JPS6347334A - 無方向性電磁鋼板の製造法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板の製造法

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JPS6347334A
JPS6347334A JP18957786A JP18957786A JPS6347334A JP S6347334 A JPS6347334 A JP S6347334A JP 18957786 A JP18957786 A JP 18957786A JP 18957786 A JP18957786 A JP 18957786A JP S6347334 A JPS6347334 A JP S6347334A
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JP
Japan
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annealing
rolling
hot
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cold rolling
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JP18957786A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakamoto
中元 正弘
Masazo Ishikawa
石川 雅三
Tadao Yoshida
直生 吉田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鋼板形状及び打抜性、磁性の優れた無方向性
電磁鋼板の製造法に関するものである。
現在、無方向性電磁鋼板は、回転機や電源変圧器の高効
率化をはかるため、その要求特性が見回されつつある。
即ち、従来のJISグレードSO9〜S60より更に、
鉄損−磁束密度のバランスが良好(低鉄損、高磁束密度
)で、かつ形状及び打抜き性の優れた高級品が要求され
ている。
(従来の技術) ところで、低鉄損と高磁束密度を兼ね備えた無方向性電
磁鋼板の製造法について、これまで例えば特公昭40−
4139号公報では、添加珪素を含まない鋼を焼鈍後、
圧延率2〜16%で調質圧延することにより、需要家で
の歪取焼鈍にて、粗大粒とする方法が提案されている。
添加珪素の減少で、磁束密度を向上させ、結晶粒粗大化
で低鉄損化をはかったものである。
特開昭60−17014号公報では、Siを1.0%ま
で含有するキルド鋼スラブを熱間圧延し、この熱延板を
700〜800℃で脱炭焼鈍して炭素を50ppm以下
とし、次いで冷延し、焼鈍し、3〜15%の圧延率で調
質圧延し、鉄損の低下と磁束密度の向上を図り、あわせ
て打抜き性の向上を図っている。
(発明が解決しようとする問題点) これらによるとそれなりの作用効果があるであろう。
しかし、調質圧延を施して需要家に出荷するいわゆるセ
ミプロセス無方向性電磁鋼板は、11質圧延を施さない
フルプロセス無方向性電磁鋼板に比べ、鋼板の平坦度に
ついての問題が散見され、必ずしも需要家の評価が問い
とはいえず、今後、更に研究の必要があるというのが実
情であった。特に、低鉄損化に効果の大きい調質圧下率
2%以上において、鋼板に中伸び、耳波等の形状不良が
生じやすく、需要家での打抜作業時に問題となる場合が
散見され、高効率即ち低鉄損で高磁束密度のセミプロセ
ス材の使用上、大きな障害となっている。
本発明の目的は、調質圧延を施したセミプロセス無方向
性電磁鋼板を形状、打抜き性、磁性の優れた状態で安定
して製造する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者達は、調質圧延を活かした優れたセミプロセス
電磁鋼板を製造すべく、種々検討を重ねてきた。その結
果、調質圧延を施して、需要家での歪取り焼鈍時に十分
結晶粒成長の生じる内部ひずみを保持した鋼板をある限
定した温度・時間で加熱することにより、平坦度が極め
て優れ、前記内部ひずみは残存し、かつ需要家歪取り焼
鈍後の磁性も優れた鋼板を得ることが可能であることを
見出した。
以下に本発明の詳細な説明する。
まず、鋼成分について述べる。Cは磁気特性を劣化させ
る成分で、0.04%を越えて含有すると鉄損を増大さ
せるため、0.04%以下とする。鉄損を低くするため
の好ましい含有量は、0.003%以下である。なお、
Cは製鋼段階で脱炭する代わりに熱延板または冷延板で
