JPS6345867B2 - - Google Patents
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- JPS6345867B2 JPS6345867B2 JP18924082A JP18924082A JPS6345867B2 JP S6345867 B2 JPS6345867 B2 JP S6345867B2 JP 18924082 A JP18924082 A JP 18924082A JP 18924082 A JP18924082 A JP 18924082A JP S6345867 B2 JPS6345867 B2 JP S6345867B2
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は長手方向に垂直な断面の形状が一定の
長尺物の外面に塗布剤を塗布するための装置の改
良に関する。
長尺物の外面に塗布剤を塗布するための装置の改
良に関する。
長尺物に接着剤又は塗料その他の塗布剤を塗布
するに当り、該長尺物の長手方向に垂直な断面に
おける外周の特定部分(又は全部分)について、
長尺物の長手方向に沿つて連続的に塗布すること
が行なわれる。たとえば、押出成形により得られ
るゴム又はプラスチツク製長尺物に対し、植毛加
工のため接着剤塗布が行なわれたり、あるいは塗
装が施されたりする。
するに当り、該長尺物の長手方向に垂直な断面に
おける外周の特定部分(又は全部分)について、
長尺物の長手方向に沿つて連続的に塗布すること
が行なわれる。たとえば、押出成形により得られ
るゴム又はプラスチツク製長尺物に対し、植毛加
工のため接着剤塗布が行なわれたり、あるいは塗
装が施されたりする。
以下、長尺物として便宜上自動車その他におい
て使用される座席の上張りの部品である玉縁を例
にとり具体的に説明することにする。
て使用される座席の上張りの部品である玉縁を例
にとり具体的に説明することにする。
第1図は玉縁の製造工程を示す工程図である。
押出機1より軟質塩化ビニルを押出して第2図に
示すような断面形状の玉縁素材2を押出成形する
〔第2図は第1図の―′における玉縁素材2の
断面図である〕。該素材2は2つの玉条部2a(通
常、中空部2bを有する)をヒレ条部2cにて接
続した形状であり、その寸法はたとえば玉条部外
径4mm、玉条部内径2mm、ヒレ条部巾11mmであ
る。押出成形された玉縁素材2は引取りロール3
により冷却槽4に導びかれ冷却水5等で冷却硬化
される。ついで玉縁素材2は走行しながら乾燥・
冷却炉6により乾燥・冷却され、接着剤塗布装置
7により第3図に示すように玉縁素材2の玉条部
2aの外表面にのみウレタン系接着剤8が塗布さ
れる〔第3図は第1図の―′における玉縁素
材2の断面図である〕。接着剤8が乾燥硬化する
前に静電植毛機9により第4図に示すように玉縁
素材2の玉条部2aにナイロンの長さ0.9mm程度
太さ2.5デニール程度のパイル10を植毛する
〔第4図は第1図の―′における玉縁素材2の
断面図である〕。
押出機1より軟質塩化ビニルを押出して第2図に
示すような断面形状の玉縁素材2を押出成形する
〔第2図は第1図の―′における玉縁素材2の
断面図である〕。該素材2は2つの玉条部2a(通
常、中空部2bを有する)をヒレ条部2cにて接
続した形状であり、その寸法はたとえば玉条部外
径4mm、玉条部内径2mm、ヒレ条部巾11mmであ
る。押出成形された玉縁素材2は引取りロール3
により冷却槽4に導びかれ冷却水5等で冷却硬化
される。ついで玉縁素材2は走行しながら乾燥・
冷却炉6により乾燥・冷却され、接着剤塗布装置
7により第3図に示すように玉縁素材2の玉条部
2aの外表面にのみウレタン系接着剤8が塗布さ
れる〔第3図は第1図の―′における玉縁素
材2の断面図である〕。接着剤8が乾燥硬化する
前に静電植毛機9により第4図に示すように玉縁
素材2の玉条部2aにナイロンの長さ0.9mm程度
太さ2.5デニール程度のパイル10を植毛する
〔第4図は第1図の―′における玉縁素材2の
断面図である〕。
静電植毛機9は玉縁素材2に静電気を荷電せし
め前記パイル10を散布して、玉縁素材2の玉条
部2a外表面の接着剤上にパイル10を直立状に
植毛する。植毛された玉縁素材2は乾燥炉11内
