JPS6347581B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347581B2 JPS6347581B2 JP8935584A JP8935584A JPS6347581B2 JP S6347581 B2 JPS6347581 B2 JP S6347581B2 JP 8935584 A JP8935584 A JP 8935584A JP 8935584 A JP8935584 A JP 8935584A JP S6347581 B2 JPS6347581 B2 JP S6347581B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- grinding
- cam piece
- shaft
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジンの動弁カムの研削方法に関
し、更に詳細には、エンジンの動弁カムシヤフト
素材から成るワークを回転自在のワーク軸にセツ
トし、該ワーク軸と回転砥石との軸間距離を該ワ
ーク軸と同期して回転するマスタカムに倣わせて
可変制御しつつ、該回転砥石により該ワーク上の
吸排気弁用の各カム駒を研削するようにした研削
方法に関する。
し、更に詳細には、エンジンの動弁カムシヤフト
素材から成るワークを回転自在のワーク軸にセツ
トし、該ワーク軸と回転砥石との軸間距離を該ワ
ーク軸と同期して回転するマスタカムに倣わせて
可変制御しつつ、該回転砥石により該ワーク上の
吸排気弁用の各カム駒を研削するようにした研削
方法に関する。
本願出願人は、先にこの種研削方法に用いられ
るカム研削盤として特願昭57−127568号(特開昭
59−19665号公報)により、マスタカムの小型簡
略化を図るべく、共通のカム軸上に吸気弁用と排
気弁用の1対のマスタカム駒をワーク上の同一気
筒の吸気弁用カム駒と排気弁用カム駒の位相差に
等しい位相差を存して配置すると共に、該カム軸
とワーク軸との相対位相を調整自在とし、ワーク
上の複数の気筒の吸排気弁用カム駒を各気筒毎に
該両軸の相対位相を変えて順次に研削するように
したものを提案した。
るカム研削盤として特願昭57−127568号(特開昭
59−19665号公報)により、マスタカムの小型簡
略化を図るべく、共通のカム軸上に吸気弁用と排
気弁用の1対のマスタカム駒をワーク上の同一気
筒の吸気弁用カム駒と排気弁用カム駒の位相差に
等しい位相差を存して配置すると共に、該カム軸
とワーク軸との相対位相を調整自在とし、ワーク
上の複数の気筒の吸排気弁用カム駒を各気筒毎に
該両軸の相対位相を変えて順次に研削するように
したものを提案した。
ところで、研削能率の向上等を図る上で、各カ
ム駒の研削は各カム駒のベース円部から開始して
数回転後そのカムトツプ部で終了することが良い
ことが知られており、上記先の提案のカム研削盤
でかかる研削方法を実施する場合、同一気筒の吸
排気弁用の両カム駒の研削に際しては、その一方
のカム駒の研削をそのカムトツプ部で終了した
後、ワーク軸とカム軸とを互に同期させたまま一
定角度(両カム駒の位相差+180度)だけ回転さ
せて他方のカム駒のベース円部からの研削に備え
られるが、このカム駒の研削を終了して異る気筒
のカム駒を研削するときは、ワーク軸とカム軸と
の同期を解き、該カム駒のベース円部からの研削
に備えて該各軸をPUT等からの信号で個別に割
り出し回転させる必要があつて制御系が複雑とな
り、又制御系を簡素化すべく1個のPUTで制御
する場合は、該両軸の一方の割り出し回転後に他
方の割り出し回転を行わざるを得ず、タイムロス
が大きくなり作業能率が低下する不都合を伴う。
ム駒の研削は各カム駒のベース円部から開始して
数回転後そのカムトツプ部で終了することが良い
ことが知られており、上記先の提案のカム研削盤
でかかる研削方法を実施する場合、同一気筒の吸
