JPS6346658Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6346658Y2
JPS6346658Y2 JP1982062239U JP6223982U JPS6346658Y2 JP S6346658 Y2 JPS6346658 Y2 JP S6346658Y2 JP 1982062239 U JP1982062239 U JP 1982062239U JP 6223982 U JP6223982 U JP 6223982U JP S6346658 Y2 JPS6346658 Y2 JP S6346658Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fan
temperature
cooling
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982062239U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58165211U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6223982U priority Critical patent/JPS58165211U/ja
Publication of JPS58165211U publication Critical patent/JPS58165211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6346658Y2 publication Critical patent/JPS6346658Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等に搭載される内燃機関の冷
却フアン制御装置に関するものである。
内燃機関の動力効率を向上させて燃費を改善す
るには冷却フアンの消費電力を可能な限り小さく
することが望まれる。このために、近年では例え
ば第1図に示したような粘性式のフアンクラツチ
を冷却フアンへのトルク伝達系に介装して冷却フ
アンの過剰回転を回避している。
この第1図に示したフアンクラツチは、従来か
らよく知られているように、機関のクランクシヤ
フトに連結されたシヤフト1にドライブデイスク
2を固定し、冷却フアンを固定したクラツチケー
ス3を前記シヤフト1に軸着することにより、該
ケース3に形成したトルク伝達室4に前記ドライ
ブデイスク2を収容している。そして、トルク伝
達室4とセパレートプレート5を介して隔成した
油溜室6にシリコンオイル等のオイルを充填し、
前記ケース3の前面に取り付けたバイメタル7と
セパレートプレート5のポート8を開閉するバル
ブプレート9とをピストン10を介して連動させ
ることにより、ラジエータを通過した空気の温度
に応じてバルブプレート9をセパレートプレート
5に接離させてポート8の開度を変え、以つて、
トルク伝達室4内のオイル量を増減調整して伝達
トルクを制御し、冷却フアンの回転数を自動制御
するものである。
ところが、このような粘性式のフアンクラツチ
では伝達トルクをゼロとすることができないので
冷却不要時にもフアンのつれ回りが生じて燃費を
悪化させると同時に、暖機運転性が悪化してい
た。又、ラジエータを通過した空気の温度によつ
てのみ伝達トルクが変るので、冷却フアンの制御
(駆動)特性が制約されてしまい、かつ、ベアリ
ング等のメンテナンスを行なう場合の作業性が悪
いという不都合があつた。一方、機関の暖機性能
を向上させるための手段として実開昭56−20028
号公報等があつた。
本考案は、このような従来の不都合に鑑みてな
されたもので、機関の運転状態、即ち、少なくと
も機関冷却水の出入口温度と機関回転数に応じて
フアンクラツチを断続作動させて冷却フアンの回
転を必要最少限に抑制すると共に、制御系等の故
障発生時にはこれをすみやかに警報するシステム
を備えた制御装置を提供することにより、冷却装
置の性能と信頼性とを向上させることを目的とし
ている。
以下に本考案を第2図ないし第7図に示された
一実施例に基づいて詳細に説明する。
第2図は装置全体の構成図、第3図はフアンク
ラツチの断面図であり、内燃機関11のクランク
軸12に固定したプーリ13と、機関11にブラ
ケツト14及び支軸15を介して取り付けたフア
ンクラツチ16のプーリ17とを図示しないベル
トを介して連動させている。前記支軸15には、
冷却フアン18を固定したケース19を軸着し、
このケース19に装着したピストン20と前記プ
ーリ17に固定したドライブデイスク21とを対
接させている。そして、ピストン20とケース1
9とで形成した圧力室22とエアタンク23とを
支軸15に形成した通路24及びソレノイドバル
ブ25を介して連通させることにより、ソレノイ
ドバルブ25がONされるとエアタンク23のエ
アが圧力室22に送り込まれる。すると、ピスト
ン20がリターンスプリング26に抗して図中左
側に移動してドライブデイスク21に押し付けら
れ、以つて、ドライブデイスク21及びピストン
20を介してプーリ17からケース19にトルク
が伝達されるようになつている。27はベアリン
グ、28はエア入口である。
一方、前記ソレノイドバルブ25をON,OFF
制御してフアンクラツチ16を断続作動させるコ
ントローラ29には、機関冷却水の入口温度Twi
及び出口温度Twoを検出する水温センサ30,
31と機関回転数Nを検出する回転センサ32と
の出力を供給し、センサ及びコントローラ、ソレ
ノイドバルブ等の故障、作動不良が発生した時に
作動するウオーニングブザー及びランプ33,3
4をコントローラ29の異常出力端子に接続して
いる。
