JPS634682Y2 - - Google Patents

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JPS634682Y2
JPS634682Y2 JP1982191851U JP19185182U JPS634682Y2 JP S634682 Y2 JPS634682 Y2 JP S634682Y2 JP 1982191851 U JP1982191851 U JP 1982191851U JP 19185182 U JP19185182 U JP 19185182U JP S634682 Y2 JPS634682 Y2 JP S634682Y2
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JP
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output shaft
casing
dust cover
lip
arm
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JP1982191851U
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JPS5994974U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舵取装置に関し、より詳しくは舵取装
置における出力軸のダストカバー装置に関する。
従来、舵取装置のケーシングと出力軸との間に
塵埃や雨水等が浸入するのを防止するために、出
力軸のケーシング挿通部分にダストカバー装置を
設けたものがある。このダストカバー装置の一例
として、ケーシング端面と出力軸に固定したピツ
トマンアームの端面との間に断面U字状又はV字
状のリング状ダストカバーを設けたものが知られ
ており、このダストカバーはその一側を上記ケー
シング端面に、他側をピツトマンアームの端面に
接触させて雨水等の浸入を防止するようにしたも
のである。
しかるに、上記ケーシング端面とピツトマンア
ーム端面との間隔は製造上必ずしも一定に保たれ
てはおらず、その間隔が変動することによつて上
述の各部におけるシール性能が変動したり、また
ダストカバーがケーシングに固定されてしまい、
出力軸と一体に回転しないこともあつて、全製品
で確実なシール性を確保することが困難であつ
た。
本考案はこのような事情に鑑み、舵取装置のケ
ーシングに回転自在に軸支した出力軸と、この出
力軸の先端部に形成したテーパ部と、該テーパ部
に形成したセレーシヨンと、上記出力軸のテーパ
部とセレーシヨンとに係合するテーパ部とセレー
シヨンとを有し、それらを係合させて出力軸に取
付けたピツトマンアームと、上記ケーシングとピ
ツトマンアームとの中間部位置において上記出力
軸に形成した段状部と、軸方向両端部をリツプ部
とし、かつ両リツプ部の接続部分を角部として形
成した断面略V字型のリング状ダストカバーとを
設け、さらにこのダストカバーの角部を上記ピツ
トマンアーム側から出力軸の段状部に密着させて
その部分をシールさせるとともに該ダストカバー
を出力軸に固定し、かつ一方のリツプ部をケーシ
ングの端面に摺接させてその部分をシールさせる
とともに、他方のリツプ部をピツトマンアームの
端面に接触させてその部分をシールさせるように
したものである。
このような構成によれば、出力軸に形成した段
状部に対するピツトマンアームの取付位置が軸方
向に大きくずれたとしても、そのピツトマンアー
ムに接触する上記他方のリツプ部によつてその誤
差を吸収することができるので、その部分のシー
ルを確実に行なうことができる。そしてこれに加
えて、上記ダストカバーの角部によつて出力軸の
段状部を、また上記一方のリツプ部によつてケー
シングの端面をそれぞれシールすることができる
ので、従来に比較して確実なシール効果を得るこ
とが可能となる。
以下図示実施例について本考案を説明すると、
第1図において、1はケーシング、2はこのケー
シング1に軸受3を介して回転自在に軸支した出
力軸で、この出力軸2に一体に形成したセクタギ
ヤ4はケーシング1のシリンダ5内に摺動自在に
嵌合したピストン6のラツク7に噛合している。
上記ピストン6はボールスクリユウ機構8および
ねじ軸9等を介して、従来周知のように、図示し
ない舵取ハンドルに連動している。
10は上記出力軸2の軸方向位置を調整する調
整機構で、この調整機構10は頭部を出力軸2の
一端凹部内に嵌合した調整ボルト11と、上記出
力軸2の凹部に螺合されて上記調整ボルト11の
頭部を出力軸2の軸方向に変位不能に支持すると
ともに、この調整ボルト11の回転を許容するプ
ラグ12とを備えており、このプラグ12は外周
部複数箇所がカシメられて出力軸2に対して回転
不能に固定されている。上記調整ボルト11の軸
部はプラグ12の軸部を回転自在に貫通するとと
もに、出力軸2の軸線上において上記ハウジング
1に螺合してこれを貫通している。そして上記調
整ボルト11とハウジング1間を0−リング13
等によりシールするとともに、バツクアツプ用ワ
ツシヤ14を介してナツト15を螺合することに
より、調整ボルト11をハウジング1に固定して
いる。したがつてナツト15を弛めて調整ボルト
11を回転させれば出力軸2を軸方向に変位させ
ることができ、これによりセクタギヤ4とラツク
7との適正な噛合状態を得ることができる。
然して、上記出力軸2にはケーシング1から外
部への突出部分にテーパ状の段状部2aを形成し
てこの段状部2aより突出端側を小径部とし、か
つこの小径部をテーパ部2bとしてその外周面に
セレーシヨン20を形成している。そしてこのテ
ーパ部2bにテーパ部とセレーシヨンとを形成し
たピツトマンアーム21を嵌合し、出力軸2に螺
着したナツト22によつて出力軸2とピツトマン
アーム21とを一体に連結するとともに、上記ケ
ーシング1の端面1aとピツトマンアーム21の
端面21aとの間に、断面V字状のリング状ダス
トカバー23を設けている。
前述したように、ケーシング1の端面1aとピ
ツトマンアーム21の端面21aとの間隔は必ず
しも一定の位置となるように製造されてはいな
い。しかしケーシング1に対する出力軸2の軸方
向位置は、上記セクタギヤ4とラツク7との適正
な噛合条件等から比較的良好に管理されるように
