得ら
れる．又、装置全体がコンパクトにできる．更に、摩耗
粉等による汚染もない動圧軸受装置を提供することがで
きる。
第１図は本発明の第１実施例の縦断面図、第２図は他の
実施例の縦断面図、第３図は従来の動圧軸受装置の縦断
面図である． １９は取付部、２０は基台、２１は固定軸、２２はラジ
アル受面、２４はスラスト受面、２５はスリーフ、２６
はラジアル軸受面、２７はスラスト軸受面、２８は動圧
発生用の溝、３３は排気孔、３４はフィルタ、３５はロ
ー夕、３６はステータ、４０はカバー、４３．４５は磁
石．
実施例の縦断面図、第３図は従来の動圧軸受装置の縦断
面図である． １９は取付部、２０は基台、２１は固定軸、２２はラジ
アル受面、２４はスラスト受面、２５はスリーフ、２６
はラジアル軸受面、２７はスラスト軸受面、２８は動圧
発生用の溝、３３は排気孔、３４はフィルタ、３５はロ
ー夕、３６はステータ、４０はカバー、４３．４５は磁
石．
Claims (2)
- （１）基台に取付けた固定軸は基台への取付部からの軸
方向長さを直径の２．５倍以下とされて円筒状のラジア
ル受面とスラスト受面とを有し、前記固定軸に嵌合する
スリーブはラジアル受面に対向するラジアル軸受面とス
ラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有し、前記ラ
ジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも一方はスパ
イラル状の溝を備え、前記スリーブを覆うカバーを基台
に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部にスリーブ
の内外を連通する排気孔を有し、前記スリーブ内の気体
はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取付けたフィ
ルタとを介してスリーブ外に排気し、前記カバーとスリ
ーブとの少なくとも一方に取付けた磁石によってスリー
ブが上方に吸引されて動圧軸受のアキシアル荷重が軽減
される動圧軸受装置。 - （２）基台に取付けた固定軸は基台への取付部からの軸
方向長さを直径の２．５倍以下とされて円筒状のラジア
ル受面とスラスト受面とを有し、前記固定軸に嵌合する
スリーブはラジアル受面に対向するラジアル軸受面とス
ラスト受面に対向するスラスト軸受面とを有し、前記ラ
ジアル受面とラジアル軸受面との少なくとも一方はスパ
イラル状の溝を備え、前記スリーブを覆うカバーを基台
に取付け、前記スリーブは半径方向の中央部にスリーブ
の内外を連通する排気孔を有し、前記スリーブ内の気体
はスリーブの回転時に排気孔とスリーブに取付けたフィ
ルタとを介してスリーブ外に排気し、前記基台に取付け
たステータとスリーブに取付けたロータとの間に働く吸
引力によってスリーブが上方に吸引されて動圧軸受のア
キシアル荷重が軽減される動圧軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1161076A JPH0328518A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 動圧軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1161076A JPH0328518A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 動圧軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328518A true JPH0328518A (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=15728171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1161076A Pending JPH0328518A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 動圧軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0328518A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0557439U (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-30 | 並木精密宝石株式会社 | 流体軸受 |
| WO1994016233A1 (en) * | 1993-01-08 | 1994-07-21 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Combination bearing construction |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63158317A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-01 | Nippon Seiko Kk | 動圧軸受装置 |
| JPS63318315A (ja) * | 1987-06-17 | 1988-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 軸受装置 |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP1161076A patent/JPH0328518A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63158317A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-01 | Nippon Seiko Kk | 動圧軸受装置 |
| JPS63318315A (ja) * | 1987-06-17 | 1988-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 軸受装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0557439U (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-30 | 並木精密宝石株式会社 | 流体軸受 |
| WO1994016233A1 (en) * | 1993-01-08 | 1994-07-21 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Combination bearing construction |
| US5675201A (en) * | 1993-01-08 | 1997-10-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Composite bearing structure |
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