JPS6346196A - ミシンの糸確保装置 - Google Patents

ミシンの糸確保装置

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JPS6346196A
JPS6346196A JP61190269A JP19026986A JPS6346196A JP S6346196 A JPS6346196 A JP S6346196A JP 61190269 A JP61190269 A JP 61190269A JP 19026986 A JP19026986 A JP 19026986A JP S6346196 A JPS6346196 A JP S6346196A
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sewing
sewing machine
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threading
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B87/00Needle- or looper- threading devices
    • D05B87/02Needle- or looper- threading devices with mechanical means for moving thread through needle or looper eye

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はミシンの糸確保装置に関し、更に詳細には、
糸掛は経路に位置する縫糸を天秤の移動過程で捕捉して
当該天秤に自動的に糸掛けを行なうよう構成したミシン
において、前記天秤による縫糸の取上量に相当する量だ
け縫糸を予め確保するようにして、ミシン始動時に縫糸
が縫針の目孔から抜は出すのを有効に防止し得るように
した糸確保装置に関するものである。
従来技術 ミシンにより加工布の縫製を行なうに際し、当該加工布
を刺通した縫針が若干上昇する過程で形成される糸輪は
、適切なタイミングでもって回転釜の剣先により捕捉さ
れるようになっている。この糸輪の捕捉がなされた後は
、縫糸を急激に引上げて前記糸輪を剣先から外す必要が
あり、この糸取上げの目的のために、糸取上部材(一般
に「天秤」と称しているので、以下この用語に従う)が
使用される。この種の天秤装置としては、リンク機構や
円筒カムを使用して当該天秤に円弧状の上下運動を付与
する構造が広く普及している。そしてミシンによる縫製
開始の準備時に、糸駒から引出した縫糸を所定の順序で
糸掛けし、最終的に縫針の目孔に糸通しする一連の作業
中には、前記天秤の糸保持端部への糸掛は作業も含まれ
る。
前述したミシンによる縫製準備のための糸掛は作業は、
その糸掛は経路および順序が複雑であることに起因して
一般に繁雑であり、このため各種の糸掛けおよび糸通し
作業を自動的に実施し得る機構が提案されて、既に実用
化もなされている。
例えば縫糸を縫針の目礼に自動的に糸通しする装置が、
本件出願人の提案として実公昭54−43878号に開
示されている。
また天秤への糸掛けを自動的に行なうための提案もなさ
れており、例えば同じく本件出願人により考案「ミシン
」が、実願昭60−34393号として現在特許庁に出
願係属中である。この考案では、糸掛は時に天秤装置の
糸保持端部24が前後方向に一往復動される間に、糸掛
は体14により張架された縫糸Yが前記糸保持端部24
の糸保持孔29内に挿通され、その状態で糸保持端部が
前後方向に往復動するに伴って、縫糸Yの自動的な取上
げが行なわれるよう構成されている。
発明が解決しようとする問題点 前述した天秤の糸保持端部に自動的に糸掛けを行なう機
構を備えたミシンは、繁雑な糸掛作業を簡略化すること
ができ、初心者による操作性の向上を実現した点におい
て高く評価し得るものである。しかしこの種のミシンで
は、天秤の運動に伴いその糸保持端部が縫糸を捕捉して
当該縫糸を取上げる際に、既に縫針の目孔に挿通されて
いる縫糸が前記目礼を逆向し、その縫糸取上量が目孔に
通されて延出している糸量を超過している場合には、最
終的にその目孔から抜は出してしまう糸抜けの問題点が
あった。
この場合は、天秤への縫糸の自動糸掛けが終了した後に
再度縫糸を縫針の目孔に挿通する作業を行なわなければ
ならず、また前記糸抜けの事態の発生を未然に防止する
ために、縫針に通した縫糸を手で引張って充分に引出し
ておく配慮を必要とする等、これらの点において極めて
繁雑で、その欠点の解決が待たれていた。
発明の目的 本発明は、前述した天秤がその移動時に縫糸を捕捉して
該縫糸の取上げを行なうことにより自動的に糸保持を行
なうよう構成したミシンに内在している前記欠点に鑑み
