JPS6347250B2 - - Google Patents
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- JPS6347250B2 JPS6347250B2 JP57075322A JP7532282A JPS6347250B2 JP S6347250 B2 JPS6347250 B2 JP S6347250B2 JP 57075322 A JP57075322 A JP 57075322A JP 7532282 A JP7532282 A JP 7532282A JP S6347250 B2 JPS6347250 B2 JP S6347250B2
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- paste
- powder
- internal electrodes
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- ceramic
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- Expired
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Description
本発明は磁器コンデンサの内部電極用ペースト
の製造方法に関するものである。 積層磁器コンデンサは、誘電体材料を含むセラ
ミツクス生シート上に内部電極を印刷してなる複
数枚のシートを、積層，圧着，切断して焼成する
ことによつて製造されている。 ここで、内部電極用ペーストは、印刷後の面状
態が薄く、切れがなく、かつ平滑であることが必
要である。 ところで、従来の内部電極用ペーストは、有機
溶媒にAgおよびPd粉末を投入し、混練して製造
していたが、Agの展性という物性のための薄片
状の大きな粒子の内在するペーストとなつてい
る。従つて、このペーストを用いて製造した磁器
コンデンサでは、第１図に示すように、内部電極
１，１間のセラミツクス２部分を極端に圧迫した
形の大きな電極コブ１ａ，１ａが多数認められる
ことになり、信頼性を著しく低下させることにな
る。 本発明は、このような欠点を生じない内部電極
用ペーストを製造する方法を提供することを目的
とする。 本発明は、磁器コンデンサの内部電極用ペース
トの製造方法において、導電材料であるAg粉末
を結合剤を含む有機溶媒に添加して混練し母体を
作成し、この母体を40μ以下のフイルタを通して
分級し、このフイルタを通過した母体に、予め粒
度調整したPd粉末を添加して混練することを特
徴とする磁器コンデンサの内部電極用ペーストの
製造方法である。 本発明による具体的方法を記すと次のとおりで
ある。 有機結合剤を含む有機溶媒にAg粉末を添加し
て、３本ロールもしくはらいかい機で混練し、
40μ以下のフイルタで分級する。これによつて、
薄片状に肥大したAg粉末を除去した母材を作成
する。こうして得た母材の所定量に、予めらいか
い機等で粒度を調整したPd粉末を所定量添加し、
再度混練して内部電極用ペーストを得る。この内
部電極用ペーストは、Ag粗粒子がなくまたAg，
Pd組成の偏析が少なく、このペーストを用いて
製造した磁器コンデンサは、内部に電極コブを有
さず、信頼性が向上する。 ここで、Ag粉末を含む母体を40μm以下のフイ
ルタに通して分級した理由は、面粗さが分級の度
合いで変化することから、試行錯誤の結果、その
上限を40μmとしたからである。 また、予め行うPd粉末の粒度調整には、公知
手段として、Pd粉末に活性剤を混ぜて、凝集粒
子を解砕し、メツシユ通し（60メツシユ）を施し
ている。 以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 セラミツクス素材としては、Pd〔（Nb1/2Fe1/2）0.
67（W1/3・Fe2/3）0.33〕O3を組成とする複合ペロブ
スカイト系誘電体材料を使用した。この材料を混
合、予焼、ボールミル粉砕した後、エチルセロソ
ルブに分散させ、PVB（ポリビニルブチラール）、
BPBG（ブチルフタリルグリコール酸ブチル）と
混合したスラリーを作成し、その後、ポリエステ
ルフイルム上にドクターブレイドを用いて30μm
厚のセラミツクス生シートを作成した。 次に、内部電極ペーストの作成であるが、ケロ
シンα―テレピオネールフタル酸ジオクチルにエ
チルセルロース（10wt.％）をセパラブルフラス
コで溶解させた有機溶媒200ｇに160ｇのAg粉末
を投入し、３本ロールで５回繰返し混練する。そ
の後、15μフイルタを通し、得られた母材180ｇ
にステアリン酸を微量添加し、らいかい機にて前
処理したPd粉末20ｇを加え、再度３本ロールに
て１時間連続混練して、内部電極ペーストを製造
した。なお、ここで用いたAgおよびPd粉末の表
面積、かさ比は第１表のとおりである。
の製造方法に関するものである。 積層磁器コンデンサは、誘電体材料を含むセラ
ミツクス生シート上に内部電極を印刷してなる複
数枚のシートを、積層，圧着，切断して焼成する
ことによつて製造されている。 ここで、内部電極用ペーストは、印刷後の面状
態が薄く、切れがなく、かつ平滑であることが必
要である。 ところで、従来の内部電極用ペーストは、有機
溶媒にAgおよびPd粉末を投入し、混練して製造
していたが、Agの展性という物性のための薄片
状の大きな粒子の内在するペーストとなつてい
る。従つて、このペーストを用いて製造した磁器
コンデンサでは、第１図に示すように、内部電極
１，１間のセラミツクス２部分を極端に圧迫した
形の大きな電極コブ１ａ，１ａが多数認められる
ことになり、信頼性を著しく低下させることにな
る。 本発明は、このような欠点を生じない内部電極
用ペーストを製造する方法を提供することを目的
とする。 本発明は、磁器コンデンサの内部電極用ペース
トの製造方法において、導電材料であるAg粉末
を結合剤を含む有機溶媒に添加して混練し母体を
作成し、この母体を40μ以下のフイルタを通して
分級し、このフイルタを通過した母体に、予め粒
度調整したPd粉末を添加して混練することを特
徴とする磁器コンデンサの内部電極用ペーストの
製造方法である。 本発明による具体的方法を記すと次のとおりで
ある。 有機結合剤を含む有機溶媒にAg粉末を添加し
て、３本ロールもしくはらいかい機で混練し、
40μ以下のフイルタで分級する。これによつて、
薄片状に肥大したAg粉末を除去した母材を作成
する。こうして得た母材の所定量に、予めらいか
い機等で粒度を調整したPd粉末を所定量添加し、
再度混練して内部電極用ペーストを得る。この内
部電極用ペーストは、Ag粗粒子がなくまたAg，
Pd組成の偏析が少なく、このペーストを用いて
製造した磁器コンデンサは、内部に電極コブを有
さず、信頼性が向上する。 ここで、Ag粉末を含む母体を40μm以下のフイ
ルタに通して分級した理由は、面粗さが分級の度
合いで変化することから、試行錯誤の結果、その
上限を40μmとしたからである。 また、予め行うPd粉末の粒度調整には、公知
手段として、Pd粉末に活性剤を混ぜて、凝集粒
子を解砕し、メツシユ通し（60メツシユ）を施し
ている。 以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 セラミツクス素材としては、Pd〔（Nb1/2Fe1/2）0.