を蛇行し、ここで前記乾燥剤の乾燥・硬化と玉縁
素材2のアニリングが行なわれ、次いで該素材2
は冷却槽12内で蛇行しながら冷風により冷却さ
れる。かくしてパイル植毛された玉縁素材2は引
取り・分断ロール13により引取られつつ、その
ヒレ条部2cが波線状に分断され、第5図に示す
様な形状の玉縁2Aが2本形成され、その各々が
巻取ロール14により巻き取られる〔第5図は第
1図の―′における玉縁2Aの断面図及び玉
縁2Aの平面図である〕。
め前記パイル10を散布して、玉縁素材2の玉条
部2a外表面の接着剤上にパイル10を直立状に
植毛する。植毛された玉縁素材2は乾燥炉11内
を蛇行し、ここで前記乾燥剤の乾燥・硬化と玉縁
素材2のアニリングが行なわれ、次いで該素材2
は冷却槽12内で蛇行しながら冷風により冷却さ
れる。かくしてパイル植毛された玉縁素材2は引
取り・分断ロール13により引取られつつ、その
ヒレ条部2cが波線状に分断され、第5図に示す
様な形状の玉縁2Aが2本形成され、その各々が
巻取ロール14により巻き取られる〔第5図は第
1図の―′における玉縁2Aの断面図及び玉
縁2Aの平面図である〕。
以上の如き玉縁製造工程における接着剤塗布装
置としては従来ハケの先端部を玉縁素材2の玉条
部2aのみに当接せしめ該ハケに接着剤を所定量
供給する方式のものやロールコーター方式のもの
が用いられていた。しかしながら、ここで用いら
れる接着剤はその粘度がたとえば4500〜5000cps
とかなり高いので、上記の如き従来装置では満足
すべき塗布を行なうことができない。即ち、塗布
面全面にわたつて均一な塗布を行なうことが困難
であり、また塗布すべきところと塗布すべきでな
いところの境界線に迄きれいに接着剤を塗布する
ことは困難であり(即ち、見切線が明確には出
ず、接着剤の塗り残しやハミ出しが生ずる)、ま
た接着剤の糸引き現象が発生し易く塗りムラが生
じ勝ちであり、更に塗布量の調節も困難である。
置としては従来ハケの先端部を玉縁素材2の玉条
部2aのみに当接せしめ該ハケに接着剤を所定量
供給する方式のものやロールコーター方式のもの
が用いられていた。しかしながら、ここで用いら
れる接着剤はその粘度がたとえば4500〜5000cps
とかなり高いので、上記の如き従来装置では満足
すべき塗布を行なうことができない。即ち、塗布
面全面にわたつて均一な塗布を行なうことが困難
であり、また塗布すべきところと塗布すべきでな
いところの境界線に迄きれいに接着剤を塗布する
ことは困難であり(即ち、見切線が明確には出
ず、接着剤の塗り残しやハミ出しが生ずる)、ま
た接着剤の糸引き現象が発生し易く塗りムラが生
じ勝ちであり、更に塗布量の調節も困難である。
本発明は上記の如き従来の長尺物用塗布装置に
おける欠点をもたない改良された塗布装置を提供
することを目的とするものである。
おける欠点をもたない改良された塗布装置を提供
することを目的とするものである。
以上の如き目的は、長手方向に垂直な断面の形
状が一定の長尺物に、該断面における外周の特定
部分又は全部分につき、上記長尺物をその長手方
向に走行せしめながら連続的に塗布剤を塗布する
ための装置において、塗布剤が導入される塗布剤
流通室に該流通室を切欠く如く又は貫通する如く
に長尺物を走行可能ならしめる長尺物入口及び長
尺物出口が設けられており、該入口及び出口の形
状は長尺物の断面形状における外周の塗布部分に
適宜のクリアランスを付した形状であり、一方上
記塗布剤流通室には塗布剤導入用手段が接続せし
められており、上記塗布剤流通室は長尺物入口と
長尺物出口とを結ぶ空間の近辺にまで延びている
本質的に長尺物方向の仕切面を有する1又は2以
上の仕切体により塗布剤導入用手段との接続部分
から上記空間に至る経路が実質的に等距離の複数
の流通経路に分割されていることを特徴とする、
本発明塗布装置により達成される。
状が一定の長尺物に、該断面における外周の特定
部分又は全部分につき、上記長尺物をその長手方
向に走行せしめながら連続的に塗布剤を塗布する
ための装置において、塗布剤が導入される塗布剤
流通室に該流通室を切欠く如く又は貫通する如く
に長尺物を走行可能ならしめる長尺物入口及び長
尺物出口が設けられており、該入口及び出口の形
状は長尺物の断面形状における外周の塗布部分に
