JPS6347510A - 止め輪及びその製造法 - Google Patents

止め輪及びその製造法

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JPS6347510A
JPS6347510A JP18880886A JP18880886A JPS6347510A JP S6347510 A JPS6347510 A JP S6347510A JP 18880886 A JP18880886 A JP 18880886A JP 18880886 A JP18880886 A JP 18880886A JP S6347510 A JPS6347510 A JP S6347510A
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JP
Japan
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retaining ring
bearing
ring
force
retaining
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JP18880886A
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Inventor
博文 岡田
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HEIWA HATSUJO KK
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HEIWA HATSUJO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は止め輪及びそのa造法に関するものである。
従来の技術 従来止め輪は大川、軸用など適応例に応じた形状【かつ
所要サイズに平板材料よりプレスにて打抜加工を施して
所要形状の止め輪を形成している。
このプレス打抜加工も内形抜き、外形抜き、目玉抜き、
切口抜きなどの複数の工程を軽重形成し、この後これを
800〜900℃ 一般的には850℃にて焼入熱処理
を施し、次にこれを330℃前後で仮焼戻し熱処理全行
い、その後、430℃前後の歪み修正焼戻熱処理を行う
。そしてこれをバーレル加工後電気メッキを施し、次に
水素脆性除去処理t−施して所望の製品としている。
発明が解決しようとする問題点 従来止め輪の製造法において、平板材から所要形状にプ
レス加工で打抜くため、所要材料が製品になる歩留り率
はおよそ10〜20%であり、材料の匍〜(資)%はス
クラップとなるので不経済である。
また止め輪の内部組a(ファイバー70−)と応力は製
品が板材から打抜き加工されているので、板の圧延によ
る方向性は平行であり、リングに働く曲げ応力線圧延方
向に直角に引張り応力が働く部分があるので折損しやす
いものとなる。
畜らにこの止め輪は焼入−焼戻品であるため、硬度が高
いと折損しやすく、硬度が低いと取付は時にへたり(永
久変形)t−生じやすい。従って取付は後、遊びを生ず
ることがある。
また止め輪は円筒部材の外側又は内側に作られた輪みぞ
に嵌合して使用される。この場合円筒部材の肉厚が薄−
場合、リングの半径方向の把握力が不均一であると、円
筒部材は変形を起し真円度が悪くなる。
このことは第3図^に示す公知の止め輪において狭幅部
分の軸把梶力に対して広幅部分の軸把梶力は非常に大き
い。このため円周上で不均一な力が餉き、円筒部材は真
円度が悪くなる。このことは大用止め輪においても同様
である。
止め輪の防錆対策として電気めっきを施す場合が多いが
、その場合、めっきによる水素脆性が残存すると、使用
中止め輪が折損して、事故を生ずることとなる。しかし
従来の止め輪は板材から加工するので圧延方向性がある
こと及び焼入処理を施すため−に水素脆性の感受性が非
常に高−ので脆性による折損を起す場合がある。
ベアリングを止め輪にて固定する場合第4図に示すよう
にして、機械の定位置に固定するようにしこのベアリン
グの固定位置は機械設計上圧iを要するものとなる。し
かしハウジングに対するベアリングの実際の固定位置は
ベアリングの寸法、止め輪の厚さの寸法誤差、及びベア
リングの溝底角と止め輪の内径角の緩衝によるすきまに