排気弁用の両カム駒の研削に際しては、その一方
のカム駒の研削をそのカムトツプ部で終了した
後、ワーク軸とカム軸とを互に同期させたまま一
定角度(両カム駒の位相差+180度)だけ回転さ
せて他方のカム駒のベース円部からの研削に備え
られるが、このカム駒の研削を終了して異る気筒
のカム駒を研削するときは、ワーク軸とカム軸と
の同期を解き、該カム駒のベース円部からの研削
に備えて該各軸をPUT等からの信号で個別に割
り出し回転させる必要があつて制御系が複雑とな
り、又制御系を簡素化すべく1個のPUTで制御
する場合は、該両軸の一方の割り出し回転後に他
方の割り出し回転を行わざるを得ず、タイムロス
が大きくなり作業能率が低下する不都合を伴う。
本発明は、かかる不都合を解消した研削方法を
提供することをその目的とするもので、エンジン
の動弁カムシヤフト素材から成るワークを回転自
在のワーク軸にセツトし、該ワーク軸と同期して
回転するマスタカムのカム軸上の吸気弁用と排気
弁用の1対のマスタカム駒の一方を適宜に選択し
て、該ワーク軸と回転砥石との軸間距離を該マス
タカム駒に倣わせて可変制御しつつ該回転砥石に
より該ワーク上の吸排気弁用の各カム駒を順次に
研削すると共に、該各カム駒の研削を該各カム駒
のベース円部から開始してそのカムトツプ部で終
了するようにしたものにおいて、該1対のマスタ
カム駒を該カム軸上に互に同位相で配置し、該各
カム駒の研削終了後該カム軸を該ワーク軸と同期
させて180度回転させて停止させ、次いで該ワー
ク軸のみを研削を終了したカム駒と次に研削する
カム駒との位相差分だけ更に回転させて停止さ
せ、次のカム駒の研削に備えるようにしたことを
特徴とする。
提供することをその目的とするもので、エンジン
の動弁カムシヤフト素材から成るワークを回転自
在のワーク軸にセツトし、該ワーク軸と同期して
回転するマスタカムのカム軸上の吸気弁用と排気
弁用の1対のマスタカム駒の一方を適宜に選択し
て、該ワーク軸と回転砥石との軸間距離を該マス
タカム駒に倣わせて可変制御しつつ該回転砥石に
より該ワーク上の吸排気弁用の各カム駒を順次に
研削すると共に、該各カム駒の研削を該各カム駒
のベース円部から開始してそのカムトツプ部で終
了するようにしたものにおいて、該1対のマスタ
カム駒を該カム軸上に互に同位相で配置し、該各
カム駒の研削終了後該カム軸を該ワーク軸と同期
させて180度回転させて停止させ、次いで該ワー
ク軸のみを研削を終了したカム駒と次に研削する
カム駒との位相差分だけ更に回転させて停止さ
せ、次のカム駒の研削に備えるようにしたことを
特徴とする。
以下本発明を図示の実施例に付説明する。
図面は2気筒エンジンの動弁カムシヤフト素材
をワークWとして、該ワークWの各1対の吸気弁
用カム駒Wa,Wa′と排気弁用カム駒Wb,Wb′と
を研削するようにした実施例を示し、図中1はワ
ークWを保持するワーク軸2を備える揺動テーブ
ルで、該テーブル1は、第2図にXで示す支点を
中心にして揺動自在とし、加工時はばね(図示せ
ず)により第2図で時計方向に付勢されて、ワー
クWとこれに対向する回転砥石3との当接、及び
該テーブル1の下側のタツチローラ4とこれに対
向するマスタカム5との当接を生ずるように構成
されるものとし、ここで該マスタカム5は、共通
のカム軸6上にプロフイールの異る吸気弁用と排
気弁用の1対の第1第2マスタカム駒71,72を
互に同位相で配置して成るものとし、該タツチロ
ーラ4を該両マスタカム駒71,72の何れか一方
に選択的に当接させ、該カム軸6を該ワーク軸2
と同期回転させて該テーブル1を該タツチローラ
4を介して該両マスタカム駒71,72の一方に倣
わせて揺動させるようにした。該ワーク軸2と該
カム軸6とは夫々DCサーボモータ8とパルスモ
ータ9とで回転駆動されるものとし、加工時は該
ワーク軸2用の位置検出器10からのパルスで該
パルスモータ9を作動させて該両軸2,6を同期