脱炭して上記範囲としてもよい。Siは鋼の固有抵抗を
高めて渦電流を減らし、鉄損を低下せしめるため0.1
%以上含有させるが、その含有量が多くなると鋼が脆化
し、冷延性を劣化させるので4.0%以下とする。Mn
は熱間加工性を劣化させないため、0.1%以上含有さ
せるが、2.0%以上になると鉄損に悪影否を与えるた
め、2.0%以下とする。Pはあまり磁性を損なわずに
硬度を上げ、打抜き性を向上させるが、0.13%超に
なると脆化するため上限を0.13%とする。S、Nは
それぞれ介在物をつくり、磁壁の移動を妨げて鉄損を劣
化させるため、それぞれ上限を0.05%、0.010
0%とする。Alは脱酸作用と磁気特性を改善する作用
のある成分であり、脱酸するには0.005%以上の含
有が必要である。
また一方、その含有量が多くなると製造コストを高める
ので、上限を0.7%とする。
さらに必要に応じて、BをNとの重量比B/Nで0.5
〜2.50含有させる。この場合、BNが生成し、Al
Nの生成が抑制されるため、結晶粒が成長しやす(なり
磁性が改善される。なお、B添加時はAIが0.10%
以下で十分結晶粒が大きくなる。
前記成分からなる鋼スラブは、転炉で溶製され連続鋳造
あるいは造塊−分塊圧延により製造される。鋼スラブは
、公知の方法で加熱され、ついで例えば1.0〜3.5
 mm程度の板厚に熱間圧延される。
熱間圧延後は、熱延板焼鈍を例えば800〜1050℃
で行って、または熱延板焼鈍することなく、1回または
中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を経て、600〜1
100℃で5秒〜3分間の焼鈍後、2〜15%の最終冷
間圧延(調質圧延)を実施する。
焼鈍における焼鈍温度600℃未満では繊維状組織が残
り、11質圧延による需要家での歪取り焼鈍時の結晶粒
成長が十分期待できず、1100℃超では表面酸化によ
り高磁場特性が不安定になるため、焼鈍温度は600〜
1100℃とする。また焼鈍の均熱時間が5秒未満では
全長全幅均一な再結晶が起こらず、一方、この時間が長
くなると内部酸化の恐れや、生産性が低下するので3分
を上限とし、焼鈍の均熱時間は5秒〜3分間とする。
最終冷間圧延のあと、650〜900℃で5秒〜3分間
の焼鈍を行い、引き続き需要家で打抜き、歪取り焼鈍を
行う。打抜き前の焼鈍は調質圧延によって導入された歪
を解放することなく、形状を矯正することをねらったも
のであり、650℃未満では形状矯正効果がなく、90
0℃超では需要家焼鈍時の結晶粒成長が不十分なため鉄
損が劣化する。
これらの処理について、実験データを参照して述べる。
C: 0.004%、Si:1.1%、Mn:0.2%
、P:0.015%、  S : 0.004%、  
A7!:0.025%、N:0.0015%、  B 
: 0.002%を含む鋼スラブ供試材を熱間圧延後、
熱延板焼鈍し冷間圧延を実施した。
その後900℃で30秒間の焼鈍を行い、冷間圧下率を
0〜20%まで変更して最終冷間圧延(調質圧延)(最
終板厚0.5On+)したのち、そのままあるいは60
0〜1000℃で1秒〜4分間焼鈍した。これらの材料
を打抜きし、次いで750℃×2時間 窒素Dry雰囲
気中で歪取り焼鈍して30mmX32Q鶴のエプスタイ
ン試験片に圧延方向および直角方向からそれぞれ半量ず
つ剪断して、w+szs。の鉄損(W/ kg)につい
て測定した。第1表に結果を示す。
第1表から明らかなように、最終冷間圧延率2〜15%
、かつ打抜き前の焼鈍650〜b×5秒〜3分が鉄…、
形状とも良好な範囲である。
最終冷間圧延により歪取り焼鈍後の結晶粒を粗大化させ
るには圧延率2〜15%が必要であり、これを外れると
その効果は小さい。また、最終冷間圧延率を上げるとと
もに形状が崩れてくる。700℃以上の打抜き前の焼鈍
により、形状は改善されるが、900℃を越えると内部
歪の解放により、歪取り焼鈍時の結晶粒成長が不十分と
なり鉄損改善効果が小さくなる。
この実験は、Bを含んだ供試材として行なった結果を示
しているが、Bを含まない材料でも同様な結果が得られ
ている。
次に実施例を示す。
(実施例1) C: 0.004%、 Si : 1.1%、Mn:0
.2%、P:0.015%、  S : 0.004%
、  AJ:0.300%、N:0.0015%を含む
鋼スラブを熱間圧延後、920℃×30秒間の焼鈍を施
したのち、酸洗、冷延し、850℃X15秒間の焼鈍を
施したのち、5%の最終冷間圧延を行って板厚0.50
 龍とし、そのまま、または焼鈍(600℃×15秒、