、これを好適に解決するべく提案されたものであって、
天秤による縫糸の取上げ量に相当する量の縫糸を予め確
保しておくようにして、天秤の自動糸掛は動作時に、縫
針の目孔に挿通された縫糸が目礼から抜は出るのを有効
に防止し得る糸確保装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前述の問題点を克服し、所期の目的を好適に達成するた
め本発明は、糸供給源から縫針の目孔に至る所定の糸掛
は経路近傍の糸弛緩位置とその糸掛は経路から離隔した
糸取上位置との間において縫針の上下動に調時して運動
する糸取上部材を備え、その糸取上部材がミシン始動後
に最初に糸弛緩位置近傍に到達した時に糸掛は経路中の
縫糸を捕捉して保持するミシンにおいて、前記糸取上部
材が糸弛緩位置から糸取上位置まで運動する時に取上げ
る縫糸の所定量に相当する量だけ縫糸を貯蔵可能であり
、その貯蔵された縫糸を糸取上部材の糸取上運動に伴っ
て自由に送出し得る糸貯蔵手段と、前記糸取上部材が縫
糸を保持していない時に前記糸掛は経路中の縫糸を捕捉
して、前記所定量に相当する量の縫糸を前記糸貯蔵手段
に供給する作動手段とを含むことを特徴とする。
作用 この構成に係るミシンの糸確保装置によれば、糸取上部
材(天秤)による縫糸の捕捉に先立ち、作動手段の先端
に設けたフック状の移動体が作動して、糸掛は経路中に
位置している縫糸を捕捉し、前記糸取上部材の作動時に
取上げる縫糸の量に相当する量の縫糸を糸貯蔵手段に供
給する。
実施例 次に本発明に係るミシンの糸確保装置につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
なお本発明が実施されるミシンは、縫針の目礼に縫糸を
自動的に挿通する糸通し装置を備えていることは必ずし
も要件ではなく、単独で好適に使用し得るものであるが
、第1図〜第8図に示す実施例に係るミシンは、前記の
糸通し装置を備えているものとして説明することとする
第1図は、本発明の実施例に係る糸確保装置がミシン頭
部に内蔵された状態で示す概略斜視図、第2図は糸確保
装置が実施されるミシンの全体的な外観構成を示す正面
図、第3図は第2図に示すミシン頭部の一部切欠拡大図
、第4図は第2図に示すミシン頭部のカバーを外した状
態での左側面図である。
(ミシンの基本構造について) 殊に第2図において、ミシン機枠1は、基台2と、その
基台2から水平に延在し上部に針板3を備える下方アー
ム4と、この下方アーム4の上方において平行に延在し
先端にミシン頭部5を備える上方アーム6と、両アーム
4,6を一体的に接続している脚部7とから基本的に構
成され、材質的には軽量化を図るために硬質合成樹脂お
よびダイカスト合金の組合せが採用されている。上方ア
ーム6の頂部には、糸供給源となる糸駒8が水平軸9に
挿通支持され、この糸駒8から引出された上糸となる縫
糸10は、糸案内体(図示せず)を介してその引出し方
向を変更され、後述する一対の糸掛は経路画成板11の
間に形成される横溝R1中に挿入され、更に糸調子器1
3(後述)に挿入されて挟圧保持されるようになってい
る。この糸調子器13を経た縫糸10は、前記画成板1
1の縦溝R2中に挿入され、針棒14の下端部に針抱き
15を介して取付けた縫針16の目孔17に最終的に挿
通される。
また第4図に示すように、押え棒18の下端部に布押え
足19が装着され、この押え捧18は押え上げ装置20
を構成する押え上げレバー21および連繋片22により
昇降動作されるようになっている。なおこの押え上げ装
置20は、その押え足上昇操作時に、後述の連動機構を
介して糸調子器13における両糸調子皿23.24の圧
接を解除するようになっている。
(天秤について) 第1図および第8図において、符号25は、前述した如
く加工布の縫製時に縫針16の上昇途中で形成される糸
軸が釜の剣先により捕捉された後に、縫糸10の取上げ
を行なって糸軸を引締めるためのものであって、その駆
動機構として円筒カム26が採用されている。すなわち
ミシンモータ(図示せず)により回転駆動される主軸2
7の一端部に円筒カム26が接続され、この円筒カム2
6の外周面に、所要のカム設計により割出されたパター
ンからなるカム溝26aが凹設されている。
ミシン頭部5における前記円筒カム26に近接する機枠
1に、図示の如く屈曲したアーム形状を有する天秤25
の一端部が支軸28を介して枢支されている。この天秤
25は、第8図に示すように、略水平位置(光取上位@
 P2)から中心角で約30度斜め下方の位ff1f(
糸弛緩位!P2)まで上下に揺動し得るようになってい
る。すなわち前記天秤25の屈曲部には、前記支軸28
と平行に延出するカム従動子29が突設され、このカム
従動子29は前記円筒カム26のカム溝26a中に摺動
自在に挿入されて、当該円筒カム溝26の回転により支
