JPS6348135Y2 - - Google Patents

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JPS6348135Y2
JPS6348135Y2 JP6641885U JP6641885U JPS6348135Y2 JP S6348135 Y2 JPS6348135 Y2 JP S6348135Y2 JP 6641885 U JP6641885 U JP 6641885U JP 6641885 U JP6641885 U JP 6641885U JP S6348135 Y2 JPS6348135 Y2 JP S6348135Y2
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thyristor
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turn
electrode
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JP6641885U
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【考案の詳細な説明】 本考案はゲート電流で阻止状態(ゲートターン
オフサイリスタ)あるいは阻止動作を助勢できる
ターンオフサイリスタに係り、特にサイリスタの
増幅ゲート構造部の改良に関する。
この種の従来構造を第1図に示す。P1,N1
P2の各層は通常の製法通りN形Siにガリウム拡散
してP1及びP2層を形成し、P2層片面に選択拡散
法により燐を拡散してN2層及びN3層を所定のパ
ターンに形成する。N2層のパターンはインボリ
ユウト曲線状、櫛歯状等にされる。またN3層の
パターンは第1図に示す中心部Cを中心としたリ
ング状に形成される。前記例えばインボリユート
状に一定の幅で形成されたN2層の帯に対向する
形で、N2層の拡散されていないP2域には、ゲー
ト電極6を設けるために表面から一足の深さの堀
込部1が形成され、これはゲートターンオフ素子
のターンオフ性能を向上させる目的でN2層に挾
まれた領域9まで細長形状にエツチングで堀ら
れ、これらの部分にゲート電極6が設けられる。
又N3層表面には同様に電極4がN2層側に対向す
る部分でP2層と短絡する様に、かつリング状に
設けられ、更に中央部にはゲート電極3が、又
N2層表面、P1層表面に夫々電極5,2が設けら
れている。
こうした構造のゲートターンオフサイリスタの
動作は、電極2,5間を順バイアス状態でゲート
3・カソード5間にゲート点弧電流を流すと、ま
ずP1,N1,P2,N3からなる補助サイリスタが点
弧して増幅された電流が電極4からN2層に流れ、
P1,N1,P2,N2から成る主サイリスタを点弧さ
せる。次に、点弧したサイリスタを阻止状態にす
るには、OFF用制御電源7によりスイツチ素子
8を介してN2,P2接合電極6の経路で逆電流を
流し、N2P2接合の逆耐圧を回復させ、P1,N1
P2,N2のサイリスタ部の電流を遮断させる。従
つて、OFF用制御電源7の電圧はN2P2接合にの
み印加されるので、補助サイリスタ部P1,N1P2
N3が導通状態にあつた場合にはN3P2接合は阻止
状態に回復できず、N2P2接合にゲート電流を流
し込むことになり、サイリスタはOFFできない
し、むしろN2P2接合のN3層側に電流集中を生じ
て熱破壊する。
このように、従来構造のゲートターンオフサイ
リスタでは補助サイリスタ部が必ずOFF状態で
ある事を確認してオフ用スイツチ8をONして主
サイリスタ部をOFFさせる必要がある。補助サ
イリスタ部のOFFはこの部分の電圧降下を主サ
イリスタ部の電圧降下よりも高くなるように構成
することで達成され、これは主サイリスタ部に比
べて補助サイリスタ部のライフタイムを大幅に小
さくする(金拡散を強くする)とか、電極4と電
極5の間をエツチングしてその部分の抵抗を高め
る方法がある。しかしながら、通常のインバータ
主回路に上述の手段を施したサイリスタを使用
し、モータ負荷など負荷からの逆電圧により負荷
電流が断続する場合、この場合にも主サイリスタ
を点弧しつづける必要があるため、負荷電流通流
幅のゲート電流を流さなければならない。従つ
て、このゲート電流を中断してスイツチ8をON
させ、主電流をOFFさせるという回路動作上複
雑な構成が必要である。
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもの
で、ゲート点弧時には増幅機能を有し、OFF時
には主サイリスタ部と同時に補助サイリスタ部に
逆バイアスを印加してターンオフできるようにし
たターンオフサイリスタを提供することを目的と
する。
第2図は本考案の一実施例を示すゲートターン
オフサイリスタの断面図であり、第1図と同じ内
容のものは同一符号で示す。第2図の構成におい
ては、補助サイリスタ部を構成するN3層の表面
にはP2層と短絡しないように補助サイリスタ電
極10を設け、この電極10とP2層上のゲート
電極6とを抵抗11で結線し、さらに主サイリス
タ部のカソード電極5とN3層の電極10との間
をN3層からの電流を阻止する極性にダイオード
12を接続している。
こうした構造において、電極2,5間に順バイ
アス電圧を印加した状態でゲート電極3と電極5
間に点弧用ゲート電流を流すと、P1,N1,P2
N3からなる補助サイリスタ部が点弧し、この電
流は抵抗11を通して電極6−P2−N2−電極5
に流れる。すなわち、N3層を通して流れる電流
は外部抵抗(図示しない)と抵抗11及び補助サ
イリスタ部の導通内部抵抗で決る値になる。ここ
で、N3層の接合面積はN3層電流密度が2〜
10A/cm2程度になるように、かつONさせるべき
N2層側へのP2層からの電流密度も1〜5A/cm2
度になるように抵抗11の値を選定すれば効果的
だが、必ずしもこれに限定する必要はない。この
結果、N3層に流れる電流は電極6側に近いN2
の側面全域を点弧させ、N3層に流れていた電流
をN2層に移行し、P1,N1,P2,N2の主サイリス
タ部を導通させる。
次に、サイリスタを阻止状態に移行させるに
は、電極3へ流していたONゲート電流をOFFに
した後、スイツチ8をONして電源7からN2−P2
−電極6の経路で逆バイアスを加え、主サイリス
タ部の導通を阻止させるが、この時ダイオード1
2によりN3−P2−電極6にも逆電圧が印加され、
補助サイリスタ部もOFFする。
本実施例の実験結果を示すと、各接合及び電極
は従来のものと同一手段で構成した1200V耐圧、
