JPS6345749B2 - - Google Patents
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- JPS6345749B2 JPS6345749B2 JP59231678A JP23167884A JPS6345749B2 JP S6345749 B2 JPS6345749 B2 JP S6345749B2 JP 59231678 A JP59231678 A JP 59231678A JP 23167884 A JP23167884 A JP 23167884A JP S6345749 B2 JPS6345749 B2 JP S6345749B2
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- silicone rubber
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Landscapes
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は導電性シリコーンゴム組成物、特には
充填剤としてすでに加硫ずみのシリコーンゴム粉
砕品を配合してなるカーボンブラツクを添加して
導電性としたシリコーンゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) カーボンブラツクを導電性付与剤として配合し
た導電性シリコーンゴムは各種スイツチの接点材
料、帯電防止材料、電磁波シールド材などとして
広く使用されている。しかし、従来公知のこの種
の導電性シリコーンゴム組成物ではこれから得ら
れる成形品の比抵抗値がシリコーンゴム基材に配
合されるカーボンブラツクの添加比率で調整さ
れ、この添加量で一義的に定められ、これに伴な
つてこの組成物から得られる成形品の硬度も一義
的に定まつてしまうものであるため、硬度の変動
範囲がわづかなものになるという欠点があり、こ
れにはまた比抵抗値の比較的大きい導電性シリコ
ーンゴム組成物はカーボンブラツクの添加比率の
少ないものとなるので、この組成物から得られる
成形品は抵抗値のバラツキの大きいものとなり、
このバラツキは比抵抗値の大きいものほど大きく
なるという不利があつた。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した、ある抵抗
値を有する導電性シリコーンゴム成形品の硬度を
大巾に調整することができ、また比較的高い抵抗
値を有する導電性シリコーンゴム成形品の抵抗値
のバラツキを少なくすることのできる導電性シリ
コーンゴム組成物に関するものであり、これはカ
ーボンブラツクを含有するシリコーンゴム基材に
加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品を添加配合して
なることを特徴とするものである。 これを説明すると、本発明者らはカーボンブラ
ツクを配合した導電性シリコーンゴム組成物の硬
度調整法について種々検討した結果、この導電性
シリコーンゴム組成物に充填剤として加硫ずみの
ある特定の硬度を有するシリコーンゴム粉砕品を
添加すると、カーボンブラツクの配合比率を低下
させることができ、未加硫のシリコーンゴム基材
を同量添加した組成物から得られる成形品のよう
な著しい抵抗値の増大がなく、わずかな抵抗値増
加にとどまり、その抵抗値のバラツキも加硫ずみ
のシリコーンゴム粉砕物を添加する前の組成物か
ら得られる成形品の抵抗値のバラツキと同等もし
くはわずかな増大にとどめられ、さらにこの粉砕
品を添加した導電性シリコーンゴム組成物から得
られる成形品の硬度を同等の抵抗値を有する末加
硫のシリコーンゴム組成物から得られる成形品の
硬度にくらべて大巾に調整することができるとい
うことを見出すとともに、この加硫ずみのシリコ
ーンゴム粉砕品を添加すると成形品の物性の極端
な低下をもたらさずに実用的な物性をもつ導電性
シリコーンゴム成形品が得られることを確認し、
この加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品の種類、配
合量などについての研究を進めて本発明を完成さ
せた。 本発明の組成物の主材とされるシリコーンゴム
基材は従来公知のものでよく、したがつてこのも
のは一般式
充填剤としてすでに加硫ずみのシリコーンゴム粉
砕品を配合してなるカーボンブラツクを添加して
導電性としたシリコーンゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) カーボンブラツクを導電性付与剤として配合し
た導電性シリコーンゴムは各種スイツチの接点材
料、帯電防止材料、電磁波シールド材などとして
広く使用されている。しかし、従来公知のこの種
の導電性シリコーンゴム組成物ではこれから得ら
れる成形品の比抵抗値がシリコーンゴム基材に配
合されるカーボンブラツクの添加比率で調整さ
れ、この添加量で一義的に定められ、これに伴な
つてこの組成物から得られる成形品の硬度も一義
的に定まつてしまうものであるため、硬度の変動
範囲がわづかなものになるという欠点があり、こ
