JPS6345948B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6345948B2 JPS6345948B2 JP55167873A JP16787380A JPS6345948B2 JP S6345948 B2 JPS6345948 B2 JP S6345948B2 JP 55167873 A JP55167873 A JP 55167873A JP 16787380 A JP16787380 A JP 16787380A JP S6345948 B2 JPS6345948 B2 JP S6345948B2
- Authority
- JP
- Japan
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- mandrel
- prepreg
- fishing rod
- rod
- elliptical
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は釣竿の製造法、詳しくは複数の単一
竿杆から成り、この各竿杆を連継して使用すべく
した釣竿の製造法に関する。
竿杆から成り、この各竿杆を連継して使用すべく
した釣竿の製造法に関する。
一般にこの種釣竿は、断面円形に形成されてい
るが、この円形釣竿では振込み時に大きな空気抵
抗がかかり、特に風の強いときなどには振込みに
くく、釣糸を遠距離まで投擲できないばかりか、
目的のポイントに釣糸を正確に投擲できないなど
の問題があつた。
るが、この円形釣竿では振込み時に大きな空気抵
抗がかかり、特に風の強いときなどには振込みに
くく、釣糸を遠距離まで投擲できないばかりか、
目的のポイントに釣糸を正確に投擲できないなど
の問題があつた。
この問題に対処するには、釣竿の断面形状を長
軸と短軸とをもつほぼ楕円形に形成し、この長軸
側を振込方向前後に向けて釣竿の振込みを行なう
ことにより、釣竿にかかる空気抵抗を軽減し、釣
糸を目的のポイントに正確に、しかも遠距離まで
投擲できるし、また、ほぼ楕円形とすることによ
り握り易くすることもできるのである。
軸と短軸とをもつほぼ楕円形に形成し、この長軸
側を振込方向前後に向けて釣竿の振込みを行なう
ことにより、釣竿にかかる空気抵抗を軽減し、釣
糸を目的のポイントに正確に、しかも遠距離まで
投擲できるし、また、ほぼ楕円形とすることによ
り握り易くすることもできるのである。
ところで前記釣竿を構成する単一竿杆の製造
時、通常では高強度繊維に熱硬化性合成樹脂を含
浸させて成るプリプレグをマンドレルに、該マン
ドレルを成形台上で転動させながら自動巻装し、
この後加圧、加熱して竿杆を製造すべくしている
のであるが、前記のごとく竿杆の断面形状をほぼ
楕円形とするときには、楕円マンドレルを必要と
し、該マンドレルの製作が面倒で非常に高価とな
るのであり、しかもこの楕円マンドレルでは成形
台上において円滑に転動させることができないた
め、前記プリプレグの巻装時に、前記自動巻装手
段を採用することができず、人手により巻装する
必要があつて、製作効率が悪く、釣竿の製作コス
トが大となるのである。
時、通常では高強度繊維に熱硬化性合成樹脂を含
浸させて成るプリプレグをマンドレルに、該マン
ドレルを成形台上で転動させながら自動巻装し、
この後加圧、加熱して竿杆を製造すべくしている
のであるが、前記のごとく竿杆の断面形状をほぼ
楕円形とするときには、楕円マンドレルを必要と
し、該マンドレルの製作が面倒で非常に高価とな
るのであり、しかもこの楕円マンドレルでは成形
台上において円滑に転動させることができないた
め、前記プリプレグの巻装時に、前記自動巻装手
段を採用することができず、人手により巻装する
必要があつて、製作効率が悪く、釣竿の製作コス
トが大となるのである。
本発明は以上のごとき問題に鑑みて成したもの
で、断面ほぼ楕円形の釣竿を極めて簡単かつ安価
に製作できる釣竿製造法を提供せんとするもので
ある。
で、断面ほぼ楕円形の釣竿を極めて簡単かつ安価
に製作できる釣竿製造法を提供せんとするもので
ある。
さらに詳しくは、耐熱性を有する弾性素材によ
り断面円形のマンドレルを形成して、該マンドレ
ルに、高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレ
グを巻装した後、内面に楕円曲面を有する金型に
より半径方向一方向に加圧して前記プリプレグを
巻装した前記マンドレルを、ほぼ楕円形に変形さ
せ、この変形状態を維持して前記プリプレグを加
熱成形し、ほぼ楕円形に成形するごとくしたこと
を特徴とするものである。
り断面円形のマンドレルを形成して、該マンドレ
ルに、高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレ
グを巻装した後、内面に楕円曲面を有する金型に
より半径方向一方向に加圧して前記プリプレグを
巻装した前記マンドレルを、ほぼ楕円形に変形さ
せ、この変形状態を維持して前記プリプレグを加
熱成形し、ほぼ楕円形に成形するごとくしたこと
を特徴とするものである。
以下本発明の釣竿製造法を図面の実施例に基い
