JPS5982974A - 長尺物用塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一足の長尺物の外面に塗布剤全塗布するだめの装置の改
良に関する。

長尺物に接着剤又は塗料その他の塗布剤全塗布するに当
シ、該長尺物の長手方向に垂直な断面における外周の特
定部分（又は全部分）について、長尺物の長手方向に沿
って連続的に塗布することが行われる。たとえば、押出
成形により得られるゴム又はプラスチック製長尺物に対
し、植毛加工のため接着剤塗布が行われたり、あるいけ
塗装が施されたシする。

以下、長尺物として便宜上自動車その他において使用き
れる座席の上張ジの部品である玉縁を例にと９具体的に
説明することにする。

第１図は玉縁の製造工程ケ示す工程図である。

押出機１よシ軟質塩化ビニル金押出して第２図に示すよ
うな断面形状の玉縁素材２を押出成形する〔第２図は第
１図のｎ　−　ｎ’における玉縁素材２の断面図でるる
〕。該素材２は２つの三条部２ａ（通常、中空部２ｂ’
に有する）をヒレ条部２Ｃにて接続した形状であシ、そ
の寸法はたとえば玉乗部外径４順、玉乗部内径２咽、ヒ
レ条部中１１ｍ１＋Ｉである。押出成形された玉縁素材
２は引取シロール３により冷却槽４に導ひか扛冷却水５
等で冷却硬化ネれる。ついで玉縁素材２は走行しながら
乾燥・冷却炉６により乾燥・冷却され、接着剤塗布装置
７により第３図に示すように玉縁素材２の三条部２ａの
外表面にのみつＶタン系接着剤８が塗布される〔第３図
は第１図のＩｎ　−１１ｔ’における玉縁素材２の断面
図でるる〕。接着剤８が乾燥硬化する前に静電植毛機９
によシ第４図に示すように玉縁素材２の三条部２ａにナ
イロンの長さ０．９Ｍｉ度太畑２．５デニール程度のパ
イル１０を植毛する〔第４図は第１図のＩＶ　−■’に
おける玉縁素材２の断面図である〕。静電植毛機９は玉
縁素材２に静電気を荷電せしめ、前記パイル１０全散布
して、玉縁素材２の玉乗部２ａＩＡ表面の接着剤上にパ
イル１０を直立状に植毛する。植毛きれた玉縁素材２は
乾燥炉１１内を蛇行しここで前記接着剤の乾燥硬化と玉
縁素材２のアニリングが行わｆＬ、次いで該累月２は冷
却Ｍ１２内で蛇行しながら冷風により冷却芒れる。かく
してパイル植毛された玉縁累月２は引取り・分断ロール
１３により引取られつつ、そのヒレ条部２Ｃが波線状に
分断され、第５図に示す様な形状の玉縁２Ａが２本形成
され、その各々が巻取ロール１４により巻き取られる〔
第５図は第１図のｖ　−ｖ’における玉縁２Ａの断面図
及び玉縁２Ａの平面図である〕。

以上の如き玉縁製造工程Ｑこおける接着剤塗布装置とし
ては従来ハタの先端部を玉縁素材２の三条部２ａのみに
当接ぜしめ該ハケに接着剤を所足縦供給する方式のもの
やロールコータ一方式のものが用いられていた。しかし
ながら、ここで用いられる接着剤はその粘度がたとえば
４５　（１０〜５０００　ＣｐＳとがなシ高いので、上
記の如き従来装置では満足すべき塗布を行うことができ
ない。即ち、塗布面全面例わたって均一な塗布を行うこ
とが困難であり、また塗布すべきところと塗布すべきで
ないところとの境界線に迄きれいに接着剤全塗布するこ
とｔユ困難であＩ）（即ち、見切線が明確には出す、接
着剤の塗り残しやハミ出しが生ずる）、また接着剤の糸
引き現象が発生し易く塗υムラが生じ勝ちであり、爽に
塗布量の調節も困難である。

本発明は上記の如き従来の長尺物用塗布装置におりる欠
点をもたない改良された塗布面全面例すること全目的と
するものである。

以上の如き目的は、長手方向に棄直な断面の形状が一定
の長尺物に、該断面Ｖこおける外周の特定部分又は全部
分につき、上記長尺物音その長手方向に走行せしめなが
ら連続的に塗布剤を塗亜するための装置において、塗布
剤が導入される塗布剤流通室に該流通室を切欠く如く又
は貫通する如くに長尺物全走行可能ならしめる長尺物入
口及び長尺物出口が設けられており、該入口及び出口の
形状は長尺′吻の断面形状における外周の塗布部分に適
宜のクリ゛アランスを付した形状であり、且つ上記長尺
物出口にｉｔ走行長尺物の位置を適正に保つための球状
転動体が付設されて収り、一方上記塗布剤流通室には塗
布剤導入用手段が接続せしめられていること’ｃ　Ｑ：
ｊ徴とする、本発明塗布装置により達成きれる。

