JPS6347021Y2 - - Google Patents

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JPS6347021Y2
JPS6347021Y2 JP10679283U JP10679283U JPS6347021Y2 JP S6347021 Y2 JPS6347021 Y2 JP S6347021Y2 JP 10679283 U JP10679283 U JP 10679283U JP 10679283 U JP10679283 U JP 10679283U JP S6347021 Y2 JPS6347021 Y2 JP S6347021Y2
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JP
Japan
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ceramic heater
heater
wire
aluminum plate
container body
Prior art date
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JP10679283U
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English (en)
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JPS6013692U (ja
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 本考案は加熱容器、特にワツト密度が大きいセ
ラミツクヒータによつて内容物を加熱することが
できる加熱容器に関するものである。
(ロ) 従来技術とその問題点 従来、加熱容器としては、一般に金属製容器の
底部外周にバンドヒータを取付け、このバンドヒ
ータで内容物を加熱するようにしたものが知られ
ている。この種の加熱容器では、いずれの場合も
ヒータのワツト密度が小さいため、大型化すると
いう欠点がある。そこで、ワツト密度の大きいセ
ラミツクヒータを金属製容器の底部外面に取付
け、小型でも大きなパワーが得られるようにした
ものが考えられている。
このようなセラミツクヒータを用いた加熱容器
において、空炊きを感知しようとすれば、従来の
バンドヒータを用いた加熱容器の場合と同様に、
容器本体の底部外面に温度センサ(例えばサーミ
スタ等)を取付けることが考えられる。ところ
が、このように容器本体の底部外面に温度センサ
を取付ける場合には、空炊き時の応答速度が遅く
セラミツクヒータが異常高温になり、別途空炊き
防止センサーを設ける必要があり、設計が厄介と
なるばかりかコスト高となる欠点があつた。
(ハ) 考案の目的 本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、空炊き防止温度センサを用
いることなく、安価でかつ空炊きを迅速に感知で
きる加熱容器を提供することにある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するために、本考案はセラミツ
クヒータの内部にヒータ線以外に空炊き感知用の
抵抗線を設け、この抵抗線の抵抗値の変化により
空炊きを感知しようとするものである。
(ホ) 実施例の説明 つぎに、本考案の一実施例を添付図面にしたが
つて説明する。
図面において、1は金属製容器本体の一例であ
るステンレス製容器本体で、別体からなる胴部2
と底部3とを周部で溶接したものである。上記底
部3には該底部の補強のために、中央部が階段状
に陥没した複数段の同心状段部3a〜3cが形成
されており、この中央段部3aの外面には金属部
材の一例である所定厚み(例えば4mm)のアルミ
ニウム板4が接合固定されている。このアルミニ
ウム板4はその片面を容器本体1の底部3の中央
段部3aに圧力と熱とを加えてクラツド溶接等熱
間圧接にて接合固定し、しかる後に外面を研磨あ
るいは切削することにより平面度を出している。
上記アルミニウム板4の外面には、アルミニウ
ム製の中間金属板5とセラミツクヒータ6とアル
ミニウム製の背面金属板7とを一体に固定したヒ
ータユニツト8が押えバネ9によつて圧着されて
いる。すなわち、押えバネ9の背後は押え板10
にて支持されており、この押え板10の外周端部
を容器本体1の底部3の中間段部3bに固設され
た取付ネジ座11にネジ止めすることにより、ヒ
ータユニツト8はアルミニウム板4に所定の圧着
力で接触している。セラミツクヒータ6は、例え
ばアルミナを主成分とする薄肉なセラミツク基板
