JPS6345593B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6345593B2
JPS6345593B2 JP14660880A JP14660880A JPS6345593B2 JP S6345593 B2 JPS6345593 B2 JP S6345593B2 JP 14660880 A JP14660880 A JP 14660880A JP 14660880 A JP14660880 A JP 14660880A JP S6345593 B2 JPS6345593 B2 JP S6345593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
foreign matter
developer
roller
photoreceptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14660880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5770572A (en
Inventor
Hiroyuki Akamatsu
Shigekazu Enoki
Hiroharu Suzuki
Hajime Koyama
Toshio Kaneko
Hidekazu Akutsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP14660880A priority Critical patent/JPS5770572A/ja
Publication of JPS5770572A publication Critical patent/JPS5770572A/ja
Publication of JPS6345593B2 publication Critical patent/JPS6345593B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、複写機の現像装置、具体的には、
乾式現像可視像転写方式を採用した複写機におけ
る現像剤中の異物を除去する装置を具備した現像
装置に関する。
感光体に静電潜像を形成して、これを乾式現像
剤で可視像化したのち、この可視像を転写紙へ転
写する形式の複写機においては、上記現像剤に紙
粉等の異物が混入するという現像が発生する。こ
の紙粉の現像剤への混入は、原紙を所定の転写紙
サイズに裁断する際に発生する紙粉が転写紙自身
に付着していたり、又、紙の種類によりパルプが
その表面から離脱し易いものがあり、これらの紙
粉が転写工程で転写紙から感光体表面に移り、ク
リーニング工程でトナーと共に回収されることに
より発生する。また、複写機が、麈埃の発生し易
い場所に設置されていると、転写紙に付着した麈
埃が感光体に転移して、これが現像剤へ混入す
る。特に、複写機にセツトされた転写紙の上面が
感光体に接触する給紙方式を採用した複写機にお
いては、紙粉以外の異物の混入が顕著となる。発
明者らの行なつた調査によると、コピー枚数
25000枚に使用した現像剤(一成分)中の異物の
成分は、 パルプ繊維 82% 木綿繊維 13% その他(金属粉、砂麈等) 5% という結果が得られた。このときの複写機の設置
場所は、特別麈埃の発生し易い場所ではなかつ
た。
このような異物が現像剤中に存在すると、繊維
質のものは互いにからまり合つて、次第に成長し
て糸球を形成する。磁気ブラシ現像方式にあつて
は、現像スリーブ上の磁気ブラシの穂の高さを整
穂ドクターで規制するのであるが、整穂部の間隙
が微小な場合、上記糸球が整穂部に詰つてしま
い、現像スリーブ上の磁気ブラシの穂割れが生じ
る。換言するとスリーブ上に現像剤が存在しない
部分が生じて、感光体へ現像剤を供給できなくな
つてしまう。その結果、得られたコピーには、白
い筋状に、画像の抜けが発生し、コピー品質を損
なうことになる。
また、上記整穂部の間隙がやや大きくて、異物
の詰りが発生しない場合でも、異物の成分が多く
なると、画像濃度が低下したり、異物が現像工程
で感光体へ付着して画像抜けが生じる等の異常画
像の発生となる。
特に、現像工程で感光体へ供給された現像剤
を、クリーニング工程で回収して、再び現像のた
めに使用する形式の複写機にあつては、画像品質
の維持及び現像剤の寿命を延ばす上で、現像剤中
の異物を除去する必要がある。
従来は、異物除去のために、現像剤保持ローラ
と間隙をおいてドクター部材を設けていた。しか
しながら、前記したように、上記間隙を大きくす
ると小さな異物が除去できず、間隙が小さいと異
物が閊えるという欠点がある。また、ドクター部
材を磁気ブラシの移動軌跡中に位置させると、異