以下、図面に基づき本発明を具体例につき更に詳細に説
明する。ここでも長尺物として便宜上玉縁素材を例にと
る。

第６図は本発明による塗布装置の概略構成図であり、第
７図はその塗布剤流通室付近の分解斜視図である。本発
明装置は塗布剤流通室２０’に備えている。該流通室２
０は好ましくは偏平な形状であり、第７図の如く基部２
１と蓋部２２とを接合せしめることによシその間に形成
される。即ち、基部２１の蓋部２２との接合面には一定
の深さく例えばｌ　＋ｒｕｎ　）の凹部２３が形成てれ
ており、蓋部２２の基部２１との接合面は平面である。

接合の維持のためには基部２１と蓋部２２を四隅ネジ止
めずればよい。塗布剤流通室２０にはその偏平形状に実
質的に車直な方向に玉縁素材２の接Ｍ剤塗布面即ち三条
部２ａのうちの一方が走行し得る如くに長尺物人［］２
４及び長尺物出口２５が設けら几でいる。玉縁素材２０
走行方向に與直な面内Ｑておけるこれら入口２４及び出
口２５の断面形状は玉縁累月２の三条部２ａの長手方向
に垂直な断面の形状に対応しており、その大きさは玉縁
素材２の三条部２ａの断面形状の外周部に適宜のクリア
ランスを付した大きさである。ここで、クリアランスは
所望の接着剤層厚み及び接着剤の粘度等に応じて適宜決
定でき、入口２４と出口２５とで異っていてもよい。７
本発明装置においては、長尺′吻出口２５又はその極く
近くに球状転動体２５ａが設けられている。各転動体２
５ａけ玉縁素材２の玉粂部２ａの外表面に接触して回転
し得る如くに保持さｎｌこれにより玉縁素材２が出口２
５を通過する位置全一義的に決定する。転動体２５ａの
個数はこの様な位置決定に必要な最少個数以上であれば
よく、その数には特に制限がない。転動体２５ａは第７
図に示す如く塗布剤流通室２０を構成する基部２１の凹
部２３上において長尺物出口２５の周囲の位置に保持て
れている。この転動体２５ａの保持ｌ″を蓋部２２と協
同して行われる。第８図はこの様な転動体保持状態全説
明するための塗布剤流通室２０付近の断面図である。玉
縁素材２のヒレ条部２Ｃには接着剤を塗布しないので長
尺物入口２４及び出口２５が塗布剤流通室２０を切欠く
のは玉縁素材２の三条部２ａに対応する部分のみである
。

ヒレ条部２ｃに対応する部分は外方へと連通ずるスリッ
ト２６として形成されている。蓋部２２には塗布剤流通
室２０内へと通じている塗布剤導入口２７が形成きれて
いる。塗布剤流通室２０内に２いて該導入口２７が開口
せる位置は長尺物入口２４及び出口２５の部分と反対側
の端部であるのが好ましい。基部２１にはスタンド等の
ポール２８への取付は部２９が形成されておシ３０は締
付けのためのボルト穴である。塗布剤導入口２７には塗
布剤導入用手段３１が接続芒れて２す、該導入手段３１
はたとえば加圧タンク３２内に収容された塗布剤容器３
３から接着剤を導くためのテフロンチューブであり、該
加圧タンク３２には減圧弁３４全備えたエアサプライ手
段３５（コンブンツザー等に接続（〜ている）が接続せ
しめられている。

第９図は本発明の他の具体例における塗布剤流通室を構
成するだめの基部・２１の平面図及びその断面図である
。この具体例においては転動体２５ａが長尺物出口２５
の内面のみにより保持されており、また基部２１側に塗
布剤導入口２７が形成されており、更に流通室２０内に
塗布剤の流通を制限するためのブロック３６が形成され
ている。

以上の具体例において、蓋部２２の基部２１との接合面
ばいづれも平面であるとしたが、その他基部２１の接合
面を平面とし蓋部２２に凹部を形成することにより流通
室２０を構成してもよいし、更には基部２１と蓋部２２
の双方の接合面に凹部を形成することにより流通室２０
全構成してもよいことはもちろんである。

