JPS6348052A - 画像情報入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像情報入力装置、特に複数個のラインイメ
ージセンサ（以下イメージセンサ）によって１ライン分
の画像情報を人力する画像・清報入力装置に関するもの
である。

【従来の技術〕

従来この独の画像情報入力装置においては、第１１図に
示すように端部の複数個の画素から互いに重複するよう
に各イメージセンサｌａ、ｌｂ、ｌｃが主走査方向に配
置されたものが多い。この時、隣接するイメージセンサ
の重複部分においては、適当な位置に境界を設け、画像
情報をとり出すイメージセンサをその境界で切換えてい
た。

［発明が解決しようとする問題点〕 ところで各イメージセンサの出力特性にはバラツキがあ
る。このことから前記のような従来の人力画素データの
出力切換方法では、再生画像上において副走査方向に帯
状のムラを生じる。特に、その各イメージセンサの重複
部分では前述の境界に相当する位置の左右で濃度差が現
れ、それによる濃度段差を生じてしまい、これが再生画
像の画質を劣化させていた。すなわち、前述の境界で切
換えた隣接イメージセンサからの出力画素信号は第５図
のようになる。破線ｄは前述の境界に相当する部分であ
る。これを画像として再生すると第６図のような視覚的
濃度段差ｅを生じる。

本発明の目的は、上記の従来例の欠点を解消し、イメー
ジセンサの出力特性のばらつきによる接合部の濃度段差
を除去し、画質の劣化を防ぐことにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、端部の複数個の画素が互いに重複するように
主走査方向に配置した複数個のラインイメージセンサと
、複数個のラインイメージセンサの重複部分以外の各画
素からの出力信号はそのまま出力し、重複部分に関して
は重複した２つの画素のうちの統計的な乱数に従フて採
用したいずれｈ）１つからの出力信号を出力する出力手
段とを具えたことを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれば、ラインイメージセンサの重複部分に関
して、予め設定された統計的な（ある限界値を持つ適当
な）乱数に従ったアドレス１択によって重複画素のうち
のいずれか１つからのデータを出力することによって、
濃度段差を平滑化して画質の劣化を防止する。

［実施例〕 前記の目的を達成するため、本発明においては各イメー
ジセンサの接合部の濃度段差の視覚的平滑化を行う。

すなわち、第１１図の接合部が第２図に示すようである
とする。イメージセンサ２．３の細分化された枠はそれ
ぞれの画素を表す。

前述の従来例におけるイメージセンサの重複部分におけ
る画素出力の境界が破線ａの位置にあるとする。ここで
原稿が第３図のような濃度をもつとする。すると、イメ
ージセンサ２，３からの出力画素信号は前述の出力特性
のバラツキから、それぞれ第４図す、ｃのようになる。

ここで第２図でイメージセンサ３の始端位置をｆ、イメ
ージセンサ２の終５ｆｆ６位置をｇとする。

ｆｌｇは第４図のり、ｉに対応している。イメージセン
サ２．３の重複部分（ｆ、ｇ）において第７図の網かけ
された画素の出力をそれぞれの位置の画素出力として決
定したとぎ、その画素出力信号は第８図のようになる。

この重複部分（ｆ。

ｇ）における出力決定画素は適当な乱数に基づいて選択
されている。これを画像として再生すると、再生画像上
の出力画素は視覚的に十分小さいので、再生画像は視覚
的に平滑化され第９図のような視覚的（゛農度となる。

すなわち、第６図のような視覚的濃度段差は生しない。

前述の適当な乱数は、以下に述べる特徴をもっている。

第１にこの乱数に基づいて決定される出力画素が一方の
センサから連続して選択される個数にある限界値が存在
する。この限界値は画素出力信号を再生した時、副走査
方向に帯状のムラを生じない範囲の値である。第２に、
重複部分における各イメージセンサの同一位置の画素の
出力として選択される画素の数はほぼ等しい。

第１θ図は本発明を適用した画像処理装置の構成図であ
って、１６は本発明にかかる画像情報入力装置を示す。

第１図は同画像情報入力装置１６の構成を示す図である
。この実施例ではイメージセンサを３個用いた場合につ
いて述べる。

イメージセンサ２０．２１．２２は前述のとおり、その
接合部で複数個の画素が重複する部分をもつよう（な千
鳥状）に配置されている。光源（図示せず）から照射さ
れ、原稿（図示せず）上で反射した光はイメージセンサ
２０．２１．２２で光電変換され、アナログ画像信号と
して出力される。Ａ／Ｄ変換器２３．２４．２５はそれ
ぞれ対応するイメージセンサから出力されたアナログ画
像信号をディジタル画像信号に変換して出力する。この
ディジタル画像信号はそれぞれのＡ／Ｄ変換器に対応す
る２つずつのバッファメモリ３０〜３５に格納される。