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
先ず、第１図に示すごとく、耐熱性を有し、且
つ熱膨張の少ないシリコンゴムなどの弾性素材に
より断面円形のマンドレル１を形成し、該マンド
レル１にガラス、カーボンなどの高強度繊維に、
ポリエステル、エポキシ、フエノールなどの合成
樹脂を含浸させて成るプリプレグ２を、前記マン
ドレル１を成型台上において転動させながら自動
巻装し、このプリプレグ２の外周面にセロフアン
テープなどの緊縛部材３を巻付けて、該プリプレ
グ２を加圧する。
つ熱膨張の少ないシリコンゴムなどの弾性素材に
より断面円形のマンドレル１を形成し、該マンド
レル１にガラス、カーボンなどの高強度繊維に、
ポリエステル、エポキシ、フエノールなどの合成
樹脂を含浸させて成るプリプレグ２を、前記マン
ドレル１を成型台上において転動させながら自動
巻装し、このプリプレグ２の外周面にセロフアン
テープなどの緊縛部材３を巻付けて、該プリプレ
グ２を加圧する。
しかる後に、第２図に示すごとく、内面に楕円
曲面をもつ２個の金型４，４を用い、該金型４，
４を前記マンドレル１に巻装したプリプレグ２の
半径方向両側に長さ方向に沿つて沿設させ、この
状態で各金型４，４をプレスなどによりプリプレ
グ２の半径方向一方向に加圧して、前記マンドレ
ル１と共にプリプレグ２を、長軸と短軸とを中心
としてそれぞれ線対称となるべく楕円形に変形さ
せるのであり、この後前記各金型４，４の外周囲
に固定バンドなどを巻付けて、前記変形状態を保
持する。
曲面をもつ２個の金型４，４を用い、該金型４，
４を前記マンドレル１に巻装したプリプレグ２の
半径方向両側に長さ方向に沿つて沿設させ、この
状態で各金型４，４をプレスなどによりプリプレ
グ２の半径方向一方向に加圧して、前記マンドレ
ル１と共にプリプレグ２を、長軸と短軸とを中心
としてそれぞれ線対称となるべく楕円形に変形さ
せるのであり、この後前記各金型４，４の外周囲
に固定バンドなどを巻付けて、前記変形状態を保
持する。
そして前記各金型４，４により、前記マンドレ
ル１及びプリプレグ２を楕円形に保持したままの
状態で、焼成炉などにおいて焼成加熱し、前記プ
リプレグ２を前記変形状態で完全硬化させて、楕
円形状に成形するのである。
ル１及びプリプレグ２を楕円形に保持したままの
状態で、焼成炉などにおいて焼成加熱し、前記プ
リプレグ２を前記変形状態で完全硬化させて、楕
円形状に成形するのである。
この後、前記金型４，４を取除くと共に、プリ
プレグ２からマンドレル１を引抜き、かつプリプ
レグ２の外周に巻付けた緊縛部材３を剥離し、該
プリプレグ２を表面仕上げして、第３図に示すご
とく、断面楕円形状をなす釣竿の単一竿杆５を製
作するのであり、斯くのごとくして製作した径の
異なる複数の単一竿杆５を連継して釣竿となすの
である。
プレグ２からマンドレル１を引抜き、かつプリプ
レグ２の外周に巻付けた緊縛部材３を剥離し、該
プリプレグ２を表面仕上げして、第３図に示すご
とく、断面楕円形状をなす釣竿の単一竿杆５を製
作するのであり、斯くのごとくして製作した径の
異なる複数の単一竿杆５を連継して釣竿となすの
である。
前記実施例では、長軸と短軸とを中心として線
対称となる断面楕円形をなす単一竿杆５の製造例
を説明したが、本発明では長軸を中心として線対
称で、短軸を中心として非対称となる断面流線形
その他楕円類似形状の単一竿杆を製造することも
可能である。
対称となる断面楕円形をなす単一竿杆５の製造例
を説明したが、本発明では長軸を中心として線対
称で、短軸を中心として非対称となる断面流線形
その他楕円類似形状の単一竿杆を製造することも
可能である。
以上説明したごとく本発明の釣竿製造法では、
耐熱性を有する弾性素材により断面円形のマンド
レルを形成し、該マンドレルにプリプレグを巻装
した後、内面に楕円曲面を有する金型により半径
方向一方向に加圧して前記マンドレルと共にプリ
プレグをほぼ楕円形に変形させ、この変形状態を
保持して、前記プリプレグを加熱し、ほぼ楕円形
の釣竿を成形すべくしたから、断面ほぼ楕円形の
釣竿を製作するのに、特殊なマンドレルを必要と
することなく、通常用いられているものと同様の
円形マンドレルを使用して、プリプレグをマンド
レルに自動巻装することが可能となり、しかも前
記マンドレルは安価に製作できるのであり、従つ
て前記釣竿を効率的に低コストで製作でき、握り
易く、また、空気抵抗少なく投擲が可能な精度の
優れた釣竿を安価に提供できるに至つたのであ
る。
耐熱性を有する弾性素材により断面円形のマンド
レルを形成し、該マンドレルにプリプレグを巻装
した後、内面に楕円曲面を有する金型により半径
方向一方向に加圧して前記マンドレルと共にプリ
プレグをほぼ楕円形に変形させ、この変形状態を
保持して、前記プリプレグを加熱し、ほぼ楕円形
の釣竿を成形すべくしたから、断面ほぼ楕円形の
釣竿を製作するのに、特殊なマンドレルを必要と
することなく、通常用いられているものと同様の
円形マンドレルを使用して、プリプレグをマンド
レルに自動巻装することが可能となり、しかも前
記マンドレルは安価に製作できるのであり、従つ
