JPS6345804A - 発熱体ゴム組成物 - Google Patents

発熱体ゴム組成物

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JPS6345804A
JPS6345804A JP61189767A JP18976786A JPS6345804A JP S6345804 A JPS6345804 A JP S6345804A JP 61189767 A JP61189767 A JP 61189767A JP 18976786 A JP18976786 A JP 18976786A JP S6345804 A JPS6345804 A JP S6345804A
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JP
Japan
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rubber
rubber composition
short fibers
heating element
temperature
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JP61189767A
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JPH035041B2 (ja
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真下 智司
長安 進
山口 良雄
徹 野口
高田 俊道
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は発熱体ゴム組成物に係り、詳しくは電気抵抗値
が温度の上昇と共に増加する正の温度抵抗係数(PTC
)特性が大きく、優れた自己温度制御能力を有する発熱
体ゴム組成物に関する。
(従来技術) 従来より発熱体組成物としてゴムもしくは結晶性高分子
に導電性カーボンブランク、あるいは導電性カーボンブ
ラックとグラファイトを組み合わせたものが一般に知ら
れており、例えば特開昭58−75705号公報、特開
昭56−8443号公報等に開示されている。
この種の発熱体ゴム組成物は一般にPTC特性を有する
ことはよく知られている。PTC特性をもった発熱体に
電流を通すと、発熱体は温度を上昇していくが、温度の
上昇と共に電気抵抗値が増加して電力の低下を起こし、
最終的に発熱と放熱が均衡する温度に保持される。
このような自己温度制御作用を有する発熱体は、例えば
屋根の融雪、道路の凍結防止、水道の凍結防止を初めと
する種々の用途に通用されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、従来の発熱体組成物はPTC特性が小さいた
めに所定の温度に至るまでには比較的時間を要し、また
発熱と放熱の均衡する温度も不安定でバラツキやすく電
力の消費量も多い欠点があった。特に、カーボンブラン
クを用いた発熱体においては結晶構造の消滅や熱膨張に
よるカーボンブラックの粒子間距離の増大及びストラフ
チャーの破壊に起因してPTC特性をもたらすが、前述
の傾向は著しい。
本発明はこのような問題点に対処するものであり、その
目的とするところはPTC特性を大きくして自己の温度
制御作用が非常に正確な発熱体ゴム組成物を促供するに
ある。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところはゴムに導電性カーボ
ンブラックおよび短繊維を分散せしめてなる発熱体ゴム
組成物にある。
本発明において使用されるゴムとしては、例えば天然ゴ
ム、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレ
ン−ブタジェン共重合体ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴ
ム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、シ
リコンゴムなどがあるが、そのうちこれらのゴムを2種
類使用することも可能である。そして、上記ゴムは機械
的強度及び耐熱性を向上させるために硫黄、硫黄化合物
又は過酸化物で架橋可能なゴムを用い、また架橋して使
用される。
また、本発明において使用する導電性カーボンブラック
としては、例えば通常用いられるファーネスブランク系
、アセチレンブラック系、サーマルブラック系、チャン
ネルブラック系等が使用され、比表面積(よう素吸着量
)が20〜70 mg/ gでストラフチャ(DBPの
吸油量ml/ 100g)が100以上が好ましい。
上記カーボンブラックの添加量はゴム100重量部に対
して10〜50重量部、好ましくは30〜40重量部で
あり、10重量部未満の場合にはゴム組成物の抵抗値が
大きくなりすぎて発熱体にならない。また、逆に50重
量部を越えるとPTC特性を示さず正確に自己温度制御
が出来な(なる。
そして、本発明において使用する短繊維としてはポリブ
チレンテレフレート、ポリブチレンテレフレート、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケト
ン、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、綿、ビニロ
ン、レーヨン、アクリル等の有機繊維、あるいはガラス
、セラミック、カーボン、金属等の無機繊維を単独又は