なり、したがつて出力軸2に設けた段状部2aと
ケーシング1の端面1aとの間隔も比較的良好に
管理されるようになる。
本考案はこの点に着目してなされたもので、上
記実施例におけるダストカバー23は、第2図、
第3図に示すように、その内周部のケーシング1
側角部24が出力軸2の段状部2aに圧着されて
出力軸2に固定され、したがつてケーシング1の
端面に対して位置決めされるとともに、その圧着
により段状部2aをシールしている。そして上記
ダストカバー23の角部24よりケーシング1側
に延びるリツプ部25は出力軸2の段状部2aと
ケーシング1の端面1aとの相対関係位置を考慮
して所定の形状に設定してあり、上記角部24を
段状部2aに圧接させれば、リツプ部25の先端
部が最適なシール条件でケーシング1の端面1a
に接触してその部分をシールする。
さらに本実施例においては、上記角部24を段
状部2aに圧接させるために、上記リツプ部25
とは反対側に延びるリツプ部26をピツトマンア
ーム21で押圧するように構成している。このリ
ツプ部26は、他方のリツプ部25の傾斜角度θ1
より小さな傾斜角度θ2とするとともに肉厚を大き
くして剛性を高め、ピツトマンアーム21を出力
軸2に嵌装して固定する際に、ピツトマンアーム
21からの押圧力を上記角部24に良好に伝達し
てこれを段状部2aに強く圧接させて良好なシー
ル作用が得られるようにしている。また、このリ
ツプ部26の軸方向長さは上記ピツトマンアーム
21の出力軸2に対する取付け位置のずれを考慮
して決定してあり、段状部2aに対してピツトマ
ンアーム21が最も離れた位置に取付けられた際
においても角部24における出力軸2とダストカ
バー23との一体化とシール性とを確保できるよ
うにしている。他方、ピツトマンアーム21が段
状部2aに最も接近した位置に取付けられた際に
は、上記角部24は最も強く段状部2aに圧接さ
れてピツトマンアーム21側のリツプ部26は大
きく弾性変形するが、他方のリツプ部25は上記
角部24で支持されてケーシング1の端面1aと
の接触状態が大きく変動することはなく、最適な
シール状態が維持される。さらに、上記ダストカ
バー23を断面略V字型に形成しているので、各
リツプ部25,26の内側にグリースを充填して
それを保持させることが可能となり、それによつ
て一層良好なシール性を確保することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示したもので、
本実施例ではダストカバー30の内周角部31を
段状部2aに所要の押圧力で圧接させた状態でワ
イヤー又はバンド32によつてダストカバー30
を出力軸2に固定したものである。この場合にお
いても、一方のリツプ部33は一定の良好な条件
でケーシング1の端面1aに接触するようになる
ので、優れたシール性を得ることができる。
なお、上記段状部2aは必ずしもテーパ状であ
る必要はなく、完全な段であつてもよい。
以上のように、本考案によれば、従来に比して
各部のシール条件を一定なものに維持することが
容易となり、安定したシール性を得ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の要部の拡大縦断面図、第3図は第
1図、第2図に示すダストカバー23の自然状態
を示す断面図、第4図は他の実施例における第2
図と同様な部分での縦断面図である。 1……ケーシング、1a……ケーシングの端
面、2……出力軸、2a……段状部、2b……テ
ーパ部、20……セレーシヨン、21……ピツト
マンアーム、21a……ピツトマンアームの端
面、23,30……ダストカバー、24,31…
…角部、25,26,33,34……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舵取装置のケーシングに回転自在に軸支した出
    力軸と、この出力軸の先端部に形成したテーパ部
    と、該テーパ部に形成したセレーシヨンと、上記
    出力軸のテーパ部とセレーシヨンとに係合するテ
    ーパ部とセレーシヨンとを有し、それらを係合さ
    せて出力軸に取付けたピツトマンアームと、上記
    ケーシングとピツトマンアームとの中間部位置に
    おいて上記出力軸に形成した段状部と、軸方向両
    端部をリツプ部とし、かつ両リツプ部の接続部分
    を角部として形成した断面略V字型のリング状ダ
    ストカバーとを備え、このダストカバーの角部を
    上記ピツトマンアーム側から出力軸の段状部に密
    着させてその部分をシールさせるとともに該ダス
    トカバーを出力軸に固定し、かつ一方のリツプ部
    をケーシングの端面に摺接させてその部分をシー
    ルさせるとともに、他方のリツプ部をピツトマン
    アームの端面に接触させてその部分をシールさせ
    たことを特徴とする舵取装置における出力軸のダ
    ストカバー装置。
JP1982191851U 1982-12-18 1982-12-18 舵取装置における出力軸のダストカバ−装置 Granted JPS5994974U (ja)

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JPS5994974U JPS5994974U (ja) 1984-06-27
JPS634682Y2 true JPS634682Y2 (ja) 1988-02-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554942B2 (ja) * 1972-02-10 1980-02-01

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599980Y2 (ja) * 1978-06-24 1984-03-29 カヤバ工業株式会社 ステアリングギヤ−ボツクスのダストカバ−
JPS5913179Y2 (ja) * 1980-03-18 1984-04-19 アイシン精機株式会社 ステアリングギヤの防塵・防水装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS554942B2 (ja) * 1972-02-10 1980-02-01

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