67（W1/3・Fe2/3）0.33〕O3を組成とする複合ペロブ
スカイト系誘電体材料を使用した。この材料を混
合、予焼、ボールミル粉砕した後、エチルセロソ
ルブに分散させ、PVB（ポリビニルブチラール）、
BPBG（ブチルフタリルグリコール酸ブチル）と
混合したスラリーを作成し、その後、ポリエステ
ルフイルム上にドクターブレイドを用いて30μm
厚のセラミツクス生シートを作成した。 次に、内部電極ペーストの作成であるが、ケロ
シンα―テレピオネールフタル酸ジオクチルにエ
チルセルロース（10wt.％）をセパラブルフラス
コで溶解させた有機溶媒200ｇに160ｇのAg粉末
を投入し、３本ロールで５回繰返し混練する。そ
の後、15μフイルタを通し、得られた母材180ｇ
にステアリン酸を微量添加し、らいかい機にて前
処理したPd粉末20ｇを加え、再度３本ロールに
て１時間連続混練して、内部電極ペーストを製造
した。なお、ここで用いたAgおよびPd粉末の表
面積、かさ比は第１表のとおりである。
【表】
こうして得た内部電極ペーストにケロシンを加
えて所定濃度に希釈し、これを用いて、上記の生
シート上に、所定のパターンで印刷した。印刷さ
れた生シートを40枚積層し、圧着し、10mm×12mm
の大きさに切断後焼成した。焼成したチツプに外
部電極を焼き付けして積層磁器コンデンサを作成
した。 こうして作成された磁器コンデンサについて、
電気的特性および寿命試験、内部観察を行なつ
た。その結果を第２表に示す。なお、第２表に
は、比較のため、従来の内部電極用ペーストを用
いた場合の各試験、観察結果を示した。
えて所定濃度に希釈し、これを用いて、上記の生
シート上に、所定のパターンで印刷した。印刷さ
れた生シートを40枚積層し、圧着し、10mm×12mm
の大きさに切断後焼成した。焼成したチツプに外
部電極を焼き付けして積層磁器コンデンサを作成
した。 こうして作成された磁器コンデンサについて、
電気的特性および寿命試験、内部観察を行なつ
た。その結果を第２表に示す。なお、第２表に
は、比較のため、従来の内部電極用ペーストを用
いた場合の各試験、観察結果を示した。
【表】
なお、第２図に、チツプ断面の様子を示す。同
図において、１は内部電極、２はセラミツクシー
ト、１ａは電極コブである。 上記の実施例から明かなように、本発明によれ
ば、電極コブの小さくかつ発生の少ない、しかも
寿命の長い、信頼性の高い積層磁器コンデンサを
得ることができる。
図において、１は内部電極、２はセラミツクシー
ト、１ａは電極コブである。 上記の実施例から明かなように、本発明によれ
ば、電極コブの小さくかつ発生の少ない、しかも
寿命の長い、信頼性の高い積層磁器コンデンサを
得ることができる。
第１図は従来の内部電極用ペーストを用いた磁
器コンデンサの断面の状態を示す図で、第２図
は、本発明による内部電極用ペーストを用いた磁
器コンデンサの断面の状態を示す図である。 １…内部電極、２…セラミツクシート、１ａ…
電極コブ。
器コンデンサの断面の状態を示す図で、第２図
は、本発明による内部電極用ペーストを用いた磁
器コンデンサの断面の状態を示す図である。 １…内部電極、２…セラミツクシート、１ａ…
電極コブ。
Claims (1)
- １ 磁器コンデンサの内部電極用ペーストの製造
方法において、導電材料であるAg粉末を結合剤
を含む有機溶媒に添加して混練して母体を作成
し、この母体を40μ以下のフイルタに通して分級
し、このフイルタを通過した母体に、予め粒度調
整したPd粉末を添加して混練することを特徴と
する磁器コンデンサの内部電極用ペーストの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57075322A JPS58192317A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 磁器コンデンサの内部電極用ペ−ストの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57075322A JPS58192317A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 磁器コンデンサの内部電極用ペ−ストの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58192317A JPS58192317A (ja) | 1983-11-09 |
| JPS6347250B2 true JPS6347250B2 (ja) | 1988-09-21 |
Family
ID=13572904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57075322A Granted JPS58192317A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 磁器コンデンサの内部電極用ペ−ストの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58192317A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024057849A1 (ja) * | 2022-09-15 | 2024-03-21 | 株式会社村田製作所 | ろ過材およびこれを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法 |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP57075322A patent/JPS58192317A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58192317A (ja) | 1983-11-09 |
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