複数あるいは複合糸(コンジュゲート糸)として使用さ
れ、そのうちポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートあるいは分子量の異なるポリエチレン
テレフタレートの複合糸が好ましい。
上記短繊維は本発明の発熱体ゴム組成物の優れたPTC
特性を発揮して非常に正確な自己温度制御を与えるうえ
で必要な構成部材になっている。
同時に少なくとも上記短繊維の充填量及び長さ、太さそ
してアスペクト比も上記PTC特性に影響を及ぼしてい
る。
上記短繊維の充填量は1〜20 vol%、好ましくは
5〜15 vol%であり、また繊維長20μm以上、
繊維直径0.05μm以上、そしてアスペクト比が20
以上、好ましくは100〜3500であり、上記短繊維
は発熱体内に配向もしくはランダム状態、且つ不連続に
分散している。これらの条件を満足する短繊維を使用し
た発熱体ゴム組成物は大きなPTC特性を有する。
特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートあるいはポリブチレンテレフレート複合糸等
を使用した場合には他の短繊維に比べて比較的硬れたP
TC特性を有することがわかった。短繊維の充填量が多
くなるとPTC特性が小さくなる傾向があり、またアス
ペクト比も小さくなると同様の傾向を示す。
本発明における発熱体ゴム組成物は温度の上昇又は低下
により膨張又は収縮する。その際、ゴム中に混入分散さ
れた短繊維とゴムとの界面領域、特に末端部分は局所的
に大きな変形を受けることが知られている。これにより
、この領域に存在するカーボンブラックのストラフチャ
が発熱体ゴム組成物の膨張又は収縮に応じて破壊又は結
合されやすい環境下におかれている。これまでの発熱体
に比べて微かな温度変化でも局所的な変形が大きいため
に、より大きいPTC特性を有するようになる。本発明
の発熱体ゴム組成物が優れたPTC特性を発揮する1つ
の原因が短繊維の存在にあると推定される。
また、この場合マトリックスは短繊維と異質のものが好
ましく、例えば合成lH詣であれば上記短繊維の両端領
域に生じる歪分布は生じにくいため、ゴムが最も好まし
い。
次に、前記各成分を混合する方法としては特に制限はな
く、例えばバンバリーミキサ−、ニーダ−、ロール等を
用い、適宜公知の手段、方法によって混練されシート化
することができる。
そして、本発明においては通常、ゴムに使用される軟化
剤、老化防止剤、加硫助剤、加硫促進剤、架橋剤等を添
加することができる。
(実施例) 次に、本発明を具体的な実施例により更に詳細に説明す
る。
実施例1・比較例1 第1表に示す配合にもとづき、ゴム配合物をバンバリー
ミキサ−で混線後、ロールを用いて厚さ2fiのシート
に圧延した。そのシートをモールドに挟み加硫条件15
0℃×20分で加硫した。得られたシートを20 X 
2Q mmに切断してテストピースとし、該テストピー
スを所定温度のギヤーオーブン中で4〜6分間放置した
後、所定温度におけるテストピースの厚さ方向の電気抵
抗値Rt(t=温度℃)をデジタルマルチメータにより
測定した。PTC特性として抵抗値変化率(%)=[R
(t)−R(20℃)]/R(20℃)×100 (た
だしt=100℃)の測定結果を求め、これを第1表に
併記する。
また、第1図にカーボンブランクを30〜38重量部変
化させた場合における本発明の発熱体ゴム組成物のPT
C特性、即ち温度と抵抗値変化率の関係を示す。この結
果より、カーボンブランクを30〜40重量部含むテス
トピースが良好なPCT特性を示している。
また、上記テストピース(No、1−4)の両面に銀ペ
ーストを塗布して電極層を作り、この電極間に電圧AC
100Vを与えてテストピースを発熱させた。その結果
を第2図に示す。これによると短繊維を混入した発熱体
ゴム組成物は非常に短時間で一定温度になり、これを維
持して優れた自己温度制御作用を有している。
更に、電極層間に電圧をAClooV、AC30■そし
てAC30Vと変化させると、第3図に示されるように
、本発明の発熱体ゴム組成物は印加した電圧に応じて発
熱温度を制御することが可能となる。
更に、テストピース1−2.1−3そして1−4に所定
の電圧(直流)を印加すると、電圧が大きくなるに従っ
て発熱量が大きくなり、印加電圧が小さい場合でも発熱
する効果がある。この結果は第4図に示される。
以   下   余   白 実施例2 クロロプレンゴムに代わってNBR,、NR,EPT、
シリコンゴム、そして5IS(スチレン−イソプレン−
スチレンブロックコポリマー)にPET糸を10 vo
l%混入したテストピースについてPTC特性を検討し
た。配合は第2表に示され、該テストピースの抵抗値変
化率(%)も第2表に併記される。
この結果によれば、EPTはクロロプレンゴムとほぼ類
似したPCT特性を有している。
以   下   余   白 第   2   表    単位:重量部*7: エチ
レングリコオール−ジメタアクリレート実施例3・比較
例2 短繊維としてポリエチレンテレフタ−) (PET)、
ポリエチレンテレフタート複合糸、そして6−ナイロン
を10vol%混入したテストピースについてPTC特
性を検討した。配合は第3表に示され、該テストピース
のPTC特性は第5図に示される。
この結果によれば短繊維を混入したゴム組成物は混入し
ないものに比べて優れたPTC特性を示した。
第   3   表 *9 アスペクト比 222 一 実施例4 実施例3 (No、3−1)の配合をベースにして太さ