物と共に現像剤も除去されてしまい、クリーニン
グ工程で回収した現像剤を再使用する形式の複写
機にあつては、異物と共に除去された現像剤は再
使用できず、無駄な現像剤を消費してしまう結果
となる。
本発明は、上記種々の問題点を解決すべくなさ
れたものであつて、現像剤に混入した異物を何の
副作用もなく除去できる、複写機の現像装置を提
供することを目的とする。
かかる本発明の目的は、感光体に形成された静
電潜像を可視像化して、この可視像を転写する形
式の複写機において、周面に磁気ブラシを形成し
て回転する現像剤保持ローラと、この保持ローラ
により搬送される現像剤の搬送量を規制するドク
ター部材と、上記現像剤の搬送方向において、感
光体とドクター部材との間における上記保持ロー
ラ周面に近接して配置されていて、ブラシの穂先
を磁気ブラシの移動軌跡中に位置させて、磁気ブ
ラシを梳くことにより磁気ブラシ中の異物を梳き
取る異物除去ブラシを具備したことを特徴とする
現像装置によつて達成され、更に具体的には異物
除去ブラシの穂先がループ状を成していると、よ
り効果的である。また、上記現像剤保持ローラ
が、固定された複数の永久磁石と、これら永久磁
石を囲繞した回転スリーブとからなつていて、上
記異物除去ブラシが、現像剤の搬送方向におい
て、感光体とドクター部材との間に配置された上
記永久磁石の中の1つの磁石の磁極中心に略対向
させて配置されていると、磁気ブラシの密度の低
い部分で異物を梳き取ることにより、異物だけを
捕捉できるという効果がある。
更に、上記異物除去ブラシをローラ状に形成し
て、これを間欠的に回転させると共に、当該ブラ
シが梳き取つて捕捉した異物をフリツカー部材で
除去するようにすると、上記除去ブラシの性能を
長期に亘り保持することができる。
そして、本発明によれば、現像剤保持ローラの
磁気ブラシの中に異物除去ブラシのブラシを位置
させたので、現像剤を掻き落すことなく、紙粉等
の異物を捕捉できるので、整穂ドクター部分にお
ける異物の詰りや、現像剤中の異物が感光体へ転
移して画像を損なう等の不具合を解消できる。換
言すると、異物を除去することによつて、現像剤
の特性を常に一定に保つことができる。
更に、本発明の詳細な特徴によれば、上記ブラ
シローラのブラシの穂先(先端部)をループ状に
形成すると、異物、特に繊維質の異物の除去に顕
著な効果がある。
以下、図示の一実施例によつて本発明を詳細に
説明する。
第1図は、一成分現像剤(以下「トナー」と称
す)を用いる2回転1コピー方式の複写機の現像
兼クリーニング装置を示している。第1図におい
て、符号1は、周面に光導電層を形成された感光
体ドラムを示していて、時計方向に回転する。現
像兼クリーニング装置2は、ケーシング3と、こ
れの内部に設けられたクリーニングフアーブラシ
4と、現像剤保持ローラとしての現像ローラ5
と、異物除去装置6と、トナーカートリツジ7と
からなつている。
上記クリーニングフアーブラシ4は、軸8に着
脱自在且つ回転的には一体に挿嵌されている。軸
8は、ケーシング3に回転自在に支架された支軸
9に基端を固着された一対の支持腕(一方のみ示
す)10の先端に回転自在に支持されている。ま
た、上記軸8は、図示されない駆動源に連結され
ていて、感光体ドラム1の周速の約3倍の周速で
反時計方向へ回転させられている。上記支軸9
は、図示されないカム或いはソレノイド等の駆動
機構に連結されていて、支持腕10を介して、上
記クリーニングフアーブラシ4を感光体ドラム1
表面に接触させたり、これから離間させたりす
る。すなわち、感光体ドラム1がクリーニング工
程に進んだとき、該ドラム表面にクリーニングフ
アーブラシ4が接触して、ドラム表面に残留した
トナーをほぐす作用を行なう。
上記現像ローラ5は、反時計方向に回転駆動さ
れる非磁性体からなるスリーブ11と、これの内
部にあつて、固定して配置された磁石N1〜N3
S1〜S3とからなつている。上記スリーブ11は、
感光体ドラム1と約0.3mmの間隙をおいて設けら
れている。スリーブ11の外周、磁石S2の近傍に
は、ケーシング3の内面に固着された整穂ドクタ
ー12が設けられている。この整穂ドクター12
は、上記スリーブ11との間に微小(約0.2mm)
な間隙をおいて配置されていて、スリーブがその
周面に形成する磁気ブラシの穂高(トナー供給
量)を規制するものである。従つて、スリーブ1
1は、その回転方向において整穂ドクター12の
下流側の周面には、常に一定のトナーTを保持し
ていることになる。そして、感光体ドラム1が静
電潜像を有している、所謂現像工程には、上記ト
ナーTが潜像を可視像化し、この可視像の転写が
終了した後のクリーニング工程には、このスリー
ブ上のトナーが、感光体表面に残留するトナーを