軸28を中心とする所要中心角での上下運動が付与され
る。天秤2Sの他端部には、フック形状をした糸保持端
部25aが設けられ、この糸保持端部25aは前記ミシ
ン主軸27にクランク連結される針棒14の上下動に調
時して、第1図に示す糸掛は経路画成板11により画成
される糸掛は経路に近接する糸弛緩位IMP1と、第8
図に示す糸掛は経路から離隔した糸取上位置P□との間
を円弧を描いて運動する。
前記糸掛は経路画成板11は、第1図および第2図に示
す如く、ミシン頭部5の外部縦輪郭に合致させた外部形
状を有するABS樹脂製の板部材で構成され、頂部を形
成する水平延在部11aと、一方の側部を形成する垂直
延在部11bとを備えている。この画成板11の水平延
在部11aおよび垂直延在部11bの各外縁には、糸掛
は経路を画成する横溝R1および縦溝R□が夫々凹設さ
れて、第1図の右肩部分で両溝は相互に連通している。
垂直延在部11bは、その中央付近で前記縫針16に指
向する方向に僅かに内方屈曲しており、この屈曲部に近
接して図示形状の凹所30が切欠かれている。この凹所
30は、縦溝R2中を延在する糸掛は経路における前記
糸弛緩位IP、(すなわち天秤25の移動軌跡でもある
)に設けられるものであって、当該凹所3o中に前記糸
保持端部25aがミシン始動後に最初に到達した際に、
糸掛は経路中の縫糸10を捕捉して第8図に示すように
保持するようになっている。
また画成板11の第1図において右肩部分に、後述する
糸調子器13が介挿配置され、当該画成板11の垂直延
在部11bの上方には、後述する作動手段31の移動体
31aが水平方向から進退自在な通孔32が穿設されて
いる。なお画成板11は、1枚の板材の外縁に横溝R1
および縦溝R2を凹設するものとして説明したが、同一
形状の板材を2枚所要間隔を保持して重ね合わせること
により構成してもよい。
(糸貯蔵手段について) 第1図、第3図および第4図において、符号33は、所
要量の縫糸10を前記天秤25の糸掛は動作に先立ち貯
蔵しておくための糸貯蔵手段を示す、この糸貯蔵手段3
3は、基本的に半円形の金属板材で構成され、ミシン頭
部5の上方に位置する機枠1にボルト34を介して水平
に配設固定されている。糸貯蔵手段33は、後述する作
動手段31の先端に形成した移動体31aが水平旋回時
に描く円弧軌跡より若干大きい円弧面33aを有してお
り、その円弧面33aの一方の開始端部は、画成板11
の垂直延在部11bに穿設した前記通孔32より僅か下
方に近接的に位置している。
また糸貯蔵手段33の水平上面には、スポンジ等の滑り
止めマット35が貼付けられ、このマット35より僅か
上方を、後述する作動手段31の移動体31aが水平に
旋回移動し得るようになっている。
(作動手段について) 第1図および第7図(a)〜(e)に示す作動手段31
は、前記天秤25が縫糸10を未だ保持していない時に
、前記画成板11の糸掛は経路中に臨んでいる縫糸1o
を捕捉して所定量だけ引出し、前述の糸貯蔵手段33に
供給するべく機能するものであって、後述の操作部材3
6を操作することにより、所要中心角で水平旋回し得る
ようになっている0例えばミシン頭部5の上部に位置す
る機枠1の上面に支持板37が水平に固定され、同軸固
定した歯車38および作動手段31の一端部が、垂直軸
39を介して前記支持板37に水平旋回自在に枢支され
ている0作動手段31はt状に屈曲したアーム状の板片
で構成され、その他端部には縫糸10を捕捉するための
フック状の移動体31aが形成されて、その移動体31
aは前述したように、糸貯蔵手段33のマット35の僅
か上方を水平に旋回し得るようになっている。
作動手段31は、これに同軸固定した前記歯車38と噛
合する扇形歯車40を回動させることによって、所要中
心角で水平旋回させられる。すなわち第1図、第3図お
よび第4図に示すように、針棒14を上下動可能に支持
する針棒台41と平行にコ字状の軸支持枠42が配設さ
れて、機枠1に上下の端部においてボルト固定されてい
る。この軸支持枠42の垂直面には所要長のガイドスリ
ット42aが穿設されると共に、上下で屈曲されて水平
かつ平行に延出する部分に回動軸43が垂直に挿通軸支
され、この回動軸43の上端部に扇形歯車40が固定さ
れて、前記歯車38と噛合するようになっている。
前記回動軸43には、第3図および殊に第7図に示すよ
うに、樹脂製の円筒状スライダ44が軸方向の摺動自在
に外挿され、このスライダ44に一体的に形成した連結
片44aが、前記軸支持枠42のガイドスリット42a
に挿通されて水平に突畠している。またスライダ44の
外周には螺旋状のスリット44bが形成され、このスリ
ット44bに前記回動軸43に突設したピン45を挿通
させである。なお第3図に示すように、ミシン頭部5の
左側面に穿設した垂直なスリット5aに図示形状の操作