れにはまた比抵抗値の比較的大きい導電性シリコ
ーンゴム組成物はカーボンブラツクの添加比率の
少ないものとなるので、この組成物から得られる
成形品は抵抗値のバラツキの大きいものとなり、
このバラツキは比抵抗値の大きいものほど大きく
なるという不利があつた。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した、ある抵抗
値を有する導電性シリコーンゴム成形品の硬度を
大巾に調整することができ、また比較的高い抵抗
値を有する導電性シリコーンゴム成形品の抵抗値
のバラツキを少なくすることのできる導電性シリ
コーンゴム組成物に関するものであり、これはカ
ーボンブラツクを含有するシリコーンゴム基材に
加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品を添加配合して
なることを特徴とするものである。 これを説明すると、本発明者らはカーボンブラ
ツクを配合した導電性シリコーンゴム組成物の硬
度調整法について種々検討した結果、この導電性
シリコーンゴム組成物に充填剤として加硫ずみの
ある特定の硬度を有するシリコーンゴム粉砕品を
添加すると、カーボンブラツクの配合比率を低下
させることができ、未加硫のシリコーンゴム基材
を同量添加した組成物から得られる成形品のよう
な著しい抵抗値の増大がなく、わずかな抵抗値増
加にとどまり、その抵抗値のバラツキも加硫ずみ
のシリコーンゴム粉砕物を添加する前の組成物か
ら得られる成形品の抵抗値のバラツキと同等もし
くはわずかな増大にとどめられ、さらにこの粉砕
品を添加した導電性シリコーンゴム組成物から得
られる成形品の硬度を同等の抵抗値を有する末加
硫のシリコーンゴム組成物から得られる成形品の
硬度にくらべて大巾に調整することができるとい
うことを見出すとともに、この加硫ずみのシリコ
ーンゴム粉砕品を添加すると成形品の物性の極端
な低下をもたらさずに実用的な物性をもつ導電性
シリコーンゴム成形品が得られることを確認し、
この加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品の種類、配
合量などについての研究を進めて本発明を完成さ
せた。 本発明の組成物の主材とされるシリコーンゴム
基材は従来公知のものでよく、したがつてこのも
のは一般式
【式】で示され、このRがメチ
ル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、
ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フエニ
ル基などのアリール基、あるいはこれらの基の炭
素原子に結合した水素原子の一部または全部をハ
ロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチ
ル基、3,3,3―トリフルオロプロピル基、シ
アノメチル基などのような同種または異種の非置
換または置換1価炭化水素基、nが1.9〜2.05の
正数とされる、好ましくはこのRの50モル%以上
がメチル基とされるオルガノポリシロキサンから
なるものとされるが、これはその粘度が500〜
1000000cS、好ましくは1000〜500000cSのものと
すればよい。 このオルガノポリシロキサンを主剤とするシリ
コーンゴムはそれ自体すぐれた絶縁性をもつもの
であるので、これを導電性とするためにはこれに
導電性付与剤を添加する必要があり、本発明の組
成物においては導電性付与剤としてカーボンブラ
ツクを選択し、これを添加することが必須とされ
る。このカーボンブラツクは一般市販のものでよ
く、これにはアセチレンブラツク、ケツチエンブ
ラツク、ハーネスブラツク、サーマルブラツクな
どが例示されるが、この添加量は本願組成物に必
要とされる導電性状にしたがつて定めればよく、
これについては本発明の導電性シリコーンゴム組
成物の電気抵抗が3〜1KΩ−cmのものとされる
ことからカーボンブラツクの配合量はこれを5〜
50重量%の範囲とすればよい。 本発明の組成物に添加される加硫ずみのシリコ
ーンゴム破砕品は加硫されたシリコーンゴムを粉
砕したものであれば特にその種類は問わず、これ
は過酸化物触媒の存在下で加熱加硫されたもの、
白金系触媒の存在下での加熱付加反応によつて得
られたもの、さらには常温下に空気中の湿分で硬
化されたもののいずれであつてもよいが、好まし
くは過酸化物触媒で加硫したものの粉砕品とする
ことがよい。この加硫ずみのシリコーンゴムは通
常成形品とされているので、これは成形品製造時
における切断片であつてもよく、工業的にはこの
切断片などの回収品を使用することが有利とされ
るが、このものはその粒径が0.1〜1.0mmのものと
することがよい。 本発明の導電性シリコーンゴム組成物は目標と
する比抵抗値を得るために添加するカーボンブラ
ツクの添加量を加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品
を添加しないものよりも少なくすることができる
し、この加硫ずみのシリコーン粉砕品を添加した
本発明の導電性シリコーンゴム組成物から得られ