磁気的に吸引してケーシング内へ取り込む。
上記トナーTは、トナーカートリツジ7から供
給される。カートリツジ7は、ケーシング3の一
側部3aとホルダー13とによつて、そのトナー
供給口7aを現像ローラ5の方へ向けて保持され
ている。ホルダー13は軸13aによつて、ケー
シング3の両側板3b(一方のみ示す)に回動自
在に取り付けられていて、カートリツジ7の着脱
時には、軸13aを中心に時計方向へ回動させら
れる。第1図に示すようにセツトされたカートリ
ツジ7に収容されているトナーは、供給口7aか
ら流出して斜設されたトナーガイド部14上へ供
給される。このトナーガイド部14と上記ホルダ
ー13との間及びケーシングの一側3aとカート
リツジ7との間には、それぞれトナー飛散防止用
のシール材15,16が設けられている。
上記異物除去装置6は、第1図に示す実施例の
場合、ブラシローラ17と、フリツカー部材18
と、異物受け19と、これらを支持する支持体2
0および第2図に示す間欠駆動機構21とからな
つている。
上記ブラシローラ17は、現像ローラの磁石S3
の近傍であつて、スリーブ11と微小な間隙(0
〜5mm、好ましくは0.2〜1mm)をおいて配置さ
れている。このブラシローラ17は、支持体20
のブラケツト20aに回転自在に支架された非磁
性体の軸22に一体的に接着されている。このブ
ラシローラ17は、天然の獣毛又は合成樹脂によ
り形成されたブラシ17aと、この基部を固植し
た支持筒17bとからなつていて、この支持筒1
7bが上記軸22に固着される。図示の実施例の
場合、上記ブラシ17aは、合成樹脂によつて形
成されていて、その先端部(穂先)は、ループ状
に折り曲げられている。このブラシ17aの先端
と上記スリーブ11との間隙は、上述した通りで
あるが、このとき、ブラシ17aは、スリーブ表
面の磁気ブラシ中に位置させられている。上記ル
ープの大きさは、直径0.3〜5mm(好ましくは0.5
〜1mm)位がよい。
上記フリツカー部材18は、上記ブラシローラ
17と略同じ長さを有する板材であつて、基側縁
を支持体20にネジ23で固定されていて、自由
側縁18aを上記ブラシ17aに喰い込ませて位
置させられている。上記異物受け19は、上方を
開放された樋状の容器であつて、上記ブラシロー
ラ17およびフリツカー部材18を囲繞してい
て、支持体20に対してねじ24で着脱自在に取
り付けられている。また、上記支持体20は、ネ
ジ25によつて、ケーシング3の底部3cに着脱
可能に固定されている。
上記軸22の一端には、第2図に示すように、
一方向クラツチ26を介してレバー27が取り付
けられている。この一方向クラツチ26は、レバ
ー27が反時計方向へ回動するときにのみ、この
レバーの回動を軸22に伝達するように作用す
る。このレバー27には、ばね28の一端が係止
されていて、該レバーに反時計方向への回動習性
を与えている。上記ばね28の他端は、適所に固
植されたピン29に係止されている。
一方、前記クリーニングフアーブラシ4の支軸
9の端部には、解除レバー30が一体的に固定さ
れている。解除レバー30の一端30aには、ば
ね31が係止されていて、該レバーを反時計方向
へ回動する習性を与えている。ばね31の他端は
ピン32に係止されている。このばね31は、解
除レバー30、支軸9、支持腕10を介して、ク
リーニングフアーブラシ4を感光体ドラム1へ接
触させる向きに付勢する。上記フアーブラシの喰
い込み量は、解除レバー30がストツパピン33
に衝合することにより一定に保たれる。
上記解除レバー30の他端30bには、作動部
材34が衝合している。この作動部材34は、図
示しないカム又はソレノイドに連結されていて、
クリーニング工程時には実線で示す位置にあつ
て、他の工程時には鎖線で示す位置へ移動して、
解除レバー30を回動させて、前記クリーニング
フアーブラシ4を感光体ドラム表面から離間させ
る。
上記解除レバー30とレバー27との間には、
支持軸35に枢着された中間レバー36が配設さ
れている。中間レバー36には、軸37に回転自
在に支持されたカムフオロワ38が設けられてい
て、このカムフオロワ38は上記解除レバー30
の一端30aの下側縁に係合している。また、中
間レバー36の先端部には、ピン39が固植され
ている。このピン39には、上記レバー27が係
合している。よつて、中間レバー36は、ばね2
8で付勢されたレバー27によつて、時計方向へ
の回動習性を与えられている。
そして、作動部材34が鎖線位置へ移動する
と、解除レバー30が時計方向に回動して、中間
レバー36を反時計方向に回動させ、更には、レ
バー27を時計方向へ押し動かす。このとき、ク
リーニングフアーブラシ4は感光体ドラム1の表
