JPS6346752Y2 - - Google Patents

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JPS6346752Y2
JPS6346752Y2 JP1982179731U JP17973182U JPS6346752Y2 JP S6346752 Y2 JPS6346752 Y2 JP S6346752Y2 JP 1982179731 U JP1982179731 U JP 1982179731U JP 17973182 U JP17973182 U JP 17973182U JP S6346752 Y2 JPS6346752 Y2 JP S6346752Y2
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JP
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gear
shaft
hydraulic clutch
speed change
fixed
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JP1982179731U
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JPS5983236U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、油圧クラツチ式変速装置を簡素化
し、コンパクトに構成するものである。
(ロ) 従来技術 従来から油圧クラツチ式の変速装置の構造につ
いては数多くの公知技術が開示されているのであ
る。
例えば特公昭39−5562号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案はこれらの油圧クラツチ式の変速装置に
おいて、後進用油圧クラツチ装置の配置を、従来
の如く後進ギアや後進ギア軸を廃止して、前進用
の軸である変速入力軸をそのまま使用して、該後
進ギア軸を構成したものである。
これにより前進・後進を含めた完全な油圧クラ
ツチ式変速装置を小形コンパクトにかつ耐久性の
ある形状に構成せんとするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
変速入力軸6上の固設歯車14,27に常時噛
合う遊嵌歯車17,18を変速軸7上に配置し、
両遊嵌歯車17,18を変速軸7に選択的に固定
する油圧クラツチ装置20,21を同じく変速軸
7上に配置し、前記両油圧クラツチ装置20,2
1間に出力歯車22を固定配置し、該出力歯車2
2を出力軸8上の歯車23に常時噛合させた構成
において、該歯車23に常時噛合う他の出力歯車
33を前記変速入力軸6上に遊嵌配置し、前記変
速入力軸6上の固設歯車27にクラツチハウジン
グ19aを一体固設し、該出力歯車33との間に
油圧クラツチ装置19を配置したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は従来の油圧クラツチ式変速装置の後面
断面図、第2図は本考案の油圧クラツチ式変速装
置の後面断面図、第3図は第1図のスケルトン
図、第4図は第2図のスケルトン図、第5図は本
考案の油圧クラツチ式変速装置の変速レバーガイ
ドの形状を示す図面である。
第1図において、従来例として開示した歯車連
を説明すると。
ミツシヨンケース1の外側面に油圧クラツチ式
変速装置用の油圧ポンプ2を油路板3を挟持して
固定している。
油圧ポンプ2には、入力軸5の他端が挿入され
ており、エンジンから入力軸5へ伝えられる回転
により駆動されている。
この油圧ポンプ2にて圧油化された作動油が、
図示されない油圧制御弁にて方向制御され、油油
路板3を通過しシールケース4に伝えられる。シ
ールケース4より変速軸7内の貫通油路を介し
て、油圧クラツチ装置19,20,21へ送油さ
れる。
ミツシヨンケース1内には、上段より入力軸
5、変速入力軸6、変速軸7、出力軸8,左右の
車軸9L,9Rの順に動力が伝えられる。
入力軸5上には、2連摺動歯車10,11がス
プライン嵌合されており、この2連摺動歯車1
0,11の左右への摺動により、副変速の高低が
得られる。
2連摺動歯車10,11のうちの10がカウン
ター軸6上の固設歯車12と噛合することにより
副変速の高速、11が変速入力軸6上の固設歯車
14と噛合することにより副変速の低速が得られ
る。
変速入力軸6上には、もう一枚の固設歯車15
が固設されており、このカウンター軸6上の3枚
の固設歯車が変速軸7の後進用油圧クラツチ装置
19,前進1,3速用油圧クラツチ装置21、前
進2,4速用油圧クラツチ装置20のそれぞれの
遊嵌歯車16,18,17と噛合する。
まず、変速入力軸6上の固設歯車12は、第3
図のスケルトン図において示す如く、後進ギア軸
上の逆転歯車13を介して遊嵌歯車16と、固設
歯車14は遊嵌歯車17と、固設歯車15は遊嵌
歯車21とそれぞれ噛合する。
それぞれの油圧クラツチ装置19,20,21
のどれかが択一的に変速軸7と連結し、変速軸7
の回転は、出力歯車22より出力軸8上の歯車2
3の外歯へ伝えられる。
該歯車23の内歯23aに操向クラツチ歯車2
5,24が左右から嵌入噛合する。
操向クラツチ歯車24,25は操向レバーより
テコにてクラツチ「接」「断」操作が行われ、更
に移動されると、操向ブレーキ「制動」が行われ
る。
操向クラツチ歯車25,24の他端に制動板装
置28L,28Rがセツトされており、付勢バネ
26L,26Rに抗してテコを作用させ、操向ク
ラツチ歯車25,24を「断」にした後に、更に
外方へ押す操作をすることにより、操向ブレーキ
が「制動」される。
ミツシヨンケース1側の制動板の支持ケース3
1L,31Rは、リアアクスルケース39L,3
9Rをミツシヨンケース1へ固設した上から挿入
固定されている。
操向レバーをオペレーターが離すと、付勢バネ
26L,26Rが働いて、操向クラツチ歯車2
5,24を押し戻し操向ブレーキは解除され、操
向クラツチも接となる。
操向クラツチ歯車25,24は幅広く構成され
ており、操向クラツチ「断」「接」の為に摺動さ
れてもフアイナルギア30L,30Rとは常に噛
合し、車軸9L,9Rへ減速回転を伝える。