ゲート遮断電流500Aのサイリスタに20Ωの抵抗
11を接続し、20Vの電源7,3A容量のダイオ
ード12及び高速スイツチトランジスタにしたス
イツチ8を設けて動作させた結果、N3層に流れ
た電流が1〜6μs以内でN2層を充分な面積で点弧
させ、かつ500Aの負荷電流に対してゲート3の
電流のOFFと同時にスイツチ8をONしてターン
オフさせた場合でも5μs以内の時間でターンオフ
することを確認した。なお、このターンオフ時間
はN3層が確実に遮断している場合のターンオフ
時間と殆んど差がないことが判つた。
上述の如く、本実施例によればゲートターンオ
フサイリスタのゲート点弧電流を補助サイリスタ
部により0.1〜0.5A程度に減少させることができ、
かつ点弧ゲート信号とOFF信号との時間遅れを
取る必要が全くない。このため、点弧信号を加え
た直後に負荷側などの短絡でサイリスタ素子に過
電流が流れようとした場合に直ちにOFF信号を
印加して過電流を遮断することが可能になり、サ
イリスタの制御回路構成が非常に簡単になる。ま
た、従来素子では上述の点弧信号とOFF信号と
の時間遅れ内での電流上昇を抑えるためにサイリ
スタと直列に限流用リアクトルを接続する必要が
あつたのに対して、本考案のサイリスタでは限流
用リアクトルを必要としない。
本考案によるターンオフサイリスタの製法を第
2図について説明する。比抵抗50〜60Ω−cmのN
形シリコンウエハーに閉管法によりガリウムを略
1250℃の温度で拡散してP1,N1,P2層を作る。
この時の拡散深さ(P1及びP2層の厚さ)は概略
50μ、表面濃度は1×1018個/cm2である。このウ
エハーの両面に酸化膜を形成し、片側P2表面に
所定の拡散パターンを形成するために酸化膜を部
分的に除去し、この部分に約1×1020個/cm2の表
面濃度でかつ拡散深さが略15μになるように燐を
選択拡散してN2及びN3層を形成する。更にP1
側から金拡散を施してN1層内のライフタイムが
所定の値になるように調整する。次にOFFさせ
るためゲート電極6とN2層表面の電極5とを分
離接着するために、N2層周辺のP2層部分1及び
9部をエツチング除去する。このエツチング深さ
は10〜15μである。この後カソード側面全面にア
ルミニウムを蒸着後電極3,5,6,10を構成
するように不要部分を除去する。P1層表面にア
ルミニウムを用いてタングステン板からなる熱補
償体を合金接着し、ターンオフサイリスタとして
の順方向及び逆方向耐圧を確保するために周辺部
をベベリング加工、エツチング処理及びワニス処
理による表面安定化を施す。
抵抗11及びダイオード12の接続は封入ケー
スの外部でもよいが、カソード側の電極5に接着
させる銅ポストの内部に溝を堀つて組み込む事が
可能である。
また、第2図で示した実施例ではセンターゲー
ト構造の場合を示したが、これに限定されるもの
でなく、適宜設計変更できる。
以上明らかにした通り、本考案によるターンオ
フサイリスタはターンオフ時に主サイリスタ部の
ゲート電流OFFと同時に補助サイリスタ部をタ
ーンオフ制御できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はターンオフサイリスタの従来構造を示
す断面構造図、第2図は本考案の一実施例を示す
断面構造図である。 2……アノード電極、3……ゲート電極、4…
…補助サイリスタ電極、5……カソード電極、6
……オフ用ゲート電極、7……外部電源、8……
オフ制御用スイツチ、9……電極6のN2層に挾
まれた領域への延長領域、10……補助サイリス
タ電極、11……抵抗、12……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 P1,N1,P2,N2の4層で形成された主サイリ
    スタ部と、前記P1,N1,P2の3層を共通として
    カソードN2層とは分割されたカソードN3層を備
    えた補助サイリスタ部とを有し、補助サイリスタ
    部を点弧させることにより主サイリスタ部にその
    点弧電流が流れると共に、主サイリスタ部のカソ
    ード電極とゲート電極間にターンオフ制御電源電
    圧を印加することによつて主サイリスタ部をター
    ンオフするようにしたターンオフサイリスタにお
    いて、 N3層の表面にP2層と短絡しないように補助電
    極を設け、この補助電極と前記ゲート電極間に、
    ターンオン時にカソードN3層からカソードN2
    のルートで電流が流れるように抵抗を接続し、カ
    ソードN2層とカソードN3層との間に、ターンオ
    フ時にカソードN2層と同時にカソードN3層にも
    逆電圧が印加されるように、カソードN3層から
    の電流を阻止する方向にダイオードを設けて構成
    したことを特徴とするターンオフサイリスタ。
JP6641885U 1985-05-02 1985-05-02 タ−ンオフサイリスタ Granted JPS61255U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6641885U JPS61255U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 タ−ンオフサイリスタ

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JP6641885U JPS61255U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 タ−ンオフサイリスタ

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Publication Number Publication Date
JPS61255U JPS61255U (ja) 1986-01-06
JPS6348135Y2 true JPS6348135Y2 (ja) 1988-12-12

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JP6641885U Granted JPS61255U (ja) 1985-05-02 1985-05-02 タ−ンオフサイリスタ

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JPS61255U (ja) 1986-01-06

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