回転させるようにした。図面で11は該カム軸6
用の位置検出器を示す。
をワークWとして、該ワークWの各1対の吸気弁
用カム駒Wa,Wa′と排気弁用カム駒Wb,Wb′と
を研削するようにした実施例を示し、図中1はワ
ークWを保持するワーク軸2を備える揺動テーブ
ルで、該テーブル1は、第2図にXで示す支点を
中心にして揺動自在とし、加工時はばね(図示せ
ず)により第2図で時計方向に付勢されて、ワー
クWとこれに対向する回転砥石3との当接、及び
該テーブル1の下側のタツチローラ4とこれに対
向するマスタカム5との当接を生ずるように構成
されるものとし、ここで該マスタカム5は、共通
のカム軸6上にプロフイールの異る吸気弁用と排
気弁用の1対の第1第2マスタカム駒71,72を
互に同位相で配置して成るものとし、該タツチロ
ーラ4を該両マスタカム駒71,72の何れか一方
に選択的に当接させ、該カム軸6を該ワーク軸2
と同期回転させて該テーブル1を該タツチローラ
4を介して該両マスタカム駒71,72の一方に倣
わせて揺動させるようにした。該ワーク軸2と該
カム軸6とは夫々DCサーボモータ8とパルスモ
ータ9とで回転駆動されるものとし、加工時は該
ワーク軸2用の位置検出器10からのパルスで該
パルスモータ9を作動させて該両軸2,6を同期
回転させるようにした。図面で11は該カム軸6
用の位置検出器を示す。
上記したワークW上の各カム駒Wa,Wb,
Wa′,Wb′の位相は、第3図に示す如く、第1気
筒の吸気弁用カム駒Waの位相を0度として、そ
の排気弁用カム駒が105度、第2気筒の吸気弁用
カム駒Wa′が180度、その排気弁用カム駒Wb′が
285度になつており、その研削に際しては先ず回
転砥石3とタツチローラ4とを夫々カム駒Waと
吸気弁用の第1マスタカム駒71とに各対向する
位置に移動させると共に、図示しないPUTから
の信号により該カム駒Waと該第1マスタカム駒
71の各ベース円部Aが夫々該回転砥石3と該タ
ツチローラ4とに対向するようにワーク軸2とカ
ム軸6とを個別に割り出し回転させ、この状態で
揺動テーブル1の拘束を解いて該テーブル1をば
ねにより時計方向に揺動させつつ該カム駒Waの
ベース円部Aを回転砥石3で所定深さまで研削
し、該タツチローラ4が該第1マスタカム駒71
のベース円部Aに当接して該テーブル1の揺動が
規制されたところで、該ワーク軸2と該カム軸6
とを同期回転させるもので、これによれば以後該
テーブル1の該第1マスタカム駒71に倣つた揺
動で該ワーク軸2と該回転砥石3との軸間距離が
可変制御されて、該カム駒Waは該第1マスタカ
ム駒71のプロフイールに応じた形状に研削され
る。
Wa′,Wb′の位相は、第3図に示す如く、第1気
筒の吸気弁用カム駒Waの位相を0度として、そ
の排気弁用カム駒が105度、第2気筒の吸気弁用
カム駒Wa′が180度、その排気弁用カム駒Wb′が
285度になつており、その研削に際しては先ず回
転砥石3とタツチローラ4とを夫々カム駒Waと
吸気弁用の第1マスタカム駒71とに各対向する
位置に移動させると共に、図示しないPUTから
の信号により該カム駒Waと該第1マスタカム駒
71の各ベース円部Aが夫々該回転砥石3と該タ
ツチローラ4とに対向するようにワーク軸2とカ
ム軸6とを個別に割り出し回転させ、この状態で
揺動テーブル1の拘束を解いて該テーブル1をば
ねにより時計方向に揺動させつつ該カム駒Waの
ベース円部Aを回転砥石3で所定深さまで研削
し、該タツチローラ4が該第1マスタカム駒71
のベース円部Aに当接して該テーブル1の揺動が
規制されたところで、該ワーク軸2と該カム軸6
とを同期回転させるもので、これによれば以後該
テーブル1の該第1マスタカム駒71に倣つた揺
動で該ワーク軸2と該回転砥石3との軸間距離が
可変制御されて、該カム駒Waは該第1マスタカ
ム駒71のプロフイールに応じた形状に研削され
る。
そして、数回転後該カム駒Waのカムトツプ部
