JPH0759490A - 釣竿の製造方法 - Google Patents

釣竿の製造方法

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JPH0759490A
JPH0759490A JP16228893A JP16228893A JPH0759490A JP H0759490 A JPH0759490 A JP H0759490A JP 16228893 A JP16228893 A JP 16228893A JP 16228893 A JP16228893 A JP 16228893A JP H0759490 A JPH0759490 A JP H0759490A
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JP
Japan
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water
tubular body
core metal
outer periphery
soluble resin
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Pending
Application number
JP16228893A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の形状の釣竿を容易、かつ正確に製造す
る。 【構成】 芯金の外周先端側に水溶性フィルム2を所定
ピッチで捲回する。さらに、この外周に熱硬化性樹脂を
含浸したプリプレグシート3を複数回捲回する。その外
周に成形テープを捲回した後、加熱焼成する。そして、
芯金を引抜くことにより管状体4が成形される。その
後、管状体4を湯中に浸漬することにより水溶性フィル
ム2が溶出し、水溶性フィルム2の位置していた箇所に
凹部4aが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣竿の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣竿においては、釣糸ガイド部
を形成するための凸部、握り部を形成するための膨出部
を釣竿本体と一体に成形しなければならない。
【0003】この凸部を成形する方法としては、芯金に
凸部成形型を取付け、そこへプリプレグシートを捲回
し、加熱焼成後芯金を引抜き、凸部成形型を除去すると
いった方法が提案されている(特開平2−20233
号)。
【0004】また、膨出部を成形する方法としては、芯
金に捲回された第一プリプレグの外周にゴム芯材を設
け、このゴム芯材の外周に第二プリプレグを捲回して、
加熱焼成後、芯金を引抜きゴム芯材を弾性力を利用して
引抜くといった方法が提案されている(特開昭62−2
3735号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平2−20233号公報記載の方法では、凸部成形型
は竿管から容易に除去できず、竿管から分離するために
は竿管をたたく等して衝撃を与える必要があり、竿管を
傷付けるおそれがある。また、上述した特開昭62−2
3735号公報記載の方法では、周方向全体に膨出部を
設ける場合に、ゴム芯材を分割する必要があり、複数個
のゴム芯材が必要となり、ゴム芯材を引抜くのは容易で
なく、さらに分割面を合わせて形状を整えるのも困難で
ある。
【0006】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、所望の形状を容易に、しかも確実に成
形することのできる釣竿の製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯金の外周適
所の所望形状の水溶性樹脂成形物を装着する工程と,こ
の水溶性樹脂成形物および芯金の外周に熱硬化性樹脂が
含浸されたプリプレグシートを捲回する工程と,このプ
リプレグシートと上記水溶性樹脂成形物を加熱焼成して
管状体を成形する工程と、この管状体から上記芯金を引
抜く工程と、上記管状体を水洗して上記水溶性樹脂成形
物を溶出する工程とを有すること;芯金の外周適所に所
望形状の分割型を装着する工程と、この分割型の外周に
水溶性樹脂製のテープを捲回する工程と、このテープお
よび芯金の外周に熱硬化性樹脂が含浸されたプリプレグ
シートを捲回する工程と、このプリプレグシートを加熱
焼成して管状体を成形する工程と、この管状体から上記
芯金を引抜く工程と、上記管状体を水洗して上記テープ
を溶出する工程と、上記管状体より分離した上記分割型