て前記釣竿を効率的に低コストで製作でき、握り
易く、また、空気抵抗少なく投擲が可能な精度の
優れた釣竿を安価に提供できるに至つたのであ
る。
図面は本発明の釣竿製造過程を示し、第１図は
プリプレグのマンドレルへの巻装過程を、第２図
はプリプレグの加圧変形過程を、また第３図は最
終製品をそれぞれ示す斜面図である。 １……マンドレル、２……プリプレグ。
プリプレグのマンドレルへの巻装過程を、第２図
はプリプレグの加圧変形過程を、また第３図は最
終製品をそれぞれ示す斜面図である。 １……マンドレル、２……プリプレグ。
Claims (1)
- １ 耐熱性を有する弾性素材により、断面円形の
マンドレルを形成して、該マンドレルに、高強度
繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを巻装した
後、内面に楕円曲面を有する金型により半径方向
一方向に加圧して前記プリプレグを巻装した前記
マンドレルを、ほゞ楕円形に変形させ、この変形
状態を維持して前記プリプレグを加熱成形し、
ほゞ楕円形に成形するごとくしたことを特徴とす
る釣竿の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55167873A JPS5791141A (en) | 1980-11-27 | 1980-11-27 | Production of fishing rod |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55167873A JPS5791141A (en) | 1980-11-27 | 1980-11-27 | Production of fishing rod |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5791141A JPS5791141A (en) | 1982-06-07 |
| JPS6345948B2 true JPS6345948B2 (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=15857654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55167873A Granted JPS5791141A (en) | 1980-11-27 | 1980-11-27 | Production of fishing rod |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5791141A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5856628A (ja) * | 1981-09-25 | 1983-04-04 | ダイワ精工株式会社 | 釣竿 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3755037A (en) * | 1971-01-18 | 1973-08-28 | Dayton Scale Model Co | Method of making a fiber reinforced racket |
| JPS54153880A (en) * | 1978-05-25 | 1979-12-04 | Kubota Ltd | Production of cylindrical material with wall-thick part on inner or both outer and inner surfaces from cylindrical material with wall-thick part on the outer surface |
-
1980
- 1980-11-27 JP JP55167873A patent/JPS5791141A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3755037A (en) * | 1971-01-18 | 1973-08-28 | Dayton Scale Model Co | Method of making a fiber reinforced racket |
| JPS54153880A (en) * | 1978-05-25 | 1979-12-04 | Kubota Ltd | Production of cylindrical material with wall-thick part on inner or both outer and inner surfaces from cylindrical material with wall-thick part on the outer surface |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5791141A (en) | 1982-06-07 |
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