JPS6347877Y2 - - Google Patents

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JPS6347877Y2
JPS6347877Y2 JP2653280U JP2653280U JPS6347877Y2 JP S6347877 Y2 JPS6347877 Y2 JP S6347877Y2 JP 2653280 U JP2653280 U JP 2653280U JP 2653280 U JP2653280 U JP 2653280U JP S6347877 Y2 JPS6347877 Y2 JP S6347877Y2
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JP
Japan
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rollers
toner image
pair
force
pressure
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JP2653280U
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JPS56128663U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、互いに押圧係合される一対のローラ
の間に、未定着のトナー像をもつトナー像支持材
を通すことによつてトナー像をトナー像支持材に
定着させる圧力定着装置に関するものである。
[背景技術] 近来、電子写真複写装置等においてトナー像支
持材上のトナー像をロラー軸方向1cm当り10〜60
Kgもの高圧の加えられた一対以上の加圧ローラー
間を通過させることにより、圧力定着を行う圧力
定着器が広く利用されるようになつて来ている。
このような圧力定着器には、待時間がいならない
事、構造が簡単な事など利点が多いことの反面ま
だ色々の問題がある。定着後の複写紙のカールと
いう問題もその1つである。
このカールについては従来、圧力定着器を内蔵
する複写機等においては使用する複写紙が例えば
フアツクス用感光紙又は絶縁紙のようなコーテイ
ングペーパであつたためあまり問題にされなかつ
たが、普通紙の電子写真複写機等に利用されるに
際し、無視できない問題としてとり上げられて来
た。
この原因はラーラ対に紙を通す時その紙が被駆
動(摩擦従動)ローラ側にひかれ、すなわち被駆
動ローラ側に凹になるカールが残ることによる。
これは被駆動ローラがスリツプして遅れる為、こ
のローラに紙表面が引つ張られるのが原因で、両
端に高荷重の負荷されるローラ間の圧力を軸方向
に均一にする為ローラを互いいに他に対して若干
傾ける際のローラ間の交差角が大きい程その傾向
が強い。
一方、互いに交差したローラに働くスラスト力
によつて、従来の圧力定着器においては上記カー
ルの片寄り(紙の対角線上のカール)が生ずると
いつた問題もあつた。
[考案の目的] 本考案の目的はこのようなカールの要素をへら
した圧力定着装置を提供することにある。
[考案の概要] 即ち、本考案は互いに押圧係合される一対のロ
ーラの間に、未定着のトナー像をもつトナー像支
持材を通すことによつてトナー像をトナー像支持
材に定着させる圧力定着装置において、上記一対
のローラを互いに僅かな角度をもつて交差するよ
うに配置すると共に、一対のローラをハスバ歯車
を用いて連結して一対のローラの周速を同一に
し、更にハスバ歯車のリード角を、上記ローラの
スラスト力を打ち消す方向の力がハスバ歯車の発
生する方向に、且つ上記ローラの交差角度以上の
大きさに設定したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、第1図および第2図に示す本考案の実施
例を参照して説明する。
図中、1,2は両端側で高荷重を加えられ、ロ
ーラ軸方向1cm当り10〜60Kgの圧力で互いに押圧
される一対の加圧ローラを示す。これらのローラ
は矢印3および4によつて示すように回転され顕
像化された未定着のトナー像をもつトナー像支持
材たる普通紙複写紙5がローラ1,2の間に通さ
れてトナー像の圧力定着が行なわれる。一対の加
圧ローラ1,2はある1゜内外の僅かな交差角をも
つて互いに他に対して傾けられ、ローラ間圧力を
均一にしている。駆動側の加圧ローラ2はチエー
ン6でモータ等から駆動力を得て、スプロケツト
7を介して矢印3の方向に回転させられておりト
ナー像をのせた複写紙5が矢印に沿つて移動する
ことにより定着が完了する。
本考案によれば、これらのローラ1,2は、そ
の周速が同一となるように連結される。この連結
手段は、各ローラに設けられた互いにかみ合うハ
スバ歯車によつて構成される。第2図には上下の
ローラ1,2を別々にして示してあるが、この図
に示すように、駆動側のローラ2に対して被駆動
側のローラ1に遅れを生じないように、駆動側の
ローラ2には、モータからの駆動をうけるスプロ
ケツト7の他にハスバ歯車9を軸に固定し、この
ハスバ歯車9と同歯数のハスバ歯車10を被駆動
側のローラ1に固定する。これら2本のローラ
1,2を第1図に示すように組み合わせることに
より、お互いのスピード差(スリツプ)はなくな
り同径の2本のローラの周速は一致するようにな
る。
この結果、先にのべた被駆動ローラの遅れによ
るカールは減少乃至なくすることができる。この
時紙5として、表面A、裏面Bの繊維組織状態が
均等なもの、即ち表裏均一にスイたものを使用す
ればカールはほとんど問題にならない、また、表
裏両面A,B間に密度差のある紙を使用してもそ
のカール量の約10%程度は減少することが確認さ
れた。
さらに、本考案は交差したローラに働くスラス
ト力Faを打ち消すため、ハスバ歯車のリード角
αをローラ対の交差角(1゜内外)以上に大きくと
り、且つそのリード角の方向を、第2図に斜線で
示す如く、歯車の噛合駆動時にローラに働くラス
ト力Faを打ち消す方向の力が歯車部分に発生す
るように方向付けることにより、ローラの交差に
起因するローラ間のスラスト力を減少させること
が出来る。従つて、そのスラスト力によるカール
の片寄り(紙対角線上のカール)を軽減すること
も可能である。特に、上記リード角αを10゜〜40゜
位に設定したときに、良好にカールの片寄りを減
少させることができた。
[考案の効果] 上述のように、本考案は、互いに押圧係合され
る一対のローラの間に、未定着のトナー像をもつ
トナー像支持材を通すことによつてトナー像をト
ナー像支持材に定着させる圧力定着装置におい
て、定着後におけるトナー像支持材のカールを最
小とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧力定着装置の作用を示
す斜視図、第2図は圧力定着装置の一対の加圧ロ
ーラを別々に示す平面図である。 1,2……加圧ローラ、3,4……回転方向を
示す矢印、5……複写紙、6……チエーン、7…
…スプロケツト、9,10……バスバ歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに押圧係合される一対のローラの間に、未
    定着のトナー像をもつトナー像支持材を通すこと
    によつてトナー像をトナー像支持材に定着させる
    圧力定着装置において、上記一対のローラを互い
    に僅かな角度をもつて交差するように配置すると
    共に、一対のローラをハスバ歯車を用いて連結し
    て一対のローラの周速を同一にし、更にハスバ歯
    車のリード角を、上記ローラのスラスト力を打ち
    消す方向の力がハスバ歯車に発生する方向に、且
    つ上記ローラの交差角度以上の大きさに設定した
    ことを特徴とする圧力定着装置。
JP2653280U 1980-03-01 1980-03-01 Expired JPS6347877Y2 (ja)

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JP2653280U JPS6347877Y2 (ja) 1980-03-01 1980-03-01

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JP2653280U JPS6347877Y2 (ja) 1980-03-01 1980-03-01

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JPS56128663U JPS56128663U (ja) 1981-09-30
JPS6347877Y2 true JPS6347877Y2 (ja) 1988-12-09

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JP4600100B2 (ja) * 2005-03-16 2010-12-15 富士ゼロックス株式会社 ベルト部材を駆動するロール部材を備えた装置、定着装置および画像形成装置

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JPS56128663U (ja) 1981-09-30

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