を取出す工程とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】芯金の外周適所に所望形状の水溶性樹脂成形物
を装着する。水溶性樹脂成形物および芯金の外周に熱硬
化性樹脂が含浸されたプリプレグシートを捲回する。こ
のプリプレグシートと水溶性樹脂成形物を加熱焼成して
管状体を成形する。この管状体から芯金を引抜く。その
後、管状体を水洗して水溶性樹脂成形物を溶出する。こ
れにより、凸部等が形成された管状体を製造することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図1は本発明における釣竿の製造方
法を示す図であり、まず釣竿の継合部の固着を防止する
ために、継合部の外側の竿管の内周面に形成される凹部
の製造方法について説明する。
【0010】図中符号1は芯金であり、この芯金1の外
周先端側に水溶性フィルム2(幅5mm、厚さ100μ
m)をピッチ8mmで捲回する。ここで、この水溶性フ
ィルムには、例えばポリビニールアルコール樹脂製のも
のがあるが、これに限定されるものではない。さらに、
図2に示すように、この外周に熱硬化性樹脂を含浸した
カーボン繊維である一方向に引揃えたプリプレグシート
3を複数回捲回する。さらに、その外周に成形テープ
(図示せず)を捲回した後、加熱焼成する。そして、芯
金1を引抜くことにより、管状体4が成形される。その
後、この管状体4を20℃の温水中に30秒間浸漬する
ことにより水溶性フィルム2が溶出し、図3に示すよう
に水溶性フィルム2の位置していた箇所に凹部4aが形
成され、固着防止の機能が果たされる。
【0011】次に、竿管内周面に雌ねじを成形する方法
について説明する。予じめ、図4において、外周に雄ね
じ11aが形成された雄ねじ成形物11を水溶性樹脂で
成形しておく。この雄ねじ成形物11を芯金12に外挿
する。そして、この外周に熱硬化性樹脂を含浸したプリ
プレグシートを複数回捲回する。さらに、その外周に成
形テープ(図示せず)を捲回した後、加熱焼成する。そ
して、芯金12を引抜くことにより、管状体13が成形
される(図5)。その後、この管状体13を湯中に浸漬
し水溶性樹脂で成形された雄ねじ成形物11を溶出する
ことにより図5に示すように、雄ねじ成形物11が位置
していた箇所に雌ねじ部13aが形成される。
【0012】次に、元竿に釣糸ガイドを成形する方法に
ついて説明する。予じめ、図6において、釣糸ガイド用
成形物21を水溶性樹脂で成形しておく。そして、この
釣糸ガイド用成形物21を芯金22の外表面に装着す
る。そして、この外周に熱硬化性樹脂を含浸したプリプ
レグシートを複数回捲回する。さらに、その外周に成形
テープ(図示せず)を捲回した後、加熱焼成する。そし
て、芯金22を引抜くことにより、管状体23が成形さ
れる(図7参照)。その後、この管状体23を湯中に浸
漬し、水溶性樹脂で成形された釣糸ガイド用成形物21
を溶出することにより、図7に示すように釣糸ガイド2
3aが形成される。そして、この釣糸ガイド23aの適
所に孔23bを穿孔させ、さらに、図8に示すようにセ
ラミックスリング24を孔23bに装着する。これによ
り、釣糸ガイド23aが形成された管状体23を容易に
製造することができる。
【0013】次に、元竿の基端側に握り部を成形する方
法について説明する。図9は握り部の製造方法を示す図
である。図中符号31は芯金である、この芯金31の基
端部側に水溶性フィルムテープ32を何層にも捲回し、
膨出部33を形成する。そして、この外周に熱硬化性樹
脂を含浸したプリプレグシートを複数回捲回する。さら
に、その外周に成形テープ(図示せず)を捲回した後、
加熱焼成する。そして、芯金31を引抜くことにより、
管状体34が成形される(図10参照)。その後、この
管状体34を湯中に浸漬し、水溶性フィルムテープ32
を溶出することにより、図10に示すように握り部34
aが形成される。
【0014】図11は握り部の他の製造方法を示す図で
ある。本実施例においては、握り部成形物41を、予じ
め水溶性樹脂でブロー成形にて成形しておく。このと
き、この握り部成形物41はブロー成形であるため内部
が中空状態となり、水溶性樹脂の量が中実のものと比較
して少なくて良い。このように成形された握り部成形物
41を芯金42に外挿せしめ、その外周に熱硬化性樹脂
を含浸したプリプレグシートを複数回捲回する。さら
に、その外周に成形テープ(図示せず)を捲回した後、
加熱焼成する。そして、芯金42を引抜くことにより管
状体43が成形される。その後、この管状体43を湯中
に浸漬し、水溶性樹脂製の握り部成形物41を溶出する