21μmのPET糸の長さを6va、2fl、そして0
.5mに変化させた場合の抵抗値変化率(%)を測定し
たところ夫々6X10+、6×103モして3×103
であうた。
実施例5 実施例3 (No、3−1)を配合ベースにして第4表
に示されるカーボンブラックを用いて抵抗値変化率(%
)を測定した決を第4表に併記する。
これによると、比表面積が20〜70mg/gでストラ
フチャが100以上のカーボンブラックを使用した場合
において、好ましいPTC特性が得られた。
第 4 表(カーボンブラックの種類)(発明の効果) 以上のように本発明の発熱体ゴム組成物は、ゴムマトリ
ックス中にカーボンブラックと短繊維を混入させること
により、優れたPTC特性を発揮するため、電圧を印加
することにより優れた自己温度制御作用を有し、温度制
御発熱体を初めとして温度感知センサにも幅広く適用可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1に係る発熱体ゴム組成物のP
TC特性を示すグラフ、第2図は実施例1に係る発熱体
ゴム組成物の発熱曲線を示すグラフ、第3図は実施例1
に係る発熱体ゴム組成物に印加する電圧を変化させた場
合の発熱曲線を示すグラフ、第4図は実施例1に係る発
熱体ゴム組成物の直流印加電圧と上昇温度との関係を示
すグラフ、そして第5図は実施例3に係る発熱体ゴム組
成物のPTC特性を示すグラフである。 特許出願人  三ツ星ベルト株式会社 第1図 シュ廣(°す 第3図 *  y、q  (つrン −第4図 印励鬼fi−(CICv) 手続補正書(自発) 昭和62年 5月20日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム中に導電性カーボンブラック及び短繊維を分散
    し所望の形状からなり正の温度抵抗係数を有することを
    特徴とする発熱体ゴム組成物。 2、上記導電性カーボンブラックの添加量はゴム100
    重量部に対して10〜50重量部であり、上記短繊維の
    充填量が1〜20vol%であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の発熱体ゴム組成物。
JP61189767A 1986-08-12 1986-08-12 発熱体ゴム組成物 Granted JPS6345804A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61189767A JPS6345804A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 発熱体ゴム組成物
KR1019870008729A KR910003403B1 (ko) 1986-08-12 1987-08-10 열적 고무 조성물
CA000544376A CA1296516C (en) 1986-08-12 1987-08-12 Thermally self-regulating elastomeric composition and heating element utilizing such composition
US07/084,435 US4833305A (en) 1986-08-12 1987-08-12 Thermally self-regulating elastomeric composition and heating element utilizing such composition

Applications Claiming Priority (1)

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JP61189767A JPS6345804A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 発熱体ゴム組成物

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JPS6345804A true JPS6345804A (ja) 1988-02-26
JPH035041B2 JPH035041B2 (ja) 1991-01-24

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JP61189767A Granted JPS6345804A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 発熱体ゴム組成物

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JP (1) JPS6345804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531217A (ja) * 2004-03-29 2007-11-01 センテック カンパニ リミテッド カーボン柔軟性発熱構造体製造用伝導性組成物とこれを用いたカーボン柔軟性発熱構造体及びこれの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531217A (ja) * 2004-03-29 2007-11-01 センテック カンパニ リミテッド カーボン柔軟性発熱構造体製造用伝導性組成物とこれを用いたカーボン柔軟性発熱構造体及びこれの製造方法

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