適宜のクリアランスを付した形状であり、一方上
記塗布剤流通室には塗布剤導入用手段が接続せし
められており、上記塗布剤流通室は長尺物入口と
長尺物出口とを結ぶ空間の近辺にまで延びている
本質的に長尺物方向の仕切面を有する1又は2以
上の仕切体により塗布剤導入用手段との接続部分
から上記空間に至る経路が実質的に等距離の複数
の流通経路に分割されていることを特徴とする、
本発明塗布装置により達成される。
以下、図面に基き本発明を具体例につき更に詳
細に説明する。ここでも長尺物として便宜上玉縁
素材を例にとる。
細に説明する。ここでも長尺物として便宜上玉縁
素材を例にとる。
第6図は本発明による塗布装置の概略構成図で
あり、第7図はその塗布剤流通室付近の分解斜視
図である。本発明装置は塗布剤流通室20を備え
ている。該流通室20は好ましくは偏平な形状で
あり、第7図の如く基部21と蓋部22とを接合
せしめることによりその間に形成され、また該流
通室20は3つの仕切体20′により分割され、
これにより4つの流通経路20a,20b,20
c及び20dが形成されている。即ち、基部21
の蓋部22との接合面には一定の深さ(例えば1
mm)の凹部23が形成されており、蓋部22の基
部21との接合面は平面である。接合の維持のた
めには基部21と蓋部22を四隅ネジ止めすれば
よい。塗布剤流通室20にはその偏平形状に実質
的に垂直な方向に玉縁素材2の接着剤塗布面即ち
玉条部2aのうちの一方が走行し得る如くに長尺
物入口24及び長尺物出口25が設けられてい
る。玉縁素材2の走行方向に垂直な面内における
これら入口24及び出口25の断面形状は玉縁素
材2の玉条部2aの長手方向に垂直な断面の形状
に対応しており、その大きさは玉縁素材2の玉条
部2aの断面形状の外周部に適宜のクリアランス
を付した大きさである。ここで、クリアランスは
通常0.3〜0.4mmであるが、所望の接着剤層厚み及
び接着剤の粘度等に応じて適宜決定でき、入口2
4と出口25とで異なつていてもよい。玉縁素材
2のヒレ条部2cには接着剤を塗布しないので長
尺物入口24及び出口25が塗布剤流通室20を
切欠くのは玉縁素材2の玉条部2aに対応する部
分のみである。ヒレ条部2cに対応する部分は外
方へと連通するスリツト26として形成されてい
る。蓋部22には塗布剤流通室20内へと通じて
いる塗布剤導入口27が形成されている。仕切体
20′はいづれも長尺物入口24及び出口25の
近辺にまで延びている。尚、仕切体20′は本質
的に長尺物走行方向の仕切面により接着剤の流通
を阻止し流通室20に複数の流通経路を形成する
ためのものである。更に、仕切体20′は第6図
に示す如く特徴的な形状であり、これにより塗布
剤導入口27から長尺物入口24及び出口25に
至る4つの流通経路20a,20b,20c及び
20dの距離は実質上(即ち、接着剤の流通に関
して)均等である。基部21にはスタンド等のポ
ール28への取付け部29が形成されており30
は締付けのためのボルト穴である。塗布剤導入口
27には塗布剤入用手段31が接続されており、
該導入手段31はたとえば加圧タンク32内に収
容された塗布剤容器33から接着剤を導くための
テフロンチユーブであり、該加圧タンク32には
減圧弁34を備えたエアサプライ手段35(コン
プレツサー等に接続している)が接続せしめられ
ている。
あり、第7図はその塗布剤流通室付近の分解斜視
図である。本発明装置は塗布剤流通室20を備え
ている。該流通室20は好ましくは偏平な形状で
あり、第7図の如く基部21と蓋部22とを接合
せしめることによりその間に形成され、また該流
通室20は3つの仕切体20′により分割され、
これにより4つの流通経路20a,20b,20
c及び20dが形成されている。即ち、基部21
の蓋部22との接合面には一定の深さ(例えば1
mm)の凹部23が形成されており、蓋部22の基
部21との接合面は平面である。接合の維持のた
めには基部21と蓋部22を四隅ネジ止めすれば
よい。塗布剤流通室20にはその偏平形状に実質
的に垂直な方向に玉縁素材2の接着剤塗布面即ち
玉条部2aのうちの一方が走行し得る如くに長尺
物入口24及び長尺物出口25が設けられてい
る。玉縁素材2の走行方向に垂直な面内における
これら入口24及び出口25の断面形状は玉縁素
