JPS6346825Y2 - - Google Patents

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JPS6346825Y2
JPS6346825Y2 JP866880U JP866880U JPS6346825Y2 JP S6346825 Y2 JPS6346825 Y2 JP S6346825Y2 JP 866880 U JP866880 U JP 866880U JP 866880 U JP866880 U JP 866880U JP S6346825 Y2 JPS6346825 Y2 JP S6346825Y2
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JP
Japan
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color
paint
weight
dry
card
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JP866880U
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JPS56110325U (ja
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、塗料の乾燥後の色と、該塗料の未乾
燥状態の色との二色を表示したカラーカードに係
る。
従来、カラーカードは配合表付き調色マニユア
ル等として、あるいは配合表等の全くない色表示
にみのカードとして各塗料メーカー等から発行さ
れている。これらのカラーカードに表示されてい
る色は、ある塗料の乾燥後の色のみを表示したも
のである。例えば、特公昭52−3814、実公昭52−
26539、実開昭50−93159号公報等で見られるカラ
ーカードも全て乾燥色を示している。
しかして、塗料における塗膜形成前、即ち乾燥
前の生塗料の色と、乾燥して塗膜形成した時の塗
料の色には差があることは常識として知られてい
る。。この差は塗料の品種や色相によつて著しい
差異を示す。(参考色見本1及び2参照) 前記の如き従来のカラーカードは、塗料メーカ
ーの社内資料に供するのは勿論のこと、一般の塗
装店等に広く配布され、塗料の調色時の一つの指
針として使用されていた。
従来のカラーカードを使用した塗料の調色法に
ついて詳述すると、第1図に示した如き配合表付
きカラーカードの場合、まず配合率に従つて原色
を配合する。通常、配合率に従つて配合した場合
でも厳密には乾燥色Aの色にはならない。つま
り、表示原色の配合の微量な差により乾燥色が異
つたものになるのである。そこで通常調色者は乾
燥色Aに合わせるべく表示原色を微量ずつ加わえ
て微調整する。この調整段階において、調色した
塗料を試験片(金属、紙等)に塗布し乾燥させて
乾燥色Aとの対比を繰り返し行い、最終的に乾燥
色Aになるべき調色塗料を得ていた。
上記微調整−乾燥−乾燥色Aとの対比の工程の
繰り返しは、調色技術者の技能、経験年数により
かなり差があるが、少なくとも2〜3回の繰り返
しを行つていた。
一方、配合表の付いていないカラーカードを使
用する調色の場合には、調色技術者の経験とカン
により、各種の原色を混合し、前記と同様にして
微調整−乾燥−乾燥色との対比を繰り返し行つて
いた。この場合には前記繰り返し工程が配合表付
きの場合より多少増える。いずれにしても、現在
のカラーカードによる調色は乾燥色との対比によ
るため、調色された塗料は一度乾燥させなければ
対比出来ず、従つてかなりの経験を有する調色技
術者でも相当の工数を必要とした。ラツカー等の
比較的乾燥の早い塗料の場合ですら一定の乾燥時
間が必要であり、ましてや乾燥の遅いフタル酸樹
脂系塗料等の場合は調色塗料を得るための製造時
間が相当かかつていた。
本考案は前記の如き従来の調色方法を簡略化す
ることを目的としたカラーカードを提供するもの
である。
本考案のカラーカードの一例として第2図に配
合表付きカラーカードを例示した。
第2図に於て、Aは従来と同様の乾燥色を示
し、Bはその塗料がもつ乾燥前の色、即ち生塗料
の色を表示したものである。
本考案のカラーカードの作り方の一例として
は、まず生塗料aを作成し、該生塗料が有する色
相Bを同種の他の塗料bを調色、乾燥させて見本
を作る。つまり生塗料aの色相Bを他の塗料の乾
燥色と一致させた見本を作成する。ついで前記生
塗料aをそのまま乾燥させて、生塗料の乾燥色A
を作成する。
かくして得られた生塗料の色Bとその塗料の乾
燥後の色Aを並列対比して表示し、本考案のカラ
ーカードを得ることができる。
上記の作り方はまず乾燥色を決める方法である
が、これと全く逆の方法、即ち生塗料の色を最初
に決める作り方も可能である。勿論、塗装方法例
えば刷毛塗りやスプレー塗装等によつて色相に多
少の差が出る場合は、生塗料の色見本Bと乾燥後
の色見本Aを作成する時に統一した塗装方法をと
ることが必要である。
前記の如くして得られた本考案のカラーカード
を用いて乾燥色Aを調色する場合に於て、配合表
付きカラーカードを使用する時にはまず配合表に
従つて各原色を混合して生塗料を作成する。得ら
れた生塗料の色相と、カラーカード貼付の色相B
とを直列対比させ、その色相間に差異がある場合
には、各原色を微量ずつ添加して微調整を行い最
