JPS6344976A

JPS6344976A - 籾摺機の残留穀粒処理装置

Info

Publication number: JPS6344976A
Application number: JP19298187A
Authority: JP
Inventors: 勉一色; 酒井　昌; 山本　道弘
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1987-07-31
Filing date: 1987-07-31
Publication date: 1988-02-25
Also published as: JPH0317537B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾米・玄米の混合米を選別する籾摺機に関す
るものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点コ籾摺装
置と、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒
とを前後に並設し、この回転選別筒の排出部を籾摺装置
側に位置させている籾摺機がある。そして、このような
籾摺機で、回転選別筒の排出側端部へ移送されてきた穀
粒の籾摺装置への還元を合理化した従来技術に、実開昭
５７−１２２７９号公報がある。

このような回転選別筒の排出側端部に移送されてきた選
別後の穀粒を、回転選別筒の排出側端部に一体的に連結
されている汲上げ円筒で籾摺装置へ還元する回転式の穀
粒選別装置において、この発明は選別作業終了間際にお
ける残留穀粒の処理を迅速化しようとするものである。

［問題を解決するための手段］この発明は、上述のような問題点を解決しようとするも
のであって、つぎのような技術手段を講じた。

即ち、籾摺装置Ａと、排出部が籾摺装置Ａ側に位置して
いて、内周面に多数の壺穴１０ａの構成されている回転
選別筒１０とを備えた籾摺機であって、回転選別筒１０
内に、回転選別筒１ｏの供給側から排出側へ至る間に前
記壺穴１０ａで掬い」二げられて玄米受樋」１で受けら
れた玄米を前記籾摺装置Ａ側に搬送する搬送体２８を受
け、回転選別筒１ｏの排出側の籾米を籾摺装置Ａ側へ還
元することのできる案内樋Ｂの始端側を機体側面視にお
いて前記搬送体２８の終端部上方に位置させて、回転選
別筒１０の排出側に設けた翼１６で汲み上げられた籾米
を案内樋Ｂの始端部へ汲み」二げ可能に構成し、案内＠
Ｂには籾摺装置Ａに流れる状態としたり、あるいは、籾
摺装置Ａからの摺落米を受ける摺落米受樋４へ流れる状
態とに切り換えることのできる切換弁２ｏを設けてなる
籾摺機の残留穀粒処理装置の構成としたものである。

［発明の作用効果コこの発明は、このような技術的手段によって、次ぎのよ
うな技術的効果を奏する。即ち、回転選別筒１０内に供
給された混合米を、回転する回転選別筒１０の壺穴１０
ａが掬い上げることによって、一部の玄米を玄米受樋１
１で受けることができるとともに１．二の受けた玄米を
搬送体２８が籾摺装置Ａ側に搬送できるものであり、ま
た、回転選別筒１０の排出部に流動して来た籾米は、翼
１６によって案内樋Ｂの始端部へ汲み上げられるもので
あるから、特別な駆動装置を必要とせず、構成を簡単な
ものにできる。しかも、該案内樋Ｂの始端部を搬送体２
８の終端部の上方に位置させているものであるから、機
体幅をコンパクトに構成できると共に、搬送体２８を長
く形成できるので、玄米の搬送性能の向上も可能である
。

また、回転選別筒］０での選別状態が安定しない場合に
、切換弁２０を切り換えて穀粒が摺落米受樋４へ流れる
ようにすると、回転選別筒１０で＝３− の選別後の穀粒を籾摺装置Ａからの摺落米に合流させて
、回転選別筒１０で再度選別する機会を与えることによ
り、籾摺装置Ａでの玄米の肌擦れによる穀粒の損傷を防
止することができるものであり、また、切換弁２０を切
り換えて穀粒が籾摺装置Ａへ流れるようにすると、回転
選別筒１０から排出された穀粒は籾摺装置Ａで脱ぷされ
るようになり、回転選別筒１ｏから排出された穀粒が摺
落米受樋４と回転選別筒１０との間を循環することがな
くなって、選別作業間際の残留穀粒の処理を迅速にする
ことができるものである。