材2の玉条部2aの長手方向に垂直な断面の形状
に対応しており、その大きさは玉縁素材2の玉条
部2aの断面形状の外周部に適宜のクリアランス
を付した大きさである。ここで、クリアランスは
通常0.3〜0.4mmであるが、所望の接着剤層厚み及
び接着剤の粘度等に応じて適宜決定でき、入口2
4と出口25とで異なつていてもよい。玉縁素材
2のヒレ条部2cには接着剤を塗布しないので長
尺物入口24及び出口25が塗布剤流通室20を
切欠くのは玉縁素材2の玉条部2aに対応する部
分のみである。ヒレ条部2cに対応する部分は外
方へと連通するスリツト26として形成されてい
る。蓋部22には塗布剤流通室20内へと通じて
いる塗布剤導入口27が形成されている。仕切体
20′はいづれも長尺物入口24及び出口25の
近辺にまで延びている。尚、仕切体20′は本質
的に長尺物走行方向の仕切面により接着剤の流通
を阻止し流通室20に複数の流通経路を形成する
ためのものである。更に、仕切体20′は第6図
に示す如く特徴的な形状であり、これにより塗布
剤導入口27から長尺物入口24及び出口25に
至る4つの流通経路20a,20b,20c及び
20dの距離は実質上(即ち、接着剤の流通に関
して)均等である。基部21にはスタンド等のポ
ール28への取付け部29が形成されており30
は締付けのためのボルト穴である。塗布剤導入口
27には塗布剤入用手段31が接続されており、
該導入手段31はたとえば加圧タンク32内に収
容された塗布剤容器33から接着剤を導くための
テフロンチユーブであり、該加圧タンク32には
減圧弁34を備えたエアサプライ手段35(コン
プレツサー等に接続している)が接続せしめられ
ている。
以上の具体例において、蓋部22の基部21と
の接合面は平面であるとしたが、その他基部21
の接合面を平面とし蓋部22に凹部を形成するこ
とにより流通室20を構成してもよいし、更には
基部21と蓋部22の双方の接合面に凹部を形成
することにより流通室20を構成してもよいこと
はもちろんである。また、塗布剤導入口27を基
部側に設けてもよい。
の接合面は平面であるとしたが、その他基部21
の接合面を平面とし蓋部22に凹部を形成するこ
とにより流通室20を構成してもよいし、更には
基部21と蓋部22の双方の接合面に凹部を形成
することにより流通室20を構成してもよいこと
はもちろんである。また、塗布剤導入口27を基
部側に設けてもよい。
以上の如き長尺物用塗布装置の使用に当つて
は、第6図に示す如く長尺物入口24及び出口2
5に玉縁素材2の玉条部2aを通し一定の速度た
とえば5m/分にて長手方向に走行せしめる。同
時にエアサプライ手段35を通じて加圧タンク3
2内に適宜の圧力(たとえば0.5〜0.7Kg/cm2のゲ
ージ圧)を印加し、塗布剤導入手段31から塗布
剤流通室20内へと接着剤を導入せしめる。流通
室20内に導入された接着剤は4つの流通経路2
0a,20b,20c及び20dに分かれて長尺
物入口24及び出口25に到来し、ここで走行し
ている玉縁素材2の玉条部2aの対応する外表面
に塗着せしめられる。玉条部2aと長尺物出口2
5とは所定のクリアランスを有するので、該出口
25を出る玉条部2a外表面にはそれに応じた厚
みに接着剤層が形成される。尚、長尺物入口24
は玉条部2aに対しガイドとなる如き適宜のクリ
アランスを有するのが好ましいが、玉縁素材2は
所定の速度で走行しており長尺物入口24から塗
布剤が漏れることはないので、長尺物入口24は
玉条部2aに対し長尺物出口25と同じクリアラ
ンスにて形成してもよい。尚、第6図においては
玉縁素材2の一方の玉条部のみに接着剤塗布が行
なわれているが、実際の工程においては他方の玉
条部にも同様な塗布装置により同時に接着剤塗布
が行われる。
は、第6図に示す如く長尺物入口24及び出口2
5に玉縁素材2の玉条部2aを通し一定の速度た
とえば5m/分にて長手方向に走行せしめる。同
時にエアサプライ手段35を通じて加圧タンク3
2内に適宜の圧力(たとえば0.5〜0.7Kg/cm2のゲ
ージ圧)を印加し、塗布剤導入手段31から塗布
剤流通室20内へと接着剤を導入せしめる。流通
室20内に導入された接着剤は4つの流通経路2
0a,20b,20c及び20dに分かれて長尺