終的に生塗料の色とカラーカード貼布の色Bを一
致させる。かくして得られた色相Bを有する生塗
料は、乾燥後当然乾燥色Aの色相と一致する。
つまり、本考案のカラーカードを使用すれば、
生塗料の状態で直接色合せを行うことが出来るた
め、従来の如く生塗料を一度乾燥させなくともよ
く、従つて調色工程の簡略化及び調色塗料の製造
時間の短縮がはかれるのである。
本考案において、配合表の付いていないカラー
カードを使用する場合でも前記と同様に乾燥時間
を考慮しなくともよいため、従来よりはるかに調
色時間を短縮化することができる。
本考案は前記の通り生塗料の色Bと、その塗料
の乾燥後の色Aの二色を対比して表示したもので
あればどのような形のものでもよい。つまり第2
図に示した如き配合表付きのカラーカードや、第
3図に示した如き配合表の全く付いていない単な
る色対比のみのカラーカード、あるいは表面は色
対比のみで裏面に配合表の印刷してあるカラーカ
ード等が挙げられる。
上記の如き本考案のカラーカードは社内外資料
として、調色技術者のレベルアツプのための教育
用や、一般の塗装店での調色時間短縮あるいはユ
ーザーサービス用等非常に巾広い用途を有してい
る。例えば、従来は調色している時のみその色変
化がわかるだけであつたが、本考案のカラーカー
ドを利用することにより調色していない時でも常
時色変化を見ることができ、従つてその変化の度
合を記憶することで調色技術の大巾なレベルアツ
プ(調色時間の短縮等を含めて)が可能である。
かくして、従来の経験やカンだけにたよる調色か
ら一歩進んだ調色技術を習得することが出来る。
更に、塗料の品種や色は多種多様であり、その
全てにわたつて色変化を経験し習得することは到
底できないが、このカラーカードを利用すること
によりそれも簡単にできるという利点も有する。
以下に本考案のカラーカードの製造例を示す。
この製造例は参考色見本の1を得る例である。
まず、酸化チタン22重量%、芳香族系溶剤30重
量%、塩化ゴム系樹脂48重量%より成る原色白塗
料87.0重量%;カーボンブラツク5重量%、体質
顔料17重量%、芳香族系溶剤30重量%、塩化ゴム
系樹脂48重量%より成る原色黒塗料5.0重量部;
酸化鉄黄13重量%、体質顔料9重量%、芳香族系
溶剤30重量%、塩化ゴム系樹脂48重量%より成る
原色黄褐塗料3.0重量部;フタロシアニンブルー
11重量%、体質顔料11重量%、芳香族系溶剤30重
量%、塩化ゴム系樹脂48重量%より成る原色紺塗
料5.0重量部を混合して生塗料得た。該塗料を基
材上に塗布し、乾燥させて乾燥色(上段)を得
た。
一方、別に前記と同一組成から成る原色塗料
を、原色白塗料88.6重量%、原色黒塗料3.8重量
部、原点黄褐塗料3.8重量部及び原色紺塗料3.8重
量部を混合し、乾燥させて、前記生塗料の乾燥前
の色(下段)を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカラーカードの一例でAは塗料
の乾燥色を示す。第2図は本考案のカラーカード
の一例(配合表付きのカラーカード)でAは塗料
の乾燥色で、Bはその塗料のもつ未乾燥時の色を
示す。第3図は本考案のカラーカードの一例(配
合表のない単なる色対比のみのカラーカード)で
Aは塗料の乾燥色で、Bはその塗料のもつ未乾燥
時の色を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗料の乾燥後の色と、該塗料の未乾燥状態の色
    との二色を少くとも表示したカラーカード。
JP866880U 1980-01-28 1980-01-28 Expired JPS6346825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP866880U JPS6346825Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP866880U JPS6346825Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56110325U JPS56110325U (ja) 1981-08-26
JPS6346825Y2 true JPS6346825Y2 (ja) 1988-12-05

Family

ID=29605338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP866880U Expired JPS6346825Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Country Status (1)

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JP (1) JPS6346825Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241627A (ja) * 1985-04-18 1986-10-27 Asahi Pen:Kk 塗料販売治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56110325U (ja) 1981-08-26

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