面から離間する。上記レバー27が回動すると
き、一方向クラツチ26は、該レバー27の回動
を軸22には伝達しないので、ブラシローラ17
は、フリツカー部材18による制動作用または図
示しないブレーキの作用により回転しない。次い
で、鎖線位置にあつた作動部材34が実線位置へ
下降すると、解除レバー30がばね32の弾力で
反時計方向へ回動し、クリーニングフアーブラシ
4を感光体ドラムへ接触させる。一方、解除レバ
ー30の回動に連れて、レバー27がばね28の
弾力で反時計方向へ、中間レバー36を押動しつ
つ回動する。このときのレバー27の回動は、一
方向クラツチ26によつて軸22へ伝達されるの
で、ブラシローラ17が、レバー27の揺動角
(例えば10゜)だけ反時計方向へ回動させられる。
このブラシローラ17を所定角度回動させる力
は、ばね28により与えられるのであるが、この
ばね28には、ブラシローラ17に作用する制動
力に打ち勝つだけの力が与えられている。
以上のように構成された本発明装置の作用を説
明すると、感光体ドラム1は、時計方向に回転し
つつ、図示されない帯電部でその感光体を帯電さ
れ、次に、図示しない光学系により原稿の画像を
露光されて、静電潜像を形成される。このとき、
クリーニングフアーブラシ4は、作動部材34が
鎖線位置に置かれることにより、感光体ドラム1
の表面から離間している。上記静電潜像は、現像
ローラ5の、磁気ブラシを形成しているトナーで
可視像化される。この可視像は、図示されない転
写部で転写シートへ転写される。この転写シート
は、定着部へ搬送されて、適宜の手段で可視像を
定着したのち機外へコピーとして排出される。
一方、転写工程を終えた感光体ドラム1は、転
写残りのトナーを保持したまま、除電部へ進む。
このとき、感光体ドラム1は略1回転したことに
なり、引き続き回転して、クリーニング工程のた
めの2回転目に入る。このとき、作動部材34が
作動して、クリーニングフアーブラシ4を感光体
ドラム表面へ接触させる。クリーニング工程で
は、先ず除電部で交流コロナ放電やランプ等で感
光体及びトナーを除電し、次いでクリーニングフ
アーブラシ4により残留トナーが摺擦されてほぐ
される。この残留トナーは、現像ローラ5の磁石
N1の磁気的吸引力により、感光体ドラム表面か
らスリーブ11の表面へ転移させられる。スリー
ブ表面に移つたトナーは、該スリーブの回転と各
磁石による磁力によつて、反時計方向へ搬送され
つつ、ブラシローラ17の部分へ至る。磁気ブラ
シがブラシローラ部を通過するとき、この中に紙
粉等の異物があつた場合、この異物がブラシロー
ラ17のブラシ17aで梳き取られ捕捉される。
一方、磁気ブラシを形成しているトナーは、磁石
S3の磁力による吸引力によつて、上記ブラシ17
aにせき止められることなく、ブラシ17aの間
隙をぬつて反時計方向へ移動する。
感光体ドラム1の2回転目が終了すると、作動
部材34が鎖線位置へ移動し、中間レバー36と
レバー27をそれぞれ鎖線位置へ押動する。そし
て、次の複写プロセスのクリーニング工程におい
て、上記作動部材34が鎖線位置から実線位置へ
移動すると、解除レバー30が反時計方向へ回動
して中間レバー36が時計方向へ回動し、レバー
27がばね28の弾力により反時計方向へ回動す
る。このレバー27の回動は、一方向クラツチ2
6を介して、軸22を同方向へ回動させることに
なる。よつて、ブラシローラ17が反時計方向へ
所定角回動する。このとき、ブラシ17aは、フ
リツカー部材18によつて、扱かれることにな
り、若し異物があるとこれをはたき落される。は
たき落された異物は、異物受け19に落下し底部
に溜まる。この異物受け19は、ねじ24を緩め
ることにより支持体20から取り外され、溜まつ
た異物を廃棄されて再び装着される。
以上のように、本発明の異物除去装置は、磁気
ブラシの移動軌跡中にブラシローラを位置させ
て、現像剤中の異物だけを除去するので、感光体
表面から回収されたトナーは、そのまま、次の複
写プロセスに使用可能であり、カートリツジで供
給されたトナーを無駄なく使うことができる。
また、図示の実施例においては、ブラシローラ
を間欠的に回転させる手段として、クリーニング
フアーブラシを揺動させる機構を駆動源とした
が、独立した駆動源、例えばソレノイド(図示せ
ず)でレバー27を間欠的に揺動させるようにし
てもよい。
ブラシローラを間欠的に回転させることによる
効果を今少し詳しく説明する。ブラシローラが常
時回転していると、このブラシが現像ローラ5の
磁気ブラシ中の異物を捕捉するだけでなく、トナ
ーをも弾き飛ばして、異物受け19に多量のトナ
ーが溜まつてしまうことになり、トナーの再使用
ができない。また、トナーの飛散が激しいと、ス
リーブ11と異物受け19との間隙Aから飛び出