た成形品はその硬度をこゝに添加したシリコーン
ゴム粉砕品の硬度と添加量で大巾に調整すること
ができるという効果が与えられる。なお、この加
硫ずみのシリコーンゴム粉砕品の添加量は本発明
の導電性シリコーンゴムから得られる成形品に期
待される硬度によつて定めればよいが、通常はシ
リコーンゴム基材100重量部に対し30〜200重量部
の範囲とすればよく、この範囲内であればシリコ
ーンゴム基材の物性が著しく損なわれるというこ
とはない。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を示したものである。 実施例 1 シリコーンゴムコンパウンド・KE951U〔信越
化学工業(株)製商品名〕100部に加硫剤C―8(同社
製商品名)4.0部およびアセチレンブラツク60部
を添加し、均一に混合して導電性シリコーンゴム
基材Aを作り、これを180℃で10分間加熱して加
硫したところ、この組成物から得られたゴム弾性
成形品は比抵抗値4.0Ω―cm、硬度(JIS A)
67゜Hの物性を示した。 つぎに上記したシリコーンゴムコンパウンド、
KE951U100部に加硫剤C―8を2部配合し、加
硫して得た成形品をロールせん断粉砕機で粉砕し
て得た平均粒径が0.35mmの加硫ずみのシリコーン
ゴム粉砕品を上記したシリコーンゴム基材Aに第
1表に示した量で添加すると共に、この粉砕品の
添加量増加に伴なつてこゝに添加するアセチレン
ブラツクの添加量を第1表に示したように順次低
減させた導電性シリコーンゴム組成物を作り、こ
れを180℃で10分間、加圧加熱加硫して得たゴム
弾性体の比抵抗値と硬度および一般物性を測定し
たところ、第1表に併記したとおりの結果が得ら
れた。 なお、このアセチレンブラツク含有量と比抵抗
値との関係は第1図A曲線に示したとおりであ
り、このものの比抵抗値と硬度との相関は第2図
B曲線に示したとおりであつた。
ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フエニ
ル基などのアリール基、あるいはこれらの基の炭
素原子に結合した水素原子の一部または全部をハ
ロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチ
ル基、3,3,3―トリフルオロプロピル基、シ
アノメチル基などのような同種または異種の非置
換または置換1価炭化水素基、nが1.9〜2.05の
正数とされる、好ましくはこのRの50モル%以上
がメチル基とされるオルガノポリシロキサンから
なるものとされるが、これはその粘度が500〜
1000000cS、好ましくは1000〜500000cSのものと
すればよい。 このオルガノポリシロキサンを主剤とするシリ
コーンゴムはそれ自体すぐれた絶縁性をもつもの
であるので、これを導電性とするためにはこれに
導電性付与剤を添加する必要があり、本発明の組
成物においては導電性付与剤としてカーボンブラ
ツクを選択し、これを添加することが必須とされ
る。このカーボンブラツクは一般市販のものでよ
く、これにはアセチレンブラツク、ケツチエンブ
ラツク、ハーネスブラツク、サーマルブラツクな
どが例示されるが、この添加量は本願組成物に必
要とされる導電性状にしたがつて定めればよく、
これについては本発明の導電性シリコーンゴム組
成物の電気抵抗が3〜1KΩ−cmのものとされる
ことからカーボンブラツクの配合量はこれを5〜
50重量%の範囲とすればよい。 本発明の組成物に添加される加硫ずみのシリコ
ーンゴム破砕品は加硫されたシリコーンゴムを粉
砕したものであれば特にその種類は問わず、これ
は過酸化物触媒の存在下で加熱加硫されたもの、
白金系触媒の存在下での加熱付加反応によつて得
られたもの、さらには常温下に空気中の湿分で硬
化されたもののいずれであつてもよいが、好まし
くは過酸化物触媒で加硫したものの粉砕品とする
ことがよい。この加硫ずみのシリコーンゴムは通
常成形品とされているので、これは成形品製造時
における切断片であつてもよく、工業的にはこの
切断片などの回収品を使用することが有利とされ
るが、このものはその粒径が0.1〜1.0mmのものと
することがよい。 本発明の導電性シリコーンゴム組成物は目標と
する比抵抗値を得るために添加するカーボンブラ
ツクの添加量を加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品
を添加しないものよりも少なくすることができる
し、この加硫ずみのシリコーン粉砕品を添加した
本発明の導電性シリコーンゴム組成物から得られ
た成形品はその硬度をこゝに添加したシリコーン
ゴム粉砕品の硬度と添加量で大巾に調整すること
ができるという効果が与えられる。なお、この加
硫ずみのシリコーンゴム粉砕品の添加量は本発明
の導電性シリコーンゴムから得られる成形品に期
待される硬度によつて定めればよいが、通常はシ
リコーンゴム基材100重量部に対し30〜200重量部
の範囲とすればよく、この範囲内であればシリコ
ーンゴム基材の物性が著しく損なわれるというこ
とはない。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を示したものである。 実施例 1 シリコーンゴムコンパウンド・KE951U〔信越
