JPS634723A - マイクロ波受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、衛星放送の受信の他にＶＨＦまたはＵＨＦの
テレビジョン信号の受信にも兼用できるマイクロ波受信
機に関するものである。

〈従来の技術〉 近年、放送衛星からテレビジョン番組等の衛星放送を受
信する衛星放送受信機等のマイクロ波帯を利用した衛星
用受信機が数多く市場に出回り、広く普及しつつある。

この衛星放送とＵ　ＨＦまたはＶＨＦのテレビジョン放
送とは、使用周波数帯および受信方式が異なるためにそ
れぞれ個々の伝送系を用いて伝送されている。第５図は
、衛星用受信機とテレビジョン受信との関係を示してお
り、衛星用受信機は、衛星用アンテナ１に入射するマイ
クロ波帯信号が屋外装置２で受信されるとともに、ケー
ブル３を介して屋内装置４に送られ、テレビジョン受像
機５に映像が映し出される構成になっている。−方、テ
レビジョン信号の受信では、ＶＨＦまたはｔｕ−＋Ｆ厳
送送用アンテナ６受信したテレビジョン信号がケーブル
７を介してテレビジョン受像機５に送られる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 したがって、衛星放送とテレビジョン放送の両方を受信
しようとすれば、ケーブル３，７が二本必要となり、こ
のケーブル３，７の配線が煩雑であった。特に、衛星用
アンテナ１とＶＨＦまたはＵＨＦ放送用アンテナ６のそ
れぞれの設置場所によっては、双方のケーブル３．７が
長くなり、非常に不経済である。

〈発明の目的〉 本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、衛
星の信号とテレビジョン信号とを一本のケーブルで屋内
装置に送れるようにしてケーブルの配線を簡略化したマ
イクロ波受信機を提供することを目的とするものである
。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明の衛星用受信機は、前記目的を達成するために、
屋外装置と屋内装置とをケーブルで接続してなるマイク
ロ波受信機において、前記屋外装置に、衛星用アンテナ
で受信した人工衛星からのマイクロ波帯信号を増幅およ
び周波数変換する手段と、このマイクロ波帯信号を周波
数変換した第１の信号とＶＨＦまたはＵＨＦ放送用アン
テナで受信した第２の信号とを合成する混合器とを備え
るとともに、前記屋内装置に、前記屋外装置の出力信号
を第１の信号と第２の信号とに分離する分波器を備え、
前記屋外装置と屋内装置とを一本のケーブルで接続した
構成を特徴とするものである。

く作用〉 前記構成としたことにより、衛星用アンテナで受信した
第１の信号とテレビジョン用アンテナで受信した第２の
信号とが、屋外装置において混合器で合成されるため、
屋内装置に対し両信号が一本のケーブルで送られ、屋内
装置において分波器で第１の信号と第２の信号とに分離
される。

〈実施例〉 以下、本発明の好ましい実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。

本発明の一実施例を示した第１図において、第５図と同
−若しくは同等のものには同一の符号を付しである。そ
して、屋外装置８には、衛星用アンテナ１で受信したマ
イクロ波帯信号を増幅するマイクロ波増幅器９．バンド
パスフィルタ１０゜周波数変換回路を構成するミキサ回
路１）および局部発振器１２．中間周波増幅器１３から
なる衛星放送受信系が設けられており、さらに、この衛
星放送受信系の第１の信号とテレビジョン用アンテナ６
で受信した第２の信号とを合成する混合器１４が設けら
れている。

このように混合器１４で第１の信号と第２の信号とを合
成するため、屋外装置８と屋内装置１６とが一本のケー
ブル１５で接続されている。そして、屋内装置１６には
、第１の信号と第２の信号とが合成されて屋外装置８か
ら出力された信号を再び第１の信号と第２の信号とに分
離するための分波器１７が設けられている。この分波器
１７から分岐したテレビジョン放送受信系はテレビジョ
ン受像機のＲＦ線端子接続され、−方、衛星放送受信系
には、前置増幅器１８および復調器１９が設けられ、テ
レビジョン受＠！機の外部端子に接続されている。

次に、前記構成とした実施例受信機の作用について説明
すると、衛星用アンテナ１で受信された人工衛星からの
マイクロ波帯信号が、マイクロ波増幅器９で増幅された
後に、バンドパスフィルタ１０で不必要な信号が除去さ
れ、ミキサ回路１）および局部発振Ｐ５１２で中間周波
数帯に周波数変換される。さらに、この中間周波数帯に
周波数変換された第１の信号が、中間周波増幅器１３で
増幅される。