コントローラ29は、第4図に示すように両水
温センサ30,31から出力された冷却水の入口
温度Twi出口温度Two及び回転センサ32から
F−V変換器36を経て出力された回転数Nと、
この回転数Nを微分回路37に供給して得た回転
加速度αとが供給される条件判定回路35と、こ
の回路35から出力された判定信号に従つてソレ
ノイドバルブ25に制御信号を出力するソレノイ
ドバルブ制御回路38と、前記各センサからの信
号及びソレノイドバルブ制御回路38の出力信号
が供給されるウオーニング回路39とを備えてい
る。40は電源回路である。
そして、上記の如きコントローラ29では、第
5図に示すようなフローチヤートに従つて各信号
を処理してソレノイドバルブ25を断続作動させ
る。
即ち、まず、ソレノイドバルブ25及び各セン
サ30,31,32等の故障が発生し、又は判定
回路等に故障、断線が発生した時は、ウオーニン
グ回路39が作動してウオーニングブザー33を
作動させる。又、冷却水の出口温度Twoが上限
設定値T6より高い時はオーバーヒートであると
判断してブザー33及びランプ34を作動させ
る。従つて、ブザー33及びランプ34が作動し
た時は、手動でブザー等をOFFさせてバイパス
回路を開放する。この開放によつてランプ34が
消灯すれば、制御系の故障であるのでクラツチが
ONする。又、ランプ34が消灯しない時は、ソ
レノイドバルブ25又はクラツチ36の故障であ
るので、この場合はクラツチ16を手動でロツク
作動させて直結にしフアンを常時回転させる。そ
れでも、ランプ34が消灯しなければ冷却系の故
障であることが判る。
冷却水の出口温度TwoがT5より高い時は、ソ
レノイドバルブ25がONされ、Two<T5であ
れば、入口温度Twiと出口温度Twoとの差を求
める。そしてこの温度差が一定値より高い時は出
口温度TwoをT4と比較する。この比較の結果
Two≧T4であれば機関回転数NをN1と比較し、
N≧N1でない時、つまり、機関回転数が低いと
判断すればソレノイドバルブ25をONさせる。
又、N≧N1である時は機関が中高速で運転され
ている時であり加速状態が否かを判断する。この
判断は回転加速度αが一定値α1より小さい時は、
定常運転であるとされてソレノイドバルブ25を
ONさせるが、α≧α1では加速であると判断して
一時的にOFFさせる。
そして、t1秒後に再び回転数Nを一定値N2
比較し、N≦N2であればONを出力するが、N>
N2であればOFFを出力する。
即ち、機関回転数Nが高い時は自動車が高速運
転されて走行風による冷却が大きくなるので、フ
アンを停止させて燃費を向上させるのである。尚
高速運転されているといえども、機関冷却水の出
口温度TwoがT5より高い時はソレノイドバルブ
25をONさせてフアンを駆動し、オーバーヒー
トを予防する。
一方、機関冷却水の入口温度Twiと出口温度
Twoとの差が一定値T0より低い時は、出口温度
をT2,T1とそれぞれ比較し、T2以上であれば暖
機が終了しているものとして回転数及び加速度に
よる制御に戻す。又、T1以下であればOFFを出
力して暖機を促進させ、T1より高い時は出口温
度Twoが上昇しているか否かをみる。そして上
昇中であれば暖機運転中であるを判断してOFF
を出力し上昇していない時は高速軽負荷運転であ
ると判断して回転数及び加速度による制御に戻
す。
同様に、出口温度TwoがT4より低い時はT3
比較しTwo≦T3であればOFFを出力するが、
Two>T3でありTwoが上昇もしていない時は回
転数及び加速度による制御に戻す。
従つて、機関冷却水の出口温度Twoと温度差
T0とに対して、第6図に示すようにソレノイド
バルブがON,OFFしてフアンクラツチを断続
し、回転数及び回転加速度に対しては第7図に示
すようにON,OFF制御される。
尚、実施例ではフアンクラツチをエア作動型の
クラツチで構成しているが、油圧又は電磁式のク
ラツチで構成しても良く、フアンクラツチの制御
には必ずしも回転加速度を必要としない。
以上説明したように本考案によれば、機関の運
転状態に応じてフアンクラツチを断続作動させる
ようにしているので走行風又は自然通風によつて
冷却が行なわれ、又は、機関発熱量が少ない時等
には冷却フアンを停止させて動力の消費を軽減で
きるため、燃費が向上する。又、従来の粘性式フ
アンクラツチのようにフアンのつれ回りがなくな
るので機関の暖機運転性も改善される。更に、制
御系及びフアンクラツチ等に異常が生じた時は、
ウオーニングブザー及びウオーニングランプ等を
作動させることができるので、これらの異常によ
るオーバーヒートがなくなつて冷却装置の信頼性
が向上する。
しかも、故障原因によつて警報パターンを異な
らせてあるので、故障原因を即座に知ることがで
き迅速な対応ができると共に各系の点検も行なえ
るという安全対策上極めて大きな効果を有するも
のである。
更に、機関冷却水の出口と入口の温度を検出す
る2つの温度センサを設けてその温度差を検出し
て機関の負荷状態を把握するようにしたので、組
付けに際して構造が複雑となり、コストも高くな
る負荷センサを設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフアンクラツチの一例の断面
図、第2図は本考案の一実施例の全体構成図、第
3図は第2図のフアンクラツチの断面図、第4図
はコントローラのブロツク図、第5図はコントロ
ーラのフローチヤート、第6図及び第7図は冷却
フアン(フアンクラツチ)の制御特性図である。 10…内燃機関、16…フアンクラツチ、18
…冷却フアン、29…コントローラ、30,31
…水温センサ、32…回転センサ、33…ウオー
ニングブザー、34…ウオーニングランプ、35