したトナーが感光体ドラム表面に付着して、画像
を汚す原因となる。かかるトナー飛散を防ぐに
は、ブラシローラ17を比較的低速で回転させれ
ばよいのであるが、駆動系の減速機構が複雑にな
り、装置が大嵩化する。特に、高速化された複写
機においては、かかる問題が顕著である。
従つて、図示の実施例の如く、ブラシローラに
働く制動力に打ち克つ程度の復帰力を有するばね
28を用いて、ゆつくりと間欠回転させると、上
記のトナー飛散や減速機構の問題が解消される。
次に、ブラシローラ17のブラシ17aの形状
について詳しく説明する。ブラシとしては、直状
の単繊維でも磁気ブラシ中の異物を捕捉できる
が、穂先をループ状に形成すると、繊維質の異物
の捕捉効果が格段に向上する。これは、ループ状
の穂先が、磁気ブラシ中の繊維質の異物をからげ
取るという作用があるからである。
穂先をループ状にしたブラシローラの形成法と
しては、マジツクフアスナーとして市販されてい
るテレンプ織物をローラ周面に巻装固定する方法
がある。
実施例 ブラシローラ:外 径 12.8mm :ブラシ 日本ベルクロ社製 210D―7フイラメント(雌) :回転角 10度 現像ローラ :外 径 36.8mm :回転数 240rpm :スリーブ上の穂の高さ(S3
部) 約1mm ブラシ穂先とスリーブとの間隙 0.25mm ブラシに対するフリツカー部材の喰込量 0.8
mm 以上の仕様で25000枚のコピーを得たところ、 ブラシローラによる異物回収量 20mg トナー中の未回収異物量 2mg という結果となり、大きな効果が挙がつたと共
に、得られたコピーの画像には何らの異常も認め
られなかつた。
第1図に示した実施例においては、異物除去ブ
ラシをローラ状に形成すると共に、該ブラシを間
欠回転させて、該ブラシが梳き取つた異物をフリ
ツカー部材で除去したが、本発明はフリツカー部
材を具備しない構成の装置をも含んでいる。
第3図は、本発明の別の実施例を示していて、
第1図で説明した部材については同一符号を付し
てある。同図においてスリーブ11は反時計方向
に回転し、複数の永久磁石は時計方向に回転す
る。よつて、磁気ブラシを形成したトナーは、ス
リーブ上を反時計方向へ搬送される。異物除去ブ
ラシ170は、この実施例の場合、ループ状のブ
ラシ170aと、これを固植した基板170bと
からなつている。該ブラシ170は、スリーブ1
1の長さより僅かに長いか等しい長さを有してい
る。上記ブラシ170aの、ループの直径を1
mm、スリーブ11とループ先端との距離を0.5mm、
基板170bの巾を8mmとして連続1万枚のコピ
ーテストを行なつたところ、整穂ドクター12部
分における異物による閉塞は発生しなかつた。か
かる構成の異物除去ブラシを取り付けないで同様
のテストを行なつたところコピーが1千枚を越る
とドクター閉塞が発生した。
次に、第4図は、本発明の更に他の実施例を示
していて、この例の場合、永久磁石は固定されて
いて、スリーブ11は磁石の周りに、感光体ドラ
ム1の約3倍の早さで反時計方向へ回転する。異
物除去ブラシ170は、第3図に示すものと同一
構成のものを用いているが、その設置位置に特徴
がある。
移動する磁気ブラシ中にループ状ブラシを位置
させる場合、トナーの移動を妨げないためには、
磁気ブラシのトナー密度が低いところが望まし
い。そこで、第4図の実施例にあつては、感光体
ドラム1とドクター12との間の磁石S3の磁極に
対向させてブラシ170を配置した。スリーブ上
の磁気ブラシは、磁石と磁石との間で密になり、
磁極の上で最も疎になる。トナー密度が高い極間
に異物除去ブラシを配置すると、多量の繊維状異
物が一挙に混入して来た場合、該ブラシが異物だ
けを梳き取ることができず、トナーそのものをも
阻止してしまうことになる。従つて、トナー密度
が低い磁極上に上記ブラシを配置すると、トナー
の移動を妨げることなく異物を梳き取ることがで
きる。
第3図に示す実施例においては、異物と共に若
干量のトナーを、異物除去ブラシが梳き取つた
が、第4図に示す実施例においては、超微量のト
ナーが梳き取られたにすぎなかつた。
そして、第3図及び第4図に示す異物除去ブラ
シ170は、何れも現像装置のケーシング(図示
せず)に着脱自在に取り着けられていて、定期的
にブラシが捕捉した異物を取り除かれる。
次に、第5図は、本発明の更に別の実施例を示
していて、ブラシローラ17と磁極との互いの配
置関係に特徴がある。第6図は、スリーブの回転
中心と磁石S3の磁極中心とを結ぶ線からブラシロ
ーラ17の中心がずれるにつれて、スリーブとブ
ラシとの間に滞るトナーの量Taが増加していく
ことを示すグラフである。滞溜トナー量Taは、
100mg/cm以下であれば実用上問題ない。従つて、