物入口24及び出口25に到来し、ここで走行し
ている玉縁素材2の玉条部2aの対応する外表面
に塗着せしめられる。玉条部2aと長尺物出口2
5とは所定のクリアランスを有するので、該出口
25を出る玉条部2a外表面にはそれに応じた厚
みに接着剤層が形成される。尚、長尺物入口24
は玉条部2aに対しガイドとなる如き適宜のクリ
アランスを有するのが好ましいが、玉縁素材2は
所定の速度で走行しており長尺物入口24から塗
布剤が漏れることはないので、長尺物入口24は
玉条部2aに対し長尺物出口25と同じクリアラ
ンスにて形成してもよい。尚、第6図においては
玉縁素材2の一方の玉条部のみに接着剤塗布が行
なわれているが、実際の工程においては他方の玉
条部にも同様な塗布装置により同時に接着剤塗布
が行われる。
この様な本発明塗布装置によれば、流通室20
内に導入された接着剤は等しい経路長を有する複
数の流通路20a,20b,20c及び20dに
分流せしめられた上でそれぞれ玉縁素材2の玉条
部2aの外表面の対応部分に付与されるので玉条
部2aへの接着剤の塗布圧力は玉条部外表面全面
にわたつて均一であり従つて均一厚みの接着剤層
が形成される。また見切線は所望の明確な直線に
て玉条部2aとヒレ条部2cとの境界に形成され
る。更に、玉縁素材2の走行速度又は接着剤の導
入圧力を変化させることにより塗布せしめられる
接着剤層の厚みを調節することもできる。
内に導入された接着剤は等しい経路長を有する複
数の流通路20a,20b,20c及び20dに
分流せしめられた上でそれぞれ玉縁素材2の玉条
部2aの外表面の対応部分に付与されるので玉条
部2aへの接着剤の塗布圧力は玉条部外表面全面
にわたつて均一であり従つて均一厚みの接着剤層
が形成される。また見切線は所望の明確な直線に
て玉条部2aとヒレ条部2cとの境界に形成され
る。更に、玉縁素材2の走行速度又は接着剤の導
入圧力を変化させることにより塗布せしめられる
接着剤層の厚みを調節することもできる。
以上の説明においては、長尺物として玉縁素材
を例示したが、本発明装置の適用できる長尺物と
しては更に自動車等に用いられるゴム製ウエザー
ストリツプやゴム製グラスラン等の全ての長尺物
が含まれる。また、本発明装置には塗布剤を長尺
物の全外表面に塗布するためのものも包含され
る。この場合は長尺物が塗布剤流通室内を貫通す
る如くに長尺物入口及び出口を配置すればよい。
更に、本発明装置により塗布される塗布剤として
は接着剤の外に塗料等が例示でき、特に本発明装
置は高粘度塗布剤の塗布に最適である。
を例示したが、本発明装置の適用できる長尺物と
しては更に自動車等に用いられるゴム製ウエザー
ストリツプやゴム製グラスラン等の全ての長尺物
が含まれる。また、本発明装置には塗布剤を長尺
物の全外表面に塗布するためのものも包含され
る。この場合は長尺物が塗布剤流通室内を貫通す
る如くに長尺物入口及び出口を配置すればよい。
更に、本発明装置により塗布される塗布剤として
は接着剤の外に塗料等が例示でき、特に本発明装
置は高粘度塗布剤の塗布に最適である。
第1図は玉縁の製造工程図であり、第2〜4図
はそれぞれ第1図の―′、―′及び―
′における玉縁素材の断面図であり、第5図は
第1図の―′における玉縁の断面図及び平面
図であり、第6図は本発明塗布装置の概略構成図
であり、第7図はその塗布剤流通室付近の分解斜
視図である。 2:玉縁素材、2a:玉条部、2c:ヒレ条
部、2A:玉縁、20:塗布剤流通室、20a,
20b,20c,20d:流通経路、21:基
部、22:蓋部、23:凹部、24:長尺物入
口、25:長尺物出口、26:スリツト、27:
塗布剤導入口、31:塗布剤導入用手段、32:
加圧タンク、33:塗布剤容器、34:減圧弁、
35:エアサプライ手段。
はそれぞれ第1図の―′、―′及び―
′における玉縁素材の断面図であり、第5図は
第1図の―′における玉縁の断面図及び平面
図であり、第6図は本発明塗布装置の概略構成図
であり、第7図はその塗布剤流通室付近の分解斜
視図である。 2:玉縁素材、2a:玉条部、2c:ヒレ条
部、2A:玉縁、20:塗布剤流通室、20a,
20b,20c,20d:流通経路、21:基
部、22:蓋部、23:凹部、24:長尺物入
口、25:長尺物出口、26:スリツト、27:
塗布剤導入口、31:塗布剤導入用手段、32:
加圧タンク、33:塗布剤容器、34:減圧弁、
35:エアサプライ手段。
Claims (1)
- 1 長手方向に垂直な断面の形状が一定の長尺物
に、該断面における外周の特定部分又は全部分に
つき、上記長尺物をその長手方向に走行せしめな
がら連続的に塗布剤を塗布するための装置におい
て、塗布剤が導入される平板状の外気を遮断した
塗布剤流通室に該流通室を切欠く如く又は貫通す
る如くに長尺物を走行可能ならしめる長尺物入口
及び長尺物出口が設けられており、該入口及び出
口の形状は長尺物の断面形状における外周の塗布
部分に適宜のクリアランスを付した形状であり、
一方上記塗布剤流通室には塗布剤導入用手段が接
続せしめられており、上記塗布剤流通室は長尺物
入口と長尺物出口とを結ぶ空間の近辺にまで延び
ている本質的に長尺物方向の仕切面を有する1又
は2以上の仕切体により塗布剤導入手段との接続
部分から上記空間に至る経路が実質的に等距離の
複数の流通経路に分割されていることを特徴とす
る長尺物のための塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18924082A JPS5980354A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 長尺物用塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18924082A JPS5980354A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 長尺物用塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980354A JPS5980354A (ja) | 1984-05-09 |
JPS6345867B2 true JPS6345867B2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=16237955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18924082A Granted JPS5980354A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 長尺物用塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5980354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002098572A1 (fr) * | 2001-05-30 | 2002-12-12 | Kabushiki Kaisha Santuuru | Procede permettant de revetir d'adhesif un fil de caoutchouc et analogue sur une ligne d'enduction et dispositif de revetement d'adhesif |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP18924082A patent/JPS5980354A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002098572A1 (fr) * | 2001-05-30 | 2002-12-12 | Kabushiki Kaisha Santuuru | Procede permettant de revetir d'adhesif un fil de caoutchouc et analogue sur une ligne d'enduction et dispositif de revetement d'adhesif |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5980354A (ja) | 1984-05-09 |
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