を半乾き状態で形成し、その上面にヒータ線6a
と空炊き感知用の抵抗線6bとをプリントし、そ
の上下に薄肉のセラミツク層を上部を一層、下部
を多層に積層してモールドし焼成したもので、リ
ード線を外部に導出した状態になつている。上記
セラミツクヒータ6のヒータ線6aと抵抗線6b
とは第2図に示すごとく制御回路12に接続され
ており、抵抗線6bの抵抗値が空炊き時に所定値
以上になると、制御回路12が働いてヒータ線6
aへの給電を遮断するようになつている。かかる
目的のために、抵抗線6bとして、例えば180℃
では2KΩ、250℃では5.5KΩの抵抗値を有するも
のを使用することができる。
なお、セラミツクヒータ6と金属板5,7とは
上記のごとく一体的に固定したもののほか、分離
していてもよい。
また、上記容器本体1の底部3の中間段部3b
外面には、湯沸し時および保温時における温度制
御用サーミスタ13が取付けられている。このサ
ーミスタ13も第2図に示すごとく制御回路12
に接続され、サーミスタ13の抵抗値の変化によ
り制御回路中の接点を切換え、ヒータ線6aへの
給電をON,OFFするようになつている。
上記構成からなる加熱容器において、容器本体
1内に貯溜された内容液は、セラミツクヒータ6
によつて中間金属板5とアルミニウム板4と底部
3とを介して加熱される。このとき、中間金属板
5およびアルミニウム板4は良好な熱伝導性を有
し、かつアルミニウム板4と中間金属板5とは押
えバネ9のバネ力で密着しているので、熱伝達性
は極めて良好である。
かかる通常加熱時においては、セラミツクヒー
タ6と容器本体1内部の内容液との温度勾配によ
つて、抵抗線6bはほぼ一定温度(例えば180℃)
に保持されるため、抵抗線6bの抵抗値は低く制
御回路12は動作しない。いま容器本体1内部の
液体が蒸発してしまうと、セラミツクヒータ6な
らびに容器本体1が急激に温度上昇して危険な状
態となる。このときヒータ線6aとともに抵抗線
6bも温度上昇し、この温度上昇につれて抵抗線
6bの抵抗値が所定値(例えば2.5KΩ)以上と
なると、制御回路12が働いてヒータ線6aへの
給電が停止する。このように、セラミツクヒータ
6の温度上昇に追随して抵抗線6bも昇温するた
め、空炊き時の応答速度が極めて速く、空炊きを
未然に防止できる。
また、所定温度(例えば90℃)に保温された内
容液の残量が少なくなつたとき、容器本体1内に
冷水を補充すると、冷水のために容器本体1の底
部3は急激に冷やされ、セラミツクヒータ6に熱
シヨツクを与え、割れるおそれがある。ところ
が、底部3とセラミツクヒータ6との間にはアル
ミニウム板4と中間金属板5とが介在しているた
め、このアルミニウム板と中間金属板との熱容量
によつて熱シヨツクが和らげられ、セラミツクヒ
ータ6の割れを防止できる。
さらに、通常の加熱時においては、容器本体1
の底部3上面はセラミツクヒータ6からの熱を受
けるアルミニウム板4下面より低温であるため、
底部3とアルミニウム板4とが下方が凸となるよ
うに外ゾリし、一方空炊き時には容器本体1が過
熱されるため、下方が凹となるように内ゾリする
傾向がある。もしセラミツクヒータ6がアルミニ
ウム板4に直接接触していると、上記のごとき外
ゾリ時および内ゾリ時にセラミツクヒータ6とア
ルミニウム板4とが局部的に接触することにな
り、セラミツクヒータ6の熱が十分にアルミニウ
ム板4に伝わらず、その結果、セラミツクヒータ
6自体が異常温度上昇をきたして割れるという問
題がある。ところが、セラミツクヒータ6とアル
ミニウム板4との間に中間金属板5が介在し、こ
の中間金属板5はアルミニウム板4の変形とは無
関係にセラミツクヒータ6に面接触しているた
め、この中間金属板でヒータ6の熱が放散され、
セラミツクヒータ6の異常温度上昇による割れを
未然に防止できる。さらに、容器本体1の底部3
ならびにアルミニウム板4の変形や歪が中間金属
板5の介在によつてセラミツクヒータ6に伝わら
ず、セラミツクヒータ6に曲げモーメントが作用
しない。
なお、上記実施例のごとくセラミツクヒータ6
の背後に背面金属板7を設けたのは、セラミツク
ヒータ6の背後を押圧する押えバネ9のバネ圧を
均一化し、かつヒータ温度のばらつきを解消する
ためである。そして上記背面金属板7と中間金属
板5とでセラミツクヒータ6を挟着一体化するこ
とにより、ヒータユニツト8を構成したので、部
品管理が容易となり組立作業も簡単となる。
また、アルミニウム板4と中間金属板5との接
合面を表面研磨し、かつアルミニウム板4を底部
3に熱間圧接により接合固定したのは、次のよう
な理由による。一般に、セラミツクヒータ6のヒ
ータ線の抵抗値はヒータ温度の上昇にともなつて
高くなるという性質があり、もしセラミツクヒー