部材36の裏面突起部36aを臨ませて、この突起部3
6aを前記スライダ44の連結片44aに嵌入接続させ
である。従ってミシン頭部5の外方から操作部材36を
スリット5aに沿って押し下げることにより、第7図(
a)〜第7図(c)に示すように、スライダ44は軸支
持枠42に形成したガイドスリット42aに案内されて
垂直に降下し、この過程で螺旋状スリット44bに挿入
したピン45を押圧することによって、前記回動軸43
に反時計方向の回転が付与される。これにより扉形歯車
40と噛合する歯車38に時計方向の回転が与えられ、
前記作動手段31および移動体31aも時計方向に回転
することが諒解されよう、但しスライダ44に穿設され
る螺旋状スリット44bは、第7図(a)に示す最上位
置から第7図(b)に示す中間位置まで当該スライダ4
4が下降する過程では、回動軸43を回動させることの
ないように、その部分は真直に形成されている。
また前記スライダ44には、螺旋状スリット44bの穿
設部位を回避して真直な別のスリット44cが形成され
、更にこのスリット44cの下端部に連通ずる凹所44
dが、当該スライダ44の適所に凹設されている。これ
らの凹所44dおよび真直スリット44cは、後に詳述
する如く、糸調子器13の圧接力を解除するための付勢
手段46に作動的に連結する連結部材47の一方の端部
を休息させると共に、その連結部材47を所定の傾動姿
勢に保持するべく機能するものである。
更に本実施例に係るミシンは、前述の如く糸通し装置4
8を備えている。従って前記スライダ44は、これに突
設した第2の連結片44eを介して当該糸通し装置48
のスライダ49に連結され、前記操作部材36を抑圧操
作することにより、後述する如く、■糸調子器13の圧
接力解除、■作動手段31の水平旋回による縫糸10の
引出し、および■縫針16の目孔17への縫糸1oの自
動糸通しを一挙に達成し得ることになる。本実施例に使
用の糸通し装置48は公知の機構であって、例えば本件
出願人の実公昭54−43878号に係る公報に記載さ
れる装置が好適に採用される。従って糸通し装置48自
体については、本明細書中では部材名を挙げるのみで、
その詳細説明は省略する。すなわち第4図において、符
号50は糸通し棒、51は糸道し捧50の下端部に設け
た円筒部材、52は円筒部材51に取付けた糸通し用フ
ック、53は前記スライダ49を常時引上げ付勢する引
張りばねを夫々示す、なおこの糸通し装!!48をミシ
ンに付帯させない場合は、前記作動手段31を回動付勢
するためのスライダ44を、第7図(2)に示す状態で
最上位置に引上げ保持する引張りばねが別途必要となる
またスライダ44が最上位置に引上げられている状態に
おいて、作動手段31のフック状移動体31aは、第1
図に示す如く、画成板11に穿設した前記通孔32中に
位置して、糸掛は経路に臨む縫糸10の捕捉を待機し得
るように、前記扇形歯車40および歯車38の噛合が最
も適切な状態に設定されている。更に作動手段31が最
大に旋回した状態で前記移動体31aが引出す縫糸1゜
の量が、前記天秤25により取上げられる糸量に相当す
る量になるよう、作動手段31の旋回角度も最適値に設
定されている。
(糸調子器の圧接力解除手段について)糸調子器13は
、第1図および第3図に示すように、前記画成板11の
右肩部における溝中に位置し、支持板54に水平に取付
けた支持軸55に一対の糸調子皿23.24および糸調
子ばね58を嵌挿して構成され、両調子皿23.24の
間を通過する縫糸10に適宜の張力を付与するようにな
っている。なお本件出願人の出願に係る実公昭56−1
20166号公報にも開示される如く、所要形状の解除
手段59が前記支持軸55に挿通され、ミシン縫製の開
始時に押え上げレバー21を上動操作して布押え足19
を上昇させると、これと連動して前記解除手段59が糸
調子ばね58の押圧力を解放し、糸調子皿23.24の
間に容易に縫糸10を挿入させ得る構成になっている。
ところで実施例に係るミシンにおいて、後述の如く操作
部材36を押圧操作して作動手段31を所要角度だけ水
平旋回させ、糸掛は経路にある縫糸10を捕捉して所定
量引出す際にも、前記糸調子器13の糸調子ばね58の
弾力を緩めておき、両糸調子皿23.24の間を縫糸1
oが圧接されることなく円滑に繰出されるようにしてお
く必要がある。このために糸調子器13には、押え上げ
レバー21の操作に連動して両糸調子皿23.24の開
放を行なう前述の機構に加えて、操作部材36を下降さ
せる操作に連動し、かつ作動手段31による縫糸10の
捕捉引出しに先立って、両糸調子皿23.24の圧接力
を解除する連繋機構が組込まれている。
例えば第6図に示すように、糸調子器13に設けた解除
手段59は支持軸55に挿通され、一方の糸調子皿24
と糸調子ばね58との間に介在して軸方向に移動可能に