Bが該回転砥石3に当接する位置に達したところ
で、該テーブル1を図示しない拘束手段により反
時計方向に揺動退去させて研削を終了する。この
研削終了後、該カム軸6を該ワーク軸2に同期さ
せたまま順次減速して研削終了位置、即ち該第1
マスタカム駒71のカムトツプ部Bが該タツチロ
ーラ4に対向する位置から180度回転させて停止
させ、次いで該ワーク軸2のみを起動させて、こ
れを研削を終了した該カム駒Waと次に研削する
カム駒Wbとの位相差、即ち105度だけ割り出し
回転させて停止させるもので、これによれば該第
1マスタカム駒71と同位相の第2マスタカム駒
72のベース円部Aが該タツチローラ4に対向す
ると共に、次に研削する該カム駒Wbのベース円
部Aが該回転砥石3に対向する状態となり、かく
て該回転砥石3と該タツチローラ4とを夫々該カ
ム駒Wbと該第2マスタカム駒72とに各対向する
位置に移動させて該テーブル1の拘束を解けば、
該カム駒Wbのベース円部Aからの研削を行うこ
とが出来る。
Bが該回転砥石3に当接する位置に達したところ
で、該テーブル1を図示しない拘束手段により反
時計方向に揺動退去させて研削を終了する。この
研削終了後、該カム軸6を該ワーク軸2に同期さ
せたまま順次減速して研削終了位置、即ち該第1
マスタカム駒71のカムトツプ部Bが該タツチロ
ーラ4に対向する位置から180度回転させて停止
させ、次いで該ワーク軸2のみを起動させて、こ
れを研削を終了した該カム駒Waと次に研削する
カム駒Wbとの位相差、即ち105度だけ割り出し
回転させて停止させるもので、これによれば該第
1マスタカム駒71と同位相の第2マスタカム駒
72のベース円部Aが該タツチローラ4に対向す
ると共に、次に研削する該カム駒Wbのベース円
部Aが該回転砥石3に対向する状態となり、かく
て該回転砥石3と該タツチローラ4とを夫々該カ
ム駒Wbと該第2マスタカム駒72とに各対向する
位置に移動させて該テーブル1の拘束を解けば、
該カム駒Wbのベース円部Aからの研削を行うこ
とが出来る。
そして、上記と同様数回転後該カム駒Wbのカ
ムトツプ部Bで研削を終了し、次いで第2気筒の
吸気弁用カム駒Wa′の研削を行うが、この場合両
マスタカム駒71,72を上記した先の提案のもの
の如く例えば第4図示のように同一気筒の吸気弁
用カム駒と排気弁用カム駒との間の105度の位相
差を存して設けると、第2マスタカム駒72のカ
ムトツプ部Bと第1マスタカム駒71のベース円
部Aとの角度差が75度となり、ここでカム軸6を
正確に減速停止させるには一般に100度以上の角
度が必要とされるから、このものでは研削終了後
第1マスタカム駒71のベース円部Aがタツチロ
ーラ4に対向する所定の研削開始位置でカム軸6
を正確に減速停止させることが出来ず、結局カム
軸6を任意の位置に制動停止させた後、その停止
位置を確認してカム軸6を該研削開始位置に割り
出し回転し、その後カム駒Wa′のベース円部Aが
回転砥石3に対向する位置までワーク軸2を割り
出し回転せざるを得なくなり、タイムロスが大き
くなる。然るに、本発明の如く両マスタカム駒7
1,72を互に同位相に設けるときは、第1気筒の
排気弁用カム駒Wbの研削終了後も上記第1気筒
の吸気弁用カム駒Waの研削終了時と同様にカム
軸6をワーク軸2と同期させて180度回転させれ
ば第1マスタカム駒71のベース円部Aがタツチ
ローラ4に対向する所定の削開始位置となり、該
位置での正確な制動停止が可能となつて、該カム
軸6の制動停止後の割り出し回転が不要となり、
次いでカム駒Wbと第2気筒の吸気弁用カム駒
Wa′との位相差、即ち75度だけワーク軸2を割り
出し回転させれば該カム駒Wa′のベース円部Aが
回転砥石3に対向し、かくて上記と同様の手順で
該カム駒Wa′のベース円部Aからの研削を行い得
られ、次いで同様にして第2気筒の排気弁用カム
駒Wb′の研削を行い、ワークWの研削を完了す
る。
ムトツプ部Bで研削を終了し、次いで第2気筒の