このように入力軸5には副変速摺動歯車と油圧
ポンプ2を、変速入力軸6には副変速固設歯車1
2,14,15を、変速軸7には後進用、前進
1,3速用、前進2,4速用の油圧クラツチ装置
とシールケース4を架設し、更に後進ギア軸と後
進ギア13を、また変速軸7の右端には、駐車ブ
レーキ装置29をも固設している。
更に出力軸8には、操向クラツチ装置と操向ブ
レーキ装置が、左右の車軸9L,9Rにはフアイ
ナルギアと左右の駆動スプロケツトが固設されて
いた。
以上が、該1図、第3図に示された従来の油圧
クラツチ式変速装置の構成であり、この構成を更
に改良したのが、本考案である。
第2図、第4図の本考案の油圧クラツチ式変速
装置は、出力軸8より下位の軸については、第1
図、第3図の従来例の構造と同じである。
異なるのは、変速入力軸6の固設歯車12,1
4を一側に寄せて、その片側に後進用の油圧クラ
ツチ装置19を配置した点である。
そして、第2図、第4図の本考案では、後進ギ
ア13と後進ギア軸を廃止して、変速入力軸6上
に遊嵌した出力歯車33側を、油圧クラツチ装置
19のクラツチケースから動力を伝えられる被駆
動歯車としている。そして該油圧クラツチ装置1
9のクラツチケースを、カウンター軸6から前進
1,3速用の油圧クラツチ装置21へ動力を伝え
る歯車である固設歯車27に一体化しているので
ある。
この出力歯車33を出力軸8上の歯車23の外
歯と常時噛合させている。他の前進1,3速用と
前進2,4速用の油圧クラツチ装置21,20へ
は遊嵌歯車17,18より動力が伝えられ、該油
圧クラツチ装置21,20の選択的「接」により
クラツチケースから変速軸7へと動力が伝えられ
るのであるが、、後進の場合には、逆に油圧クラ
ツチ装置19のクラツチケース19aが変速入力
軸6の固設歯車27より駆動されて常時回転して
おり、油圧クラツチ装置19の「接」により、出
力歯車33が回転し、該出力歯車33と噛合する
歯車23が駆動されるのである。
変速入力軸6上の固設歯車27は、前進1,3
速用の固設歯車であるが、この固設歯車27が、
後進用油圧クラツチ装置19のクラツチケース1
9aを支持固定すべく構成している。固設歯車2
7はカウンター軸6に対して溶接固定されてい
る。
第5図においては、変速レバー装置の平面図が
示されており、変速レバーガイド板35の変速レ
バーガイド溝36はH形に構成されており、H形
の変速レバーガイド溝内を左右へレバーを摺動す
ることにより副変速の「高」「低」を選択し、前
後方向への回動により油圧クラツチ装置19,2
0,21の三者択一を行うべく構成している。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、後進ギア軸を変速入力軸6にて兼用す
ることができ、ミツシヨンケースに特別に支持さ
せる必要のある後進ギア軸を無くすことができ、
更に変速入力軸6の回転を油圧クラツチ装置19
により直接に出力軸8上の出力歯車33に導くこ
とで後進を得て、後進ギアを不要とすることがで
き、スペースの有効利用及びミツシヨンケースの
小型化,コンパクト化を図り、かつ常時回転する
逆転歯車と片持ち軸よりなる後進ギア軸を無くし
たことにより、耐久性のある形状に構成すること
が出来たのである。
第2に、後進用油圧クラツチ装置19のクラツ
チケース19aと、次段の前進変速軸を駆動する
為の変速入力軸6上の固設歯車27を一体化した
ので、従来、油圧クラツチ装置のクラツチケース
19aと油圧クラツチ軸との間を固定する為に設
けられていたキー等による固定部をなくすことが
でき、従来面倒であつたキー等の組み立て部を減
らすことができたものである。
第3に、クラツチケース19aは固設歯車27
に一体化して、固設歯車27をカウンター軸6に
固定するだけで良いのであり、固設歯車27と後
進用油圧クラツチ装置19の間隔を詰めることが
でき、前進用の油圧クラツチ装置20,21の幅
内に余裕をもつて収めることができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の油圧クラツチ式変速装置の後
面断面図、第2図は本考案の油圧クラツチ式変速
装置の後面断面図、第3図は第1図のスケルトン
図、第4図は第2図のスケルトン図、第5図は本
考案の油圧クラツチ式変速装置の変速レバーガイ
ドの形状を示す図面である。 5……入力軸、6……変速入力軸、7……変速
軸、8……出力軸、9L,9R……車軸、19…
…後進用油圧クラツチ装置、19a……クラツチ
ケース、20……前進2,4速用油圧クラツチ装
置、21……前進1,3速用油圧クラツチ装置、
27……固設歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速入力軸6上の固設歯車14,27に常時噛
    合う遊嵌歯車17,18を変速軸7上に配置し、
    両遊嵌歯車17,18を変速軸7に選択的に固定
    する油圧クラツチ装置20,21を同じく変速軸
    7上に配置し、前記両油圧クラツチ装置20,2
    1間に出力歯車22を固定配置し、該出力歯車2
    2を出力軸8上の歯車23に常時噛合させた構成
    において、該歯車23に常時噛合う他の出力歯車
    33を前記変速入力軸6上に遊嵌配置し、前記変
    速入力軸6上の固設歯車27にクラツチハウジン
    グ19aを一体固設し、該出力歯車33との間に
    油圧クラツチ装置19を配置したことを特徴とす
    る油圧クラツチ式変速装置。
JP17973182U 1982-11-27 1982-11-27 油圧クラツチ式変速装置 Granted JPS5983236U (ja)

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JPS5983236U JPS5983236U (ja) 1984-06-05
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5229377B2 (ja) * 1972-06-07 1977-08-02
JPS5235475B2 (ja) * 1974-07-13 1977-09-09

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