なっている。また第3図および第5図に示すレバー形状
の付勢手段46が、軸60を介してミシン機枠1に揺動
自在に枢支され、この付勢手段46の一端部は前記解除
手段59に関係的に連結されている。そして当該付勢手
段46を軸6oを中心に時計方向へ揺動させれば、解除
手段59が付勢されて、前記糸調子ばね58の押圧力を
解除する方向に移動する。なお付勢手段46の他端部は
二股に分岐し、その第1分岐片46aは押え上げ装!i
!20の一部を構成する連繋片22のピン22aに係合
可能となって、押え上げレバー21の上動操作時に前記
付勢手段46が時計方向に揺動して解除手段59を付勢
する。
更に付勢手段46の第2分岐片46bは、連結部材47
を介して、前記作動手段31を旋回させるスライダ44
に作動的に連結され、これにより操作部材36の操作に
連動して解除手段59を付勢し得るようになっている。
すなわち連結部材47は、第1図に示す如く、前記軸支
持枠42に分岐形成した支持片42bに軸61を介して
揺動可能に柩支され、当該連結部材47の第1アーム4
7aは、その先端を常には前記スライダ44に形成した
凹所44dに休息させると共に、第2アーム47bは、
これに突設したピン62を介して前記付勢手段46の第
2分岐片46bに係合可能になっている。従って第7図
(a)に示すように操作部材36の操作前は、連結部材
47の第1アーム47aは前記凹所44dに休息してお
り、引張りばね53によるスライダ44の引上作用下に
前記ピン62は第2分岐片46bから離間して、未だ付
勢手段46とは作動的に連結していない、しかるに第7
図(b)に示す如く操作部材36を抑圧下降させれば、
連結部材47の第1アーム47aは凹所44dから強制
的に退去させられ、引続き前記真直スリット44cに移
行させられる。これにより連結部材47は、軸61を中
心として反時計方向に揺動し、第2アーム47bのピン
62を付勢手段46の第2分岐片46bに係合させて作
動的に連結される。この結果として付勢手段46は軸6
0を中心に時計方向に揺動し、解除手段59を支持軸5
5の軸方向に移動させて1両糸調子皿23.24におけ
る圧接力を解除する。なお操作部材36は、第7図(Q
)に示す如く更に下降するが、このときスライダ44の
真直スリット44cは連結部材47の第1アーム47a
の先端に当接して移動するだけであるので、連結部材4
7の揺動姿勢はそのまま保持され、従って両糸調子皿2
3.24の圧接力は引続き解除した状態になっている。
(実施例の作用) 次に、このように構成した実施例に係る糸確保装置の実
際の操作に伴う作用につき説明する。操作に先立ちミシ
ンの電源スィッチ(図示せず)は投入されており、天秤
25への糸掛けは未だなされていないことを前提とする
。操作前の状態では、第1図および第7図(a)に示す
ように、作動手段31の先端に設けた移動体31aは、
前記通孔32中に臨んで縫糸10の捕捉を待機し、また
連結部材47の第1アーム47aの先端は、スライダ4
4の凹所44d中に休息して、両糸調子皿23.24を
圧接状態に保持している。なお天秤25は必ずしも最上
位置で待機している必要はなく、前回のミシン操作終了
時に停止した任意の位置に存在している。
先ずミシンによる縫製準備に際して糸駒8から縫糸10
を繰出し、糸案内体(図示せず)を介して前記画成板1
1の横溝R□に画成される糸掛は経路中に挿入する。こ
の縫糸10を、圧接状態に保持されている両糸調子皿2
3.24の上方にまで引出したところで、ミシン頭部5
の左側面に配設した前記操作部材36を垂直下方に押圧
すれば、この操作部材36に連結片44aを介して連結
されたスライダ44は、軸支持枠42のガイドスリット
42aに案内されつつ下降を開始する。このスライダ4
4の下降により連結部材47の第1アーム47aは、第
7図(b)に示すように凹所44dがら強制的に退去さ
せられ、これに伴い連結部材47は軸61を中心として
反時計方向に揺動し、第2アーム47bに突設したピン
62が付勢手段46の第2分岐片46bを押圧する。こ
れにより付勢手段46は軸60を中心として時計方向に
揺動させられ、前記解除手段59を支持軸55に沿って
移動させ、糸調子ばね58を緩めて両糸調子皿23.2
4間の圧接力を解除する。
このように圧接力を解除することによって前記縫糸1o
は、両糸調子皿23.24の間に容易に進入する。ここ
で操作者は、前記縫糸10を画成板11の垂直延在部1
1bに設けた縦溝R2中の糸掛は経路に沿って下方へ案
内し、前記屈曲部を経て縫針16の目孔17付近まで移
送する。これにより画成板11の縦溝R2中に臨んでい
る縫糸1oは、当該画成板11に設けた前記通孔32お
よび糸弛緩位置P0にある凹所30の近傍を通過する状
態になっている。
また第7図(b)に示す状態において、前述した如くス
ライダ44の螺旋状スリット44bの螺旋開始端は回動