第6図から理解できるように、磁極とブラシの中
心とのなす角度θ(第5図参照)は、略6゜以下が
望ましい。ブラシローラの外径を12.8mmとし、磁
石S3の巾を8mmとし、角度θを0゜に設定して連続
コピーテストを行なつたところ、1万枚に至るも
ドクター閉塞は生じなかつた。異物除去ブラシを
取り除いて同様のテストを行なつたところ、約5
百枚でドクター閉塞が発生した。なお、第5図に
示すブラシローラ17に代えて、第3図、第4図
に示す異物除去ブラシを用いる場合にも、第6図
に示す角度θの問題は同様である。
以上説明した実施例は、一成分系現像剤を用い
且つクリーニング兼現像装置に本発明を適用した
ものであるが、本発明は、トナーとキヤリアから
なる2成分現像剤を用いる装置であつてもよく、
クリーニングと現像がそれぞれ独立した装置で行
なわれるものであつてもよい。更に、現像剤保持
ローラにバイアス電圧を印加する形式の装置であ
つても本発明を適用できること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正断面図、第
2図は間欠駆動機構の一例を示す正面図、第3図
乃至第5図は本発明のそれぞれ異なる実施例を示
す要部正断面図、第6図は、磁極と異物除去ブラ
シとの位置関係による滞溜トナー量を示すグラフ
の図である。 5……現像ローラ、17……ブラシローラ、1
7a……ブラシ、18……フリツカー部材、19
……異物受け、170……異物除去ブラシ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光体に形成された静電潜像を可視像化し
    て、この可視像を転写する形式の複写機におい
    て、周面に磁気ブラシを形成して回転する現像剤
    保持ローラと、この保持ローラにより搬送される
    現像剤の搬送量を規制するドクター部材と、上記
    現像剤の搬送方向において、感光体とドクター部
    材との間における上記保持ローラ周面に近接して
    配置されていて、ブラシの穂先を磁気ブラシの移
    動軌跡中に位置させて、磁気ブラシを梳くことに
    より磁気ブラシ中の異物を梳き取る異物除去ブラ
    シを具備したことを特徴とする現像装置。 2 異物除去ブラシの穂先がループ状を成してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    複写機の現像装置。 3 異物除去ブラシがローラ状に形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の複写機の現像装置。 4 現像剤保持ローラが、固定された複数の永久
    磁石と、これら永久磁石を囲繞した回転スリーブ
    とからなつていて、上記異物除去ブラシが、現像
    剤の搬送方向において、感光体とドクター部材と
    の間に配置された上記永久磁石の中の1の磁石の
    磁極中心に略対向させて配置されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のうち
    何れか1つに記載された複写機の現像装置。 5 感光体に形成された静電潜像を可視像化し
    て、この可視像を転写する形式の複写機におい
    て、周面に磁気ブラシを形成して回転する現像剤
    保持ローラと、この保持ローラにより搬送される
    現像剤の搬送量を規制するドクター部材と、上記
    現像剤の搬送方向において、感光体とドクター部
    材との間における上記保持ローラ周面に近接して
    配置されていて、ブラシの穂先を磁気ブラシの移
    動軌跡中に位置させて、磁気ブラシを梳くことに
    より磁気ブラシ中の異物を梳き取るローラ状の異
    物除去ブラシと、この異物除去ブラシを間欠的に
    回転させる間欠駆動機構と、上記異物除去ブラシ
    に当接して、当該ブラシが梳き取り捕捉した異物
    を除去するフリツカー部材とを具備したことを特
    徴とする現像装置。 6 上記異物除去ブラシの穂先がループ状を成し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第5項記
    載の複写機の現像装置。 7 現像剤保持ローラが、固定された複数の永久
    磁石と、これら永久磁石を囲繞した回転スリーブ
    とからなつていて、上記異物除去ブラシが、現像
    剤の搬送方向において、感光体とドクター部材と
    の間に配置された上記永久磁石の中の1つの磁石
    の磁極中心に略対向させて配置されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項または第6項記