よって相乗誤差が生じ、正確な固定位置とならない。
さらにVTR,コンパクトディスクなど軽量小形化並び
に精度の向上1要求される場合、ベアリングのレース外
輪はその肉厚が極めて薄くなって−る。このレース外輪
に止め輪を嵌着すると公知止め輪の軸把握力は上述の如
くその外周方向によって不均一で異なるため、他部に比
べ大きな軸把握力がベアリングのレース外輪に直接かか
ると、この軸把握力は直径方向にかかつてレース外輪が
変形し、これが非常に問題となっている。
ベアリングのリング溝は切削加工で仕上げられるが、切
削工具が摩耗するため刃先には丸味をつけている。従っ
て、溝底角には一般1c0.6ミlJ程度の丸味がつけ
られている。従来の止め輪は板からプレス打抜加工され
て−るので、嵌着時に溝と緩衝するので第5図に示すよ
うになシ、止め輪とベアリングの嵌着は非常に不安定で
ある。
問題点を解決するための手段 止め輪を嵌合する係止溝側at−肉薄く、他趨側を肉厚
となる楔形断面をもち、かつその一側面を平坦面に、他
側面を傾斜面とすると共に、止め輪全周にわたって等幅
を有するようになし、かつその製造を断面形状を楔形と
した異形硬鋼!/1At−用一、これを所要径にコイリ
ング成形加工し、一輪ずつ切断した後、残留応力除去処
理を施し、さらにこれにメッキを施してなるものである
実施例 以下本発明の止め@を図示の実施例にもとづいて説明す
る。
図において1は止め輪で、その全周にわたって幅及び縦
断面形状を等しくシ、かつその一側面を平坦面2すなわ
ち止め輪の中心を通る垂直線に対し直交するようにして
平面とし、他側面を傾斜面3とする。この傾斜面3は止
め輪側面の全体にわたって所望角度の傾斜面とするか1
ある−は第21111(C)K示すように一部を傾斜面
3、他gを平坦面4とすることもある。さらにこの止め
輪1が軸用の場合第1図(ト)、第2図(5)に示すよ
うに傾斜面3は止め輪1の内周側が肉薄くなるようにし
、大川の場合、これと反対に止め輪外周側が第1図(ロ
)第2図(ハ)に示すように肉薄くなるように形成され
る。
5はこの止め輪の対向する両端部に穿孔した工具゛係止
孔で、止め輪を軸又は穴に装脱看する際使用する工具の
係止用として使用されるが、この工具係止孔5はなくて
もよ−。
次に本発明止め輪の製造法について説明する。
形成せんとする止め輪のサイズなどにより予め定めた断
面積をもつ楔形断面の異形硬w4線を用−1これをコイ
リング機にて所望の径にコイリング成形加工をする。そ
して止め輪として使用するに適した形例えば−リング状
になった位置で、この異形硬*、Wt切断し止め輪の形
状とする。次にこのコイリング成形加工をした止め輪は
コイリング時の残留応力があり、これを除去処理工程に
て除失した後、電気メッキを施して所望の製品とするも
のである。
上述の如く構成する止め輪をベアリング外輪に嵌着した
場合の実施例について説明する。
この力学的因解を第81XJ(C)に示す。該図は止め
輪の軸上握力とベアリングKVIJ<力を示している。
今止め輪の軸上握力POがベアリングの直径方向に作用
するとき、溝の片面のテーパー角I!Ft 12°、把
握力POを10ホとした場合について説明すると、軸上
握力、即ちリングが脱落し−ない九めの力POに対して
ベアリングの外輪に働く直径方向の力はPRとなる。従
ってPOが10KtであるのVこ対してPRは PR= POX 、S1n  12゜ =1(1+fxO,20791 =2.0791 〜fとなる。
また、リングと溝との間のすきまを無く、するための力
Psは Ps = Po x Cow −12゜= 10Kgf
 x 0.97815 =9.7815々f    となる。
即ち、リングが脱落しない力10 KPfに対して、 
ベアリングのレースを変形させる力は2[791Kpf
と非常に小さいのでベアリングの真円度は非常に良くな
る。
また、スラスト方向の力Psは9.7815KPと太き
・いのでベアリングとリングはすきまも無く、一体化さ
れるので、取付は位置の精度も非常に向上すると共に、
スラスト強度も非常に向上することが出来る。
次にベアリング等の部品をある部材に正確に固定する場
合の実施例について第9図全参照して説明する。これは
円筒状の機械部材の内周でも外周部でも他の部材を隙間
音生じることなく、弾性的に固定することができること
t示す。
円筒の外周又は内周部にベアリングを固定する場合で、