化学工業(株)製商品名〕100部に加硫剤C―8(同社
製商品名)4.0部およびアセチレンブラツク60部
を添加し、均一に混合して導電性シリコーンゴム
基材Aを作り、これを180℃で10分間加熱して加
硫したところ、この組成物から得られたゴム弾性
成形品は比抵抗値4.0Ω―cm、硬度(JIS A)
67゜Hの物性を示した。 つぎに上記したシリコーンゴムコンパウンド、
KE951U100部に加硫剤C―8を2部配合し、加
硫して得た成形品をロールせん断粉砕機で粉砕し
て得た平均粒径が0.35mmの加硫ずみのシリコーン
ゴム粉砕品を上記したシリコーンゴム基材Aに第
1表に示した量で添加すると共に、この粉砕品の
添加量増加に伴なつてこゝに添加するアセチレン
ブラツクの添加量を第1表に示したように順次低
減させた導電性シリコーンゴム組成物を作り、こ
れを180℃で10分間、加圧加熱加硫して得たゴム
弾性体の比抵抗値と硬度および一般物性を測定し
たところ、第1表に併記したとおりの結果が得ら
れた。 なお、このアセチレンブラツク含有量と比抵抗
値との関係は第1図A曲線に示したとおりであ
り、このものの比抵抗値と硬度との相関は第2図
B曲線に示したとおりであつた。
【表】
比較例
実施例1における加硫ずみのシリコーンゴム粉
砕品を添加せずに、実施例1におけるシリコーン
ゴム基材Aに、硬度調整剤としてシリコーンゴム
コンパウンドKE951U(前出)100部に加硫剤C―
8(前出)2部を配合したシリコーンゴム素材B
を第2表に示した配合比で混合し、このもののア
セチレンブラツク含有率を変化させ、これらを
180℃、10分間で加圧加熱してゴム弾性体を作り、
この物性を測定したところ、第2表に併記したと
おりの結果が得られ、この場合にはシリコーンゴ
ム素材Bの添加で硬度は低下したが比抵抗率は著
しく増大し、その比抵抗値のバラツキも著しく増
大した。 なお、このもののアセチレンブラツク含有率と
比抵抗値との関係は第1図C曲線に示したとおり
であり、比抵抗値と硬度との相関は第2図D曲線
に示したとおりであつた。
砕品を添加せずに、実施例1におけるシリコーン
ゴム基材Aに、硬度調整剤としてシリコーンゴム
コンパウンドKE951U(前出)100部に加硫剤C―
8(前出)2部を配合したシリコーンゴム素材B
を第2表に示した配合比で混合し、このもののア
セチレンブラツク含有率を変化させ、これらを
180℃、10分間で加圧加熱してゴム弾性体を作り、
この物性を測定したところ、第2表に併記したと
おりの結果が得られ、この場合にはシリコーンゴ
ム素材Bの添加で硬度は低下したが比抵抗率は著
しく増大し、その比抵抗値のバラツキも著しく増
大した。 なお、このもののアセチレンブラツク含有率と
比抵抗値との関係は第1図C曲線に示したとおり
であり、比抵抗値と硬度との相関は第2図D曲線
に示したとおりであつた。
【表】
実施例 2
実施例1におけるシリコーンゴム素材Aと比較
例に使用したシリコーンゴム素材Bおよび実施例
1で使用した加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品と
を第3表に示した配合比で混合して導電性シリコ
ーンゴム組成物を作り、これらについてのアセチ
レンブラツク含有率とその成形品の比抵抗値、バ
ラツキおよび物性をしらべたところ、第3表に併
記したとおりの結果が得られ、加硫ずみのシリコ
ーンゴム粉砕品を添加したものは比抵抗値の増大
がわずかで、そのバラツキも添加配合しないもの
と同等かもしくはわずかに増加した程度であり、
硬度の変化も大きくとれることが確認された。 なお、これらのカーボンブラツク含有率と比抵
抗との相関は第3図のE曲線、F曲線に示したと
おりであり、またその比抵抗値と硬度との相関は
第2図のG曲線、H曲線に示したとおりであつ
た。
例に使用したシリコーンゴム素材Bおよび実施例
1で使用した加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品と
を第3表に示した配合比で混合して導電性シリコ
ーンゴム組成物を作り、これらについてのアセチ
レンブラツク含有率とその成形品の比抵抗値、バ
ラツキおよび物性をしらべたところ、第3表に併
記したとおりの結果が得られ、加硫ずみのシリコ
ーンゴム粉砕品を添加したものは比抵抗値の増大
がわずかで、そのバラツキも添加配合しないもの
と同等かもしくはわずかに増加した程度であり、
硬度の変化も大きくとれることが確認された。 なお、これらのカーボンブラツク含有率と比抵
抗との相関は第3図のE曲線、F曲線に示したと
おりであり、またその比抵抗値と硬度との相関は
第2図のG曲線、H曲線に示したとおりであつ
た。
【表】
第1図,第3図は導電性シリコーンゴム組成物
から得られたゴム弾性体のカーボンブラツク含有
量と比抵抗値との関係グラフ、第2図はこのゴム
弾性体の比抵抗値と硬度との関係グラフを示した
ものである。 曲線A,B,E,F,G…本発明、曲線C,D
…比較例。
から得られたゴム弾性体のカーボンブラツク含有
量と比抵抗値との関係グラフ、第2図はこのゴム