軸43のピン45に到達しておらず、該スリットの直線
状部分がピン45に位置したままである。従って当該回
動軸43に旋回運動は未だ与えられず1作動手段31は
停止した状態にある。更に前記スライダ44に第1連結
片44eを介して連結された公知の糸通し装置48では
、糸通し捧50はそのまま下降してフック52を縫針1
6の目孔17に向けて移動させているが、円筒部材51
の旋回は未だなされていない。
操作部材36の抑圧を継続して更に下降させると、第7
図(c)に示すように、スライダ44の螺旋状スリット
44bの螺旋開始端が回動軸43に設けたピン45に差
し掛かり、このピン45を介して当該回動軸43を反時
計方向に回動させ、扇形歯車40に噛合する歯車38を
時計方向に回転させる。これにより作動手段31は、前
記糸貯蔵手段33のマット上方において所要中心角だけ
水平に旋回し、直前まで画成板11の通孔32中に臨ん
でいた前記移動体31aは、旋回の開始に伴い糸掛は経
路中に延在している縫糸1oを捕捉し、前記糸貯蔵手段
33の上方で大きく糸を引出す。
なお縫糸10の引出し量は、前記天秤25が糸弛緩位置
P1から糸取上位置P、まで移動して取上げる縫糸10
の所定量に相当するよう、作動手段31の旋回量は予め
適正値に設定されていることは前述した通りである。
この作動手段31の作動時には、前述の如く両糸調子皿
23.24間の圧接力は解除されているので、糸駒8か
ら糸調子器13を経る縫糸1oの引出しは極めて円滑に
なされる。また糸通し装置48の糸道し捧50は旋回を
開始して、円筒部材51に設けたフック52を縫針16
の目孔17に挿通させるので、前記目孔17から延出し
たフック52に縫糸10を当てかう操作を行なう、この
フック52に縫糸10を当てかう時には、縫糸10に適
宜の張力が付与されている方が良好である。本実施例で
は、糸調子皿23.24間の圧接力が解除されている場
合でも、糸掛は経路の屈曲部分において縫糸10に適宜
の張力が付与されるようになっている。
次いで操作部材36に対する押圧力を解除すると、引張
りばね53の弾力復帰作用下にスライダ44(およびス
ライダ49)は上昇し、これに伴い螺旋状スリット44
bがビン45を介して回動軸43を時計方向に逆転させ
る。また作動手段31は反時計方向に逆転し、その移動
体31aは縫糸10を解放すると共に前記画成板11に
おける通孔32中に再び臨んで停止する(第1図)、こ
れにより第7IiJ(d)に示す如く、糸貯蔵手段33
のマット35の上面には、前記所要量の縫糸10が貯蔵
されるに至る。
また糸通し装置48のスライダ49も、操作部材36の
押圧力解除による上昇に連動して上昇し、糸通し捧5o
を逆転させる結果、糸通し用フック52に当てがわれた
縫糸10を積極的に捕捉し、縫針16の目孔17への糸
通しを達成する。この場合において、連結部材47と作
動的に連結するスライダ44の上昇過程では、該スライ
ダ44に形成した真直スリット44cの部分が前記連結
部材47の第1アーム47aの先端に当接摺動している
から、連結部材47の揺動姿勢は引続き保持され1両糸
調子皿23.24の圧接力は解除されたままの状態にな
っている。従って糸通し用フック52が縫針16の目孔
17から引抜かれる際に、縫糸10は糸調子器13によ
る張力は与えられていないので、操作者が人為的に縫糸
10を緩めてやる必要はない。
更にスライダ44が上昇すると、該スライダ44の凹所
44dが連結部材47の第1アーム47aに帰還して、
当該連結部材47を揺動させるに至り、連結部材47の
第2アーム47bのピン62が付勢手段46の第2分岐
片46bから離脱する。これにより解除手段59に対す
る付勢が解かれ、糸調子器13の両糸調子皿23,24
は縫糸10を圧接して張力を付与し得る状態になる。
このように所要量の縫糸10が糸貯蔵手段33上に貯蔵
された状態で、ミシンの起動停止スイッチ(図示せず)
をON側に投入すると、ミシンモータ(図示せず)が回
転し、て主軸27を回転させ1.これにより針棒14を
上下動させて加工布に対する縫製を開始する。また円筒
カム26も同時に回転して、そのカム溝26aに臨むカ
ム従動子29を介して前記天秤25に円弧状の上下運動
を付与する(第8図参照)、これにより天秤25の糸保
持端部25aは、前述の如く画成板11に設けた凹所3
0中の糸掛は経路に近接した糸弛緩位置P1と、前記糸
貯蔵手段33の下方における糸取上量1iffPよとの
間を針棒14の上下動に調時して運動することになる。
そして天秤25の糸保持端部25aが、ミシン始動後に
最初に前記凹所30中の糸弛緩位置Pユに到達して糸取
上量[P、まで移動を開始すると、第7図(e)に示す
ように当該糸保持端部25aは縫糸10を捕捉する。こ
の糸保持端部25aが糸取上量!i!P、まで移動する
過程において、糸貯蔵手段33上に貯蔵された縫糸10
