JPS6345390B2 - - Google Patents

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JPS6345390B2
JPS6345390B2 JP55005291A JP529180A JPS6345390B2 JP S6345390 B2 JPS6345390 B2 JP S6345390B2 JP 55005291 A JP55005291 A JP 55005291A JP 529180 A JP529180 A JP 529180A JP S6345390 B2 JPS6345390 B2 JP S6345390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
cyclic ester
general formula
lower alkyl
ethyl
Prior art date
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Expired
Application number
JP55005291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56103178A (en
Inventor
Noriaki Kihara
Tatsukazu Ishida
Yoshiro Furuya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP529180A priority Critical patent/JPS56103178A/ja
Publication of JPS56103178A publication Critical patent/JPS56103178A/ja
Publication of JPS6345390B2 publication Critical patent/JPS6345390B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、医薬品の中間体として有用なピリミ
ジノアミノメチレンマロン酸環状エステル(ピリ
ミジニルアミノメチレンマロン酸環状エステル)
及びその製法に関する。 一般式 (a) [式(a)中、R1は低級アルキル基を表わし、R4
は炭素数1ないし10の炭化水素基を表わす。]で
表わされるピリドピリミジン誘導体が医薬品とし
て有用であることはすでに知られている。上記化
合物を製造する方法に関しては、すでにいくつか
の提案があるが、その多くは、ピリドピリミジン
環骨格の形成後に付加的な反応工程を必要とする
多段法であつた。 これら従来技術に対し、本発明者らは鋭意検討
の結果、一段階で上記化合物に交換し得る新規な
中間体を見出すに至つた。 すなわち本発明によれば、 一般式[] (式[]中、R1は前記と同じ。R2、R3は低
級アルキル基)で表わされるピリミジニルアミノ
メチレンマロン酸環状エステルが提供される。上
式において、R1、R2、R3はメチル、エチル、イ
ソプロピルなどの基である。R1としてはとくに
エチル基のものが好適である。また
【式】基において、R4はメチル、エチ ル、イソプロピル、n―プロピル、n―ヘキシ
ル、ベンジルキシリルなどの基である。上式で示
されるピリミジニルアミノメチレンマロン酸環状
エステルの具体例を次に示す。 N―エチル―N―[2―(4―メチル―1―ピ
ペラジニル)―4―ピリミジニル]アミノメチレ
ンマロン酸イソプロピリデン、 N―エチル―N―[2―(4―エチル―1―ピ
ペラジニル)―4―ピリミジニル]アミノメチレ
ンマロン酸イソプロピリデン、 N―エチル―N―[2―(4―ベンジル―1―
ピペラジニル―4―ピリミジニル]アミノメチレ
ンマロン酸イソプロピリデン このようなピリミジニルアミノメチレンマロン
酸環状エステルは、ポリリン酸の存在下で加熱反
応させることにより、ケトンR2R3C=0の脱離を
伴つて容易に前述のピリドピリミジン誘導体に交
換させることができる。この方法の詳細について
は、すでに特願昭55−925号(特開昭56−99480
号)において提案した。 すなわち、上記明細書に記載されているよう
に、本発明に係る次式[]で表わされるピリミ
ジニルアミノメチレンマロン酸環状エステル; (ただし、式[]中、R1、R2、R3は、それ
ぞれ低級アルキル基を表わし、R4は炭素数1〜
10の炭化水素基を表わす。]を、ポリリン酸の存
在下に反応させることにより、次式(a)で表わされ
る医薬品として有用性の高いピリドピリミジン誘
導体を製造することができる。 ただし、上記式(a)において、R1は、低級アル
キル基を表わし、R4は炭素数1〜10の炭化水素
基を表わす)である。 上記の本発明に係るピリミジニルアミノメチレ
ンマロン酸環状エステルおよび上記式(a)で表わさ
れるピリドピリミジン誘導体における
【式】基の具体的な例としては、R4 は、たとえば、CH3―、C2H5―、n―C3H7―、
【式】C6H5―およびC6H5CH2―のような 炭素数1ないし10の炭化水素基である基を挙げる
ことができる。 また、上記式(a)においてR1は、低級アルキル
基、好ましくは炭素数1ないし3のアルキル基、
特に好ましくはエチル基である。 本発明に係る前記一般式[]で表わされるピ
リミジニルアミノメチレンマロン酸環状エステル
から、上記式(a)で表わされるピリドピリミジン誘