［実施例］以下、この発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説
明すると、１，１は、籾摺装置Ａを構成する一対の脱ぷ
ロールで、供給漏斗２の下方に配設され、その下には選
別風路３をへだてて摺落米受樋４が設けられている。５
は、第一選別装置で、内面に多数の壷穴６ａ、６ａ、・
・・を備えて横架された回転選別筒６と、この回転選別
筒６内に上方が開放されて設けられた混合米受樋７とを
備え、前記の摺落米受樋４の一側端部に設けられた揚穀
用８の揚穀筒８ａが、回転選別筒６の供給側端部に摺落
米を供給するように構成されている。

９は、第二選別装置で、内面に多数の壷穴１０ａ、１０
ａ、・・・を備え、且つ、回転選別筒６の下方に於いて
横架された回転選別筒１０と、この回転選別筒１０内に
おいて上方が開放されている玄米受樋１１とからなり、
混合米受樋７の排出筒１２から混合米が回転選別筒１０
内に供給されるように構成されている。

そして、該玄米受樋１１内には、玄米受樋１１によって
受けられた玄米を、前記籾摺装置Ａ側に向けて搬送する
搬送体２８（実施例では、回転可能に設けたオーガ）を
設けている。そして、該搬送体２８及び玄米受樋１１の
終端部は、玄米落下路２４を介して前記選別風路３の下
方に設けた玄米排出樋２５に連通構成している。２９は
、玄米排出樋２５内に内に設けた玄米排出ラセン、２６
は、玄米排出ラセン２９で搬送されてきた玄米を排出す
る玄米排出胴である。

また、回転選別筒６の排出側には、籾米を受ける受口１
３があって、これで受けられた籾米は、供給路１４を経
て脱ぷロール１，１に供給されるように構成さ九、回転
選別筒」−０の排出端にはこれよりも大径の汲上げ円筒
１５が構成されていて、その汲」ユげ円筒１５の内面に
は、翼１６，１６゜・・・が設けられ、この汲上げ円筒
１５の内部に、案内樋Ｂを設けている。そして、この案
内樋Ｂは、上端部側に混合米受口］７を形成すると共に
、終端側を機体側面視において前記搬送体２８の終端部
り方に位置させて、汲み」―げられた穀粒を前記脱ぷロ
ール１，１側に案内可能な構成としている。

そして、該混合米受口１７には、脱ぷロール１゜１上に
向かう第１流路１８と摺落米受樋４に向かう第２流路１
９とが連なり、その分岐部には、混合米を第１流路１８
に流したり、第２流路］−９に流したりする切換弁２０
が設けられている。

なお、図中、２１は排塵唐箕、２２は２番受樋、２３は
２番搬送ラセン、３０は摺落米受樋４内に設けられてい
て、摺落米及び第２流路１９から流れてきた穀粒を前記
揚穀用８側に搬送する摺落米ラセンである。また、３１
は、回転選別筒６の壷穴６ａ、６ａｒ・・・で掬い上げ
られて、混合米受樋７で受けられた混合米を、前記排出
筒」２側に搬送する混合米ラセンである。

上記のように構成された籾摺機は、供給漏斗２内に供給
した籾米が、落下して脱ぷロール１，１の回転で約８０
％程度が籾殻をむかれて、下方の選別風路３に流下し、
この選別風路３内で籾殻が排塵唐箕２１内に吸い取られ
、摺落米となって摺落米受樋４に達し、摺落米ラセン３
０で揚穀用８内に送られ、揚穀筒８ａを通して第１選別
装置５の回転選別筒６の供給側端部に供給される。

すると、この回転選別筒６の回転で、壷穴６ａ。

６ａ、・・・内に入り込んだ籾米と玄米とが汲み上げら
れ、主として玄米が若干の籾米とともに混合米受樋７内
に上方から落下し、混合米受樋７内に受けられた穀粒の
玄米比率は、先の約８０％から玄米比率が高まって、９
５％近くになる。このようにして玄米を抜き取られてほ
ぼ籾米のみとなったものは、回転選別筒６の排出側端部
から落下して、受口１３で受けられ、供給路１４を経て
脱ぷロール１，１へ供給され、供給漏斗２からの籾米と
共に脱ぷされる。

また、混合米受樋７で受は止められた玄米比率が向上し
た混合米は、混合米ラセン３１で排出筒］−２に導かれ
、これから第二選別装置９の回転選別筒１０の供給側端
部に供給される。すると、この回転選別筒１０の回転で
壺穴１０ａ、１０ａ。