一方、テレビジョン用アンテナ６で受信された第２の信
号は、ケーブル２０により屋外装置８に送られて混合器
１４で中間周波増幅器１３から出力される第２の信号と
合成され、ケーブル１５で屋内装置１６に送られる。屋
内装置１６では、屋外装置８からの信号を分波器１７で
第１の信号と第２の信号とに分離され、第２の信号はテ
レビジョン受像機のＲＦ線端子直接送られ、第１の信号
は復調器１９で復調された後にテレビジョン受像機の外
部端子に送られる。

ところで、第１の信号の中間周波数帯は９５０〜１４５
０Ｍ　Ｈｚであって第２の信号の周波数帯は９０〜７７
０ＭＨｚであるから、これら画周波数帯は互いに重複す
ることがない。そのため、混合器１４および分波器１７
は何れも容易に設計して作製することができるとともに
、屋外装置８と屋内装置１６間のケーブル１５としては
、特殊なケーブルを用いる必要がなく、既存の一般的な
ものでよい。従って、容易に実用化することができる。

しかも、屋外装置８から屋内装置１６までの配線が一本
のケーブル１５でよく、テレビジョン受信用ケーブルの
屋内配線が不要となるため、配線工事が簡略化される。

第２図乃至第４図は何れも本発明の他の実施例を示し、
これらの図において＠１図と同−若しくは実質的に同等
のものには同一の符号を付しである。

そして、第２図は、第２の信号のレベルが低い場合に屋
外装置８の第２の信号受信系に第２の信号用ブースター
増幅器２１を設けたものである。

次に、第３図は、屋内装置２２とテレビジョン受像機と
の間を一本のケーブル２３で配線できるようにしたもの
であり、分波器１７で分離された後に前記増幅器１８で
増幅された第１の信号を、コンバータ２４で第２の信号
の周波数帯に周波数変換することによって、この第１の
信号を混合器２５で第２の信号と合成して両信号の周波
数帯を合致させている。

さらに、第４図は、第２の信号のレベルが低い場合に第
２図に示すようなブースタ増幅器２１を用いることなく
第２の信号の受信レベルを格段に改善したものである。

即ち、屋外装置２６の中間周波数増幅器として、第２の
信号から衛星の中間周波数帯信号までの周波数帯域を増
幅１−る広帯域増幅器２８を用い、この広帯域増幅器２
８の前段に混合器２９を設け、第１の信号と第２の信号
とを合成した上で広帯域増幅器２８により増幅すること
により、第２の信号用ブースフ増＠器を用いることなく
受信レベルの改善を達成している。また、屋内装置２７
においても、前置増幅器として広帯域増幅器３０を用い
、これの後段に第１図と同様に分波器１７および復調器
１９を設けて第２の信号の受信レベルをさらに改善して
いる。

〈発明の効果〉 以上詳述したように本発明のマイクロ波受信機によると
、屋外装置に第１の信号と第２の信号を合成する混合器
を設けるとともに、屋内装置には第１の信号と第２の信
号とに分離する分波器を設けた構成としたことにより、
屋外装置から屋内装置まで第１の信号と第２の信号とを
一本のケーブルで伝送することができ、第２の信号受信
用の屋内配線が不要となるため、使用ケーブルの長さが
短くなるとともに配線工事が簡略化され、顕著な経済的
効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマイクロ波受信機の一実施例の電気結
線図、 第２図および第３図は何れも本発明の他の実施例の一部
の電気結線図、 第４図は本発明のさらに他の実施例の電気結線図、 第５図は従来受信機の概略構成図である。 １−　　衛星用アンテナ ６−テレビジョン用アンテナ ８．２６・−匣外装置 ９・−マイクロ波増幅器 １）・・−ミキサ回路 １２−局部発振器 １４．２９−混合器 １５−ケーブル １６．２２．２７−・・屋内装置 １７−分波器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）屋外装置と屋内装置とをケーブルで接続してなる
   マイクロ波受信機において、前記屋外装置に、衛星用ア
   ンテナで受信した人工衛星からのマイクロ波帯信号を増
   幅および周波数変換する手段と、このマイクロ波帯信号
   を周波数変換した第１の信号とＶＨＦまたはＵＨＦ放送
   用アンテナで受信した第２の信号とを合成する混合器と
   を備えるとともに、前記屋内装置に、前記屋外装置の出
   力信号を第１の信号と第２の信号とに分離する分波器を
   備え、前記屋外装置と屋内装置とを一本のケーブルで接
   続したことを特徴とするマイクロ波受信機。
2. （２）屋外装置に、第２の信号から人工衛星の中間周波
   数帯信号までの周波数帯域を増幅できる広帯域増幅器を
   設けるとともに、この広帯域増幅器の前段に、第１の信
   号と第２の信号とを合成する混合器を設けたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のマイクロ波受信機。