吸気弁用カム駒Wa′の研削を行うが、この場合両
マスタカム駒71,72を上記した先の提案のもの
の如く例えば第4図示のように同一気筒の吸気弁
用カム駒と排気弁用カム駒との間の105度の位相
差を存して設けると、第2マスタカム駒72のカ
ムトツプ部Bと第1マスタカム駒71のベース円
部Aとの角度差が75度となり、ここでカム軸6を
正確に減速停止させるには一般に100度以上の角
度が必要とされるから、このものでは研削終了後
第1マスタカム駒71のベース円部Aがタツチロ
ーラ4に対向する所定の研削開始位置でカム軸6
を正確に減速停止させることが出来ず、結局カム
軸6を任意の位置に制動停止させた後、その停止
位置を確認してカム軸6を該研削開始位置に割り
出し回転し、その後カム駒Wa′のベース円部Aが
回転砥石3に対向する位置までワーク軸2を割り
出し回転せざるを得なくなり、タイムロスが大き
くなる。然るに、本発明の如く両マスタカム駒7
1,72を互に同位相に設けるときは、第1気筒の
排気弁用カム駒Wbの研削終了後も上記第1気筒
の吸気弁用カム駒Waの研削終了時と同様にカム
軸6をワーク軸2と同期させて180度回転させれ
ば第1マスタカム駒71のベース円部Aがタツチ
ローラ4に対向する所定の削開始位置となり、該
位置での正確な制動停止が可能となつて、該カム
軸6の制動停止後の割り出し回転が不要となり、
次いでカム駒Wbと第2気筒の吸気弁用カム駒
Wa′との位相差、即ち75度だけワーク軸2を割り
出し回転させれば該カム駒Wa′のベース円部Aが
回転砥石3に対向し、かくて上記と同様の手順で
該カム駒Wa′のベース円部Aからの研削を行い得
られ、次いで同様にして第2気筒の排気弁用カム
駒Wb′の研削を行い、ワークWの研削を完了す
る。
この様に本発明によるときは、カム軸上に吸気
弁用と排気弁用の1対のマスタカム駒を互に同位
相で配置し、ワーク上の各カム駒の研削をそのカ
ムトツプ部で終了した後、該カム軸をワーク軸に
同期させて180度回転させて停止させ、次いで該
ワーク軸を研削を終了したカム駒と次に研削する
カム駒との位相差だけ割り出し回転して、次のカ
ム駒のベース円部からの研削を行い得られるよう
にしたもので、該カム軸の個別の割り出し回転が
不要となつて制御が容易になると共に、タイムロ
スが減少されて作業能率が向上させる効果を有す
る。
弁用と排気弁用の1対のマスタカム駒を互に同位
相で配置し、ワーク上の各カム駒の研削をそのカ
ムトツプ部で終了した後、該カム軸をワーク軸に
同期させて180度回転させて停止させ、次いで該
ワーク軸を研削を終了したカム駒と次に研削する
カム駒との位相差だけ割り出し回転して、次のカ
ム駒のベース円部からの研削を行い得られるよう
にしたもので、該カム軸の個別の割り出し回転が
不要となつて制御が容易になると共に、タイムロ
スが減少されて作業能率が向上させる効果を有す
る。
第1図は本発明方法の実施に用いるカム研削盤
の平面図、第2図はその作動機構を示す線図、第
3図a,b,c,dは夫々ワーク上の各カム駒の
位相を示す線図、第4図は先の提案のものにおけ
るマスタカム駒の配置を示す線図である。 W……ワーク、Wa,Wa′,Wb,Wb′……カム
駒、2……ワーク軸、3……回転砥石、5……マ
スタカム、6……カム軸、71,72……マスタカ
ム駒。
の平面図、第2図はその作動機構を示す線図、第
3図a,b,c,dは夫々ワーク上の各カム駒の
位相を示す線図、第4図は先の提案のものにおけ
るマスタカム駒の配置を示す線図である。 W……ワーク、Wa,Wa′,Wb,Wb′……カム
駒、2……ワーク軸、3……回転砥石、5……マ
スタカム、6……カム軸、71,72……マスタカ
ム駒。
Claims (1)
- 1 エンジンの動弁カムシヤフト素材から成るワ
ークを回転自在のワーク軸にセツトし、該ワーク
軸と同期して回転するマスタカムのカム軸上の吸
気弁用と排気弁用の1対のマスタカム駒の一方を