は天秤25の糸取上運動に伴って自由に送出され、これ
により天秤25への糸保持が達成される。このとき糸貯
蔵手段33からは、天秤25による糸取上量に相当する
だけの量の縫糸1oが送出されるものであるから、既に
縫針16の目孔17に挿通された縫糸10が逆向して糸
抜けすることはない。
(糸通し装置を備えない場合の実施例について)第1図
〜第8図に示した実施例に係るミシンでは、公知の機構
に係る糸通し装置48が付帯的に備えられており、従っ
て縫製準備に際し天秤25の糸保持端部25aに縫糸1
0が保持さ九ているか否かは、操作者が目視により確認
し得るものである。しかるに糸通し装置48を備えてい
ないミシン(または糸通し装置を備えていても、前記作
動手段と連動させる構成になっていないミシン)では、
天秤25の糸保持端部に縫糸10が保持されているか否
かを検出する手段が必要である。そこで第9図〜第12
図は、天秤25に縫糸10が保持されていないことを検
出した後に、自動的に作動手段31を作動させて、糸貯
蔵手段33上に所定量の縫糸10の貯蔵を行なうよう構
成した装置の実施例を示すものである。なおこの装置の
基本的な機構およびその機械的動作は、第1図〜第8図
に関連して説明したところと同じであるので、異る機構
部分および制御回路に関してのみ説明する。
第9図に示すように、回動軸43に外挿されるスライダ
44には一体的にラック44fが形成され、このラック
44fは軸支持枠42に穿設したガイドスリット42a
に挿通されて外方に延出している。軸支持枠42にはモ
ータ支持片42cが形成され、この支持片42cに電磁
アクチュエータとして機能するパルスモータ63が固定
され、その回転軸64に固定したピニオン65は前記ラ
ック44fと噛合している。そして前記パルスモータ6
3を回転させてスライダ44を昇降させることにより、
作動手段31に両方向の水平旋回運動を付与し得るよう
になっている。
また画成板11の垂直延在部11bにおける前記凹所3
0の形成個所より下方に、第10図に示す如く、縦溝R
よの糸掛は経路に近接して検出器66が配設され、これ
により天秤25が縫糸10を保持しているか否かを検出
し得るようになっている。すなわち検出器66は、軽微
な押圧力で容易にスイッチ動作を行なうマイクロスイッ
チで構成され、そのスイッチレバー66aは画成板11
の縦溝R□を交差する関係をもって配置されている。
そして操作者が縫糸10を前記縦溝R2中に挿入する際
の当該縫糸10の通過動作により、前記スイッチレバー
66aが押圧付勢されてON作動するようになっている
。第11図に、この検出器66とパルスモータ63とを
使用するミシンの電気制御回路の一例をブロック図で示
す、起動停止スイッチ(図示せず)および糸挿入検出を
行なう前記検出スイッチ66は、モータ制御専用の中央
処理ユニット(CPU)70に接続され、この中央処理
ユニット70からパルスモータドライバ71を介してパ
ルスモータ63に制御指令を出すと共に、ミシンモータ
ドライバ72を介して公知のミシンモータに制御指令を
出すようになっている。
このように構成した実施例に係るミシンの動作につき、
第12図に示すフローチャートを参照して次に説明する
。ミシンの電源スィッチを投入すると、ステップS1に
おいてパルスモータ63が逆転し、図示しない原点スト
ッパに当接して停止することにより原点セットが行なわ
れる。ステップS2においてタイマーによる所定時間の
セットがなされ、ステップS3でこのタイマーが所定時
間の計時動作を終了したか否かを判定し、YES(タイ
ムアツプ)の場合はステップS4で起動停止スイッチが
ONしているかを判定し、ONであればステップS9で
ミシンモータを駆動する。
またステップS3においてタイマーアップがNoの場合
はステップS5に進んで、検出スイッチ66がONにな
っているか否かを判定する。縫糸10が第10図に示す
如く糸掛は経路に挿入されて前記検出スイッチ66がO
Nになっている場合は、S6においてドライバ71によ
りパルスモータ63を所定ステップ数だけ正転させる。
これによりスライダ44が所要ストロークだけ下降し、
一連の動作を伴って作動手段31が作動して、第7図(
C)に示すように縫糸10が所要量だけ糸貯蔵手段33
上に貯蔵される0次いでステップS7に進み、起動停止
スイッチがONになっているが否かを判定し、YESの
場合はステップS8においてパルスモータ63を所定ス
テップ数逆転させて、作動手段31を初期位置に復帰さ
せた後、ステップS9でミシンモータを駆動させ、天秤
25による縫糸10の捕捉を行なう。所要の縫製を行な
った後に、ステップS10で起動停止スイッチがOFF
されると、ステップSllでミシンモータを停止させて
一連のm製を終了する。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明に係る糸確保装置によ