タ6と中間金属板5、中間金属板5とアルミニウ
ム板4、およびアルミニウム板4と底部3の密着
性が悪ければ、セラミツクヒータ6の熱が底部3
に十分に伝達せず、セラミツクヒータ6自身が過
熱されることになる。こうなるとセラミツクヒー
タ6の抵抗値も増加し、上記熱伝達不良と相俟つ
て消費電力が低下し内容液が十分に加熱されない
結果となる。そこで、上記のごとく底部3とアル
ミニウム板4と中間金属板5とセラミツクヒータ
6との密着性を高めることによつて、セラミツク
ヒータ6の温度上昇を抑制し、効率良く発熱させ
るとともに、熱伝達率を向上させ、小型のセラミ
ツクヒータ6で大きな加熱能力を発揮できるよう
にしたのである。
なお、図面に記載のごとくアルミニウム板4の
外面中央には凹部4aが形成されている。これ
は、加熱時に底部3およびアルミニウム板4が下
向きに凸となるように熱変形し、セラミツクヒー
タを押し下げてセラミツクヒータの割れをきたし
たりあるいは密着性が悪くなる傾向にあるため、
この影響を少なくするためである。
なお、金属部材4をアルミニウムで構成する場
合には、上記実施例のごとく熱間圧接にて底部3
に接合固定するものに限らず、例えば底部3の外
面にダイキヤストにて金属部材4を接合固定して
もよい。この場合も、金属部材4を固定した後、
その外面を平面研磨又は切削すればよい。さら
に、金属部材4,中間金属板5,背面金属板7の
材質は熱良導性の金属であればよく、アルミニウ
ムのほか例えば銅を用いてもよい。
本考案にかかる容器本体としては、上記実施例
のごとき単なる一重容器に限らず、外周面に断熱
材を巻装した断熱一重容器や真空二重容器であつ
てもよく、真空二重容器の場合には底部のみを一
重としてこの底部にセラミツクヒータを取付けれ
ばよい。
(ヘ) 考案の効果 以上のように、本考案はセラミツクヒータの内
部にヒータ線以外に空炊き感知用の抵抗線を設
け、この抵抗線の抵抗値の変化により空炊きを感
知するようにしたので、従来のごとき空炊き感知
用の温度センサは全く不要であり、温度センサの
取付位置や耐熱性を考慮する必要がなく、安価に
構成できる。また上記抵抗線はセラミツクヒータ
の内部に設けられているので、空炊き時にはこの
抵抗線がセラミツクヒータの温度上昇に追随して
昇温するため、空炊き状態となつてから電源が遮
断されるまでの応答速度が極めて速く、安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる加熱容器の一例の縦断
面図、第2図はその回路図である。 1……金属製容器本体、3……底部、6……セ
ラミツクヒータ、6a……ヒータ線、6b……抵
抗線、12……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製容器本体の底部外面にセラミツクヒータ
    を密着取付してなる加熱容器において、上記セラ
    ミツクヒータの内部にヒータ線以外に空炊き感知
    用の抵抗線を設け、この抵抗線の抵抗値が所定値
    以上になつたとき、これを検出してヒータ線への
    給電を遮断するようにしたことを特徴とする加熱
    容器。
JP10679283U 1983-07-08 1983-07-08 加熱容器 Granted JPS6013692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10679283U JPS6013692U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 加熱容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10679283U JPS6013692U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 加熱容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6013692U JPS6013692U (ja) 1985-01-30
JPS6347021Y2 true JPS6347021Y2 (ja) 1988-12-05

Family

ID=30249764

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JP10679283U Granted JPS6013692U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 加熱容器

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