・・・が玄米のみを高く汲み上げて玄米受樋１１内に落
下させ、多量の玄米をこのようにして抜き取られて玄米
比率が低下した混合米が、回転選別筒１０の排出側から
汲み上げ円筒１５内に流入し、翼１６．１６．・・で汲
み上げられ、混合米受口１７内に落下し、連続運転中に
あっては、切換弁２０で第２流路１９内を流されて、摺
落米受樋４に向い、脱ぷロール１，１から落下した摺落
米と合流して、第１選別装置５に供給され、上記の処理
行程を繰り返す。

なお、作業の終わりになって、供給漏斗２から一８＝籾米を脱ぷロール１，１に供給しなくなったときには、
切換弁２０でその混合米を第１流路１８を通して脱ぷロ
ールコ−２１に供給する。すると、回転選別筒６から排
出された籾米と回転選別筒１０から排出された混合米と
が脱ぷロール１，１で脱ぷされるようになり、混合米が
第一選別装置５゜第二選別装置９及び摺落米受樋４の間
のみを循環することがなくなって、脱ぶロール１，１を
通過することになり、脱ぷ作用を早めることができる。

また、前記玄米受樋１１で受けられた玄米は、搬送体２
８によって籾摺装置Ａ側に向けて搬送され、そして、搬
送終端から玄米落下路２４を介して摺落米受樋４の近傍
に配設されている玄米排出樋２５に案内される。そして
、案内樋Ｂの終端部を機体側面視において搬送体２８の
搬送終端部よりも上方に位置させているものであるから
、機体の左右幅をコンパクトに構成できると共に、搬送
体２８を籾摺装置Ａ側に長く構成できるので玄米の搬送
性能の向上を図れる。さらに、連続運転中は切換弁２０
の自動或いは手動の操作で第二選別装置９から排出され
た混合米を摺落米に合流させて、脱ぷロール１，１−に
混合米中の玄米を通さないで、はだずれのない処理を行
い、作業終了時には、その混合米を脱ぷロール１，１に
供給して早く処理を終え、加えて残留米を少なくする特
徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を施した籾摺機の切断側面図、第２
図は、その一部の切断正面図である。符号の説明Ａ　籾摺装置　　　　　　Ｂ　案内樋１　脱ぷロール　　　　　２　供給漏斗３　選別風路　
　　　　　４　摺落米受樋５　第一選別装置　　　　６
　回転選別筒６ａ　壷穴　　　　　　　７　混合米受樋
８　揚穀用　　　　　　　８ａ　揚穀筒９　第二選別装
置　　　１０　回転選別筒１０ａ　　壷穴　　　　　　
１１　玄米受樋］−２排出筒　　　　　　１３　受口１４　供給路　　　　　　１５　汲上げ円筒１６　翼　
　　　　　　　１７　混合米受口１８　第１流路　　　
　　１９　第２流路２０　切換弁　　　　　　２１　排
塵唐箕２２２番受樋　　　　　２３２番搬送ラセン２４
　玄米落下路　　　　２５　玄米排出樋２６　玄米排出
胴　　　　２８　搬送体２９　玄米排出ラセン　　３０
　摺落米ラセン３１　混合米ラセン

Claims

【特許請求の範囲】

籾摺装置Ａと、排出部が籾摺装置Ａ側に位置していて、
内周面に多数の壺穴１０ａの構成されている回転選別筒
１０とを備えた籾摺機であって、回転選別筒１０内に、
回転選別筒１０の供給側から排出側へ至る間に前記壷穴
１０ａで掬い上げられて玄米受樋１１で受けられた玄米
を前記籾摺装置Ａ側に搬送する搬送体２８を受け、回転
選別筒１０の排出側の籾米を籾摺装置Ａ側へ還元するこ
とのできる案内樋Ｂの始端側を機体側面視において前記
搬送体２８の終端部上方に位置させて、回転選別筒１０
の排出側に設けた翼１６で汲み上げられた籾米を案内樋
Ｂの始端部へ汲み上げ可能に構成し、案内樋Ｂには籾摺
装置Ａに流れる状態としたり、あるいは、籾摺装置Ａか
らの摺落米を受ける摺落米受樋４へ流れる状態とに切り
換えることのできる切換弁２０を設けてなる籾摺機の残
留穀粒処理装置。