れば、糸掛は経路に位置する縫糸を糸取上部材の移動過
程で捕捉して当該糸取上部材への糸保持を自動的に行な
うミシンにおいて、前記糸取上部材による縫糸の取上量
に相当する量だけ縫糸を予め貯蔵し、かつその貯蔵した
縫糸を糸取上部材の糸取上運動に伴って自由に送出し得
るよう構成したので、ミシン始動時における糸取上部材
の自動糸掛は動作の際に、縫針の目孔に既に挿通されて
いる縫糸が当該目孔から抜は出る事態を有効に防止し得
るものである。
従って糸抜けが生じた後に再度縫糸を縫針の目孔に挿通
する手作業や、前記糸抜けの発生を未然に防止するため
、縫針に通した縫糸を手で引張って充分に引出しておく
等の繁雑な手間や配慮を不要として、ミシン縫製準備時
の操作を著しく簡便化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るミシンの糸確保装置の好適な実施例
を示すものであって、第1図は本発明の実施例に係る糸
確保装置の概略構造を示す斜視図であって、ミシン頭部
に内蔵された状態で示し、第2図は糸確保装置が実施さ
れるミシンの全体的な外a構成を示す正面図、第3図は
第2図に示すミシン頭部の一部切欠拡大図、第4図は第
2図に示すミシン頭部のカバーを外した状態での左側面
図、第5図は糸調子器における糸調子皿の圧接力を解除
する手段の概略構造および連繋関係を示す斜視図、第6
図は糸調子器における両糸調子皿の圧接力が解除された
状態を示す拡大図、第7図(a)〜第7図(8)は、操
作部材の操作により付勢される作動手段および糸調子器
に連動する付勢手段の動作過程を夫々経時的に示す概略
説明図、第8図は天秤の上下動の状態を示す概略説明図
、第9図は別の実施例に係る糸確保装置の概略斜視図、
第10図は糸掛は経路に配設した検出器の一例を示す配
置図、第11図はミシンの制御回路のブロック図、第1
2図は第9図に係るミシンを動作させる際のフローチャ
ート図である。 8・・・糸供給源    10・・・縫糸16・・・縫
針     17・・・目孔25・・・糸取上部材  
31・・・作動手段31a・・・移動体   33・・
・糸貯蔵手段48・・・糸通し装置 63・・・電磁アクチュエータ(パルスモータ)66・
・・検出器 P工・・・糸弛緩位置  P2・・・糸取上位置FIo
、3 FIG、5 2ン     41)Q FIo、6 FIG、8 FIG 10 !\ 1・゛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕糸供給源(8)から縫針(16)の目孔(17)
    に至る所定の糸掛け経路近傍の糸弛緩位置(P_1)と
    その糸掛け経路から離隔した糸取上位置(P_2)との
    間において縫針(16)の上下動に調時して運動する糸
    取上部材(25)を備え、その糸取上部材(25)がミ
    シン始動後に最初に糸弛緩位置(P_1)近傍に到達し
    た時に糸掛け経路中の縫糸(10)を捕捉して保持する
    ミシンにおいて、 前記糸取上部材(25)が糸弛緩位置(P_1)から糸
    取上位置(P_2)まで運動する時に取上げる縫糸(1
    0)の所定量に相当する量だけ縫糸(10)を貯蔵可能
    であり、その貯蔵された縫糸(10)を糸取上部材(2
    5)の糸取上運動に伴って自由に送出し得る糸貯蔵手段
    (33)と、 前記糸取上部材(25)が縫糸(10)を保持していな
    い時に前記糸掛け経路中の縫糸(10)を捕捉して、前
    記所定量に相当する量の縫糸(10)を前記糸貯蔵手段
    (33)に供給する作動手段(31)と を含むミシンの糸確保装置。 〔2〕前記作動手段(31)は、縫針(16)の目孔(
    17)に縫糸(10)を通すための糸通し装置(48)
    の糸通し動作に連動して動作することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のミシンの糸確保装置。 〔3〕前記作動手段(31)は、 前記糸取上部材(25)が縫糸(10)を保持している
    か否かを検出する検出器(66)と、 糸取上部材(25)が縫糸(10)を保持していないこ
    とを検出器(66)が検出している時にミシン始動スイ
    ッチの操作に応答して動作する電磁アクチュエータ(6
    3)と、 その電磁アクチュエータ(63)に作動連結され、前記
    糸掛け経路中の縫糸(10)を捕捉して前記糸貯蔵手段
    (33)中へ移送するために移動可能な移動体(31a
    )とを含む ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のミシンの
    糸確保装置。
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