適宜に選択して、該ワーク軸と回転砥石との軸間
距離を該マスタカム駒に倣わせて可変制御しつつ
該回転砥石により該ワーク上の吸排気弁用の各カ
ム駒を順次に研削すると共に、該各カム駒の研削
を該各カム駒のベース円部から開始してそのカム
トツプ部で終了するようにしたものにおいて、該
1対のマスタカム駒を該カム軸上に互に同位相で
配置し、該各カム駒の研削終了後該カム軸を該ワ
ーク軸と同期させて180度回転させて停止させ、
次いで該ワーク軸のみを研削を終了したカム駒と
次に研削するカム駒との位相差分だけ更に回転さ
せて停止させ、次のカム駒の研削に備えるように
したことを特徴とするエンジンの動弁カムの研削
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8935584A JPS60232863A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | エンジンの動弁カムの研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8935584A JPS60232863A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | エンジンの動弁カムの研削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60232863A JPS60232863A (ja) | 1985-11-19 |
JPS6347581B2 true JPS6347581B2 (ja) | 1988-09-22 |
Family
ID=13968399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8935584A Granted JPS60232863A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | エンジンの動弁カムの研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60232863A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449491U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-27 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102463516B (zh) * | 2010-11-19 | 2014-12-10 | 贵州群建精密机械有限公司 | 偏心轮加工椭圆凸轮的方法 |
JP5539178B2 (ja) * | 2010-12-13 | 2014-07-02 | 株式会社コンドウ | 異形ワークの揺動研削方法、及び揺動型研削盤 |
CN103072046B (zh) * | 2011-10-25 | 2015-04-08 | 近藤机械制作所 | 异形工件的摆动磨削方法及摆动式磨削盘 |
JP6417882B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2018-11-07 | 株式会社ジェイテクト | 加工装置および加工方法 |
-
1984
- 1984-05-07 JP JP8935584A patent/JPS60232863A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449491U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60232863A (ja) | 1985-11-19 |
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