…条件判定回路、39…ウオーニング回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも機関冷却水の出入口温度と機関回転
    数とを検出する手段と、これら2つの温度検出手
    段及び機関回転数検出手段から出力された信号を
    入力して冷却フアンの駆動条件を判定する手段
    と、該手段から出力された判定信号に従つてフア
    ンクラツチを断続作動させる手段と、前記各手段
    を構成する回路の断線及び冷却水温度の異常上昇
    を検知した時にウオーニング手段を作動させる手
    段とを備えてなる内燃機関の冷却フアン制御装
    置。
JP6223982U 1982-04-30 1982-04-30 内燃機関の冷却フアン制御装置 Granted JPS58165211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6223982U JPS58165211U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 内燃機関の冷却フアン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6223982U JPS58165211U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 内燃機関の冷却フアン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58165211U JPS58165211U (ja) 1983-11-02
JPS6346658Y2 true JPS6346658Y2 (ja) 1988-12-02

Family

ID=30072403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6223982U Granted JPS58165211U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 内燃機関の冷却フアン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58165211U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336602A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Hino Motors Ltd ファンクラッチ制御方法及び装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587313A (ja) * 1981-07-07 1983-01-17 株式会社名南製作所 原木木口部における亀裂の補修方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587313A (ja) * 1981-07-07 1983-01-17 株式会社名南製作所 原木木口部における亀裂の補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58165211U (ja) 1983-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4726325A (en) Cooling system controller for internal combustion engines
US7263954B2 (en) Internal combustion engine coolant flow
JP3785510B2 (ja) 内燃機関の温度制御を行なう方法
US5339776A (en) Lubrication system with an oil bypass valve
EP0616579B1 (en) Vacuum pump motor control apparatus and method of operation thereof
KR100915429B1 (ko) 냉각 시스템, 냉각 시스템의 제어 방법, 및 냉각 시스템탑재 차량
EP0894954B1 (en) Cooling system for a motor-vehicle engine
US5159910A (en) Lubricating apparatus for internal combustion engine
US4479532A (en) A system for controlling a hydraulic cooling fan for an engine as a _function of ambient and coolant temperatures
JPH09133161A (ja) 液体クラッチ
JPH11350956A (ja) 車両の冷却装置
JPS6346658Y2 (ja)
JPH10203143A (ja) 車両用暖房装置
JP2000227150A (ja) 動力出力装置
CA2220583A1 (en) Heating apparatus and method for vehicle
JP2000280726A (ja) 車両暖房装置
JPS60128014A (ja) 車両用空調機の運転制御装置
JP2008274826A (ja) エンジンのegr装置
JPS5874824A (ja) 機関の冷却装置
JPH0333900B2 (ja)
JPH04350327A (ja) 内燃機関用過給機
CN220353918U (zh) 一种电子双联泵及发动机润滑系统
KR101394044B1 (ko) 차량용 워터 리타더
JPS6346659Y2 (ja)
JPH0596433U (ja) 水冷式エンジンの冷却装置