以上の如き長尺物用塗布装置の使用に当っては、第６図
に示す如く長尺物入口２４及び出口２５に玉縁素材２の
玉粂部２ａ’に通し一定の速度たとえば５　ｍ　７分に
て長手方向に走行せしめる。同時にエアサプライ手段３
５を通じて加圧タンク３２内に適宜の圧力（たとえばＯ
８５〜０．７に９／ｆｆｌのゲージ圧）ケ印加し、塗布
剤導入手段３１から塗布剤流通室２０内への接着剤を導
入せしめる。流通室２０内に導入はれた接着剤は長尺物
入口２４及び出口２５に到来ｊ〜、ここで走行している
玉縁素材２の三条部２８に塗着せしめられる。三条部２
ａと長尺物出口２５とは所定のクリアランスを有するの
で、該出口２５を出る玉乗部２ａ外表面にはそれに応じ
た厚みに接着剤層が形成される。但し、長尺物出口２５
又はその極く近＜Ｍｕｄ、転動体２５ａが位置するので
、ここを通過した直後の玉縁素相２には該転動体２５ａ
に対応する部分が削シ取られた形状の接着剤層が形成さ
れる。しかし、わずかな時間の経過の後には接着剤層は
表面張力により平滑化する。この際、接着剤層の厚みは
上記クリアランスより多少薄くなることもめるので、目
的とする接着剤層厚を得るＶＣはこの厚み減少を見込ん
で予めクリアランスを決めておいてもよい。伺、第６図
においでは玉ａｔ材２の一方の三条部のみに接着剤塗布
が行わ九でいるが、実際の工程においては他方の１条ｆ
！！Ｉ（にも同様な塗布装置により同時に接着剤塗布が
行われる。

この様な本発明塗布装置によれば、流通室２０内に導入
畑れた接着剤は玉縁素材２の玉粂部２ａの外衣面に対し
均一な圧力にて付与せしめられるので接着剤の塗り残し
が生ずることはなく、！ｉた見切線は所望の明確な直線
にて三条部２ａとヒレ条！１ｓ２ｃ、との境界に形成で
れる。また、玉縁素材２の走行速度又は接着剤の導入圧
力孕変化させることにょジ塗布せしめられる接層剤層の
厚みを調節することもできる。更に、長尺物出口２５に
は転動体２５ａが設けられており、玉縁素材２が本発明
塗布装置を通過する際には、転動体２５２ケ回転せしめ
ながらこれに沿って進行するので該素材２が長尺物出口
２５に引っかかったりブしたりすることがなく、従って
、塗布接着剤層の厚みを全塗布面にわたシ常に一定に保
つことができる。

以上の説明においては、長尺物として玉縁素材全例示し
たが、本発明装置の適用できる長尺物としては更に自動
車等に用いられるゴム製ウェザ−ストリップやゴム製グ
ラスラン等の全ての長尺物が含舊れる。また、本発明装
置には塗布剤？長尺物の全外衣面に塗布するだめのもの
も包含される。この場合は長尺物が塗布剤流通室内金貫
通するシロくに長尺物人口及び出口を陥部すればよい。

更に、本発明装置により塗布きれる塗布剤としては接着
剤の外に塗料等が例示でき、特に本発明装置は高粘度塗
布剤の塗布に最適である。、

【図面の簡単な説明】

第１図は玉縁の製造工程図であり、第２〜４図はそれぞ
れ第１図のｎ−ｎ’、■−ｍ’及びＩＶ　−ＩＶ’にお
ける玉縁素材の断面図であり、第５図は第１図のｖ　−
ｖ’における玉縁の断面図及び平面図でｔ）シ、第６図
は本発明塗布装置の概略構成図であり、第７図はその塗
布剤流通室付近の分解斜視図であり、第８図は塗布剤流
通室付近の断面図であり、第９１１ｉ塗布剤流通室を構
成するための基部の平ｍＩ図及び断面図である。 ２：玉縁素材　　　２ａ：三条部 ２Ｃ：ヒレ条部　　２Ａ：玉縁 ２０：塗布剤流通室　　２１：４部 ２２：蓋部　　　　２３：四部 ２４：長尺物入口　２５：長尺物出口 ２５ａ：球状転動体　２６：スリツト ２７：塗布剤導入口 ３１：塗布剤導入用手段 ３２：加圧タンク　３３：塗布剤容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手方向に垂直な断面の形状が一定の長尺物に、該断面
   における外周の特定部分又は全部分につき、上記長尺物
   をその長手方向に走行せしめながら連続的に塗布剤を塗
   布するための装置において、塗布剤が導入される塗布剤
   流通室に該流通室を切欠く如く又は貫通する如くに長尺
   物を走行可能ならしめる長尺物入口及び長尺物出口が設
   けられており、該入口及び出口の形状は長尺物の断面形
   状における外周の塗布部分に適宜のクリアランス全村ｌ
   −た形状であり、且つ上記長尺物出口には走行長尺物の
   位置全適正に保つための球状転動体が付設されており、
   一方、上記塗布剤流通室には塗布剤導入用手段が接続せ
   しめられていること全特徴とする、長尺物のだめの塗布
   装置。