ベアリングなどの部材に本発明の止めGk使用するとき
、ベアリングの巾Bより取付は部の長さJを少し短かく
してリング溝を作ることにより、ベアリングを常に一定
の力Psで締結することが出来る。
この場合、隙間■及び■があるため、止め輪の把握力P
oは斜面によってラジアル荷重PRとスラスト荷重Ps
の分力となる。
従ってベアリングZt−押えるスラスト荷重はpsが弾
性的に働き、ベアリングZと円筒部は止め輪を介してす
きま零で弾性的に締結固定することができる。
発明の効果 本発明によるときは次の如く数々の利点を有するO ■所要断面形状の線材をコイリングして切断加工により
成形するので、材料の歩留り率は95%以上であり、非
常に経済的であり、省資源の効果も大きい。
■パテンティング熱処理された線材を冷間伸線並びに異
形断面に圧延加工t−mしであるので、非゛常に強い繊
維状組織が材料の縦方向、即ち止め輪の円周方向に発生
しているので止め輪に働く曲げ応力に対して非常に強く
、折損したりしないので安全である。
■非常に強い繊維状組Jll(ファイバーフロー)が縦
方向に通っているので許容応力が高く、シかも柔軟性に
冨み、へたり(永久変形)は殆んど生じず、従って、取
付は後は常に一定の半径方向の把握力が作用している。
■本発明止め輪はその全周にわたって幅が等しいので、
止め輪のどの部分の半周リングの軸上握力が等しく、円
1¥1iF!!6材の真円度は良い。
■内部組織(繊維状ファイバー)が円周方向にあるので
応力の方向と一致していることと、焼入処理を行わない
ので硬くて脆い組織が全くなく柔軟性に富み、めっきに
よる水素脆性の影響が殆んどなく、安全である。
■本発明止め輪をベアリングに嵌着する場合、軸上握力
によってテーパ溝に圧着するのでベアリングの取付は位
置の誤差は止め輪の厚さやベアリングの溝位置寸法等に
は関係なく、また、止め輪の直角面とベアリングの溝の
間にはすきまが無くなるので、この場合のベアリングの
位置精度はベアリングの溝の位置の寸法の誤差のみで、
ベアリングの取付は位置の精度は非常に向上する。
■本発明止め輪は一側面を平面、他側面を傾斜面の楔形
としているため、ベアリングの直径方向に作用する軸上
握力は小さくなり、しかも止め輪と止め溝との間の隙間
をなくするための押圧力(スラスト方向の力)t−強く
することができるので、ベアリングと止め輪間は隙間も
なく一体化され、取付位置の精度が向上する。
■本発明止め輪は線材から加工するので、止め輪の断面
の角には適当なri付けているので、ベアリングの溝底
角と緩衝することがなく安定している。
更にはレースの溝底角を大きくすることも可能でベアリ
ングの加工も容易となる。
■止め輪の原価を低廉することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明止め輪の平面図、第2図はその断面図、
第3図は従来の止め輪の平面図及びその断面図、第4図
は従来の止め輪を用いたベアリングの固定を示し九説明
図、第5図、第6図は従来の止め輪をベアリングに嵌着
した状態の説明図、第7図は本発明止め輪の7フイパ一
70−線図、第8図は本発明止め輪の嵌合状態を示す説
明図、第9図は部材を隙間なく固定する説明図である。 1は止め輪、2は平坦面、3は傾斜面。 特許出願人  平和発条株式会社 代 理 人     林       清  明はか1
名 ’;、”r 1図 (A)              (B)(C)1 第3図 (A) (A)      (B) 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)止め輪を嵌合する係止溝側端を肉薄く、他端側を
    肉厚となる楔形断面をもち、かつその一側面を平坦面に
    、他側面を傾斜面とすると共に、止め輪全周にわたつて
    等幅を有する止め輪。
  2. (2)断面形状を楔形とした異形硬鋼線を用い、これを
    所要径にコイリング成形加工し、一輪ずつ切断した後、
    残留応力除去処理を施し、さらにこれにメッキを施して
    なる止め輪の製造法。
JP18880886A 1986-08-12 1986-08-12 止め輪及びその製造法 Pending JPS6347510A (ja)

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