導体を得る反応は、三リン酸、四リン酸、五リン
酸および六リン酸のようなポリリン酸の存在下に
行なわれる。上記ポリリン酸は単独で、あるいは
組せて使用することができる。ポリリン酸の使用
量は、本発明に係る前記一般式[]で表わされ
るピリミジニルアミノメチレンマロン酸環状エス
テル100重量部に対して0.5〜20重量部、特に1〜
10重量部の割合で使用するのが好ましい。 また反応温度は、150〜250℃、特に180〜220℃
の範囲が好適である。反応時間は1分〜30分が適
当である。 上記一般式[]で表わされるピリミジニルア
ミノメチレンマロン酸環状エステルは、たとえ
ば、 一般式[] (式[]中、R1、R4は前記と同じ)で表わ
されるアミノピリミジン化合物と、 一般式[] (式[]中、R2、R3は前記と同じ、R5は低
級アルキル基)で表わされるアルコキシメチレン
マロン酸環状エステルを反応させることによつて
容易に得ることができる。この反応は、好ましく
は適当な溶媒、たとえばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン、塩化メチレン、クロロホルム、トルエ
ンなどを用い、好ましくは20ないし60℃の温度で
2ないし24時間両原料を混合することによつて得
られる。 次に実施例により説明する。 実施例 50ml側管付フラスコに2―(4―ベンジル―1
―ピペラジニル)―4―エチルアミノピリミジン
1.57gおよびメトキシメチレンマロン酸イソプロ
ピリデン0.84gを入れ、真空ポンプで脱気後、窒
素を導入した。THF 10mlを加えて、室温で20時
間攪拌した。反応混合物からTHFを50℃、減圧
下で除去した。室温で放置しておくと橙色結晶が
析出してきた。エチルエーテル20mlを加え、その
結晶を細く砕き別した。エチルエーテルで洗浄
後、室温で減圧乾燥すると1.70gのN―エチル―
N―[2―(4―ベンジル―1―ピペラジニル)
ピリミジニル]アミノメチレンマロン酸イソプロ
ピリデンが得られた(収率71.4%)。 機器分析 元素分析:C24H29N5O4に対する。 計算値C 63.84;H 6.47;N 15.51 実測値C 63.57;H 6.42;N 15.49 赤外スペクトル(KBr錠剤法;cm-1) 1740(νC=O)、1700(νC=O)、1580、1530、
1190、785(δCHin double bond) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ppm)
【表】 融点(トルエン―エーテルより再結晶)101〜
103℃ 参考例 1 上記実施例で得られたN―エチル―N―[2
(4―ベンジル―1―ピペラジニル)ピリミジニ
ル]アミノメチレンマロン酸イソプロピリデン
0.68gとポリリン酸5.0gとを30mlの二ツ口フラ
スコに入れ窒素気流下、190〜200℃の油浴を用い
て5分間加熱して反応させた。 冷却後、得られた暗褐色の反応混合物に10%
NaOH水溶液45mlを加え、アルカリ性にした。 次いで、塩化メチレン50mlでそのアルカリ溶液
を2度振盪洗浄した。アルカリ層を6N―HClに
てPH値を9.5に調整し、次いで酢酸を用いてPH値
を6.0に調整することにより白色固体が析出した。 この白色固体を別し、水およびメタノールで
洗浄後、減圧下で乾燥して0.12gの2―(4―ベ
ンジル―1―ピペラジニル)―8―エチル―5,
8―ジヒドロ―5―オキソピリド[2,3―d]
ピリミジン―6―カルボン酸を得た。 融点;203〜205℃(ジメチルホルムアミドより
再結晶)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R1、R2、R3は、それぞれ低級アルキ
    ル基を表わし、R4は炭素数1ないし10の炭化水
    素基を表わす]で表わされるピリミジノアミノメ
    チレンマロン酸環状エステル。 2 該式においてR1がエチル基である特許請求
    の範囲1記載の環状エステル。 3 一般式 [式中、R1は低級アルキル基を表わし、R4
    炭素数1ないし10の炭化水素基を表わす。]で示
    されるアミノピリミジン化合物と、 一般式 (R2、R3、R5はそれぞれ低級アルキル基)で
    表わされるアルコキシメチレンマロン酸環状エス
    テルを反応させることを特徴とする 一般式 (式中、R1、R2、R3、R4は前記と同じ)で表
    わされるピリミジノアミノメチレンマロン酸環状
    エステルの製法。
JP529180A 1980-01-22 1980-01-22 Pyrimidinoaminomethylenemalonic cyclic ester and its preparation Granted JPS56103178A (en)

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Publication Number Publication Date
JPS56103178A JPS56103178A (en) 1981-08-18
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JPS56103178A (en) 1981-08-18

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