上記バッファメモリは１つのイメージセンサに対して２
つずつ備えられている。バッファメモリ３０、３２．３
４と３１．３３．３５とを２つのグループに分ける。こ
こでは前者をＡグループ、後者をＢグループとする。バ
ッフ７メモリへの信号の入出力はグループ毎に交互に行
なわれる。すなわち、ＡグループのバッファメモリがＡ
／Ｄ変換器からのディジタル画像信号のデータを人力（
書き込み）しているときは、Ｂグループのバッファメモ
リからデータ出力（読み出し）を行なう。逆に、Ａグル
ープのバッファメモリがデータの出力を行なっていると
きはＢグループのバッファメモリがデータの人力を行な
う。

さて、隣接するイメージセンサの重複部分における画素
の出力は、メモリ入出力制御回路１３によっテハッファ
メモリに供給する出力アドレスと各バッファメモリから
の出力から画素出力を選択することによって決定する。

メモリ入出力制御回路１３は、第１図に示すようにアド
レスカウンタ２６および２７．アドレスメモリ２８、お
よびアドレス選択回路２９により構成されている。アド
レスメモリ２８はＡ、８両グループのバッファメモリに
共通なアドレスを格納している。

隣接イメージセンサの重複部分のアドレスはバッファメ
モリへの書きこみ、読み出しに際して、前記の適当な乱
数に従って２つのバッファメモリ（例えば３０．３２）
のうちのいずれか１つが指定される。アドレスカウンタ
２６はアドレスメモリ２８のアドレスを制御してバッフ
ァメモリのアドレスを出力する。アドレスカウンタ２７
はバッファメモリにＡ／Ｄ変換器からのディジタル画像
信号のデータを主走査方向に順に人力するだめのアドレ
スを出力する。アドレス選択回路２９は、これらのアド
レス信号をバッファメモリに出力し、各バッファメモリ
からの出力信号を選択して出力する出力選択回路３６に
選択１３号を出力する。

このアドレス選択回路２９から各バッファメモリに対し
て入出力切換信号や入出力のためのアドレスが供給され
、前述のような２つのバッファメモリのグループに対し
て、交互に入出力が行なわれる。

このようにして各グループのバッファメモリへの入力を
行い、バッファメモリから予め乱数によって設定された
出力画素のデータの格納されているアドレスに従って必
要とする画素出力データを端子３７から次の画像処理部
１４へ送出する。

以上のような実施例ではイメージセンサを３個用いた場
合について述べた。イメージセンサを増加させる場合は
７ｆ、１図のイメージセンサ２１のように両端に接合部
を持つイメージセンサを増設すればよい。また、重複部
分のアドレス指定は各重複部分で共通にすればアドレス
メモリ２８は小さくてすむ。

このように、イメージセンサの数を増してもその数に対
応する数だけのＡ／Ｄ変換器とバッファメモリを加える
たけて回路の拡張は容易に行われる。

さらにまた、各主走査毎に同じ重複部分て設定されてい
る乱数を変えれば、副走査方向のムラをさらに効果的に
除去することも可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれは、イメージセンサ
の出力特性のばらつきによる接合部の濃度段差を除去し
、画質の劣化を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、 第５図、第６図は従来の画素出力波形ならびに再現画像
の視覚的濃度波形を示す図、 第７図は本発明による出力決定画素の選択を示すイメー
ジセンサ重複部分の拡大図、 第８図、第９図は本発明による画素出力ならびに再現画
像の視覚的濃度波形を示す図、第１０図は本発明にかか
る画像処理装置の例を示すブロック図、 第１１図はイメージセンサの千鳥状配置図である。 ｌａ、ｌｂ、ｌｃ、　　２．３−イメージセンサ、４ａ
、４ｂ、５ａ、５ｂ　・・・イメージセンサの画素、ｌ
Ｏ・・・センサ部、 １１・・・Ａ／Ｄ変換器、 １２・・・バッファメモリ回路、 １３・・・メモリ入出力制御回路、 ２０〜２２・・・イメージセンサ、 ２３〜２５・・・Ａ／Ｄ変換器、 ２６・・・バッファメモリ出力用アドレスカウンタ、２
７・・・バッファメモリ人力用アドレスカウンタ、２８
・・・バッファメモリ出力用アドレスメモリ、２９・・
・アドレス選択回路、 ３０〜３５・・・バッファメモリ、 ３６・・・出力選択回路、 ３７・・・出力端子。 主史者ｊ匈　□ 第２図 第３図 第４図 第５図 第７図 第８図、 第９図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）端部の複数個の画素が互いに重複するように主走査
   方向に配置した複数個のラインイメージセンサと、 該複数個のラインイメージセンサの重複部分以外の各画
   素からの出力信号はそのまま出力し、前記重複部分に関
   しては重複した２つの画素のうちの統計的な乱数に従っ
   て採用したいずれか１つからの出力信号を出力する出力
   手段とを具えたことを特徴とする画像情報入力装置。 ２）前記出力手段における統計的な乱数は、視覚的に認
   識できる幅以下の範囲で隣接した２つのイメージセンサ
   のうちの一方からの出力信号を連続して出力するように
   決定されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の画像情報入力装置。 ３）前記出力手段は、前記複数個のラインイメージセン
   サからの出力信号を蓄えるための複数個のメモリと、該
   複数個のメモリのうちから前記乱数に従って出力信号を
   とり出すメモリを選択するための入出力制御手段とを備
   えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   画像情報入力装置。