弾性体の比抵抗値と硬度との関係グラフを示した
ものである。 曲線A,B,E,F,G…本発明、曲線C,D
…比較例。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カーボンブラツクを含有するシリコーンゴム
基材に、加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品を配合
してなることを特徴とする導電性シリコーンゴム
組成物。 2 加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品が粒径0.1
〜1.0mmのものである特許請求の範囲第1項記載
の導電性シリコーンゴム組成物。 3 加硫ずみのシリコーンゴム粉砕品をカーボン
ブラツクを含有するシリコーンゴム基材100重量
部に対し、30〜200重量部配合してなる特許請求
の範囲第1項または第2項記載の導電性シリコー
ンゴム組成物。 4 シリコーンゴム基材がカーボンブラツクを5
〜50重量%含有するものである特許請求の範囲第
1項、第2項または第3項記載の導電性シリコー
ンゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23167884A JPS61108661A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 導電性シリコ−ンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23167884A JPS61108661A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 導電性シリコ−ンゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108661A JPS61108661A (ja) | 1986-05-27 |
JPS6345749B2 true JPS6345749B2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=16927268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23167884A Granted JPS61108661A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 導電性シリコ−ンゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS61108661A (ja) |
Families Citing this family (5)
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JPH0791464B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1995-10-04 | 信越化学工業株式会社 | 導電性シリコーンゴム組成物およびその硬化物 |
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JPH04304266A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-27 | Polytec Design:Kk | 可変抵抗ゴム |
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Citations (4)
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JPS53142459A (en) * | 1977-05-18 | 1978-12-12 | Hotfoil Ltd | Electrooconductive rubber |
JPS55120656A (en) * | 1979-03-09 | 1980-09-17 | Toray Silicone Co Ltd | Curable liquid organopolysiloxane composition |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP23167884A patent/JPS61108661A/ja active Granted
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JPS55120656A (en) * | 1979-03-09 | 1980-09-17 | Toray Silicone Co Ltd | Curable liquid organopolysiloxane composition |
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JPS61108661A (ja) | 1986-05-27 |
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