    載の複写機の現像装置。
JP14660880A 1980-10-20 1980-10-20 Developing device for copying machine Granted JPS5770572A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14660880A JPS5770572A (en) 1980-10-20 1980-10-20 Developing device for copying machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14660880A JPS5770572A (en) 1980-10-20 1980-10-20 Developing device for copying machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5770572A JPS5770572A (en) 1982-05-01
JPS6345593B2 true JPS6345593B2 (ja) 1988-09-09

Family

ID=15411570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14660880A Granted JPS5770572A (en) 1980-10-20 1980-10-20 Developing device for copying machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5770572A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927555U (ja) * 1982-08-11 1984-02-21 京セラ株式会社 現像装置
JPS603677A (ja) * 1983-06-22 1985-01-10 Fuji Xerox Co Ltd 磁気ブラシ型現像・クリ−ニング兼用装置
US4639115A (en) * 1985-04-01 1987-01-27 Xerox Corporation Development apparatus with paper debris remover
JPH09288426A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Toshiba Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5770572A (en) 1982-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58215678A (ja) 画像形成装置
JPS6345593B2 (ja)
JP2619424B2 (ja) クリーニング装置
JP2007197215A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JPH01147580A (ja) クリーニング装置
JPH028308B2 (ja)
JPH10161489A (ja) 画像形成装置
JP2877370B2 (ja) 画像形成装置
JP2892420B2 (ja) クリーニング装置
JP3458091B2 (ja) 画像形成装置のためのクリーニングユニット
JPH1195551A (ja) 画像形成装置
JP3337882B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JPH04343383A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JPS6139080A (ja) 画像形成装置におけるクリ−ニング機構
JPS6328435Y2 (ja)
JPH02143287A (ja) クリーニング装置
JPS6230271A (ja) 現像装置
JPH03257479A (ja) 画像形成装置
JP2004198979A (ja) 転写シート分離機構,像担持体のクリーニング装置
JP2524637Y2 (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JPH01284888A (ja) 電子写真装置
JPS60151686A (ja) プレ−ド式クリ−ニング装置
JPH02309384A (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JP2004020690A (ja) 画像形成装置
JP2003066695A (ja) 画像形成装置