650°C×15秒、700℃×15秒、800℃×1
5秒、900℃×15秒、1000℃×15秒)した材
料の歪取り焼鈍(750℃×2時間、窒素Dry雲囲気
中)後の鉄損(WIS/S。(W/kg))をエプスタ
インで測定した。結果を第2表に示す。本発明材は鉄損
、形状ともに優れているが、比較材は鉄損、形状の少な
くとも1つが不良である。
(実施例2) 実施例1と同一成分にBをNとの重量比で1.0を含む
鋼スラブを熱間圧延後、酸洗、冷間圧延し、850℃×
15秒間の焼鈍を施したのち、最終冷間圧延なし、また
は最終冷間圧延率5%、15%。
20%で処理(処理後板W0.50 +n)後、焼鈍な
し、または600℃×15秒、650℃×15秒、70
0℃×15秒、800℃×15秒、900℃×15秒、
1000℃×15秒の熱処理を実施した。
その後、750℃×2時間、窒素Dry雰囲気中で歪取
り焼鈍を行い、エプスタインによりWIS/S。
の鉄損(W/ kg)を測定した。結果を第3表に示す
本発明材の場合、鉄損、形状ともに優れた製品が製造で
きた。その他の条件では、鉄損、形状のうち少なくとも
いずれかが不良である。
(発明の効果) 本発明は以上のように、1回の冷間圧延、または中間焼
鈍を含む冷間圧延を行い、焼鈍し、2〜15%の最終冷
間圧延を施し、打抜き歪取り焼鈍を行う前に、最終冷間
圧延加工歪を残存し、かつ板形状を平坦化する焼鈍を行
うので、板形状が良好で打抜き性にすぐれ、あわせて磁
性のすぐれたセミプロセス無方向性電磁鋼板が得られる

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、C:0.04%以下、Si:0.1〜
    4.0%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.13%以
    下、S:0.05%以下、Al:0.005〜0.7%
    、N:0.0100%以下、残部Fe及び不可避不純物
    からなる珪素鋼スラブを熱間圧延後、熱延板焼鈍し、ま
    たは熱延板焼鈍することなく、1回の冷間圧延または中
    間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を経て、600〜11
    00℃で5秒〜3分間の焼鈍後、2〜15%の最終冷間
    圧延を施し、打抜き、歪取り焼鈍を行う前に、最終冷間
    圧延加工歪を残存し、かつ平坦化を図る650〜900
    ℃で5秒〜3分間の焼鈍を行うことを特徴とする板形状
    、打抜き性、および磁性の優れた無方向性電磁鋼板の製
    造法。
  2. (2)重量%で、C:0.04%以下、Si:0.1〜
    4.0%、Mn:0.1〜2.0%、P:0.13%以
    下、S:0.05%以下、Al:0.10%以下、B/
    N:0.50〜2.50、N:0.0100%以下、残
    部Fe及び不可避不純物からなる珪素鋼スラブを熱間圧
    延後、熱延板焼鈍し、または熱延板焼鈍することなく、
    1回の冷間圧延または中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧
    延を経て、600〜1100℃で5秒〜3分間の焼鈍後
    、2〜15%の最終冷間圧延を施し、打抜き、歪取り焼
    鈍を行う前に、最終冷間圧延加工歪を残存し、かつ平坦
    化を図る650〜900℃で5秒〜3分間の焼鈍を行う
    ことを特徴とする板形状、打抜き性および磁性の優れた
    無方向性電磁鋼板の製造法。
JP18957786A 1986-08-14 1986-08-14 無方向性電磁鋼板の製造法 Pending JPS6347334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5084112A (en) * 1988-07-12 1992-01-28 Nippon Steel Corporation High strength non-oriented electrical steel sheet and method of manufacturing same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60255925A (ja) * 1984-05-31 1985-12-17 Nippon Steel Corp 鉄損の著しく低い無方向性電磁鋼板の製造法

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