ことにより、握り部43aが形成される。
【0015】図12は握り部の他の製造方法を示す図で
ある。図中符号51は芯金であり、この芯金51の外周
適所に分割型52を位置合せし、この分割型52の外周
に水溶性テープ53を巻付け、分割型52を固定する
(図13)。そして、この水溶性テープ53の外周に熱
硬化性樹脂を含浸したプリプレグシートを複数回捲回
し、さらに、その外周に成形テープ(図示せず)を捲回
する。この状態で加熱焼成し、芯金51を引抜く。その
後、管状体54を湯中に浸漬すると、水溶性テープ53
が溶出し、分割型52が管状体54内で分離され、容易
に取出すことができ、分割型52の形状に応じた握り部
54aが形成される。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように釣竿を製造するこ
とにより、所望の形状の釣竿を容易に、しかも正確に製
造することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における釣竿の製造方法を説明する図で
ある。
【図2】本発明における釣竿の製造方法により製造され
る釣竿の製造過程の断面図である。
【図3】本発明における釣竿の製造方法により製造され
た釣竿の断面図である。
【図4】本発明における釣竿の製造方法を説明する図で
ある。
【図5】本発明における釣竿の製造方法により製造され
た釣竿の断面図である。
【図6】本発明における釣竿の製造方法を説明する図で
ある。
【図7】本発明における釣竿の製造方法により製造され
る釣竿の製造過程の断面図である。
【図8】本発明における釣竿の製造方法により製造され
た釣竿の断面図である。
【図9】本発明における釣竿の製造方法を説明する図で
ある。
【図10】本発明における釣竿の製造方法により製造さ
れる釣竿の製造過程の断面図である。
【図11】本発明における釣竿の製造方法を説明する図
である。
【図12】本発明における釣竿の製造方法を説明する図
である。
【図13】本発明における釣竿の製造方法を説明する図
である。
【符号の説明】
1…芯金 2…水溶性フィルム(水溶性樹脂成形物) 3…プリプレグシート 4…管状体 11…雄ねじ成形物(水溶性樹脂成形物) 12…芯金 13…管状体 21…釣糸ガイド用成形物(水溶性樹脂成形物) 22…芯金 23…管状体 31…芯金 33…膨出部(水溶性樹脂成形物) 34…管状体 41…握り部成形物(水溶性樹脂成形物) 42…芯金 43…管状体 51…芯金 52…分割型 53…水溶性テープ 54…管状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金の外周適所の所望形状の水溶性樹脂
    成形物を装着する工程と,この水溶性樹脂成形物および
    芯金の外周に熱硬化性樹脂が含浸されたプリプレグシー
    トを捲回する工程と,このプリプレグシートと上記水溶
    性樹脂成形物を加熱焼成して管状体を成形する工程と、
    この管状体から上記芯金を引抜く工程と、上記管状体を
    水洗して上記水溶性樹脂成形物を溶出する工程とを有す
    ることを特徴とする釣竿の製造方法。
  2. 【請求項2】 芯金の外周適所に所望形状の分割型を装
    着する工程と、この分割型の外周に水溶性樹脂製のテー
    プを捲回する工程と、このテープおよび芯金の外周に熱
    硬化性樹脂が含浸されたプリプレグシートを捲回する工
    程と、このプリプレグシートを加熱焼成して管状体を成
    形する工程と、この管状体から上記芯金を引抜く工程
    と、上記管状体を水洗して上記テープを溶出する工程
    と、上記管状体より分離した上記分割型を取出す工程と
    を有することを特徴とする釣竿の製造方法。
JP16228893A 1993-06-30 1993-06-30 釣竿の製造方法 Pending JPH0759490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0851894A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Shimano Inc 中通し竿及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0851894A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Shimano Inc 中通し竿及びその製造方法

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